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2023年08月26日
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テーマ: ニュース(96853)
カテゴリ: ニュース
この度、日本の人権状況を調査するために来日した「国連ビジネスと人権作業部会」が予定の行動を終了し、記者会見を開いたことについて、文芸評論家の斎藤美奈子氏は9日の東京新聞コラムに、次のように書いている;




ジャニーズ事務所の性加害問題については「同社のタレント数百人が性的搾取と虐待に巻き込まれるという、深く憂慮すべき疑惑が明らかになった」と明言。 これは予想以上に踏み込んだ見解だったといえるだろう。

 とはいえ、彼らの訪日調査の目的はジャニーズ問題だけだったわけではない。4日に発表された声明を読むと、会談の相手は、政府、省庁、自治体の関係者から大手企業や大手銀行、民間団体、人権活動家、ジャーナリスト、労働者まで、驚くほど多岐にわたる。

 その上で、彼らが「リスクにさらされている集団」としてあげたのは、 女性、LGBTQ+、障害者、先住民族、被差別部落、労働組合。また福島第一原発事故の被災者や原発労働者、技能実習生、朝鮮人・中国人差別 への言及もあり、日本がいかに人権後進国だったかを思い知らされる。

 リスクにさらされた集団に対する不平等と差別の構造を完全に解体することが緊急に必要です。日本に独立したNHRI(国家人権機関)の設置を求めます。-これが声明の結語である。ボールは日本政府に向かって投げられたのだ。ジャニーズ問題は重要だけど、それだけで済むと思わないでね。
(文芸評論家)


2023年8月9日 東京新聞朝刊 11版 21ページ 「本音のコラム-ジャニーズ以外も」から引用

 ジャニーズ事務所は発足から今日までに何百人の芸能人を雇用して芸能界を支配する大企業にのし上がったのか知らないが、数週間前に来日した「国連ビジネスと人権作業部会」のメンバー2名が、少し調査しただけでも「ジャニー喜多川の性暴力の被害にあった青少年は数百人いる」という事実が確認された。ジャニー喜多川が存命中に彼の性暴力事件を報道した「週刊文春」は、名誉毀損で訴えられても、裁判所は「(文春の報道内容は事実だから)名誉毀損とは認められない」との判決を出して、ジャニー喜多川の性暴力は「実際にあったことだ」と裁判所が認定しても、日本では新聞もテレビもそのことを問題として取り上げることなく、やり過ごしてきたことが問題です。社会の自浄作用をリードするべきメディアが、このような状態であれば、後は政府が公権力によって必要な法整備を実施して行くほかないというのが、現在の日本の実情というわけです。





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最終更新日  2023年08月26日 01時00分07秒


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