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2023年12月27日
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テーマ: ニュース(96533)
カテゴリ: ニュース
安倍政権が国会審議を途中で打ち切り、強行採決で成立させた憲法違反の特定秘密保護法が施行されてから10年になる12月6日の東京新聞は、平和主義のはずの日本が「戦える国」へ変質している事態を、次のように報道している;





◆「専守防衛」形骸化の出発点

 特定秘密保護法の成立から10年、「戦える国」に向けた政策転換が相次いだ。
(小椋由紀子)


第2次安倍政権は2013年12月4日、首相や一部の閣僚だけで重要な外交・安保政策を決められる「国家安全保障会議(NSC)」を発足させた。 その2日後、米国と共有する防衛機密などの漏えいを防ぐことを目的とした特定秘密保護法が自民、公明の与党の賛成で成立。政権中枢に権限と機密情報を集中させた。

14年4月、武器輸出三原則を見直し、禁輸政策を転換。武器の輸出や他国との共同開発を事実上解禁する防衛装備移転三原則を閣議決定した。 同年7月には、歴代政権の憲法解釈を変更し、他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を閣議決定。集団的自衛権行使や米軍支援拡大などを可能とするための安全保障関連法は15年9月に成立した。

17年6月には、犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を含んだ改正組織犯罪処罰法も成立した。 運用によっては、政府に批判的な団体への圧力になるとの懸念もある。

 岸田政権も安倍政権の路線を引き継ぐ。22年12月に閣議決定で改定した安保関連3文書には敵基地攻撃能力(反撃能力ビの保有を明記。憲法9条に基づく「専守防衛」を形骸化させるとの指摘は根強い。現在は自民、公明両党で武器輸出ルールの緩和に向けた協議が続いている。

 第2次安倍政権以降、日米の軍事的な一体化と情報管理の強化が進んだ。国民の権利侵害や憲法違反の懸念が拭えないまま、戦争ができる国づくりに向けて、政府の意思決定と政策遂行の密室性は高まっている。


【用語解説・特定秘密保護法】

防衛、外交、スパイ防止、テロ防止の4分野で、国の安全保障に関連した政策や自衛隊の活動などに必要で秘匿性が高いと判断された情報を特定秘密に指定し、流出しないようにするための法律。2014年12月施行。公務員らが外部に漏らした場合、最高で懲役10年が科される。指定の有効期間は原則最大30年で、内閣の承認があれば延長できる。


2023年12月6日 東京新聞朝刊 12版 1&2ページ 「秘密保護法10年-『戦える国』へ変質続く」から引用

 自民党政権が武器輸出三原則を決めたのは60年代であり、そのころ野党第一党は日本社会党だった。当時も社会党はなかなか政権を取るところまではいかず「万年野党」と揶揄される存在であったが、しかし現在の立件民主党に比べれば、はるかに強力な存在感を示しており、優れた調査能力を駆使して与党議員の不正を暴くというようなことが度々起きるので、「爆弾男」という異名で呼ばれる名物議員もいるような状況だったので、さしもの自民党も「武器輸出三原則」という憲法の精神に則った「方針」を打ち出さざるを得なかったわけです。しかし、その後、右翼と財界に指導された自民党は、国鉄民営化をはじめとする公共事業の民営化を武器に労働組合の弱体化を進めると、社会党議員はどんどん落選し、今では参議院にただ一議席を占めるだけの存在となっています。こうなると、安倍政権のように、憲法などはどうでもよくて、裏金はつくるし武器は輸出するし、専守防衛だったはずの自衛隊も米軍の指揮命令の下、世界のどこへでも出かける事態になってしまいました。このような憲法違反の政治を、なぜ国民は黙って許しておくのか、不思議です。





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最終更新日  2023年12月27日 01時00分08秒
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