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2024年01月12日
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テーマ: ニュース(96860)
カテゴリ: ニュース
政府の政策を批判する内容の発言をする学者を学術会議会員に任命しないという「憲法違反」の行為を批判された政府は、なんとか学者の組織を政府の意向に沿った言動をする組織に改変したくて、政府寄りの考えを持った「有識者」を集めて、日本学術会議を「法人化」する「案」を出させたのであるが、このような日本政府の学問の自由を侵害する振る舞いを現代教育行政研究会代表の前川喜平氏は、12月24日の東京新聞コラムで、次のように批判している;


「政府の方針と一致しない見解」を政府に助言するには「政府の機関であることは矛盾」だというが、検察は言うに及ばず政府機関が政府と異なる見解を持つことはいくらでもある。 国の機関では「財源面でも限界」があるというが、求めているのは「対価を徴収して審議依頼に応じる」ことだ。コンサルで稼ぐことは学術会議の仕事ではない。

 法人化は一見独立性を高めるように見えるがそこには罠(わな)がある。会員の選考は「独立して自律的に」行うとしつつ「選考に係るルールの策定や方針の検討に外部の目を入れる」。新法人の最初の会員選考は「出発点にふさわしい特別な方法」による。「ガバナンスの改革」のため、法人の活動・運営を外部有識者が評価・検証する「評価委員会」を設ける。 「外部の目」「特別な方法」「外部有識者」を通じて政権が介入する方法か埋め込まれているのだ。

 報告はステークホルダーとしての「国民及び社会」に何度も言及するが、その本音は「政権及び財界」だ。結局この法人化案は、学術会議を政権と財界の支配下に置こうとしているのだ。その最終的な目的は大学における軍事研究に道を開くことに違いない。
(現代教育行政研究会代表)


2023年12月24日 東京新聞朝刊 11版 21ページ 「本音のコラム-学術会議法人化案の罠」から引用

 政府にとって都合の悪い発言をする学者を排除しようとして世間の批判を浴びた政府は、学術会議を法人化して第三者委員会を付属させて、その第三者委員会に政府のイエスマンを忍び込ませようという魂胆のようであるが、これはかつてNHKを「政府批判を控える放送局」にするために取った手法であり、分かる人には政府の狙いは手に取るように分かるのだ。政府がそれほどまでに軍事研究を望むのであれば、防衛大学に勤務する学者の給料を他大学の倍にして誰もが防衛大学で研究活動をしたいという「環境」を整備して、それで優秀な人材を集めて政府が希望する研究にまい進させればいいのであって、いきなり日本中の大学全てに軍事研究を押し付けようというのは、あまりにもやり方がずぼらで、そんなやり方では有意義な結果は得られないと思います。





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最終更新日  2024年01月12日 01時00分07秒


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