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2024年03月31日
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テーマ: ニュース(96859)
カテゴリ: ニュース
極右レイシスト集団にそそのかされて追悼碑を破壊した群馬県知事・山本一太の暴挙について、法政大学教授の中沢けい氏は14日の朝日新聞に、次のように書いている;




 そういう場所にあった追悼碑の強制撤去は、県の行政権の濫用(らんよう)だと思います。裁判所の判断は、設置期間を更新しなかったのは違法ではない、ということ。碑をなくせとは言っていません。 こういう場合、話し合って良い代替案を探ろうとするのが健全な発想でしょう。 でも山本一太知事は、撤去ありきで突き進んだように見えます。

 背景には、極端な主張をする保守系団体が、自治体や地方議会などに、しつように働きかけをしてきた現状があります。

 「碑の前で行われた式典で、強制連行という発言があったのは政治的だ」と、県に苦情が寄せられたのは2012年。碑を管理する市民団体は不適切だったと認め、その後、慎重に対応してきました。街宣などで騒ぎ、県民に不安を与えたのは苦情を寄せた側です。

目的は、市民運動や住民運動を攻撃することでしょう。 暴力的な言葉を浴びれば恐怖を感じる。歴史をどう考えるか、根拠を示して丁寧に説明しても、聞く耳を持たないから徒労感だけが募る。そうした圧力により、考え、行動する市民をあきらめさせようとする。 非道なやり方です。

 県は高額な碑の撤去費用を市民団体に請求する方針です。これも運動へのダメージになります。意図したかどうかは分かりませんが、今回の山本知事の判断は、市民運動を弱体化させる方向と合致しています。

そもそも、公園で政治的な発言を禁じること自体がおかしいと私は考えます。 公共のスペースは、公共の問題をみんなで考え、議論するためにあるはず。公園は自由にものを言える場であるべきです。

 追悼碑の設計者は、生まれる前に父を戦争で亡くし、長く平和運動に取り組んできた人だそうです。何度も訪韓し、遺族の話や資料と向き合い、設計をしたと聞きます。建設に協力した人も大勢います。 県が壊したのは碑の台座だけではありません。心寄せた人々の思いと誠意を打ち砕いた。その罪深さを知るべきです。
(聞き手・山口宏子)

     *

<なかざわ・けい> 1959年生まれ。法政大学教授。著書に「楽隊のうさぎ」など。差別が背景にある出来事の痕跡を訪ね、記録している。


2024年3月14日 朝日新聞朝刊 13版 15ページ 「耕論・群馬の森で壊されたもの-市民に圧力、思いも砕いた」から引用

 この記事で中沢氏は、山元知事をそそのかしたのは「極端な主張をする保守系団体」であると、オブラートで包んだような当たり障りのない表現をしているが、それは名前こそ「そよ風」などと普通を装っていながら、その内実は卑劣な民族差別に基づいた、外国籍市民を誹謗中傷する言説をまき散らしている団体で、9月1日に関東各地で地元住民が開催する「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼集会」に押しかけては妨害活動やいやがらせをしている札付きのレイシスト団体である。県知事ともあろう者が、そのような反社会的団体の言動の尻馬にのって市民の活動を弾圧するなど、民主主義社会にあってはならない事態であるということを、群馬県の有権者はよく考えて、次の選挙では是非とも山本一太を落選させるべきです。この記事にも書いてあるとおり、公共の場である公園で政治的な発言を禁止するなど、あって良いわけがありません。公園であろうと学校であろうと、日本で暮らす市民には「言論表現の自由」が憲法の保障するところであるということを、改めて認識し直すべきだと思います。





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最終更新日  2024年03月31日 01時00分07秒


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