2015/02/14
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2015.02.14


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  「尊敬される日本人」は最高!  
NewsWeek;Voices , コリン・ジョイス

 今週発売されるニューズウィーク日本版のカバー特集は「世界が尊敬する日本人」。今回で5回目となるこの特集を担当することを、僕はいつも楽しんできた。

 今日はこの特集について触れてみたいと思う。 なにしろこれほどやりがいがあって、興味深い仕事はめったにない。この特集が魅力的なのは、実にバラエティに富んだ人生を垣間見ることができるという点だ。 多くの素晴らしいプロフィールを執筆したのは同僚の記者だが、僕の記憶に残ってるのはもちろん自分が取材した人たちだ。

 たとえば、シカゴのウィルソン・スポーティング・グッズ社で大リーグ選手のグローブを作っている麻生茂明。 野球についてほとんど知らない僕にとっては、すべてが新しい発見だった。 第1回で取り上げたのは「Monkey」。 子供の頃、エネルギッシュで、小生意気な猿(孫悟空)に夢中になったことを書いた。 BBCで毎週金曜日の夜に、日本のテレビドラマ『西遊記』の英語吹き替え版が放映されていたのだ。 9歳の僕にとっては、1週間のハイライトだった。

 2人の活動家、田村佳子と笹本妙子を紹介したときは、誇らしい気分になったものだ。 彼女たちは第2次大戦中に日本で収容され、亡くなった捕虜たちの足跡を長年かけて辛抱強く調べ上げた。そうして完成したデータベースは、遺族たち――自分の父親を知らない娘や息子たち――の慰めとなった。その功績を称え、07年にエリザベス女王が2人に勲章を授与している。

AMRosario
■ブルックリン植物園の日本庭園に救われた
 最新版で取材したのは、まったく異なる3人だ。ニューヨークにすむ女性イラストレーター、貧しい移民を助けるワシントンの元銀行マン、60年以上前に亡くなった造園師。人々の大胆な行動力には、いつもながら驚かされる。

 清水裕子は30歳のときに大きな決断をする。 経験がなかったにもかかわらず、イラストレーターになるために大手商社を辞めた。 その決断は大いに実を結んだ。 枋迫篤昌(とちさこあつまさ)は銀行で手に入れた地位を捨てた。貧しい人たちのための金融サービスという30年来の夢を実現しなければ絶対に後悔すると思ったと、彼は強調した。

 3人目の塩田武雄には、僕の個人的な思い入れが混じっている。 僕は以前、ブルックリン植物園の近くに住んでいた。 当時悩みを抱えていて、植物園の中の日本庭園によく足を運んだものだ。 その美しさに心の平穏を取り戻すことができた。 この日本庭園を設計した塩田武雄の人生について知ると、僕の悩みなどちっぽけに思えた。

 塩田は第2次大戦中に日系人収容所に収容され、1943年に亡くなった(収容所で亡くなったとされているが、病院で亡くなった可能性もある)。 ブルックリン植物園の日本庭園は、高まる反日感情のあおりで破壊され、数年間の閉鎖を余儀なくされた。冒険に満ちた人生にしては、寂しい最期といえる。

独学で造園を学んだ塩田が日本で評価されることはなかったが、東海岸各地で日本庭園を設計した。 強固な意志の持ち主で、アメリカ的な大言壮語も得意だったようだ。 「私の最大の野望は、世界で最高に美しい庭を作ることだ」と、1915年に書いている。 同年に彼はブルックリン植物園を完成させている。 同植物園は、アメリカで一般に公開された最初の日本庭園となった。

 塩田の野望が叶ったとは言うまい。 でも、騒々しいニューヨークの街並みから抜けて彼が作った空間に足を踏み入れると、彼が書いたことが理解できるような気がする。 「文明の雑音から逃れるためには、シンプルな田舎暮らしをして、きれいな空気を吸うこと。そうすれば人生を浄化できる」ということだ。

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古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 何時しか眠り、愛犬が起こす
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Last updated  2015/02/14 07:19:05 AM
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