2016/03/28
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≪【 虎子/ココの誇顧/ココ ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆】= 03月28日 =≫

 トランプと習近平が築く「高い壁」 


二国の壁ー1

 昨日ベルギーの首都ブリュッセルで発生し、世界を震え上がらせた連続爆破事件はすでにISISが犯行声明を出した。 今年1月、アメリカ大統領選の共和党指名レース候補者ドナルド・トランプは貧困地区がテロリストの温床となっているブリュッセルが「地獄のような場所」だと批判した。 彼の批判はベルギーメディアに嘲笑されたが、その懸念は2カ月後に現実になった。

 華人にとって、トランプは複雑なビジネスマンだ。 私の華人の友達の中には彼の保守派の立場が好きな人もいれば、極端な言論を毛嫌いする人もいる。 耐えがたいのは強権好きな傾向だ。 メディアの指摘によれば、彼は90年代に天安門事件について取材を受けた時、中国政府が強圧的に「騒乱」を鎮圧し安定を守った、という認識を変えなかった。 それに比べてアメリカ政府は弱々しすぎる、と彼の目には映ったようだ。

 華人の弱々しい抗議の声は、アメリカ自身が直面する問題の複雑さゆえ、すぐにかき消された。 アメリカ人が関心を持つのは、トランプが自分たちの何を変えてくれるか、という点だ。 トランプいわく、WTOの規定を守らない中国のせいで、米中貿易のメリットを上回るアメリカ人の大量の雇用喪失というデメ リットが生まれている――。

二国の壁ー2

 またアメリカはヨーロッパと日本などの地域に駐留軍を派遣して世界の警官役を担ってきたが、ヨーロッパがこれを決してありがたく思わず、沖縄の 人々の反対の声も大きいことにアメリカ国民は不満を感じている。 若い兵士の生命に犠牲にして、大量のカネを浪費して、得られるものは何なのか、と。

 アメリカで新たな孤立主義が台頭し始めたのには理由がある。 もしトランプが本当に大統領に当選して選挙公約を実現したら、アメリカは自国の高い壁の中に引きこもることになるだろう。 世界の警察官としてのアメリカがいなくなり、ヨーロッパと極東の防衛が放棄されたら、ISISや中国共産党、ロシア、北朝鮮のような危険な政権に脅される国に自分たちを守るすべはあるのだろうか。

 中国はかなり前からネット上に高い壁を築き、国民が世界と自国の真相を知ることを妨害してきた。 景気後退が深刻化するにつれ、中国で数年内に社会危機が起きる可能性が徐々に大きくなっているが、習近平政権はそれを見越してドル流出と、公務員の海外旅行の自由を制限。 増えるばかりのデモと抗議活動に 対応するため、弁護士とNGO組織、政府と意見の異なる人々への前例のない弾圧を続けている。

二国の壁ー3

また 経済の難局を切り抜け、崩壊寸前の中国をコントロールするため、習近平は計画経済への回帰を選択しようとしている。 未来の中国は北朝鮮のような閉鎖的な国家になるかもしれない。 一方、アメリカではメディアこそ 激しいトランプ批判を繰り広げているが、ISISのヨーロッパでのテロが続くに連れ、トランプの孤立主義政策を支持する有権者が増えている。

 2つの目的の異なる高い壁が2つの国家の果てしなく長い国境線に築かれようとしている。 1つは国民の行動の自由を妨げるものだ。 習近平は中国の人 権問題を非難する人に対して、堂々とこう語っている。

「これは我が国の内政問題だ。 あなた方には関係ない!」。 もう1つの壁は人々が自由にアメリカに入る ことを拒否するものだ。 トランプは世界に向かってこう語った。 「それはあなた方の問題だ。われわれには関係ない!」

 この2つの壁はそれぞれの国家の未来だけでなく、日本の未来に影響しかねない。

二国の壁ー4

古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2016/03/28 06:08:09 AMコメント(0) | コメントを書く


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