2016/08/02
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【虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 08月02日 】

不安なイギリスを導く似て非なる女性リーダー 

=NewsWeek、2016年7月28日(木)、エライザ・フィルビー(ロンドン大学キングズ・カレッジ歴史学講師)
テリーザ・メアリー・メイ(英国, 1956年10月1日- )は、英国首相(第76代)、保守党党首(第27代)。 自分の考えを表に出さず、政治家同士で馴れ合うことを良しとしないため、「氷の女王(the Ice Queen)」と呼ばれる。 しゃれた靴や派手なファッションを好むことから、「ファッション番長」とあだ名される。

1975年、保守党右派の大物キース・ジョセフが党首選で、当時の党首エドワード・ヒースへの挑戦を断念した。そのとき党内右派の盟友だったマーガレット・サッチャーは、出馬を決意した。 「私たちの陣営から誰かが出なければならない。あなたが出ないなら、私が出る」

 その後、サッチャーはイギリス初の女性首相となる。 第二次大戦後のイギリスで、最も存在感のあった首相かもしれない。

 そして今、テリーザ・メイがイギリスで2人目の女性首相となった。 性差別的と言われても、やはり両者を比べたくなる。

 今もイギリス政治では階級がものをいう。サッチャーとメイはグラマースクール(名門公立校)の出身だ。 私立エリート校出身者が牛耳る保守党では、いわば挑戦者。共に「中流の星」であり、選挙のカギを握る中流の価値観を体現する存在だ。

【参考記事】女性政治家を阻む「ガラスの天井」は危機下にもろくなる;
http://www.newsweekjapan.jp/joyce/2016/07/post-112.php

 2人とも内閣の要職を務め、決断力と不屈の精神を証明した。 サッチャーは教育科学相として名を上げたが、学校での牛乳無償配給を廃止したため大衆紙に「ミルク泥棒」とそしられた。

  メイは内相を6年間務めた。移民管理やテロ対策などを担当する難しいポストである。

  メイの性格はトレードマークのハイヒールにちなんで 「digging her heels in(一度決めたら譲らない)」と表現され、サッチャーのハンドバッグをもじった「handbagging(猛烈に攻撃する)」と同じくらい知られるよう になった。

 サッチャーは仲間をつくるタイプだったが、メイには一匹狼のようなところがある。 政界特有のドロドロした部分には近寄らず、議会で内輪のグループをつくることもない。

 サッチャーとメイはどちらも改革者として世に出た。 保守党がケインズ派の経済政策にしがみついているときに、サッチャーは新自由主義経済を提唱した。

 一方、メイはサッチャーの遺産のマイナス面にいち早く気付き、「感じの悪い党」というイメージを払拭するために「思いやりのある保守主義」を取るべきと訴えた。 そのため、保守党に女性議員を増やす努力もした。

昔ながらの穏健な保守派
 メイは「縁故資本主義」と闘うことと、少数の特権階級より国民全体のためになる政策の実行を約束している点で、サッチャーとは違う。
 しかしサッチャーも就任当時、国と大企業の独占に対抗し、国民の利益を守ることを約束していた。

 ただし、2016年のイギリスは1975年とは違う。メイは、EU離脱の国民投票で見えたグローバル化の勝者と敗者の分断に緊急に対処すべきだと認識している。

 サッチャーは首相就任時に声が高いことをからかわれた。 メイの首相就任時には大衆紙の1面に、彼女の細いハイヒールが保守党内のライバルを踏みつぶすコラージュが載った。


【参考記事】ブレグジット後も、イギリスは核で大国の地位を守る:
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/07/eu-35.php

 イギリスは不安な時代に強い女性に頼る傾向がある。エリザベス1世もビクトリア女王も、エリザベス2世もサッチャーも、大変な時代にトップに立った。 メイはライバルたちと違って国民の空気を完璧に読み取り、深刻な不和が表面化したこの時代に調和をもたらすと誓った。

 今のイギリスは、エリートとマッチョな男性政治家に引き裂かれている。 多くの点で昔ながらの穏健な保守派であるメイは、この時期にぴったりの女性リーダーかもしれない。



古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2016/08/02 05:47:03 AMコメント(0) | コメントを書く


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