2018/05/21
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「不穏分子」を毎日訪問、中国・新疆ウイグル自治区でさらなる弾圧(2/2)
=AFP_Report (ニュースを深く知る)  2018年5月15日 発信地:カラカシュ/中国


【5月15日 AFP】  ※ 昨日に続き ………共産党は昨年、すでに厳しい宗教と個人の自由に対する制限を、さらに強化する任務を工作組に課した。 これは、何十年にもわたり毛沢東(Mao Zedong)の下で行われた残酷な思想改造を思い起こさせる。

 阿克切坎勒村の工作組は、新疆兵団廣播電視大学(BBTU)から派遣された。 このような工作組が多数地方に送り込まれ、膨大な数の人々を刑務所や秘密の再教育収容所に送るのを手伝い、家族を壊し、村をも破壊した。
 BBTUの工作組は2017年初めに村に入った。 まずは村人が春節を祝うための赤いちょうちんを村中に吊るすのを手伝い、政府が約束する職業訓練の実施、クリーンな政府の実現と安全な水の供給を後押しした。

 しかしその後の活動の焦点は、反対意見の兆しがないか村人に問い詰めることに移っていった。 BBTUの広報部門はソーシャルメディアの公式アカウントで、「工作組の士気は高い。 我々は阿克切坎勒村の背後関係を洗い出し、膿を出し切ることができる」と、工作組の裏の仕事を、珍しくおおっぴらに褒めたたえている。

 AFPは、BBTUと新疆ウイグル自治区当局に対し工作組のプログラムについてコメントを求めたが、回答は得られなかった。 だが、何百もの国営メディアの記事、政府文書、公的機関によるソーシャルメディアへの投稿で、工作組の手段とその破滅的な影響がはっきりと浮かび上がってくる。

■「不穏分子」を毎日訪問
 阿克切坎勒村は、新疆ウイグル自治区のカラカシュ(Karakax)県にある。 同自治区の中でもウイグル族が多数派を占め、地球上で最も厳重な警備が敷かれるようになった場所の一つだ。 
   2009年に新疆ウイグル自治区の区都ウルムチ(Urumqi)で暴動が起こって以来、ウイグル人は国中で発生し多数の死者を出した大量殺傷事件や爆破事件に結び付けられている。 秩序不安と政府との衝突で何百人以上も殺されている。

 その結果行われた弾圧は、国際社会に衝撃を与えた。 米国務省は4月、「広い範囲で拘束が行われ、かつてない規模で監視も実施されており」懸念が高まっている、と述べた。 人権保護団体は中国政府の差別的政策が怒りを招き暴力をあおっていると指摘する。 一方、政府はムスリム過激派の責任だとしている。



 2016年12月、3人のウイグル人がカラカシュの県共産党委員会に突入し幹部2人が死亡した。 これをきっかけに政府は弾圧を強めた。 何万人もの追加の治安要員を送り込み、厳しい法律を制定し、強制的再教育に送る人の数を増やした。 同地域では公の場の監視カメラの数が何倍にも増え、工作組は農村で国家の目となり耳となった。

 工作組の素晴らしい取り組みを報じるメディアによると、工作組はインフラを整えるのを手伝い、職業訓練を行い、人々が「党に感謝する」よう勧めている。 だがこの他に、村のすべての家庭を少なくとも週1回は訪問して中に入り、違法行為が行われている証拠がないか探るよう指導されている。

 さらに「重要人物」や「不穏分子」と呼ぶ人物に至っては、毎日訪問する。 ウイグルの司法当局は、過激派に洗脳されやすい人の特徴として、信仰心が厚い人、パスポート所持者、16~45才のすべての男性、読み書きができない人などを挙げている。

 BBTUに派遣された工作組は阿克切坎勒村で、違法な宗教行為に従事したことがある村人、もしくはそのような人物を知っている人は届け出るよう呼び掛けるビラを貼った。 工作組は人物調査書をまとめ、疑わしい人物は監視リストに載せ、毎日情報交換のためのミーティングを行う。

 BBTUは工作組の基準を公表していないが、他の地方政府では職員に、25件の違法行為と75件の過激派の兆候を警戒するよう通告している。 これには、一見無害に見える「禁煙」や「テントを買う」などの行為も含まれている。 地方政府のウェブサイトには、些細な違反でも1~3か月「教育的改造」施設へ収容されると記されている。

 そのような施設への収容は無期限で、適性な手続きも取られていない。 収容者には軍隊風の訓練や、マルクス主義と中国語のクラスの受講など様々な思想改造が科せられる。 BBTUの工作組は、6月までに情報提供者の助けを得て100近い「手掛かり」を収集したと述べている。 工作組は当局に支援を求め、当局は容疑者を拘束し、「違法な宗教活動に長期的に携わっている集団を暴いた」という。



■「家に残されたのは年寄り、弱い女性や子どもだけ」
 再教育収容所は、阿克切坎勒村から車で少しの距離にあり、有刺鉄線が張り巡らされた塀で囲まれている。 厳重な警備が敷かれている入り口付近で家族がひしめき合っている姿が、平日にも見られる。

 拘束される人があまりにも増えたため、学校は両親が連れていかれた子どものための支援プログラムを提供している。 また、工作組は残された人々の農作業を手伝っている。 ウイグルの農業当局はいくつかの家庭について、「家に残されたのは年寄り、弱い女性や子どもだけだ」と述べた。

 国営メディアは、家族がいなくなった何万もの家庭に政府が手を差し伸べていると報じている。 工作組の一人は、「誰が家族にこのような事態をもたらしたか、誰に復讐すべきか、誰の親愛の情に感謝を示すべきか、を(家族に工作組が)理解させなければならない」とソーシャルメディアに投稿している。

 だが、地方政府は反発に備えている。 工作組派遣プログラムが怒りを引き起こし、危険な状況になっていると警告するメモが内部で回覧されているのだ。 政府の農業部門のウェブサイトでは、工作組に対する事前注意事項が掲載されている。 襲われた場合の緊急対策を考えること、村人の居住区に決して一人きりではいかないことなどを呼び掛けている。

 だが、BBTUの工作組は阿克切坎勒村の村人の心をつかめると確信している。 昨年7月までに約50人の村人が共産党に入党したと誇らしげに語る。 一方、拘束された村人は117人に上り、その数はすぐに「さらに増加する」とも工作組は述べている。 (c)AFP/Ben Dooley

※  ウイグル族・モンゴル族には親しい彼女や彼、親交を結ぶ友人が多くこの地域に心が痛む。



古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2018/05/21 06:05:02 AM
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