2019/02/11
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【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 02月11日

日韓の国力は、互いを利してこそ強まる =中節=
= NewsWeek_Column_2019年02月06日、 CIAが視る世界 グレン・カール


安倍晋三首相は賢明に努力しているが、今の日本が頼れる相手はいない。折しも中国は、多様性重視の国際体制を事実上2国間で貢ぎ物をするシステムに置き換えようとしている。習近平(シー・チンピン)国家主席は国際的な規範のシステムを認めると言うが、現実の中国は戦後の規範を米欧帝国主義の置き土産として退けている。

こうした新たな国際秩序の下で、安倍を含む日本の愛国主義者・ナショナリストにとっては韓国との関係改善を目指すことこそ分別ある姿勢だ。日韓両国のナショナリストたちが国益を損なわなければ、安倍政権の日本は成功することになる。

しかし概念と現実の間には影が落ちる。ほぼあらゆる政策課題に、感情や偏見、困惑、事実への異なる理解、そして誤謬の雲がかかる。外交において純然たる合理的な存在はあり得ない。正当な目的が相いれない場合もあるだろう。たとえ誠実でも合理性を欠く相手国の主張に対しては、自国の国益を貫くほかないかもしれない。

協力して過去を克服する道を
昨年末の韓国軍駆逐艦から日本の自衛隊機へのレーダー照射に対し、日本の岩屋毅防衛相は適切な対応をしたようだ。日本側は挑発的な行為に抗議。韓国は威嚇する意図はなかったと主張。両国ともこんな事例の再発は避けたいとの願望を表明。岩屋は日本の国益について的確に表明する一方、この事態のせいで韓国を戦略的パートナーにするという目標を諦めるようなことには(今のところ)なっていない。



あのレーダー照射が75年前の意趣返しだとしたら、いら立ちを与えるだけの愚かな行為だ。それでも岩屋は賢明に対応したと思える。韓国に行動を改めさせようとしながら、それぞれの国益にかなう方向を探った。こういう姿勢ならば、敵意をむき出しにするよりも大局的な国益を実現できそうだ。

昨年11月、韓国政府は15年の日韓合意に基づいて元慰安婦の支援事業を行うために設立された「和解・癒やし財団」の解散を発表した。この問題はレーダーの「誤射」よりも厄介だ。韓国の女性家族省は解散の理由として、「財団が被害者の意見を十分に反映していなかった」と述べた。

確かにこの財団は、慰安婦の被害に十分に対応できていなかったかもしれない。だが日本の戦争犯罪を乗り越える責任は、韓国側にもある。日本が第二次大戦での行動に対する責任を受け入れ、部分的にでも償うという姿勢を見せたのに、韓国は突然、極めて無礼なやり方で侮辱した。

韓国政府はもっと賢く、この問題に取り組む日本の努力を認め、そしてどうすれば財団が被害者の意見を「反映する」ことができるか、日本と協力して改善すればよかったのだ。怒りはお粗末な政策しか生まない。
いずれにせよ、韓国との緊密な関係が日本の戦略的利益にとって必要不可欠なものである限り、日本は次の2つの対応をすべきだ。

第1に、日本には韓国の痛みに対処する意思があることを再び断言すること。第2に、日本の取り組みを互いに受け入れられる形にするために日韓で協力しようと韓国に提案すること。この場合、外交で成果を上げるには、常に相手方のプライドと目的を理解し、自らの提案に取り入れる姿勢を持つべきだということを、韓国側が認識する必要もある。

ちなみにアメリカも、国のプライドの問題に関して世論が二分されている点では、日本や韓国と同様だ。国際的な挑発や侮辱への対応に関しても、同じような国内の緊張がある。日本が韓国の過去へのこだわりと怨念に対処し、韓国が日本の傲慢に対処しなければならないのと同様、アメリカも激化する中国の軍事的挑発には慎重に対応しなければならない。



中国の軍用機はアメリカの偵察飛行を妨害するため、米軍機に数メートルのところまで近づいたりする。01年4月には、無謀な中国のパイロットが事件を起こした。中国機とアメリカの偵察機P3が衝突し、中国機は墜落、米軍機は海南島に緊急着陸を強いられた。こうした威嚇のゲームは今日もなお頻繁に発生しており、最近は危険度も一段と増している。

中国の攻撃性と威嚇的な戦術は、空中だけでなく海上でも採用されている。南シナ海の中国軍艦船は、同海域を航行する米海軍および他国の艦船を挑発している。その目的は南シナ海のほぼ全域(そして、当然のことながら海の下の全ての天然資源)に対する中国の主権を認めさせることにある。

アメリカの対応は、最近の韓国のレーダー照射事件における日本の対応と同じだ。抗議し、リスクを減らすための議論を呼び掛け、アメリカの活動を正当化する原則を再確認する。それは「航行の自由」と国連海洋法条約(UNCLOS)、ハーグの常設仲裁裁判所の判決(もちろん中国は受け入れ拒否)だ。そして中国が嫌がる南シナ海での活動を続けることだ。

緊張が高まり過ぎたため、アメリカが一時的に、中国による抗議を招きかねない活動を控えたことはある。だが短い冷却期間の後、アメリカは常に活動を再開してきた。戦争につながりかねない火花は誰にとっても恐ろしいものだ。だがアメリカは衝突を避けながらも原則を守り通している。

内政面では、アメリカ政府はアメリカ先住民に対する迫害を謝罪し、補償を申し出た。第二次大戦中に日本人であるだけで強制収容した日系アメリカ人にも謝罪し、補償を申し出た。政府がアフリカ系アメリカ人に、奴隷制度について謝罪し、賠償を申し出るべきかどうかについては40年も議論が続いている。
アメリカの社会は、プライド、ナショナリズム、そして名誉の問題について、日本と同じくらい分裂している。多くの点で、アメリカの南北戦争もまだ終わったとはいえない。残念なことに、南部と北部の対立はいまだにアメリカ人を分裂させている。


古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2019/02/11 05:50:06 AM
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