2022/04/09
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忘備忘却録 狂貢
◆ 室町幕府の初代~三代の将軍様の木像が、獄門さらし首にされるイタズラが発生(1863年)。別の幕府とは言えども余りにも不敬とのことで、以後こうしたイタズラが起きない様に新撰組が結成される切っ掛けとなる。 ◆ 戦後初の民間航空機という栄誉に与ったもく星号が突如三原山へダイブ(1952年)。米軍の関与も噂されるが検閲により削除。また30年近く後にはタンカーが米軍の潜水艦に当て逃げされて沈没(1981年)。おまけにこちらの結末も以下略。 ◆ イラクの首都バグダートにアメリカ軍が乗り込むが、肝心の親玉が見つからなかったのでよく似ていた銅像を引きずり倒して憂さを晴らす(2003年)。
【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月09日 】
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​ 戦争はいずれ終わるが「道徳的排除」は世界から消えない  =前節=​
= NewsWeek_Column 2022年4月7日(木) アルモーメン・アブドーラ(東海大学国際学部教授)


戦争が終わり、握手を交わすリーダーたち
       帰らぬ人となった息子をただただ待ち続ける婆さん
あの女性も愛しい主人を今も待ち続ける
                  子供たちも勇敢な父さんの帰りが待ち遠しい
                          誰が国を売ったのか知る由もない
                                けれど、その代償を払わされた者は確かにいた(見た)!

これはアラブ現代史においてパレスチナ人で最も偉大な詩人の一人、マフムード・ダルウィーシュが残した言葉である。ロシアのウクライナ侵攻の影響か、アラブ諸国のSNS上で再び注目され話題を呼んでいる。

戦争はいずれ終わりが来る。しかし戦争が終わった後も、残された破壊の爪痕は計り知れないものだ。戦争は人々の暮らしの全てを変えてしまい、命と国を守ることに必死となる。これこそ、戦争の本質である。

『戦争論』とプーチン
テレビ画面越しに逃げ惑うウクライナ市民を見て、戦争の理不尽さを改めて突き付けられる。戦争が勃発すると、それはロシアとウクライナの現在の戦争であれ、過去20年間にアラブ地域で起きた戦争であれ、多くの疑問が私たちの脳裏をよぎる。
戦争の性質とは何か、また、そもそもなぜ戦争が起きるのか? なぜ人々が平和に暮らせないのか? なぜそこまで人間は理不尽な暴力ができるのか? このように説明の付かない疑問や難問が次々と浮かんでくる。不当な暴力を全て説明できるものはありますか?

言語を問わず多くの歴史本を読んでみると、人間が平和に暮らすことは不可能だという率直な印象を抱くことが多い。「戦争とは他の手段をもってする政治の継続である」とプロイセンの軍人だったクラウゼヴィッツは『戦争論』で力説する。これこそ、プーチン大統領の手法を体現している言葉だろう。
プーチン政権になってから、ロシアの戦争経験が増えていったのも事実である。今回のウクライナ侵攻は、1999年にウラジーミル・プーチンが首相に就任して以来、6回目の直接軍事介入だ。これらにはコソボ、ウクライナ(クリミア)、グルジア、チェチェンが含まれ、今も続くシリアへの軍事介入は中東で初めてのものである。



歴史上の戦争の原因または動機を考えると、そのほとんどは権力拡大のための新しい土地の併合か植民地化、あるいは国家の権力、名声、富を脅す行為への屈辱を晴らし復讐したいという願望だ(最も近い例が、現在のウクライナの戦争だ)。しかし、戦争の一番醜い面は、異常な集団アイデンティティーによる分断と憎悪である。

集団アイデンティティーが持つ最も危険な側面の1つは、心理学者が「道徳的排除」と呼ぶものだ。特定のグループに所属するか、そのグループに自分のアイデンティティーを限定することによって自身の考えや精神を定義すると、他のグループとの競争と敵意の感覚が自動的に形成される。
この物事の見方は、人々が「グループ内かグループ外か」に基づいて社会や人々を分類し、簡単に対立につながる精神を生み出すことになる。ウクライナの中でも地方によって、ロシアへの帰属感を持つ親ロシア派と、自国やヨーロッパに帰属感を持つウクライナ人がある今の状況を考えれば、集団アイデンティティーの危険性が見えてくる。

特に問題となるのは、道徳(モラル)のダブルスタンダード(二重規範)による判断だ。これは自分たちが帰属している集団のメンバーにのみ「道徳的基準/モラル・スタンダード」を適用して、同じモラルの規範を他の集団メンバーへ適応せず排除しようとすること。つまり正義や平等、安全、自由などの人権やモラルを自分にだけ当てはめる。今の状況はまさにそうである......つまり、ロシアのウクライナ人への一種の道徳的排除だ。

しかし、ダブルスタンダードによる行動はロシアだけでなく、ヨーロッパやアメリカにも多く見られる。ロシアのウクライナ侵攻を受け入れないとしながら、ロシアのシリア介入を認め、イスラエルによるガザ地区への攻撃も別問題とするなど、国際社会における理不尽なダブルスタンダードの例は後を絶たない。

ここで思い出すのは3年前にアフガニスタンで殺害された中村哲医師の言葉である。彼はさまざまな対立の元は国際社会が強いるいろいろな形のダブルスタンダードだとして、常に非難していた。2001年9月の同時多発テロを受け、アメリカは10月にアフガニスタンに対して空爆を行った。
そのときも中村医師は、超大国アメリカの武力による解決を批判した。アフガニスタンへの自衛隊派遣についても「有害無益」だとして批判的な考えだった。

今の世界の多くの国では、「王様は裸だ」と言えない状況になっている。また、国際社会は偽善であふれている。欧米の人々が言う人権、平等、自由などは偽善にしか見えない。
・・・・・・明日に続く



古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2022/04/09 05:30:06 AM
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