2023/11/05
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★忘備忘却録/きょうの過去帳・
☆ ハワード・カーターが王家の谷で盗掘に専念、その執念とカーナヴォン伯の援助でツタンカーメンの黄金マスクを入手(1922年)。されど、「ツタンカーメンの呪い」に遭う。 ☆ 8年前にJFKに苦杯を飲まされたリチャード・ニクソンが、雪辱を果たす(1968年)。しかし6年目にして任期途中の水門事故でホワイトハウスから去ることになろうとは、誰も予想しなかった。 ☆ 自作の動画・尖閣諸島中国漁船衝突事件によってSENGOKU38がネ申となった日(2010年)。
【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年11月05日 

イスラエル軍もハマス軍事部門も「直面したことがない事態」...
    イスラエル精鋭部隊「サエレット・マトカル」はどう動くのか? =中節=
=NewsWeek_ コラム: 2023年11月2日(木) トム・オコナー、デービッド・ブレナン(いずれも本誌記者)


イスラエル側の犠牲者の大半は民間人とされるが、兵士の犠牲も300人以上で、サエレットの隊員が少なくとも9人は含まれている。隊員を生還させる能力が高いことで知られるこの精鋭部隊で、ここまでの犠牲が出るのは珍しい。

直近の世論調査で自身の支持率が30%を割り込むなか、この歴史的な危機に直面したネタニヤフは野党に呼びかけ、挙国一致の戦時内閣を組むことにした。

その閣僚には、野党党首のベニー・ガンツ、元国防軍参謀総長のガディ・エイゼンコット、現国防相のヨアブ・ガラント、安全保障担当顧問のツァヒ・アネグビ、戦略相のロン・ダーマーと、軍隊経験豊富な5人が含まれる。ネタニヤフの軍事秘書官アビ・ギルも意思決定のサークルに加わっている。

「決定はこのグループ内で下されるだろう」と、11年から13年までネタニヤフの国家安全保障担当顧問を務めたヤーコフ・アミドローは言い、ネタニヤフは議論を強引に推し進めるのではなく、幅広い合意を求めるだろうと考える。

「10月7日の失敗を経た今日の状況では、支持は広ければ広いほどいいということを彼は理解している」
だが、このグループが人質危機を解決するための最善策はサエレット・マトカルの派遣だという決断を下しても、ネタニヤフが前線で指揮を執れるわけではない。

救出を難航させる情報不足
人質奪還の任務は、情報の不足によってより複雑なものとなっている。総面積約365平方キロのガザ地区の人口は約220万人。イスラエル軍の空前の攻撃を受け、地元当局によれば死者は7000人を超えている。

イスラエル国防軍の情報部門にとって、今回の作戦がガザ地区から完全に撤退した05年以降で最大の試練になることは間違いない。


イスラエル軍もハマスの軍事部門も「このような事態に直面したことはない」と、元国防軍情報部パレスチナ問題担当部長のマイケル・ミルシテインは本誌に語った。

「ハマスに関しては人質の全員、もしくは大半がトンネルの中にいると私はみている」と、彼は言う。「ハマスはガザ地区の地下に、非常に強固で複雑なトンネル網を築いている。ハマスの指導者とメンバーの大半は今もそこにいるはずだ」



イスラエルは以前にも、ガザで人質事件の危機に直面したことがある。06年にイスラエル国防軍の兵士ギルアド・シャリットは、越境偵察の途中でパレスチナの戦闘員に拉致された。
救出は行われず、彼は5年以上ガザで拘束された後、1000人以上のパレスチナ人受刑者と引き換えに解放された。

かつてサエレットを指揮したアビタルは、あのとき兵士の救出を試みなかったのは拘束状況の詳細について「われわれに何の手掛かりもなかった」ためで、ハマスやその他の勢力は「情報が外に漏れないように厳しく管理していた」と語る。

では今回、サエレットはどのような結果を出せば「勝利」といえるのだろう? 
アビタルの見立てでは、「人質の過半数」を救出できれば「上出来」だ。

アビタル自身も、サエレットの1人として絶望的な状況で何度も成功を収めてきた。1994年には、その数年前にイスラエル人パイロットが拉致された事件への報復として、レバノンのシーア派政党アマル運動の幹部ムスタファ・ディラニを自宅から拉致するという劇的な作戦の指揮を執っている。

夜間にヘリコプターでレバノンのベカー高原に侵入し、当地の武装勢力ヒズボラやシリア軍の警戒の目をかいくぐってディラニを拉致した。
親族との銃撃戦でサエレット隊員1人が軽傷を負ったが、敵との大きな軍事衝突に至ることはなく、作戦は大成功だったとされる。

アビタルによれば、自身の指揮下でこうした作戦が行われる際は首相だったイツハク・ラビンと「密な連絡」を常に保っていた。ちなみにラビン自身はその1年後、パレスチナ人との和平合意に反対するイスラエルの極右民族主義者に暗殺された。



しかしアミドローが述べたように、作戦の詳細を詰めるのは現場の指揮官の役目だ。アビタルに言わせると、「指揮官は自分の計画が承認されるよう、首相や国防相にうまく売り込む必要がある」。

ちなみにベカー高原への急襲も、首相の要望で実行を1日ずらしたそうだ。
あの国の意思を最終的に決める人たちに近い筋なら誰もが知っているはずだが、ガザ地区への大規模な軍事侵攻はもはや避け難い。

05年にガザから撤退して以来、イスラエル軍はあのパレスチナ人の土地で少なくとも3度の地上戦を経験している。だが今回は首相自身が、軍事組織としてのハマスの「壊滅」を目指すと公言している。そうであれば、今までとは次元の異なる戦闘になるのは目に見えている。

ちなみに国軍の報道官リヒャルト・ヘクトは、サエレットが出動する可能性についてコメントを控え、人質の奪還は「諜報機関と政府指導部の最も機密性の高い部分が扱う事項であり、それ以上のことは私には言えない」と述べている。
・・・・・・・・明日に続く・・・・・



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Last updated  2023/11/05 05:10:06 AM
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