2024/10/14
XML


★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★
☆ 東海道の東の端っこで陸蒸気による1時間のデモンストレーション=新橋-横浜=始まる(1872年)と共に、鉄道教の神聖なる日。よって、鉄道に関する骨董品を集めたとこが、神田・万世橋からさいたま市の北の方へと移転(2007年)。 ☆ 一つくらい、いいじゃないかと、国鉄に急行の停車駅を自分とこの選挙区で一つ増やした運輸大臣が辞任する破目に(1966年)。 ☆ 長嶋茂雄が我が巨人軍は永久に不滅です! と言い残して引退(1974年)。確かに今に至るまで巨人軍は不滅だが、これ以降は昔の栄光は何処へやら停滞が始まっている。
【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年10月14日 】

TVドラマ『SHOGUN』で高まる日本文化のイメージ、
次へ生かすために経済界がすべきこと =前節=
Wedge_Online 【冷泉彰彦の「ニッポンよ、大志を抱け」】 2024年10月10日
冷泉彰彦( 作家・ジャーナリスト)



 真田広之氏が製作し主演もしたTVドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』が、エミー賞をほぼ総なめする18部門での受賞を果たした。

そもそもは配信数が記録的なセールスを達成しており、評価も高かったことから、この結果にサプライズはなかったが、そのことも含めて壮挙といえる。ちなみに評価ということでは、アメリカの主要な批評サイト「ロッテントマト」では、プロ批評家の100%が推薦、アマ批評家を含めても99%が推薦という例外的な高評価となっている。

 実際の作品についても、真田氏が長年こだわっていた「日本の文化に忠実な表現」ということが徹底されており、日本では難しい高度なCG技術の活用を含めて巨額な予算が投じられているだけあって十分に見応えがある。真田氏は映画『ラスト・サムライ』(エドワード・ズウィック監督、2003年)に出演した際に、アメリカ人のキャストやクルーとの間で、日本の文化をどう表現するか様々な葛藤を経験したことが知られている。今回の作品は、その意味で真田氏の積年の思いが結実したものと言えるだろう。

イメージアップした日本文化と日本語
 9月15日に行われたエミー賞の授賞式では、真田氏は受賞のスピーチを日本語で行った。異例なことだが、アメリカでは好感を持って受け止められている。そこもこれも、真田氏が「本物の日本文化」にこだわって、本作では日本語の台詞は日本語で貫き通し、視聴者もこれを支持していたことの表れであるし、熱心な視聴者を含めたアメリカ社会が、日本文化と日本語にポジティブなイメージを持っていることの証拠だと思う。

 日本語と言えば、本作に出演している俳優のアンナ・サワイ氏は大変な人気であり、数多くの著名なトーク番組に出演している。そこで自分が日英バイリンガルであることの意味や、時代劇に独特な日本語の難しさなどを丁寧に説明していた。



サワイ氏が自分のことを「私」ではなく「身共(みども)」と言うとか、「あなた」が「貴殿(きでん)」になるといった話題を説明するのに対して、司会者や会場からは驚くほど関心が寄せられていた。そんなことからも、本作の成功が日本という国、日本の文化、日本語の全体のさらなるイメージアップに貢献したことも間違いないであろう。

 この『SHOGUN』の成功については、手放しで喜んでばかりもいられない。作品にも、そしてプロデュースした真田氏にも全く罪はないが、少なくともこういった外資による大作の製作が続くようだと、時代劇作品の製作ノウハウも、また成功した際の経済効果も、何もかもが流出してしまう。結果的に、日本の文化財というべき時代劇の製作ノウハウが空洞化してしまうことになりかねない、というか既にそうなっている。

 この点については、日本のエンタメ産業における「製作委員会方式」というリスクヘッジを目的とした製作方式を改めて、責任あるプロデューサーがダイナミックな資金調達のできる方式を構築するしかない。とにかく、今回の『SHOGUN』の成功に対しては、日本国内の広告代理店、TV局、映画会社、製作プロなどには奮起を求めたい。

〝ゆかりの地〟の観光魅力強化を
 それはともかく、『SHOGUN』の成功は既に起きてしまったことだ。この成功を受けて、日本社会では何をどうするべきか、エンタメ産業の空洞化という問題はさておき、今回は作品の成功をどうやって「次」につなげるのか、考えてみたい。

 1点目は、観光サービスの付加価値向上という問題だ。豊臣から徳川への政権交代の背景には、欧州におけるカトリックとプロテスタントの争いがあり、これを利用して徳川政権は独立の維持に成功した。本作はこのような壮大で知的なテーマを掲げて大成功している。ということは、本作のファンは、日本の近世史に対して無制限の好奇心と、知的情報への渇望を抱いていると言っていいだろう。



ならば、ゆかりの観光地においては、もっともっと情報提供のレベルを上げるべきだ。大阪城にしても、秀吉ゆかりの京都の寺社にしても、しっかり英語での説明をつけた歴史の情報提供を行う必要がある。

江戸城については、維新後に皇居となっていることから徳川政権の居城としての史跡という意味での見学は難しいが、例えば半蔵門外とか、田安門外などに江戸城博物館などを建設して外国人の学習機会としつつ経済効果を狙うなどのアイディアも可能ではないか。

 日本の城に関しては、外国人観光客が殺到することから、地元民だけを割引対象としてその他は入場料を値上げするような動きもある。けれども、単に値段を上げるだけではなく、ワイヤレス配信による英語での観光ガイド、それも歴史に関わる高度な知的情報が得られるものを提供するなど、外国人向けに付加価値を上げて、それを価格に反映するような工夫もできるはずだ。

「日本食ブーム」を継続させよ
 課題の2番目は、食文化の質の確保という問題だ。『SHOGUN』のブームとは直接は関係ないが、アメリカでも欧州でもアジアでも、日本食ブームはとどまることを知らない勢いだ。そんな中で、例えば日本国内では「インバウンド価格」だとして、内容の伴わない形で価格を釣り上げる動きがある。

 アメリカの場合もブームに便乗して寿司やラーメンの店が猛烈な勢いで増殖している。けれども高い値段を取っている店の全てが質を伴っているわけではない。アメリカの飲食店の経営では、ブランド価値の拡大に投資する期間は味にも投資するが、客層の拡大に成功しブランド認知が定着した後は、原価を下げて利幅を取って初期投資を回収するという「短期利益中心の経営理論」が見られる。

 例えばラーメンなどは、投資の回収段階に来ると露骨にスープを薄めて儲けに走るといった具合だ。そんなことを繰り返していては、最後にはお客に見放される危険がある。日本食ブームがこの後も拡大し続けるには、とにかく日本の国の内外における日本食の質の確保という問題に取り組む必要がある。

・・・・・・・・明日に続く・・・ ・・



○◎ ○◎    ◎ ◎ ◎   ◎○ ◎○ ◎○ 
古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。
・・・・・・・・・・ 
---------前日記載への閲覧は下記のURL --------------

----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい--------------
【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/ 】
【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜   http://blog.goo.ne.jp/bothukemon 】
びっくり・・・・・スマイル大笑い・・・・・怒ってるしょんぼり・・・・・しょんぼり怒ってる・・・・・大笑い大笑い・・・・・びっくり

クリック 宜しく・・ ブログランキング・にほんブログ村へ ・・ 人気ブログランキングへ ・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024/10/14 05:10:08 AM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Profile

涯 如水

涯 如水

Category

Free Space

※ お願い
下記リンクの移行は本稿(左側⇦)下端部のURL:より

【閑仁耕筆;探検家・挑戦者・登山家の譜講】
・ハインリッヒ・ハラー/オーストリア;- 01~XX節(2014-04-08)
・ジョウジ・マロリー/イギリス;- 01~09節(2014-04-06 )
・ラインホルト・メスナー/イタリア ;- 01~04節(2013-10-29)
・ウーリ=-・ステック/スイス  ;- 01~03節(2013-10-19)
・アナトリ・ブクレーエフ/ロシア ;- 01~06節(2013-10-13)
・探検家フリチョフ・ナンセン博士; - 01~12節(2013-10-13)
・探検家ゼブ・ホーガン博士;- 01~09節(2013-09-28)

【壺公夢想;Home_Page・夢想空間】
紀行随筆
・汗血馬の故郷へ;
・天山南路・歴史紀行;
・天山・草原のシルクロード;
・天山・激動の草原地帯;
紀行エピローグ・写真随筆;
西域人物伝・ティムール;
西域人物伝・ティムールの系譜;
ティムールの系譜“ムガル帝国”;
ジンギスハーンの系譜
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第一部・第一章ジュチ家の覇権
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第一部・第二章バトゥの野望
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第二部チャガタイ家の覇権
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第三部オゴデイ家の覇権
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第四部トルイ家の覇権
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第五部フレグ家の覇権
騎馬遊牧民族
・匈奴の勃興と移動
・欧州・アッチティラの動乱
・ジュンガリア =最後の騎馬遊牧民国家=
絹繡之路(シルクロード)夜咄
・シルクロード夜咄・四駿四狗
・シルクロード夜咄・智謀の将
・シルクロード夜咄・運命の綾
ムガル帝国・建築文化

Calendar

Archives

2026/10
2026/09
2026/08
2026/07
2026/06
2026/05
2026/04
2026/03
2026/02
2026/01

Favorite Blog

スカルノ4 New! beabea65さん

青空日和 紘子.さん
TOKKOの 詩的な生活 T0KKOさん
しあわせが似合う人 Melody*さん
わたしのブログ 穏やかな海さん
ユーラシア大陸を旅… ユーラシア人さん
気ままにいろいろ NAKA3さん
花*hana*花 *紫陽花*さん

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: