再び 上海への道
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今年も3月25日がやってきた。ある意味、自分の誕生日なんかよりもずっと感慨深い日かもしれない。12年前の3月25日に中国、上海に向けて、一人で関西空港から出発した。あの日の不安と期待が交じり合ったあのなんとも言えない気持ちは今でもハッキリと覚えている。あれから干支が一周し、もう12年も経ったのですね。そして今は東京で暮らしている。結論としては、本当に行ってよかったな、と思う。中国に旅立つ前、知人から「あの国に行ったら、殆どの人がイヤな目にあって、中国嫌いになって帰ってくるよ。」と言われていた。確かに、日本であのままノホホンと暮らしていたら、決して味わうことはなかったであろうイヤなことにも遭遇したけれど、それの何倍、いえ何十倍もいいこと、楽しいことがあった。駐在員の妻という立場で行ったにも係らず、今までの仕事の経験を高く買ってくれる会社があり、日系企業の正社員として中国で仕事をするという願ってもいないチャンスにも恵まれた。今後もおそらく一生付き合っていくだろうと思う友人もできた。今の仕事も強いて言えば、中国に行ったからこそつながった仕事といえるだろう。本当に、あの時もしも「中国に行く」という決断をしていなければ、今頃一体どういう生活を送っていたのか?と考えるとちょっとゾッとする。恐らくつまらない人生になっていただろうな、とさえ思う。12年前の選抜高校野球、名将上甲監督が率いる地元愛媛県の済美高校が野球部創設2年目、もちろん選抜初出場で初優勝という偉業を成し遂げた。上海に着いたばかりで、色々な不安を抱えていたワタシにとって、NHK国際放送で見たあの優勝のシーンは涙、涙の感動もので、本当にどれだけ勇気づけられたかわからない。このブログにも書いたように記憶している(ということは、このブログももう12年??!!)。あの上甲監督も今はもうこの世におられない。。。。そして、奇しくも今日、マンションのお向かいさんがお引越しで新天地に旅立たれた。我が家よりも後に来られて先に転勤でお引越しをされた。。。向かいに住んでいた者として、もっともっとしてあげられたことはあったのではないか? と、仕事にばかりかまけていた自分を恨んだ。なんだか、センチメンタルで、やはりワタシにとっては特別な一日。
2016年03月25日
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