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2004年12月07日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
11月に喘息の発作が三回もでたけんけんは アレルギー科を訪れた際、医師に「アレルギーテストと血液検査と鼻の粘膜検査をするように。」と言われた。


ブラジルの病院は 一つの病院で診察から検査、治療、投薬まで全てやってくれるいたれりつくせりの日本と違って、大抵が診療所では診察のみ。診療所で検査の指示や薬を処方してくれ、それを持って各自がその検査をしてくれるラボラトーリオまで出向いて、検査日を予約しなくてはならない。
同じ病院にある場合もあるが、ない場合、かなり距離の離れているラボラトーリオまで出向かなければならないこともある。今回も診察日から二週間後のみアレルギーテストが予約できたし、再診は1月の中旬になる。えらく時間がかかるのだ。

血液検査と鼻の粘膜テストは同じラボラトリオでやってもらえるのでラッキーだった。朝一にケンケンをたたき起こして、車で向かった。
受付で手続をしてから待合室に行くように指示され、待合室のイスに座るや否や、名前を呼ばれた。
細い廊下を歩いているとき、小さな部屋がいくつも並んでいるのが見えた。その3メートル四方ぐらいの各部屋で採血したりする。空いている部屋にたどり着き、けんけんはイスに座らされた。


まずは、鼻の粘膜を取る作業。
プラスチックの先の平たく丸い棒を鼻の奥まで突っ込み、ごりごりとこする。



鼻のデリケートなところを刺激されて、くしゃみの連続のケンケン。もう片方、というときには こりごりだと言った風に 拒否していた・・・。それでも、やらないわけにはいかない為、再び棒を突っ込まれ、くしゃみを連発していた。
看護婦さんの話では アレルギー体質の人はこういう反応をするのだそうだ。

それが終わると、今度は血液検査。
血管が浮き出るように ゴムの紐を腕に縛られるけんけん。
だんだん恐怖心が沸いてきたようで、
「針を刺すの?嫌だ・・・怖いよ怖いよ。」
と、足をバタバタ。
顔は笑っているのだが、足や腕を落ち着きなく震わせている。
でも、歯の治療などで麻酔薬を打つ注射は何度も経験しているし、歯も2本も抜いた経験があるのに、どうしてここまで怖がるのだろうか?

「ケンケン、痛くないよ。意識したらイタク感じるよ。怖いんなら、向こうを向いて歌でも歌ったらいいよ。」

と、向こうを向くように言ったのだが、



「あのね、これは一番細い針で、生まれたての赤ちゃんの採血をするものなの。これ以上細いのはないのよ。」

「あ、待って、その筒みたいなのはナンなのよ。このめもりは?どのめもりのとこまで血を取るの?」

と、質問攻め。
質問に答えてもらったあと、いよいよ注射針をさすときになると、だんだんパニクってきた。

「怖いよ怖いよおおおお。」


看護婦さんは危険を感じて、他の手の空いている看護婦さんに腕を支えてもらうようにお願いした。

「あれ?想像していたよりいたくないよ。」

ちょっと拍子抜けして安心したようだったが、ゆっくりと血を取っていくため痛くなってきたようで、

「あ、だんだん痛くなってきた、早く抜いて早く抜いて。」

せかし始めた。私も言って聞かせるのだが、意識する分よけいに痛く感じたようだ。

「ああ、そんなに血を取ったら僕の血がなくなっちゃうよ!」

実際取ったのは注射生一本分で取れるだけの少量だったのだがね・・。


採血も終わり、お腹のすいたケンケンは 軽食コーナーへ直行。そこでは 検査のために朝食を抜かしてきた人たちのために コーヒーや紅茶などの飲み物やサンドイッチやケーキなどの軽食を無料で提供している。
チーズ入りサンドイッチを食べ、ココアを二回もおかわりした。すっかり満腹になった彼は 目の前に座っている、採血されて余韻で泣いている7歳ぐらいの男の子に同情していた。
「あれ、痛かったよなあ?注射の針は赤ちゃん用のものだって言うんだけど、結構太かったと思うし、抜くときなんて最悪だったよ。」
なんて言っていたわっていたのには笑えた。


彼にとってははじめての血液検査(赤ちゃんのときを除いて)で、自分の赤い血が結構取られているのを見るのは気持ちが悪かったのだろう。それにしても、数年前採血したナナのほうが静かで度胸があったぞ!
結構威勢のいいことを言う割には意外と臆病な一面を発見できたのでした!


私の子供の頃の 集団予防接種では体育館などで医者の前にずらっと長い列になって並び、次々と注射を打ってもらっていたものだ。その際、たまに怖がって泣いている人を見て、仲間内で、ほらあの子泣いてるよ!なんて言い合ったり、針を刺されても顔色一つ変えない平気な子を見ると、カッコいいな、私もかくありたいなんて子供なりに考えていたものだ。そして、自分の順番になると、わざと痛くもなんともないようなけろっとした顔をしていた。でも、実は結構怖かったし、意識しすぎて注射後ふらふらしたりしていた。
やせ我慢の子供だったんだ。今の子供は あまりやせ我慢とかしたりしないのかな?






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最終更新日  2004年12月13日 10時41分12秒
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