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2005年12月01日
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カテゴリ: 映画
corpse bride

製作国:アメリカ
監督:ティム・バートン、マイク・ジョンソン
出演:ジョニー・ディップ、ヘレナ・ボーナム=カーター、エミリー・ワトソン
<内容>
ヨーロッパのとある町で 政略結婚が行われようとしていた。
新郎は成り上がり者の富豪の息子、ヴィクター、新婦は破産寸前の貴族の端くれの最後の切り札である娘、ヴィクトリア。
二人は結婚式を明日に控え、初めて顔を合わせるが、なかなか気が合い、うまく行きそうな感じ。



ko-pusu



昼のクラスがキャンセルになり、まとまった時間ができたので、
「うっしっし、子どもをクラブ(総合スポーツ)に放り投げて、映画でも観ちゃおー。」
なんて、母親らしからぬ企みを密かに図り、クラブ好きなななりんに、
「ねえ、どこに行きたい~?」
と振ってみたところ、
「ママりんと映画~。」
なんて、ジョブをかわされちまいました・・・。

「『コープスブライド』観る~。」

まあ、それなら、いいか、『リトルチキン』なんとかがいいと言われたら、マジ困るし、と 一緒に行くことにしました。

時間は朝の11時。(注:子ども達は夏休みに突入しました!)





さて、肝心の映画。さすが、バートン映画。
精巧に作りこまれていて、映画館で観て正解でした。
キャラクター作りも、パペットだからこそできる醍醐味、といわんばかりに、その人間の性質を 欲張りな顔、臆病でおどおどしている顔など、しっかり顔に表していました。

 なんと言っても、死んだ花嫁、エミリーの登場はぞっとするほど不気味でした。顔色は悪いし、目玉や腕はポコっと取れるわ、皮膚は朽ちて骨が丸見えになっているわで、超不気味。しかし、彼女の異常なほどの結婚に対する固執の裏に見え隠れする、人間らしい迷いや悲しみに苦しむ姿が 彼女を段々と魅力的なかわいい女性に見せてくることが面白いもんだなあと思いました。


 命があり、体温のぬくもりのあるはずの人間の世界が暗く精彩に欠けているのに対し、温もりや明るみのないはずの死後の世界はなぜかカラフル。しがらみから開放され、生き生きと生きている(?)ようにみえる死人たち。




最初のシーンで ヴィクターが窓から放った蝶。
ヴィクターは 自分の好きな風に自由にひらひらと飛んでいける蝶をうらめしく見つめていました。好きに生きることのできない自分の運命や、我を通して生きていこうとする勇気も信念もない、臆病者の自分にも諦めながら。

 同時に 蝶は魂を暗喩しているとも言われますよね。
昔から、死者からさまよって出た魂や、夢にまどろんでいる命ある者の魂。
そんな魂たちが偶然出会って生まれた事件。
そんな御伽噺を物悲しく滑稽に見せてくれる秀作でした。


* 私が一番気に入ったシーン:死者と生者の再会シーンですう!
突然の死者達の来訪に恐れおののく町民が 目の前の恐ろしい骸骨が実は自分の大切な人だと気づくシーン。死者達も大切な人たちに会おうとする気持ち。あまりにピュアで、涙が出そうになりましたヨン!





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最終更新日  2005年12月04日 22時34分26秒
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