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衝撃でした!
まさか大幅減額より自由契約を選ぶとは‼
田中将大投手が、「楽天と来季の契約を結ばずに、新たなチ-ムを探すことに決めました」ということを、自身のYouTubeチャンネルで報告しました。
彼の今季の年俸は2億6000万円ですが、球団は彼との交渉で、減額制限を超える年俸を提示して、同意を得られなかったことから、球団は彼の所有権を放棄するとともに、契約保留者名簿に記載せず、田中選手は自由契約になったということです。
何となくわかったような分からないような…。なので、ちょっと表現を変えてみると、
『球団は野球協約の減額制限(年俸1億円超は40%)を超える来季年俸を提示していたが、田中将が自由契約を望み、他チームに移籍する道を選んだ』
こちらの方が分かりやすいような気がしますね。
あれこれ言う前に、まずは彼のNPB復帰後の成績を見てみましょう。
防御率 試合 勝 負 投球回 被安 被本 奪三 被打率 WHIP 年俸億円
2024 7.20 1 0 1 5 6 1 1 .316 1.60 2.6
2023 4.91 24 7 11 139.1 156 15 81 .289 1.39 4.75
2022 3.31 25 9 12 163 160 16 126 .258 1.17 9
2021 3.01 23 4 9 155.2 131 17 126 .228 1.03 9
NPB通算
2.67 248 119 68
今季の成績はさて置いて、NPB復帰直後の2年間、つまり22/23年シーズンは防御率、被打率、WHIPなどのデータはまずまず良い数字だったのに、勝ち運に恵まれないという、気の毒な面がありました。この2年間でたったの13勝しかできなかったのが残念だったですね。
その後、肘の調子が悪かった昨年は防御率4.91、肘手術後の今季は9月末に1試合登板のみに終わりました。
今回、彼が自由契約を希望した理由は色々あると思います。
ネットや動画サイトでは色々な情報が飛び交っているようですが、衝撃的なタイトルとは裏腹に憶測の域を出ていないようです。
それでは、『なぜ彼は、楽天と来季契約を結ばない決断をしたのか』について私なりの考えを書いていこうと思います。私見なのか憶測なのか、まあどちらでもいいのですが…。
いくつか考えられる(思いつく理由)理由を挙げていきます。
1)来季年俸額が低すぎて、とても納得できる額では無かった。(プライドが許さない)
2)MLBへの強い愛着。もう一度自分を最高峰の舞台で試してみたい気持ち。
3)球団内やチ-ム内に理解者がいない。
その他にも『安楽問題の余波』などがあるのでは、という憶測もあるようですが、この点については正直分かりません。
上の3つの中で何が一番彼の決断に影響したのか、個人的には1)と2)だと考えています。
1)については、常識的にいって最も考えられる普通の理由だと思います。
石井SDは、「1億円を下回る提示だったのか?」という質問に「ただ、大幅に超えたという事実はあります」という、ちょっと衝撃的なことを言っています。つまり1億円以下、それも大幅に下回ったということの様です。
まあ頑張って好成績を挙げた選手にはしっかりと報い、成績の悪かった、あるいは活躍できなかった選手にはそれなりの厳しい評価を、という評価・査定の考え方には異論はありませんから、あとは田中選手の考え一つでしょう。
石井SDの言葉からの推測ですが、田中投手としては到底受け止められないような予想外の減額であり、来季年俸だったのではないでしょうか?
2)についてですが、彼は今でもMLB特にヤンキ-スに対する思いが強いのではないでしょうか?
これは私の考えですが、彼は元々日本では2年ほど、長くても3年投げた後はMLBに戻る考えだったと思います。それが日本で思うように勝ちに恵まれず、多くのファンの期待を裏切ってしまったので、MLBに戻ろうと思いつつも後ろ髪を引かれる思いで、それができなかった気持ちがあったのではないか?
ただそうは言っても、7年の間MLB,それも超人気球団のヤンキ-スで活躍した彼にとっては、NPBというのはやはり物足りなく感じたところはあったと思います。
それに今でも活躍しているダルビッシュ有や菊地投手の活躍も、気になっていることでしょう。「俺ももう一度」という気持ちになっても不思議ではありません。
そして最後に、7年後に戻ってきた楽天という球団は、彼が7年前にいた球団とは球団フロント、監督、選手など、知っていた殆どの人は去ってしまい、球団名は同じでも似ても似つかぬものに思えたのではないでしょうか? つまり愛着の濃さが以前ほどでは無くなってしまったと。(でも、ファンの人は変わってないんですけどね。)
だから今回の屈辱的(彼にとっては)な年俸ダウンをけって、楽天を出る気になったのかもしれません。
ただ、MLBへの強い想いは有っても、現実を考えればMLBで活躍できる実力は、今の彼にはありません。NPBでも出来るかどうか、という段階ですから。
かといって、彼がマイナ-から這い上がるなんていう考えは絶対に無いでしょう。
これから起こりそうな最も現実的なことは、世間一般に思われていることなんですが、NPB球団で先発投手が足りない球団や、田中将大というネームバリュ-が欲しい球団なんかが名乗りを上げることが考えられます。
ただ、前回登板の動画を見た限りでは、彼を戦力として欲しがる球団があるかどうか、は分かりません。パリ-グではないでしょう。あるとすればセリ-グですね。
私は個人的には、もし可能ならばMLBでまた活躍して欲しいと思っているんですけど。今年1年だけで良いから。
まあ、私の思いは兎も角、彼の一番の願いが叶うことを心から祈りたい、と思います。
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