全2件 (2件中 1-2件目)
1
![]()
映画ポスター『ダンサーインザダーク』◆只今全品【ポイント10倍中】11/19AM9:59マデ!!【10P16Nov09】観終わった時、一番に思い出したのは、オスカー・ワイルドの『幸福な王子』のラストでした。神さまが天使に「町じゅうでいちばん貴いものをふたつ持ってきなさい」(*)と命令し、天使は、燕の亡骸と、黄金も宝石もなくなったために溶かされた王子像の最後にのこったまるい「鉛の心臓」を持っていくところです。神さま曰く「お前の選択は正しかった。」「天国のわたしの庭で、この小鳥が永遠に歌い続けるようにし、わたしの黄金の町で幸福な王子がわたしを賞めたたえるようにするつもりだから」(*)監督は、この鉛の心臓のように貴い魂を持った女性を描きたかったんでしょうね。そしてこの燕のように美しい声をもつ女性。自分のできる限りで与え尽くし、自分の金を奪った男との約束を守り通して、一番過酷な道を歩いていく。道の先には、絞首刑の縄がぶら下がっています。刑務所に収監された彼女に「愛している」と前々から彼女に思いを寄せていた男が告白する。あとは刑死することしか残されていない女に愛を伝えることは、彼女にとって、どんなに救いになることだろう。男の報われない愛を思いやって激しく泣きじゃくる彼女に、童顔には似合わぬ、人と愛し合うにふさわしい大人の女を見ました。最期、息子が無事目の手術を受けられたことを知り、たとえ罪人としての刑死であっても、殉教の聖女のように心満ちて神の御許に行ったのだと思います。手を縛られ体を板にくくりつけられ、、(彼女は脚がすくんで立つことができなかったので)首に縄をかけられて歌ったその歌声はとても美しいものでした。もう半年近く前にみた映画です。細かいところはよく覚えていません。でも、失業中に観た映画の中でも特に印象に残った映画です。幸福な王子改版※私の手許にあるのは新潮文庫で、西村孝次訳です。楽天ブックスでは、同じ出版社・訳者で税込460円で出てました。古本屋でさがして、見つかるんじゃないでしょうか。(*)部分は、私の手許にある文庫本より引用しました。ワイルドの童話は、読んでいて、せつなくなってしまう。「ばらとナイチンゲール」なんて…。知と愛改版ヘルマン・ヘッセ 新潮文庫 高橋健二訳(税込660円)※直接映画とは関係ありません。年をとり、美しさも失せ、もう回復の見込みのない病を負ってあとは死んでいくことしか残されていないゴルトムントに、ナルチスが愛を告白する場面があります。若い頃友人に勧められて読みました。ヘッセの作品の中では、2番目に読まれている作品だそうです。
2009年11月14日
コメント(19)
「どうして?おかしくないですか?」なんと言われたって、見間違ったんだからしょうがない。理由なんて答えようがないから「申し訳ありません」と言う。私を叱るカン高い女性上司の声を聞いているのかいないのか、周囲は忙しそうに立ち働いている。 ※ ※ ※もう連続何日目?私がミスをするのは。なんでこんな判断をしてしまったのか、自分でもわからない。なんで間違えてしまったのか、うっかりと言えばうっかりなんだろうけど。「一番最初に説明しましたよ」「いつもやっていることじゃないですか」そうだったっけ?覚えていない。かと言って、絶対説明受けていない、という確信もない。なんだかものが考えられない、ような気がする。 ※ ※ ※上司がいなくなった後、耳の近くでズルズルっと言う、血の気の引く音がする。「ああ、立っていられなくなるな」と思う。あわてて持ち場を離れ、職員用トイレに駆け込む。個室の中にへたり込む。朝、起きたくない。朝食は、やっと、噛み下す。作りなれた食事の手順の一つがすっぽり抜けているのに気付かず、「なんだかこの料理、私下手になったね。」なんて言いながら、食卓に載せることが2食続く。胃の上の辺りが痛い。これが私の今の日常。赤木しげる風に言えば、「生の証」。誰が悪い、ヒドイということでなく、今の職場に対して、私こんな反応してます。同情してもらいたいのか、ただ弱くて情けないところを露出したいだけなのか、それさえ分からない。季節外れの「五里霧中」。
2009年11月14日
コメント(9)
全2件 (2件中 1-2件目)
1

![]()