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死んだ山田と教室 金子 玲介主人公の山田が既に死んでいるところから物語はスタート。(ネタバレか?)なので生きている山田の描写は、同級生の回想シーンでしか出てこない。というか、クラスメイトが卒業してしまうと、実質の主人公は親友の和久津に。最終的には、この物語は山田と和久津のお話だったね。で中身は特にない。著者紹介の裏のページに、なんと次回作の予告が・・・ジョークだと思ったら、本当に出版されているようだ。ちなみにその本のタイトルは、『死んだ石井の大群』これが一番うけたwwww死んだ山田と教室 [ 金子 玲介 ]価格:1,980円(税込、送料無料) (2025/11/16時点) 楽天で購入
2025.11.27
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影踏亭の怪談 大島 清昭2021年に刊行された作品。図書館の電子書籍の中では新しい部類。読書メーターのレビューを見ると、ホラーとミステリが絶妙な配分で、最後の最後の締めがめっちゃホラー全振りですごく怖いらしい。これは当たりかもと読んでみたら、ホラーに寄せたミステリー作品で意外に面白い。各短編が最後の短編への伏線になっていて、非常に良い。最後の短編の高梨刑事を男性の刑事だと思い込んでいた(たしかどこかに「彼」と書いてあった気がしたのだが…)ので、呻木叫子の謎解きには驚いてしまった。あまり書くとネタバレになってしまうので、ここまで。影踏亭の怪談 (創元推理文庫) [ 大島 清昭 ]価格:858円(税込、送料無料) (2025/11/13時点) 楽天で購入
2025.11.17
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羅生門 芥川 龍之介図書館の電子書籍の小説の一覧を見てみたが、何だか以前より少なくなっている気がする。割と最近の作品もいくつかあったような気がしたが、めっきり少なくなってしまっていて、いわゆる名作といわれる昔の作品が目立つようになった。まあその名作もほとんど読んだことがなかったので、ちょっと借りてみるかと樋口一葉の『にごりえ・たけくらべ』に挑戦。2ページほど読んだところであまりの読みにくさですぐに白旗。他に読むものもなさそうだったのだけど、「名作をオーディオブックで」ってコーナーを見つけて、これだったら聞いているだけだけだからと、芥川 龍之介の『羅生門』を借りて読んでもらいました。『羅生門』は中学の国語だったか、高校の現代国語の教科書で読んだ気がする。オーディオブックの再生が始まって、「ああ、そうそうこんなお話だったな」としばらく聞いていたのだけど、読み手の声が心地良くてちょっと意識が飛んでいる時間もあり、わずか27分ほどでオーディオブックが終了。オーディオブック初体験だったけど、やっぱり読書は自分のペースで文字を読んでこそだと改めて思った一日でした。CD 芥川龍之介傑作選「羅生門」「蜘蛛の[本/雑誌] (〈声を便りに〉オーディオブック) (単行本・ムック) / 芥川龍之介価格:1,887円(税込、送料別) (2025/11/9時点) 楽天で購入
2025.11.10
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アルプス席の母 早見 和真図書館の予約数がまあまああって、人気なんだなと。帯書きには、「傑作!」とか「落涙必至!!」とかの文字が並び、そういう系のお話だと思って、こちらも号泣する準備(期待)をしていたのだが・・・ちょっとウルっとしたのが、焼き肉で隣のテーブルの少年との会話の部分と、あとどこだっけ?・・・という感じ。自分としては期待外れだったかな。でも何でこんなに人気なんだろうと思っていたら、裏表紙に書いてある著者紹介を見て腑に落ちました。自分の記憶の無さにも呆れましたが、『店長がバカすぎて』『ザ・ロイヤルファミリー』『笑うマトリョーシカ』『八月の母』を送り出した著者だったから。どうりで。アルプス席の母 [ 早見 和真 ]価格:1,870円(税込、送料無料) (2025/10/26時点) 楽天で購入
2025.11.08
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希望軒 ごま味噌ラーメンピリカ 寿がきや我が家には、カップ麺をいくつか常備している。このカップ麺は、嫁さんがよく行くスーパーで買い足ししておいたものだ。嫁さん自身は味噌バターのカップ麺を選んでいたようだが、棚の奥の方に置いてあったカップ麺をいくつか引っ張り出して選んだのがこれ。ちょっと迷ったのだけど、パッケージが赤っぽくピリ辛と書いてあったので。まあ大して辛くはないだろうと思ったのだが、ラーメンを啜って飲み込んだ辺りから辛さが沸き上がってきた。スープを啜って確信しました。いやいや、これはピリ辛ではなく結構辛いっす。具は挽肉とネギなので攫いにくい。具だけ攫えるスプーンかレンゲがあると良いのだけれど、ダイソーで買った穴あきスプーンは、穴が大きすぎて細かい具材の透過率が高く使い物にならなかった。どこかの100均でちょうど良い穴のサイズのものが売ってないものかしら。【1ケース本州送料無料】希望軒 ごま味噌ラーメンピリカ 寿がきや147g×12個カップ北海道・四国・九州行きは追加送料220円かかります。すがきやスガキヤ価格:4,376円(税込、送料別) (2025/10/31時点) 楽天で購入
2025.10.31
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痴人の愛 谷崎 潤一郎『春琴抄』や『細雪』は映画やドラマになっているのを知っているのだけど、谷崎 潤一郎作品は一冊も読んだことがない。今回、図書館の電子図書の一覧で見つけて、初めて谷崎作品を読んでみた。谷崎 潤一郎作品のすべてが自分が生まれる前の作品で、どれを読んでよいのか迷ったけど、まったく聞いたことがないタイトルの『痴人の愛』にしてみた。自分にとってはかなり昔の作品だったので、読みにくいかと思ったけれど、慣れてしまえば現代の本と大して違わず読めたので良かった。痴人とは、愚かな人やばかな人、たわけもののこと。この作品の場合は、主人公の河合譲治のことになる。何気にウイキペディアを見ていたら、この作品も数回映画化されているようなので、あらすじをご存じの方もいるかも。2024年には時代設定を現代に変えて映画化もされていて、キャストに 土居志央梨さんや奈月セナさんの名前があるので、ちょっと観てみたい気もするが。痴人の愛改版 (新潮文庫) [ 谷崎潤一郎 ]価格:737円(税込、送料無料) (2025/10/11時点) 楽天で購入
2025.10.26
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成瀬は信じた道をいく 宮島 未奈『読書メーター OF THE YEAR 2024-2025』で年間1位の作品。昨年(2024年)に読んだ、『成瀬は天下を取りにいく』の続編。続編なので成瀬ワールドはおとなしめに書かれている。その代わりクスクス笑えるところが散りばめられていたな。サラッと読めるし、伏線やその回収がどうのこうのという物語ではないので、時にはこういった本もいいかもね。成瀬は信じた道をいく [ 宮島 未奈 ]価格:1,760円(税込、送料無料) (2025/10/3時点) 楽天で購入
2025.10.11
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ノッキンオン・ロックドドア 2 青崎 有吾最終話の『ドアの鍵を開けるとき』は、主人公の二人が学生時代に起こった、御殿場倒理(不可能専門探偵)が何者かに首筋を切られた事件の解決編。他にも5つのお話。首の傷跡は先日読んだ方の本にも軽く触れてあったので、『ノッキンオン・ロックドドア』の完結編なのかな?一冊だけ残すのは気持ち悪いので、続けて読みました。嫁さんが本のタイトルを覗き見してたので「何?」聞いたら、どうやら以前にアニメ化された本らしい。どうりで息子が本を持っている訳だわ。ノッキンオン・ロックドドア2 (文芸書) [ 青崎有吾 ]価格:1,760円(税込、送料無料) (2025/9/25時点) 楽天で購入
2025.10.03
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ノッキンオン・ロックドドア 青崎 有吾『地雷グリコ』を読んでいる時に後ろを通りかかった息子が、「あ、青島さんの作品読んでんだ」っと言っていた。何冊か彼の本を読んでいるそうで、面白かった作品をいくつか教えてもらい、「文庫本を持っているから、良かったら貸してあげるよ」と言われたのだが、文庫本では字が小さすぎるので固辞した。・・・で、薦められた本がこれ(ノッキンオン・ロックドドア)。もちろん図書館で借りた単行本。(笑)読んでみたが2016年が初版の本で、今が2025年なので9年も前の作品。ここから洗練されて、彼はあんなに面白い『地雷グリコ』を書き上げたのか~そう思えばいいかと読み終えた。この作品の読後感は、推して知るべし。ノッキンオン・ロックドドア (徳間文庫) [ 青崎有吾 ]価格:726円(税込、送料無料) (2025/9/15時点) 楽天で購入
2025.09.25
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地雷グリコ 青崎 有吾『読書メーター OF THE YEAR 2024-2025』で3位の作品。「地雷グリコ」っていったい何だろう?と思って本を開きました。あーそういうお話だったのね・・・で済まなかったのです。5つのお話とエピローグからなる本だったのですが、今年読んだ本の中では断トツ一番に面白い。読んでいて物語の展開が気になり、最後にどういったどんでん返しがあるのだろう?と気になって気になって・・・あまりの面白さに、この本を友人に宣伝しまくりです。まあ本の趣味は人それぞれなので、読んでも同じように面白がってくれないかもですが。地雷グリコ(1) [ 青崎 有吾 ]価格:1,925円(税込、送料無料) (2025/9/6時点) 楽天で購入
2025.09.15

レーエンデ国物語 多崎 礼ファンタジー小説を読むのは、たぶん『十二国記』以来ではないかな?『十二国記』は同級生に借りて全巻読むほど嵌った。この『レーエンデ国物語』もシリーズ化されており、本屋大賞ノミネート作品になった本作品を試しに読んでみた。当然『十二国記』とは当然テイストが違い、読みやすいとはいえ物足りなさを感じた。ヘクトルとトリスタンとのやり取りは漫才のようで面白いが、ユリアの人物像がイマイチ、何か分からないが魅力的ではないのだ。終章に書かれたその後の経緯をみると、もしかすると続編でユリアがどんどん魅力的な人物になるように描かれているかもだけど、このシリーズの続きを読む気が今は起きません。何故なら次の本の予約の順番が回って来ていて、図書館にすぐにでも借りに行かなければならないから。シリーズ物は続けて読まないと、物語の筋やら登場人物を忘れてしまうからね。レーエンデ国物語 [ 多崎 礼 ]価格:2,145円(税込、送料無料) (2025/8/22時点) 楽天で購入
2025.09.06
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リバース 湊 かなえ広沢くんが運転する車が崖下まで落ちて、何故広沢くんは死んでしまったのか?その原因を調べることもなく、淡々と広沢由樹の人物像をいろんな人に聞いて回る。事故当時の同期だったゼミ生に脅迫文を送った犯人を見つけるために。あー事故の原因が分からないまま物語が終わっちゃう~あれ?まだ終章がある。あー!そういうことだったのか!すっきりした~でも何でタイトルが『リバース』なの?リバース (講談社文庫) [ 湊 かなえ ]価格:770円(税込、送料無料) (2025/8/10時点) 楽天で購入
2025.08.23
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禁忌の子 山口 未桜筆者は現役の女性医師で子育て中、しかも鮎川哲也賞への投稿で公にはデビュー作と言える作品でこのクオリティ。たいへん面白かったです。鮎川哲也賞受賞おめでとうございます。後々よくよく考えると、殺された中川信也が電話口の母親に零した「五分の三」というキーワードと、タイトルの『禁忌の子』で、自ずと犯人は絞られますが、犯人が分かった時の衝撃は相当なものでした。先日カラオケで隣に座っていた同級生の女性と、LINEで仲の良い同級生女性二人に、思わず薦めてしまいました。(笑)禁忌の子 [ 山口 未桜 ]価格:1,870円(税込、送料無料) (2025/7/29時点) 楽天で購入
2025.08.11
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アマテラスの暗号 伊勢谷 武憧れの同級生が読み始めたと聞き、後追いで読んでみました。最初に本を開いた時には、これは歴史書かと思うほど、参考資料(写真や挿絵など)が載っており、物語のシーンが意図的に短くなるようにされていたらしいのですが、それとは反するように未知の情報量が多く、読むのに一苦労でした。この本の題材は、自分は初めて知った『日ユ同祖論』でした。興味がある人は、Wikipediaで調べてみると面白いかもです。日ユ同祖論(Wikipedia)その中の『皇室神道とユダヤ教の類似』『神社神道とユダヤ教の類似点』『ヤマト言葉とヘブライ語の類似』がこの本の題材になっています。まあ「信じるも信じないはあなた次第です」的な世界なのですが、あとがきに書いてあった筆者の心意気には賛同します。アマテラスの暗号(上) (宝島社文庫) [ 伊勢谷 武 ]価格:840円(税込、送料無料) (2025/7/9時点) 楽天で購入 アマテラスの暗号(下) (宝島社文庫) [ 伊勢谷 武 ]価格:840円(税込、送料無料) (2025/7/9時点) 楽天で購入
2025.07.28

小説 野崎 まど『カフネ』の阿部 暁子さんのX(Twitter)で、野崎 まどさんと一緒にサイン会しましたという投稿があり、何故だか分からないけれどお二人とも覆面を被ってサイン会をしたとのこと。阿部 暁子さんは覆面を被るのを途中で諦めたらしく、野崎 まどさんは最後まで被ったままだったそう。後から調べたら、野崎 まどさんは顔バレを嫌っているらしく、調べても顔画像はでてきませんでした。そんなことで気になってこの作品を読んでみたのですが、ものすごく面白かったです。阿部 暁子さんの『カフネ』が本屋大賞を受賞しましたが、この作品が受賞しても良かったのではないかと個人的には思っています。他の作品は・・・とウイキペディアを調べてみましたが、今のところ食指が動くような作品はなく、今後を期待です。小説 [ 野崎 まど ]価格:2,145円(税込、送料無料) (2025/6/29時点) 楽天で購入
2025.07.09
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山魔の如き嗤うもの 三津田 信三先日読んだ『どこの家にも怖いものはいる』がとても怖くて良かったので、本格ミステリ・ベスト10の2009年に1位に輝いたこの作品が図書館の蔵書にありましたので読んでみました。ミステリー小説は怪異小説とは違うので怖さはまったくないのですが、推理小説としては秀逸ではないかと。この作品は刀城言耶シリーズで、怪奇幻想作家の刀城言耶が謎解きをしていくお話なのだが、自らの謎解きを上書きして真実に徐々に迫っていく描写が面白い。今度は刀城言耶シリーズ以外のものを読んでみます。怖いといいなぁ~山魔の如き嗤うもの (講談社文庫) [ 三津田 信三 ]価格:1,056円(税込、送料無料) (2025/6/19時点) 楽天で購入
2025.06.29

カフネ 阿部 暁子2025年本屋大賞 大賞受賞作品。一昨年、2023年の本屋大賞受賞作品(汝、星のごとく 凪良 ゆう)を図書館で借りた時、その本の予約待ちの人が21人いました。今回この本を予約した時、12番目の順位だった(本屋大賞の受賞のニュースを聞いてすぐに予約した)ので予約待ちは多いだろうと思っていたら、51人もいました。現在は2冊を順次貸し出している状態ですが、返却期限が二週間なので、皆さんが期限一杯借りたとしたら51番目の方は約1年後にしか借りられないという恐ろしいことに。阿部 暁子さんの作品は初めてですが、読んでいていい感じです。どの登場人物もキャラが立っているし、読んでいてクスッと笑えるところあり、ホロっと泣ける場面もあり。えーそっちに行くのか~とか、そういった事情があったのかぁ~とか読んでまったく飽きません。他の作品も機会があれば。カフネ [ 阿部 暁子 ]価格:1,870円(税込、送料無料) (2025/6/12時点) 楽天で購入
2025.06.19
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どこの家にも怖いものはいる 三津田 信三読書メーターから時々、作家とその作品を紹介するメールが届く。今回は、三津田 信三という知らない作家さんだった。作品はミステリー小説。怖いもの好きの同級生がいて、彼女に薦めれるような小説を書く作家さんなのか読んでみることにした。例によって、図書館で予約した本がすぐに回ってきそうなので、なるべくすぐに読めそうなものを選んだのが今回の本。タイトルが怖そうなのは、意外と怖くないことが多いのだが、今回は途中で一回本を閉じざるを得なかった。つまり怖くてビビッてしまったのだ。翌日意を決して、続きを読み始めたらそうでもなかったのだけど、所詮は小説(創作物)だからと思い読み終えた。でも参考文献の一覧を見て、再びビビッてしまった。気になる方は、一度読んでみてください。この作家さんの作品はもう1~2冊読んでから同級生に薦めるつもり。次回作は決めていて、『山魔(やまんま)の如き嗤うもの』を読む予定。どこの家にも怖いものはいる (中公文庫) [ 三津田信三 ]価格:726円(税込、送料無料) (2025/6/3時点) 楽天で購入
2025.06.12
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spring 恩田 陸『読書メーター OF THE YEAR 2024-2025』で7位の作品。JUN(深津 純)目線でHAL(萬 春)を追った章は物語の始まりとしては期待される書き出しだったけれど、以降はちょっと・・・バレエは殆ど観たこともなく、誰でも知っている映像で白鳥の湖を少しだけという、ほとんど知識も経験もない題材だったので、描かれているバレエシーンはまったくイメージが湧かなかった。2025年の本屋大賞で6位だった作品なので、恩田 陸さんの本の愛読者なら評価は高いかもですが、個人的には少しも良くなかったな。本屋大賞ノミネート作品でも当たり外れがあるという、あるあるですね。spring (単行本) [ 恩田 陸 ]価格:1,980円(税込、送料無料) (2025/5/20時点) 楽天で購入
2025.06.03
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三四郎 夏目 漱石恥ずかしながら、夏目漱石の作品は『坊ちゃん』以外読んだことがないです。予備知識のないままこの本を選んで、タイトルからして主人公は柔道着を着て高下駄を履いているような人物かと勝手に思っていました。💦そうじゃなくて、三四郎池の方でしたか。(笑)まったくイメージとは全然違う学生さんのお話で、柔道着はおろか道場も当たり前だけど出てこなかったですわ。そしてお調子者の同級生やずっと気になっている美女が出てくるお話。明治時代の小説は読み慣れていないので、内容を理解するのにちょっと時間がかかりました。『三四郎』は、『それから』『門』へと続く夏目漱石の前期三部作の一つだそうで、今回のように図書館の予約の本が借りられるまでの時間調整として、他の二作もそのうちに読んでみたいと思います。三四郎 (角川文庫) [ 夏目 漱石 ]価格:398円(税込、送料無料) (2025/5/9時点) 楽天で購入
2025.05.19

青唐辛塩ラーメン 寿がきや随分前に食べて、ちょっとない辛さのカップ麺だったので、お店(よく行くスーパー)の在庫があるうちに買い足ししておいて、ここに書かなきゃなぁ~と思っていたものの、何だかんだと後回しに。そのうち買い足した分も食べてしまって、すっかり忘れていました。楽天で販売していたらすぐに書いたでしょうが、残念ながら楽天では売っていないようです。普通、辛さが刺激的なカップ麺は、粉末唐辛子が効いたスープか後入れラー油が定番の赤い色したスープだと思いますが、このカップ麺は名前からして青唐辛子の効いた澄んだ色のスープ。なので一見、辛そうには思えないのですが、一口食べるとどんどん額から汗が出てくるような辛~いスープです。辛辛魚のように翌日のトイレで刺激的になることはないので、個人的にはこちらの方がおすすめ。これから蒸し暑い日が多くなってくると思いますが、こういった時期に食べたいカップ麺です。でも食べたい時にお店で見つかるかなぁ~💦
2025.05.17
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オーダーメイド殺人クラブ 辻村 深月「中二病」とか中学生が感じる「リア充」とかはまったく分からないのだけど、この小説に出てくるアンと徳川のいら立ちは何となく分かる気がする。でもこの前まで小学生だった中2の女の子が、隣の席の同級生男子に、自分を殺して欲しいと思うのかな?自分が考える理想の事件を起こして欲しいと思うかな?結局、事件は頓挫してしまうのだけど、裾が汚れた制服を咎めず登校させてしまう親っているかな?オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫(日本)) [ 辻村 深月 ]価格:990円(税込、送料無料) (2025/4/26時点) 楽天で購入
2025.05.09
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笑う森 荻原 浩『読書メーター OF THE YEAR 2024-2025』で9位の作品。神森で行方不明になっていた5歳のADS児が無事発見保護された。彼は「クマさんが助けてくれた」と。森の中で拓馬くんが名を名乗ると、真人くんが「た、くま」と復唱したので完全に騙されました。ところどころ笑わせられる場面もあり。これは誰視点?とビックリする場面も。(これはさすがに冬也の夢ではないか?)ところで谷島はどこに眠っているのだろうか?笑う森 [ 荻原 浩 ]価格:2,420円(税込、送料無料) (2025/4/12時点) 楽天で購入
2025.04.25
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藍を継ぐ海 伊与原 新第172回(2024年下半期) 直木賞受賞作品。この前読んだ『宙わたる教室』は泣けるし、腹を抱えて笑える作品でもあったので、同じような感じかな?とちょっと期待してしまった。この作品は登場人物も舞台も全く違う短編5話。本のタイトルになっている『藍を継ぐ海』が5話目だが、個人的にはこのお話が一番つまらなかった。1~3話のお話が意外な展開で面白かったな。藍を継ぐ海 [ 伊与原 新 ]価格:1,760円(税込、送料無料) (2025/4/2時点) 楽天で購入
2025.04.12
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指鬘物語 田口 ランディ『指鬘』って何だろう?ネットで検索すると、検索結果のトップに「アングリマーラ」(Wikipedia)がヒットする。「アングリマーラ」とはお釈迦様の時代の殺人鬼のこと。なんでも師に唆されて、100人の人を殺めて集めた指で首飾りを作れば解脱できると信じ込まされ、99人の人を殺めたとのこと。(なぜ100人ではなく99人なのかはWikipediaを参照してください)「ふ~ん、だから指について書かれている話が多いのか~」としか思わなかったのだけど、この本の最終のお話はその「アングリマーラ」についてだった。田口 ランディさんの著書を読むのは久しぶり。何となく文章がおしゃれで、しかも作品によってはかなりエロチックで好き。(笑)読書メータで調べたら、2016年によく読んでいたみたい。そういえば当時、『スカートの中の秘密の生活』を他の図書館の相互貸借で借りようとして、たしか依頼はしたのだけど、どうなったんだっけ?読んだ記憶がないから、またお願いしようかな?(笑)指鬘物語 / 春秋社価格:1,870円(税込、送料別) (2025/3/22時点) 楽天で購入
2025.04.01
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わたしの知る花 町田 そのこ『読書メーター OF THE YEAR 2024-2025』で5位の作品。結局この小説は誰が主人公だったんだ?安珠でもないし、葛城平さんは序盤で亡くなっているし、安珠の祖母の悦子も脳梗塞で一か月ほど意識不明だったし・・・伏線もなーんもない普通の恋愛小説みたいな感じだったな。わたしの知る花 (単行本) [ 町田そのこ ]価格:1,870円(税込、送料無料) (2025/3/9時点) 楽天で購入
2025.03.22
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相剋の森 熊谷 達也昨年の10月に読んだ『邂逅の森』、その前年に刊行されたマタギ3部作の第1作。読む順番としては順序が逆だったけれど、おそらくこの本は『邂逅の森』の後に書かれたのだと思う。ライターの美佐子とマタギの滝沢との祖先の出自の件などは、この本を読んだだけでは???なのだが、先に『邂逅の森』を読んでいたお陰で、ああこれは『邂逅の森』の続編なんだと分かってうれしい。マタギ3部作の第3作になる『氷結の森』がどういったお話なのか分からないけれど、時代的には『邂逅の森』と今回の『相剋の森』の間のマタギのお話なのでは?と少し期待しています。相剋の森 (集英社文庫(日本)) [ 熊谷 達也 ]価格:1,100円(税込、送料無料) (2025/3/1時点) 楽天で購入
2025.03.11
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百年の孤独 ガブリエル・ガルシア=マルケス120ページほど読んだところでギブアップ。訳者はラテンアメリカ文学翻訳の第一人者だった、鼓直(つつみ ただし)さん。日本の文学者で翻訳家。法政大学名誉教授だった人である。とにかく似たような名前の登場人物が出てくるし、結局男と女のお話なのは分かるのだけど、息継ぎできない文章の羅列で、読んでいる今が何を描こうとしているのか?・・・読んでいる場面の現在地が分からなくなる難解な小説だった。頑張ったんだがダメでした。百年の孤独 [ ガブリエル・ガルシア=マルケス ]価格:3,520円(税込、送料無料) (2025/2/19時点) 楽天で購入
2025.02.27
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マッチメイク 不知火 京介第49回(2003年度) 江戸川乱歩賞受賞作品。肝心の猫爪カッターのすり替えはどういう風にやったんやろ?そこはあまり触れんといた方がいいのかな?しかしこの作家さん、2013年以降に作品を発刊した記録がないな。渾身のデビュー作で燃え尽きてしまったのか?【中古】マッチメイク / 不知火京介価格:460円(税込、送料無料) (2025/2/8時点) 楽天で購入
2025.02.19
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少女地獄 -夢野久作傑作集- 夢野 久作『死後の恋』『瓶詰の地獄』は以前違う短編に収録されていて読んだ。その他は、『氷の涯』『少女地獄』『何でも無い』『殺人リレー』『火星の女』の全7つの短編から成っていた。著者は明治生まれで、この短編たちは昭和初期に発表されたようで、毎度のことながら非常に読みにくい。巻末の解説にも書いてあったが、『死後の恋』『氷の涯』などに当時のハルピンやウラジオストークの様子が書かれているけれども、夢野 久作自身はこれらの地を一度も訪れたことはなかったそうだ。詳しく知りたい方は、巻末の解説を読んでください。少女地獄 夢野久作傑作集 (創元推理文庫) [ 夢野久作 ]価格:1,078円(税込、送料無料) (2025/1/31時点) 楽天で購入
2025.02.08
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雷の季節の終わりに 恒川 光太郎賢也と茜が主人公のお話が進行していく。じきに風霊鳥という鳥が共通事項のお話だと分かる。賢也と茜を取り巻く環境から、時系列的に賢也の方のお話が過去のお話だと考えてしまった。終盤近くなって、物語の時系列がわかってきて、賢也と茜の関係性もわかってくる。物語の途中で、殺された朱里が発したトバムネキという人物の名。この人物が後々のキーマンになってくる。ああ、ネタバレか。雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫) [ 恒川 光太郎 ]価格:748円(税込、送料無料) (2025/1/25時点) 楽天で購入
2025.01.31
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宙わたる教室 伊与原 新『読書メーター OF THE YEAR 2024-2025』で2位の作品。東新宿高校の定時制で発足した科学部のお話である。久々に読みながら笑ってしまった。物語はNHKでドラマ化されたようでストーリーはしっかりしていて、登場人物のキャラが立っていて読み応えあり。登場人物で一番高齢(70歳代)な定時制生徒の長峰省造さん。この人視点のお話が泣けるのだが、そこには最終章で大笑いさせられる大いなる伏線が引かれているのだ!たぶん読んだ人10人の内7人は笑えると思います、是非。宙わたる教室 [ 伊与原 新 ]価格:1,760円(税込、送料無料) (2025/1/15時点) 楽天で購入
2025.01.25
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リカバリー・カバヒコ 青山 美智子場所と時間軸はほぼ同じで、登場人物と各々の悩みが違うだけで構成された5つの短編小説。読んでいてつまらなかった。本屋大賞ノミネートのノミネート作品ということで期待したが、時間の無駄だったな。リカバリー・カバヒコ [ 青山美智子 ]価格:1,760円(税込、送料無料) (2025/1/11時点) 楽天で購入
2025.01.16
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君が手にするはずだった黄金について 小川 哲就活をする筈だったのが、エントリーシートの設問への回答がどうしても書けない。巡り巡って、小説を書くことになった小川くんのお話。たぶん筆者がモデルになっているのかも知れないけれど、プロローグがまあ長い。あ、これは『プロローグ』というタイトルの章かもと読み進めると分かる。同級生の片桐くんや、ババリュージさんは創作かも知れないけれど、他の同級生なんかはもしかして実在している人物なのかも。君が手にするはずだった黄金について [ 小川 哲 ]価格:1,760円(税込、送料無料) (2025/1/7時点) 楽天で購入
2025.01.12
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誘拐児 翔田 寛第54回(2008年度) 江戸川乱歩賞受賞作品。昭和21人に久我勇一を誘拐した犯人は誰だったのか、15年後に下條弥生を殺害した犯人は誰なのか?犯人までたどり着く過程が登場人物それぞれで経路が違っていたにも関わらず、偶然にも同じタイミングで辿り着くという小説ならではではあったが、それが臨場感を伴って素晴らしかった。詳しい謎解きはエピローグにおいて、輪島刑事が井口刑事との会話で上手く描いている。久々に江戸川乱歩賞受賞作品を読んだが、やはり面白いね。誘拐児 (講談社文庫) [ 翔田 寛 ]価格:712円(税込、送料無料) (2024/12/27時点) 楽天で購入
2025.01.07
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ツミデミック 一穂 ミチ第171回(2024年上半期) 直木賞受賞作品。罪(ツミ)+デミック ということらしい。パンデミック(たぶんコロナ禍)の時に起こった事件の話が6題。最近書かれた小説にコロナ禍の影が見えるお話が多いような気がします。10年後、20年後にそういった本を読んだら、当時の感覚を思い出すのかな。マスク、アルコール消毒、ステイホーム、3密回避とか。ツミデミック [ 一穂ミチ ]価格:1,870円(税込、送料無料) (2024/12/21時点) 楽天で購入
2024.12.30
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神の値段 一色 さゆり第14回(2015年)『このミステリーがすごい!』大賞受賞作品(『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』と同時受賞)なのだけど、この本の情報をどこから入手したんだっけ?この作家さんをちょっと調べたら綺麗な人だったので、天は二物を与えたのか?と興味を持って(というかスケベ心で)読んでみました。読者が置いて行かれるような描写や、「?」と思う描写が所々で見られ、ちょっと残念だったかな。最後の事件推理の内容はちょっと強引な気がするけれど、大賞作品ということは許容範囲だったのでしょう。神の値段 (宝島社文庫) [ 一色さゆり ]価格:693円(税込、送料無料) (2024/12/14時点) 楽天で購入
2024.12.21
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われは熊楠 岩井 圭也南方熊楠の名前は、何かの本だったかWikipediaだったか、それとも他の何かで見たことがあって知っていた。何だかすごい名前だなという第一印象。ちょっと前の朝ドラ『らんまん』で神木隆之介演じる主人公 槙野万太郎へ手紙を送った相手として、南方熊楠が出て来た(出演はなし)のが記憶に新しい。南方熊楠は、現代では「知の巨人」との評価されているようだが、言動や性格が奇抜だったようで、特に学問を追求したために起こった弊害も併せて書かれている。長男熊弥が精神異常を発症のは両者にとって悲惨だと思った。ほぼ史実に沿った内容のようです。われは熊楠 [ 岩井 圭也 ]価格:2,200円(税込、送料無料) (2024/11/30時点) 楽天で購入
2024.12.14
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ともぐい 河崎 秋子第170回(2023年下半期) 直木賞受賞作品。マタギの男の話なのだが、先日読んだ『邂逅の森(熊谷 達也著)』とは全く系統の違う作品だった。『邂逅の森』が熊撃ちをメインにしたマタギのお話だったのに対して、この作品は登場人物それぞれに異様さと悲哀が感じられ、それぞれが破滅していくストーリーとなっていた。直木賞受賞作品だが、万城目学さんの『八月の御所グラウンド』と同時受賞。どちらにも決め手が足りなかったような気がする。他のノミネート作品は読んでいないが、推して知るべしなのか?ともぐい [ 河崎 秋子 ]価格:1,925円(税込、送料無料) (2024/11/26時点) 楽天で購入
2024.12.03
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信長の原理 垣根 涼介どこかで聞いたことがある『2:6:2の法則』最初の2はよく働く蟻、6は働く蟻に追随して働く蟻、そして最後の2は明らかに働いていない蟻ということで、信長が自軍の家臣に当て嵌めた思考(信長の原理)に転じている。信長の人物像はイメージ通りであったが、光秀はちょっとイメージとは違った描き方だった。本能寺で討たれた信長が、自害する前に『2:6:2の法則』の真の意味に気付く。この本で言うところの信長の原理とは、特定の生き物を突出させない自然の摂理だったということだ。あ、これはネタバレだな。💦ちなみに『光秀の定理』という著書も書いているらしい。信長の原理 上 (角川文庫) [ 垣根 涼介 ]価格:814円(税込、送料無料) (2024/11/12時点) 楽天で購入 信長の原理 下 (角川文庫) [ 垣根 涼介 ]価格:814円(税込、送料無料) (2024/11/12時点) 楽天で購入
2024.11.25
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室町無頼 垣根 涼介たぶん今年読んだ本の中でNo.1だと思う。もし自分が若い頃にこの本があって、もし読んでいたらひょっとして人生が変わっていたかも?と想像してしまうくらい良かった。若い人には、是非この本を読んで読んで欲しい。図書館で借りた本だけど、楽天ブックスかAmazonで買って手元に置いておこうかな?室町無頼(上) (新潮文庫) [ 垣根 涼介 ]価格:781円(税込、送料無料) (2024/11/1時点) 楽天で購入 室町無頼(下) (新潮文庫) [ 垣根 涼介 ]価格:781円(税込、送料無料) (2024/11/1時点) 楽天で購入
2024.11.11
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あいにくあんたのためじゃない 柚木 麻子第171回直木賞の候補作品を知って、慌てて図書館に予約。人気作家さんだから、やはり借りれるまで少し時間がかかりました。全6話からなる短編小説。著者の経験したこと、身の回りで起こったこと、友達から聞いた話などがもとになって書かれたお話だそうです。なるほど~だから何だか生臭い感じがしたのか。あいにくあんたのためじゃない [ 柚木 麻子 ]価格:1,760円(税込、送料無料) (2024/10/26時点) 楽天で購入
2024.11.01
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金色の獣、彼方に向かう 恒川 光太郎金色の毛並みで緑色の瞳を持つ鼬(イタチ)に似た動物(もしくは雷獣)が全編で出てくる4編のお話。4編とも舞台も時代も違うお話だったけど、それぞれがとても面白かった。恒川 光太郎さんの作品は、様々な文学賞の候補にはなるけれど受賞までは至っていない様子。白骨は静聴した。こんな表現見たことない。無冠っておかしくない?面白いのに。【中古】 金色の獣、彼方に向かう/恒川光太郎【著】価格:605円(税込、送料別) (2024/10/23時点) 楽天で購入
2024.10.26
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秋の牢獄 恒川 光太郎囚われるお話3題。十一月七日に囚われ、移動する古民家に囚われ、幻術の世界に囚われる。どのお話も面白くて読みやすい。恐怖を感じさせないホラー小説の天才作家だね。秋の牢獄 (角川ホラー文庫) [ 恒川 光太郎 ]価格:638円(税込、送料無料) (2024/10/20時点) 楽天で購入
2024.10.23
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ワイルド・ソウル 垣根 涼介第25回(2004年) 吉川英治文学新人賞受賞作品。先日読んだ『邂逅の森(熊谷 達也 著)』と同様に、随分前からお気に入りに入れていた本なのだが、これもまた面白かった。ページ数が多めな本を後回しにするのは駄目だね。とは言っても、年のせいで目が悪くなってきたからか年々読むスピードが遅くなってきて、ページ数が多い本だと月に2~3冊しか読めない時もある。なので、どうしても数日で読了できそうな本を借りてきてしまう。読書メーターに読んだ本を登録するようになって、その傾向が顕著だ。本当は以前読んだ本と被らないようにするために、登録しているだけなんだけどね。戦後のブラジル移民入植事業が、この物語にあったように悲惨だったのかは分からないが、延べ移民総数は13万人に達したらしいので、似たような環境に入植した人も少なくなかったのではないか。山本さんは結果的に残念だったが、松尾は助かったし、ケイと貴子が概ねハッピーエンド?になったので良かったのかな。ワイルド・ソウル 上 (新潮文庫 新潮文庫) [ 垣根 涼介 ]価格:880円(税込、送料無料) (2024/10/9時点) 楽天で購入 ワイルド・ソウル 下 (新潮文庫 新潮文庫) [ 垣根 涼介 ]価格:880円(税込、送料無料) (2024/10/9時点) 楽天で購入
2024.10.21
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邂逅の森 熊谷 達也第131回(2004年上半期) 直木賞受賞作品。すごかった!今年読んだ本の中で、たぶんNo.1かも知れない。随分前に、お気に入りに入れていた本なのだけど、マタギのお話だったので後回しにしていて失敗だった。こんなに感銘する本だったら、もっと早く読めば良かった。この著者は何者?と思い調べていたら、この作品はマタギ3部作第2作目の本らしい。第1作と第3作も気になるんだが、どうすべか?邂逅の森 (文春文庫) [ 熊谷 達也 ]価格:968円(税込、送料無料) (2024/9/29時点) 楽天で購入
2024.10.09
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令和元年の人生ゲーム 麻布競馬場気が付くと「Z世代」という言葉があって、改めて調べてみると概ね1990年代後半から2000年代に生まれた世代を指すとのこと。生まれた時点でインターネットが利用可能であった世代のことを指すらしく、パソコンよりもスマートフォンを日常的に使いこなす世代との定義でもあるそうだ。そんなZ世代のリアルを描いているそうだが、あまりピンと来ない。自分の子供がちょうどZ世代になるのだが、この物語に出てくる若者像とはかなり違っている。上の子は優秀ではないけど、沼田くんに近いといえば近いかもね。あれ?ちょっとうすら寒い気がしてきた。令和元年の人生ゲーム [ 麻布競馬場 ]価格:1,650円(税込、送料無料) (2024/9/25時点) 楽天で購入
2024.09.30

後巷説百物語 京極 夏彦第130回(2003年下半期) 直木賞受賞作品。図書館の蔵書でお気に入りリストに入れていたこの本。嫁さんの蔵書にありました。京極 夏彦さんの本はどの本も分厚いので、お気に入りリストの本が貸し出し中で当分借りられないとか、予約した本の順番がまだまだ先といった時にしか読む気力が起きませんが、思い切って手に取って読むとやはり面白いですね。今回の百物語は、時系列的にいって最後になる感じですね。京極 夏彦さんの作品好きな嫁さんの解説よると、この後のシリーズも出版されているそうで、次巻の本の蔵書もあるらしく、その次の本は図書館の蔵書にあるらしいです。今回で百介さんが退場になってしまいましたが、与次郎さんや小夜さんが出てきましたので、新しい登場人物での百物語シリーズが書かれるかも知れませんね。後巷説百物語 (角川文庫) [ 京極 夏彦 ]価格:1,100円(税込、送料無料) (2024/8/26時点) 楽天で購入
2024.09.25
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水車小屋のネネ 津村 記久子2021年7月1日から2022年7月8日まで毎日新聞夕刊で連載されていたものを加筆修正したそうだ。物語は1981年から10年毎で、エピソードを含めると2021年までの5章仕立て。途中、こんなことは珍しいのだけど、腹を抱えて大笑いした場面があった。気になる方は、是非一読を。ちなみに、ネネとはヨウム(オウム目インコ科の鳥類)の名前のことで、登場するネネはとても良い子。平均寿命は50年前後とされているが、環境さえ整っていれば100年近く生きられとか。普通の人間位の寿命があるようで、生態によっては2度ほど反抗期になることがあるようだけど、ネネには反抗期がなかった様子。物語としては、1981年からの40年を描いているので、なんだかふあっとしたイメージのお話。水車小屋のネネ [ 津村 記久子 ]価格:1,980円(税込、送料無料) (2024/8/29時点) 楽天で購入
2024.09.10
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白い薔薇の淵まで 中山 可穂なぜこの本が、図書館のお気に入りリストに入れたかはっきりとは覚えていないのだが、おそらくQuoraの推薦図書棚スペースで取り上げられていたからだろうと思う。とてもきれいで情熱的な恋愛小説だった。あとがきで知ったのだが、こういった良書も絶版(角川文庫に入っている本を除いて)の憂き目にあっていて、たまたま縁あって河出文庫で復刊したそうだ。ちなみにこの作品は、第14回(2001年)山本周五郎賞を受賞した作品だとか。筆者もあとがきで書いているが、文学賞は受賞した時は良いが、何の役にも立たないということらしい。まあ「その本は、買わないんですか?」という声には、「すみません。図書館で借りてしまいました」と答えるしかないのだが。白い薔薇の淵まで (河出文庫)価格:803円(税込、送料無料) (2024/8/22時点) 楽天で購入
2024.08.26
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