使っている野菜は、、キャベツ、ニンジン、玉葱、聖護院大根、白菜それに少しのベーコン。これらの野菜は全て小さめに切りオリーヴオイルを少量加えて塩を振り、スエする。スエというのは弱火で材料を蒸すように炒めて、汗をかかせること。こうすると野菜の自然な甘味が出て美味しい。特にうちの畑の有機野菜は最高の味が出る。充分にスエして後は水を少しと塩コショウで味を整え、仕上げにオリーヴオイルの良いやつををぽたりと落とすだけでヘルシーで美味しいスープが出来る。スープに浮かべてあるのは、ルッコラのペースト。ルッコラをベースにバジルのジェノヴァペーストのように作った物。春らしい青々とした香りが広がる。 こちらは、pulet au vinaigre de vin、地鶏のワインヴィネガー煮込み。定番のクラシックな料理。鶏一羽を煮るのにニンニクを二株とワインヴィネガーを500cc位とトマトを少し使って煮込んでゆく。煮汁は裏漉ししてバターと生クリームを加えて仕上げる。バターライスは必ず附ける。この皿のバターライスには古代米を混ぜてある。古くて今は余り省みられない料理だが、とても美味しいのでたまには作りたくなってしまうのだ。