幕張本郷の小さなフレンチレストラン   サンク・オ・ピエのオーナーシェフ、中村雅信の日記ページ

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Oct 24, 2007
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カテゴリ: シェフの雑記帳
生牡蠣を食べる時何を飲みますか?

価格でいえば、プチシャブリといって(日本にはあまり輸入されていないが、、)現地なら500円くらいで買える安ワインから数万円もする特級の酩醸ものまである。
だから、シャブリに生牡蠣と一括りにしてしまうわけにはいかないのだ。
ただ、共通しているのはブドウの品種。これは、シャルドネ100%、辛口白ワイン用の高級品種だ。
このシャルドネというブドウは、女性に例えると化粧栄えするタイプというか、上手に手を掛けてあげるとものすごく美味しくなってくれる。ただし、やはり元の素材のレベルの差というのがあり、これが畑の等級だ。シャブリの場合、下からプチシャブリ(小シャブリ)、シャブリ(並のクラス)、一級、特級となっている。
シャブリは、世界中でとても人気があるのでこの20年あまりで特級とプチシャブリ以外の一級と並のクラスの畑は倍くらいに拡張されている。
まあ、商売繁盛というところか、、、。


シャブリのような辛口の白ワインが出来る土地の多くが、地下に石灰質の地層を持っている。もちろんシャブリも例外では無い。その石灰質の元になっているのが、太古の時代に堆積した牡蠣殻なのだ。シャブリのブドウの樹は地下の牡蠣殻からミネラル分を吸い上げ、それがこのワインの最大の魅力であるドライなミネラル感を作るのだと言われている。




もし三陸産の生牡蠣にシャブリと言うなら、市価で3000円から4000円くらいの並のクラスの若いものが良いだろう。その時にレモンやポン酢はやめておいたほうが良い。むしろ黒胡椒を少し挽きかけたほうが気が利いている。


〈続く?〉





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Last updated  Oct 24, 2007 08:37:54 PM


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