そういうわけで、生の魚介類や魚卵や魚の内臓などの生臭系の食物には、普通の辛口白ワインはベストマッチとは言いがたい。生牡蠣は、貝の中では珍しく内臓が大きく発達していてそれがあの牡蠣の旨味やコクの正体なのだが、ワインにとっての大敵でもあるわけだ。
これを美味しく食べるためには、やはり日本人なら日本酒!強力な臭み消しであるおろしポン酢などとも相性がよいし、レモンやカボスやスダチと組み合わせても問題は無い。中庸の味わいの吟醸香の強くない、柔かい味わいの酒なら何でもいいだろう。
それから、イギリス風にギネスの黒ビールも良い。この場合は、やはりカクテルソース(ケチャップ、ウスターソース、タバスコ、ナツメグなどを混ぜて作る)よく太った夏の岩牡蠣や広島産のコクのある生牡蠣にはすこぶる合う。イギリスでは、さらにシングルモルトのウイスキーを飲みながら生牡蠣のカクテルソースを食べ、ギネスビールをチェイサー代わりにというオヤジもいるようだ。
<続く>
夏ですねぇ Jul 31, 2009
ラタトゥイユもできました。 Jun 25, 2009
イナダ Apr 21, 2009
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