
サンク・オ・ピエの自家製スモークサーモン始めました!
スーパーなどで売っているスモークサーモンのほとんどは、実はスモークサーモンではありません。えっ?と思うかもしれませんが、燻液といって煙フレーバーのマリネ液に漬けただけなんですね。日本の法律ではそれをスモークサーモンとして販売しても何ら問題はありません。食品偽装でも何でもないです。
本物の燻製は、塩づけして塩を落とし、表面を少し乾燥させ煙に当てます。冷燻(30℃以下の低温)、温燻(60℃前後のたんぱく質凝固温度帯)、熱燻(100℃以上の高温)と煙の温度帯がありまして、スモークサーモンは冷燻です。火の無いところに煙は立たないわけですから、冷燻というのは煙を冷やす必要があるので、寒い時期が適しています。そういうわけでサンク・オ・ピエのスモークサーモンは11月から3月頃までの限定メニューとなっております。
ちなみに温燻はハムやソーセージなどにしっとり火を通しながらスモークする感じです。熱燻の代表格は北京ダックですね。ローストとスモークが同時進行なわけです。

エゾ鹿のロースト、グランヴヌール風もオンメニューです!鹿は北海道産の野生の鹿です。グランヴヌール風とは、、、グランヴヌールとは王様の狩猟を仕切る狩猟頭のことで、野山や天候などに詳しいベテラン猟師のことです。夏に森で取っておいたブルーベリーやラズベリーなどで作ったジャムを鹿のソースに使います。
サンク・オ・ピエの場合は、自家菜園のブルーベリーを冷凍でストックしておいてそれをコンポートにしたものを使います。ジャムほどは甘くありませんから、さっぱりしたソースになります。やや強めに黒胡椒を利かせた鹿のグランヴヌール風には、南仏や西南仏のシラー種のブドウで作ったワインが最高に合います!シラーのワインはベリー系の果実味とスパイスやハーブの香りがあるので良く合うんですね。
明日からレギュラーコースとしてメニューにのっています。
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