そういう状態ですが、ここへきて7月26日にブルガリアからの輸入停止措置が解除されました!とはいっても、冷凍コンテナ船での輸入ですから品物が届くのは10月くらいなるのではと見ております。また、ハンガリーの状況もかなり良いらしく、近く輸入が解禁になるであろうという噂も聞きます。
で、フランスに関してですが日本との交渉が難航しているようで輸入解禁の道は険しそうです。というのは、フランスの高級家禽類はフォアグラ用の鴨にしてもブレスの鶏にしてもシャランの鴨にしても必ず一定期間の放牧が義務付けられており、そのために鳥インフルエンザに感染するリスクが高くなるわけです。日本政府としてはそこを終始ゲージ飼育で日本向けのものを作ってもらいたいわけですが、フランス側はそんなことをしたらまともな鶏を作れない。ということで、話は平行線らしいです。仮にもし日本側の要求が通ったとしても、ブレス産の鶏ではなくブレス風の鶏、シャラン産鴨ではなく、シャラン風鴨というような日本向けのまがい物的なものになってしまうかもしれません。いずれにせよ、フランスの家禽類の輸入解禁にはまだまだ時間がかかりそうです。現時点では、フランスの高級家禽類やフォアグラを食べたいのなら、フランスに行くしか方法はありません。
私としてもフォアグラは、まあブルガリア産やハンガリー産でまあまあ使えるので良いのですが、ブレスの鶏やシャランの鴨がないのは寂しい限りです。
という状況ですので、まもなくサンク・オ・ピエのフォアグラは無くなります。順調にいけば10月頃には入ってくるかもしれません。なお、フォアグラのお取り置きのご希望も多いのですが、これはやっておりません。早い者勝ちということでお願いします。在庫があれば黒板メニューにのっております。
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