マグレ鴨はフォアグラをとるために肥育した鴨です。そのためにおいしい脂がのっています。このラングドック地方産の鴨は地元産のトウモロコシだけを餌とするように法律で義務付けられているんです。その肉をチェルビア産の塩で軽く塩漬けにしてから冷燻にかけたスモーク生ハムです。赤身の旨味とスーッと解ける脂が美味いですよ!サラダの上には舞茸、椎茸、エリンギに刷毛で軽くガーリックオリーヴオイルを塗ってからグリラーでさっと焼いたキノコを載せてあります。皿が目の前に置かれるとまず焼き立てのキノコの香りが立ちますね。秋らしい気分になりますね。合わせるワインは、、今回ももちろん相川さんのワインです。 Corbieres Le Blanc de l‘Œuf MAS DES CAPRICES
Potage , Creme de Saumon d'Automne 秋鮭のポタージュ仕立てです。 秋鮭は一塩当てて水分と臭みを抜きます。玉ねぎのスライスをバターで炒めニンニクも少しだけ加えます。そこに秋鮭を加えて潰すように炒めます。しっかりと火が通って鮭がつぶれたら、ジャガイモと薄めのチキンブイヨンを加えて15分ほど煮てからミキサーで滑らかにしてシノワで濾します。牛乳少しで伸ばし、仕上げにバターを少し。ポタージュというと野菜物が多いですが、こうして鮭で作ってみると改めて動物質の美味さに作った本人もちょっとびっくりするほどでした。もう、すごくワインが飲みたくなる味です。(笑)スペイン産のスモークをかけたピメントン(パプリカの粉)を少し振ってあります。まあ、考えてみれば、塩鮭とか代表的ご飯のおかずですからね、、主役級の食材をつぶして液化してしまうのですから美味いわけですね。合わせるワインは、、 Coteaux du Languedoc Prose Rose Domaine de la Prose
Cuisse de Pintade poelee avec Risotte aux duxelles de champignons フランス産ホロホロ鳥のモモ肉のポワレ、香り炸裂!キノコのデュクセル風味のリゾット添え、メインです。 生の肉の画像もご覧ください。鶏肉より赤身があって脂肪は少なめです。旨味が強いですね。それから骨が固いです。鶏の骨がアルミくらいだとすると、ホロホロ鳥は銅くらいかな?野生の雉だと鋼鉄みたいです。(あくまでたとえ話ですが、、)ホロホロ鳥は皮をパリッと身のほうは余熱を使ってしっとりと焼き上げます。リゾットはキノコのデュクセルとドライポルチ-ニの粉も入れてあります。デュクセルというのはキノコ(マッシュルーム、舞茸、椎茸、シメジ)を微塵切りにして3時間ほど弱火で炒めて水分を飛ばして味を凝縮させたものです。そのため、このリゾットは米よりキノコのほうが多いくらいになっています。まあ、究極的キノコ飯ですね!合わせるワインは、、 Saint-Aubin 1er Cru Les Castets Domaine Billard
Gateau aux chataignes , amandes et noisettes Glace au cafe ECRU et marrons Pave de chocolat au cointereau 山栗粉、アーモンド粉、ヘーゼルナッツのケーキ さかもとこーひーのカフェ・エクルと栗のアイスクリーム 生チョコパヴェ、コアントロー風味 デザートです。 ケーキは、ローマ法王献上品のマレルバという山栗の粉とアーモンド粉を半々でキャトル・カール的な生地を作り、焼いて砕いたヘーゼルナッツも混ぜて、真ん中にラム酒を利かせたマロンペーストを和菓子の栗餡風に挟んで焼き上げてあります。 アイスクリームはさかもとこーひーのラテの素カフェエクルを使ったアイスクリームに焼いて砕いた栗を混ぜてあります。 生チョコはベルギーのカレボーのビターチョコをベースにオレンジリキュールのコアントローを利かせたものです。 全体的に茶色で秋のイメージ、古庵とr-やあむしゅがしっかり利いていて大人の味わいです。特にケーキはマダムに試食させたら、目をむいて美味しー!と言ってましたよ。