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定例会。メンバーは異なるが今回も5人で。5人揃うと嬉しいね。5人ゲーができるから(当たり前)。
●ストーンエイジ拡張入り
ワーカーを置ききったあと、改めてアクションを実行する古典的ワーカープレイスメントの傑作。ガチンコになりがちなこのシステムにダイスを組み込むことで、一気にプレイ感を軽くしているところが素晴らしい。基本ゲームだと4人までだが、拡張「スタイルがゴール」を入れることで5人までプレイできるようになったので試してみた。
プレイヤーは石器時代の部族の長(たぶん)。自分の部族を発展させるため、部族民を狩りに行かせて食料を調達したり、木材、煉瓦、石材、金を取りに行かせたりする。村の中で武器を作らせたり、畑を開墾させたり、愛の家(通称ラブホw)に2人でこもらせて子作りさせたりすることもできる。そうして部族民を食料で養いつつ、稼いだ資源を使って立派な小屋を建てたり、川の上流から流れてくる漂流物を得たりして得点を稼ぐ。小屋タイルの山が1つなくなるか、文明カードが場に補充できなくなったらゲーム終了。最終得点計算をして(ここで50点から100点弱は稼がないと駄目だw)最多得点プレイヤーの勝ち。
基本ゲームのルールはこんなところ。拡張を入れると、基本ゲームボードの上に拡張ボードを置いて、村で実行できるアクションが1つ増える。このアクションは「交易」と呼ばれ、実行するたびに交易トラック上のマーカーが2マス進み、新たに増えた資源である「装飾品」が手に入る。その上、トラック上のマーカーの位置に応じた比率で任意の資源を別の資源に交換できるようになる。ゲーム終了後に気づいたが、この効果が破格に強力だった。
「交易」の他、「狩り」アクションでも食料か装飾品のどちらかを選んで取ることができるようになった。装飾品は余らせてしまうと何の役にも立たないが、全部他の資源に交換できたと仮定すると、1対1で交換したとしても(そうできるようになるには「交易」アクションを2回実行するだけでよい)その価値は平均して4になる。実際には木材と交換することもないだろうから、もう少し高い。その装飾品が、「交易」アクションならワーカーを2個置くことで2個取れる。ワーカー1個の価値は1D6=3.5だからまったく損はしない。「狩り」で取るならさらに効率がいい。出目2ごとに価値4以上の装飾品を取れるのだから。もう石材や金を取るのにワーカーを置くのが(ただでさえ稀だったのに)ばかばかしくなるくらいだ。
2対1交換できるようになったら、これはもう爆発的な火力になる。木材3個と装飾品1個で「資源2種5個」を必要とする小屋が建ち、27点取れちゃうw さすがにここまで「交易」アクションを実行した場合、装飾品を全部他の資源に交換することはできないかもしれないが、装飾品3個で文明カードを取れるスペースまで追加されてしまったので、余りそうならこのスペースのカードを取ればいい。
とまあ、ここまで考えが及んだのはゲーム終了後であり、プレイ中は装飾品をまったく無視して飢餓戦略(食料をまったく調達せず、毎ターン10点を失うペナルティーを受けつつ、大量のワーカーでそれ以上稼ぐ戦略)を取ったため、惨敗w 飢餓戦略自体はまだ通用しそうだったが、その運用方法がまずかった。もうすこし得点となる要素に早めに手をつけるべきだったし、さすがに装飾品ルール全無視では勝てるわけがなかった。そりゃそうだ。詳しい考察を抜きにしても、追加要素が既存の要素より弱かったら、その要素を追加する意味なんかまるでないんだからw 仮に等価であったとしても、選択肢を広げるために最低1回は「交易」アクションを実行しておくべきだった。知ってか知らずか、この「交易」アクションに特化したプレイヤーが勝利。ゲーム終了時に小屋の数が得点になるカードを3枚もがめてぶっちぎった。
最低でもあと1回は試してみないと確かなことは言えないが、ここまで書いたように、たぶん装飾品がバランスブレイク気味に強すぎる感じ。つまらなくなるほどじゃないが、基本ゲームのみでやる方が好みかな。
なお、現在国内で流通している拡張セットでは、一部小屋タイルの能力について、ルールブック中に説明がない。なぜなら、原語のドイツ語ルールにも「以下のタイルは以前雑誌のおまけでついていたものです。ルールは○○(URL)にあります」とだけ書かれており、それをそのまま訳しているからだ。しかもURLは削除されている。ドイツ語が読めない限り、すべてのコンポーネントを使ってゲームすることはできないと言うことだ。幸い有志による和訳が(基本セット、拡張共に)公開されているので、今から購入しようという方は海外ショップの利用を強くお勧めする。少なくともこの拡張にのみ関して言えば、国内で買う理由はまったくない。完全な和訳がついていないのだから。
飢えて骨と皮になった我が部族民。これで勝利していれば少しは報われただろうが、プレイングの甘さにより5人中4位。族長として八つ裂きにされても仕方ないレベルw
●ハワイ
前回のプレイ記録は こちら
。
ハワイ本島内のタイル配置によって、プレイごとにゲームが大きく様変わりするのが「ハワイ」のいいところ。今回は一番手前に「長いコテージ」と「カヌー」が来て、一番奥に「フラダンサー」と「槍のコテージ/交換コテージ」が来た。
序盤に倍額払って収入獲得系コテージを効率よく取るのがセオリーだろうけど、そんなのは神様タイルの巡り合わせであっけなくひっくり返ることが分かったw スタートプレイヤーが1ラウンド目の1手目でPELE(どれだけ移動しても足の支払いが固定になる)II面を取ったらもうどうしようもないw 最終的には2位と1点差の大接戦だったが、これは他プレイヤーが2位プレイヤーをまったく絞らなかった結果だしなあ。5人プレイでこの形になったら、その時点であとは作業っぽい。そうでなくても1ラウンド目の5番手プレイヤーのストレスたるやそうとうなものがあるので、実は3人プレイがベストかも。4人でも厳しいかもしれない。
島の手前にあるものを軸にして、奥にあるものは船を使って小島から取るのがよさそうな気もする。面白いのは確かだし、またやりたくはある。ただし5人プレイはもう勘弁w
我が王国の最終形態。5人だと村3つが限界とそうそうに見切りをつけたのが失敗。4ついけたね。
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