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・前回までのあらすじ
クソゲーの連戦で身も心も傷つき、疲れ果てたshirohineは、ついにビッグバントーナメント離脱の決意をする。しかし次回開催予告には、shirohineしか持っていないレアゲーム「コピーキャット」の画像が……。脳内彼女達に「これで最後だ」と約束し、準備万端整えた「コピーキャット」を抱えてロロステに向かうshirohine。しかしそれこそ、狡猾なオビ湾と、その配下である邪悪の権化、ドゥーム騎士団の巧妙な罠だったのだ!
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ビッグバントーナメント第三十四夜~地獄のトライアスロン
●モンスターアラーム
各プレイヤーに均等に配られたモンスターカードを、それぞれ2つの山に適当に分けて表向きで手元に置く。手番が来たら、どちらかの山の上で見えているモンスターカード1枚を場に出す。黄、緑、青、赤の4色があり、黄と緑は得点、青と赤は失点。紫はどの色としても使える(得点にも失点にもなる)。こうしてどんどん場にカードを出していき、出したカードがその色の4枚目だった場合、その4枚を全部引き取って得点か失点にする。全部のカードが場に出たらゲーム終了。最多得点プレイヤーの勝ち。
失点カードは当然取りたくないが、山のトップカードが両方とも失点になったりすると悶絶する。対象6歳以上なので戦術性はあまりないが、ちょっとは考えることもあるので、それなりに楽しめる。
●置屋
場に4×4の形に並べられた庭園タイルを自分の芸者トークンで1枚ずつ取っていく2人専用ゲーム。目的は自分の芸者トークンを一直線に4枚並べるか、2×2の形に並べること。
庭園タイルには常に「紅葉+短冊」といった感じで、2つの情報が示されている。スタートプレイヤーが、まず外周の12枚から任意の1枚を取って、そこに芸者トークンを置く。すると相手プレイヤーは、スタートプレイヤーが取ったタイルと同じ情報を1つ持つタイルしか取れなくなる。たとえば「紅葉+短冊」を取られたら「紅葉」か「短冊」のどちらかの情報を持つタイルしか取れない。これを繰り返していく。
変形四目並べ。最初の1枚に対して、後手が取れるタイルは6枚。そのあとはどんどん減っていき、いずれ1枚しか取れなくなる。選択肢が3択になったあたりで、大人なら最後まで読み切ることが可能なくらいの軽さなので、時間制限なしだとほぼ先手が勝つだろう。1手30秒くらいに制限してやった方がいいかもね。私の好みからすると軽すぎだが、勘違い日本観はほほえましいレベルだし、すぐ終わる(長考しても10分かからない)のでゲームとしては成立してる。
CAUTION!
●フィルムフィクサー
映画プロデューサーとなって、役者を揃えて映画を作ってお金や勝利点を得ていく。おおむね山が尽きるまで手番のプレイを繰り返し、最多得点プレイヤーの勝ち。
つまらない。ゲーム終了時、手持ちの3金が1点になるので、役者にいくらコストをかけたら何点/何金稼がなければならないかが明白。たとえば使い捨ての役者(そういうのがいるのだ)のコストが6金だったら、1回で6金以上か2点以上を稼がないといけない。特殊能力もあるのでそこまで単純ではないが、計算しやすいことに変わりはなく、最適効率を求めやすい。
「役者買って、映画作って手番終了」では他プレイヤーとの絡みがほぼないので、取ってつけた投資ルールがある。手番プレイヤーの行動を予測し、当たるといいことがあり、外すと悪いことがあるのだが、予測にはお金カードを使うため、適切なカードがないと予測できない。「場にA社の映画カードしかないから、当然A社の映画を作るだろう」と思っても、手札にA社のシンボルを持ったお金カードがなければ投資できない。予測が運頼みってどういうことだw
予測が当たると、その予測に使ったお金カードを得点として手元に伏せるか、より上位のお金カードに交換できる。たとえば1金カードで予測が当たると、1金失って1点を得るか、1金失って3金カードを得ることができる。「3金=1点」なので、1金カードの投資によって得られる利益は、どちらを選んでも2金相当。だったら静的な1点より、動的でさらなる得点チャンスを生むお金カードに交換した方がいいに決まってる。得点として埋めるルールがいっさい機能してないw さすがに3金と6金は埋めた方が効率よくなってるけど、外したときのダメージがでかい大金カードを頻繁に賭けるかね?
他プレイヤーの予測を外すかどうかの判断が容易(相手が得るものは分かっているので、それより稼げるなら予測通りに動いてよし。稼げないなら予測を外した方がいい)だとか、後半は役者買わないから場にたまる一方とか……さすがにどっかルール間違ってたんじゃなかろうか。
●マフィアダラー
続々とドゥーム騎士たちが集結してきたので、COQさん持ち込みのこれを6人で。
手番は基本的にワンドローワンプレイ。ギャングカードや倉庫カードを出したり、ギャングに装備品カードをつけたりするのがワンプレイ。その上で、ギャングカードと倉庫カードの少ない方の分だけ、ギャングを派遣して飲む・打つ・買う・煙草の得点カードを取ったり、他のギャングをぶっ殺したり、他プレイヤーの倉庫を襲撃して得点カードを盗んできたりすることができる。これを“山札が尽きるまで”繰り返し、最多得点プレイヤーの勝ち。
何しろワンドローワンプレイ。得点カードを引いた場合は場に出し、それ以外のカードを引くまで引き続けるのだが、得点カード44枚に対し、全カード枚数は173枚w おおむね1枚ずつしか山札減らないのにw
手数の少なさに加え、ギャングを引かないとそもそも何もできない。各行動の難易度が比較的高いので、場の得点カードを取る以外の行動はなかなかやりづらい。いったんギャングアクションを実行したギャングはアジトに戻ってきてしまい、それをもう一度町に派遣するのに1回分のギャングアクションを消費してしまうため、とにかくゲームが進まないw
いっこうに減らない山札に心折られていると、COQさんがそっと山札の上から3分の2を取り除いてくれた……ドゥーム騎士団に降臨した天使! ありがとうCOQさんw
雑な得点カードと特殊カードのため、「長時間かかる運ゲー」という最悪の部類に入るゲームとなっている。まともにプレイして最後まで山札を崩せるとは思えないw
●男前動物園
男前の動物となって、迷子の園児を出口まで送り届けるゲーム。ここまで来るとやる前からネタなのが分かってるとはいえ、ゲームとしては最悪。実質終了できないので、壊れていると言わざるを得ない。1点。
知ってる人は「モンスターメーカー」だと思ってもらえばいい。上がりそうなプレイヤーを誰かが邪魔する。邪魔を排除した手番には進めない。つまり「モンスターメーカー」同様、他のすべてのプレイヤーの邪魔カードがたまたま尽きたときにたまたまぴったりの移動力で戻って来られない限り、ゲームは終わらない。そして「モンスターメーカー」ならモンスターカードと勇者カードが分かれていたため、そういうこともたまにはあった。しかしこのゲームでは邪魔も除外も男前動物カードでやるので、当然その枚数も多く、全プレイヤーの手札にないなんてことはほぼあり得ない。ゆえにほぼ100%終わらないw この欠陥にプレイ前から気づいていたので、山が尽きた時点で強制終了とした。まあこのゲーム買う人は絵を楽しむために買うんだろうけど。
●クレイジーキック
最後にサッカーゲームをチーム戦で。トランプの「クイックリレー」みたいなゲーム。
各カードにはそのカードが表している選手名と、その選手がパスを出す他の選手名が1つか2つ書かれてる。で、場札があって、その選手がパスを出す選手のカードをどんどん重ねていく。カードは向きによって、チームごとにパスを出す相手が変わるので、相手チームにカードを出されると、また違う選手にパスを繋がなければならなくなる。そうしてどんどんカードを出していき、「ゴール」と書かれたカードを出せたら1点。5点先取(サッカーで5点かよw)でそのチームの勝ち。
2人でやった方がいいかもね。大騒ぎできるので一定の楽しさはあるが、それはゲームの楽しさじゃないしなあ。チーム戦だと待ち伏せ戦法(他のチームメイトがパスを繋いでいき、手元にゴールカードが出たプレイヤーは、そのカードを出せるタイミングを虎視眈々と待つだけ)が有効になりそうなのもイマイチ。この日やった3大クソゲーに比べたらずっとよかったけどw
・次回予告
「ぐふっ! 見事だ、shirohine……だが儂を倒したところで何も変わらぬ! また誰かがクソゲーをプレイし、人々の心を蝕むだろう……」
「なぜだ……なぜそこまでクソゲーにこだわる!」
「光あるところには必ず闇がある……人の欲には際限がない。良ゲーだけをプレイしていても、すぐにハードルを上げてさらなる良ゲーを求めるだろう。そうなっては、本来良ゲーと評価されるべきものまで駆逐されてしまう……良ゲーを正しく良ゲーと評価するため、クソゲーはなくてはならない必要悪なのだ」
「!! まさか、それを俺に伝えるために、自分もダメージを受けることを承知でクソゲーばかりプレイしていたというのか……?」
良ゲーとは、クソゲーとは何なのか? そして次回こそ「コピーキャット」はプレイされるのか? shirohineは参加しないのに!
次回「ビッグバントーナメント」第三十四夜「ドゥーム怒りの逆襲」を刮目して待て!
君のハートにワーカープレイスメント(キャッチフレーズ)
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