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「ゲームマーケットで謎解きいくつか買ったからやろうぜー」とお誘いいただいたので参加。いたるさん、旅団長さん、私の3人。
● ある文具ポーチからの推測
チャック横町(外箱がないゲームでなければならない、などの制約がある中でゲームを作って売るエリア)で売っていたというこれから。
主人公は学習塾に通う高校生。自習室で勉強していたが、退室間際に誰かの忘れ物らしき文具ポーチに気づく。本来なら事務室などに届けるところだが、ちょっとした経緯で自ら持ち主を調べようとした結果……というお話。
最初の質問と共に、実際に文具ポーチに入っててもおかしくないもの(筆記用具など)が入っている。それらを念入りに調べて、質問の回答はwebでする。合っていたら次の謎の指示があり……というように展開していく。
何しろ謎解きなので言えるのはこのあたりまでだが、2000円でこのコンポーネント(百均で全部揃えるだけでも500円くらいはするだろうし、間違いなく一つ一つ手作業でなければできない要素もあった)、このボリュームなら、謎解きとしてはまったく不満ないレベル。“体験推理小説”と銘打っているだけあってストーリーもよくできており、特に最後は感心させられた。
最大限ぼかして苦言を呈すると、解き方を間違えた場合に詰んでしまうような謎がいくつかあったので、そこは改善して欲しい。たとえるなら、謎を解いた結果としてはさみを使うような気がしたから切断してみたけど、切るところが間違ってた、みたいな感じw こういうのを全部つぶしてしまうと謎の幅が狭くなってしまうので難しいだろうけどね。
同じシリーズで「 ある化粧ポーチからの推測
」というのもあるようなので、そちらもぜひプレイしてみたい。
● 環状鉄道都市の宝
Today's MASTERPIECE!!
続いてこれ。国内最大手クラスの謎解き制作会社だという「タカラッシュ!」の持ち帰り謎。これがもうほんとに山ほどあるのだが、中でも人気のシリーズらしいアイゼンバーン博士シリーズのうちの1作。
ある鉱山都市に“幻の水晶”ローズクリスタルを隠したじいさんがいたが亡くなってしまう。その遺言により、ローズクリスタルを発見して破壊しなければならないが、どこにあるのか分からない。そこでプレイヤーは依頼を受けたアイゼンバーン博士となり、さまざまな謎を解いてローズクリスタルのありかを突き止めていく……というお話。
いやー面白かった。簡単な序盤から徐々に難易度が上がっていき、終盤は手も足も出なくなったけど、ヒントを見ると納得できるところがすごかった。たいていの謎解きでヒント見なきゃわからんような謎はヒント見ても「こんなん分かるか!」としか思えないのに、これは「あー確かに! ちゃんと考えれば分かったのになー」って気にさせてくれる。
極度の出不精で用事のない休日は家から一歩の出ないレベルの私が「この会社の町謎ならプレイしに出かけてもいいかな」って思うくらいの良作だった。これまで謎解きゲーは「アンロック!」最高! としか思ってなかったけど、そのはるかに上を行くね。私がものを知らなすぎたw そりゃ日本でプレイされることを想定して日本で作られた謎の方が圧倒的に解きやすいし納得感もあるわなw
難易度はかなり高かったが、それもそのはずで、このシリーズの他の作品はたいてい難易度★3相当なのに、これだけ最高難易度の★5つw たぶん私には★3くらいでちょうどいい気がするので、何としても他のシリーズ作品もやってみたいし、この会社の他の謎も試してみたいね。
一つだけ注意すべきことがあって、この「環状鉄道都市の宝」だけは、解いたあとで別の謎解きに挑戦することができるアナザーストーリーがある。本編の内容物に加えて追加の内容物が必要になるのだが(当然追加でちょっぴりお金がかかる)、本編ではこのアナザーストーリーの存在がいっさい触れられていないので、普通はプレイ後に捨ててしまうだろう。あとで気づいても手遅れなので、できれば両方一緒に購入した方がいい。本編をクリアすればアナザーストーリーもプレイしたくなるのは間違いないよ。
あーあともう一つ。謎解きに詰まったときには公式サイトでヒントを見ることができるが、何と会員登録をしておかないと見られない。しかも会員登録終了までに結構なステップを踏むので、自信がない人は事前にすませておいた方がいいだろう。
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