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<Pro fileの質問>
現在、9階建てのマンションを建設し、月末には引渡し予定。しかし、昨年末にマンションが22センチ程ズレて建てられている事が判明。ズレて建てられてた事で隣との境界が25センチ程しか無くなり、塀やメンテナンスの足場が設置困難な状態に。建設会社は測量会社が間違えたと言い、測量会社は指示通り測量をしたと主張。測量会社は建設会社の紹介で測量を依頼。私は設計会社には契約通りマンションが建てられなかったので、建築費の1パーセントの示談金を請求予定です。弁護士に相談しても建設会社の契約違反であり、測量間違いは建設会社と測量会社の問題であり、施主には関係無いとの見解。このまま建設会社が非を認め無い場合、どう対応すべきか教えて下さい。
<応答>
先ず、合法化のため「計画変更申請」後、「建設工事紛争審査会の仲裁」
直接原因の現場監督さんの指示が悪いのか?測量会社が勘違いしたかは関係ない。
建物配置を間違えたのは「請負者(建設会社の社長)」の責任。つぎに、「設計監理者」や中間検査で配置を確認した「審査機関」も間違いに気付かなかった責任。
施主には責任がないのは明白で、「困っている。」と言うスタンスで各者に電話し情報を得て協力を求める。
次に、建築基準法上合法を確認するため、審査機関に「計画変更申請」を出し、「完了検査」を受ける。計画変更申請は変更個所の着手前に審査完了が基本だが、今回は審査機関も検査ミスをしてるので、真剣に対応してくれると思う。どんな事をしても「工事検査済書」を取得する。
並行して、工事請負契約書、設計契約書を熟読する。特に契約書の「図面・仕様書に適合しない施工」、「瑕疵担保」「紛争の解決」を読み、その文言に従い交渉する。
「工事完了検査済」を取得したのち、工事完了時の工事代金の支払いはせず、訴訟また建設工事紛争審査会の仲裁を行う。一般訴訟は専門家が少なく時間はかかる。建設紛争審査会の仲裁のほうが専門家も多く、結論が早く、訴訟と同じ効力がある。ただ、少し建設業者寄りとの意見もある。しかし訴訟でダラダラ時間もかかり訴訟費用も考えるとトータルで判断する必要がある。
工事代金の支払い時期、額は注意を要する。払ってしまったら、何もやってもらえない可能性が大きい。
Pro file
http://profile.ne.jp/pf/bamba/q/q-148697/
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