《櫻井ジャーナル》

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

サイド自由欄

寄付/カンパのお願い

巣鴨信用金庫
店番号:002(大塚支店)
預金種目:普通
口座番号:0002105
口座名:櫻井春彦

2011.03.28
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 枝野幸男官房長官にしろ、原子力安全・保安院にしろ、「直ちに影響はない」と連発している。急性症状は出ないものの、内部被曝によってガンなどの晩発性障害は出ると暗に認めているわけだ。

 その晩発性障害が発症するまでには数年から数十年はかかると言われている。チェルノブイリ原発事故は1986年4月、つまり25年前の出来事。すでに子供の甲状腺ガンは急増しているようだが、晩発性の影響はこれからが本番だとも言える。ガンが増えても情報を隠し、誤魔化し、表に出てきても「因果関係を証明できない」と言い逃れするだろうが。

フランスのASN(核安全局)のアンドレクラウデ・ラコスト局長 は、福島第1原発の事故による放射能汚染と日本は今後何十年も闘わなければならず、汚染地域も100キロメートル以上に広がる可能性があると3月21日に発言しているようだ。

 しかし、汚染との闘いが一段落したとしても、晩発性障害との闘いは終わらない。事故の進行具合によっては、さらに深刻な事態も想定できる。ともかく、福島第1原発事故との闘いは始まったばかりだということになる。

 この困難な闘いを続けるためには、新たな闘いなど始められない。つまり、浜岡原発をはじめ、日本という地震地帯の上に建設されてきた全ての原発を速やかに止める必要がある。勿論、それでも冷却に時間がかかるわけで、止めたからといって安全になるわけではないが、少しでもマシな方向へ進むしかない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011.03.29 00:45:58


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: