《櫻井ジャーナル》

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2011.04.12
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 改めて書くまでもないだろうが、福島第1原発の事故はINES(国際原子力事象評価尺度)で「レベル7」に相当すると経済産業省の原子力安全・保安院は4月12日にやっと認めたという。

 多くの専門家(テレビには出てこないような人々)は早い段階で指摘していた話だが、同院はレベル4だ、5だと過小評価してきた。事故が発生した直後に毎時1万テラベクレルの放射性物質が数時間に渡って放出されたというので、この段階でレベル7に達していたということになる。この事実を東電も、原子力安全・保安院も、内閣も知っていたと考えるべきだろう。

 福島第1原発から放出された放射性物質はチェルノブイリ原発の1割程度だと安全・保安院は主張しているようだが、3月下旬には違う数字がオーストリアで公表されている。福島で放出された放射性のセシウムはチェルノブイリ原発の20から60%(現在の推計によると、セシウム137は50%)であり、ヨード131は20%に達するとZAMG(気象地球力学中央研究所)は報告しているのだ。

 トータルではどういう比率になるかわからないが、多くの国では今でも日本の政府や電力会社は事故を小さく見せようとしていると思っているかもしれない。

 フランスやドイツなどのヨーロッパ諸国は自国民に避難するように勧告しているらしいが、アメリカ軍の関係者もかなり避難しているという。アメリカ大使館くらいなら、いざとなればヘリコプターなどを利用してすぐにでも逃げることができるだろう。





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最終更新日  2011.04.13 04:08:39


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