継続は剛力なり~前田剛力のあなたの一日を豊かにするヒント

継続は剛力なり~前田剛力のあなたの一日を豊かにするヒント

2008.01.13
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今週のゲストは「新しい株式投資論-合理的へそ曲がりのすすめ」の著者で経済評論家の山崎元さんでした。


東大経済学部を卒業後、三菱商事を皮切りに25年間で転職12回、一流企業を渡り歩いているそうで、「日本では珍しい、回数的にはNo1じゃないですか」と竹村さんも呆れ顔。山崎さんの転職履歴です。
・三菱商事→野村投信→住友生命→住友信託→シュローダー投信→バーラー→メリルリンチ証券→バリパ証券→山一證券→DKA→UFJ総研→楽天証券
・新しい株式投資論 合理的へそ曲がりのすすめ;http://d.hatena.ne.jp/zoe1/20071105
・同上;http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refISBN=4569692087

1社2年くらいの計算ですが、山崎さんが入った会社は、人を買うというより仕事を買うそうで、おもにそれらの会社で資産運用部門やリスク管理の体制つくりをしてきたそうです。

竹村さんは証券、金融業のもつ力について話題を移します。
日本では証券人口は10万人程度で勤労者6000万人の1%以下だが、その証券業がイギリスではGNPの10数%を稼ぎ出していてここ15年以上ずっと経済成長を続けている。それくらい金融・証券界の規模が大きくなっているのが日本にはまだよく伝わっていない。


そういう意味で、日本もようやく国会議員が集まって国家ファンド(国の資金を優秀なファンドに運用させるというもの。シンガポールやアラブ諸国で実施)をやろうという動きが出てきたことに希望を見出している、と竹村さんは話します。

竹村さんの最近の主な提言の一つがこの国家資産のファンドによる合理的な運用の勧めです。シンガポールなど7~10%の運用成績をあげていると言われていますので、日本もうまく廻れば、消費税など不要になる、というのが竹村さんの主張です。

ところがここで「国家ファンドはどうかと思います。官から民へ、というのがお金の流れですから」と山崎さんのへそ曲がりが出ます。
「有能なファンド、プロ中のプロに運用を任すといいますが、素人の集まりである政治家や官僚にファンドの評価はできないだろうし、第一、本当に優秀で稼いでいる人は自立して自分の資産を運用するようになるのです。人の金を運用したいという人ももちろん沢山いますが、それは高額な手数料が取れるし、失敗してもごめんで済むから」と実にクールです。

でも世界には何百人かは稼いでいるファンドマネジャーはいるでしょう、と竹村さんも食い下がりますが、「過去に成功したからといって今後も成功するとはいえない。過去と将来には全く相関はない。と言い切ります。

この考え方は以前、この読書日記で紹介した「敗者のゲーム」そのままですね。マーケットに対して常に勝ち続ける人はいない、ということです。

さらに竹村さんは、ウォーレン・バフェットやジョージ・ソロスを例に出して勝ち続ける人もいるではないか、と反証を試みますが、バフェットも才能なのか運なのか証明できていない、過去大きな賭けに数回勝っただけ、とかソロスは敗北寸前までいったことがあると切り捨てます。

ここまで尊大になるのはどうでしょうか?少なくとも僕はバフェットの力は信頼できると思います。

ただ山崎さんが、プロに運用を任せたら大丈夫、外国人は運用がうまいというのは誤解でファンドの宣伝がうまいだけ、というところはそうかもしれません。成功しないファンドは統計データから落ちてしまうのでうまくいっているように見えるだけ、プロや外国人は運用がうまい、というような幻想は持つな、だそうです。

竹村さんはあくまでも、製造業だけで稼ぐ時代からお金にも稼がせる、金融立国を目指すべきと自説を繰り返しますが、山崎さんも遠慮容赦なく国家ファンドを切り捨てます。国家ファンドといっても、結局は世界中の一流といわれるファンドにばら撒くようになるだろうが、高い手数料を取られるだけ。中国、アラブなど民間の投資環境が整っていないところではやむをえないが、イギリス、ドイツなどは国家レベルではやっていない、と譲りません。

山崎さんは個人が勉強をしながら自分でリスクをとって投資をするのはいいが、国家が大金を使ってやるのはうまく行かない、ファンドのカモになるだけ、と厳しいです。

運用は運次第、国には説明責任もできませんからやるべきでない、世界で国家ファンドが増えているのはアメリカの赤字の裏返し、といいます。

とにかく、いくら竹村さんが21世紀の国家戦略としての金融立国、国家ファンドを提言しても聞く耳を持たず、あくまでも個人、民間でやるべし、なぜなら大金をうまく運用して確実に儲けさせてくれるものなどないから、と断言します。

最後は竹村さんも切れたように「あなたの言い方では日本は前に進めないじゃないか。話としてはユニークではあるが、これでは21世紀の日本の進む道の妨害になる!」とまで言います。

こんな展開はこれまでで初めて、激論のうちに番組は終了しました。





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Last updated  2008.01.13 23:55:09
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剛力@ Re:NHKラヂオ深夜(10/31) くさなぎさん 情報ありがとうございま…
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前田剛力 @ Re:都市対抗野球(08/28) くさなぎさん お久しぶりです。 番組に…
くさなぎ@ 都市対抗野球 番組の内容ではありませんが、前田さんの…

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