継続は剛力なり~前田剛力のあなたの一日を豊かにするヒント

継続は剛力なり~前田剛力のあなたの一日を豊かにするヒント

2008.02.05
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◇僕がこの頃読んでいるのは、下記の通りです。

○技術は人なり。丹羽保次郎の技術論(東京電機大学編)
○サダム・フセインは偉かった(高山正之)
○武士の娘
○次席将校(松永市郎)

◇これまでに読んだ本の感想は以下の通り。

○日本人の足を速くする(為末大)
 為末大さんはハードルの選手として名前くらいは知って
 いましたが、このタイトルには引かれました。

 いましたから。
 この本で為末さんは「走る」ことを科学し、日本人の身体を科学
 します。

 よく言われるように日本人の身体と特にアフリカ系アメリカ人の
 身体は構造的に違っていて(足の腱の長さ、筋肉のつき方)
 早く走ることについてはポテンシャルが違います。
 それを承知の上で為末さんは、能力を75%しか発揮できない
 アフロアメリカンには、120%能力を発揮すれば勝つことも
 不可能でない、と断言します。

 そして日本人誰でも日本人にあった方法で体を鍛え、正しい体の
 動かし方をマスターすれば誰でも必ず足が速くなると語ります。

 この0.3秒は日本記録保持者伊東浩司さんに適用すれば9.7秒に
 なって、世界新記録を超える水準です。本当にそんな夢を
 国民全部で見るのも楽しいですね。

 為末さんは日本人の体にあった走り方、早く走る方法も伝授して
 くれます。詳しくはこの本を読んでいただければと思いますが、

 感じで走ればいいそうです。
 そのためのいろいろなトレーニング方法も公開しています。
 全く独自に同じ結論に到った伊東選手はお辞儀走法を完成させ、
 日本記録をだしたのです。

 またハードルが日本人向きの競技だということも初めて知り
 ました。単純に、足の長いアフロアメリカンのほうがハードル
 にも向いている、と思っていましたが、長い足をたたんで
 ハードルを飛ぶのは結構大変なのだそうです。
 その点、日本人は前傾姿勢が得意で(何世代も前かがみで
 農作業を続けてきたことによる進化?)足をコンパクトに
 引き上げてハードルを越えていけるのだそうです。

 フッと思いましたが、遠い将来日本人がハードルで活躍し
 始めると、ハードルの高さを高くするようなルール改正が
 あるかもしれませんね?

 こんな話から次第に為末さん自身が経験してきたハードル勝負
 に移行していきます。ここで日本人と外国人のマインドの差
 まで分析しています。
 外国人も頑張るのは一緒だが、あるところまでいくと平気で
 諦めるそうです。日本人はどんな場合でも必死で頑張り、
 力尽きてズルズルと後退するのですが、彼らはフッと足を
 止めてしまう、ことを観察します。

 為末さんは「勝負ごとは根性、ハードル競技も最後は根性が
 物をいう」と信じているので、彼らの態度が理解できない、と
 言います。
 そしてさらに考え、その諦めは彼らのスポーツ観の根底にある
「楽しむ」という気持ちのせいではないか、と思い至ります。
「うまくいかないときもあるさ」というクールな割り切りが、
 そこから生れるように感じるのです。

 このマインドは両面に働きます。同じコインの裏表で、彼らは
 ひとたび調子に乗るととんでもない爆発力を見せ、スコーンと
 突き抜ける強さを持っています。
 行けるときはとことん行ってやれ、というノリのよさ。

 日本人はその反対でダメな時でも粘る代わりに、いけるとき
 なのに変に冷静になろうとして自ら勢いをそいでしまう、という
 損なところがあります。

 謙遜を美徳としてきた民族特有の慎み深さは、勝負となると
 精神性が弱みになっている。平均を取ってしまう癖がある。
 行ける時には後先考えないで行けるところまで突き抜けてみる、
 風が吹いてきたら、その風に乗っかって、自分でも考えて
 いなかったところまで運ばれていく。
 ちっぽけな人間の力では推し量れない何かに身を任せてみる、
 ある種の潔さを持っていると、勝負の世界というダイナミズム
 の中で、日本人はもっと活躍できるのではないでしょうか。

 最後に為末さんは自分を「私はまぎれもない「一発屋」である」
 と宣言します。そして「少なくとも、五輪や世界陸上と
 いった大一番で結果を出したければ、一発屋に徹するべきだ、
 ということです。
 高いレベルでアベレージを維持して目標に臨むのではなく、
 あえて大きな波を作り反動を利用し、助走をつけて、最大限
 の力を狙ったレースにたたきつけなければ勝負にならない
 のです。私は一発屋です。ただし、一発で終わらない一発屋
 なのです」と語ります。

 本当に脳みそで走るランナー、走る思想家でしょうか。
 すばらしいですね。北京オリンピック以後の為末さんが
 どのように成長するのか、楽しみです。







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Last updated  2008.02.05 22:21:23
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くさなぎ@ NHKラヂオ深夜 ラヂオ深夜便に落語の時間があり、五十年…
前田剛力 @ Re:都市対抗野球(08/28) くさなぎさん お久しぶりです。 番組に…
くさなぎ@ 都市対抗野球 番組の内容ではありませんが、前田さんの…

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