継続は剛力なり~前田剛力のあなたの一日を豊かにするヒント

継続は剛力なり~前田剛力のあなたの一日を豊かにするヒント

2008.10.12
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今週のゲストは久々の大物?竹中平蔵さんです。現在は慶応大学グローバルセキュリティ研究所所長をされているそうです。

竹村さんは20年前に大阪大学助教授をしていた竹中さんの才能を見出して番組に呼ばれたとか。竹村さんが世に紹介した方々の多くが今では大臣や有力な経済人、評論家になっておられるのは有名ですね。
僕は、竹村さんは言論界、政治界の名伯楽ではないかと思っています。

竹村さんが紹介した中でも竹中さんはピカイチと語ります。とくに経済に対する考え方は竹村さんと似ている、と評価しています。

前半はまず、竹中さんの新刊「竹中式マトリックス勉強法」についてです。

竹中さんは「勉強」をいくつかに分類していますがまず、受験のようにこれだけ覚えたら大丈夫という「天井のある勉強」と人生の中で次々と起こる問題に対応する「限りのないことに対する勉強」という分け方があるとします。またMBAをとるなど「戦うための武器としての勉強」と人間性を高めるなど「人と人とを結び付ける共通の基盤としての勉強」という分け方があると解説します。

これらをマトリックスに分類して、それにふさわしい勉強法でやるのがいいそうです。
「天井のある勉強」で有効なのは早く始めること、そしてとにかく基礎を徹底的にやることです。日進月歩、次々と新しい知識や手法が登場する現代は流行を追う勉強をしていたのでは振り回されるだけ、しかし基礎がしっかりしていればついていくことができる、と言われます。なかなか難しいことですが、その通りだと思います。

基礎はあまり面白くないものと考えられていて、なかなかやらないのではないか、と竹村さんは語ります。


また最近読んだ日下さんの「逆・読書法」で「経済の本にしろ歴史の本にしろ、最もやさしく書かれているのは原典である。解説書は権威付けするために難しく書いていたり、解説者自身がよく理解していなくて難しくなっていることがある」と語っていました。

竹中さんは、政治家にも耳学問だけの人と基礎をきちんと勉強している人があるが、基礎の分かっている人は変化が起こったときに対応がきちんとできる、その差はものすごく大きい、と語ります。年をとって記憶力が衰えてきても基礎がある人はそこに経験が加わってどんなことにも対応していけると続けます。

さらに勉強の仕方として大切なのは時間のつくり方です。その時間のつくり方として「宴会のうまい抜け方」を伝授してくれました。宴会自体は人と付き合う上で必要悪ですが、時間を作るためにはコミュニケーションをとった後、いかに早く抜け出すかです。

その方法とは1.遅れて行ってはダメ、最初から参加していること、2.出口に近いところに座ること、2.寒い時でもコートは着ていかないこと、3.もしカラオケがある場合は、最初に2曲歌ってしまうこと、だそうです。いずれも自分の存在をアピールできて早めに消えられる、なかなかユニークな技ですね。

そこまでして気を使う理由として、個人のリスク管理をあげていました。
どこの社会でも能力のある人は足を引っ張られ易い。それらの防御法として、みんなと適度に付き合っていくことは重要。

リーダーの最大の仕事は自らのリスク管理をすること。リーダーには必ず敵ができるから、その敵から自分の身を守ることが必要。宴会に顔を出すのも一種のリスク管理です。ただそれにおぼれてはいけない、ということです。(一同笑い)

ここで中間です。
「勉強法については本を読んでいただくとして、竹中さんにでてもらったら、今の日本の状況、世界の状況はどうなのか、どういうことをしたらいいのか話してもらわねば」という竹村さんの言葉で後半が始まります。

「さっきも山崎さんが、これまでは先進国の経済を見ていればよかったが、これからはインドや中国のような国をみていないといけない、日本もそこに出て行かないといけない、と話していたが」と続けます。
先週の山崎さんの収録に続いて竹中さんだったのですね。



日本企業も、苦しい苦しいといっているが、その中で圧倒的な収益を上げているのはこれらの国に乗り出しているところです。これは大企業、中小企業に関係なく当てはまることなのです。

我々が気づかないといけないのは現在、グローバル化というとんでもないことが起こっているということ。我々は今、韓国から学ぶことがたくさんあると思う。
韓国は1997年のアジア通貨危機で本当にひどい目にあったが、そこでグローバル化に正面から向きあっていかなければならないことを認識した。その結果、韓国で面白い社会現象が起こっている。
それは「グローバル化に生き残るのはグローバル企業である。そこで働けるのはグローバル化した人材である、としてわが子を小学生の頃からアメリカに留学(母親が付き添い、父親は韓国に一人で残る)させること」だそうです。

いいことだとは思わないが、韓国はそれだけ必死になっている。一方、考えてみると日本はそこまで必死になっていない。日本には大きな企業があるので、そこが税金を負担してくれれば何とかなる、というメンタリティがあると思います。



先日、ブラジルにいったが、ここでは日本の電気製品、自動車の存在感はない。それは自動車で言えば、ブラジルで主流のバイオエタノール燃料のエンジン開発で遅れを取ったから。

日本はブラジルなどあまり眼中にないからかなあ。僕がよく言うのは「日本の両側にはアメリカと中国という巨大な山が聳えているので、その向こうが見えない」ということ。案外それでビジネスチャンスを逃している。最近ようやくインドに目が向き始めたが、と竹村さん。

「日本には本当に優れた技術、たくさんの資本、かなりの人材があるので今、体制を整えれば日本の将来は明るい、と思います」と竹中さんも強調。

技術面ではそうだと思うが、金融面は遅れている気がする。1500兆円という資産を持っているのに生かされていない、と竹村さんの持論が続きます。

せっかくこれらの資産を有効に動かそうという動きが出始めたところで、このサブプライムローン危機などが出てまた反対が強くなるんだろうなあ、と竹村さん。

自動車と金融を比べてみればこの問題の本質が分かる。自動車は最初から世界で競争したので強くなった。しかし金融はついこの間まで護送船団方式で守られていてひ弱なまま、おまけに不良債権までつくって最近ようやく、不良債権がなくなった段階。

これから世界に出ていかないといけないのに、まだ護送船団を懐かしむ空気が業界だけでなく、日本全体に残っている。しかし今、アメリカがこうなってしまい、そこに日本の金融機関がお金を入れようという動きになったのはいいと思う。

野村がリーマンを買収、三菱UFJがモルガンスタンレーに資本参加するというのは画期的なこと、ぜひうまくいって欲しいと思っている。

ここで竹中さんが「中国で行なわれた夏のダボス会議で、日本の動きは評価されていた。しかし経験不足の中で、これから人も出すのか、経営に口を出すのか、金だけかなど日本の方針がまだわからないと言われています」と言うのは何となくいただけません。

これだけのピンチにあってもまだ日本の金融機関を評価してやる、という見下した態度を是認しているように感じます。
こんなことを平気で伝達するので竹中さんはアメリカの手先、などと言われるのでしょう。

さらに竹中さんが期待しているのは、民営化された郵政公社が中東の国家ファンドのようにアメリカに金を出していくことだそうです。これは世界に対して前向きのメッセージになります、と語りますが僕はあまり評価しません。それよりアメリカの金融危機に連動で暴落している日本の株に投資することこそ、郵貯の役目だと思います。

昔は軍事力で世界を動かしたが、今は金融が世界を動かす時代。そういうことも視野に入れたお金の使い方をすべきではないでしょうか、と竹村さん。

結局、お金をうまく使うにはノウハウ、知恵がいる。世界にはその知恵とお金が一体化したものがモゴモゴとうごめいているのだが、その知恵は時々間違うのです。だからサブプライムのような問題も起こるのですが、日本がそのお金を正しい知恵で使えば世界に貢献できる。中国も株価が1/3まで下がって厳しい状況。だから日本はこれまでの汚名を挽回すべく本当に頑張ってもらいたい、と竹中さんの熱弁が続きます。

ここも何となく引っかかります。サブプライム問題が単なる間違いで起こった仕方のないこと、とか中国の株に投資しなさいと言っているようで不満。

さらに竹中さんはこのめまぐるしく動く世界ではエージェンシー、株主に対する代理人としての経営者の役割(大きな権限を持って素早い情勢分析、決断をする)が非常に大きいと語ります。そしてこれは日本のリーダー、政治のリーダーにも言えることです、と続きます。
ここはその通り。

竹中さんは数ヶ月前にインドのビジネスのトップに招かれて凄まじい経験をしたそうです。
日本からは竹中さん、アメリカからはサマーズ前財務長官、イギリスからも経済界のリーダーのような人が呼ばれてトップと徹底的に話し合ったとか。
いまやトップはそれだけ世界情勢が分かっていないと企業の運営はできないのです。翻って考えると日本にこれができるトップがいるだろうか、と厳しい指摘。

そこにあなたが選ばれたということが凄いですね。あなたとならいつまでも話していたいけど、もう時間です、という竹村さんの言葉で今日は終わりです。

最後は竹中さんのちょっとした自慢かもしれません。ではまた。





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Last updated  2008.10.12 21:27:11
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前田剛力 @ Re:都市対抗野球(08/28) くさなぎさん お久しぶりです。 番組に…
くさなぎ@ 都市対抗野球 番組の内容ではありませんが、前田さんの…

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