2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
全13件 (13件中 1-13件目)
1
今からちょうど3年前の、5月のことです。かつて私たちが夫婦そろって参加していたことがある地元の合唱団の先生から、次回コンサートのゲネプロに招かれました。常々お招きはいただいていたんですが、どうも欠席が多くて(汗)・・・特にその前年、家内をなくした後でしたので、公私ともに大童で、まる1年合唱団とはご無沙汰の状態でした。先生から「今回はぜひとも来てください。お送りするものがあるので・・・」とのご連絡を受けて、何ごとかと怪しみながら、5月下旬の休日、会場の教会にでかけていきました。ゲネプロといいながら、まあ内輪の関係者を集めて練習成果を披露するといった会で、コンサートの予定曲が一通り歌われたあとのこと。先生が客席に向き直り、私の姿を見つけると深々と一礼をされて・・・「最後にもう一曲。団のOBとして今も大変ご協力をいただいているCさんへの感謝と、OGでもあり、およそ1年前、みえないつばさに乗って天に帰られた奥様の思い出のために。」・・・歌いだされたのは、合唱団が「いのちの組曲」と呼んで大切なレパートリーにしていた名曲の最終楽章「海よ」でした。・・・ここまで書けば、この半月余りの更新にお付き合いくださった読者の皆様には、お察しがつくとおり。私が5月下旬をメドとして「いのち」のフルデータ完成を急いだのは、ひとつにはその折の答礼としてなのです。もちろんそれだけではありません。これを作っている間には、ほんとうにさまざまな想いが頭をよぎりました。ずっと以前からお付き合いさせていただいている、古い読者のかたなら、ご存知のことですが、家内が交通事故のため他界したのは、4年前の6月2日夜のこと。そしてその直前、ちょうど4年前のきょう、「運命の交差」というべきもうひとつの出来事がありました。遠くはなれたアメリカで、家内が妹がわり?として溺愛し応援していた若いピアニストの友人がやはり交通事故にあわれ、そして・・・奇跡的にも、かすり傷ひとつなく生還されたのです。私にはその2つの出来事について、ひとつの解釈しかできませんでした。家内が、その方に自分のいのちの全てをゆだねて逝ったのだと。感傷的な解釈といえるかもしれませんが、私はいのちには遺伝子があると同じように、こころにも遺伝子があると考えています。その頃の日記にも記しましたが、人ひとりひとりの生命にはもちろん限りがある。しかしそのいのちが遺伝子の続くかぎり次代にひきつがれていくように、その人の心もまた、愛する人たち、その心をうけつぐひとたちによって限りなく伝えられていくのだと思います。「いのちの組曲」は、雨として地上に降り、川となって海に注ぎ、やがて再び天にのぼってゆく水の循環に私たちの生命をかさねあわせて、生きることの喜びや悲しみ、避けることのできない死、そして限りなくうけつがれてゆく生命の尊さを高らかに讃えています。いまこの忘れることができない季節に、その曲の自分なりの演奏を形として残すことができたことに満足もし、また誇りにも思います。曲・詩ともに著作権がいきているため、公式に皆様にご披露することができませんが、このブログのTOPのどこかにこっそり入り口を設けています。これをお読みになって、ちょっと心を動かされた方がいらっしゃいましたら、いちどお探しいただきましたら幸いです・・・
2009.05.30
コメント(4)
最近は、あちこちのアマチュア合唱団で、練習時にmidiを活用してるところが多いようです。団員が数十人いれば、たいてい1人や2人、midi作れる奴が混じってるもので、あらかじめ各パートのデータを作っとくと便利なんですね。アマだから団員のなかには譜読みがあやしい方も多々いますから(^^;)そもそも私がmidiやるようになったキッカケも、ここから始まってるんです。阪神大震災のあと、物心両面でお世話になっていた教会の神父さんにハメられて、にわか作りの聖歌隊を引き連れて各所の避難所や仮設住宅をまわって歌って歩くハメになりまして・・・聖歌隊といっても信者さんの子供たちで多少讃美歌を歌える連中に、学校のグリークラブなどに所属してる有志数人の混成。クリスチャンでない子もいましたし、ほとんど口パクの子もいましたし(汗)・・・そんな連中を、合唱経験がけっこう長いというだけでピアノも満足に弾けないいちびりおじさんが指揮って歩くのだから、なかなかシビアな修業でした(爆)ピアノが弾けない者が、初心者ばかりの混成合唱団にどうやって曲をたたきこむか、という難問に直面して、必要上取り入れたのがmidiというわけで・・・これ便利なんですよ。子供たちに聴かせて、ちょっとテンポや音量をいじろうと思えばその場ですぐ音にできますしね。そうやっていろんな曲のデータをつくっているうちに、ついに古今東西の名曲を思いのままにあやつってみたいという野望にとりつかれたのが運の尽き(-o-)それからもう10年はたつわけですが、やはり自分にとって、midiの、というだけでなく音楽の原点は合唱、それも日本語の合唱曲にあるのかな、と最近は思うようになりました。まあ問題はありまして、そもそもmidiでは歌詞が出せない。外国語の曲はなんとも思わないのに、母国語にもかかわらず耳から意味がききとれないというのは致命的です。もうひとつは、もちろん著作権問題。ほとんどの曲が、曲・詩とも著作権がらみですので、せっかく作ってもそのまま大っぴらにWebに乗せられないわけで・・・かといって正規の著作権料を払っていったら、たちまち諭吉様が束になって飛んでいきますしね(涙)・・・結局はゲリラ戦術にたよるということになるわけですが。ここ半月、ゲリラページにUPした作品が、もとはといえばある合唱団の先生からの委嘱?データだということは書きました。その合唱団とは震災以前からのおつきあいで(一時は幽霊団員として名前を連ねていたこともあります;汗)・・・先生からは以前から時折、副指揮者に、とのお誘いをいただいていますが、いろいろ迷っていていいお返事ができていません。副指揮者というと聴こえはいいのですが、実態は専属midi屋という意味だろうと(爆)いや~、人を指揮るのは恐ろしいですからね、いろいろと・・・まあありのままを言えば、やっぱりいろんな曲をフリーで作って、不特定多数・・・とはいえなくても、聴いて頂けるファンの方にお届けするのが楽しい、というのが本音。公式な立場に立っちゃうと、たとえゲリラ公開でも道義上しづらくなっちゃいますしね(汗)ということで、これからも合唱曲の出番は増えると思います。・・・完全引退しない限りはね(-o-;)
2009.05.29
コメント(2)
・・・なんてペースできていますが、さすがにそれも今夜でネタ切れ(汗)6月に入ったら、また仕事のほうが忙しくなりそうな気配で、またゆっくりブログに向ったりする時間がとれなくなるかもしれないので、今のうちに・・・ま、できるだけ更新はつづけるようにしたいんですがね。これも一種のクセでしょうから・・・(^^;)
2009.05.28
コメント(2)
・・・「秘宝館」といたしました。よってらっしゃい、聴いてらっしゃい。(^^)
2009.05.27
コメント(2)
こんなものを作ります(--;)/////////////////////////////////////////////////////////////合唱団の事務局より、PCの奥から過去データを発掘して送っていただきました(^o^)わが合唱団(団員でもないんだが:汗)では、日本現代合唱曲の至宝というべきこの2つの組曲をそれぞれ「いのち」「こころ」と呼び習わしていますが、「こころ」のうち2曲の練習用パートデータです。「いのち」の方は、全曲で一連のストーリーをなしているので、そのうち1曲だけをとりだして演奏するということはあまり意味がありませんが、「こころ」の方はいうなればアラカルトでして、コンサートでもそのうち2~3曲だけとりだして歌われることも多いですので、全曲演奏にこだわることはないかな・・・(←予防線)とりあえず明日から、少しずつ取り組んでいこうと思っています。
2009.05.25
コメント(4)
ちょっとパワフルな曲がつづきましたので、息抜き(^^;)これも過去作の手直しですが、本館で公開しなかったような気がするので・・・たしか現在アメリカ在住の怪獣にミツギモノとしてお供えした作品だったと記憶してます(爆)J.シュトラウス「こうもり」からアデーレのクープレットそういえば、例の怪獣が、自分の演奏に自信がついたら挑戦状を送りつけてくる約束になってまして、現在こっそりお聞かせしている「いのち」と「こころ」の2つの組曲は、すでに公開しているシベの2番とともに、怪獣迎撃ミサイルとして整備する構想だったんですが・・・こっちも公開?に踏み切ってしまって、迎撃システムの全面見直しは避けられないようです。さて、困った・・・***********************************************************よりによって、新進気鋭のピアニスト、しかもかわいいお嬢さんを怪獣扱いにしてしまい、ちょっとヒンシュク(汗)しかし、最初に彼女とWebで出会ったころ、中学時代の演奏の音源を聴きまして、わあ~怪獣じゃ! と(爆)それは凄かったですね。いろんな意味で・・・この才能ちゃんと伸びてくれるのか、と心配してましたが、幸い無事に海外脱出し、いまや日の出の勢い、しかもあらゆるものを貪欲に吸収摂取していくので、彼女の通ったあとには草も生えないという恐るべき存在でもあります・・・(全然フォローになっていないーー;)いまは月末のコンサートの準備で忙しいようですが、終わったらそのうち乱入してくるかな・・・。***************************************************************<おまけ>若い友人の一人で、最近midiの道にはまった方が、ウィンナワルツを入れてるんだけど、どうにもワルツらしくならない・・・、とぼやいてました。聞かせていただいたら、原因がわかりました。リズムが一本調子なんです。ワルツはテンポの速い3拍子の舞曲・・・なんてのは中学校でも習いますが、学校で3拍子といえば、単純に1拍目に力点がついて、ズンタッタ。ワルツは、最初の1拍目が短くて軽いんです。ズタッタ~ です。しかもテンポが上がるほど、1拍目が短くなるんですね。そのへんのリズムを意識すれば、ずっといきいきしたワルツが作れると思います。上のアデーレはBGM用なのであまりリズムは強調してませんが、平均して1拍目は他より1割ぐらい速くなっています。ご参考になさってください。
2009.05.24
コメント(4)
鳴り止まぬ拍手にお答えして・・・といっても、ブログではほとんどコメントを頂いていませんが(爆)「水」は、お世話になった合唱団の指揮者の先生にメールでお送りしていたんですが、なんとその日のうちに「模範演奏」と称して団員の皆さんにメーリングリストで配信されてしまったようです(驚)。今朝はインフル騒ぎの余波で練習は休みとのことでしたが、先生からは、「今までのお前の作品は全部ゴミ箱にいれてしまえ」と荒っぽい賛辞を頂戴しました。なかなか複雑な心境であります(汗)感謝の気持ちをこめて、アンコール曲をUPいたしました。例の「貯水池」からお入りください。/////////////////////////////////////////////////読者の方からのコメントを受けて、先生に問い合わせしてみましたら、アンコール曲を含む組曲のほうも、一部ながらデータが残っているようで、送っていただけることになりました(^^)電話ついでに、ずいぶん自分の独断解釈をだしたので、「模範演奏」といわれると困りますが、といったら、「なに大丈夫じゃ。メールの最後に、なお楽譜の指定は大幅に無視されてるので注意、と書いといた」とのことで、安心いたしました(汗)
2009.05.23
コメント(2)
・・・怒涛の更新でしたね~~(^o^;Aちょっとキザっぽいですが・・・ 天に帰っていった人たちに やがて、帰っていく人たちに やがて、降りてくる人たちのために
2009.05.21
コメント(2)
大盤振る舞いじゃ~~。4発目、発射しました。この曲が、一番難曲なんですよね・・・とくにmidiは歌詞が出せませんから、こういった立体的構造?の曲は苦しい(汗)・・・歌詞カードを見ながら、どこまで追っていただけるか・・・また日をおいて、手を入れるかも知れません・・・
2009.05.20
コメント(2)
3発目です(^^)さすがに、日記の中に直リンク貼るのはさしつかえるので、リンクはTOPページのわかりやすい場所に移しました。キーワードは「水」です。わははは。
2009.05.19
コメント(2)
まだまだ対岸の火事・・・と思っていた新型インフルエンザ。なんとわが家と目と鼻の先の高校で集団感染ですよ・・・毎日やつらといっしょのバスで通勤してるんで、こりゃすでに私の体内にも・・・・(汗汗汗)う~む。この世に未練はないけれど、この曲を完成させるまでは死ねない。 2発目 (-o-;Aこの組曲の中で、私が一番好きな曲です。よくCDや演奏会で聴くと、中間部がやたらに激しくなったりしてる演奏がありますけど、ここは少し押さえ気味がいいとおもっています。爆発は次の第3曲までためこんで、空の高さにあこがれる切ない明るさを大切に歌ってほしいですね。
2009.05.17
コメント(2)
・・・隠しリンクだと? (^_^)v=~~~////////////////////////////////////////////////////////はい。お馴染みの曲でした(汗)実際、私のまわりの知人にきいてみたら、3~4人にひとりぐらいは、この曲を「歌ったことがある」とお答えになりますね。聴いたことが・・・ではなくて。もちろん私のまわりには音楽好きが多いからそうなるんでしょうが、それでも日本人の10人にひとりは合唱経験者だといいますから、その半分、つまり5%だとしても、これはものすごい数ですよ。楽譜の売り上げだけで年間どれぐらいになるのだろう・・・ある意味で日本人にとって、ベトの5番に匹敵する地位を占める曲なのかも知れません。私自身は意外にも、歌ったことはありません。まあ練習につきあったことはあるし、子供時代から通算してたぶん数百回、ひょっとしたら千回は脳内で歌ってますけど(爆)ということで、その脳内演奏の電子化にいそしんでおります。最後の第5曲が他の倍ぐらいある長い曲なので、現在6分の1が完成した計算。いま第2,3,4曲を並行してやっています。御法度をものともせずストリーム形式でお届けしていきますので、お楽しみにお待ちください(^^)
2009.05.15
コメント(4)
私がmidiにのめりこむようになったのは、当時関係していた聖歌隊の練習の助けに、と讃美歌や合唱曲などをポツポツ入力しはじめたのがきっかけで、以後オケから室内楽から手当たり次第に、音楽の海を泳ぎ(溺れ)ながら好みの曲を選んで電子化しては悦んでいたわけで、他人のリクエストで作ったものはごく少数なんですが・・・数年前のこと、あるアマチュア合唱団を主宰されている大先輩の先生の委嘱で・・・というのは大げさですが、団員の練習の参考にと、ある大作を頼まれたことがあります。私も大好きな曲だけに2つ返事でお引き受けして、完成版のほか各パート用カラオケ版などをそろえてお送りしたところ、団員の方からはなかなか好評で、「先生の指揮より歌いやすい」とお褒めを頂きまして、ムクレた先生からはその後委嘱がこなくなってしまいました(笑)著作権がからむ曲であるのと、他人に差し上げたという経緯のため、HPでの公表は控えたままディスクの奥底に眠っていたんですが、ある日そのパソコンがデータもろとも憤死してしまい(泣)・・・・・・ただ、かつて曲がりなりにも合唱の世界に身をおいた者としては、この曲だけはなんとしても自分なりの演奏を記録しておきたい、という妄念に執りつかれまして、先日先生にお話して残っていたデータを逆輸入させていただくことができました。当時のデータは練習の参考ということを意識して、強弱やテンポをあまり大きく動かさず、自分の解釈が表に出過ぎないよう抑えて作ったので、今度は思う存分動かしていくつもりです。一部はほぼ完成して、数日中にはお聞かせできるかと思います。先ほど書いたとおり、著作権の問題があるので、正面切ってリンクは貼れないわけですが、なんとか手段を考えたいと思います。近日中に妖しげな日記が更新されましたら、隠しリンクなどにご注意ください。よろしくお願いいたします(汗)
2009.05.14
コメント(0)
全13件 (13件中 1-13件目)
1
![]()
![]()
![]()