高校化学の教材;分子と結晶模型の「ベンゼン屋」

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湯口 秀敏@ Re:明けましておめでとうございます…2022年記事ランキング(01/01) 素晴らしい、継続は力なり、ですね。
2018.10.30
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テーマ: 化学(324)
カテゴリ: 実験開発
「電池」の講義実験を行いました。
電池の講義実験:予備実験 →10/25ブログ
で準備したものを生徒向けに実験しながら授業しました。
テキストと写真を見ながら様子を伝えます。
①金属のイオン化傾向と起電力の測定
 デジタルマルチメーター(テスター)で少量の飽和NaClaqで湿らせたろ紙に置いた金属板間の電位差を測定させます。
ろ紙に先に鉛筆で金属の化学式を書かせて、それを持って教卓に来させます。
飽和食塩水を数滴たらして、その上に教卓上の金属板をのせます。
実験台に持ち帰り、テスターで電位差をはからせます。


電位差はイオン化列において、離れているほど大きくなります。矛盾なくデータが出そろいます。(15分)

②ボルタ電池とダニエル電池
 はじめに電池の原理の説明をします。
すなわち、正極(電子を消費する=還元される)、負極(電子を生産する=酸化される)

(1)ボルタ電池(写真なし)
 1mol/Lの硫酸を100mLに半分ほど用意します。
 他に、空の100mLビーカーに3x5cmの銅板と亜鉛板を用意します。
 「銅板を硫酸に入れて変化見て」(変化なし)
 「亜鉛板を硫酸に入れて変化見て」見たらすぐ取り出します。
 (水素が発生し、硫酸ミストも出ますのでむせます。観察後すぐ取り出します)
 「銅板を入れて、亜鉛板を入れ、銅板に接触させて」

 「二つの電極を離して、上から電子の移動」
 「モータをつないで、移動している電子に仕事させます」
 (モーターは少し回って、止まる。銅板、亜鉛板から水素が出ていることを確認)
 「では、銅板に3%過酸化水素水をたらします」
 (実験台を巡って、過酸化水素水をピペットで少量銅板にかけるとモーターは回り出す)

(2)ダニエル電池(写真上右)
 シャーレに1mol/L硫酸銅水溶液,飽和食塩水をセロファン(素焼き板の代わり)をはさんで1mLくらいずつ配布
 硫酸銅水溶液には(ボルタ電池で使った)銅板を差し込み、
 飽和食塩水には亜鉛板をのせる
 (モーターをつないで回るのを確認。こうすると、電池の内部抵抗が低いのでとてもよく回る)
 (この後、ダニエル電池の仕組みの話、これで10分)

今回の講義実験は片付けまで入れて50分を超えました。
ちょっと、内容豊富だったみたい。
昨年は、①イオン化傾向②(1)ボルタ電池までだったのですが
今年は、「盛り込みすぎたか?」と反省です。
最後に、実験室ホワイトボードの写真。
右の空きにはプロジェクターで、テキストを表示します。





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最終更新日  2018.10.30 21:36:25
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