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11月23日(この日判明した感染者数170名)までのわが市(人口約24万)の感染者数推移です。赤線=7日間移動平均、灰棒=各日の感染者数日々、春日部市発表のデータを入力していますが、直感で言えばピークに達し、この人数で変わらないと思います。各県の感染状況を内閣官房から拾ってきました。埼玉県のわが市は首都圏にあたります。東京へ出かける学生や社員はとても多いです。したがって、東京の感染状況の影響を受けます。徐々に増えていますが、そろそろピークを迎えそうな(迎えればいいなあ)様子。これからは、政府指針も移動制限や活動規制などを緩めて、むしろ経済に注力しようとしています。私たち市民は、予防対応になれてきて自然に予防策をこうじることができます。これ以上のことはもうできないほど日常化しています。①オミクロン株への対応オミクロン株については6月26日に感染状況と合わせて掲載しました以下のリンクをクリックしてみてくださいコロナと地域⑧「オミクロンBA2株への不安」わが市の感染者数推移→2022/6/26ブログ古いデータですが、6月24日公表の国立感染症研究所のゲノム解析データがありますいまはこのオミクロン株の感染が多いかなと思います。先日、第5回のワクチン接種の案内が届き、たくさんの生徒を前にし、きつい免疫反応がないので接種する予定です。接種した方3名について聞きましたが、「熱は出ない」「接種部位の痛みが以前より長く続いた」「頭が痛い期間が2,3日続いた」などと言っていました。その影響がオミクロン対応ワクチンの影響なのか、すでにある後退の影響なのかわかりません。②生徒実験埼玉県教育局の「新型コロナウイルス感染症への対応について」には学校教育活動において上記②が生徒実験にあたります。実験室では最大4人が1mはばの実験机を囲んで実験をします。が、特段の指示はありません(●については指示が続いています)。実験は2学期3回予定しています。授業の効果を考えると必要です。また、コロナと共存する日常を取りもどすためにも感染に気を使いながら今後も実施したいと考えています。③学校行事 つい最近2年生が修学旅行(広島、大阪、京都方面)へと出かけていきました。これまでに感染対策を取りながら、体育祭・文化祭を行ってきています。結果的に、行事による感染拡大は抑えられたようです。(修学旅行後の状況はわかりませんが…)④児童生徒学生のこころ コロナ蔓延により、特に大学生・専門学校生は気の毒です。とても大切な時期を在宅授業になり、対面コミニュケーションをとらずに卒業する大学生が多いと思います。対面してコミュニケーションをすることになれない社会人がふえてくるのはとても心配。 また、小学校など若齢期に常にマスクをつけて育ってきた子供たちは、相手の様子を顔を見てとらえ感じることができなくなっているようです。マスクをして顔を覆ってしまうと相手がうれしいのか、悲しいのか、顔を見て理解できなくなっている自分がうれしいこと、悲しいことを顔で表現することができなくなっている知り合いのスクールカウンセラーがそう言ってました。 これから社会をになう、子供や若者がこのコロナ禍を経た後、どんな影響が出るのか不安です。ご健康で
2022.11.25
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2学期に行った2つの生徒実験です。授業は化学基礎1年。現在の講義は「反応式の書き方」、「反応式と物質量」の項目です。県立高校で、一般にはランキングの低い高校ですが、生徒たちはとても人懐っこく、楽しく城業をしています。さて、実験は「反応式の書き方」とは関係ありませんが、たくさんの物質・薬品に触れさせ(経験を積ませ)、物質名や化学式が出てきたときに現物をイメージさせることをもくろんでいます。実験は①【ハロゲンの性質】10月実施②【濃硫酸と濃硝酸の性質】11月実施です。50分の実験時間です。テキストは同僚のT先生のもの。進行がスムースになるよう、内容もむりなく、生徒にぴったりのすぐれた実験テキストですので、そのまま載せます。②【濃硫酸と濃硝酸の性質】11月実施(上の写真) では、「危険な薬品」「有毒な気体」であることを注意したので、最初はおっかなびっくりの生徒たちでしたが、しだいにスムースに操作できるようになりました。生徒にとって、印象的だったものは2つ。(1)砂糖の脱水による炭化;次の授業で詳しく原理を説明しました(2)気体のにおい;ここでは二酸化窒素(すぐドラフトへ移させました)とアンモニアです 二酸化窒素は10月に実験した塩素ガスCl2のにおいと似ているので、すぐに塩素を思い出したようです。 アンモニアはかぎすぎて目が覚めた生徒がいましたが、具合が悪くなる生徒も出ずホッとしてます。においは記憶に残る。二酸化窒素をかいで、しっかり塩素を思い出してくれました。アンモニアはがっつり記憶されたことでしょう。塩素や二酸化窒素など有害気体のにおいを経験しておくのも、危険から身を守るうえで役に立つかな。これまで、授業と関連深い、しっかり理論で裏うちされた実験ばかり行ってきましたが、今回の実験のように、化学式や薬品名と物質をつなげる実験も重要だと思いました。生徒は経験不足です。たくさん経験を積ませたいと思います。
2022.11.18
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2020年の7月2日に2代目のAnyCastに変更し使っています。授業用プロジェクター画面ミラーリングAnyCast換えました→2020/7/2ブログケーブルレス(WiFi)でつながっているので、机間巡視しながら黒板にプリントや写真を表示でき、さらに、手書きにも対応しています。今年10月に入ってから、①Padとのリンクが切れる②再接続すると表示されるが、5分も使っているとまた表示できない(リンクが切れる)講義に差支えが出てきましたので、原因を見つけて対応しました。以下対応です。これで不具合は解消されています。①コネクタの接触不良本体とアンテナ、電源をつなぐUSB2.0Micro-Bの接触不良がよくあります。上の写真の赤↑部分。接続させたままカバンにれると、コネクタに無理な力がかかりやすい。これにより、接触不良が起こります。コネクタを抜いてエタノールで洗い、乾かして刺しなおしました。接点復活剤を少量吹くのも効果的です。②iPad-OSのupdateで睡眠モードなどが追加iPadやiPhone のOSが大きくupdateしました。これにより私の場合、何かのはずみで授業中に「睡眠モード」になってしまっていました。これを「仕事」モードに変えます。③「画面自動off」を「常時」に「設定」の「画面表示と明るさ」で「画面自動off」が5分や10分になっていると設定した時間で画面が消えます。AnyCastとのリンクが切れることもありました。そこで、「画面自動off」を「常時」にしています。④USB電源を大容量に以前はiPhoneのUSB電源5Wを使っていましたが、パワー不足でリンクが切れる原因になっていました。以降Daisoの15W電源に変えて快適に使っていましたが、2年も使っているとヘタッテきたようです。1時間くらい使うとリンクが切れます。別の15W電源に変えて使い始めました。anycastとのリンクが切れることがなくなりました。もし、anycastをお使いの方で、頻繁にリンクがきれる方は上の①~④を試してください。anycastは安くて、手軽、便利なHDMI出力機器です。うまく使いながら授業に役立ててください。リンクをたどってもらうか、ブログ内の検索で「AnyCast」と検索していただければ、たくさん記事をアップしています。
2022.11.11
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2022年11月8日の皆既月食をとらえることができました。機材はニコンCOOLPICS P100です。フォーカス:マニュアルシャッタスピード:1/200s(写真の四角枠内は1/4s)絞り:F6.0三脚を使用し、ズームは最大でここまで撮れました。古いカメラで一眼レフでもありませんが、月のクレーターを取るくらいなら利用できます。天王星の食も同時ということでしたが、埼玉県東部のここでは空が明るくて見えませんでした。次回、日本で見える皆既月食は2026年9月8日です。地球の影が月を覆うところを見ていると、「地球はやっぱり丸いな」と思います。追加:天王星が映ってました。下の写真の「←」の先の白い点です。
2022.11.08
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前回に引き続き、2学期中間試験の結果です。大問3は物質量(mol)と諸量の関係を計算する問題です。横軸は正解者人数(受験者数は56名)です。①9)10)2段階で計算する問題はできない:ⅰ)の正解者数がⅱ)で半減します。問題が分割していて、順に解いていけばいいのですが、ⅱ)でmol→gまたはLにするところで息切れます。他の問題mol→g(小問2,3,4)ではできていた。複数の計算がからむと混乱するのかな?②1)3)指数がからむと混乱する:高校1年生は数学で指数計算をならってませんが、1年で化学を授業するときは必須なので演習して身につけさせます。しかし、生徒さんにとっては新しい表記なので、理解も計算も難しいのでしょう。物質の種類に関係ない、個数の問題です。物質が水、アンモニアと異なるので混乱したのかな?この試験を行うにあたって次のようなまとめをしています。物質量(mol)を中心に粒子数、質量、気体の体積、モル濃度を配置し、「上から下へ変換するには割り算、下から上に変換するには掛け算」この図をイメージして問題に取り組めば、物質量の計算など簡単です。裏付けは比例計算なので、比例計算を使っても構いませんが、問題で与えられた量(例えば質量g)から求める量(例えば気体の体積L)を算出するには質量[g]を分子量(モル質量)で割って物質量[mol]にして22.4[L/mol]をかける。こういった回答への道筋が明確です。どうすればいいんでしょう。これから、化学反応式・量論へとすすみます。新しい考え方をなかなか吸収できない生徒がいます。ドリルの日々なんでしょうかねぇ、、、
2022.10.24
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非常勤講師をしています。いわゆる「進学校」、「中堅校」、それほどでもない高校に勤務しています。毎年、学校が変わりますが、それぞれの学校で化学科の先生方に助けていただいてなんとかこなしています。ことしは「それほどでもない高校」で化学基礎を1年生2クラスに教えています。さて、中間試験が終わりました。今回の出題範囲は「原子量、分子量、物質量(mol)、モル濃度」です。高校化学では、生徒さんに最も負担を強いる内容ですが、これを越さないと化学反応の量的面白みが伝わらないとても基礎的な部分です。「質量パーセント濃度」中間試験の中で、生徒の行く末も含めて心配になったのが「質量パーセント濃度」の問題の正解率が低いことです。問題と生徒の解答を上の写真に載せました。「20%]と正しく解答できたのは56人中16人で28.6%でした。「質量パーセント濃度」は中学校1年「理科」で学ぶのですが、定着していないので高校の授業でも復習、練習もします。多い誤答について①25%:25g塩化ナトリウム/100g水で計算したのですね。この間違いはよくある(中堅校でも)。②4%:100水/25塩化ナトリウム=4で算出したのでしょう。びっくりなのですが、生徒に「2割る4は?」と聞くと、2と即座に答える生徒が少なからずいます。自分が答えやすいように、分子と分母を脳内で入れ替えてしまうのでしょう。「おしい!もう一度、考えて」ゆっくり考えさせると0.5と答える生徒がほとんどです。5%:同じく分子分母の脳内入れ違いです。125/25=5で5%。⓷0.25%:これは%にするのに100をかけ忘れましたね。でも、正答へはまだまだなんですけど...生徒は小数と分数が嫌い生徒は、割り算して小数が答えになるような問題を解きたがりません。小学校5年生までに小数や分数を定着させるべく小学校でたくさんドリルをしているようですが、このドリルを避けてしまうとあとでどり戻せなくなります。その、典型的な例がこの問題や物質量の計算に表れているのでしょう。また、分数も生徒は使いたがりません。約分を使うと簡単な計算もヒーヒー言いながら筆算しています。今回の中間試験は四則演算能力を必要とする分野ばかりでしたから。でもパーセントのセンスは社会人には必要だよ私は彼らには「化学のエキスパート」になることを期待しません。しかし、「市民としての化学の素養」は授業を通して学んでいってほしい。その一つが「パーセント」と「パーセント濃度」です。成分表示の見分け、「どちらが成分濃度が大きいの?」くらいはイメージできてほしい。さらには「100円の商品に5割引きと5%引き。元の値段はどちらが高い?」くらいの判断はつけてほしい。中間試験の得点分布です試験の得点は予想した通り2極化しています。原子量、分子量、物質量、モル濃度、基礎的な問題をたくさん出したのですが、量をこなせる生徒が増えてきたなと思っています。(試験内容については次のブログで)しかし、計算となるとすくんでしまう生徒も多くいます。ドリルを通して自信をつけ、やる気を起こしてもらわなければと思っています。
2022.10.23
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新型コロナウイルスの水際対策が11日から大幅に緩和されました。ワクチン接種などの一部制限は残りますが、1日当たり5万人の入国者数の上限は撤廃され、観光目的での個人旅行やビザなし入国も解禁されました。そんななか、わが市(東京近郊、埼玉県、人口約20万人)のコロナ感染者推移です(上図グラフは感染者数)。グレーの棒グラフは日ごとの陽性者数赤線は7日間移動平均です。3年前からの記録です。コロナ株の変異とともにどんどんピークが大きくなっています。昨年の10月にはやっとこの感染症はピークアウトして、普段の生活が取り戻せたかと思いましたがその後今年になって高いピークが2度も来ています。相変わらずのマスクをはじめとする感染症予防の日々ですが10月に入って、やっと落ち着き始めたかな、そうだといいなぁ。10/11は陽性者25人でした。最近10日間は陽性者50人以下です。これらの記録は市のホームページから拾っていますが、「入院者数」「自宅療養者数」などは9/19以来掲示されなくなりました。これも、落ち着きの表れでしょうか?さらに、関東7県では、人口100万人当たりの7日間の新規感染者数は大きく減少傾向にあります。全国では陽性者数の多い順に沖縄県・大阪府・東京都となっています。世界的に見ると陽性者数は上の2つのデータはhttps://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/から転載です。詳しくはURLから探ってください。ヨーロッパ周辺がまだまだ油断ならない気がします。
2022.10.12
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所用で仙台へ行ってきました。この機会に東北大学理学部(青葉山キャンパス)も散歩してきました。写真にあるように青葉山キャンパスに理学部・理学研究科があります。この他に「川内キャンパス」「星陵キャンパス」「片平キャンパス」が仙台市内に分散しています。学部ごとにそれぞれのキャンパスに配置されていて、仙台は東北大学の街といっていい。観光巡回バス「るーぷる仙台」を使って仙台をめぐる中で車中から様々なキャンパスを見ることができました。実際に降りて散歩したのは「理学部(青葉山北キャンパス)」です。地図中青い色の建物「サイクロトロンラジオアイソトープセンター」周辺の建物を外から眺めてきました。土曜日だったので、学生はおらず、キャンパス内はひっそりとしていました。大きな街に行くくたびに、そこにある大学を見てきます。できれば、そのキャンパス内で活動している学生さんの雰囲気を見てきたいと思っています。今回は学生さんを見ることができませんでしたが、東北大学の広大さが印象でした。さて、「るーぷる仙台」という観光循環バスですが、1日630円で乗り降り自由、仙台市内の観光ポイントをめぐってくれます。仙台駅発で土日は20分おきに各停留所にやってきます。これを使えば、仙台城址(伊達政宗騎馬像がありますが、現在修復中)、瑞鳳殿などほとんどの観光名所を見ることができます。伊達家は鎖国中にもかかわらず支倉常長らをローマに送っています。(Wikipediaより)瑞鳳殿などには、伊達家の「西洋かぶれ?」な装飾(=♥♣♦やユリ)がありとても当時としてはインターナショナルで面白い。ハートやスペードを「ミッキーを探せ(ディズニーランド)」のように探してみるのも面白いと思います。支倉常長はローマからバラも持ち帰っており松島の瑞巌寺には「日本最古の洋バラ」が咲いています。(当時のバラの子孫か定かではありませんが)今度の旅は、支倉常長の遣欧使節団のお土産にもふれることができました。
2022.10.09
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野辺山宇宙観測所は1982年3月1日に開所しました。45m電波望遠鏡は当時、世界最大のミリ波アンテナとしてデビュー。ブラックホール候補天体の初発見や生命誕生につながる有機分子を星間ガスの中から検出するなど、成果を上げてきました。観測する波長は㎝からmmで、スマホの利用する電波から電子レンジまでです。したがって、スマホの電源は切らなければならない場所もありました。今年で40周年を迎え、特別公開(8/26-9/30、現在終了)を見てきました。キーワードラリーがあり、記念品もいただいてきました。一回り見るのにとても時間がかかりましたが、記念品はトートバッグでとてもよい記念になりました。特に興味深いのは星間分子研究でした。観測ポイントはおうし座領域で、アンモニアや水分子の確認ができています。また、オリオン大星雲からくる正体不明の電波はギ酸メチルHCOOCH3がねじれながら回転することで生成されることがわかりました。さらに、一酸化炭素COなどが発生する電波によって作られる地図により星形成の研究に新しい知見が得られているようです。分子の運動により特有の電波スペクトルが生じること、それを高解像度で宇宙地図にマッピングできることなど興味が尽きません。次の写真は、昭和24年(1949年)に最初に作られた200MHz電波望遠鏡です。三鷹の国立天文台に建設されました。太陽電波の観測などを行っていたそうです。
2022.10.06
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勤務校からの指示で、講義前に抗体検査キットでコロナ感染の確認を行いました。鼻奥を綿棒でぬぐって、試薬液につけ、キットの[S]部分に滴下します。キット内のろ紙をしみあがって15分ほどで赤いラインで結果が表示されます。この検査は抗原との結合性をみる「イムノクロマト法」です。「陽性」ではウイルスに感染した(ことがある)可能性がある。「陰性」ではこの検査では陽性となる抗体価はない。ということで、「過去コロナに感染したことがない」という結果でした。これまで4回受けたワクチン接種の効果は「抗体検査:中和活性測定」で分かります。この検査は主に実験室に検体を持ち込まなけらばできません。《イムノクロマト法のしくみ》抗原(ウイルスタンパク質)と結合する抗体を検出します。以下の図はhttp://www.nihs.go.jp/dbcb/COVID19/COV2_antibody_assay_overview_210712.pdfから使わせてもらっています検査キットの構造として検査液がしみあがるニトロセルロース膜(クロマトグラフィーでつかうろ紙に相当する)を基盤として①金コロイドに付着したウイルスタンパク質 このタンパク質は細胞に侵入するためのスパイクタンパク質(ウイルス表面にあり、ウイルス固有)②抗体検出用試薬(具体的にはわかりません)からできています。鼻からとった検体には陽性の場合、抗ウイルス抗体がふくまれています。上図では、IgG結合試薬とIgM結合試薬の2種が用意されていますが私の行ったのはIgGだけ検出するものです。注)上の図では左にIgG、右にIgMとなっていますが、実際の測定キットでは逆です。おそらく、より式量の大きいIgMは動きがゆっくりだろうと考えるとIgM結合試薬が滴下域に近いほうがよいように思います。サンプルを滴下すると、IgG抗体はウイルスタンパク質に結合して、基盤上を流れていきます。その先にあるIgG結合試薬にくっついて発色します。さらにIgM抗体はIgM結合試薬と結合発色します授業で行うクロマトグラフィーの例として使えるかもしれません。《IgMとIgG》上はIgG抗体(免疫グロブリンG)の模式図です。Yの上部で抗原(スパイクタンパク質)に結合します。免疫の主役はIgG抗体です。IgM抗体は感染初期にできて、IgGがいくつかくっついた構造をしています。《抗体の働き》ウイルスは細胞に侵入し、そこで増殖します。侵入する私たちの細胞には受容体があり、侵入の可否を決めます。ウイルスの表面にスパイクタンパク質がありこれが受容体に結合し、細胞への侵入のキーになります。抗体はこのスパイクタンパク質に特異的に結合して、受容体との結合を阻害します。このことによって、ウイルスは細胞にRNAを送り込めなくなります。《その他の検査方法》新型コロナウイルスの検査法にはこのほかに1.PCR検査:ウイルスのRNAの検出で診断に用いられます。2.抗原検査:ウイルスのタンパク質を検出。3.抗体検査:今回私が行った「イムノクロマト法」の他に ELSA法:特定の抗原に結合した抗体以外は洗い流して検査。結合した抗体の量に応じたシグナルがえられる。 CLIA他々:シグナルとして発光や蛍光でシグナルを発する。原理はイムノクロマト法と同じ。以上です。世の中はwithコロナに舵をきったようです。ご健康で
2022.09.11
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撮影NICON COOLPIX P100 絞りf/5.6 露出1/276 ISO-160 焦点距離264mm+デジタルズーム今日は「中秋の名月」このところ、雨が多く、我が家の畑はまだ水が引いていません。しかし、今夜は湿度、大気の状況や月の高さなど、月が最も美しく見える条件が整いました。気温も低く23℃て月見には絶好です。秋らしい陽気になってきました。旧暦8月の十五夜を「中秋の名月」というのだそう。十五夜は新月から数えて15日の月を十五夜といい、中秋の名月だけを十五夜といわない。旧暦なので、新暦では年によってちがい、2020年は10月1日、2021年は9月21日、そして2022年は9月10日(今日)となりました。
2022.09.10
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2学期の授業がはじまります。9月は「原子量」「分子量」「物質量」の授業です。ここは、現任校の生徒の定着がひどく悪い。できるだけ、本質をおさえながら、ごまかします。まずは「原子量」。パワポ資料です。1.「質量数12の炭素原子=12」とする定義はほとんどふれません 比例計算の直感的なイメージがない生徒はここで大きくつまずく、そこで2.最も軽いH原子の何倍の重さかを表現したのが原子量(ご批判受けるのは承知です)3.「質量数が原子量になる」おおざっぱですが…これも付記しておきましたパワポ資料を見ていただければ授業の流れはわかっていただけると思います。なにせ、現任校の生徒は算数の素養があまりないものですから、いよいよ量論に入ろうとする教える側は不安でしかありません。
2022.09.02
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秋田大曲の第94回全国花火競技会を見てきました→2022/8/30ブログでは、昼花火と大会提供花火を紹介しました。今回は競技花火のダイジェストとフィナーレ10号スターマイン30発です。音楽著作権の関係で音を消してある部分が数か所ありますので、音量が大きく変化します。ご注意ください。競技花火は28社が参加しています。各社とも、工夫と技術がすごい。進化しているなぁと思いました。残念ながら、雨降りで風がなくけむりが消えなかったので運の悪い会社は煙の中で発火。きれいな花火とはならなかった。フィナーレの10号スターマイン連射はきれいに広がって花火自体とても美しかった。さらに、腹に響く爆発音はライブで花火会場に行かないと感じられません。おまけです。協賛各社の提供花火が披露されました。創立130年を迎えた大曲農業高校の記念提供も載せてあります。残念ながら煙の中での発火で花火をきれいに見ることはできません。吹奏楽部による校歌の演奏をお楽しみください。
2022.08.31
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第94回全国花火競技会は延期が続いて3年ぶりの開催です。1万8千発が打ち上げられます。全国の花火師が選りすぐりの花火を提供し競うので、各地の花火大会のフィナーレが初めから終わりまで続きます。昼花火・夜花火競技の2部構成です。動画は5時15分からの昼花火です。音と落ちていく白・黒・あか・青・紫などの煙が中心で、時折マグネシウムなどで明るい中でも光を見せてくれます。地味ですが、らせん状に落ちていく煙が面白い。暮れかかると、煙を照らすように色の発火があって、後半の夜花火へと期待を上手につないでくれます。そして、第2部の夜花火。動画は大会提供花火「暁光」です。この他、競技参加花火28社と提供花火がいくつかありました。空全面に花火!席から後方に下がらないと、広角でも全部はとらえられません。また、音楽とシンクロしていて、花火の爆発音が腹に響くドラムのようです。夜花火に入ったころから、ポツポツと雨が降り始め、8時過ぎにはザーザー降りでしたが、9時半のフィナーレまで席を立つことができないくらい、圧巻の花火が続きます。他の方の迷惑になるので傘がさせず、終わりは全身びしょ濡れでした。
2022.08.30
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コロナに罹患し自宅養生されている方が増えています。ここで酸素投与を行われる患者さんもいるのですが、「酸素濃縮装置」のしくみを調べてみました。モレキュラーシーブや中空糸膜を使って空気から窒素を減らして酸素分圧90%くらいまで高めることができます。いわゆる「酸素マスク」酸素ボンベを使ってほぼ100%の酸素を吸引します。仕様に電力はいらないので、移動中に使いますが家庭での連続利用はできません。「酸素濃縮装置」は空気を取り入れて酸素分圧を高めて放出します。この時、圧力ポンプを使うので、家庭用コンセントに差し込んで電力を供給します。以下、神鋼エアーテックの解説を利用させていただいています。https://shinko-airtech.com/equip_o2.html①合成ゼオライトは窒素と酸素の平衡吸着量が、加圧下で大きく異なる空気(酸素分圧(濃度)20%を)圧縮し合成ゼオライト(※1)に触れさせると窒素が多く吸着されます。酸素分圧が高い高圧空気が得られるので、これを常圧に戻してやることで最大酸素分圧90%まで酸素濃度を上げることができます。(0.7MPaは約7気圧、常圧の7倍)吸着槽ⅠとⅡはバルブによって交互に切り替えられ、窒素の吸着・脱着を繰り返して連続的に使用できます。この装置は、中規模施設で高酸素燃焼や下水の高酸素化により硫化水素発生を抑えること使われていますが、合成ゼオライトは小型酸素濃縮装置にも利用されています。②分離膜式窒素ガス発生装置=排ガスとして高濃度酸素排出酸素は中空糸膜を通って出ていきます。高濃度窒素の製法ですが酸素濃縮にも利用できそうです。※1:ゼオライトについてWikipediaより「ミクロ多孔性の結晶性アルミノケイ酸塩であり、細孔径は0.3~1 nmである。分子ふるい、イオン交換材料、触媒および吸着材料として利用されている」この小さな隙間に分子が通るかどうかでモレキュラーシーブ(分子ふるい)や吸着などを起こしています。この隙間の大きさを様々に調節することで分ける分子を選ぶことができます。また、ゼオライトは窒素に対して高い吸着性があります。これは「窒素の四重極子モーメントとカチオン静電場の相互作用による」とのことですが、これ以上調査しませんでした(;^ω^)スイマセン今まで、酸素や窒素の製法としては極低温に冷却、液体空気を作って分留することしか知りませんでしたが低エネルギーで高濃度の酸素や窒素が得られることを知りました。
2022.08.19
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ネッククーラーCOOLOOPを手に入れました。素材として興味がわきましたのでUPします(広告案件ではありません(笑))。U字型のビニル容器の中にPCM(Phase Change Material)と会社が言っている素材が詰め込んであります。上と以降の写真はPRTIMESからとっています。その、正体はわかりませんが、融点が28℃と微妙な温度になっています。28℃で液体→固体になります。この時、吸熱します。夏の今の時期はちょうどよく首を冷やしてくれます。また28℃で固体→液体になるとき発熱するので、冬場は首元を温めてくれます。私は、冷蔵庫(10分で固体化)にいれておいて使っています。(28℃以下の部屋では3時間で固体化)屋外の活動の時適度に首元を冷やしてくれてとても過ごしやすい。この冷却状態が2時間ほど(すべて液体になるまで)続きます。冷凍庫を使う保冷材では、冷え過ぎてタオルを巻いて調節するしたり、結露して周りを濡らします。そのような不便がありません。解説に「水溶化」とありますので、水溶液なのかもしれません。PCMaq = PCM + aq -Qkcalとなりますが、融解熱か溶解熱どちらなのでしょう?いまのところわかりません。ともあれ、体を冷やすのはとても温度の低い氷や保冷剤が一般的ですが、平衡状態の中で28℃を保って、夏は冷たく感じ、冬は暖かく感じるツールは画期的だと思います。
2022.08.12
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犬吠埼銚子には1億年以上前の古い地層が見られ、この古い地層が銚子の土台となっています。問題の地層は犬吠埼です。これ以外、関東平野を含め周辺の地層は新世代第四紀の堆積層です。上の写真(犬吠埼の立て看板)の図1がとても印象的です。12万年前は銚子は小さな島だったのですね。犬吠埼の海岸に降りてみます。このあたりの岩石・地層については、やはり立て看板が詳しい。砂岩と泥岩が中心です。説明をもとに海岸を探して、これはたぶん「生痕化石」かな?屛風ヶ浦銚子から少し離れたところにある、「屛風ヶ浦」は下総台地が太平洋の荒波で削られた海食崖です。堆積地層が美しい縞模様となっています。約300万年前から約10万年前にできたと解説にあります。新世代第四紀の地層です。犬吠埼と比べるとずっと新しい。屛風ヶ浦の海側は銚子マリーナ海水浴場となっているほか、遊歩道が整備されてとても歩きやすい。銚子漁港・利根川河口銚子ポートタワーから銚子漁港方面を眺めています。利根川が曲がりながら流れ下ってきます。すぐ右は海です。下に魚市場が見えます。また、このあたりは風力発電の風車がたくさんありました。さて、この利根川ですが、かつては東京湾にそそいでいました。江戸にたびたびの水害をもたらしていたので、徳川家康の命令で60年かけて銚子に流れるよう「東遷工事」が行われたそうです(銚子のパンフレットから)。埼玉を2:30発、銚子を早朝にめぐって、昼食に銚子ポートタワーでイワシ料理を食べて帰ってきました。
2022.08.07
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2022年8月2日20:13にISS国際宇宙ステーションが東京上空を通過しました。スマホで撮ることができたのでUPします。犬吠埼「地球の丸く見える丘展望台」水平線は丸い???→2022/8/3ブログでは地球の丸みと水平線についての話でした。今回はISS国際宇宙ステーションを見て、「地球は丸い」ことを見ていきましょう。ISSはサッカーコートほどのおおきさ。高度約400Km上空を1周約90分ほどで地球を回っています。軌道はこんな感じ昼間のうちは空が明るいので見えませんが地上で日が落ちてしばらくの間は太陽に照らされ反射した光を夜間のわたしたちがみているのです。それゆえ地上においても、地球が丸いことを実感できるのですね。以上の説明図はhttps://lookup.kibo.space/から拝借しました。
2022.08.04
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先日、犬吠埼へ行ってきました。上の写真は海抜約53mの犬吠埼灯台裏から撮った海水面の様子です。近くに「地球の丸く見える丘展望台」がありました。まだ、開館していなかったので上りませんでしたが、そこに上れば地球が丸く見えるのでしょうか?この展望台は海抜約94mの高さにあります。 100メートルぐらいのタワーに上っても、水平線は平らなままです。ではどの位まで上ったら円く見えるようになりますか?→以下にQuoraのTokieda Yukinobu氏の解説ISS宇宙ステーション400Kmの高さなら地球の丸みをしっかり見ることができるでしょうが、高度100mでは、まだまだ海は水平です。地上から遠くの海が丸く見えるのは、人間の目と脳の問題(錯覚かな)なので、「地球の丸く見える丘展望台」の丸く見えるは嘘ではないのでしょう。下は逗子マリーナのパノラマです。右奥に屛風ヶ浦があります。やはり、水平です。銚子付近は「銚子ジオパーク」となっていて、地学的にもおもしろい場所でした。その話はまた次回に。
2022.08.03
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液体の過冷却現象について興味を持っています。仮説:無極性溶媒は過冷却しない?!→2022/7/7ブログそもそも、過冷却現象についての文献があまり見当たりません。(調査が不十分なのかも…。よい文献・論文ご存じの方教えてください)固体⇄液体の相変化についても、コンピュ―ターシミュレーションが中心です。とはいえ、この相変化シミュレーションがとてもきれいなので紹介します。「氷がとける」Institute for Molecular Science 分子科学研究所氷が融解して液体の水になるまで(1)(BGMなし)氷が融解して液体の水になるまで(2)分子科学研究所のシミュレーションですが、とても美しく結晶が中央からバラバラになっていきます。「水がこおる」青白い線が水素結合です。過冷却状態の水(液体)のうちから、結合ができては壊れしていってやがて水分子全体が結び付けられる。同じく分子科学研究所のシミュレーションです。水が氷になるまで以上です。授業に利用できそうです。
2022.07.24
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知り合いがコロナ陽性確認されました。私の知り合いでは2人目です。おりしも、埼玉県では7/21感染者数10823人。過去最多を更新したところです。わが市(人口約30万、埼玉県東京近郊)では7/20に81人感染者数でした。推移は以下です。わが市では、7/15感染者数138人でそこから少しづつ減っています。大胆で希望的観測ですがピークアウトしたのでは??そう願いたい。また、入院者数は5月から減り続けています。感染しても重症化は減っているようです。ワクチンの効果なのか、ウイルスの弱毒化なのかわかりませんが…以上の資料は、市のHPから毎日ひろって記録しています。
2022.07.21
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畑が不調です。ミニトマト、キュウリ、ナスの苗を例年通り、5月の連休に植えました。ナスです。高さ40cmほど、実がなっても10cm弱です。キュウリです。例年、高さ2mになり、始末に困るほどキュウリの収穫がありますが今年は大きいもので高さ1m。小さな実しか育ちません。ミニトマトは1日5個くらい。甘くありません。大きく育たず、実が少ない、おいしくない。これは10年来、初めての状態です。はぐらうりです。花が咲いていますが、実ができない。虫がいないので、受粉ができないのではないかと思います。畑で蚊に刺されることもなく(例年はよく刺される)、そういえば毎夏よく鳴いていたセミの声をまったく聞いていません。いつもいたずらされるカラスの姿も見ません。他の方の様子を見ても、今年は不調なようです。埼玉では今年の夏、6月末からの高温とその後の大雨で野菜の根が傷んでしまった。多くの昆虫が生まれなかった。これが畑の不作の原因ではないかと思っています。レイチェル・カーソン『沈黙の春』(ISBN 978-4102074015、1962年)を思い出しました。春が来ても小鳥は鳴かず、世界は沈黙に包まれるだろうと意味を込められたタイトル。当時米国の各地で行われていたDDTなど有機塩素系農薬の大量空中散布によって,野鳥や魚介類などが大きな被害を受けるだけでなく,散布された農薬が農作物や魚介類に残留して人体に取り込まれ,人の健康に悪影響を及ぼす危険性があることを警告。米国政府がDDTの全面禁止するなど大きなきっかけを作った。 出版から40年以上たって、科学的な疑義が提起されていることもあるけど。私の畑の不調は農薬の使用とは無関係だけど、厳しい気候の変化を身近に感じています。
2022.07.20
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凝固点降下の実験を検討していて「無極性溶媒は過冷却しない」という仮説を思いつきました。次の実験結果を見てください。①水=極性溶媒の冷却曲線緑の線が純水の冷却曲線です。https://plaza.rakuten.co.jp/cynqa2/diary/201904040000/②無極性=ベンゼン青の線がベンゼンの冷却曲線です。https://plaza.rakuten.co.jp/cynqa2/diary/201904080000/②無極性=シクロヘキサン青の冷却曲線がシクロヘキサンです。https://plaza.rakuten.co.jp/cynqa2/diary/201904020000/写真にあるような実験器具で、同じ条件で実験しました。純溶媒のベンゼンやシクロヘキサンでは過冷却が起こっていません。で、「無極性溶媒は過冷却しない」という仮説に思い至りました。ネット上に転がっている「過冷却」現象の解説は液体では分子運動しており、整列し結晶化するには「徐々に冷やしていくと、分子が固まらずにいつまでも動き続けることができます。凍るための引き金が引かれていないような状態です。」AMU冷熱「しかし熱力学的安定状態に至るにはある程度大きなエネルギーの山を超えなければなりません。高校化学でも出てくる活性化エネルギーと同じです。このエネルギーを超えきれない状態が速度論的安定です。速度論的安定は時間が経つか、エネルギーを与えれば熱力学的安定になります。」ヤフー知恵袋ベストアンサー以下の解説が一番しっくりいきました。「氷にならない理由は、分子配列が水と氷では異なるからです。水(液体)の分子が向きをかえて氷(結晶)としての配列にならなければなりません。そのためにはエネルギーが必要です。なぜなら、水分子は周囲の水分子と水素結合で結びついているからです。この水素結合をいったん切って向きを変え、水分子は再配列して氷になります。氷になったときは、水分子は周囲の水分子との間で再び水素結合をつくって安定化します。」Science Peripatosブログもう少し、私の仮説で過冷却に解釈を加えると極性溶媒の水は液体中では水分子の小集合(クラスター)を作っていて、氷のように巨大な結晶を作るように整列するには、クラスターを一度といて、再配列が必要となる。このクラスターをとくエネルギーを超えなければ氷にならない。無極性溶媒ならばクラスターを作りにくいので容易に凝固し、過冷却現象を起こしにくい。というぐあいです。さらに、いくつかの溶媒・条件で検証が必要ですがいががでしょう。また早稲田大学の研究トピックにという論文。早稲田大学理工学術院の平沢泉教授らの論文が紹介されていました。今や、どうすれば過冷却を起こさないかに注目されているようです。
2022.07.07
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メタリック ナノパズル アポロ月着陸船(株テンヨー)を作りました。1日平均30分作業して、20日弱で完成です(暇つぶしには最高です(笑))。種子島宇宙センター:屋久島・種子島 弾丸旅行3→2022/6/10ブログで買ってきたお土産です。指と比較するとわかりますがとても小さいです。1mm以下のタブ穴にタブを差し込んで曲げて固定。40近いパーツをくみ上げる必要があります。老眼鏡では間に合わず、ルーペ、さらにはスマホのカメラで拡大して作り始めました。ピンセット・先細のラジオペンチ・ニッパーが必要でした。作成後半では慣れてきたので老眼鏡だけで手さぐりでタブを差し込んでいました。内容はこんな感じ薄いステンレス板をレーザーカッティングして作られています。11cm四方のステンレス板からパーツを切り離しながらくみ上げます。 ①着陸船上部までくみ上げ姿勢制御用噴射口やパラボラアンテナを円錐形に仕上げなければならないのが最も苦労しました。丸めるのに爪楊枝を使いました。ここまで、パーツの2/5を使いました。途中、「9番パーツが1つない」とあせり、テンヨーにメール。3日後、返事が来て2枚目の右上にあることがわかりました。老眼では(取説でも)探すのが大変です。テンヨーから返信されてきた写真をのせます。(ここは、わかりにくところなのであえて掲載しますね)②着陸船下部をつくり完成へ完成品が以下の写真です。遊びで作りはじめましたが、そのうち意地でも完成しようという気になりました。過酷な製作でした(笑)。年齢とともに、老眼になりました。老眼鏡では間に合わないくらい細密でした。もっと年取って手が震えはじめたらできなかったでしょう。メタリック ナノパズルはこの他に、「ハヤブサ1」を作っています。アポロより簡単でしたが、苦労したことを思い出しました。㈱テンヨーのHPで「月着陸船」は税込み1540円、「はやぶさ」は968円でした。
2022.07.02
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高校ではコロナウイルス感染を恐れて、実験台で対面で行う実験が避けられてきましたが、実験ができるようになり、今学期は2回行うことができました。わが市(人口23万)の感染者数は段階的に減っています。(下のグラフ;橙線7日移動平均、灰色棒確実の感染者数)今年の1月にかつてない多数の感染者数となったのはオミクロン株で2021年12月から2022年2月中旬までの新型コロナの患者40人を対象にウイルスの遺伝子を解析した結果、およそ9割がオミクロン株で、このオミクロン株のうち73%が「BA.1.1」でした。症状は東京都のサーベイによるとオミクロン株に感染した人の後遺症の相談は、デルタ株などと比べて「せき」や「けん怠感」が多い一方「嗅覚障害」や「味覚障害」は少なかったことがわかっています。オミクロン株も変異してできたウイルスですが、約2週間に1回は変異を繰り返すようです。小さな変異はウイルスの表面にあり、人の細胞に感染する際の足がかりとなるスパイクたんぱく質周辺で起こるようで、さらに「BA.1」「BA.2」が亜種としてあります。世界的には「BA.2」が流行中。日本でもこれからは「BA.2」が主流となるでしょう。クリップ元: https://www.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/lb_virus/worldmutation/ 「BA.2」亜型はこれまでの株、亜型に比べて感染力が強く、ワクチンが効きにくいようです。国内では検疫以外で5月24日に東京で初めて確認されています。国立感染症研究所 鈴木基 感染症学センター長 によると第7波では『BA.2』が主体になる見込みだ。『BA.1』よりも感染力がやや強いことから、第6波よりも波が高くなる可能性がある。と言っています。何か不安です。でも、マスクと手指の消毒くらいしか対応策はなさそうです。わが市でも高齢者への4回目ワクチン接収案内が来はじめました。「BA.2」でも効果があるようなので、私たち年寄りにできることは「治験」、「人柱」(笑)として接種券が届いたら受けようと思っています。ご健康で
2022.06.26
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今年度は化学基礎1年2単位50分で偏差値45の高校で講師をしています。5月中間試験は元素、炎色反応、原子の作り、原子核(原子番号と質量数)、同位体、電子配置、周期表、イオン式、実験基本操作 です。得点ヒストグラムは以下です。早くも70点を境に2極化しています。中学校まであんまり勉強する習慣のなかった生徒が得点下位に甘んじたようです。とても素直でかわいい子たちなので大好きです。だからこそ1学期中間試験は点を取りやすいので平均80点をとらせて、自信を付けさせたかったのですが残念です。さて、生徒実験の1回目は「基本操作・基本実験」で器具とガスバーナーの扱い方です。ヨウ素デンプン反応と炎色反応を行いました。生徒実験 炎色反応;色の表記について→2022/5/13ブログ生徒実験2回目です。タイトルは「アルカリ金属・アルカリ土類金属の単体と化合物の性質」目標は① アルカリ金属であるナトリウムの性質を調べ、理解することができる。② アルカリ土類金属であるカルシウムの性質を調べ、理解することができる。《実験1》水酸化ナトリウム粒(アルカリ金属) (1) 時計皿に水酸化ナトリウム粒を1個取りしばらく放置し粒の変化を観察する →水酸化ナトリウムの色や形、潮解性を見る《実験2》ナトリウム(アルカリ金属) (1)灯油中のナトリウムを乾いたピンセットでとり、ろ紙で灯油をよくふきとる。米粒位にナイフで二分する、すぐに切断面の色と光沢を観察する。(2)試験管に水を5mL程度とり、ここへ(1)で切りとった一方の金属ナトリウム粒をピンセットではさんで水中に落とし別の試験管で蓋をする。水と反応する様子を観察する。反応終了後、蓋の試験管にたまった気体にマッチの火を近づけ点火する。次に、ナトリウムが溶けた溶液にフェノールフタレイン溶液を2~3滴加える。(3)ビーカーにろ紙を敷き、水で濡らしそのろ紙上に残りの金属ナトリウム粒を落とし、時計皿でふたをする。 →発生する水素、水面上で反応する金属ナトリウム、ろ紙上で発火したナトリウムの炎色反応などを観察記録する《実験3》カルシウム(アルカリ土類金属)(1)カルシウムCaの粒を観察する。(2)試験管に水を5mL程度とり、カルシウムCaの粒をいれる。水との反応の様子を観察する。その溶液にフェノールフタレイン溶液を加える。→発生する水素、水面下で反応する金属ナトリウム、生じた水酸化カルシウムによる白濁などを観察記録する《考察》(1)実験1のような変化を「潮解性」と呼ぶ、なぜこのようなことが起きるのか調べよ。(2)実験2(2)で発生した気体は何か?(3)実験2(2)でナトリウムと反応した後の水溶液、実験3(1)でカルシウムと反応した後の水溶液はどのような性質か?(観察5、観察9より)(4)ナトリウムは「灯油中」に保存するのはなぜだろうか?理由を考えよ。生徒たちは、好奇心旺盛でなかなかよく実験していました。実験中はいいのですが、レポートをまとめるとなると、またもや2極化。いいレポート書いてくる生徒が4割くらいそのほかは、気に入りません。それは、①提出日を守れない実験の翌日が提出日です。授業の最初に集めます。遅れて提出する生徒が多いです。(遅れた場合は大幅減点です)実験の印象はすぐ薄れます。だから、すぐにまとめることが大切です。また、どんなに長いまとめの期間をおいても、前日(または提出日の朝)にしか記入にかかりませんから翌日提出しても同じことです。②考察を書いてこない考察を書いてこない生徒が意外に多かった。一番大切な部分です。化学実験は料理の時間ではありません。これも、翌日提出のせいかもしれませんね。とはいえ、あきらめるつもりもなく、今後の指導にかけてみます。
2022.06.17
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屋久島・種子島 弾丸旅行の最終UPです。「大川(オオコ)の滝」滝つぼ近くまで行けます。水量が多いと水しぶきをかぶります。雨がひどいときは、遊歩道まで水没するそうです。弾丸旅行1-5は屋久島・種子島 弾丸旅行5→2022/6/11ブログ、からリンクを貼ってあります。たどってください。今回は屋久島の滝にまつわる地質の話です。屋久島は1900m峰をそなえた「洋上のアルプス」と呼ばれています。近隣の種子島と違い火山島です。急峻な山なので大きな川がなく急流の狭い川ばかりですがやたら雨が降るのでたくさんの滝があります。GOOGLEMAPより「千尋(センピロ)の滝」左の岩盤は、まるでコンクリートを流し込んだようですが、花こう岩一枚岩。それゆえこの名前がついたようです。右側にも、奥にも花こう岩層があります。花こう岩の大きな山を削ってできたような滝です。地質を調べてみるとワイナック屋久島の地質よりホルンフェルスは接触変成岩です。堆積岩が熱変性を受けて作られます。1400万年前、地下のマグマが海上までふきあがって屋久島を形成しました。四万十層は海底の堆積岩で、砂岩と頁岩。プレートの沈み込む際に東から押し付けられて形成されました。屋久島は花こう岩の島です。千尋の滝の両岸壁は花こう岩が削られてできたものです。大川の滝、手前にも。こんな滝がたくさんあります。屋久島・種子島 弾丸旅行はこれでおしまい。たくさん見て回って、おなかいっぱいです。
2022.06.12
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短時間にたくさん巡ったので今回と次回、合計6回でお伝えします。前回は屋久島植物編でした。晴天の屋久島、屋久島の植物:屋久島・種子島 弾丸旅行4 →2022/6/10ブログ、1-3はこちらからたどってください。リンクがあります。今回は屋久島動物編です。「ヤクシマザル」標高1200mほどのヤクスギランド駐車場で出会いました。途中の林道でも2回ほど群れと遭遇。人を恐れませんのでよく出会います。日本のホンドザルの南限とされていますが、遺伝的距離は大きいです。孤島のサルですから、遺伝的に変異はさらに強まるでしょう。種子島で栽培されるポンカンやタンカンの食害が多く、それらの果樹園では電気柵で防いでいました。「ヤクシカ」屋久島ランドに向かう林道で出会いました。日本のニホンジカの亜種の中でも特に小型です(大きな雄でも37kg)。屋久島では中型以上の肉食動物がいないのでヤクシカは小型化進化したのではと考えられています。「トビウオ」と「ウミガメ」ウミガメの産卵地は屋久島西岸に2か所あります。砂を集めて整備をしている様子を見ました。漁業生産量の最大は「トビウオ」です。トビウオの素揚げ、さつま揚げをたくさん食べてきました。羽のような胸びれもそのまま揚げてサーブされました。食べましたらせんべいみたいな感じです。以上です。次回は屋久島の地質と滝の話です。
2022.06.11
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6月3日から6月5日まで、種子島と屋久島へ出かけてきました。種子島宇宙センター:屋久島・種子島 弾丸旅行3 →2022/6/10ブログ「屋久島・種子島 弾丸旅行1.2」上記リンクからご覧ください。今回は種子島編です。鹿児島空港からジェットフォイルで種子島経由屋久島に向かいます。上はジェットフォイル(水中翼船)「ロケット」です。とても速いのですが直行で1時間35分かかります。朝からの移動で屋久島に日暮れにつきます。6月の降水量は非常に多く平均800mmです。ほとんど雨を覚悟していきましたが滞在2日で雨はなく現地の方はびっくりしていました。今回は屋久島の動植物です。屋久島は世界自然遺産登録地です。1500m以上の山があり麓は亜熱帯(年平均19.4℃)、山に上がるにつれて、気温が低くなり涼しくなります。有名な屋久杉をはじめとして貴重な自然が残っています。家の前は様々な花が植えられていて、どのお墓をみてもきれいな生花が供えられています。「ランタナ」「アジサイ」「シコンノボタン」「ハイビスカス」以上が家庭の庭で栽培されている花々露地の畑でパパイヤが作られているの印象的でした。街路樹に使われていた「リンゴ椿」3-5cmのリンゴのような実を付けます。屋久杉と野生の植物です。「クワズイモ」水芭蕉の仲間だそうです。芋は食べられません。「起源杉」樹齢約3000年、周囲約8m標高1200m、道路のそばにあり、バスで見学できます。有名な縄文杉は登山の用意が必要な場所にあります。さて、「屋久杉ランド」も観てきました。江戸時代の屋久杉の利用と現在の状況をみてきました。標高1000m~1300mの高さにある屋久杉伐採の後に歩道をつけた施設です。江戸時代の伐採は、高さ2mところから切るので背の高い切株ばかりです。それはまっすぐに伸びて加工しやすい木材を取るためです。この標高から積み出しまで、人がかついでおりたそうですが、そのためにその場で板に加工したそうです。屋久杉は樹脂が多いためになかなか腐らず、残っています。その上に新たな種子から発芽して若い木が生えているものが多い。また、「土埋木」といって、試し切りされた木が横たわり、その上に木が生えているものがたくさんありました。晴れていましたが2,3日前の雨で木に生えたコケに水滴がやどってきれいでした。
2022.06.10
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2泊3日で屋久島・種子島を旅しました。じつに弾丸旅行でした。鉄砲伝来の火縄銃:屋久島・種子島 弾丸旅行1→2022/6/6ブログ種子島の地層と「千座の岩屋」:屋久島・種子島 弾丸旅行2 →2022/6/8ブログと書いて、今回は「種子島宇宙センター」です。ひどい雨の中、見学してきました。とても、景色の良い海岸で天候が良ければよかったのに…はじめにパンフレットです。バスで統合司令棟(写真撮影不可)ーロケットの丘展望所ー宇宙科学技術館の3か所をめぐりました。この間、JAXAのOBの方が乗り込んでとても詳しく説明してくれました。ロケットの丘展望所奥に大型ロケット発射場(左の鉄塔)、中型ロケット発射場(右の鉄塔)、ロケット整備場(奥中央)がうっすらと見えます。宇宙科学技術館駐車場から。展示は1,2階にあり、実際のロケットガレージも見ることができます。宇宙科学技術館内ロケットガレージ打ち上げられなかったHⅡ7号機がおいてあります。エンジンがおいてありました。宇宙科学技術館展示から右端から3台が現在使っているHⅡA、HⅡB、イプシロンです。ロケットのエンジン部分の展示HⅡロケット全長50m、外径4m、260トン1984年H-IIロケットの「開発研究」が開始1986年「開発」が開始。これと同時に初の国産第1段用エンジンLE-7の開発も開始1994年2月4日、第1号機の打ち上げに成功した。性能確認用衛星「みょうじょう」「りゅうせい」の地球周回軌道投入に成功1997年まで合計5機の連続打ち上げに成功1998年の5号機、1999年の8号機と連続で打上げに失敗(ロケットガレージのHⅡは打ち上げられなかった7号機)HⅡの運用終了HⅡAロケット全長53m、外径4m、289トン1996年開発が開始。上段に用いられていた液体酸素・液体水素の組み合わせを、第1段と第2段両方に利用する大型実用ロケットは、H-IIが世界初2001年夏に試験機1号機が打ち上げ 以来、45回中44回の打ち上げに成功している。打ち上げ成功率は97.8%。H-IIAの強化型バリエーションであるH-IIBロケットも含めると54回中53回の打ち上げに成功2021年の打ち上げ以来打ち上げられていない。2022年H3ロケット打ち上げ予定開発とともに打ち上げ費用が安くなり、打ち上げ成功率も高く、国際競争力が強まっています。打ち上げを見たいいのですが、延期や宿の問題もあり、種子島で生打ち上げを見るのは難しそう。屋久島からもよく見えるとのこと。今回はここまで、次回からは屋久島・種子島 弾丸旅行4 屋久島編です。
2022.06.10
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屋久島と種子島の旅の2話目です。鉄砲伝来の火縄銃:屋久島・種子島 弾丸旅行1→2022/6/6ブログでは、種子島の火縄銃について書きました。今回は、種子島の地層と有名な「千座(ちくら)の岩屋」です。写真は種子島南東海岸にある「千倉の岩屋」の堆積岩層です。地層が明確です。砂岩や礫岩が見られます。そのせいで、浸食されやすく、大きな洞窟ができています。千人が座れるということで「千座の岩屋」という名が付きました。この地層は,海洋プレートが沈み込むときにプレート上の堆積物が陸側へ押しつけられてできた堆積物で「付加体」といいます。とても強い雨の中、砂浜を歩いてやっと到達しました。雨水が川のようになって海に流れ込んでいます。屋久島・種子島に出かけるのはとても大変です。鹿児島から高速船やフェリーが確実ですが時間がかかる。飛行場もありますが、有視界着陸なので霧が出るとすぐ引き返すそうです。今回はここまで、次回は「種子島宇宙センター」
2022.06.08
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金曜日から日曜日、屋久島と種子島に弾丸旅行してきました。阪急交通社のツアーです。金曜日;羽田空港ー(JAL)ー鹿児島空港ー(バス)ー鹿児島港ー(水中翼船)ー屋久島ー宿泊(20時夕食)土曜日;屋久島観光日曜日;屋久島ー(フェリー)ー種子島観光ー(水中翼船)ー鹿児島港ー(バス) ー鹿児島空港ー(JAL最終便)ー羽田空港とても忙しい旅行でしたが、いくつか発見があり興味深い旅行でもありました。種子島ではJAXAのロケット発射場、千座の岩屋、西之表市立種子島開発総合センター=「鉄砲館」今回の話題は「鉄砲館」種子島銃です。写真はその銃に最も近いものです。天文12年(1543年) 8月25日、 種子島に漂着した明国船に3人のポルトガル人が乗っていました。種子島時尭( 第14代島主 )は、ポルトガル人が持っていた鉄砲を、2挺2千両の大金で手に入れ、製造に取り組みました。(2挺の銃のうち最後の1挺は西南戦争の際に焼失しています)<火縄銃の構造> https://gakuen.gifu-net.ed.jp/~contents/kou_chirekikouminn/nihonshi/e/7/E7hinawajyu.htmより火縄銃は弾丸と火薬を銃口から詰め込みます。次いで、銃の側面についた「火皿」に火薬を落として、ここに「火縄」の火をつけ銃身内の火薬に引火爆発させます。この時、引火・誤射を防ぐために「火蓋」をかぶしておきます。撃つときには、この火蓋を開けて(これを「火蓋を切る」といい、戦い初めの意味となっています)火縄の火をつけるのです。<銃作成上の困難>①火薬の作成 銃に込める火薬から開発が始まります。硝石と木炭、硫黄の混合物でその組成と成型(粉状)に苦労があったようです。②銃砲の製造 種子島は砂鉄が豊富だったので、今の岐阜県関生まれの刀鍛冶八板金兵衛は「刀づくり」でした。1543年の鉄砲伝来により鉄砲の製造(模造)を島主から命じられるのですが、どうしても作ることができないのが銃身底をふさぐ方法でした。清掃のために底をねじ止めして取り外しができるようにする必要があったのですが、ネジそのものの概念がなく、その作り方に苦労します。このねじが日本初のねじだったのでしょう。鉄砲伝来といっても技術そのものが伝わったのではなく、2丁の銃と弾丸と火薬をみて、「これはすごい」とコピーを作り上げてしまい、その後の戦国時代により発展させた日本の職人の技術と藩の首長たちの慧眼に驚かされました。
2022.06.06
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2022年5月21/22日みなかみ3ダムの試験放流を見てきましたが、藤原・奈良俣・八木沢3ダム点検放流見てきました;まるで夕立(;^ω^) →2022/5/23ブログ藤原ダムのホロージェットバルブの迫力が八木沢ダムの放流に次いで大迫力。ホロージェットバルブ既設放流管の改良、小容量放流設備の増設~国内最大のバルブ、長寿命化への取組み~ 平野 宗直 より「通常発電放流でまかなうことが可能な放流量 28m3/s以内であれば発電放流のみで放流を行い,放流量28m3/s を上回る放流の際には,上回った分だけホロージェットバルブにより放流を行っていた.ホロージェットバルブによる年間の放流日数は,過去の実績により約 90 日程度であった」これは1981年完成で、最大放流量は100m3/s、このほかに分岐させて8.3m3/sの小容量放流設備が増設されています。藤原ダムでは発電を行っていますが、揚水発電も行っています。かつては夜間の余剰電力でポンプを回してダムに水をくみ上げ、日中の電力需要に備えていました。現在では日中の太陽光発電の過剰な電力を使って昼間に揚水、夜に発電をしていると、現地で説明にあたっていた東京電力の方が言っておられました。
2022.05.24
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5月21/22日、利根川上流、群馬県みなかみ町の3つのダムで点検放流が行われました。コロナの影響で中止が続き3年ぶりのイベントです。5月21日は藤原ダム、奈良俣ダム。22日は八木沢ダムです。この3つのダムは岩盤の状況によってそれぞれ形式が違い、興味深いです。①矢木沢ダム利根川本川の最上流部に建設された多目的ダムで、堤頂高131mのアーチ式コンクリートダムです。昭和42年に完成しました。2022年5月22日の試験放流をビデオで②藤原ダム重力式コンクリートダムで、洪水調節を主目的に昭和33年5月に完成。豪雪地域にあり融雪水が首都圏の生活を支えています。試験放流5/21。この後、3つ目のゲートが開いて放流全開です。八木沢ダムの印象は豪雨でしたが藤原ダムは生クリームを流したよう。③奈良俣ダム堤頂高158mのロックフィルダムです。平成3年に完成しました。当日は雨模様でした。堤頂部へは長いトンネルを歩いて、エレベーターで向かいます。このトンネルはダム建設中、川の流れを導いて下流に流すためのものです。放流は「とろろ」を流したような感じ。3つのタイプのダムをまじかで見ることができました。岸壁の岩盤のもろさやダムの長さを考慮して作られているそうです。特に奈良俣ダムはダム長が長く、両脇の岸壁の強度が弱いので、岩を積み上げる「ロックフィル」ダムとしたそうです。
2022.05.23
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ダイヤモンド(単価2750円)と閃亜鉛鉱(単価3300円)がセットで4月、5月に買っていだだきました。共有結合結晶とイオン結晶で違う結合なのですが、結晶格子内の構造が同じなのです。ダイヤモンドの構造と閃亜鉛鉱の構造…世界は同じ構造に落ち着く→2021/9/19ブログ模型を手に取ってみるとそれがよくわかることからご利用いただいているのだと思います。
2022.05.16
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久々に生徒実験を行いました。今年度は化学基礎1年2単位50分で偏差値45の高校で講師をしています。内容は、「基本操作と元素の確認」です。実験テキストは勤務校のT先生の作成したものを使いました。①メスシリンダー、試験管、駒込ピペットの扱い方②ガスバーナーの点火・消火③ヨウ素I2の検出(ヨウ素デンプン反応)、試験管の加熱④炎色反応⑤器具の洗い方を実験室で行いました。②ガスバーナーの扱いについて ほとんどの生徒たちは中学校でガスバーナーを扱った経験がありました。マッチも上手につかいます。④炎色反応について生徒たちはしっかり観察していたようですが、気になるのは色の表記です。視覚は人によって様々ですから、教科書や資料が生徒の勉強の指標になるでしょう。手元の資料で炎色反応の表記をまとめました。資料によりいくつか違いがあります。リチウムは赤、銅は青緑、ストロンチウムは深赤というところが定番かな。炎色反応の色や沈澱の色について、生徒はいろいろな表現をします。ピンク色、レモン色、オレンジ色、茶色などです。一般に化学ではモノの色は使いません。ピンクは淡赤色・赤白色、レモンは黄色、オレンジは橙色、茶は褐色となります。(橙色は英語でOrangeですがね)色の表記は、視覚の間隔を言葉で表現するので難しい。同じ色でも発光する色と反射色の違いは特に表現しがたい。
2022.05.13
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2022年5月12日、ブログ開設以来1793日で100万572アクセスになりました。ブログをご覧いただいた方々、いろいろなアイディアやヒントをいただいた方々、ブログから模型を注文していただいた方々に深く感謝します。ありがとうございました。アクセスの多い記事を載せておきます。リンクは貼っていませんので、もしご興味のある記事ありましたら日付やタイトルをたどってください。実験の記事は、準備実験、板書、生徒実験、レポートとその評価まで現場の先生方に参考になるよう心掛けて記録、記事にしています。このブログのメインとしたい内容です。しかし、コロナ感染防止のため、学校での実験が制限されています。なかなか生徒実験やそのための実験開発・準備実験ができない現状が続いています。また、頻繁に実験できるようになったら詳しく記事にしたいと思っています。どうぞ、今後とも当ブログをよろしくお願いします。
2022.05.12
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2019年末に中国で発生したと考えらているCOVID19新型コロナ感染症。日本では2年1ヶ月を経過しています。相変わらずの学校生活で行事や授業に影響を受けています。私の住んでいる埼玉県東京近郊の市(人口20万強)で発生以来、感染者数をモニターしています。2020年3/19から現在まで市発表の感染者数をグラフにしたものです。黒棒は日々の実数、赤線は1週間移動平均です。これまで感染者数が0名の日も時折ありましたが、2022年3月に入ったところで0に向けて下降が止まり、感染者数100名(市の人口は20万人強)ほどで上下するようになりました。人口比でいうと、100万人当たり434人です。4/17現在の各国の様子を人口100万人当たりの感染者数で比較します。出典:人口あたりの新型コロナウイルス感染者数の推移多くの国が「ゼロコロナ」完全撲滅をやめて、経済の再生と自然免疫の獲得にかじを切っています。そうしていないのは中国くらいなものです。日本国内でも、政府より先に国民が気が付いて、「蔓延防止解除」まえから感染対策を継続しながらたくさんの人が街へ出ています。行政が市民への制限をかけるのも限界に来ています。もう個人の対応の姿勢を信頼してコロナとともに、感染を気を付けながら生活する時期かと思います。ちなみに、わが市の入退院状況は以下です。では、ご健康で
2022.04.19
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新学期から化学基礎を教えることになりました相変わらず授業ではiPadとGoodNotesでプロジェクターを使っていきますこれまでの利用方法は「キーワードサーチ」で検索して下さい新しい試みとして、GoodNotesのテンプレート機能を使ってより効果的な授業を目指します①組成式の指導に利用イオン式モデルを表示し、動かしながら授業で使います。GoodNotesでの登録と利用について以下の動画をご覧ください。②共有結合、分子の構造式の指導に利用テンプレートを使って構造式を簡単に作ります。以下の動画をご覧ください。新学期が始まります。頑張りましょう。
2022.04.05
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鹿児島市の仙厳園を訪ねたのは3時間ほどでした。幕末の日本の近代化の基礎となる「尚古集成館」、「薩摩切子」、「御殿」など雨の中でしたがとても好奇心を刺激されました。今回は「御殿」釘隠しとスタバです。「御殿」は1958年(万治元年)に19代光久によって建てられました。幕末のガス灯実験…幕末期島津藩の近代日本の礎③ →2022/4/3ブログその建築に使われている「釘隠し」という装飾についてです。柱や梁をつなぐ釘を様々な素材で作られています。金属・漆塗り・陶器などで、12種類の釘隠しが使われているそうです。江戸期の工芸や建築にうなってしまいます。(藩主の贅沢といってしまえばそうなんですが…)何年も何年も積み重なる、こういう日本の文化の積み上げの上にいまの日本があるのだなぁ。さて、仙厳園の案内図(一部)です。右端に「御殿」、中央から左に「反射炉跡」「集成館」「ガラス工房」があり、左端にスターバックスコーヒーがあります。軒には島津藩の紋「丸に十字」があって、なにやらいわくつきの建物のようです。ここは、登録有形文化財「旧芹ケ野島津家金山鉱業事業所」です。スタバは全国に何か所も古い建物をリノベして使っています。これも旅の楽しみ。お気に入りは京都二寧坂Starbucks:スタバめぐり→2019/12/8ブログ神戸のStarbucks2店:スタバめぐりの「北野異人館店」→2019/12/18ブログです。
2022.04.04
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鹿児島仙厳園では尚古集成館を見てきました島津の反射炉跡(尚古集成館) 幕末期島津藩の近代日本の礎② →2022/4/2ブログ薩摩切子を見てきました…幕末期島津藩の近代日本の礎①→2022/4/1ブログ園内に1958年(万治元年)に19代光久によって建てられた「御殿」があります。「御殿」「御殿」は29代忠義に本邸にするまで増改築が進められています。上の写真は忠義が作った居間です。遠景に錦江湾と桜島、2本の柱の間に後ほど話す鶴灯篭が小さく見えています。謁見の間です。ドラマ「せごどん」のロケに使われたとかまた、以前はJR九州の列車「ななつ星」でここで食事をとったそうです。(今はルートが変わったのでここは使われていない)斉彬のガス灯実験28代斉彬が日本の殖産興業をめざして尚古集成館を作ったのですが、彼はガス灯の実験を先駆けて行っています。1792年、石炭ガスによるガス灯(ウイリアム・マードック英)1871年(明治4年)、大阪造幣局686基ガス灯(宿舎内621基、街路65基)1872年(明治5年)、横浜市にガス工場建設、馬車道に街灯1857(安政4年)、島津斉彬 鶴灯籠を用いたガス灯実験鶴灯篭は居間(最初の写真)から見ることができます。仙厳園パンフレットからガス灯①ろうそくより明るい第4回講座 東京ガスの歴史とガスのあるくらし(H18年10月 高橋豊)より鶴灯籠の実験当時は裸火ガス灯だと思います。それでも、当時の人からするとずいぶん明るく感じたでしょう。②ガスマントル灯1886(明治6年)にウエルスバッハ(オーストリア)により、トリウムが 99%、セリウム1%を混ぜるとよく光ることがわかり、繊維につけて燃やして繊維を灰にしたものがマントルです。これをガスで加熱して光量をましています。しかし、これは明治27年以降の利用になります。石炭ガス燃料は「石炭を蒸し焼き」にしてできたガスです。蒸し焼きならば、次の反応式が予想できます。C + H2O → CO + H2以上です
2022.04.03
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鹿児島県の尚古集成館を訪ねました。集成館入口そばの反射炉跡、幕末期の日本の「富国強兵・殖産興業」を見てきました。世界産業遺産に登録されています。構造は模型で石垣の技術を応用した石積みの上に耐火煉瓦で組まれています。煙突の高さは18mです。アヘン戦争(1839年勃発)などの世界情勢の中、島津斉彬は、日本が西欧から植民地化されるのを恐れて、西欧の科学技術を導入し「集成館事業」という近代化事業を推進します。その中で作られたのが反射炉で鉄製の大砲(それまでは青銅製)や洋式艦船などを作るために必要でした。オランダの技術書の翻訳書を参考に西欧の鋳造技術を導入し、鉄を溶かして大砲を作る反射炉を一号炉1851年(嘉永5年)建設をはじめましたが失敗。二号炉が1857年(安政4年)に完成しました。1863年(文久3年)に薩英戦争でイギリス艦隊の砲撃を受けて集成館が消失するときに失われています。参考リンク 島津藩の反射炉有名なのは同時期に建設された伊豆下田の韮山反射炉ですね。参考リンク韮山反射炉前回は薩摩切子薩摩切子を見てきました…幕末期島津藩の近代日本の礎① →2022年4月1日ブログ
2022.04.02
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世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」に登録されている鹿児島、尚古集成館を訪ねてきました。ここには、反射炉、ガラス工場、機械工場、紡績所跡があり、島津家28代斉彬が他に先駆けて近代化・工業化に取り組んだ日本最初の様式工場群「集成館」と呼ばれています。近代日本の工業・技術の原点となりました。斉彬はガラス製品を量産するため集成館に1850年代ガラス工場を建設、日用品からぜいたく品まで製造していました。薩摩切子は江戸から切子職人を呼んで、集成館ではそれまでの無色のガラスの上に有色ガラスをコーティングし、それを削って美しいガラスを作ったそうです。薩英戦争の際、これら工場群はイギリスの砲撃によって破壊されます。職人たちはこの技術をもって江戸にもどり今伝わっている江戸切子が生まれたそうです。江戸切子を学ぶ→2019/7/11ブログ上の写真は江戸切子。工房「華硝」で購入。江戸切子のルーツがそこにあるとはしらなかった。さて、薩摩切子ですが、斉彬の死後、衰退し途絶えました。復活するのは1986年で現在は一社が製造しています。工程は以下です。①透明ガラスの上に色ガラスをのせて成型②デザイン下絵を描いて③カットし(研磨)似たようなサイズ・細工でも、江戸切子「華硝」で購入したものよりずった高価かったので購入に至りませんでした。むしろ、「華硝」の江戸切子のほうが美しいと思いました。
2022.04.01
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箱根のロープウエイで大涌谷へ行ってきました。当日はなんと雪です。ロープウエイ駅から「くろたまご館」(写真奥)へ向かいます。そこで「くろたまご」を作っているところが見られるのですが、こんな天気なので販売していたものを買いました。「一つで7年延命長寿」とあります。むしろ、卵殻が黒く染まっているのがおもしろい。手にこすっても黒はうつりません。中は白いです。くろたまご館のHPから転載したものが以下。くろたまご館HPより卵殻の黒いのは微細な穴に硫化鉄が詰まったことによるものです。温泉の硫化水素H2S(雪のため弱まっていますがにおいます)と鉄(Ⅱ)イオンで硫化鉄FeSの黒色沈殿ができて卵殻の微小な穴に入り込んだものです。卵殻の穴はこんな感じ。http://rin.hiroba.org/egg/より大涌谷の温泉成分は次のようになってます。http://www.owakudani.com/know_hotspよりFe2+の含有量が高く、主に硫酸酸性でpHは2.5です。このpH では硫化水素はほぼ気体となって出てしまいます。硫化鉄FeSが生成するpHはおおよそ4以上と計算できます※1。pH2.5の温泉がpH4以上まで変化するのは卵殻表面の反応によると思います。卵殻の主成分は炭酸カルシウムCaCO3でこれが硫酸と反応して、pHが高くなります。CaCO3 + H2SO4 → CaSO4↓ + CO2 + H2O温泉水は淡青色でした。卵を入れて初めて卵殻表面で中和反応がおこり、さらに、硫化鉄の沈殿が生じたのでしょう。※1このpHは、高校化学の電離平衡と溶解度積から求めました。勤務校で2年化学の学年末試験の「平衡と溶解度積」の問題として似た計算を出題しましたのであわせて掲載します。
2022.03.31
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銅アンモニアレーヨンの合成;予備実験 →2018/1/24ブログで以前予備実験を行いましたが、このとき「かなり粘る液体になりました。これを注射器ですって、硫酸水溶液に押し出します。結果は上の写真右です。ひも状のものも出来ましたが、なんだか、ミミズやウーパールーパーみたいなものができてしまいました。あまりに粘りが強く、ブチュっと出てしまい、スムースに出ませんでした。」となって満足のいくものができませんでした。同僚のA先生が再度試して太さ1mmほどのモノを作ることができました。前回は注射針を使わなかったった。今回は注射針を使いました。前回に比べてシュバイツァー試薬の粘土は低いので、注射針を使っても吸引できます。まとめの実験資料です。A先生の許可を得て示します。
2022.03.13
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「電離平衡」において弱酸・強塩基の混合、緩衝液、塩のpHの計算生徒がなかなか身に着けられない分野です。そこで、高校入試期間、休講中に『「酢酸・塩酸と水酸化ナトリウムの滴定曲線」をグラフにして提出しなさい』という課題を与えました【目的】①この分野の計算ドリルを行う②グラフの書き方を学ぶ【指導のプリント】①計算方法Henderson–Hasselbalch の式やVan Slyke の式などを使わず、近似式を使って計算させました。②グラフの書き方A4グラフ用紙を生徒に配布し以下の注意をしました。この他、曲線を用いる、グラフ用紙は横に使ってもよい1mL間隔で計算、ただし、変曲点ではNaOHaq9.5mL、9.7mL、9.9mL、10.0mL、10.5mLも計算することなど注意を与えました。【よく書けた生徒のレポート】表計算ソフトをつかって提出した生徒は全体の1/5もいて驚いています。グラフ用紙に手書きのほうが楽かなと思っていました。がんばりましたね。いい経験になったと思います。【失敗した生徒のレポート】左は縦軸にNaOHaqの体積、横軸にpHを書いたもの右は、目盛幅が1ml=7~5mmとグタグタになったものこの他、目盛がふってない、折れ線で変化を書く、打点が明確でない凡例がない、タイトルがないなど後ほど指導が必要なグラフもおおくありました。以前実験が頻繁にできたころ、pHを測定し滴定曲線を提出させました。生徒実験:「酸・塩基の滴定曲線」生徒のレポート→2018/9/29ブログ予備実験:「酸・塩基の滴定曲線」を描く→2018/9/22ブログ「生徒にはいい体験をさせたなぁ」と勝手に思っています(笑)
2022.03.10
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月曜日に3回目コロナワクチン(モデルナ)を受けてきました。1回目と2回目はファイザーでした。副反応が心配でしたので、お弁当を多めに準備し、解熱剤と冷えピタ、飲み物を用意して近くの病院で接種しました。12時間ほどして体温37℃を超え始めたので、EVE1錠を飲んで、冷えピタ貼って早めに寝ました。枕元に、飲み物とEVEと体温計を用意しておきましたが、何事もなく朝を迎え仕事に出ました。37℃付近で体温の変動があり調子はあまりよくなかったのですが、翌朝にはだいぶ回復しました。一昨年の1月以来、相変わらずコロナは沈静化しません。市内のコロナ感染者数の記録はもう2年に渡っています。早い鎮静化を願いつつ以下推移の今年3/9までのグラフです。さらに療養感染者数です。
2022.03.09
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ATPの2億倍分子模型を作りました。42㎝×30cmの大きさです。生物や化学の授業で活用できると思います。リン酸基部分の末端に磁石を仕込んで、ATP⇄ADPの変換ができるようにしてあります。磁石でついている末端のOHとPO3を外してOHを付けて、ADPとします。3個目の製作になります。構造について【アデノシン三リン酸(ATP)の動的構造の電子状態シミュレーション(由良 敬・鷹野景子)】お茶の水女子大学・シュミレーション科学教育研究センター、報告の水中におけるATPの分子動力学シミュレーションを参考にしました。水中で分子運動があり、分子の形は様々ですが、確率の高い構造を選んで作ってみました。模型の作成方法はATP アデノシン三リン酸を作ってます(1回目アデニンを作る)→2017/8/29ブログATP アデノシン三リン酸を作ってます(2回目リボースを作る)→2017/8/30ブログATP アデノシン三リン酸を作ってます(3回最終回)→2017/9/2ブログに示してあります。アデニンとリボースの作成に毎度苦労します。
2022.03.06
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原田マハ「楽園のカンヴァス」を読んでいます。美術ミステリーです。その中でアンリ・ルソーの「The Dream」MoMA美術館蔵がキーとなる絵画になります。一部分が表紙になっていますが、全体を詳細に見てみたい。ネットをあれこれ探したところ、Google Arts & Cultureを見つけました。ここから、ルソーで検索をかけるとすぐに見つかりました。ルソーのそのほかの作品もたくさんあり、より原田マハの小説に入り込むことができました。Google Arts & Culture は世界中の古代から現代の美術作品ばかりでなく、美術館、博物館も歩けるようになっています。どうぞ、訪れてみてください。
2022.02.25
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工事の休工日に北側4階の観客席より、フィールドを展望いただける機会を設けます→国立競技場HP2月・3月は以下の日程で実施予定です。2月6日(日)、11日(金・祝)、13日(日)、20日(日)、23日(水・祝)、27日(日)3月6日(日)、13日(日)、20日(日)、21日(月・祝)、27日(日)というチャンスを得たので、見に行きました。アクセスは中央線千駄ヶ谷駅から徒歩5分ほど津田塾大学、東京体育館、明治神宮外苑アイススケート場と歩いて正面にすぐ見えてきました。建築家隈研吾の設計です。入場は30分刻みでネットで予約。チケット売り場で予約確認メールを見せて1000円の入場料を払います。この入場証(持ち帰れます)とおまけのシール、絵葉書をいただいて入場。入場者は少なかった。予約も希望通り取れるくらい空いてましたよ。北スタンド4Fの客席とその周辺を回れます。椅子にも座ってきました。赤い→が巡回経路です。トイレにも入ってきましたが、まあ普通。夏の暑さ対策の椅子。今となってはあんまりねぇ…観戦の雰囲気を想像しながら、座ってきまhした。ほんとに観戦できればよかったなぁ…中を見てから外回りです。雨模様でしたが、ぐるりとめぐる屋根の下をランニングしている方が何人かいらっしゃいました。前回の東京オリンピックの炬火台もあって懐かしかったです。小さなオフィシャルグッズショップがありました。いいなぁと思うものは、高価だったので300円ガチャ2回。ちょっと、はずれっぽいですが、1時間30分ほどすごして、満足して帰ってきました。
2022.02.21
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