2011年01月の記事
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乾燥してます
関東地方は今日も快晴。全国的に大荒れの天気となっているようですが、美浦はお湿り程度の雨もなく異常なほどに乾燥しております。もちろんこの時期に大雨や大雪に見舞われるよりは救われているのですが、この乾燥もなかなかお馬さんたちにはやっかいなものです。人間も水仕事などが多い方はこの時期手の皮が硬くなり、ひどくなるとパックリと割れ激しく痛むことがありますよね。お馬さんたちの脚元にも同様のことが起こるのです。激しい調教の後など、大きな負担のかかった腱や骨に激しく熱を持つため、流水を使ってアイシングを施します。当然冷水といえども若干は皮脂も取れてしまいます。それが連日繰り返されたところに、この極度の乾燥状態が続くと、人間の手と同じ乾燥肌になり硬くなった皮膚が割れ痛みます。そこにきて、調教馬場に使われているウッドチップも乾燥が激しくなり、パサパサ。お馬さんたちの脚元の皮膚に刺さってきます。あっ、みなさんお馬さんが調教や競馬などで走るとき、蹄だけが地面と接しているって思ってますよね？実はクッションの効いた馬場になればなるほど、蹄のやや上にある球節と呼ばれる関節も地面に擦りつけられてしまうんです。球節の作りが極めて柔らかくスナップの効いた走りをするお馬さんなんて、球節の裏側の皮膚がベロッと剥がれ、激しく流血して競馬から帰ってきます。一般的に「クモズレ」と呼ばれるのですが、ひどいものになるとバンテージを巻いてもその下の皮膚が破れてしまいます。このようなお馬さんたちにはクッションの良いウッドチップは逆効果。ましてや脚元とウッドチップの乾燥が激しくなるこの季節はなおのことなのです。じゃあポリトラックやダートで調教すればいいじゃないとなりますが、冬場のポリトラックは含まれた油分が硬くなり、多くのお馬さんたちが走って踏み固められるとどんどん硬い馬場へと変化してしまいます。ポリトラックを使用するときは、他のお馬さんが走っている蹄音を聞いて、大きな音がしていたら硬いと判断し利用することを控えます。ダートは不凍剤を使用して管理されていることもあり、ほぼ一年を通して良い状態が保たれているのですが、砂の下にある地盤の堅さはどうすることもできないので、やはり多用すると骨に響いてくることが多く、ソエを発症するケースが増えてきます。このように冬場の調教馬場選びは暖かい季節に比べ一苦労。さらにはこのような乾燥が続くと、呼吸器への影響もあるのではないかとの獣医さんからの指摘もあります。当然のどは粘膜ですし、その奥にある肺も乾燥に強いものではありません。この時期「鼻出血」・・・つまりは運動誘発性肺出血が多くなっているとの声も耳にします。極度の乾燥によって肺胞の空気と触れる部分が硬くなり、割れやすく出血を起こしやすいのではないかと。この超乾燥状態から早く抜け出せることを切に願うばかりです。
2011年01月31日
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南関東競馬場近辺のグルメスポット。
こんにちは～ ここ最近は、１年を通しても比較的のんびりした日々です。とは言っても、もちろん取材は行ってますよ、はい(^^) 個人的なことを言えば、ナイター開催時よりも昼間開催の方が自由時間は取れるので、普段できないことをいろいろしなきゃ!(^^)!と、精力的に活動中 ナイター開催時は仕事の往復以外はほとんどしないので、ここ１、２週間でいろんな所に行ってきました またしばらくは自粛しますけどね。ナイター開催前に、またちょぴっと羽ばたこうかなとは企み中ですが(^^ゞ 今日は最近行った競馬場近辺のグルメスポットを綴ります 超人見知りなので慣れない人たちと集まるのは緊張するのであまり得意じゃないんですが、気心の知れた人たちとワイワイするのはストレス発散にもなりますね とある日、船橋競馬場取材の帰りに、千葉県調教師会の阿部さんとららぽーとのモンスーンカフェに行ってきました。ご贔屓スポットなのでちょくちょく行くんですが、ここのタイ海老トーストが大好きです １人で２人前食べちゃうこともありますわ(^^ゞ サクサクッとした香ばしい海老トーストと甘辛いスイートチリソースがすっごくマッチしていて美味しいです(*^。^*) とある日は、ケイシュウニュースのエンジェルショットでもお馴染の古川里絵トラックマンたちと、船橋競馬場駅近くの『懐郷』に行ってきました。 懐郷さんは、船橋競馬情報誌『駿馬』で、日刊競馬の山本大輔トラックマンのお勧めのお食事処としても紹介されていました。マスターと奥様が切り盛りしているお店で、とっても温かい空間。その人柄に魅了されて通う厩舎関係者もいるんです。 和食中心のメニューで、わたしが大好きなのはたこの唐揚げ↓ 北海道から来た生産牧場さんたちも絶賛していたくらいなので、本当においしいと思いますよ。たこがプルプルッと柔らかくて味があり、包み込んだ衣との組み合わせが絶品でございます。皆さんも、船橋競馬場開催のときには是非とも行ってみて下さい そのときに、厩舎の方が屋根裏部屋を掃除したら、40年ほど前のケイシュウの雑誌が出てきたと何十冊も持ってきてくれたんですよ その当時の成績が細かく掲載されていて、本当に貴重な資料だなぁと思いました。今の時代はネットを見れば成績がズラリと出てきますが、その当時の重賞以外の細かい成績は気軽に調べられないですからねぇ。 とある日、船橋競馬場駅お隣の谷津駅近くにあるエル・コラソンというイタリア料理店に行ってきました。この辺りにしては珍しい？おしゃれな雰囲気のお店です。パスタ、ピザ、ワインなどなど何でも美味しいんですが、特に、パスタが大好き こちらは、渡り蟹のトマトソースパスタ↓ 渡り蟹の濃厚なエキスがパスタと絡み合って最高でございます。雰囲気も素敵なので、デートや女子会にお勧めですよ とある日の浦和競馬場帰りには、名前は忘れちゃったんですが、南浦和駅前の佐賀牛の焼肉屋さんに行ってきました。マスコミの皆さんのお勧めスポットです。 ホルモン、ファイヤー＼(^o^)／ とある日の川崎競馬場帰りには、女子会がありました 場所は稲毛神社近くの薮伊豆というお蕎麦屋さんだったんですが、３時間食べ放題＆飲み放題で料金がいろいろ設定されていました。わたしたちは３０００円コースだったんですが、もうお腹いっぱい お鍋、焼肉、海鮮、唐揚げ、卵焼き、お刺身、コロッケ、そして、お蕎麦などなどなど、書ききれないメニューが食べ放題でビックリ＼(◎o◎)／！ 地元のＹちゃんのお勧めスポットだったんですが、みんな大満足で、また来たいねぇと言いながら締めくくりました 川崎競馬場から川崎駅に向かう帰り道だったりするので、ガッツリ食べて飲みたい人たちの打ち上げにはいいかもしれません(^^) 大井の集いは直前回避してしまったので(;_;)、ここでは大井競馬場のグルメスポットを↓ これは、Ｌ－ＷＩＮＧ１階のよってこやの真っ赤なトマト麺です いろんな人から、ハマる味だから一度食べた方がいいと言われていて、前開催にやっと食べることができました トマトのラーメンってどんな味や？と怖々食べたんですけど、これが、ほんとハマります １月31日（月）から大井開催が始まりますが、トマトのスープと細い麺をジュルジュルすすって温まりながら、競馬観戦はいかがでしょ
2011年01月30日
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オープン馬の動向
きょうはオープン馬の動向をお伝えします。◆アルドラゴン(牡10･田中範厩舎) 昨年は、もっとも充実した一年で、１２戦して【８－２－０－２】(重賞５勝)の素晴らしい成績。 自身２度目となる、兵庫県“年代表馬”に選ばれました。 今年で１０歳となる同馬は、今年も現役を続行。 ３月ごろに復帰を目指して、調整が進められるとのことです。◆ベストタイザン(牡９･上田厩舎) こちらは９歳馬。 昨年は２月１日の福山遠征を最後に、戦列を離れていました。 ようやく復帰の目途が立ち、いよいよ来週の能検に出走を予定しています。 今年は６月２３日に新設される重賞『園田ＦＣスプリント』が８２０ｍで施行されます。 １２３０ｍ～２４００ｍまでの距離で重賞を勝っている同馬は、さらに幅広いカテゴリーでの勝利がなるか注目です。 完全復活すれば、絶対できます。◆タガノブリガデイロ(牡５･国沢厩舎) 昨年『兵庫ゴールドトロフィー(Jpn３)』で、地元馬最先着(４着)を果たした同馬は、今年は短距離界での活躍が大いに期待されます。 このあとは、一度２月に使われて、その後に高知競馬場の『黒船賞(Jpn３)』に選出されれば出走するとのことです。 ５００キロ近くある馬体に、黒光りする青鹿毛。迫力ある走法からもスター性十分。 大きな手柄を立ててくれることを期待したくなります。 今年の兵庫イチ押しと言ってもいいほどの馬ですので、どうぞご注目ください。◆キーポケット(牝７･吉行厩舎) 『GRANDAME-JAPAN』古馬シーズンの栄えある初代女王に輝いたキーポケット。 現在は休養中で、今後は３月ごろからの復帰に向けて調整されていくそうです。 「グランダムの連覇を狙って行きます！」 と管理する吉行調教師が言うように、チャンピオンの名に恥じないレースぶりを楽しみにしましょう。 ただ、今年の『GRANDAME-JAPAN』の詳細は発表されていないようですので、このシリーズがどのように進化するのかも注目ですね。 そして、キーポケットの連覇に期待しましょう！◆オエライジン(牡３･橋本忠厩舎) トピックスでご紹介します。◆マンボビーン(牝３･野田学厩舎) トピックスでご紹介します。 オープン馬というのは、兵庫の看板を背負う馬たち。 そのオープン馬が、突然他地区に移籍。 知らぬ間に引退ということがあります。 バージンサファイヤ(重賞２勝)やホワイトランナー(菊水賞２着)が気がつけば南関東に移籍。 チャンストウライ(重賞７勝)も引退の発表が遅すぎ。 そして同日に、ライバルのジョイーレ(重賞３勝)も引退していたことが発覚。 このことについては、結局発表もせぬまま…。 これでは看板を背負ってきた馬たちに失礼！ ですから、ここで少しでもフォローできるように、オープン馬の動向を伝えていきます。 それと同時に、園田のＨＰでも発表されるように、働きかけも続けます。 〓Weeklyトピックス〓★ゴールデンジョッキーカップ出場騎手決定！ 今年で１９回目を迎える２０００勝以上の騎手が集い覇を競う『ゴールデンジョッキーカップ』が、２月２２日(火)に行われます。 先日、出場騎手が発表されました。詳細はコチラ(園田競馬ＨＰより)です。◆出場騎手・ＪＲＡ 内田博幸 岩田康誠 小牧太・地方他地区 内田利雄(フリー) 小林俊彦(岩手) 的場文男(大井) 岡部誠(名古屋) 中西達也(高知) 山口勲(佐賀)・地元 有馬澄男 川原正一 木村健 詳しくは、直前の２月１９日更新時に、テータ集を書きますので、馬券の参考にもしていただければと思っております。★園田ユースカップ出走予定馬 園田競馬の次の開催は、２月１日から。 早いもので、もう１月が終了するわけです。 ２月の重賞レースは、９日に行われる『園田ユースカップ』です。 ＪＲＡの『ＮＨＫマイルカップ』の地区代表馬選定競走で、他地区からも遠征馬が来るブロック交流重賞です。 コチラが遠征馬ならびに地元馬の出走予定馬です。 訂正しておきます。名古屋からの遠征馬は、モエレウェバリングが正しい表記です(10文字になっちゃってるね)。 地元で最有力視されるのは、昨年の２歳チャンピオンに輝いたオオエライジン(牡３･橋本忠厩舎)です。 現在４戦４勝(うち重賞２勝)。このレースから今年は始動します。 管理する橋本忠男調教師は、現在９９８勝で、１０００勝がすぐ目の前です。 このレースで決めてしまうのか、それともそれまでにあっさり決めてしまうのか、何れにしても大記録ですので、どうぞご注目ください。 牝馬のマンボビーン(牝３･野田学厩舎)は、２月１３日のＪＲＡ遠征を希望。 出走できれば、レース内容を見て『桜花賞』トライアルに駒を進めるかどうかの判断をされるそうです。★ＮＡＲグランプリにあの人が！ 今年は２月３日に開催される、地方競馬最大のセレモニー。 大体木曜日に開催されるので、園田競馬は間違いなく開催中。 それでも１０年ほど前は、何故か開催がなく、偶然出席できたことがありました。 吉田さんと一緒に行かせてもらい、その後は東京のどこかのスナックで、見知らぬ東京の方と延々喋り続けてましたなぁ。 今年も例にもれず園田競馬が開催中に、ＮＡＲグランプリが行われます。 それでも、吉田さんに行ってもらうことにしました。 いまは昨年から三宅アナも加わってくれましたので、業務は任せてもらい、心置きなく出席してもらおうということになったのです。 吉田さんは３回目の出席。 前回と、その前はちょうど阪神大震災があって、開催がストップしているときだったそうです。 「いつも開催中やから、行きたいのに行かれへん」 と常々吉田さんが言うもんですから、それならばと思いセッティングしたわけです。 なのに、そうと決まったら、 「あんまり行きたくない…」 などと訳の分からんことを言い出します。 それでも行けば行ったで盛り上がるんです。だから大丈夫。 むしろ、司会の矢野吉彦アナウンサーからマイクを奪い、進行を無視して喋り続けてしまわないかと、逆に心配やったりするんです…。 矢野さん、上手に御してくださいね。〓☆〓☆〓☆〓☆〓☆〓☆〓 きのうは、にごり酒を楽しむ会でした。 オススメは、西宮市にある万代大澤醸造の『徳若』という銘柄のにごり酒。 コレ最強のにごりです！
2011年01月29日
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冬季繁殖馬セール
大川さんのブログで川崎記念の話が書かれていますが、この時期は冬季繁殖馬セールが行われるようになったことで、ここ４年は北海道で見る形に。ダーレーのスタッフの方も含め、セリに来ていた関係者の方々とレースを見入りましたが、スタートで飛び出し、ハナへ行った時に「おめでとうございます！」と、スタッフの方に話して、早くも焦点は２着争いへ。個人的にはボランタスが２着じゃないと、馬券が当たりじゃなかったので、残念でしたが、それにしてもこのメンバーで負けられないフリオーソは、プレッシャーもある中できちっと結果を出したことは素晴らしいと思います。 ただ、かなり後続がちぎれたこともあり、レースレートはとてもJpn１のそれを満たす数字にはならないでしょう。開催時期も含め、昔から川崎記念に対しては時期変更などの意見などもありましたが、Jpn２とかでいいならこの時期でも良いと思いますが、Jpn１の格を維持したいのなら、このようなメンバーになったことを踏まえて、改めて時期を考えないといけないでしょう。歴史とか威厳とか、そんなことを語っている場合じゃないと思います。 そもそも、秋から年明けにかけて、Ｇ１（Jpn１を含む）が10月から毎月行われ、それも距離が似たり寄ったりのレースが大半という状況に無理があります。しかも、最近のJpn１は、地方馬が歯が立たない馬が半数以上いることで、地方競馬で行うJpn１のレベルは、中央場所のＧ３にも劣るようなレースもあります。 ＪＲＡ枠の拡大なども、真剣に議論（今までもしてはいますが）もそうですが、その前にやるべきことは、ダートグレード競走のあり方を考える方が良いのではないかと思います。むやみやたらに増えたし、賞金自体も全体的に下がって、Jpn３は中央のオープン特別並みの賞金になり、そのことからもレースレベルの低下につながっているのは、近年のダートグレードを見ていれば明確です。 さて、今週は、月曜から北海道入りし、24、25日の両日はAiba札幌駅前で場立ちを行い、26日は冬季繁殖馬セールの取材で静内へ。昨日は午前中にとある牧場に寄ってから、夕方に東京に戻ってきました。 ばんえいの発売もある月曜は、人の入りも良かったですし、火曜も引き続き、賑わった印象のあるAiba札幌駅前でした。この冬場に、札幌駅前は２度目の来場となりますが、このシーズンオフに行う場立ちは、Aiba札幌駅前に固定して実施していく形となります。いつになるかは、追々決まっていく形となりますが、その際はぜひ、お近くの方はいらして頂けたらと思います。 26日（水）は、冬季繁殖馬セール。前年末で競走生活を終えた牝馬（上がり馬）の上場を狙い、従来の10月下旬開催に加えて2008年から冬季にも行う形で定着しつつあり、今年で４回目の冬季繁殖馬セールを迎えました。今年は、７頭の欠場があり44頭の上場と、頭数は２、３年前並みとなってしまいましたが、34頭が落札され、相変わらずの売却率の高さを誇るセールとなりました。「牝馬の価値を高める」というのが主要命題で、非常に歴史のあるセールです。日本のセールにおいて、牡馬に比べると牝馬の価格帯はかなり低く、生産者の方々も、牝馬が生まれるとシュンとしてしまう方もいるほど。その状況を打破する意味でも、競走馬として役目を終えた馬たちにも、もう一度セールがあり、それが認知されていけば牝馬の価値が高まり、ひいては当歳、１歳セールで牝馬の価値向上にもつながるのでは、というサイクルを考え、主催されています。 ここ数年、このセールで取引された繁殖牝馬から、セイウンワンダー、マイネルキッツなどのＧ１馬が輩出され、また社台グループの良血牝馬を手にするチャンスということもあり、活発なセリが展開されています。昨秋の繁殖馬セールでは、グランプリボスの母であるロージーミストが取引されましたが、その後に朝日杯ＦＳを制し、繁殖馬セールの名前も新聞などで見受けられるようになりました。 セレクトセールやセレクションセールといった競走前のセール以外にも、流通の機会が与えられるということは、それでもまだ認知されていないので、その課題をスタッフ全体で少しずつクリアしていきたい、と（株）ジェイエス代表取締役の藤原悟郎氏も話されていました。その辺りは、メディアの努力も必要だと痛感しています。 今回の最高価格は、やはりというか、サンデーサイレンス産駒のルクールドラメールで、488万2500円（税込）で落札されました。ワイルドラッシュを受胎しており、今年の３歳世代が中央、地方問わず活躍しているワイルドラッシュを受胎しており、生まれてくる子にも期待したいとともに、サンデー肌の根強い人気を感じさせました。（ルクールドラメールのセリ前の様子） さて、昨日はコスモバルクに会ってきました。来週は「ＮＡＲグランプリ2010」が３日（木）に行われますが、コスモバルクも特別表彰されます。地方競馬所属馬として、初の海外Ｇ１馬に輝いたコスモバルク。クラシック三冠で常に注目の的だったアイドルホースでもありましたが、これかも元気に過ごして欲しいと思います。
2011年01月28日
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第６０回川崎記念
ミツオーです。使い捨てマスクって洗って使っても大丈夫？さて、昨日の川崎競馬メインレースは、第６０回川崎記念（Jpn I）でした。勝ったのはフリオーソ。逃げ切り、という表現でいいのかどうなのか、スタート直後に先頭に立ち、そのまま先頭でゴールした、そういうレース運びをおしなべて「逃げ切り」と言うのなら逃げ切り勝ちということになります。が、「逃げて勝った」「逃げ切った」という表現が適切とは思えません。１頭だけ次元の違う力量でもって、指定の距離を走り切った、誰の追随も許さなかった、そういう内容でした。楽勝です。はっきり言って、非常に残念なことですが、昨日の川崎記念の出走メンバーは、Ｇ１としては少し寂しいものでした。これは「実績のある馬が（フリオーソの他に）いない」という意味であって、もちろん実績のない馬たちの中にも将来の化け物や名馬が大勢いることは承知しています。Ｇ１実績どころか、重賞実績、重賞出走歴のない馬たちが多く集まった昨日の川崎記念のようなレースから、後の名馬が現れることだって起こりうるのです…ということは知っています。昨日はそうならなかっただけで。メンバー登録の段階では、暮れの東京大賞典で超絶日本レコードをマークしたスマートファルコンをはじめ、有力馬・実績馬の名前が多く見られました。が、回避が相次ぎ、枠順確定後にテスタマッタが出走取消となって、とうとうＧ１実績のある馬はフリオーソただ１頭となってしまったのでした。JRA勢が非常に手薄。南関東勢も交流重賞実績のある馬が少ない。結果論ですが、これなら、地方他地区それぞれのいわゆる「最強馬」たちがこぞって（とまで言わず、その中の何頭かでも）参戦してくれていたら、かなり面白かったんじゃないか、上位に食い込む可能性も高かったのではないか、などと想像してしまいました。が、ロックハンドスターも、ジャングルスマイルも、マルヨフェニックスも登録はなく…。結果的には絶好のチャンスだったかもしれないのに、と思わないでもありませんが、それはそれとして。こうなると、フリオーソは負けるわけにはいきません。「絶対勝たなきゃダメなんです」というのは、それほど頻繁ではなくても、それなりによく聞く言葉です。が、昨日のフリオーソほどその「絶対」の度合いが強い状況におかれた馬や陣営は、そう多くないのではないでしょうか。そんな状況で、しっかりと持てる力を発揮してキッチリと勝ち切ったフリオーソは、やはり地方のトップなのだと再認識しました。昨年のＮＡＲ年度代表馬として表彰されることが決定しているフリオーソ。２月３日におこなわれる表彰式に、自身で花を添えるカタチとなった昨日の川崎記念制覇でした。今年もこれですでにＧ１優勝を成し遂げましたから、来年も同じように表彰される可能性はかなり高くなったと…言うのはあまりにも時期尚早でしょうか。それにしても。フリオーソにとっては、この川崎記念優勝は「悲願の」あるいは多少ソフトにして「念願の」という枕詞がついてもおかしくないものだったと思われます。明け４歳の年から昨年まで、３年連続でこのレース２着。あと一歩がどうしても届かなかったこのタイトルを、４度目にしてようやく手に入れたわけです。これをはずみに、今年はぜひとも複数のＧ１優勝を実現してもらいたいものです。戸崎圭太騎手コメント（負けられないということは）今日は強く感じて乗りました。元々スタートセンスはある馬なので、（逃げるかどうかは）周りを見ながら、とは思ったんですけど、きっとフリオーソの走りなら、スタートも１番に出られるだろうと思って、乗ってました。（楽勝で）気持ちがいいというか、いい走りをしてくれているなあと感じながら。いいパフォーマンスで走ってくれたと思います。２着が続いていたんですけど、今日強いレースを見せられたし、（７歳になったが）まだまだ走ってくれると思います。今日は応援ありがとうございました。一番人気にこたえられてよかったと思っています。フリオーソは、これからもっともっと活躍する地方競馬を代表する馬だと思っています、これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました！
2011年01月27日
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ばんえい競馬 プリンセストークショー
夜中の１時過ぎ、日本中が歓喜したサッカー韓国戦 寝不足の方も多い事でしょうね。 今日は朝からニュースやワイドショーで、ザッケローニＪＡＰＡＮ！本田！川島！が溢れていました さて、今日はばんえい競馬 プリンセスシリーズトークショーのご報告です。 ２３日（日）午後から行なわれたトークショー。 先ず最初は、皆川厩舎の姉妹厩務員 寄木由紀厩務員と清水川由佳厩務員。 （左：寄木由紀厩務員 中央：清水川由佳厩務員） 二人は昨年合同結婚式をされ、今は二人とも妻・母・厩務員という仕事をこなしています。 姉の由紀さんは、高校時代に平地の騎手を目指していましたが、お父さんである皆川公二調教師（元騎手）が、丁度調教師試験に合格し、厩務員をやらないかと後押しをしてくれたのがきっかけだったそうです。 そしてそんな姉の姿を見て同じ道を選んだ妹の由佳さん。 現在３頭づつ担当しているそうで、「重賞に勝てる馬を育てていきたい」 「牝馬の方が精神的な浮き沈みの幅が大きいかもしれませんね」 と また、「それぞれ馬はフルネームではなく、ニックネームをつけて呼んでます」 と教えてくれました。 次は竹ヶ原茉耶騎手と佐藤希世子元騎手です。 （左：佐藤希世子元騎手 中央：竹ヶ原茉耶騎手） とにかく元気印満開のマヤちゃん。 トークショー開始間際までお菓子を頬張っていました 「初勝利の時も、去年１００勝を挙げたときも、お父さんの馬だったことがとっても嬉しかった」 先輩（佐藤騎手）が引退して紅一点となった今の意気込みを聞くと「キヨちゃんファンもみ～んなマヤちゃんファンにして頑張りま～す」 と。 小さな身体ですが、大きな声と満面の笑顔で沸かせてくれました。 そして佐藤希世子元騎手。「自分の性格を考えると、男性社会だったからこそ楽だったと思う」「初騎乗した時の馬で数戦後に初勝利を挙げたレース、そして昨年末の引退レースは思い出ですね」 と、振り返ってくれました。 今もパドックで厩舎の馬を曳いていると「キヨちゃ～ん」とファンが声を掛けてくれるのが嬉しい。 これからも色々な形でばんえい競馬を応援して行きたいと話してくれました。 〆めは、谷あゆみ調教師。 ２００６年に開業。唯一のばんえい女性調教師です。 バックの看板を見ながら「プリンセスって歳じゃないよねぇ～」と照れながら入って来られたので、「大丈夫！ 私の方がさらに上ですから」と思わず答えてしまいました やはり調教師ですから、牝馬の扱い方など伺いました。「１００という調教があったとしたら、牡馬は１０５位まで調教出来る。 でも牝馬は９５とか９８位で止めておきます」「牡馬は叱って育て、牝馬は褒めて育てるかな」「馬との信頼関係が一番大切で、馬も この人の言う事は聞こう、と理解する」「人間の子育てと一緒だよ」「レースは自分より先輩の騎手さんだから、注文などは何も言わない。任せています」 そして「ばんえい競馬を世界中の人に知って欲しい。 ここから世界にＰＲして行きたい」と語ってくれました。 ３ステージに渡って行なったトークショー。 ファンからの質問も飛び出すなど楽しい時間でした。 次週は、３０日（日） ヒロインズカップに向けた場立ち予想を、山崎エリカさんと競馬ブックの木本利元さん と一緒に行ないます。 お楽しみに ＜帯広のイベントから＞ 帯広の３大祭りの一つ、おびひろ氷まつりが今年も今週末、金・土・日の３日間開催されます。 今日、開会式の打ち合わせに行って来たのですが、今年も数々の氷雪像が完成間近かでした。 そう、以前も書いたと思いますが、帯広の氷まつりは 氷です。 勿論雪像もありますが、メインは氷。 極寒の地だからこそ出来るイベントです。 札幌の雪まつりのような規模はありませんが、ライトアップされた氷像はとても綺麗で幻想的です。 会場内ではばんえい馬主会主催のイベントコーナーもあります。 お楽しみに。
2011年01月26日
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彼の地でも「春」の息吹が
毎週火曜日は堅苦しい話が多くて…と思われてもいけませんので、今日は写真中心に。 一足早く、ドバイ・メイダン競馬場に行ってまいりました。 メイダン競馬場遠景 昨年は、まだ「巨大な工事現場」というイメージもぬぐえなかったこの場所。昨年の競馬場周辺の様子 このように、昨年はまだ工事も半ばという場所も随所に見られたのですが…今年の様子 さすがに工事は進んで、外から見た感じでは「工事現場」は殆どなくなりました。スタンドの中で内装がまだ全然だった場所も、恐らく今年の開催までに整備はされているのではないでしょうか。 開門時刻は夕方５時。その時間帯に競馬場に着いてみると、 このように、現地の皆さんが続々と競馬場に到着。ゲート前には、開門を待ちきれない人々の列が連なっておりました。 皆さん本当に出足が早い！それには理由があります。 ピック７の投票用紙。入場時に１枚ずつ配られます。 馬券を売っていない競馬開催ですから、レースを見る際のお楽しみはやはりこれですよね。 これはスタンド１階にあるフードコート内の様子ですが、１レースが始まる前の時間にはこのようにみんなフォームをじっくりと睨みながら、ピック７の検討をしています。場所によっては、グループで車座になって大声であーでもないこーでもないとやっている姿も。 １レース開始直前のピック７投票コーナーは、このように人でごった返しておりました。 このまま皆さんと一緒のエリアで楽しんでいてもＯＫなのですが、少しだけセレブっぽいエリアにも入りたい。そんな方にはこちら。 入場ゲート前のチケット売り場。 私はこのプレミアムシートにしました。１００ＡＥＤ（日本円で２５００円程度）で、インターネット経由で予め購入しておくことも出来ます。空いていれば現地で買えますので、スーパーサーズデーやワールドカップデイ以外ならば、それでも大丈夫なのではないでしょうか。 スタンド内のプレミアムシートのエリア。食事は別料金の有料ですが、サンドイッチやパスタがある程度で、それほど種類は用意されていません。が、ここの最大の売りは、お酒が売られていること。やはり競馬観戦とお酒はつきもの、という方は、有料席に入って下さい。イスラム教の国ですから、一般エリアにはお酒はありません。 このようなソファーでくつろぐことも出来ます。 ちなみに、このプレミアムシートのドレスコードは、ジーパンやサンダルじゃなければＯＫ。カジュアルに競馬を楽しむのにはぴったりの場所です。 馬場側に出て、わかりにくいですがゴール板の方を望む。 一般エリアよりもゴール板の近くで観戦することが出来ます。 また、この写真のすぐ左側にパドックがあり、席からでも遠目に馬の様子を見ることが出来ます。 実はこのプレミアムシートのパスを持っていれば、パドックサイドに降りることも出来、より近くで馬も見られます。 レースのあとの記念撮影はパドックの中央で行われますから、例えばこういうシーンも…デットーリジャンプ …間近で目にすることが出来るわけです。 昨年に続いて、このシーンを写真に収めることが出来ましたが、うまく撮るのは以外と難しくて、すぐそのあとでやってきた第二のチャンスの時には ああ…失敗（泣）。 その前のショットが少し遠くて小さかったので、欲を出してもう少し大きく撮ろうとしたら、こんな風になってしまいました。 それはともかく。 ドバイに出かけること自体は、まだ日本からは「気軽に」というわけにはいかないかも知れませんが、こんな風に行けば気軽に楽しむことが出来るメイダンの競馬。夜のドバイは意外とこれと言ったお楽しみが多々あるというわけではありませんから、もし観光で出かけた際にチャンスがあれば、メイダン競馬場を訪れてみるのも悪くないと思います。 市街地からタクシーに乗ってしまえば、１０００円そこそこで行けますし、昨年はまだ今ひとつ存在をわかっていない人もいたタクシーの運転手も、いまは言えばさっと連れて行ってくれるはずです。 ご覧いただいたような雰囲気ですから、日本で競馬に縁のない方でも、十分楽しんで頂けるはずです。 さて、レースの方は、すでにインターナショナルレーシングカーニバルが始まり、ワールドカップデイを目指す各馬の前哨戦も次々と行われています。 この日は牝馬の重賞・ケープヴェルディが行われ、ゴドルフィンのアスペクトオブラブが勝利。また２０００ギニートライアルは、マイク・デコック厩舎のザンザマールが勝ちました。 日本からもすでに、ブエナビスタ、ヴィクトワールピサにルーラーシップなどが、ドバイへの参戦を表明しています。これらの馬の動向に加え、彼の地でともに戦うこととなる馬たちの動きからも目が離せない季節が、すでにやってきているようです。
2011年01月25日
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厳しいです
やはりというか、この時期にいつも通りの中京ではなく小倉で開催があるということの厳しさを感じる今日この頃です。先週の中山競馬には４歳以上の５００万下という下級条件戦が４競走組まれておりました。対して小倉競馬では４歳以上の５００万下の競走数は１２。当然のことながら美浦に在厩しているお馬さんたちの選択肢は中山だけですから４。栗東の在厩馬では京都の４競走を含めれば１６。競走馬の数の分布の中で未勝利に次いで多い５００万下のお馬さんたちに出走機会が与えられていないという現実。お馬さんたちの身体的ダメージや輸送熱などのリスクを無視して小倉に行けば良いじゃないかという意見もあるでしょうが。実際、今年は各地で大雪の被害がありその雪の影響で小倉行きの馬運車がが足止めされた例もありました。やはり小倉に行くにはそれなりの覚悟が必要となるわけです。そんな中ウインジュビリーちゃん（３歳未勝利ですが）は２着と頑張ってはくれましたが。話はそれましたが、成績優先がありますから５着までにくる力があれば問題ないし、勝つ意志のない馬は出走してはいけないという施行規程もありますから何とも言えないところなのですが。ただ、競馬ですから力はあってもうまく発揮できずに着外で終わることもしばしば。そうすると気軽にレースに出走させるわけにはいかず、何が何でも５着以内にこなければということになります。馬券を買われているお客さんには何の問題もないことでしょうが、お馬さんたちの体調管理は難しくなります。５着に残れなかったお馬さんたちは１ヶ月以上のレース間隔を開けても出走できるか微妙なくらい。ですから厩舎に残るよりも近隣の牧場で待機したほうが馬主さんの経済的にも、厩舎の馬房の有効活用としても最良の選択ということになります。多くの下級条件馬はもともと屈強なお馬さんたちのレース前のオーラに大きなプレッシャーを感じおびえながら生活を余儀なくされているものですから、短期放牧はそのプレッシャーからの解放という点で大きなプラス材料なのです。しかしお馬さんは生き物ですから、そういった概ねプラスになるであろうと思われることでも、その環境の変化に大きなストレスを感じる子もいるわけで。厩舎に戻ってくる度に、もしくは牧場に帰ってくる度に飼い葉が食べられなくなってしまったり、いらいらしてしまったり。そういった子たちには厳しい今の現状。何とかならないかなぁ。
2011年01月24日
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ちょっといい話し。
実は、新年早々に家の鍵を無くしました(;_;) とある新年会におじゃました際、うちの近所の酒屋さんで差し入れのお酒を購入。お店を出た際に、コートのポケットから携帯電話を取り出して時間を確認したんですが、そのときに一緒にポケットに入れていた鍵を落としたものと思われます。鍵がシンプルなカードキーだったので落としても気づかなかったんです。 その晩はどこに落としたのかもわからなったので、ひとまず家の近所のビジネスホテルに宿泊。 翌日、いろいろ行動を考えてみたときに、落としたとしたらその時（上記参照）だと思い、酒屋さんの隣にある派出所に問い合わせてみました。99％はないと思ったんですが念のために……。 わたしのカードキーにそっくりなものが届いているとのこと！！！ しかし、昨晩のうちに警察署へ紛失物を送ったということで、そのまま警察署に移動して確認。 わたしのカードキーでした(;_;) 落とした場所は、ビジネスマンたちが１分１秒を競い合って忙しく歩いている場所なのに、小さいカードキー見つけて、わざわざ届けてくれて、手続きまでしてくれた、そんないい人がいたんだと思ったら、その行為に感動してしまいました。 大都会東京でも、知らない相手に対しても、そういう親切な方もいるんだぁということに、感動した新年でした。 わたしも、もっと優しい人間になりたいなぁと。でも、そうなるためには、自分にゆとりがないとできないことですけど。 と思っている早々に、あまりにも常識のなさすぎる失礼極まりない態度をされたために先日大爆発してしまいました。ここ数年で一番憤りを感じた出来事だったんですが、まずは仕切り直して、これからこれから。 ここ最近見かけたお馬さんたちのほっこりシーンをご紹介。 コールニーシュ（向かって右）↓ 隣のお馬さんと仲良しショット（●＾o＾●） ベルモントルパン↓ たてがみをおしゃれにしてもらって勝負へ(^^) ジョーイロンデル↓ ペコちゃん(*^。^*) ヤワタフェロー↓ 走り終えた後なのに、とっても優しいまなざし……。 フリオーソ↓ フリちゃん、悩ましい表情(^^) 川崎記念頼んだよぉ！ 明日24日（月）から南関東は川崎開催がスタートします。 今年は優しくなれるように頑張ろう(^^) ゆとりを持って(^^)
2011年01月23日
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ちょっといい話し。
実は、新年早々に家の鍵を無くしました(;_;) とある新年会におじゃました際、うちの近所の酒屋さんで差し入れのお酒を購入。お店を出た際に、コートのポケットから携帯電話を取り出して時間を確認したんですが、そのときに一緒にポケットに入れていた鍵を落としたものと思われます。鍵がシンプルなカードキーだったので落としても気づかなかったんです。 その晩はどこに落としたのかもわからなったので、ひとまず家の近所のビジネスホテルに宿泊。 翌日、いろいろ行動を考えてみたときに、落としたとしたらその時（上記参照）だと思い、酒屋さんの隣にある派出所に問い合わせてみました。99％はないと思ったんですが念のために……。 わたしのカードキーにそっくりなものが届いているとのこと！！！ しかし、昨晩のうちに警察署へ紛失物を送ったということで、そのまま警察署に移動して確認。 わたしのカードキーでした(;_;) 落とした場所は、ビジネスマンたちが１分１秒を競い合って忙しく歩いている場所なのに、小さいカードキー見つけて、わざわざ届けてくれて、手続きまでしてくれた、そんないい人がいたんだと思ったら、その行為に感動してしまいました。 大都会東京でも、知らない相手に対しても、そういう親切な方もいるんだぁということに、感動した新年でした。 わたしも、もっと優しい人間になりたいなぁと。でも、そうなるためには、自分にゆとりがないとできないことですけど。 と思っている早々に、あまりにも常識のなさすぎる失礼極まりない態度をされたために先日大爆発してしまいました。ここ数年で一番憤りを感じた出来事だったんですが、まずは仕切り直して、これからこれから。 ここ最近見かけたお馬さんたちのほっこりシーンをご紹介。 コールニーシュ（向かって右）↓ 隣のお馬さんと仲良しショット（●＾o＾●） ベルモントルパン↓ たてがみをおしゃれにしてもらって勝負へ(^^) ジョーイロンデル↓ ペコちゃん(*^。^*) ヤワタフェロー↓ 走り終えた後なのに、とっても優しいまなざし……。 フリオーソ↓ フリちゃん、悩ましい表情(^^) 川崎記念頼んだよぉ！ 明日24日（月）から南関東は川崎開催がスタートします。 今年は優しくなれるように頑張ろう(^^) ゆとりを持って(^^)
2011年01月22日
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田中騎手、ちょっと休みます
２００８年９月に落馬事故に遭い、腰に重傷を負った田中学騎手。 翌年の４月には復帰し、昨年は３年ぶりとなるリーディングジョッキーに輝き、完全復活をアピールします。 身体は完全に回復しましたが、当時の手術で埋め込まれたプレートやボルトなどを除去する必要がありました。 以前にもお伝えしましたが、この手術は昨年の１１月に行う予定となっていました。 ですが、周りの関係者やファンの皆さんの「リーディングを獲って」という熱い想いを聞くにつれ、それに応えようと手術を今年に持ち越した経緯があったのです。 手術は２月２５日に行われ、少なくとも２ヶ月間の休養期間が必要となるようです。 そんな中、いまの田中騎手は絶好調なのです。 ものすごくええリズムなんです。 「手術があるからですよ。仕事がずーっと続くと思ったら、気が焦ってしまうところがあるけど、少しの間休めると思ったら、リラックスできるんですよ」 そうは言うものの、周りがすごく見えていて、レースを完全に掌握しているのです。 その象徴的なレースをご紹介します。 １月２０日(木)第２レース。田中騎手は１番のラヴハーモニーに騎乗しました。 スタート直後は内に包まれるのを嫌って、控える形で外に持ち出しながら後ろから２番手(１０頭立て)に位置取ります。 １コーナーではやや内目に進路を取るも、馬場の重たい最内は選ばず内から３頭目あたりをキープ。 向正面で外に切り替えてポジションを上げて行きますが、５番手まで押し上げたところで、今度は内に切れ込んで行きます。 ３コーナーを迎えて、２番手グループの内からスルリと抜け出していくと、また外に持ち出して逃げていたナリタキョウジンに馬体を併せていきます。 直線であっさりと抜けて、最後は３馬身半の差で快勝して見せます。 なんと凄いレースをするんやと思ったので、すぐさま検量へ向かい、田中騎手に会いに行ったら、 「完璧やった♪」 とご満悦の表情。 そらそうでしょう、完全にレースを支配していたのですから。 ただ、あんな満足そうな表情をする田中騎手を、これまでに見たことなかったように思います。 それほどまでに充実している田中騎手が、しばらく戦線離脱するってことは残念でしかたありません。 「昨年に２０００勝、リーディングジョッキー、ベストフェアプレー賞と素晴らしい賞を手にできたのはファンの皆さんの支えがあってのことでしたので、それに応えられるように早く復帰して、恩返しできるようにと思っています」 ということですので、田中学ファンの皆さま、しばらくお休みしますけど完全復活を心待ちにしましょう。 ぼくだって、吉田さんだって、さびしいなぁと言ってるんですけど、これはしゃーないことですもんね。 じつはぼくも２０年ほど前に、足を骨折して手術をし、その後にプレートやボルトを除去する手術をしたことがあるんです。 身体に異物があるというのは、あまり気持ちのええもんやないですので、やっぱり除去する方がよろしい。 田中学騎手、みんな待ってるから、早よ帰っといでや！〓Weeklyトピックス〓★松浦政宏騎手、復帰後初重賞制覇！～園田ＱＳ～ １月２０日園田競馬場で重賞レース『園田クイーンセレクション』が行われ、２番人気に支持されたマンボビーン(牝３･野田学厩舎)が、鮮やかな逃げ切りを見せ優勝。昨年秋に騎手として復帰を果たした松浦政宏騎手が、２００５年の『楠賞』以来の重賞制覇で、通算７勝目の重賞タイトルとなりました。 ４年余り戦列を離れていて、復帰後初めての重賞勝ち。 これまでの重賞の味とは違うのでしょうか？ 「やっぱり違いますね。いまはただ、感無量です」 そのとき、目に光るものを見て取れたと、インタビューした吉田勝彦アナウンサーは言っておりました。 笠松から遠征してきた１番人気のミラノボヴィッチ(牝３･柳江厩舎)は、２走前に笠松の『プリンセス特別』で完敗している相手。 今回は地元戦。借りを返す絶好のチャンスでした。 「スタートが決まって、周りを見ながら進め、ハナに立とうと思いました」 やはりスタートが決まると周りを見る余裕ができるってことなんでしょう。 「ミラノボヴィッチに逃げさせると渋太いと思っていたので、こちらが逃げられて良かったです」 完敗した相手に影をも踏ませぬ逃走劇。完全に借りを返した形です。 「(マンボビーンは)良い素質があるので、これからしっかりと育てて行きたいです」 今後の躍進も期待できそうです。 この勝利で、マンボビーンはＪＲＡ『桜花賞』トライアルへと駒を進めることができます。 現段階では阪神競馬場で行われる『チューリップ賞』(１６００ｍ)に向かう予定とのこです。 ２歳時から積極的に遠征に参加している同馬は、環境の変化に耐え、強い相手と鎬を削っています。 今年も遠征を重ねていけば、さらなるレベルアップが期待できるでしょう。 同馬と松浦政宏騎手の今後の活躍をご期待ください。 ところで、マンボビーンは新種牡馬スズカマンボの産駒。 同種牡馬の産駒としては、初重賞制覇となりました。 代表産駒に相応しい活躍を、今年は見せてくれることでしょう。★贔屓力士が優勝～大相撲初場所～ 大相撲１３日目は、各段優勝が(もしくは決定戦になるかどうかが)決まる日。 各段優勝とは、幕下以下のクラスでの優勝のことで、十両と幕内は１３日目で必ず決まるということはありません。 昨年の春場所、激励会や祝勝会に出席させてもらった中村部屋(親方は元関脇･富士櫻)。 いろいろ話を聞かせてもらったり、写真も撮らせてもらったり、お近付きになれたもんですから、当然毎場所応援しているわけです。 そんな中、今場所幕下から三段目(西十三枚目)に番付を下げていた白虎(びゃっこ)さんが、７戦全勝で見事に三段目優勝を成し遂げました！ 白虎さん、おめでとうございます。 ただただ嬉しいですね。 (勝手に)身近に感じている人が、それぞれの世界で大手柄を立てたというのは、本当に嬉しいです。 中村部屋にとっても、各段優勝は平成１２年９月場所で元十両須磨ノ富士が幕下優勝して以来となる久々とのこと。 白虎さんは、その須磨ノ富士さんの恩師の勧めで入った角界。 それだけに、親方や周りの人たちも含めて、この度の優勝は喜びもひとしおでしょう。 来場所は、自己最高位(東幕下４９枚目)を大きく上回るのは間違いありません。 おそらく２０枚目ぐらいまでは上がるのではないでしょうか。 優勝インタビューでは終始緊張気味でしたが、それが何とも初々しく映ります。 これからの活躍で、そんなものは慣れてくるのですから心配要りません。 筋肉質の体型から繰り出される速攻相撲は、磨きをかければきっと上位でも通用するはず。 来場所以降も期待いたしましょう！ そういえば、昨年一緒に写真を撮ったとき、二人揃って指で７本を作りポーズを取ったのは、その場所５勝２敗で終わったけれど、今度は７戦全勝を狙いましょうねというものでした。 それを大阪に帰ってくる前に達成するとは、さすがであります。(再掲写真、白虎さんと。見事に７戦全勝の予言的中！) 一方、同じ部屋の飛翔富士さん(自己最高位の幕下西２９枚目)も今場所は好調。 現在６番取って、４勝２敗と既に幕下で３場所連続の勝ち越しを決めています。 こちらも、来場所は自己最高位を更新することが確定。 １９２センチ、１８４キロという大きな身体は、見ているだけでも頼もしく、今後の期待感を持たずにはいられません。 ９日目(１月１７日)に勝ち越しを決めた日は、あの忌まわしき阪神大震災の日。 震災でおばあちゃんを亡くした飛翔富士さんは、震災の日に勝てたこと、そして勝ち越しを決められたことを大いに喜び、さらに人目をはばからず涙したそうです。 そのことが新聞やインターネットでも取り上げられていました。 話をしていても優しさがにじみ出ている飛翔富士さんだからこその心温まる話。(再掲写真、心やさしい飛翔富士さん) 白虎さんとともに、兵庫県出身ですので、春のご当地場所での活躍を大いに期待したいものです！〓☆〓☆〓☆〓☆〓☆〓 寛平ちゃんに拍手です!!
2011年01月22日
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第25回全日本新人王争覇戦
先週末は、このブログにも書いたように高知へ行き、３泊４日と今までにない長旅で楽しんできました。土曜、月曜の開催だった先週の高知競馬でしたが、この２日開催とも１Ｒ～３Ｒまでパドック解説を担当させて頂きました。 通常のパドック解説より、本馬場入場ギリギリまで喋って、レースの傾向や馬場状態などを話したりしました。長く喋ることが良いかどうかはわかりませんが、今は高知競馬もスカパーでの放送もあるし、他地区のパドック解説は、そのレースの展開やＴＭ予想なども含め、割と時間を割いて解説していることを考慮し、ホッカイドウ競馬のように時間一杯を使うように喋るようにしている次第です。 地方競馬は、ＪＲＡに比べれば情報という面で薄いと言われてしまうだけに、それをパドック解説という自分のテリトリーの中で、いかに多くの情報を喋ることができるか、ＪＲＡの解説にないような独自の解説ができるか、ということが、その地方競馬の放送に目や耳を向けて頂けるかと感じています。 前にも書いたことがあるかもしれませんが、僕は、「血統と馬体の融合」というのをテーマに、10年ぐらいパドックで「○○産駒だから…という特徴がある」という話し方をします。これは、ホッカイドウ競馬のパドック解説を最初に始めた年の秋の門別で、広報にファンの方から「血統の話もして欲しい、と要望があった」と伝えられました。あくまでパドック解説の時間なので、そんなに時間がない中、どういう話し方が良いかな、と思った時に、当時はホッカイドウ競馬のパドック解説に時折出演して頂いていた岡田繁幸氏の話し方を考慮し、その馬の父から、どんな特徴が馬体に出ているかを自分なりにアレンジして話してみようと考えました。 自分の馬の見方は、ＪＲＤＢでパドック担当だった時から、種牡馬の特徴を踏まえて馬を見ることはしていたので、大袈裟に言えば、ちょうど披露する機会ができていいや、という感じで始めてみたのがきっかけです。 岩手に行くと、テシオの松尾康司さんには「腹袋！」とかチャカされたりしていますが、良くも悪くも、色んな方々に聞いて頂いて定着してきたのかな、とも感じます。北海道にいるからこそ、血統は最も大事にしたいと思うファクターだし、いち早く新種牡馬の産駒が登場するホッカイドウ競馬だから、その特徴を早くに伝えることができる点でも、目が向く放送をしてきたい、と心掛けています。 話は脱線しましたが、今回の高知遠征の目的は、何と言っても「全日本新人王争覇戦」。今年で25回目を迎えましたが、昨年から２戦行ってのポイント制になりました。（今年の新人王出場メンバー） 恒例の騎手紹介での代表挨拶で、ＪＲＡの丸山元気騎手が行いましたが、「聞いてないよー」と戸惑いがありながら、きっちりファンの方々に挨拶をしたのは、さすがです！ ２Ｒに組まれた「第１戦」から、新人王特有のハイペースの競馬となり、勝負所から遠藤騎手と小杉騎手の激しいマッチレースに見応え十分の競馬となりましたが、遠藤騎手のエムテイホムラがまずは勝利。 続く３Ｒ「第２戦」は、こちらもテンからモダンバレエが引っ張る速い流れを、ココパフ、デリバーカラーらが追い掛ける競馬で、早め先頭から凌いだ中野騎手のココパフが勝利を収め、「競馬でガッツポーズをしたのは初めて。やってみたかったし、気持ち良かった」と、レース後は笑みを浮かべながら中野騎手も話していました。この勝利で、１位に輝いたのが、船橋所属の中野省吾騎手でした。（左から３位松山弘平、１位中野省吾、２位遠藤健太） 中野騎手の優勝を記念しての表彰式の模様は、昨日の山中さんのブログに書かれていましたが、ウィナーズサークルを囲ったファンの方々からも、温かい拍手が起こりました。年配層のファンも一緒に喜びを分かち合っている姿に、個人的にも笑みがこぼれました。というより、中野騎手は天然で、めちゃめちゃ面白いです！（船橋競馬場にて、家族の方々との記念撮影） さてさて、この日の高知の売り上げは、最後の２つのレースも売り上げが良く、１日9000万円を超える売り上げを誇り、主催者も喜んでおられました。笠松競馬の中止により、新人王の発売箇所が少なくなった中では健闘と言える数字でしょう。 久しぶりに同期と会い、プロとなって凌ぎを削るこのイベントは、地方競馬の中でも非常に重きを置くものです。昨年、高知優駿に戸崎圭太騎手が参戦した時も、「やっと高知に来れましたね。やっぱり、僕らにとって、高知って甲子園みたいなものですから」という話をしていました。高知競馬の騎手や調教師たちも、各地から来た若者との交流が楽しみでもあります。中野騎手含め、今回出場した騎手たちの更なる飛躍を期待したいと思います。
2011年01月21日
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船橋盛りだくさん
南関東地方競馬は、船橋競馬開催中です。（開催は２１日＝金曜日まで）毎日、寒いっす…１月もあっという間に３週目。そして、１年で一番寒いと言われる「大寒」もやってきました。関東地方も毎日寒いです。先週あたりから平年並みかそれ以下の気温の日が続いております。雪で競馬が中止になるなど、全国的に寒い日が続いておりますが、競馬場にお越しの際は暖かくしてご来場くださいね。「寒くて外に出たくないなー」という方は、お部屋でぬくぬくしながらネットライブなどを見てぜひぜひご参加ください。家で映像を見ながら馬券が買えるなんて、ホントに便利な時代になったものです。そんな中でも、僕らは乾燥や低温に負けず、競馬場からいろいろお伝えしていきたいと思います。初日（１７日）の開門直後、今年最初の船橋開催ということで、来場者のファンの皆様に振る舞い酒が行われました。ジョッキー自ら仕込みを手伝い、それぞれのイラスト入りラベルがついたお酒が振る舞われました。仕込みの様子が船橋競馬ＨＰに掲載されています（→仕込みの様子）。佐藤裕太騎手会長による、皆様へのご挨拶。大きな瓶にはこんなメッセージも。お酒の味もリポートしたかったところですが、実況ができなくなるので自粛…。でも振る舞い会場付近には、日本酒の甘い香りが漂っていましたそして、この船橋開催から期間限定騎乗の騎手が４人、南関東での騎乗をスタートさせました。岩手の村上忍騎手・山本聡哉騎手（船橋）、金沢の吉原寛人騎手（川崎）に、ミルコ・デムーロ騎手の弟クリスチャン・デムーロ騎手（１８歳）。ちなみに、今週・来週は期間限定騎乗の騎手が最も多くなります（８人）。デムーロ騎手はあっという間に来日初勝利（２戦目）を挙げ、イタリアと日本でデビュー通算２００勝を達成。水曜日に、デムーロ騎手のその表彰式が行われました。お披露目もかねて…といったところでしょうか。南関東でいうと、大井の横川騎手と同い年になります。また、騎手の表彰と言えば、月曜日高知競馬場で行われた全日本新人王争覇戦で中野省吾騎手が見事総合優勝。新人王の栄誉に輝き、木曜日に表彰が行われました。今年の目標を聞かれ、「５０勝＆重賞を勝ってガッツポーズしたい」と中野騎手は答えていました。イベント盛りだくさんの今週ですが、なんといっても一番大事なのはメインレースです。水曜日に、１０００メートルの重賞・船橋記念が行われました。ＮＡＲグランプリ・最優秀短距離馬新旧対決として注目を集めたナイキマドリードとフジノウェーブがともに敗れ、勝ったのは４歳馬ジーエスライカー。２着にスリーセブンスピンが入り、大井勢のワンツー。ナイキマドリードは出遅れが響き４着、フジノウェーブもあと一押し届かず５着でした（→結果）今年最初のレースを重賞勝利で飾ったジーエスライカー。外枠ということもあって、カペラステークスでも見せたダッシュ力を抑えながらの走りでしたが、最後は３馬身差をつける圧勝。今年は地元大井でＪＢＣが行われますし、もちろんジーエスライカーはＪＢＣスプリントが大目標とのこと。まだまだ１０か月以上も先ですが、地元の１２００ｍでスピードをフルに発揮してほしいですね。坂井英光騎手は、栗田裕光厩舎の馬で初めて重賞を勝てて嬉しいとも仰ってました。意外や意外…と思って調べてみたら、アイノペンタイア・テラノコマンダー・インカローズ・キングビスケットで準重賞勝ちはあったものの、重賞勝ちは確かに初めて。ホントにおめでとうございます。ちなみに、船橋の重賞も初めての勝利でした。この船橋開催が終わると、次は川崎開催です。今年最初のジーワン、川崎記念が行われます。南関東の競馬は息つく暇がありません。あ、もう１月が終わっちゃうなぁ…。
2011年01月20日
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ばんえい プリンセスシリーズ
今日は暖かです 現在もお外は丁度０℃くらいあります。 車道の雪が解けて、交差点には小さな水溜りの池が出来ています。 夜になってこれが凍ると大変です 北海道の冬は寒いですが、それはお外の話し。お家の中はとってもポカポカです。 昔私が子供の頃は、まだ住宅事情も悪く、すきま風があちこちから入って来ました。 大方の一般家庭では、ルンペンストーブ（石炭ストーブ）を焚いていました（北海道ではストーブをたくと表現します）。 ストーブの回りと、高い所は温かいのですが、夜寝る時は湯たんぽを抱えて眠りました。朝方は襟元が冷たくて目が覚めます。 湯たんぽのお湯（丁度良く温度が下がっている）で歯を磨き顔を洗ったものです。 Ｗｉｋｉｐｅｄｉａでは、１９３０年代までと記されていますが、とんでもない。 私が子供だった６０年代も、北海道の家庭にはルンペンストーブがありました。 後半徐々に灯油ストーブへと変わって行きますが、７０年代に入っても学校（小・中・高）はルンペンストーブでしたね。 北海道の住宅事情も変わり、断熱材が入り 窓もサッシへと進化しました。 玄関フードと言って、玄関前に更にガラス張りの空間を作って冷気が入るのを防いだお家もありました。 そんな時代がウソのように、強力な暖房に包まれた現代の北海道人は お家の中では冬でも半そで短パン、風呂上りには冷たいビールやアイスを食べます。 （どっかの局の番組にも取り上げられていましたね） 人間の住居が変化してきたように、お馬さん達の住生活も時代と共に変わっていると思います。 大きな牧場や育成施設などは、近代化されていますよね。 ただ、そうでない施設もまだまだあります。 その一つ、ばんえい競馬の厩舎や馬房はかなり年代物。 近いうちに是非お話しを伺って来ようと思います。 さてさて、前置きが長くなりましたが、ばんえい競馬では１月３０日の第２１回ヒロインズカップに向けて、２２日（土）からプリンセスシリーズと題しイベント等が繰り広げられます。 ２３日（日） 女性関係者による プリンセスシリーズトークショー が行われます。 ゲストは、谷あゆみ調教師・竹ヶ原茉耶騎手・佐藤希世子元騎手・清水川由佳厩務員・寄木由紀厩務員です。 私も進行役として馳せ参じますので、宜しくお願い致します。 谷さん、マヤちゃん、きよちゃんは、皆さんも良くご存知の事と思います。 厩務員の由佳ちゃんと由紀ちゃんは姉妹です。 皆川公二調教師のお嬢さんです。 ２人とも、お父さんの皆川厩舎で仕事をし、同じ厩務員のご主人と出会い結婚。 昨年姉妹合同の結婚祝賀会を開き、私も出席させて頂きました。 ５人の女性陣とのトークショー。 今回のテーマは 牝馬 です。 色々なお話を聞かせて頂こうと思っていますので、帯広競馬場へお越しの方がいらっしゃいましたら、是非お立ち寄り下さいね。 ホッカイドウ競馬では、 その翌日、２４日（月）２５日（火）は、２０１１年初の古谷さんの場立ち予想が開催されます。 ２日間共に、Ａｉｂａ札幌駅前で、２４日は川崎第３Ｒ～最終Ｒまで、２５日は川崎全Ｒの予想解説です。 お近くの皆さん、是非「古谷節」をご堪能下さい ホッカイドウ競馬の牝馬・・・と言えば、昨年はクラキンコの大活躍がありました。 まだまだ記憶に新しい３冠馬です。 クラキンコと同期のオノユウやプリマビスティーもいます。 昨年の２歳馬の牝馬では、マツリバヤシとフロレアルが活躍しました。 少し前だと、アンペア・マサノミネルバ・アヤパンと名前が浮かんできます。 私が競馬の世界に入った頃は、ヤマノフレアリングが活躍した時代です。 その後の牝馬と言えば、クラキンコの母クラシャトル、劇的な勝利の道営記念を見せたマサノチャーミング、函館３歳Ｓ馬エンゼルカロ、快速馬メイショウヒダカ、エーデルワイスを制したナミ、 その他、アラブでもレーシングクィーンやイケノエメラルドを思い出します。 実際の走りは見たことがありませんが、歴史の中には、シバフィルドーやアラブのミスダイリンといった、素晴らしい戦歴をのこした名牝がいます。 既に門別競馬場に入厩している２歳馬から また新たな名牝が誕生するかもしれません。 春の開催を楽しみに待っていて下さい。 私の周りでは、何人かのインフルエンザが発症しています。 皆さん 気をつけて
2011年01月19日
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残された「領域」へのフロンティアはあるか！？
１４日金曜日と１５日土曜日の２日間にわたって小倉競輪場にて開催された「ミッドナイト競輪」に、私も車券を買って参加してみました。 警備上の問題の発生しない、またコストを押し下げることが出来る「無観客」の形で、これまでより遅い深夜の時間帯にレースを行うというこの試み。その時間帯という観点では公営競技にこれまでなかった可能性をもたらすことも期待され、私だけでなく公営競技業界の大きな注目を集めておりました。 実際、この２日間の私のスケジュールとして、金曜日の夜は旧友が集まる新年会があり、そして土曜日の夜は夜１０時まで仕事をしていまして、これはそれぞれ通常のナイターレースだったら参加出来ないスケジュール。そんなスケジュールの中、夜までフルに活動したあとでレースに参加する余地があるかどうかというところがポイントでした。 果たして、２日とも全てではありませんが、きちんと車券を買って参加することが出来ました。 参加して「火傷を負った」という結果ではありましたが（苦笑）、実際に参加出来たという事実を噛みしめてみると、この生活の流れでまだ一日の最後に公営競技が楽しめるのかという、それはやはり一つの驚きでした。 騒音の心配がない競輪という競技で、しかも周囲への光の影響もないドーム開催という、まさに「その条件だから出来る」との見方もあるでしょうが、考え方としてヒントになるところは確実に存在するように思います。 一つには、これまでも述べたレースを行う時間帯。 細かい分析はあくまでも客の一人という立場である私には出来ませんが、初日に関して売り上げの目標は達成したという報道を目にしました。これを私は、人間の生活時間帯にはしかるべく公営競技を楽しもうとする需要が存在するという風に解釈しています。 別の例で言えば、ここでもよく取り上げて紹介している大村ボートでは、地理的に日本の西端に存在し日没が最も遅いことを利用して、冬場であっても最終レースを５時ちょっと前という遅い時刻に設定しています。その最終レースだけはそれまで他場を楽しんでいたお客さんの需要も取り込みつつ、極端に売り上げが上がります。全く逆の考え方で、これまでレースをやっていなかった朝の時間帯には売り上げが上がるのかどうかという芦屋ボートの「サンライズレース」という取り組みは、たった１時間いつもより早い９時過ぎからレースを始めるというシンプルなものですが、様々な営業広報努力の甲斐も手伝って、しかるべき成果を上げていると聞いています。 早朝、薄暮、ナイターと、時間的需要帯の開拓はすでに相当進んで、例えば通常のナイターのように時間帯によっては飽和状態。通り一遍の取り組みではその需要を獲得することは難しそうですが、今回「深夜」という「聖域」への扉が押し開かれ、小倉競輪のように実施環境が整いやすいところは勿論、そうでないところも何とか無理してこの聖域に足を踏み入れることが出来るのかどうか、注目したいところですし、考えていきたいところでもあります。 下級のＡ級選手による開催で、７個レースやって売り上げが８千万台。無観客でコストは押し下げられていますから、感覚的には結構いい数字だと思えます。この数字が特段のてこ入れなく恒常的にマークできるようなら、これはこれで「一つの考え方」だと言えるのではないでしょうか。 更に、先週もここに書いた「番組」という点でも、興味深いことがありました。 今回の開催は、いつもの９車立てではなく７車立てで７個レース。２日間のうち初日の金曜日は全てのレースが「予選」で、どのレースにもハッキリと力の差のある選手が組まれていて、実際の結果もその通り概ね堅い決着が多くなりました。 一方、２日目はその初日の着順を踏まえてレースが構成されるため、実力的には初日に比べればかなり接近した組み合わせ。随所に波乱＝好配当のレースも発生し、全体的に見ても初日と２日目では配当レンジにはかなり差が生まれました。 で、どちらが売れたかといえば…初日の堅いレース続きの方。 予想していても、ハッキリ言って初日は力差がありすぎて、どのレースもちっとも面白くはなかったんですけど、数字を見ると売れている。最終日の最終レースの決勝は、シリーズのトップを決める注目度の高いレースのはずなのですが、その土曜日の最終レースよりも、下馬評からして断然ガチガチ本命の選手がいて、実際その選手が勝って堅い決着だった前日金曜日の最終レースの方が売れました。その他も各々のレース総じて、土曜日よりも金曜日の方が売れておりました（売上数値の出展は、競輪ホームページの確定オッズ画面に表示されていた票数です）。 これをどう見るかは、例えば（私が直接調べられない）レースへの参加人員とか、購入単価とか、あとは曜日の違いによる差を修正する別の取り組みとか、そういったものを経た上でということにはなりますが、非常に興味深いものがあります。 もう一つ取り上げれば、２０分という異例なほどに短いレース間隔。これはとても新鮮に感じられました。 その２０分の間には、前のレースのあとに次のレースの出場選手が登場して行う選手紹介も、レース本番に要する時間も含まれており、そして締め切りは発走の５分前。ですから、それ以外の本当のインターバルというのはかなり短い時間になります。 それで本当に車券が買えるのか、売り漏らしはないのかということがこの手の話では心配されるわけですが、実際にやってみれば２０分でも十分ついて行ける。今回はインターネット投票での参加のみで、レース場でマークシートを塗って券を買うお客さんがいないということが、この取り組みを可能にしているわけですが、２０分で１個レースというスピード感は、せっかちな私にとっては心地よく感じられます。感じ方には個人差があるでしょうが、経費の節減は勿論、ファンに数多くのレース＝商品を効率よく提供するという観点では、見るべき部分もあるような気がします。 競馬でいえば、レースの実施から確定、パドックでの馬の「展示」と返し馬、そしてレース本番と、一定の段取りはどこの競馬場に行っても判で押したように行われています。勿論、必要な時間を取ることは大切ですが、昔とは生活の中での「時間のかけかた」というものが変わってきているのも事実。今あるみたいに例えば３５分とか４０分とかいうレース間隔がどんな場合にも必要なのかどうかということは、一度考えてみる価値があることなんじゃないかと思っています。 以上、色々と思いつくままに書いてきました。勿論このブログは、競輪界の未来を論じるためのものではないわけで、今回は地方競馬について考える機会になればと思って、筆を執りました。 思えば、大井でナイター競馬を始めるときにも「馬を夜に走らせるなんて」みたいな話がそこかしこから出ていたのも事実。そのときに、今のように他競技も含めナイターが当たり前のように行われるという状況がやってくると想像した人は、果たしてどれだけいたのか…。 競馬に当てはめて、どの要素がどうということは一概には言えません。がしかし、今回の「ミッドナイト競輪」が他競技で暮らす私たちに示すものの一つは、結局のところ「常識にとらわれない発想」というものが必要だということなんじゃないでしょうか。
2011年01月18日
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美浦にも降雪
みなさん聞き飽きたでしょうが、寒いですね～本当に寒い朝が続いていて嫌になってきます。先週は最低気温がマイナス５℃を記録。年に一度あるか無いかの気温。まだ一月半ばなのに・・・小枝さんや古谷さんには甘いと怒られそうですが、来月まで続くと思うと憂鬱になっちゃいます。そんなところへ来て美浦にもついに降雪。全国的な大雪に比べればましなものですが、雪が降ると馬乗りは危険が一杯。ちょっと緊張が必要な週末でした。雪の写真に写っているのはウインディーヒルちゃん。暮れの阪神競馬でデビューし２着。調教師は美浦のゼニヤッタと呼び大きな期待を寄せている女の子です。東京開催を目標に調整していますので、是非応援して下さい。では雪や寒さに潜む危険とは？雪が調教の始まる前までに降り止んでくれれば大きな問題はありませんが、調教中も降り続くとうっすらとながら積雪があります。降ったばかりの新雪と平らに整備された地面。つるっと滑りそうですよね。ほとんどグリップ力が無くなってしまうので、お馬さんが少しはしゃいだりするとスリップを起こします。脇を痛めたり、転倒したりしそうでとても怖い。美浦の調教馬場は中央に地下道があり、その地下道から馬場内、Aコース、Bコース、Cコース、Dコースへと上がっていきます。その上り下りの舗装された道。調教馬場への入り口はこれから走るという意気込みがお馬さん達にはありますから、なかなか良いテンション。そのテンションでは脚元が滑りやすいからと気を遣う余裕が彼らにはありません。調教後は一生懸命走ったことで気持ちが非常に高ぶっています。ほかのお馬さんが馬場を走ってきたりすると、一緒になって再び走り出そうとする子もいます。そんな状況で舗装された下り坂。ちょっとでも雪が積もっていると・・・あ～怖っ！同様に寒さ。この坂道が凍っていても恐怖なんです。ここ最近は異常なほどの乾燥状態が続きましたから、凍結は無かったのですが。いつでも気を抜けば大きな事故につながりかねません。気を引き締めて仕事しましょう！
2011年01月17日
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冬、雪、寒い。
おはようございます。今朝は船橋で雪が降ったという情報が入ってきましたが、皆さんの地区はどうでしょうか？（雪が降ったといっても白くなった程度だそうです） 夏場の暑さはヤバイくらいの南関東ですが、冬場はほとんど雪が降らないので、雪国に比べると恵まれていると思います。 わたしは仙台生まれですが山形で育ったので、雪の厳しさやつらさはわかっているつもりです。 東京に住んでいると雪と言えばロマンチックな印象ですが、山形にいるとそんなのはまったくありませんでした。（人それぞれでしょうけど） 大雪によって事故もたくさんあったし、放送局に勤務していた頃そういうニュースがたくさん飛び込んできて、暗い気持ちになることが多々ありました。 上京したときはビックリしました。積雪２センチで電車が止まったって聞くと、「たったそれだけで…」って衝撃が走りましたもん。でも、雪が降らないから交通網がもろいのは致し方ないんですけどねぇ。 先日、水沢競馬場にトウケイニセイ記念を見に行ったとき、場内に入るなり、雪が積み重ねられていました。 ふと思い出したのが、山形の小学校時代。町内から集められてきた大量の雪で、グランドにミニスキー場を作ってもらったなぁと。体育の時間は必ずスキー。米袋に新聞紙を入れてソリにして滑るのも楽しかった。お尻は痛くなったけど(^^ゞ あっ。山奥の学校じゃないですよ。一応、山形の駅前にある小学校だったんですが、その当時は雪が多かったんです。 水沢競馬場の肩掛けが飾ってある場所にはつららがズラリ↓ 子供の頃に30センチくらいのつららをみんなでもぎ取って、舐めながら帰宅したなぁと思い出したり(^^ゞ だからこそ危険なので、冬場は軒下を絶対に歩かないようにとも口酸っぱく言われた……。 と、水沢競馬場の雪景色を見ながら、ちょっと懐かしくもあり、でも、大変だったなぁと思ったり。 雪国育ちでも、寒さは超苦手なわたし。暑さも超苦手ですけど(^^ゞ 朝の取材時と一緒のフル装備で、肉襦袢(;_;)の上にはヒートテックにカイロを６つ貼り付けていたのでまったく寒くはありませんでした。皆さんもお勧めです(^^) ということで、雪国の競馬場は冬期間はお休みなので、南関東には７名の騎手たちが期間限定騎乗でやって来ています。ここ参照、ここ参照。 楽天競馬でジョッキーブログをやっている人が多いですねぇ。 ちょうど金沢の吉原寛人騎手とお話しをさせて頂く機会があったんですが、期間限定騎乗中、マメにブログを更新していきたいというお話しでしたよ。あっ、愛猫のゆっけは師匠が預かってくれているそうです。小林の番猫に対抗して、小向の番猫になって欲しかったけど(^^ゞ 雪国の騎手たちは南関東だけではなく全国各地に飛んで騎乗をするそうですが、金沢のお馬さんたちも冬期間だけお引越し。金沢競馬のホームページを見てみると、金沢のお馬さんたちの中から、名古屋に29頭、笠松に24頭、福山に10頭が一時的にお引越しをして、金沢のお馬さんのままレースに挑むそうですよ。（ここ参照） 笠松に一時的お引越しをするアンドレアシェニエ（金沢・菅原欣厩舎）は、笠松が生んだスーパースター・オグリキャップの現役競走馬としては最後の１頭として話題を集めているそうです。詳しいことは、こちらをご覧下い。 すでに10歳。お父さん譲りの芦毛の体で、ファンの方もたまらんだろうなぁ。 はぁ～、寒い季節はまだまだ続きますね。皆さん、体調管理には十分気をつけて下さい。
2011年01月16日
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年末年始回顧録２
きょうは兵庫のエルウェーオージャ(牡３･橋本忠厩舎)が４レースに出走。 残念ながら１０着に敗れてしまいましたが、騎乗した木村騎手は他のレースにも騎乗依頼を受け、１レースで１６頭中１０番人気という人気薄の馬で好位から抜け出し６馬身差の圧勝！ 兵庫のトップジョッキーとしての凄みを見せつけてくれました！ 園田ファンの方たちは、兵庫の馬が遠征した際には、応援に駆け付け、馬券も握りしめられているということで、波乱を演出したときには結構馬券を的中されているそうです。 昨年の１１月２０日にシークレットベース(牝３･橋本忠厩舎)が京都競馬に遠征し、１３頭中１２番人気で２着して大波乱となったときも、的中者がゴロゴロいたよとファンの方から報告を受けました。 だから今回も高配当に喜んでいる園田ファンが多くいることを願うところです。 さて、今週は先週の続きです。 １月１日～３日の模様です。◆１月１日 この日は元兵庫県のジョッキー小牧太騎手と吉田勝彦アナウンサーとの新春トークショーが行われました。 昨年はダービー直前に騎乗停止など、色々あった小牧太騎手ですが、言いにくいことだったろうと思いますけど、堂々とサラッと振り返ってくれました。 秋に手綱が戻って来なかったローズキングダムでしたが、譲ることになった武豊騎手からの気遣いがあったという心温まる話が展開されました。 ご覧になったファンの皆さんは、元日からお楽しみいただけたのではないでしょうか。 様々な出来事があった２０１０年の小牧太騎手ですが、年末になって『名古屋グランプリ』を勝ち、阪神競馬場の最終レース、『ファイナルＳ』も勝って、素晴らしい締めくくりとなりました。 「金杯は(『ファイナルＳ』を勝った)シルポートに乗ります。今度は同型もいるでしょうし楽じゃないですけど、スタートを決めて頑張ります」 そういって新年最初の重賞レースに向かい、見事に逃げ切り気持ちの良い幕開けを迎えた我らが太さんでした。 皆さん、『金杯』獲れました？◆１月２日 今度は岩田騎手の登場です。 岩田騎手も昨年は怪我で戦列を離れるなど、決して順風満帆とは行きませんでした。 それでも復帰後間もなく、Ｇ１レースを勝つなど存在感はしっかりと示します。 こちらも吉田さんとのトークだったのですが、吉田さんは岩田騎手が騎乗してアドマイヤムーンが『ジャパンカップ』を勝った記念に作られたブルゾンを着ての登場です。 岩田騎手を我が子のように可愛がり、相談相手になり、見守ってきました。 里帰りをした息子との語らいのようなトークが進められたのでした。 全レース終了後にはサイン会にも進んで参加してくれた岩田騎手でしたが、そのときにＪＲＡの松山弘平騎手も飛び入りで加わってくれたのです。 期待のホープには長蛇の列ができ、ファンの皆さんの期待のほどが窺い知れました。 残念ながら岩田騎手のときは仕事の都合上観に行くことができず、写真を撮ることができませんでした。 また、全レース後のパドックでのイベントの模様は、なんやかんや言うてるうちに終わってしまい撮りそびれてしまいました。ごめんなさい。 イベントの模様は園田競馬のＨＰにも掲載されていますので、どうぞご覧ください。◆１月３日 さて、ぼくが一番楽しみにしていた水野由加里ちゃんのとのトークイベントです。 あっ、書く内容としても、ここが一番長くなりそうですのでご了承ください。 競馬界が誇るヴィーナスが、初めて園田に舞い降ります。 園田というより、関西のステージイベントは、これが初めてなんだそうです。 京都競馬場や阪神競馬場でもプライベートや『競馬場の達人』などでの来場はあったものの、イベントでは関西最初の地が、園田競馬場というのは光栄じゃないですか！ 由加里嬢のことは、いまでもＭＣをされているグリーンチャンネルで放送中の『先週の結果分析』を観ていて、なんちゅう綺麗な人やねん！とずーっと思ってたのです。 そんなころ、岩手の水沢競馬場で『実況アナウンサーフェスティバル』というイベントがあって、ご一緒させていただいたことがあったのです。 だからそのときは、会えるんやとわかって、もう嬉しくて嬉しくて♪ でも、綺麗な人って、性格悪いって言いますやん！ せやから、テレビでは笑顔を振りまいてるけど、ホンマは性格悪いんちゃうの？ そんな中学生みたいなことを考えながら、岩手に乗り込んだのです。 で、実際お会いしたら、それがあんた、めっちゃ性格も良いんですわ。 おまけに(ぼくと同じ)大阪出身ときたもんですからノリもええし、もう話も盛り上がるっちゅうねん！ イベント参加前日の宴席で盛り上がって、もう天にも昇るような気持ちになったもんです。 イベント当日も一緒に進行をしたり、まぁ楽しいひとときでした。 その日の夜も宴会で盛り上がり、そして迎えたイベント最終日。 この日は、水沢競馬場までの移動はレンタカー。 しかも、なんと由加里ちゃんと二人っきりでの移動なんです！ 誰や！こんな嬉しい計らいをしたのは！ こんなもん、今回の最大のイベントやないか!! いろんなことを話しながら運転するんですが、もう競馬場なんかには行かずに、どこかへ行ってしまいたい気分ですよ！ 楽しかったねぇ、由加里ちゃん！ 「あのぉ、すみません。それ全く覚えてないです」 へっ!? ちょっと待って！どういうこと？ 「車で一緒に移動したことを覚えてないんです…」 ぼくも事前にこの話をするって言うておけば良かったんですが、この返しをステージでやられちゃいました。 ま、まぁ、せやけど由加里ちゃんもファンの皆さんの前やから、テレもあるし素直に認められへんところもあるんでしょうしねぇ、ええ。 「いえ、まっっったく覚えてません！」 そない力強く言わんでも…よけいに落ち込むやん…。 あ、あれぇ、おかしいなぁ。雨が降って来たのかなぁ…。 ど、どうしてだろう、ま、前があんまりよく見えないやぁ…。 そのあと、由加里ちゃんがフォローのようなことを言ってくれてたけど、テンション下がりまくりのぼくは、もうその言葉を聞くことができなかったのでした。 鼓膜もどないかなってたのでしょうね。 あのねぇ皆さん、べっぴんさんには気ぃつけなはれや！ こうして、世の男性はひねくれていくんですよ！ とまぁ、そんなくだりもあったイベントですが、本当に楽しくトークをさせていただきました。 水野由加里ちゃんには、また是非とも園田に来てもらいたいものです。 ファンの皆さんの視線をクギ付けにし、ハートも鷲づかみにした由加里ちゃんの再登場をどうぞ心待ちにしてください。 ぼくも楽しみにしています。 でも、よく考えたら、由加里ちゃんが 「あの車の中でのトークは本当に楽しかったですよね♪」 ってノリノリで言うてたら、イベントがただのラブラブトークになってしまっていましたもんね。 そうや、そうや、それこそファンの皆さんのひんしゅくを買うところやったがな。 良かった、良かった、あははは！ ♪泣いたらあかん 泣いたら せつなくなるだけ～♪ 上田正樹『悲しい色やね』より(由加里ちゃんのお義兄さんが撮影) このときはまだハイテンション これはテンション下がり気味の２ステージ目。 でも由加里ちゃん、やっぱり可愛いね♪ 年末年始の７日間を盛り上げてくださったファンの皆さん、本当にありがとうございました！ 本年もよろしくお願いします。〓Weeklyトピックス〓★ホールドマイラヴが故障、引退へ… 昨年のリーディングトレーナー野田学厩舎が誇る看板馬ホールドマイラヴ(牝７)が、レース前の追い切りで故障を発症し、引退することとなってしまいました。 繁殖にも上がることができないとういう重症という、とても残念な結果となってしまいました。 １４００ｍのスペシャリストととして、９月に行われる『園田チャレンジカップ』(１４００ｍ)を強豪牡馬連陣を相手に連覇するという快挙を達成していただけに、残念でなりません。戦績４２戦１７勝２着４回３着５回主な勝ち鞍：園田チャレンジカップ'09、'10★重賞出走予定馬 すでにお気付きの方もいらっしゃるでしょうけど、兵庫県で行われる重賞レースの出走予定馬を年末からＨＰで発表しています。 これまでは他地区との交流競走ならば、他地区の馬だけを紹介していましたが、これからは地元馬も随時発表していくことになりました。 それって当り前やん！ と思われる方もたくさんいらっしゃることでしょう。 ごもっともです。 その当り前のことが発表できていなかったのです。 他地区では普通にされていることなのです。 本当は全レースの想定メンバーであったり、在厩馬の一覧であったり、ファンの皆さんが欲しいと思われる情報を伝えていかなければならないのですが、今回のことだけでも一歩前進と見ていただきたく思います。 これからも、少しでも良い方向に向かって行こうとする兵庫県の競馬をよろしくお願いします。〓☆〓☆〓☆〓 お察しの通り、体重測定休止中…。
2011年01月15日
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今年初の北海道
テレビのニュースなどで、北日本の大荒れの模様が流れたりしましたが、火曜、水曜の２日間、今年初めて北海道に行きました。飛行機から降りた瞬間、「寒っ！！」 基本的に、冬の北海道でも、東京にいる時と同じぐらいの重ね着なんですが、さすがに今回は寒かった…。羽田にいた時の到着地の気温表示が－18度って出ていたので、覚悟はしていましたが、そのまま日高に移動した際も、午前10時ぐらいでまだ－12度でしたから、北海道の中でも割と暖かい地域の日高でこの気温には参ります。小枝さんも書いていましたが、本当に厳しい寒さを体感しました。 火曜に千歳に着いたら、そのまま門別競馬場へ移動。ちょうど11日から、内馬場を開放するようになり、馬たちも馬場入りしていました。 それまではウッドチップが敷かれている角馬場を利用されていましたが、それと併用して内馬場も使えるようになりました。これだけ寒いと、角馬場も下は凍っていたそうですし、馬場管理の担当の方々も大変だと思いますが、本格的に調教が進められる２月以降に向けて、ある程度体を作っておく上で重要な時期でもありますし、人も馬も、寒さに耐えて頑張っていって欲しいと思います。 さて、今年の新種牡馬で注目を集めるのは、ダイワメジャーとアドマイヤムーンが筆頭格になるでしょう。ホッカイドウ競馬にも、現時点でダイワメジャー産駒とアドマイヤムーン産駒が１頭ずつ入厩しています。ダイワメジャー産駒は、昨年のＨＢＡオータムセールで525万円で落札された馬で、父譲りの雄大な馬格を誇ります。母系がカリカリした気性の馬をよく出しており、仕上がり早の傾向にもあるので、ホッカイドウ競馬でのデビューというのはピッタリかなとも感じます。 アドマイヤムーン産駒も、昨年のＨＢＡオータムセールで、493万5000円で落札されていますが、均整の取れた好馬体で楽しみな１頭です。まだ、この時期なので、速いところをやっている訳ではないし、動きを評価できる段階ではありませんが、期待の大きい馬たちであることは間違いないですし、デビューを楽しみに待ちたいと思います。 その他にも、シニスターミニスター、ファスリエフ、アサクサデンエン、シーキングザダイヤ、サムライハート、フォーティナイナーズサン、オレハマッテルゼ、ザール、ケイムホーム、ローエングリン、スターキングマン、スタチューオブリバティなどなど、新種牡馬産駒が入厩しています。ホッカイドウ競馬は、例年通り４月下旬の開幕予定ですが、どこよりも早く２歳戦が行われ、全国から産駒の動向に注目が集まる競馬だけに、今から待ち遠しいですね。 この日は、午後に浦河へ移動して、翌朝も浦河で行動。とにかく寒かったんですが、それだけならまだ良かったものの、昼過ぎから雪が降り始め、ニューイヤーＣを門別の某所で見て、千歳へ移動しようと思った時間帯から吹雪いてきたりもし、今日中に飛行機が飛ぶのかどうかの心配をせざるを得ない状況。何とか、午後９時50分に飛んで、無事に東京に戻れましたが、その後の北海道の天気も大変のようですし、週末までそれが続くとなると気が気でないですね。今回は札幌に戻れませんでしたが、札幌の方がもっと雪が酷いみたいですし、丸々１カ月、駐車場をほったらかしているので、かなり雪が積もっているんじゃないかと心配です さて、週明けは高知で、恒例の「全日本新人王争覇戦」が17日（月）に実施されます。明日から高知に入り、土曜、月曜の開催を楽しみたいと思っていますが、日曜もパルス高知で売店の平田さんと、仕事の邪魔をしない程度に遊びたいと思います。
2011年01月14日
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経験値ってのはＥＸって表示されるんだったか
ミツオーです。寒い…なんて言ったら小枝さんに叱られそうですが、でもやっぱし寒いのです（最低気温はマイナス４度くらいの土地に住んでいます）。さて、競馬のレース実況を職業にしております。何かの拍子に、「競馬の実況やってるひとって国内に何人くらい、いるんですか？」という質問を受けたことが何度かあり、そのたびに「地方だけで２０人くらいでしょうか」などとお答えしているのですが…ホントのところ何人ですかねえ。まあ、正確に何人か、などというのはどうでもよろしいが、それほど大勢いるわけでないことは確かです。実数としては、プロ野球の監督という職業よりはいくらか多く、国立大学の学長よりは少ないというところでしょうか（比較対象がふさわしくないって？職業に貴賤はありませんよ…と自分で言っていれば世話はないか・笑）。一種の珍獣ですよ、とお答えすることもありますが、そんなにいいモンじゃありません。珍獣っつったらパンダとかオカピとかですからな。ちなみにこの日替わりライターブログの執筆陣に、その「それほど大勢でない」中の４人（わたくしを含みます）が名前を連ねています。なかなかの密度と言っていいかもしれません。そうした「同業」の方々を前にして、その職業について語るのはちょいと勇気のいることですし、むしろ恥知らずなことかもしれません。けどまあ、そんなにたいそうにならない範囲で書いてみるのです。どうやら「反射神経」というものを必要とされる職業であるらしいのです。その場その場にふさわしい言葉をとっさに出していくことを求められる、そういう仕事です。もちろん、レース実況をするにあたって、一つのレースがどのように流れてどのように決着していく、というのは大枠としてはだいたい同じなわけですから、「フォーマット」とか「型」と呼ぶべきものをイメージとしては持って実況をしています。それがないとたいへんすぎるし、第一、聞く側も疲れたり戸惑ったりすることでしょう。が、レースは一つとして全く同じではないわけで、それぞれにふさわしい言葉や表現を「とっさに」当てはめていく作業には、どうしても「反射神経」と呼ばれるモノが必要です。そして。「変わったこと」「珍しいこと」が起こったときの対処にも、この「反射神経」というものが必要となります。けど。…と言いたいわけです。はっきり言って、わたくしなどはその「反射神経」が鋭いほうではありませんし、肝も座っていませんから、「丸きり体験したことのない状況」に遭遇したときに、はたしてきちんとした対応ができるかどうか、必要で妥当な言葉を発することができるかどうか、相当不安です。だから色んな方々の「経験談」というのをしっかり聞いて、そのときどういう対応をしたのかをあるいは教えてもらい、あるいは自分で考えておくことが大切になります。わたしにとっての具体例をあげれば、「カンパイ（＝スタートのやり直し）」というやつがそうです。スタートが何かの都合で正常でなかった場合に、スターターの赤旗が振られて、すでにゲートを飛び出してしまった出走馬たちが呼び戻される、そのかけ声が「カムバック！」であったのを、聞き損じたかどうかして「カンパイ！」と言うようになったんだそうな、ということは知識としては知っていました。が、これはそう頻繁にあるものではありません。滅多にお目にかからない。わたくしは北関東でこの仕事について以来何年もの間、「カンパイ」に出会ったことがありませんでした。つまり「カンパイ」の実況を、担当したことがなかったのです（残念ながら、今はもう経験済みです）。初めてそれを見たのは、たまたま遊びに行った（＝馬券を買いに行った）某競馬場で、そのときには心底おどろきました。「これが世に言うカンパイか。まさか実際に起こりうることだったとは」というのがそのときの感想です。が、これが役に立ちます。上の状態が実況担当中に起これば、えらく取り乱してしまうかもしれませんが（そして実際に声に出して「これが世に言う…」とか言ってしまうかもしれない）、一度でも本物を見てしまえば、ビックリの度合いがグッと下がります。「ふん、アレか」ってなもんですわ。そしてその対処の方法も知っていれば（あるいは事前にシミュレーションしてあれば）、それを思い出して実行することができるかもしれない。しかしまあ、一口に「カンパイ」と言ってもいろいろバリエーションがあるわけで、そんな中でわたしが最も感心したのは、ここの執筆陣の一人でもある山中寛アナウンサーの経験談です。協賛競走というものがあちこちでおこなわれているのですが、人気のある協賛のあり方が「○○さん結婚記念」というヤツです。よりによって、その「結婚記念」で「カンパイ」が起きてしまった。さてどうしましょう？実況担当としての「カンパイ」の処理方法は、「スタートのやり直しです」という言葉を何度も繰り返す、というものです。が、山中寛アナウンサーが遭遇してしまったカンパイは「結婚記念」のレースです。とっさに「やり直し」を何度も言ってはイカン！と判断した山中アナウンサーは…（以下略）というお話。ううむ、面白い、とか言ってはいけませんが、実に興味深い。そうだよなあ、「結婚記念」に「やり直し」はイカンよなあ。よく気づいたねえ。さすがの反射神経だ。という種類の話は、ためになります（本当）。どうもこのところ、世にも珍しい事件があちこちで起こっていると聞きます。それらを聞くたびに、「人間の想像力なんて知れてるなあ（←「人間の」ではなく「わたしの」かも）」と思うのです。ホント、想像のラチ外みたいな出来事が実際に起きたりするみたいなのね。当事者はそれにどう対処したのか。どう考えてそうしたのか。同僚ならどうするか。いろいろ話し合う。自分ならどうなるか。どうすべきか。考えてみる。少しは自分の身になるかもしれない。この仕事について１４年（イヴニングスキーのデビュー年からだから今年の夏ごろで１５年目に入ります）。「起こりうることには一通り遭遇したんじゃないの？」と思っていたのですが、まだまだ。経験値はもっともっと積み重ねていけそうです。もちろん自分で経験することもたくさんあるでしょうが、見たり聞いたり教えてもらったり、いくらでも知らないことや未経験なことはあるようです。おかげさまで毎日が新鮮です。いやホントに。
2011年01月13日
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早くも４勝 新人ショッキー
ここ一週間は冷え冷えの北海道です まさしくしばれるって感じです。 今週のばんえい競馬３日間は、連休と言う事もあり、イベントも多くファンの皆さんに楽しんで頂きました。 そして以前ご紹介した新人ジョッキー４名もデビューを迎えました。 中でも ８日（土）第１Ｒ自厩舎のキタノタイショウでデビューした島津新騎手は、一番人気のプレッシャーの中で、見事に初騎乗初勝利を修めました。 更に第９Ｒ、翌９日の第３Ｒ、１０日第７Ｒと この３日間で４勝を挙げました。 赤塚健仁騎手は８日第９Ｒ、井上真司騎手は９日第１Ｒ、西将太騎手は９日第６Ｒでそれぞれデビューしました。 ２００９年の１月にも４名の騎手がデビューし、あの時は長澤幸太騎手がいち早く勝鞍を重ねたのを思い出しました。 島津騎手と赤塚騎手は、今年２０歳の成人です。 ９日（日）来帯していた矢野アナウンサーのインタビューに応え、２０歳の心意気を色紙に書き、ファンからの祝福を受けました。 （左・赤塚騎手 中央・島津騎手） ９日・１０日とスタンド内では、競馬ブックの木本利元さんと矢野アナによる場立ち予想が行われました。 熱心に聞き入るファンの前で、お二人のバトルが繰り広げられました。 そして９日（日）には、初の試みのファン投票上位１０名による ゴールデンジョッキー賞が行われました。 昨日の坂田さんも書いていらっしゃいましたが、厩舎関係者の協力もあり実現したレースです。結果は１位 大河原和雄騎手 （キタノタイショウ）２位 藤野俊一騎手３位 松田道明騎手４位 浅田達也騎手 （投票２位）５位 大口泰史騎手 投票１位の阿部武臣騎手は９位、レース一番人気の鈴木恵介騎手は８位でした。 今後もファンと一体になれる様々なレースやイベントが出来るといいですね。 さて、冒頭で寒いお話しをしましたが、ここんとこホントに寒さが厳しいのです。 昨日、私用で北見へ行って来たのですが、朝７時帯広の自宅を出る時は、車の外気温度計で－１４℃でした。 暖気運転からスタートし、足寄付近で－２２℃、さらに陸別まで行くと－２４℃になっていました。 夜７時頃には帰って来ましたが、空腹を満たすより先にお風呂へ入るのが、このところの日課です 温まった身体に ん～何て心地良いひと時でしょう。 止められませんね 今朝も、朝８時に出掛ける時は －１２℃でした。 今夜は仕事を終えて帰れるのが 多分１０時頃・・・。 頑張ろう・・・・・。
2011年01月12日
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楽しませ方の要諦とは…
年末年始の仕事が一段落して、地方競馬の馬券も日曜日・帯広のゴールデンジョッキー賞から参加することが出来ました。 ＣＳの中継番組の中でも触れられていましたが、ファン投票で先に、馬ではなくジョッキーの方が選ばれるユニークな試み。そのジョッキーが普段乗っている、または乗ったことのある馬を厩舎の方で協力して出走させたそうですが、結果として面白いメンバーでのレースとなり、大いに興味を引かれました。 ちなみに、私の馬券は１着３着でしたが（泣）。 競馬の番組というのは、レースを施行する側の思惑だけではなく、厩舎サイドの事情や都合も絡んでくるだけに、工夫するのには何かと困難もあるようです。ただ、公営競技にとってレース番組は商品の品質そのものを左右する、非常に重要なもの。それだけに、券をしっかり売るため（それはとりもなおさず、お客さんにレースを十分に楽しんで頂いているということと同義ですが）ためには、ポイントの高い視点と時間的に広い視野から考えた戦略が必要です。 他競技においては、ボートレースも、そして恐らく競輪も、いま番組というものをどのように工夫すればいいのかという課題に、真剣に取り組んでいます。お客さんにより一層興味を持ってもらうレースを、あたかも店屋の店先に商品を丁寧に並べるようにお客さんの前に示すということは、これも商売と考えれば当たり前のことでもありますよね。 一見違いがないように見えるリンゴやミカンでも、並べ方次第でその良さの伝わり方は全く違います。馬やジョッキーでも言えることは全く同じで、見せ方並べ方一つでファンにとって興味を惹かれる度合いというものは全く変わってくるのではないでしょうか。 とにかく、番組というのはとても大事です。そして、地方競馬においては正直その点についてはかなり遅れていると、客の立場からは感じざるを得ません。 今回、ばんえいでは困難を乗り越えて番組上の一つの取り組みとして実現することが出来たわけですから、これを機会にまた各方面で知恵と力を出し合って、別の取り組みへと更に前進することが出来るでしょう。単発、単一レースに関する工夫のみならず、通年での番組の組み方というものに、一致結束して取り組むところまで行けば、まだまだ「見栄えのする」レースの見せ方というものは、考え出すことが出来るように思うのです。 ファンの一人として、次の仕掛けに大いに期待し、注目したいですね。 いずれにしても大切なことは、利害の調整ではなく、利害を超えて一致した取り組みにすること。これに尽きるのではないでしょうか。
2011年01月11日
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体で走る？心が走る？
今日は三日間開催の最終日でした。私は急遽中山競馬場に出張となり、朝の仕事が終わったらゆっくりとこのブログの更新をしようと思っていたのですが・・・こんなに遅い時間の更新となってしまいました。しかしそれはそれでその日の出来事を新鮮なうちにお伝えできるってものです。今日は今週の国枝厩舎の結果を振り返りながら、活躍したお馬さん達の性格やその心の内面が競馬に及ぼした影響などをお話ししましょう。お時間がありましたらこの話を読んだ後にリプレイをみてもらえると面白い競馬の見方が出来るのではないかと思います。まずは昨日。厩舎の今季初勝利となったサトノオーランドくん。父親はケンタッキーダービー馬 ジャコモ。兄には昨年のセントレジャーステークスの勝馬アークティックコスモスを持つ良血馬。ジャコモの種牡馬としての実績はともかくとして、兄を彷彿とさせるスタミナ豊富なタイプ。力強さが売りになることでしょう。フロリダのコールダーセール出身馬（アメリカのトレーニングセール）ですからがっちりとした立派な体型なのですが、見かけによらずまだまだ子供。ちょっと強い調教をしたり競馬でたくさん走ってくると、わーっと頭の中が一杯になって少しわがままになったりするんです。そんなときは「なだめて」「すかして」心が落ち着くときがくるのを人間が待ってあげています。そんなに焦らなくっていいんだよ。ゆっくり走れば良いんだよって。２～３日もすればまたいつもの良い子に戻るんですから。今回もそんな感じの調整でした。昨日はきちんと落ち着いて、ゆったりと良い雰囲気で返し馬に入ることも出来ました。ちゃんと学習して前に進んでいるんですね。「すごいおりこうさん」って後藤さんにも褒めてもらえて良かったね。２勝目を挙げてくれたのはサトノアポロくん。姉には阪神ジュベナイルフィリーズでブエナビスタの２着だったダノンベルベールがいる血統。姉のベルちゃんは女の子らしい性格で、ともすると仕上がりすぎてしまうような気の勝ったタイプでした。しかしこのアポロくんはお兄ちゃんのダノンシュナップスくん同様飼い葉をあげればあげるだけ食べてしまうようなタイプ。ですから油断するとおなかがぷっくり膨れてしまいます。そんなアポロくんは優等生なシュナップス兄さんより少しやんちゃな感じです。いつも周囲のお馬さんたちに気を取られ、誰かが少し変わった動きをすればそれに便乗していっちょ暴れてやりますかって。昨日もレースが終わった後、ゴールの先の左手にある１６００ｍのスタート地点の方向に自ら急ハンドル。油断も隙もあったものじゃないんです。それくらいに元気いっぱいなアポロくんでした。それにしても凄い切れ味を見せてくれましたよね。能力の高さは半端ではない事がわかりましたから、真っ直ぐ成長してくれるようサポートしていこうと思います。がんばれアポロくん。そして今日はダイヤモンドビコーの子ウインマリアベールちゃんが力の違いを見せて完勝。外枠だったこともあり、終始外目を回らされてしまう厳しいレース展開。しかし最後まで手応えが違いすぎるほど楽に追走できて勝つことも出来ました。以前は同様に素晴らしい手応えで回ってきても終いの脚がかったるいというか、詰めが甘いというか少し弾けない印象がありました。そのため堅実ながらも勝ち味に遅い競馬が続いていました。そんなことで少し走りの内容に課題を挙げて取り組むことになったマリアちゃん。そこで登場したのがクロス鼻革。このクロス鼻革という馬具はご存じでしょうか？キンシャサノキセキなど堀厩舎のお馬さん達がレース中につけている事が多い鼻革なんですが・・・国枝厩舎がシャドーロールをつけている辺りにバッテンになった革のひものようなものを付けているのですが、今度気にしてみて下さい。そのクロス鼻革を調教中だけ付けるようにして、顎を突き出して走る格好をほんの少しだけ矯正してみることにしたのです。走る格好を矯正することが良いことなのか悪いことなのかはわかりません。しかし人間だってあらゆるスポーツの中で「顎を出す」のが正しい姿勢というものは聞いたことがありませんよね。お馬さんも一般的には同じで、顎を少しだけ人間の方に譲った格好が正しい姿勢といわれています。するとどうでしょう。走っている格好にはさほどの変化はみられなかったのですが、歩くときの姿勢の綺麗なこと。体調がここに来てアップしてきたというのが勝つことが出来た一番の要因であることは間違いないのですが、少しは効果があったのかも知れませんね。昨日の競馬なら上のクラスに行っても頑張れそうですね。そして今年初の特別勝ちとなったヒシセンチュリーくん。センチュリーくんはここ数戦、消化不良な内容が続いていました。馬群を捌けず脚を余してゴール。前走やその前の競馬のときは見るからに絶好調。能力的にも１０００万クラスでは上位の存在ですから期待も大きかったのですが。センチュリーくんはちょっと周りのお馬さんに気を遣う性格。じっと様子をうかがって、何かあったらいつでも対応しようと構えています。そんなセンチュリーくんですから体がきっちりと仕上がり、普通のお馬さんなら最高という状態になるとどうなるでしょうか？体と心は「一心同体」別々ではなく連動しています。体が仕上がれば心も敏感になってくるということ。つまりセンチュリーくんの場合だとより気を遣うようになるということです。幾度となくレース中に不利を受ける、運がないように言われてしまうお馬さんっていますよね。このようなタイプなのだと思います。ジョッキーがコントロールしようと思った瞬間のその一瞬に躊躇ってしまう。でもその出来事は一瞬のことですから、ジョッキーでさえ気づかない。そのお馬さんのほんの一瞬の躊躇いが、不利を受けやすい馬群の中のポジショニングになってしまう。そんな気がしてなりません。ここ２戦の消化不良はそんなところだったように思っています。しかし今回のセンチュリーくんはどこかこうどっしりと構えている姿が日常の中に伺うことが出来ました。乗り手がその辺のところを理解しわざと心と体の調子をずらす。ずらすというか調律するというか。そのバランスこそが私たちの仕事なのではないでしょうか。ばっちり仕上げてばりばり食わせればテンションはアゲアゲになります。でもそれだけではダメだと言うことでしょう。そんな競走馬の繊細さをセンチュリーくんが教えてくれたような気がします。さて今週のトレセンは水曜日から仕事が始まる変則調教。今週も良い結果が得られるよう厩舎一丸となって頑張って行きますので、応援して下さいね！
2011年01月10日
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年末年始に南関東にやって来た他地区のお馬さんたち
２０１１年がスタートしたと思ったら、もう10日近くが経とうとしているんですねぇ。早すぎる……。 さて、この年末年始は南関東の交流戦に他地区のお馬さんたちが果敢に参戦してくれました。今日はそのときのフォトを中心にご紹介していきましょう。 東京大賞典は金沢の最強馬タートルベイ（11着、御神本騎手騎乗、加藤和厩舎）と笠松のトウホクビジン（13着、吉田稔騎手、山中厩舎）が参戦。 タートルベイは、船橋の矢野義幸厩舎に転厩してきました。その模様は昨日の南関魂に書かせて頂いたのでご覧ください。 ２月16日の金盃（大井・２０００ｍ）から始動予定だそうです。 あっ……。今思ったんですけど、矢野厩舎と言えばタイガースメンコでもお馴染なので、タートルベイの装いもチェックしてみたいですね。 東京２歳優駿牝馬には、６着 兵庫のマンボビーン（松浦政騎手騎乗、野田厩舎） 「頑張ってくれたと思います。もう少し前で競馬をさせたかったですね。いつも掛かり気味に行く面があるのでその辺りが解消されればいいものはある馬です」（野田調教師） 15着 兵庫のカラカル（五十嵐冬騎手騎乗、寺地隆厩舎） 「出負けもしたし、１コーナー手前で挟まれました」（五十嵐騎手） 16着 笠松のミラボノヴィッチ（濱口騎手騎乗、柳江仁厩舎） 「ハミを取らなくて全く競馬になりませんでした。掲示板にのるくらいの力はあると思っていたんですが……」（濱口騎手） 年が明けて報知オールスターカップには４頭が参戦。 他地区最先着の５着は高知のグランシュヴァリエ（的場文騎手騎乗、雑賀正厩舎）でした。 「この馬、力ありますよ。これからもチャンスある！」（的場騎手） ６着 笠松のマルヨフェニックス （尾島騎手騎乗、柴田高厩舎） 「右回りの方がいいのかな。左回りでもマイルくらいの方がいいのかもしれませんが。ゲートを出ていいところにはつけられたんですが、いつもの行きっぷりじゃなかったです。年齢も感じないし、本来の力はこんなもんじゃないんですよ」（尾島騎手） ７着 笠松のトウホクビジン（本橋騎手騎乗、山中厩舎） ９着 笠松のコロニアルペガサス（坂井騎手騎乗、山中厩舎） 今年は重賞の交流戦が増える南関東。これまで以上に他地区のお馬さんたちの遠征が増えるでしょう。強い遠征馬の存在はとても刺激になりますねぇ。
2011年01月09日
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年末年始回顧録
園田競馬は年末年始シリーズを終えて、いまひと休み中。 休みすぎて、呑みすぎて、身体も緩みまっくている竹之上次男です。 きょうは、９連勤でお疲れ様でした山中アナと同じく、年末年始を(イベントを中心に)振り返って行きます。◆１２月２３日 この日は年末年始シリーズではありませんでしたが、年末年始に向けてのプレイベントがあり、講談師の太平洋氏と園田ＣＳ特番アシスタントの御秒奈々ちゃんとのトークショーが開催されました。 太平洋氏とは、もうこれまで幾度となく呑み明かしてきた仲ですから、気心しれたもので、もう打ち合わせなどなくトークに入ることができます。 以前には太平洋氏を座長に劇団を立ち上げ、２度も公演を行い、大いに楽しんだものです。 当時の舞台を見に来てくれた奇特な方々、ありがとうございました。 御秒奈々ちゃんは、園田のＣＳ特番ではアシスタントをするものの、園田競馬場でのイベント自体は初めて。ちょっと緊張気味とのこと。 そんな奈々ちゃんは、なんと大阪大学出身。一番上のお姉ちゃんは東京大学、二番目のお姉ちゃんは大阪教育大学。お父さんも京都大学と、次元の違う一家です。 ぼくと太平洋氏はそれを聞いただけで気圧されてしまいます。 とりあえず謝ります。 でも、競馬での知識では絶対に負けへんからなっ！ それとモデルのお仕事もしている奈々ちゃんは、お昼に出たお弁当のご飯を少しだけしか食べません。 「太ってしまうといけないので、炭水化物はあまり摂らないようにと事務所から言われているんです」 マジかいや！うち(ダートプロ)も吉田さんがそない言うてくれたら、ぼくもこんなに肥えなくてすんだのに…。 「おれも師匠が言うてくれたら…」 と太平洋氏も言うてはみるんですが、「ご飯うまいもんなぁ！」と意見が一致して、モデルを志さずにいられたことを確認し合ったのでした。 トークショーでは、太平洋氏の独演会の様相。 過去のハズレ馬券によるエピソードで、爆笑をさらっておりました。 それにしても奈々ちゃんは才色兼備で、これからの活躍が楽しみ。 その学力を活かして、競馬界に新風を巻き起こしてほしいですね。 一方の太平洋氏は、本職の講談に加え、新たな分野に挑戦するとのこと。 実に楽しみな取り組みなので、今後もご注目ください。◆１２月２８日 この日は吉本興業のギャロップのお二人と、お馴染み元ジョッキーの細江純子さんとのトーク＆予想。 コンビ名を決めるときに、たまたま部屋にあった『週刊Gallop』からギャロップと付けられたというわけですから、競馬には詳しいんです。 ただ詳しいのは林さん(立ち位置左)で、毛利さんは全くと言っていいほど知らないらしいです。 ですから、トークではしばらく毛利さんをほったらかしにしてしまう状況にもなる始末。 それでも毛利さんは、トークショー自体を「めっちゃ楽しかった」と満足されていたので、未だに馬券を的中させたことがないそうなんですが、いつかは凄い馬券をガツンといわしてもらいたいものです。 林さんは若くして、髪の毛の方はあまり芳しくはないんですが、競馬は筋金入り。 めちゃめちゃ詳しいです。 今後の競馬番組での活躍は、いままで以上に増えて行くことでしょう。 さて、細江さんはイベント中の毛利さんの発言の解釈にひとりだけ方向性を乱し、新たなキャラ設定かと思わせる一面を披露してくださいました。 その内容に関しては、まぁここでは控えておきましょうね。 細江さん、次の出演時のキャラに期待していますよ！◆１２月３０日 兵庫県の騎手は、園田と西脇トレセンに分かれて所属しています。 そのうちの園田所属ジョッキーが、全レース終了後に、パドック内でプレゼント抽選＆サイン会に出席。 ひじょーに寒い中でしたが、ファンの皆さんとの交流で楽しく過ごしました。 楽天騎手ブログに参加している渡瀬騎手と、せっかくやからとツーショット。 そういえばこのイベント中、マイクで喋っているぼくに、それをかき消すぐらいの声で、突然あるファンの方から質問が飛び出しました。 「竹之上さん、あのぉ、トイレの神様っていう歌知ってますか？」 はふっ？？ い、いや知ってますけど、いまこのタイミングでその質問？？ と少し困ってしまいましたけど、話題になった歌ですからもちろん知ってますし、一節と言われれば、一節と言わず１０分近く歌うところなんですが、そこまでのリクエストはなかったので「ええ歌ですなぁ」で留めておきました。 突然のハプニングにも対応しなければならない実況アナウンサーですから、それを試すために投げかけられた質問だったのでしょうか。 それならば、次からはどんな質問でも答えて見せますので、容赦なく変化球を投げてきてください。 できれば、打ちやすいのでお願いします…。 それにしてもホントに寒かったのですが、ファンの皆さん、騎手の皆さんお疲れまでした。◆１２月３１日 イメージキャラクター鹿谷弥生ちゃんが、２０１０年を締めくくりました。 昨年はＧＡＣＫＴさんや早乙女太一さんなどと舞台で共演し、仕事の幅を伸ばし大きく成長しました。 そんな弥生ちゃんですが、持ち前の天然キャラは健在。 「大阪のお土産でオススメされたのが『りくろーおじさん』のチーズケーキなんですけど、美味しいんですか？」 そう言われた大阪人としては、ぼくが十代のころに最初のブームを迎えて、初めて食べたときは、この世にこんな旨いものがあるんかと感動したで、しかも安いねん！と力説してしまいます。 「そんなに美味しいんですか。でもわたしチーズ嫌いなんですけど大丈夫ですか？」 知るかえっ！それ、先言わんかえっ!! (≧O≦)/ ま、まぁ、とりあえず食べてみ？ 美味しいのは間違いないから。 イベントではこの話には展開しませんでしたが、随所に天然ぶりを発揮してくれます。 ２０１１年はさらに拍車をかける可能性もありますので、皆さん気を抜かないでくださいね。(写真は東京新聞社廻り時のもの) 普通にできんのかね…。 ところで、このイベントでぼくが最大に驚いたのが、この日に弥生ちゃんの事務所から来られていた女性の方が、ぼくと全くの同郷であったこと。 小中高と全て一緒の後輩だったのです。 年齢的には７つ違うので、接点はほぼないんですが、こんなこともあるんですねぇ。 世間は狭いですわ。〓Weeklyトピックス〓 きょうは全てがトピックス的なので、今回もお休みします。 あっ！平成２２年の優秀競走馬が決定しましたので、コチラ(園田競馬ＨＰ)をご覧ください。 アルドラゴンが２年ぶり２度目の年代表馬に輝きました！ 一気に年始までを書こうと思ったのですが、ヤケに長くなったので、年始の３日間は来週にお届けします。 目標体重まで… 緩みまくったこの身体で、小さい台の上で静止するなんてできようか！
2011年01月08日
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今年も地方競馬をよろしくお願いします！
自分のブログでは新年の挨拶をしましたが、改めまして… 新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 年末年始は、山中さん同様に南関東で競馬三昧でした。ただ、１日は久々に競馬場には行かず、楽天競馬の方へ出向き、ユーストリーム中継で一人だらだらと８時間、各地の競馬を見ながら喋り通しました。 高知の後半レースの途中に、日替わりブログでお馴染み・奥村武さんや、キャスターの浅野靖典さん、それに前日のユーストリーム中継を一緒にやった福山競馬と香港競馬に詳しい土屋真光さんが来て、さらにダラダラした感じで放送しました。 さすがに８時間も喋っていると、ノドも辛くなってきて、最後の方は声がまともに出ていなかったかなと思いますが、１日に数人でもライブで観て頂けた方がいらしたことにやりがいを感じ、楽しく１日を過ごせました。 これまで、試験的にやったのも含め、４回ほどユーストリーム中継をしましたが、１つの競馬場で中継的にやることも、時間が許せば実施していきたいと思いますが、より効果が見込める放送の仕方とすれば、「クリック！地方競馬」的な、短い時間で凝縮した形で各地を振り返るものや、１つの競馬場に絞って、グリーンチャンネルの「先週の結果分析」のような振り返り番組を行うのが良いのかな、と感じました。 その週の馬場の傾向、レース回顧をする上で次走の狙い馬を紹介するなど、短い時間でビシッと締まる番組にできるんじゃないかな、と感じました。これは、全日本新人王争覇戦が行われる日に、高知でちょっと考えたいと思います。 南関東は４場あって頭数も多く、それを全部把握するとなると大変な労力が必要になりますが、入厩頭数がそれほど多くない主催者の競馬であれば、現地にいなくてもレースを見て、各馬の特徴は掴めてくるようになります。ですから、上述したような番組を定期的にやろうとするならば、高知や荒尾、ばんえいと言った、何週か見ていけば頭にすぐに入ってくるような頭数で競馬をしている主催者で放送してみる手はあるのかな、と思います。 今年は、ユーストリームを活用し、ツイッターと連動させて双方向の放送を展開させるという試みを、地方競馬で行っていくことを目標に、楽天競馬ともども、頑張っていきたいと思います。 さて、10月から３カ月間、南関東で騎乗したアラン・ムンロ騎手が、５日の昼の便で日本を発ちました。あっという間の３カ月でしたが、南関東で16勝、北海道で１勝と全17勝を挙げました。さらに、イタリアと香港のＧ１に騎乗しに行ったりもしているので、普段から飛び廻っている人のバイタリティーにも感心しました。 香港から帰ってくる日も、その前の週に「月曜の昼に着くので、もし可能ならその日の川崎に騎乗したい」と言われ、大井と川崎に確認し、後半レースの騎乗をＯＫ頂き、その日に１勝挙げたというのもありました。僕が英語が全く喋れないし、コミュニケーションが取れないことが多かったし、現地にいることも少なかった中、大井の中村尚平騎手には常に間に入ってもらい、通訳をしてもらったりしながら、３カ月を過ごしていきました。同じ日本の競馬でも、ＪＲＡと南関東の競馬スタイルの違いから、思うような競馬もできず、本人もストレスを感じる日々もありましたが、最終日に２勝することもできましたし、満足の行く遠征だったと感じます。 ４日の昼、大井競馬場近くで、調教師数名を含む関係者でお別れパーティーを行いましたが、そこでも皆さんと楽しく会話していました。ムンロも日本語を覚えてきましたし、英語の話せない人たちとも和気藹々と楽しんでいました。（井上師からプレゼントされた「必勝」のはちまきをするムンロ。左が中村騎手）「皆さん、非常に仲が良く、フレンドリーだし家族的な雰囲気が大井にあり、楽しく過ごすことができました。また来たいと思いますし、また海外に来たいと思う大井の関係者がいたら、喜んで協力したいと思います」と話し、日本的な義理人情を感じ、また備わっているムンロ騎手らしいコメントでした。 南関東も、デムーロ騎手の弟が短期免許を取得するなど、国際的になってきました。ばんえいが夏にいよいよ３連勝式馬券を導入しますし、各地で話題豊富な2011年。今年の地方競馬は、皆さんに身近に感じて頂けるようなことを我々もしていくことで、ＪＲＡに近づけるような盛り上がりを見せていけるよう、頑張っていきたいと思います。 改めて、今年１年、よろしくお願いします。
2011年01月07日
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年末も年始も営業中
明けましておめでとうございます。南関東地方競馬は、川崎競馬開催中です。（開催は７日＝金曜日まで）年末年始、地方競馬は休まず開催しております。皆さん、今年の初競馬はもう楽しまれたでしょうか？？わたくしも、今年は年末大井・年始川崎とフル出勤です。日記調にちょっと振り返ってみます。２０１０／１２／２４・２５大井場内で実況。２５日は、珍しく１日９レース制。夜型人間でナイター大歓迎のわたくしですが、さすがにこの時期のナイターは寒くて凍えそうでした…。２６年内最後のホリデー。有馬記念はハズレ…。２７・２８大井競馬テレビ中継前半担当。徐々に大賞典へのムードを盛り上げる。前回このコラムで書いた遠征馬の活躍が少なくちょっと焦る。２９大井競馬テレビ中継後半担当。東京大賞典当日。スタジオでレースを観戦。スマートファルコンの逃げはものすごいペースだということがモニターで見ていても分かった。そして、あのペースで走ってしまえば後続はどうすることもできず。圧巻の逃げきり。スマートファルコンは兄弟制覇＆親子制覇。（兄弟１９９９ワールドクリーク。親子２００２ゴールドアリュール）１９９９年の東京大賞典は場内で見ていて、メイセイオペラが馬群に沈んだ時の場内の「シーン」という静寂が印象に残っている。フリオーソが負けたのは残念でしたが、スマートファルコンが見せたパフォーマンスは今年のダート頂上決戦に相応しいものだったといえるでしょう（→結果）。３０大井競馬テレビ中継前半担当。メインレース表彰式担当。メインは東京シンデレラマイル。空くかな？空くかな？と思ってみていたザッハーマインの前が、直線でポッカリ空いてアッサリ抜け出す（→結果）。南関勢とのレースでは５８キロでも全然問題なし。「この馬は勝つことが宿命」と的場文男騎手はインタビューで語っておりましたが、グレードレース戦線で再びミラクルレジェンドと戦う運命なんでしょうか！？３１大井競馬テレビ中継前半担当。メインレース表彰式担当。東京２歳優駿牝馬はクラーベセクレタが快勝（→結果）。騎乗の戸崎圭太騎手。今年は帝王賞も勝ったし、年内最後の重賞も勝っていい１年だったのでは？と尋ねると、「今年はふがいないレースばかりで…」と反省することしきり。目標に挙げた４００勝には届かなかったものの、堂々の南関東リーディング。２０１１年はもっと頑張ってくれることでしょう。そして「コンサートボーイ里帰りイベント」担当。現役で走っていたときはよく応援したコンサートボーイ。さすがにおじさんになっていたけれど、パドックを回りながらテンションが上がって汗をかきはじめた。現役時を思い出したのだろうか。最終レース終了後ながらたくさんのファンが写真を撮っていて、引退してからもまだまだ人気があることを実感。そして、パドックは風を遮るものがなく、クリスマス以上にものすごく寒かった…。場内に設置された＜コンサートボーイメモリアルブース＞イベント終了後は、古谷剛彦氏の楽天競馬ユーストリーム中継を見物。大晦日ということで、２０１０年の地方競馬を振り返っていたら、高知最終レース終了後１時間以上も喋ってしまった。実況、パドック解説に、１年の回顧では某番組ばりに「喝」「あっぱれ」を叫びまくる古谷氏…ホントに多才（→古谷氏ブログ）。２０１１／１／１場内実況後半担当。実況は久々。いい天気で実況席はポカポカ。途中から、ファンファーレを鳴らす機械の調子が悪くなる。大いに違和感。昨年中盤の川崎競馬を盛り上げた、コッツウォルズの不発にガッカリ。個人的には追い込み馬が好きなもので…。２場内実況前半担当。川崎名物毛色限定レースの１つ、ゴールデンホース賞が行われる（→結果）。出走馬がすべて栗毛だったものの、「派手な栗毛」は見当たらず。ゴールドシチーやトウショウファルコのような尾花栗毛の方が珍しいわけですが、ユキチャンが引退した今、南関東に毛色で目立っている馬はいなくなったかな？そして、山の神のすごさに感動。３場内実況後半担当。機械の不調の影響で、重賞ファンファーレが流れず。当日レースをご覧になった方は、びっくりされたことと思います。実況する方もドキドキでした。その、メインの報知オールスターカップ。ボランタスがどんなレースをするのか注目していたら、ゴールドカップのように向正面から一気の進出。東京大賞典に出ていてもいいところがあったんじゃないかと思うくらいの鮮やかな勝利（→結果）。山崎誠士騎手も「交流重賞でもいい勝負ができる」と手応えを感じたようです。次は川崎記念で地元代表としてＪＲＡ勢を迎え撃つことになるでしょうか？そして、どうしたマグニフィカ…。４場内実況前半担当。１Ｒのアクシデントも喋りながら見ていました。翌日の新聞で、大変な状態だということを知りました。本多正賢騎手が早く回復して競馬場へ戻ってきてくれることを願うばかりです。毎日思うのは、とにかく全馬が全力を出し切って無事にレースを終えてほしいということ。正月開催恒例の、地方交流・大師オープンは、マズルブラストが貫録勝ち。メンバー的に力が違った。ヴァイタルシーズもあの形ならまだまだやれることを証明（→結果）。次回の開催、２７日（川崎記念の翌日）には同じ条件の多摩川オープンが行われます。５２０１１年最初のホリデー。金杯はスルーして金沢競馬に注目。その１つ前のレースではナムラアンカーが自分でレースを作って圧勝（→結果）。４月以降の来シーズンは、ジャングルスマイルとの対決が楽しみです。メインのプリンセスカップ。ヒャクマンゴクが力の違いを見せました（→結果）。金沢の明け３歳馬は、冬休みに入ってしまうのもあってこの先どこを目指すのかちょっと難しいところがありますが、ザハヤテオーとともに地元のレースを盛り上げてほしいと思います。６場内実況後半担当。機械も復調し、普段通りのファンファーレが復活。なんかホッとする。年明けからラッシュをかける戸崎騎手が１日４勝の固め打ち。きっちりと結果を残すところはさすがリーディングジョッキー。川崎競馬のお正月開催も明日で一段落ということになりますが、毎日ここには書ききれないくらいの出来事がありました。そんな中から抜粋するとこんな感じです。そして今年も、それぞれの場の実況席からホットな話をお伝えしていきたいと思っております。改めて、２０１１年も南関東地方競馬を、そしてこの日替わりコラムをよろしくお願いします。では。
2011年01月06日
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ばんえいお正月開催
皆様、新年明けましておめでとうございます 新しい年は どこで どなたと どんな風に迎えられましたか？ 私はと言えば、３１日夕刻より姉家族と一緒に夕食を取り、紅白歌合戦を見ながら甥姪たちとビンゴゲーム。 自宅に向かい駐車場で車を降りると、１キロほど先の帯広神社から除夜の鐘が聞こえてきました。 お風呂に浸かり、眠りに就いたのは３時ころだったと思います。 そして１日。朝９時帯広競馬場へ。 毎年元旦の開門セレモニーの進行をさせて頂いていますが、今年は青空の広がる晴天 （年末の予報では暴風雪だったので覚悟していたのがウソのようでした） でも、風はピリッと冷たく 身が引き締まる感じでしたね。 開門前からファンが並び９時５０分、恒例の帯広平原太鼓が打ち響き、鏡開き。 そして１０時のオープンと同時に、振る舞い酒 紅白饅頭 ばんえいカレンダーなどが、騎手を中心に関係者からファンへと手渡されていきました。 そして第１Ｒの締め切り後に改めて主催者・関係者がスタンド前に並び、米沢則寿帯広市長からの新年のご挨拶があり、２０１１年最初のレースがスタートしました スタジオもお正月モードです。 お正月開催は１日から５日まで、そう今日までです。 ばんえいのお正月開催は、単独開催よりはるかに前からですので、市民にも定着しており、常連のファンの方以外にも家族連れも多く、ばんえい福袋を手にレース観戦されていました。 さぁ２日目。 新年最初の重賞レース 帯広記念です。 カネサブラックが１番人気となってレースを迎えました。 馬場水分はちょっと重めの１．９％。 私は今回もフクイズミから。（彼女が現役である限り応援します） ゲートが開いて、いの一番に飛び出して行ったのはニシキダイジン。 難なく２障害前にトップで辿り着き、先ず一腰。 坂の中ほどでちょっと一呼吸、もう一腰で８分目、藤野騎手の気合が入り、グィッグィッと２度ほどで山をクリア、先頭で下って来ました。 あとはゴールを目指すだけ。 内からナリタボブサップが接近、一瞬交わされたものの 粘り強さは自信ありのカネサブラック。 もう一度差し返し ゴール前で止まったボブサップにリードを取りました。 カネサブラックもゴールライン上で止まりかけ、アッと思いましたが、すぐに動き出し 見事に勝利を修めました。 私のフクイズミは７着・・・・・ 翌３日は、明け５歳の重賞 天馬賞が行われました。 １番人気はキタノタイショウです。 誰もがこの世代のチャンピオンホースというほどの注目馬。 スタート直後から先頭に立って、第２障害もあっさりクリア。 その後はスピード感あふれる速さで後続を寄せ付けず圧勝です この後の古馬の重賞は、１月３０日ヒロインズカップ（牝馬）ＢＧ２ ２月２７日チャンピオンカップ（重賞優勝馬限定）ＢＧ２ そして大舞台３月２７日ばんえい記念ＢＧ１へと向かっていきます。 今日までのお正月開催、２日間空いて８日（土）からは通常通りの開催です。 ９日（日）は、ばんえい史上初の ファン投票で選ばれた上位１０名の騎手による「ゴールデンジョッキー賞」が行われます。 投票結果はこちら１位 阿部武臣 騎手 １９１票２位 浅田達矢 騎手 １８４票３位 尾ヶ瀬馨 騎手 １０１票４位 鈴木恵介 騎手 ８６票５位 大河原和雄 騎手 ６０票６位 松田道明 騎手 ５９票７位 貝羽智生 騎手 ３９票８位 藤野俊一 騎手 ３６票９位 大口泰史 騎手 ３０票10位 藤本匠 騎手 ２９票 是非、ご期待下さい。 チョット時間的に 大幅に前後して申し訳ありませんが、 ばんえい競馬の看板娘キヨちゃんこと 佐藤希世子騎手が１２月末で引退を致しました。 ２００２年にデビューし、２，２０２戦１４３勝。 キヨちゃんが馬と出会ったのは高校生のころでしたが、サラブレッドからばんばへと辿った歳月は、多くの人たちとの繋がりで作り上げられ、騎手になったのは２０代後半でした。 私も実況界デビューが３０歳だったので、彼女がどんな思いでこの世界に飛び込んだか、そして女性であるがゆえの居場所に戦った事も 解る気がします。 「言ってくれれば何でも協力するよ、リッキーとのイベントだってどこへでも行くし」 と広告塔も買って出る人です。 勿論、厩舎の仕事が優先なので、いつもとはいきませんでしたが、ファンサービスは快く参加してくれました。 そんな彼女ですが、仲間の結婚式などになると大変身です お化粧も上手ですし、とってもお色気のある女性になっちゃいます。 ホント！ デビューしたての頃、ジョッキー姿とカウボーイ姿の彼女がモデルのばんえいのポスターがありました。 記憶にある方もいらっしゃるかも・・・。 知らずにみると、違う人だと思った方も多いと思います。 あっ、言っておきますが、キヨちゃんはツルツルスベスベお肌で、均整の取れた顔立ちです。 基礎がちゃんとしてるので お化粧も映え、美しいと言う事ですので 誤解の無いように 佐藤希世子騎手 引退セレモニーでのひとこま 次の道へと進んだキヨちゃん、これからも元気で頑張って下さい ・・・と、年末年始のばんえい競馬からお伝えしました。 あ、大切なお知らせ。 ばんえい競馬もいよいよ今年の夏から ３連単・３連複が始まることになったようです。今のところ、８月５日スタートの予定だそうです。 お楽しみに～ では、今年も一年よろしくお願い致しま～す
2011年01月05日
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新たな年に、何が出来るか
皆様、新年明けましておめでとうございます。 競馬ファンの皆様にとり、今年が実り多い年でありますように。そして関係者の皆様にとって、今年が活躍と飛躍の年になりますように、心からお祈り申し上げます。 年末年始は、公営競技にとってはかき入れ時。とりわけ大晦日のレース場は、昔から多くのお客様の来場で盛り上がりますし、新年はやはり「○○始め」という縁起を担ぐ言葉もあるように、遊びにも気合いが入るところです。 この年末年始は、折からの景気回復基調を受けてか、仔細に調べたわけじゃありませんけど、各レース場の数字を見ていると悪くない営業成績で来ているようです。年末のビッグレースは、まさかの欠車というアクシデントに見舞われたオートレース以外は悪くない売り上げをマークできたようで、売り上げが上がらなかったＪＲＡも中山への来場者は前年を上回る盛況でした。 依然として公営競技業界全体としては厳しい状況に違いはありませんが、それはこれまである意味「余裕のある時代に何もしてこなかった」ツケをまだ全て払い終わっていないということ。それはこの業界だけのことでもないでしょう。 それでもお客様がいまもついてきて下さっているということに着目しながら、より一層の奮闘を展開していく時期なのでしょうし、しかるべく頑張れば成果が出るような経済的背景が整ってきていると見ることも可能なのではないかと、私は感じています。 実は、年またぎでボートレースの番組に出演させて頂いたのですが、その中で「来年のボートレース界はどうなるか」という話を、漢字一文字で表しながらしなければならないシーンがありました。 私は頭の中では公営競技業界全体をイメージしながら、「楽」という字を選びました。 正確には、「楽しみ方」ということがテーマになるという意味で、そのような話をしたのですが、実際に話をしてみて、やはりこのことは種目問わず公営競技全体で今年大きなテーマになるはずだと改めて感じました。 どういうことが、レースを楽しむお客さんにとっての「楽」になるのか。そのために出来ることは何で、本当に出来ないことは何なのか。これまでなかったような新たな楽しみ方を開発することは本当に出来ないのか。出来るとしたら、それはどういうプロセスで実現できるのか。 そうしたことを真剣に考えることなくして、公営競技が今後も続いていくと言うことはあり得ないでしょう。 これまでの形や流れにとらわれることなく、さりとて変化「だけ」を追い求めることなく、限られたお金や資源を有効に使いつつ、「楽」をどうやって提供できるか。それを真摯に追求することしかないはずです。私も、そういうことを考えながら、自分として何が出来るかということをアナウンサーとして表現していきたいです。 その一方で、ファンの立場としては、券を買ってまさに「楽」しむことが、とりもなおさず大好きなレースやプレイヤーを支えることになる。今年も積極的にどんどんレースに参加しながら、公私両面からレースを支えて行ければと思います。 年末年始は仕事が続き、私の「競馬始め」は明日の金杯から。地方競馬は、週末の帯広には参加したいと思っています。 残念ながらいずれもレース場には行くことが出来ませんけど、今年の流れを決める最初の戦いに、心して臨むつもりです。 ちょっと大げさ？ 本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
2011年01月04日
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正月開催
明けましておめでとうございます。競馬ファン、とくに地方競馬を楽しまれるファンの方々におかれましてはもう「打ち始め」はとっくにお済みですよね。私も元日に川崎競馬に突撃して参りました。馬券の成績は・・・トントン・・・嘘です、少し負けといったところまあそんなに負けなかったからよしとしましょう。お正月開催の川崎競馬場の場内は例年の事ながらの大賑わい。写真がないのは残念ですが、獅子舞に扮した誘導馬に晴れ着姿のお姉さんが騎乗するコスプレに始まり、大きな大きなビッグり焼き鳥や年明けうどん。お正月ならではの盛り上がりようでした。すぐ近くにある川崎大師から直！というお客様も多く見受けられました。しかし以前訪れた時に比べて寒さをしのげる場所がはるかに増えていたのには驚きました。冬の競馬場最大の敵は寒さです。あまりに寒すぎると帰りたくもなりますし、パドックなんて行きたくなくなってしまいます。そうすれば当然購買意欲も落ちるってものですよね。敷地が広く大きく開けた馬場があるためスタンドのオープンなスペースにはビュービューと寒風が吹き抜けますからね。こういった細やかな気遣いは本当に嬉しい限りですよね。川崎競馬場のみなさんありがとうございます。さて我らが中央競馬は明後日５日が開催初日。お正月気分もそこそこに毎日仕事に励んでおります。今年は元日だけは全休日をいただくことが出来ましたが、明後日と後に控える８日、９日、１０日の開催に向け追い切りやら出馬投票やらが盛りだくさん。ですから今度のお休みはだいぶ先の１１日です・・・いやいや泣き言言ってちゃあいけませんね。お客様も大勢お越しいただける金杯の開催ですから、我々も頑張る甲斐もあるってものです。そんなこんなでもうすっかりお正月気分なんてどこかへ消えてしまっているトレーニングセンターですが、所々に名残惜しいお正月の余韻が残っています。国枝厩舎の大仲には小さな小さな鏡餅。大仲の入り口には小さなお飾り。そして多くのお客様を迎え入れる調教師の部屋の前ではジョッキー人形が良い仕事をしてくれています。まあ厩舎でお正月を感じられるのはこの程度。事故の無いよう今年も一年頑張りましょう。
2011年01月03日
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水沢競馬場に行ってきました。
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします！ あっ。南関東明け９歳トリオからファンの皆さんへ年賀状が届いています（＾－＾） こちらをご覧ください。 岩手競馬に矛先を向けてみると、12月31日の桐花賞は菅原勲騎手騎乗のロックハンドスター（岩手・瀬戸幸一厩舎）が圧勝し岩手の頂点に立ちました。岩手クラシック３冠と合わせて、４冠馬。ほんと、岩手競馬の宝馬ですねぇ。 12月下旬、水沢競馬場におじゃましてきました。 ロックハンドスターさんは、阿部厩務員から美味しいお食事を作ってもらっているところだったので、かなりそわそわモード。この写真は、唯一止まっているときに撮れたもの(^^ゞ どんなに強くてカッコいいロックハンドスターさんも、カイバを待っているときは他のお馬さんたちと一緒なんですねぇ。そんな姿も微笑ましかったです。 強い相手と戦って、へこたれずにどんどん強くなっていったロックハンドスターさん。元々強いお馬さんではありましたが、さらに一戦ごとに強さを増している成長力には、いつも一番近くにいる瀬戸調教師も阿部厩務員も本当にうれしいでしょうねぇ。ロックハンドスターさん、どこまで強くなるんでしょう。 一方、ロックハンドスターさんの同厩の弟分ベストマイヒーローのスケールの大きさも話題を集めていますねぇ。 やっぱ、明け３歳馬（撮影時は２歳）なので、まだすっごくあどけなくてかわいらしかったです。お母さんのエミネントプリティは北海道出身で南関東で走っていたこともありました。02東京２歳優駿牝馬はパレガルニエの４着に入るなど、翌年の桜花賞にも出走した馬です。母となって２番仔のようですが、いい仔を送り出しましたねぇ。 ベストマイヒーローは今日、水沢競馬場の金杯で２歳３冠達成を目指すそうです。先ほどオッズを見たら1.0倍。どんな強さを見せてくれるんでしょう。 ロックハンドスターさんもベストマイヒーローも、いずれは南関東遠征も視野に入れていきたいという瀬戸調教師のお話しでした。迎え撃つ南関東勢も負けられませんねぇ。 実はこの日、岩手に転厩して初めて水沢競馬場で走った愛馬サウンドサンデー（水沢・佐藤浩一厩舎）の応援に行ってきたんですよ。 この日は残念な結果に終わりましたが巻き返しを期待したいと思います。 船橋にいたとき、パドックではちょっと気合いが乗るくらいで結構落ち着いて周回していた馬でしたが、プライベートでは、調教でも馬房でも洗い場でも、７歳馬（今年明け８歳）なのに２歳馬か？っていうくらい、もうヤンチャで元気いっぱいで生き生きしているのがサンデーの素顔でした。でも、そんなサンデーも生き物ですから元気がないときもあり・・・そうすると、結果にも・・・。 そんなキツイ気性の馬だからこそ、気持ちがものすごくものすごく大事な馬で、気性だけで走っていると言っても過言ではない面がありました。末脚から繰り出される最後の爆発力は、本当にもう素晴らしかったですから。 浩一調教師のお話しでは、年明けの最大目標は１月10日のトウケイニセイ記念を視野に入れているそうで、来シーズンに突入したら、芝を使っていきたいというお話しをされていました。サンデーにとって、南関東からの遠征競馬時も相性抜群であることは実証済みですからねぇ。早く水沢のお水に慣れて、元気印のサンデーが、盛岡の芝で肩掛けを取って欲しいなって応援し続けたいです！ 岩手の情報は、ケイシュウの深田トラックマンのブログに詳しく出ていますのでご覧くださいね。 水沢開催は、今日２日と３日。そして、８日、９日、10日です。
2011年01月02日
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極秘資料!?
競馬ファンの皆さま、新年明けましておめでとうございます。 本年も、変わらぬご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いします。 それにしても、きのうは寒かった…。 きょうは何とか穏やかであってほしいものなんですが、どうやらまた雪の予報となっているようですわ。 園田競馬場に来られるファンの皆さまは、どうか防寒対策だけはしっかりおこなってくださいね。 きょう元日は、小牧太騎手＆吉田勝彦アナのトークショーがあります。 昨年一年を振り返って、各場面での心境を語ってくれるとのことです。 必見ですよ。 お越しになることができる方は、どうぞいらしてください。 なんで、もっと直接的に、来なはれ！と言えないかというと、元日というのはなかなか家を空けることができないんですよね。 例えばの話、普段は家に居場所がないお父さま方も、いつもの調子で元日から競馬に行っちゃえ！と家を出ようとすると、奥様から「お父さん、元日ぐらい家にいなはれ！」 と首根っこをつかまれてしまう。そんなことがありますもんね。 いえ、これ例えばの話ですよ。 具体的にお宅がどうのってことではないですよ。 まぁ、ぼくは元日ぐらいは家で家族団らんが一番いいと考えますけどね。 しかし、そんな状況でも来てくださるなら大歓迎ですので、お待ちしております。 さて、本年最初のブログですが、何やら物々しいタイトルになってしまいました。 決して極秘ではない資料をちょっとだけ公開するってだけの話です。 兵庫県競馬では、全レースのパドック解説をおこなっています。 これは２０１０年春にスタートしたもので、以前はメインまでの３レースのみの実施でした。 全レースになると、結構大変で、何しろずーっと喋ってるわけです。 もちろん実況もしますし、なんやったらマイクの前以外でも喋りますので、ホンマに喋りっぱなし。 ただ、いまは三宅アナが半分ぐらい(ときには半分以上)やってくれるので、ホントに大助かりなんです。 まぁ、喋りに関してはそれが商売ですから苦にしていてはいけないことなので、喋ります。 それよりも大事なことは、お客さんにレースのヒントをちゃんと伝えられるかどうかというところです。 そのために作り上げた資料が、この決して極秘ではない資料なんです。 これはきょうの７レースの部分です。 兵庫県競馬は2009年春から新番組編成を開始しました。 全体を７クラス(Ａ１、Ａ２、Ｂ１、Ｂ２、Ｃ１、Ｃ２、Ｃ３)に大別し、昇降級も明確化され、以前に比べて非常に解りやすい編成となったのです。 となれば、これまでの実績は重要視されるべき。 例えば、Ｃ３クラスにＣ２を勝ったことがある馬が降級してきたら、これは家賃が安いやろ！とすぐに本命候補になったりするわけです。 ただ、クラスを細分化したり、秋にＪＲＡの未勝利戦がなくなるのに伴い、強力な未勝利馬(ＪＲＡ未勝利馬はＣ２に編入)が大挙移籍してくるＣ２クラスなどは、上位条件以上のハイレベルもあり、クラスが絶対視できるとは言い難いところもあります。 それでも以前に比べて解りやすくなったのは事実で、実績もある程度は参考になります。 ７番のダーインスレイヴと１２番のポリッシュアップは、ＪＲＡ未勝利馬。 移籍後は同じように移籍してきた馬たちとの対戦で苦杯をなめてきたものの、ここでようやく勝つ順番が回って来たのではないかという存在。 おそらくこの２頭が人気をするでしょうし、上位に顔を出すのは間違いないところでしょう。 ちなみに、この２頭の戦績にある『ソコソコ』というのは、まさしくＪＲＡでソコソコ走ってた馬という、ぼくなりの評価です。 ＪＲＡでソコソコ走る馬は、園田ではかなり走るとみて良さそうです。 じゃあ、次の３番手の馬はどう選ぼうかというときに、過去の実績が役に立ちます。 １番のパエストゥムの戦績にある『Ｃ１』と書いてあるのは、Ｃ１クラスを勝っているということで、その横の丸数字はその回数を表しています。 つまり、パエストゥムはひとつ上のクラスのＣ１を２勝しているということです。 しかも、Ｃ２も３勝しているわけですから、本来楽勝してもいい立場ってことです。 ですが、先ほども書いたように、強いＪＲＡ未勝利馬たちがいるＣ２は、普段のＣ２とは全く違うので、鵜呑みにはできないのです。 それでも他の馬との比較ではやはり優位であることは間違いありません。 次に好成績なのは９番と１１番で、Ｃ２を２勝の実績です。 ２番もＣ２を勝っている馬で、馬名のとなりにある『降』という字は、降級馬であるということ。 ならばこれもチャンスか。 ４番もＣ２を勝っていますが、横にある『リ』というのはリミテッド競走の意味で、限定戦での勝ち鞍なので、相手関係が軽かった可能性があります。 加えて、勝利日(最終勝利日)の欄を見ると、０９年の１０月１２日。 つまり、１年以上勝ち鞍から遠ざかっているということなのです。 手が出しづらいところです。 ５番はＣ３を６勝もしていますが、Ｃ２の勝ち鞍はなし。 どうやらＣ３でこその馬のようです。 この観点からいくと、７番と１２番を中心ですが、もしそのラインが破たんをきたせば、１番、９番、１１番、２番が食い込んでくるかも知れませんよ。 あとは岩手からの移籍初戦で２着になった３番の評価が難しいところなんです。 『水』とあるのは岩手の水沢競馬場での勝利ということ。 岩手の馬とは力量比較が難しいところですが、当時の成績にムラがあるところを見て、控えめの評価が妥当とみるべきでしょうかね。 過去の実績がストレートに反映されるかというと、必ずしもそうではありませんが、人気薄の馬が高配当を演出したときに、過去に実績を持っていた、なんてこともけっこうあるもんなんですよ。 きょうの７レースは、そんなことを少し気にしながらご覧ください。 今年も兵庫県の競馬を、どうぞよろしくお願いします。〓Weeklyトピックス〓筆者の都合により、休載とさせていただきます。竹之上次男
2011年01月01日
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