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土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。 昨年の兵庫県年代表馬に選ばれたのは、3歳牝馬のトーコーニーケでした。 同馬は昨年、9戦して5勝。そのいずれも重賞という輝かしい戦績。 しかも、年末の大一番、ファン投票&記者選抜で行われる『園田金盃』で古馬の並み居る強豪をも蹴散らし快勝して見せました。 4歳になった年明け初戦に選んだ『新春賞』では、2番人気に支持され、重賞連覇を期待されましたが、結果は6着。それでも『園田金盃』の勝利がフロックであるとは誰も思ってはいません。 むしろ、JRAの強豪相手に『関東オークス』で2着した実績からは、当然の結果だったとも言えます。 その証拠として“年代代表馬”の称号を得たわけです(選考委員のひとりであるぼくは、ダートグレード勝ちのタガノジンガロに投票しましたが…)。 そんなトーコーニーケが今週出走。当然注目を集めるわけですが、なんとそのレースは準オープン(A2)のレースだったのです。 1月の格付け修正で、同馬はA2にランク付けされていたのです。 こうなった経緯を説明すると… 兵庫県では3歳馬を古馬に編入するのは7月。 その際、最上位の馬でも準オープン(A2)に格付けされます。 どれだけ勝っていようと、例えばダートグレードを勝っていようと、オープン(A1)には格付けされません。 この世代で最も活躍し、最も賞金を稼いでいたのがトーコーニーケでした。 『関東オークス』(Jpn2)で2着と好走し、他にも重賞を4勝していましたが、やはりA2クラスに格付けされました。 陣営は古馬との初戦はA2ではなく、重賞の『兵庫サマークイーン賞』を選択しました。 結果は11着となり、その後は休養に入ります。 休み明けの11月に川崎の『ロジータ記念』に出走。3番人気に支持されましたが、6着に敗退。 叩き2走目となった『園田金盃』で、並み居る古馬勢を破って快勝したのです。 実は、この『園田金盃』のときが、90日以上休んでいたことで、なんとB1クラスに降級していたのです。 ここで、兵庫県のクラス分けのおさらい。A1 オープンA2 準オープンB1B2C1C2C3 と古馬は7クラスに分けられています。 さて、B1の身で『園田金盃』に出走して、逃げ切り完勝したトーコーニーケ。 ポイント上では、ようやくA2クラスに上がったところでした。 古馬の重賞を勝っても準オープン。 年明け初戦は『新春賞』で6着。そしてこのたびの自己条件戦(A2)に至ったわけです。 ファン投票&記者選抜で選出された強豪馬で争うグランプリレースが『園田金盃』。 そこを勝った馬が準オープンなんて、おかしな話です。 しかも、同馬は年代表馬にも輝いています。 そんな最強クラスの馬が準オープン…。 そら、負けるはずがありませんわね。 年代表馬がA2に出走するというのは、実は昨年もありました。 ユメノアトサキ(引退)が代表馬に選出される前の12月にA2に出走(2着)。そして代表馬になってからもA2で2連敗をして引退となりました。 ただ、同馬は古馬へのクラス編入後は重賞に挑戦するも未勝利でした。 なので、今回のように古馬重賞を勝っていたわけではなく、納得と言えば納得です。 ぼくは今回の事象は“園田の恥”だと思っています。 昨年、園田で最も重賞を勝ち、賞金も最も稼いだ(グランダムジャパンのボーナス含む)馬が準オープンに格付けされる。 最優秀3歳、最優秀牝馬となり、年代表馬にも選ばれた馬。 また、グランダムジャパンの3歳シーズンでぶっちぎり優勝。 NARグランプリの3歳最優秀馬にも輝いた馬が準オープン…。 クラス編成の見直しがなされる1月に、オープンに昇級させて、誰が文句を言えようか。 今回の格付けには、あまりにもがっかりさせられました。 年代表馬をナメるなよ!! ちなみに、トーコーニーケは今回の勝利でもまだA2格付けなのです。 しかし、これ以上の恥の上塗りは許されないので、馬主さんと吉行調教師に絶対A2のレースは使わないでください!!と懇願しておきました。 そして「絶対使わない」と約束してもらいました!! 次走は名古屋競馬場の重賞『梅見月杯』(2月27日・1900m)に向かいます。 これは当初からの予定通りでした。 ただ、そこで4着以下ならまだA2クラスなので、そこでA2に出走しないように懇願したのです。 陣営とすれば、置いてある賞金をとるだけのようなレースに出走させたいと思うのは当然でしょう。 それでも、そのような格付けは本当に恥! もう一度言う。 年代表馬をナメるなよ!!〓Weeklyトピックス〓★大失敗の実況… トーコーニーケについての続きにもなる話です。 ぼくはこのレースを実況していて、最後はとんでもなくヘタな実況になってしまいました。 なぜこうなってしまったかを説明します。 上記したように、同馬のA2格付けに不信感を抱いていました。 また、勝手にトーコーニーケ側になって「年代表馬をナメてくれるなよ!」と思っていました。 しかし、それは実況の中では言わないでおこうと考えていました。 ところが、4コーナーから楽々と先頭に並びかけ、直線で抜け出したときには、感情が抑えきれなくなり、とうとう「年代表をナメてくれるなよ!」と思わず喋ってしまったのです。 コントロールできなかった感情を、うまく処理できず、ワチャワチャになり、あんなヘタクソな実況となってしまいました。 だから、何か言おうとしてあのようになったのではなく、むしろ何も言わないでおこうと思っていたのに、思わず口をついて出た自分の言葉に泡食ったわけです…。 いずれにしても、お聞き苦しい実況になり、申し訳ありません…。 あとでトーコーニーケに騎乗していた川原騎手にも「噛んでたね(笑)」と笑われました…。 他の騎手や調教師にもからかわれてしまいました…。 何を言われてもしゃーないので、とにかく反省です…。★高松亮騎手、遠征後初勝利! 岩手から遠征中の高松亮騎手(28歳)が、1月27日園田競馬第8レースで遠征後の初勝利(14戦目)を挙げました。 「折り合いに気をつけてと先生に言われて、とにかく折り合いに専念しました。ペースが思ったより速く流れてくれたので、十分折り合いがつきましたね。内で脚をためて、直線でハジけてくれと思っていたら、うまく前が開いてハジけてくれました(笑)。自分の持ち味と思っている内を突いて伸びて来るレースで勝てたのが嬉しいです。そして、乗せてくださった関係者の皆さんに本当に感謝です」 しっかりとハキハキとコメントするあたり、かなりインタビュー慣れしているなと思わせます。 つまり、これまで多くの手柄を挙げているということ。 笑顔も爽やかで素晴らしい好青年。 あと3週間という短い期間ですが、今後の活躍も期待しましょう! なお、この日は最終レースにも勝って、一日2勝を挙げたのでした。 ちなみに、どちらのレースも3連単では10万円を超える高額配当となったのでした。 園田での初サイン。 ゲットしたのはこの方でした。 常連さんです♪★タガノジンガロ好発進!! 昨年の最優秀古馬に選ばれたタガノジンガロ(牡8・新子厩舎)が1月29日のオープン特別に出走。 2番手から楽々抜け出して4馬身差の楽勝。 2015年は上々の滑り出し。 このあと2月にもう一度オープンを使い、3月17日の『黒船賞』(1400m・高知競馬場)を目指すことになります。★エーシンサルサ、復帰間近! 昨年春から夏にかけて6連勝、重賞3連勝を成し遂げたエーシンサルサ(牝5・橋本忠厩舎)が、能検に出走して、復帰間近です。 橋本忠男調教師はレース復帰を急ぐのではなく、ゆっくり馬の具合を見ながら調整していく姿勢です。 いまのところ、復帰は3月頃になる予定です。★おでん電車 夏は『ビール電車』でしたが、冬は『おでん電車』です! きのう乗って来ました!酔って来ました!のせでんサイコー!!予約は30分で満席になったとのことこの写真、スマホの待ち受けにしています貸切の文字に心躍る♪こんなところにお品書きこんな感じの車内これらのお酒が飲み放題主役のおでん♪お弁当もセットで満腹諏訪調教師と♪ 春は『花見電車』が…。◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ さて、あすは友人宅で、新年会最終戦です♪
2015年01月31日
金曜日は古谷が担当します。 今週は月、火と北海道で過ごし、火曜夜に東京へ戻って、川崎記念当日はグリーンチャンネル地方競馬中継の解説を担当しました。 札幌にいた2日間はとにかく暖かく、大きな道路は走りやすかったんですが、除雪をしていない中小路などは、変に溶けたことで車は走りづらく、そして歩き辛い状況でした。 27日(火)は、ホテル札幌ガーデンパレスで、昨年のホッカイドウ競馬で活躍した馬や厩舎関係者を表彰する「北海道競馬記者クラブ表彰式」と「北海道地方競馬優秀賞」の表彰を合わせて行われました。 先週、門別競馬場でお会いした方もいましたが、今年初めてお会いする方々も多く、新年の挨拶をして表彰式の始まりを待っていました。受賞された人馬はご覧の通りです。『北海道競馬記者クラブ表彰式』◆平成26年度北海道競馬記者クラブ賞調教師 原 孝明騎手 宮崎 光行(最多収得賞金調教師及び、騎手)◆スポーツニッポン『最優秀新人騎手賞』騎手 水野 翔◆道新スポーツ『年度代表馬賞』サラブレッド系2歳オヤコダカ号馬主 森永 正志調教師 原 孝明サラブレッド系3歳以上ウルトラカイザー号馬主 中野 真吾調教師 林 和弘◆報知新聞『リーディングトレーナー賞』調教師 原 孝明◆日刊スポーツ『リーディングジョッキー賞』第1位 岩橋 勇二第2位 宮崎 光行第3位 桑村 真明『平成26年度北海道地方競馬優秀賞』◆優秀調教師賞 (1)勝利度数 第1位 原 孝明 第2位 田中 淳司 第3位 角川 秀樹(2)勝率 第1位 田中 淳司 第2位 角川 秀樹 第3位 原 孝明◆優秀騎手賞 (1)勝利度数 第1位 岩橋 勇二 第2位 宮崎 光行 第3位 桑村 真明 (2)勝率 第1位 宮崎 光行 第2位 岩橋 勇二 第3位 服部 茂史※選定基準調教師部門勝利度数・勝率でそれぞれ順位をつけ、ホッカイドウ競馬の基準で各上位3名を決定騎手部門勝利度数・勝率でそれぞれ順位をつけ、ホッカイドウ競馬の基準で各上位3名を決定◆優秀新人騎手賞騎手 水野 翔※本年度ホッカイドウ競馬の全期間にわたり騎乗し、勝利数・騎乗回数ともに基準を満たし、欠格事項に該当しない者を選定◆優良きゅう務員賞加藤 浩二(林 和弘きゅう舎)木下 陽介(原 孝明きゅう舎)丸田 卓宏(米川 昇きゅう舎)※選定基準:経験年数、勤務態度等を配慮し、15名の推薦者の中から3名を選定 年度代表馬に輝いたオヤコダカ、ウルトラカイザーともに、今シーズンもホッカイドウ競馬に在籍する予定です。ダートグレードで活躍した馬が、3歳シーズンに北海道に残るケースは大変珍しく、開幕を飾る「北斗盃」での出走が非常に楽しみです。 来週は、NARグランプリ2014の表彰式があります。ホッカイドウ競馬の受賞馬はありませんが、ハッピースプリントとプレイアンドリアル、ピッチシフターといったホッカイドウ競馬出身馬が表彰されています。そして、デビュー2年目の昨シーズンは、コールサインゼロで重賞2勝などの活躍が評価され、石川倭騎手が優秀新人騎手賞を受賞しました。その様子などを来週のブログで取り上げることができればと思っています。
2015年01月30日
木曜担当のよこてんです。 今週は岩手の騎手が登場した騎手対抗戦が二つありました。27日火曜日に川崎競馬場で行われた「第13回佐々木竹見カップジョッキーズGP」と、今日29日に名古屋競馬場で行われた「レディス&ヤングジョッキーズ2015」です。 今回のこのブログはそれらを採り上げよう・・・ということは前から決めていまして、で佐々木竹見カップの村上忍騎手が総合9位となった事でもあり、“村上忍騎手も鈴木麻優騎手も、また次のこんな機会での活躍を期待しましょう”みたいな予定稿を頭の中で考えていたわけですよ。今日のお昼頃までは。 それがなんと!やってくれちゃいましたよ鈴木麻優騎手!「レディス&ヤングジョッキーズ2015」、事実上の総合優勝です! 最初に細かいところをお断りしておくと、この「レディス&ヤングジョッキーズ2015」は“鈴木麻優騎手を含む5人の女性騎手”対“東海・北陸地区の5人の男性若手騎手”のチーム対抗戦、レディスチームとヤングチームのどっちが勝つか?と、レディスチームの5人の中で誰がトップか?の二つが賞の対象だったとのこと。男の子チームの方はそれがないし、そもそも“男女通じての総合順位”みたいな部分は賞の対象ではなかったそうです。 なので、鈴木麻優騎手は「最優秀レディスジョッキー」と「チーム勝利」の二つを手にした事になるわけですが、とはいえポイントも男女通じてトップなのですから、これは総合優勝、完全優勝だと言いたいところですよね。 1戦目は9番人気シンゼンマリリン号を3着に持ってきて波乱にだめ押しを加えた形。ただこの時は道中ずっとフラフラしていて、あまり褒められた騎乗ではなかった。★1戦目ゴール★降りてきた鈴木騎手もちょっと渋い表情 しかし2戦目は、ここも7番人気と人気薄だったスズカレビン号をスムーズに走らせて最後は叩き合いを制する形で見事な勝利。 先日までの水沢だと鈴木騎手の馬が“斤量が軽くて止まらない”感じで流れ込むシーンを何度も見ましたが、今回は普通の別定重量の56kg。彼女にとっても恐らく初めての56kgでもあり、1戦目より2戦目の方が厳しい戦いになるのでは?と想像していたところが、なにがなにが。叩き合いまで制しちゃったのですから驚くより他はありません。★2戦目。内は岩永騎手、女性騎手同士の叩き合いも初めての経験★川西調教師「あなたにこの馬の乗り方を見せて貰った気分だわ」と上機嫌★スズカレビン号を引いていたのはあの福山の3000勝ジョッキー・岡崎準元騎手。これは良いネタになったと思っておりました そしてなんといっても鈴木騎手にとってはこの名古屋が自身初の遠征レース。初めての名古屋競馬場で、初めての遠征レースで、初めての馬、初めての騎手を相手に戦っての2戦1勝3着1回。本当に強運の持ち主なんだなあ・・・と感心してしまいます。 皆川麻由美元騎手なんかも遠征競馬で良い結果を残す“強運タイプ”でしたが、鈴木騎手はそれを上回る“超強運タイプ”なのかもしれません。 2月28日には佐賀競馬場で女性騎手招待レースが行われるそうで、鈴木騎手も出場予定との本人談。次は他の女性騎手たちも簡単には勝たせてくれないでしょうけども、強運を武器に面白いレースを見せてほしいですね。 佐々木竹見カップの方は・・・と書き始めるとなんだか付け足しのようで申し訳ない。佐々木竹見カップでの村上忍騎手の成績は総合9位と、昨年の8位からひとつ順位を落とした格好でした。 2戦の着順は7着・8着。ただ、どちらももうひとつふたつは順位を上げられていいレースをしていましたし、もしそうであればもっと上位になっても良かった。 あとは「運」の部分になってくるんでしょうね。より良い馬を引き当てる、という事もあるし、レースで良い展開になる・良い状況になるという点もあるでしょう。なかなかこういう騎手対抗戦で上の方に入れない村上忍騎手ですが、恐らく、ちょっと運が味方してくれればいつでも表彰圏内に入ってくるくらいの段階にはなっていると思います。 今年の竹見カップの覇者は山崎誠士騎手。二年前に続き自身二度目の総合優勝でした。ちょうどこの名古屋の鈴木麻優騎手のように2戦して1勝3着1回の成績は安定感がありましたね。 現地で雑談をしていて気付いたのですけども、佐々木竹見カップはこれで6年連続して南関東の騎手が総合優勝しています。09年の内田博幸騎手も加えていいでしょうから事実上7年連続。他地区の騎手が総合優勝したのは08年の菅原勲騎手が最後です。 過去13回中で純粋に「他地区」の騎手が制したのは3度のみ。実は08年の菅原勲騎手は当時南関東で短期所属騎乗中で、それも除外するとしたら2度のみとなってしまいます(04年の鮫島克也騎手と07年の武豊騎手)。 このレースに出てくる位のジョッキーはもう“左回りだから”泣き言を言うようなレベルの人たちではないですが、それでもやはりちょっと個性的な左回りコースである川崎競馬場が舞台ということで、思った以上に「地の利」が大きいシリーズなのかもしれない・・・と改めて感じた今年の佐々木竹見カップでした。
2015年01月29日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 先日日曜日、中山競馬場で行われたアメリカジョッキークラブカップ。ゴールドシップの登場により、現地は多いに盛り上がっておりました。 ご覧下さい!柵のこちら側にこぼれ落ちんばかりに身を乗り出して、ゴールドシップの姿を見、写真に収めようとするお客様方の姿。スタンドの中も「普通の日曜日」としては明らかに多いお客様の入りで、ゴールドシップという馬がお客様方にとってどういう馬なんだということを、当日の競馬場の様子が饒舌に語っておりました。 しかし……競馬というものは難しい…… 最初の1コーナーを通過する馬群 7着…このメンバーの中にあってのゴールドシップとしては、誰の目から見ても「大敗」と言うべき成績。こういうこともあるんです、競馬というものは。そんなことは、関係者は勿論、お客様方は関係者以上に知っている。ゴールドシップがどういう馬か、ということ以前に「これが競馬だ」ということを改めて思い知らされた結果でした。 ゴールドシップがこうして検量前に上がってきたとき、通路の向こう側に集まった大勢のお客様方から、いわゆる「野次」が上がりました。それも群衆となったお客様方のあちこちから、そして次々と。 昭和の公営競技情では珍しいことではありませんでしたし、他の公営競技では(特に関西方面に行くと)いまでも目にする光景。しかし、JRAの競馬場でお客さんがレースの結果を受けてこれだけの野次を飛ばす光景は、久しぶりに見ました。 集まったお客様方は、わかっているのです。スポーツのプレーのことなのだから、そして馬も介在する競技なのだから、岩田ジョッキーを責めても仕方がない。それでもこうして負けて帰ってくるゴールドシップの姿を一目見て、声を上げたい。「どうしたんだ!僕らのゴールドシップに何が起きたんだ!」 お客様方の自然な気持ちが行動として顕れたものでしょう。 スポーツには、それを見て楽しむお客様方の存在は実は不可欠です。ましてや、競馬はお客様方がレースにお金を投じる「賭け」によって成り立つ競技。お客様方がこうしたシーンに接して、普段は示したくても示すことができない存在感をこのように誇示することも、当たり前と言えるでしょう。 最終レースの騎乗に向かう直前で、岩田ジョッキーは記者の皆さん方が囲む中、絞り出すような苦しそうな声で、レース中の様子を語っていました。 苦しいけれど、これがスポーツ。その岩田ジョッキーの表情は、むしろスポーツらしくていいシーンでした。 しかし……ゴールドシップについて伝えられたのは、それだけでした。 あのレースのあとで中山競馬場に響いたお客様の「声」は、運営サイドも含めた競馬関係者の胸に、どのように届いているのでしょうか……。 同じ日。最終レースが終わったあと、中舘英二ジョッキーの引退セレモニーが行われました。 寒い中、ウィナーズサークルの回りだけでなく、遠くのスタンド前のひな壇も埋め尽くすお客様方。最終騎乗となった6Rでゴールしたあとも、実況マイクが拾うぐらい大きな拍手を中館ジョッキーに送ったお客様方は、このときも口々に声援、そして別れを惜しむ声を投げかけておりました。 とりわけ、そこそこ年配と思われる男性ファンが次々と野太い声で「中館さーん」と叫ぶのが、印象的でした。いままさに競馬を支えているのは、こういうお客様方なのだと…。 決してG1をバシバシと勝つような活躍をしたわけではありません。しかし、彼の積み重ねてきた騎乗振りは、こうしてお客様方の心にしっかりと根を下ろす何かを伝えてきたということでしょう。 私はそれを「『ジョッキーとしてのありよう』と常に向かい合ってきた(姿勢)」とテレビに出演したときに申し上げました。 恐らく、こうして中館ジョッキーとの別れを惜しむお客様方の心の中に、それぞれの思いがあるはずです。 ジョッキーとしての彼の最後の姿に触れたい。そして一声かけたい。これもまた、お客様方が普段滅多に見せない「存在感」の発露ではないでしょうか。 私たちのように報道に携わる者も含め、競馬に携わる一人ひとりが誰のために、そして何のためにそれぞれの「プレー」をしているのか。誰のために、何のために「プレー」すべきなのか。 そんなことを改めた考えさせられた、この日の経験でした。
2015年01月28日
火曜日担当の太田です。 まだまだ真冬ではありますが、少しずつ日が長くなってきたように感じます。とはいっても夕方5時には真っ暗ですが・・・・。春が待ち遠しい~雪はもういらない~ といっているとドカ雪が降ったりしますよね。 25日(日)日曜日は4歳以上牝馬の重賞『第25回 ヒロインズカップ BG2』が行われました。有力5歳馬が参戦。古馬VS 5歳馬の戦いということで今後の牝馬戦(古馬牝馬戦は数少ないのですが)を占う意味でも注目でした。 人気は5歳牝馬女王の「ナナノチカラ」、昨年の覇者「ダイリンビューティ」、そして、早くも引退レースとなった「クインフェスタ」に集まっていました。 レースは序盤「ナナノチカラ」が飛ばす展開。しかし、第2障害手前でほとんど全馬が固まった体制となっていました。ラストランの「クインフェスタ」はやや後ろでためてのレース。先週金曜日に雪が降って誰もが今回は軽馬場と思っていましたが、非常に時計のかかるレースが続いていました。『ヒロインズカップ』も前半65秒と牝馬戦にしてはスローペース。「ダイリンビューティ」が先に第2障害を仕掛け、先頭でクリアしたのですが、すぐに切れ味のある「ナナノチカラ」が下ってすぐに先頭に立ち、あぁこれは圧勝かなと思っていました。しかし、ドラマは最後にありました。第2障害を5番手で下りた「クインフェスタ」が今までにない走り。じりじりと前に襲い掛かり、のこり20mで「ダイリンビューティ」をかわし、ゴール前やや足色が鈍っている「ナナノチカラ」に猛追。その勢いは衰えることなく差しきって重賞初制覇としました。「ナナノチカラ」はゴール寸前で止まってしまい、ダイリンビューティが差し返しての2着でした。(主催者提供) 浅田騎手は、ゴール後本当にうれしそうにカッツポーズを何度もしていました。「今日のレースで引退が決まっていたので、勝ちたかったです。レースではもう少しタイムがかかるかと思っていましたが、はやい展開でしたね。障害を降りてから、あんなに走るとは正直思っていませんでした。クインフェスタは自分の恋人みたいな存在でした。馬主さん、生産者、調教師、厩舎関係者の皆様、なかなか結果を出せずにすみませんでした。最後に結果を残せて良かったです。ありがとうございました。」と目に涙を浮かべてコメント。(主催者提供) 「クインフェスタ」は、オープンで活躍する「インフィニティー」「トレジャーハンター」の妹ということで、デビュー当時から世代の重賞何かはとれると言われるほど期待の大きかった名牝でした。そのとおり徐々に力をつけて、重賞でも活躍。私が一番思い出に残っているのは『ばんえい菊花賞』です。先頭で後ほんの少しという所でまさかのビタ止まり。実況でも「クインフェスタ1着」の"い"まで言いかかっていました。その後も世代の牝馬戦では「ナナノチカラ」の壁を越えることができず2着続き。その悔しさ、屈辱・・・・。デビューからコンビを組んでいた浅田騎手にとっていかばかりかと察します。その想いがあのインタビューからとても伝わってきました。金田調教師も愛弟子とともに目に熱いものを浮かべていたそうです。 最後の最後で重賞ウィナーとなって有終の美を飾った「クインフェスタ」。現役お疲れ様でした。兄弟そろって重賞ウィナーなり、今後の馬生にとってとても価値のある勝利となったことでしょう。5歳で引退はちょっと残念ではありますが、今後は子供たちがどんなドラマを作ってくれるのか楽しみです。たくさん強い子供たちを送り出してくれることを願っております。(主催者提供) さて、次回の開催は1月31日から2月1日、2月2日の土、日、月曜日の開催です。 31日、1日は「がんばれ競馬応援フェア」を開催。各先着で飲むヨーグルト、カットステーキをプレゼント。 また、2月1日には節分の日にあわせ、全道8箇所の直営場外でご来場者のお客様に感謝を込めて、節分豆を先着でプレゼントいたします。 お近くの方はぜひお越しの上、ばんえい競馬をお楽しみください。
2015年01月27日
ミツオーです。お年玉つき年賀はがき、全然当たらない。さて、前回担当日には、昨年の南関東総合リーディングジョッキー・森泰斗騎手のお話をご紹介しました。今回は、笠松のリーディングジョッキーに輝いた、吉井友彦騎手のお話をご紹介します。吉井友彦騎手は、1983年生まれ。2001年に岩手で騎手デビューしました。が、2シーズンほどを岩手で過ごした後、騎手免許を返上。競馬界から離れました。約3年後、笠松で厩務員となり、2008年に騎手として再デビュー。昨年12月30日には、通算500勝を達成しました。2014年シーズンは、吉井騎手自身にとって初の年間100勝・初のリーディングジョッキー・初のSPI制覇と、まさに飛躍の年となりました。「リーディングあらそいは、12月の最終開催を残した段階で10勝くらい、2位(向山牧騎手)と差があったのかな。周囲からは、『この開催、乗らなくてもいけるよ』とか言われましたけど、牧さんってホントに固め打ちすることあるでしょ?自分が開催で1つも勝てへんかったらヤバいかなと思ってました」と言う吉井騎手ですが、「固め打ち」ということではヒケをとりません。昨年9月11日には1日6勝の大活躍を見せました。「あのときは、1日に6個乗って、4つくらい本命の馬でしたかね。今年の地元開催初日(1月7日)で、6つ全部本命の馬に乗って4勝しかできなかったときに、『ああ、6個勝ったときは、ホントに神がかってたんだな。あんときはスゴかったんやな』って思いましたね(笑)」8月終了時点までリーディング2位だった吉井騎手は、その9月開催で一気にトップにたちました。「年間100勝っていうのは、2012年に99勝どまりだったこともあって、確かに目標ではあったんですけど、昨年は夏過ぎに『ああ、100は勝てるな』って思ったんですよね。9月以降は、100コ勝つことより、そのとき既に牧さんを抜いてトップでしたから、『ここから抜かれないようにしなくちゃ』というので頭がいっぱいでした」「追いかけられるより、追いかける方が、全然ラクですね。追いかけられるのは、ホントにしんどいです。ボク、最後の最後まで計算ばっかりしてましたもん。『今日、牧さんいくつ勝ったから、明日は自分がいくつ勝たなくちゃ。今日いくつ勝ったから何個差になって…』って、そんなんばっかり考えてましたね」リーディングジョッキーの座は「うれしい」と言いつつも、むしろ通算500勝に到達したことについて「感慨深いものがありますね。ボクが岩手でデビューしたときに最初にお世話になった調教師さん・師匠が、田村さん(光則調教師)だったんですけど、この方が騎手時代に400以上勝っていて、500勝台にのせれば田村さんを超えられるなっていう思いはありました」岩手でデビューしながら一度は騎手を辞めた吉井騎手。そのあたりの経緯を、こう語ります。「京都出身で、近くに競馬場がありましたから、競馬は、小学校高学年くらいからかな?よく見てました。騎手を目指したのは、福永祐一さんにあこがれて。岩手所属になったのは、どうせ騎手になったなら芝で乗りたいっていう、ミーハーな考えだけです。今思うと、そこからダメでしたけどね。どこの競馬場所属でも、認定とって遠征して自分に依頼があれば、中央の芝でも乗れるわけじゃないですか。ホンマにミーハーなだけやったなって。デビューしても、ほとんど乗せてもらえなかったことで、若かったしカーっとなってしまったんですね。その感情だけでヤメちゃった、みたいな感じです」騎手は辞めたのちも、しばらく盛岡に住んでいた吉井騎手に声をかけたのが、騎手学校同期の尾島徹騎手。「尾島から電話かかってきて、先のことはワカランけど、笠松に来て厩務員やってみたらって言ってくれて。その電話まで、あえて競馬は見ないようにしてたんですけど…そう言われてまた見るようになったら、『ああ、やっぱりやりたいんだな』って思ったんです。厩務員の仕事を始めたら、もう一回乗りたいっていう思いが強くなりましたね。森山(英雄)先生からも奥さんからも、『もう一回、試験受けなさい』って言ってもらいましたし」2008年1月に騎手として再デビュー。「厩務員さんを経験できたのは、回り道だったかもしれないけど、自分としてはかなり大きな経験になったと思います。馬をつくるのが、どれだけ大変なことかっていうことが身にしみてよくわかりましたから。厩務員さんの努力ってスゴいんやな、って。岩手のときも真剣にレース乗ってなかったわけじゃないですけど、余計に1頭1頭、真剣に乗らなイカンなって思うようになりましたね」「デビューしてあのまま真っすぐ騎手やってれば、って思わないことはないですけど、こういう道を通ったことは全然後悔してません。一度辞めずにあのまま騎手でいたら、今の地位はなかったと思います」今年・2015年も、ここまでリーディングトップの好スタート。「今からトップとか数字とか考えないようにはしてますけど(笑)。でも、このまま行けば、去年味わうことのできた、SJT代表あらそいと年末のリーディングあらそいと、年2回のあの感じを味わえるんだなって、楽しみです」実にハキハキとしっかりした口調で語る吉井騎手と、諸々話していたところ、ふいに吉井騎手から、「去年って一度ヤメた騎手がリーディングになった年なんですよね」という指摘が。北海道:岩橋勇二南関東:森泰斗金沢:吉田晃浩そして笠松:吉井友彦数えてみると、4名のリーディングジョッキーが、一度は騎手免許を返上した経験のある騎手たちでした。一度は騎手を辞めたという経験が、それぞれの騎手にどういう変化や成長をもたらしたのか、あるいは本人たちにもわからないことかもしれませんが、彼らの現在の地位があるのはその経験あってこそ、という気がしてなりません。吉井騎手は、「今年もそんな年になればいいなって(笑)。岩橋とはね、そんな話して、『いっぺんヤメてるグループでがんばろうぜ』とか言ってるんですよ。絆なんです(笑)」と笑いながら、しかしそうした経験をもつ他の騎手を意識している様子がよくわかる話でした。↑自身初めて、笠松競馬ポスターに単独で採用されました!「一番思い入れのあるリックタラキチと一緒に(ポスターに)使ってもらえることが何よりうれしい」最後に吉井友彦騎手から、ファンのみなさまへ。「アツく応援してくださる方が多くて、本当にありがたいと思ってます。ボクがビール好きだっていうのをみなさんご存知で、ビールの差し入れもしてくれて、ホントにうれしいです。みなさん、ボクがプレミアムモルツが好きだと思って、プレミアムモルツを差し入れしてくださるんですけど…、ボクが一番好きなビールは、黒ラベルです!」いつも差し入れ、本当にありがとうございます。今度から黒ラベルで…(笑)。
2015年01月26日
こんにちは、日曜日担当の高橋華代子です。 さぁ、ちょっと間隔は空きましたが、引き続きトウホクビジンのことを振り返っていきましょう。今日は6歳時のビジンちゃん(^-^) 南関東遠征での様子です。 4月4日マリーンカップ↓ 5月2日かしわ記念↓ 7月4日スパーキングレディーカップ↓ 9月13日オーバルスプリント↓ 9月26日日本テレビ盃↓ 11月21日浦和記念↓ のちの南関東リーディングに輝く森泰斗騎手が騎乗したこともあったんですねぇ~☆ 埼玉県のマスコット・コバトンも見守っていました(^-^) 12月5日クイーン賞↓ この時期からゴールデンコンビとなる佐藤友則騎手が手綱を取るようになりました。佐藤騎手のツイッターで、ビジンちゃんの思いが切々と綴られています。 高知のアドマイヤインディが12番人気ながらも3着に突っ込んできたことも懐かしい一戦。2着がクラーベセクレタ、3着アドマイヤインディ、4着ハルサンサン、5着ネオグラティアと地方馬が掲示板に5頭ものって盛り上がりました。 優勝したのは中央所属だったレッドクラウディア。。。 ということで、トウホクビジンにとってはいつもの年よりは少々控え目?だったこの年の南関東遠征。それでも本来は十分すぎるくらいの回数なのですがm(__)m 今後も7歳、8歳と特集していきます。。。
2015年01月25日
土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です! 大阪ミナミのど真ん中、心斎橋に園田競馬の場外発売所ができます! 『DASH心斎橋』は2月24日のオープン!! 詳しい記事はコチラ。 発売開始まであと1ヶ月!!どうぞお楽しみに♪ つい先日も、この辺りで呑んでたのですが、大阪で最も賑わう界隈。 ナイター競馬が始まれば、どのような盛り上がりを見せてくれるのか注目してもらいたいところです。 そのためにも、園田競馬のアピールをさらに強化しなくてはならないのは当然のこと。 気合いが入ります!!〓Weeklyトピックス〓★トーコーヴィーナス貫録V 1月22日に行われた『園田クイーンセレクション』は、断然人気に支持されたトーコーヴィーナスが快勝しました。 詳しい記事は『チャージアドバンス』のトピックスに書いています。どうぞご覧ください。 表彰式でのひとコマ。 このあと一番右の吉見厩務員が、花束プレゼンターの佐藤夢ちゃん(SKNフラッシュ8)に隣に来てもらいたいとリクエスト。 お望み叶って、ニッコリの吉見厩務員でした。★高松亮騎手が園田で遠征騎乗 岩手の高松亮騎手(28歳)が、期間限定騎乗で園田競馬でレースを行っています。 期間は今週から2月20日まで。 開催日で言うと、16日間という短い期間となります。 それでも「園田は騎手のレベルが高いので、厳しいレースでもまれてみたいなと思い、やってきました」と向上心たっぷりの高松亮騎手。 昨年は130勝を挙げて岩手リーディング4位。 さらに上を目指すために、自身のスキルアップに繋がると信じての遠征。 芯の強さと、確かな将来のビジョンを見据えていることが窺えるいい表情です。 まだ10戦して3着1回という成績ですが、これからが本領発揮の場。 来週以降を楽しみにしましょう♪★宮下騎手元気です! 12月23日のレース中の落馬負傷した宮下康一騎手(40歳)。 診断は「第十二胸椎破裂骨折および脊髄損傷」という重傷で、手術をして回復を図ることになりました。 これはかなり復帰には時間がかかるだろうと思っていたら、いまは退院して元気を取り戻しているとのこと。 先日、鴨宮騎手のツイッターでその元気な姿がアップされていました。 その写真がコレ↓↓ 確かに笑顔で元気良さそう! 所属する厩舎の山元博徳調教師に話を伺いました。 「元気はいいねんけど、早く乗りたい、早く乗りたいばっかり言うんですよ。それでもね、まだ子供もちいさいし、これから川原さん(55歳)や有馬さん(57歳)ぐらいの歳までやりたいんやったら、いまの数ヶ月をしっかり療養して、ちゃんと身体を治しておかないと思うようにはいかなくなるぞとは言ってあるんです」 なるほど、いい先生に巡り合えたものです。 少し身体が動くようになれば、乗りたくなるのは騎手の性分なのでしょう。 それでも山元先生の言うことを聞いて、しっかりと療養に専念してもらいましょう。 ところで、鴨宮騎手に宮下騎手の元気そうな写真を送ってくれと頼んだらこんな写真も送られてきました。 へぇ~、兄妹仲良く写って可愛らしいじゃないですか♪ 妹の宮下瞳騎手も活発そうで、その後の大活躍を予感させるものがあります。 って、コレ元気やけどだいぶ昔の写真やないかぇ!! 落馬前やから当然元気やろってもんやぞ! いや、ちゃうちゃう!コレお前(鴨宮)とお前の妹さんとの写真やろがっっ!! それにしても、妹さんは末恐ろしいチョケぶりやないか…。★新年会3連発!! 先週、このブログを書き終えてから、土・日・月と新年会3連発でした。 初日は兵庫県馬主協会の新年会で、これは司会のお仕事。 だから一切飲み食いせずに終わりましたが、今年もやっぱり楽しかった♪ 今年は初めて、現在の管理者、金澤和夫兵庫県副知事も参加してくださいました。 ということで、各会長が集まって記念撮影。※右から池田守馬主協会会長、金澤和夫兵庫県競馬組合管理者、中塚猛調教師会会長、西川進也騎手会会長。 次の日は、仕事でお世話になっている方々との飲み会。 定期的に行っている飲み会を、1月にするから新年会にしましょうかということで開催しました。 この日は完全和食で、お造りやお鍋を堪能♪ 静止画では全く伝わりませんが、このエビ動いてます(^^;)※宴会をしたお店 一品料理『佳容』 大阪市北区堂山町3-17 定休日:第1日曜日 そして、最終日の月曜日がハイライト!! 今世紀最高の新年会♪ SKNフラッシュ8の新年会でした☆☆ まなみんは結構イケるくちなのです♪ 写真を撮るひかるんを撮るぼく。 すでに食べてる夢氏とありー。 実は、SKNフラッシュ8の卒業生、秋葉ちひろちゃんと、藤村椿ちゃんもサプライズ参戦! これはリーダーの蒼井さやちゃんの演出によるもの。やるね、さすがリーダー♪ ぼくも混じって撮っちゃった♪ 残念ながら、優実ちゃんとももたんは体調不良のため出席できませんでしたが、本当に楽しく過ごせたひとときでした、ウヒ♪ そう、この辺りにDASH心斎橋ができるのです。 めっちゃ楽しい街♪ めっちゃ楽しい新年会でした♪ 一年フルパワーで頑張れそう(^^)※宴会をしたお店 口福屋 HANARE 大阪府大阪市中央区宗右衛門町2-32 定休日:日曜日 ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ そして来週の予告♪ 聞く鉄再び…。※前回の記事 前回は『ビール電車』。そして今回は『おでん電車』!! 競馬には関係ありませんが、競馬関係者もいるメンバーでの新年会です(^^;)
2015年01月24日
金曜日は古谷が担当します。 今週は高知~北海道~東京という1週間。今年初めて北海道に戻りましたが、高知から羽田経由で新千歳空港に行こうと思った20日(火)、新千歳行きが軒並み欠航となっていました。昼過ぎの飛行機を取っていましたが、その前まで欠航していた便からの振り替えでその後の飛行機も結構満席となっており、結局6時50分発の飛行機になり、羽田空港にいても暇だったので、桃花賞とガーネット賞を見れると思って大井競馬場に移動しました。 桃花賞は、アクティフが見事な逃げ切り勝ち。実戦タイプと赤嶺騎手はレース後に話していましたが、まだ物見をするなど若さを覗かせながらの準重賞Vに、ララベルの強力なライバルへ浮上した印象を受けました。 そして、ガーネット賞は勝ち馬に金盃の優先出走権が与えられる1戦でしたが、ジョーラプターが勝利しました。勝負所でズブさを見せていたこともあり、引き上げてきた吉原騎手が「疲れました」と笑いながら話していましたが、小久保師は「まだ遊びながら走っており、底知れぬ力を秘めている馬。本番も楽しみですよ」と、まだまだ強くなる可能性を示唆していました。好メンバーが揃いそうな金盃ですが、勢いのある馬には注意が必要ですし、今年は距離が延びる点からもジョーラプターへの期待は高まるところです。 話は前後しますが、日曜から高知へ移動。黒船賞選考競走が始まり、この日の重賞「大高坂賞」が最初の権利獲りレースでした。ダートグレードの兵庫ゴールドトロフィーで3着に健闘したサクラシャイニーが、圧倒的な1番人気に応え、スピードの違いで楽々逃げ切りました。(サクラシャイニー。ブレブレで申し訳ありません)「根本的な能力の絶対値が違い過ぎましたね。ダメージが残りやすい馬なので、楽に勝てたことは大きく、黒船賞まで2カ月あることからも、本番に向けて調整はしやすくなりますね。何とか地元の意地を見せたいです」と赤岡騎手は、かなり手応えを感じていました。 その翌日には、昨シーズンの高知けいばを振り返る動画番組「高知けいば×楽天競馬2014 プレイバックスペシャル」の収録がありました。今年は、中島競馬号の風間恒一さんとともに、昨年の重賞を中心にプレイバックしています。改めて、重賞の数が増え、賞金も上がったことでハイレベルな戦いが繰り広げられています。サクラシャイニーの移籍も、レベルを上げている1つと言えるでしょう。まだ視聴されていない方には、ぜひこの動画番組をご覧頂ければと思います。(高知けいば×楽天競馬2014 プレイバックスペシャルの収録の様子) 21日(水)は、今年最初の市場「冬季繁殖馬セール」が開催されました。今年は41頭と上場頭数も減り、目玉らしい血統馬や競走実績に優れた馬の上場が少なかったので、どのような結果になるか…と思っていましたが、前半でいきなり2500万円(金額は全て税抜)の高額取引馬が出たこともあり、活気ある競りとなりました。(最高価格となったウイントゥルーラヴ) 31頭が落札され、売却率は75.6%。売却総額は8478万円と、前年の冬季より12頭減の上場馬で消費税率が8%に上がったことを考えれば、大健闘と言える内容だったと思います。最高価格のウイントゥルーラヴは、3代母にウインドインハーヘアがいる優れた牝系に、ゼンノロブロイを受胎しているアグネスタキオン産駒。やはり、ブラックタイプに「ディープインパクト」の名前が連なっている点大きなプラス要因と言えます。 22日は浦河から門別競馬場を経て新千歳空港へ。夕方には東京に戻ってきました。高知と北海道へ行けたことから、慌しいながらも充実の1週間でした。来週はいよいよ川崎記念、サミットストーンとハッピースプリントの地方代表の2頭が参戦し、ホッコータルマエにどこまで食い下がれるか注目されます。この模様は、「グリーンチャンネル地方競馬中継」で放送され、解説を担当します。ゲストには田辺裕信騎手が来てくれます。川崎記念のみならず、10Rと12Rもライブ中継されますので、ご視聴頂ける方はぜひご覧頂ければと思います。(冬の門別競馬場)
2015年01月23日
木曜担当のよこてんです。 2014年シーズンから1月の開催終了をもって各種記録類の区切りとする・・・というお話は既に何度かしてきましたのですが、それに伴って例年は3月上旬に行われていた各部門別表彰馬・年度代表馬の選考も前倒しされて2月上旬に行われます。今回は、あと10日ほどに迫ったその各部門別表彰馬を予想してみましょう。 その部門は「4歳以上最優秀馬」「3歳最優秀馬」「2歳最優秀馬」「最優秀牝馬」「最優秀ターフホース」で選ばれ、部門別の最優秀馬の中から年度代表馬が選び出される事になります。 という事でまず「4歳以上最優秀馬」からいきましょう。●4歳以上最優秀馬(予想) 候補に挙がりそうな馬はナムラタイタン、コミュニティでしょうか。直接対決となった桐花賞でコミュニティが勝ったシーンが印象的ではありますが、“どちらか”となればやはりナムラタイタンでしょう。 重賞優勝数ではナムラタイタン4勝に対しコミュニティ3勝で数字的にはひとまず互角。ですが、ナムラタイタンの勝ったレースにはシアンモア記念、一條記念みちのく大賞典、北上川大賞典という岩手競馬の伝統の重賞が並び、遠征馬を寄せ付けなかったシアンモア記念一つを取っても価値が高いもの。また、マイルチャンピオンシップ南部杯やJBCクラシックでも地方馬最先着を果たしており、岩手移籍後の7戦で地方馬に先着を許したのは桐花賞だけでもあります。 そう思って見るなら、コミュニティの桐花賞優勝は確かに素晴らしい勝利ではありましたが、それはある意味ナムラタイタンの存在があったればこそ。実際この二頭の直接対決では5戦してナムラタイタンの4勝(コミュニティの競走中止も含む)でもありますから、ここはナムラタイタン優勢という事になるでしょう。★ナムラタイタン(みちのく大賞典優勝時)●3歳最優秀馬(予想) これはライズラインでしょう。岩手の“3歳三冠”に位置づけられるうち岩手ダービーダイヤモンドカップ・不来方賞の二つを制し、古馬相手の白嶺賞を優勝、トウケイニセイ記念で2着。芝の交流重賞であるオパールカップを制しているのもポイント高し。ダービーGPの6着がちょっともったいないものの、結果的には地元岩手の3歳世代には先着されていませんしね。2014年シーズンの3歳最強馬はライズライン、という認識でいいはずです。★ライズライン(岩手ダービーダイヤモンドカップ優勝時)●2歳最優秀馬(予想) 今回、一番すんなり決まるだろうと思う部門。ここは「ロールボヌール」という事で。 重賞を勝った数で比べればスペクトルも同じ2勝ですし金杯優勝は決して価値が低いものではありませんが、しかし若駒賞・南部駒賞ともにそのスペクトルを千切って勝っているのがロールボヌールですから、普通に考えればこちらで動かないでしょう。★ロールボヌール(若駒賞優勝時)●最優秀牝馬(予想) ここはちょっと悩みつつもコウギョウデジタルを挙げてみます。牝馬重賞を2勝、牡牝混合重賞も、やや手薄な面々だったとはいえ1勝しました。 ビューチフル・ドリーマーカップやJBCレディスクラシックといった“ここぞという大一番”ほど大敗してしまっている点にはどうしてもマイナス感が否めないものの、岩手の牝馬の中で・・・となればやはりこの馬が最上位ではないかと思います。 他に候補に挙がってくるとすればトウケイニセイ記念を勝ったキモンレッドでしょう。岩手での戦績は「重賞1勝、A級特別1勝」ですが、レースのレベルではトウケイニセイ記念のそれは決して低くはない。この勝利だけで“コウギョウデジタルより上”という主張を展開する事も無理無茶ではないと思います。 重賞3勝対重賞1勝、シーズンを通して戦った馬と終盤だけの馬。コウギョウデジタルがOROカップディスタフからJBCレディスクラシックの路線を進んで、最終的な結果はともかく2014シーズン最大のイベントに貢献している点も加算すれば、コウギョウデジタルでしょうかね。 これがもし仮に、コウギョウデジタルが牝馬重賞2勝のみでキモンレッドがトウケイニセイ記念だけでなく白嶺賞も勝っていれば、議論が相当もつれる事になったと思います。★コウギョウデジタル(フェアリーカップ優勝時)●最優秀ターフホース(予想) ここも悩む所ですが自分としてはシルクアーネストを挙げます。岩手には秋に転入して3戦のみ、その岩手でのキャリアの少なさがどういう風に受け取られるか?ですが、その3戦の間に芝重賞を2勝しているのは立派な戦績と言うべきでしょう。 OROカップでは遠征馬を撃破、その中にはカリバーンやターントゥタイドといった他の芝重賞勝馬も含んでいる・・・というのは高く評価できますし、秋嶺賞ではもう一頭いる“芝重賞2勝馬”ダブルスパークを破っているのもまたプラス評価できる部分。ダート重賞の白嶺賞でしんがり負けを喫しているのは、明らかな“芝馬”に対しデビュー戦以来のダート戦の結果を問うのはね・・・という事で、減点材料にはあたらないとしてしまっていいと思います。★シルクアーネスト(OROカップ優勝時)●年度代表馬(予想) 各部門がこういう風になるとすれば、年度代表馬はナムラタイタンが選ばれるでしょう。 重賞優勝数ではライズラインの5勝が上回っていますが、先にも触れたようにナムラタイタンの4勝の中には伝統のある、関係者からも一連の重賞の中でも“格上”と見なされているレースが3つも含まれています。それだけで年度代表馬に選出してしまってもいいくらいの戦績なのですから、「文句なし」と言いたい所ですね。 各部門別表彰馬・年度代表馬の選考で近年話題に出る事が多くなったのが「最優秀短距離馬」部門を設けてはどうか?という意見です。 つい何年か前までは古馬のマイル以下の距離の重賞は1シーズンに2,3レースを数えるのみでした。しかし今や芝・ダ併せて倍以上の短距離重賞が設定されています。 この2014シーズンにはダート1200mの重賞を2勝・ダート1400mの重賞を1勝したランドオウジや芝1000mの重賞を2勝したダブルスパークといった短距離で印象的な強さを見せた馬たちも現れました。★ランドオウジ(早池峰賞優勝時) ランドオウジなどは4歳以上最優秀馬の候補どころか年度代表馬を争ってもおかしくない戦績なのですが、これだけ路線が分かれてくるとどうしても影が薄くなってしまう。今後も短距離重点の路線を進む馬は増加するでしょうし、そろそろ短距離路線は別立てでスポットライトをあててあげても良い頃合いではないでしょうか。
2015年01月22日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 今週は、週末にJRAの開催が終わったあと、月曜日の夕方から北海道に来ています。 1ヶ月ぶりの北海道。この間東京で随分「大荒れの天候」などと報じられているのに触れ、どうなることかと案じつつまずは日高にある自室へ。天気もそれほど悪くなく、雪の積もり方もまあ想定の範囲内でしたので、少し安心しつつ翌日を迎えたのですが…昨日の札幌の天候はひどかった! 札幌市内某所の様子。 現地の方に伺うと、風はないものの雪の降り方は先週末よりも激しいとのこと。この写真の場所からの移動にはタクシーを使ったのですが、一瞬視界はほぼなし。風が吹くと地吹雪もあいまっていわゆる「ホワイトアウト」の状態に容易になってしまうと聞きますけれども、風が舞い上げるでもなく空から降る雪で前が見えなくなるほど視界が悪くなるのも、何だか恐ろしい感じがします。 何せ、こういう天候に慣れていませんから。 で、そんな大雪をついて出かけたのがこちら。 雪がひどかった外観写真なし(爆) Aiba石狩。平時なら札幌市内から車で30分強と行ったところでしょうか。札幌に隣接し、札幌のベッドタウンとして人口も集積するこの場所。常日頃から賑わっていると聞き、お邪魔した次第です。 冬の間は、平日には南関東中心。週末はJ-PLACEとしてJRAの馬券を発売しています。 インフォメーション。専門紙もずらりと売られています。 2階特別観覧席。400円(JRA発売日は800円) 1階の大型ビジョンを、バルコニーのような2階席から観覧する形になっています。レースを見る環境としては快適。 2階の一角に設けられたロイヤルルーム。 1000円(JRA開催日は1800円)とお値打ち。 各席に映像を見ることが出来るモニターと、オッズなどの情報を見ることが出来るタブレットパソコンが配備されています。 戦い疲れたら(?)マッサージチェアでリラックス 1階フロアの競馬エリアの反対側には、競輪の発売エリア。 同じフロアに居ながらにして両方楽しむことが出来るのは、私のような他種目プレイヤー(爆)にはとても便利。 改めて感じるのは、こうした施設は居心地の良さ、とりわけ施設の清潔感が大切だということです。フロア全体が明るい雰囲気で、長くいても余計なことで疲れない。そんな雰囲気の良さがこの場所にはありました。 とは言え…この日は最初の写真にあるように大変な雪が降り、そもそも街中での移動もままならない状況。さすがにお客様の来場も少ない一日でした。 私、こういう用事もあってこの場所を訪れたのですが…… この日、一日の来場が全部で50人に満たなかったらしいです(泣)。 ま、お客様の数がどうあれ、やることに変わりはないので。 私は伝え手であって専門家ではないので、普段仕事で予想をすることはあまりないんですが、予想自体を提供すると言うよりもお客様方がこの場所に滞在するにあたっての楽しみを少しでも増やせればと思い、こういうこともやらせてもらっています。 レース毎に馬の話やレースの話をひとしきりやって、あとは自分も馬券(時に車券)を買ってお客様方と一緒にレースを観戦。お客様方にとっては、私が話すことを参考にして下さってもいいですし、予想は別として単なる退屈しのぎと思っていただけるならそれでも十分。レース場でのお客様方どうしの時間の過ごし方というのは、そもそもそういうものですから。ま、結果的には予想もポツポツいいところ突いていたんですけど、それはたまたまということで(笑)。 時たま常連のお客様方この会場前を通りかかるときに声をかけて構って下さり、有り難い限りです。 イベント終了後、スタッフの方々のお話も伺う機会がありました。 ホッカイドウ競馬には、道内に多くの場外発売所があります。立地や背景人口、訪れる年齢層はそれぞれに異なるでしょうし、施設の現状もそれぞれ。これらの場所の存在について考え、なにがしかの手当てをしようと思えば、そうしたことを考えずに行うことは出来ません。 売上げに占める割合がどれだけかということもさることながら、北海道をよりどころとしているホッカイドウ競馬が、北海道のいくつもの街に点在するこれらの拠点をどのように大切に取り扱っていくのかということは、常に問われ続けられなければならないことは間違いありません。 こういう場所を訪れて、確かに昨日は数は少なかったけれど、実際にレースを見て券を買って遊んで下さるお客様方の姿を見れば、そこから感じること「だけ」がヒントになるということがすぐにわかります。 門別の本場にいて、いくつかの場外発売所の宣伝を、その場所を全く訪れたことがない状態で行わなければならない状態に少々ストレスも感じていたところで、今回こういう機会に恵まれました。 またここでも、時間を作ってやらなければならないことが見つかったみたいです。 今日は競馬とは全く別の用事で、旭川までやって来ました。 かつては年に1度は必ず訪れていた旭川。競馬の開催がなくなってしまったいまでは、この土地との縁も遠いものになってしまいました。平和通り商店街の景色も、何となくおぼろげに記憶にはあるのですが、雪が積もっていることもあってどうもハッキリしない感じです レース場もそう。場外発売所もそう。その場所に、人が集まる場所があり続けることのかけがえのなさ。そういう場所を、レース場として力を尽くして保ち続けることの大切さ。 レース場自体がなくなることなく続いていくために、是非とも突き詰めていって欲しい大きなテーマと言えます。
2015年01月21日
火曜日担当の太田です。 1月も中旬を過ぎて、寒い日が続いています。今日も真冬日となった帯広です。風も吹いていたので体感的にはかなり厳しい寒さになっています。今日は大寒。この寒さもあと1、2週間の辛抱です。寒いのは苦手なので春が待ち遠しいですね。 といってもせっかくの冬ですから、冬を満喫しないとダメですね。ということで、先日お休みに家族サービスで星野リゾートトマムに行ってきました。以前は帯広からトマムまでは1時間30分は優にかかりましたが、今は高速道路を使うと40分ぐらいであっという間に到着です。今年は子供達にスキーを教えようと思ったのですが・・・。子供の目当ては波の出るプール「ミナミナビーチ」。外は酷寒でもプールサイドは常夏です。プールで遊んでいる子供達はみんな元気一杯でした。せっかくトマムに来たのですから、冬を楽しまなければと思い、夜の幻想的な氷の街アイスビレッジにも行って来ました。氷の滑り台や、氷の家、氷のBar、氷のカフェ、スケートリンクもあり、大人も子供も楽しめる場所です。まあ、大人はこちらでしょう。氷の教会もあり、1日2回挙式をあげることができるそうです。中に入ることができなかったのが残念。外からの写真です。丁度花火もあがり、冬の夜空に上がる花火はとても綺麗でした。帯広から車で高速道路を使うと40分ですから、競馬場で楽しんでからいくことも可能ですね。飽きることなく遊べる場所です。さて、話は競馬へ・・・次回は28日(日)に古馬牝馬の重賞『第25回 ヒロインズカップ BG2』が行われます。2009年「トカチプリティー」以来の連覇となるか「ダイリンビューティ」、古豪「ニシキエース」、更に5歳牝馬の4頭「ナナノチカラ」「クインフェスタ」「コウシュハクィーン」「セイコークイン」が参戦予定。この5歳牝馬が今後の牝馬戦を占う上でも注目です。世代のレースでも常に盛り上げてくれた4頭。今後は古馬重賞での活躍が期待されるところですが、男馬と混ざっての戦いはなかなか大変なものです。古馬牝馬重賞は年に1度。この『ヒロインズカップ』のみですので、なんとしても勝ちたいところでしょう。また、4歳牝馬女王「キサラキク」も参戦予定です。現時点ばんえい界の牝馬最強馬達が初顔合わせです。どんなレースになるのか注目。1月28日(日)第10レース スタート18:05予定です。
2015年01月20日
今日は耳目社山中が担当します。南関東地方競馬は、今年最初の大井競馬開催中です。(昼間開催。開催は23日=金曜日まで)これで南関東も「今年最初の○○競馬開催」シリーズが終了。もうお正月気分は抜けていますが、最初の開催というのはどことなく気も引き締まるもの。今年はJBC開催も控えていますので、張り切っていきましょう!短期免許を取得してダリルホランド騎手が今週から騎乗を始めました。アヌスミラビリスの毎日王冠がもう19年前、とはビックリ。今日は5鞍に騎乗して、第5Rで2着に入るなどいきなりの活躍。3月31日までの免許期間、レースぶりに注目しましょう。勝負服の服色は「緑」です。先週の船橋開催水曜日、船橋記念当日に競馬場で船橋物産展が行われておりました。東京湾の新名物!?ホンビノスガイの味噌汁と船橋市公認キャラクター・目利き番頭船えもん(→HP)重賞デーだけではなく、毎日様々なイベントが行われるといいのですが、行われる重賞や特別レースに因んだイベントをこれからもあちこちの競馬場で行われると楽しいですよね。浦和競馬場の埼玉県内各地のB級グルメ川崎競馬場は、市町村シリーズで県内各地の観光PR大井競馬場ではここ2年、メトロポリタンウィークとして23区の名所やゆるキャラの名前がついたレースが行われています。地元との連携を密にして、競馬ファン以外の人にももっともっと競馬場に親しみを持ってもらいたいですね。競馬場に行けばいつも美味しい物がある競馬場に行けばいつも楽しいことがある競馬場に行けばいつも熱いレースがあるそんな風に、たくさんの人に愛される場所がいつまでもそこに存在し続けるように、もっともっとPRしていきたいと思っています。
2015年01月19日
日曜日担当の高橋華代子です。 今年の3月14日(土)に、『うつけいナイト』が行われることは皆さんご存知ですか?! 宇都宮競馬場で最後のレースが行われたのが、2005年3月14日でした。 あれから10年ということもあり、 ミスターピンクこと内田利雄騎手も参加している、 ひまわるというグループのリーダー柴田茂樹さんが、 関係者やファンと話しをしていく中で、 宇都宮&足利の関係者とファンが集まる機会が欲しいという声が様々な方から上がり、 『うつけいナイト』というネーミングで行うことを決めたそうです。 さらには、同じ北関東の仲間だった高崎の関係者にも声をかけ、 北関東競馬のみんなで集まる日にしようと。 日時は3月14日(土)19時半から21時半まで、 それ以降の時間帯は自由宴会を予定しているそうです。 場所は、宇都宮市にあるラウンド87 実行委員長はひまわるの柴田さん 詳細は詰めているところなので、これから随時発表していくそうです。 うつけいナイト実行委員会のFacebook うつけいナイト実行委員会のツイッター をこまめに覗いてみてください。 北関東競馬の関係者とファンの皆さんの同窓会的な素敵な時間になりそうですね。 まず今回は、 このような夢のような企画を行う準備が始まっているということをお伝え致しました。 詳細がわかりましたらお伝えします。 成功とするといいですね!!!
2015年01月18日
土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。 阪神淡路大震災から20年。 当時、大阪の実家では大きな揺れを感じたものの、物が倒れたり壊れたりすることはありませんでした。 24歳だったぼくは、アルバイトをしながらタレント事務所のアナウンススクールに通っていたころでした。 その事務所のマネージャーが兵庫県西宮市の甲子園付近に住んでいて、何度か水や食料などを持って行ったものです。 神戸の灘区あたり(だったと思う)で、友人たちと炊き出しにも出かけました。 あのとき見た光景が嘘だったかのように、復興をなした被災地。 これからも、皆が無事でありますようにと、祈り新たにする1月17日。〓Weeklyトピックス〓★田中学騎手の独占インタビュー きのうの全レース終了後、田中学騎手にインタビューをしました。 話の内容に涙が出るほど大笑いし、若手時代を振り返る切ない話にまた涙。 この記事は『チャージアドバンス』のクローズアップコーナーで、来月掲載されます。 どうぞご期待ください。 書き手はライターの大山健輔氏で、ぼくは聞き手です。★玉垣調教師、初陣を飾る 今週の火曜日(13日)、玉垣光章調教師が厩舎開業初戦を見事に勝利で飾りました。 騎手の初騎乗初勝利というのは、なかなか達成できないものですが、調教師の場合は意外と多くて、現役調教師で開業初戦を勝利したのは、なんと11人もいるのです。 満を持して臨む初戦ということでしょう。 「勝つ自信がありました」とニヤリと笑った玉垣調教師。※吉村騎手とのコンビで初勝利 「営業で大変ですわ…」と開業前に慣れない活動に辟易としながらも、頑張っていたことが報われた瞬間だったことでしょう。 だからこそのひと言で、決して不遜な言い回しではなく、自身を労う意味で出た言葉だったように思います。 いまは1戦1勝。現役では吉行調教師が開業から3連勝という偉業を達成しています。 この記録を塗り替える可能性を持っているわけですから、このあとも玉垣厩舎にご注目ください!★10年ぶりの復帰! 坂本和也調教師も、今週開業初戦を迎えました。 きのう(16日)の第9レース、レイトウショウで初陣。 結果は4着でしたが、坂本騎手のようなケレン味のない逃げを打った竹村騎手。 「厩舎らしく逃げてくれと馬主さんに言われて逃げました(笑)。移籍初戦でしたけど、なかなか力がありますよ。バタッと止まった訳じゃないですし」と次走は楽しみと思えるコメントを残してくれました。 ところで、同馬担当の厩務員さんは、実は以前兵庫県で騎手をしていた山内康揮さん。 「10年ぶりに帰ってきました。馬に久々に跨ったときは怖かったですけど、もう慣れました(笑)」 2003年まで騎乗していた山内さん。その後は全く競馬の世界から離れていたのですが、このたび坂本調教師が開業すると知って、競馬界に復帰することを決意しました。 前職ではなかなかの地位まで出世していたのものを、あっさり手放した男気に坂本調教師も惚れたようです。 なんとも頼もしい援軍を得た、坂本厩舎の活躍を期待しましょう。 そんな坂本新調教師へのインタビュー記事を『チャージアドバンス』で掲載していますので、どうぞご覧ください。★新年会 きょうはこれから兵庫県馬主協会の新年会。 わたくし、司会の大役を仰せつかっております。 新年会と言えば、先週に弊社ダート・プロダクションの新年会が行われました。 今年は美味しいお肉を食べに行こうということになりました(ぼくが独断で決める)。 焼き担当は、競馬キンキの北防(きたのぼう)さん。 ええお肉満載でした♪ このお店は兵庫県尼崎市、阪神尼崎駅近くにある『福福』さん(大阪・京橋にもあります)。 美味しかった♪ オススメです♪ お店のホームページ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ きょうから新年会3連発♪
2015年01月17日
金曜日は古谷が担当します。 2014シーズンの岩手競馬ラストウィークは、水沢競馬場で過ごしました。詳しいことは昨日のよこてんさんのブログに書かれていますが、年末年始の水沢は意外と寒さはましな方でした。割と堅い決着が多かった中、波乱が目立つシーズンラストの名物重賞「トウケイニセイ記念」も、上位人気でしっかり決着しました。(パドックのキモンレッド)(トウケイニセイ記念を制したキモンレッド) キモンレッドはこれがラストランでしたが、見事な逃げ切り勝ちでした。コパさんにとって、コパノマユチャンで一昨年のトウケイニセイ記念で3着に敗れた雪辱を果たした形になりました。コパさんからも、レース終了後のキモンレッドの写真をフェイスブックでアップロードした後、それを通じて喜びの声が記されていました。ラストランを制したことを、本当に喜んでおられました。おめでとうございました! そして、今週は何と言っても「船橋記念」でしょう!古豪ナイキマドリードが、逃げるマスターエクレールを3番手から抜け出し、直線での激しい叩き合いを制しました。フジノウェーブの東京スプリング盃(現フジノウェーブ記念)以来となる、同一重賞4連覇の偉業を成し遂げました。(船橋記念のゴールシーン。川島正太郎騎手が、ファンに向けて右手を挙げようとしているシーンでした)(船橋記念を制したナイキマドリード)「プレッシャーはありました」という言葉を川島正太郎騎手は口にしていましたが、レース振りはスタートを決めてスムーズに先行し、流れに乗り切ったレース運びは、実に落ち着き、堂々としていたと思います。「親父が乗り移った感じだね」とは、川島正一師。ワンツーフィニッシュとはいえ、「本当なら、ナイキは親父でマスターがうちなんだから、やっぱり親父には勝てないね」と笑みを浮かべながら話していましたが、その後「船橋1000mなら負けちゃいけない、って馬がわかっているんだろうね」という話に加えて、浦和のゴールドカップを叩いて正解だった、ということも付け加えてコメントしていました。得意な舞台で息を吹き返すケースは、フジノウェーブにも言えたことでしたが、競馬場が一体感となる素晴らしい雰囲気がありました。 今後は、やはり船橋1000mに照準を合わせる形で、夏の「習志野きらっとスプリント」を最大目標に置き、様々なローテーションを探っていくようです。 明後日から高知へ3日間、そしてそのまま北海道へ飛び、冬季繁殖馬セールなどの取材に行きます。これから移動の繰り返しが今年も始まります!
2015年01月16日
木曜担当のよこてんです。 1月12日をもって岩手競馬のレギュラーシーズンが終了。3月21日まで2ヶ月ちょっとの“冬休み”に入りました。 「レギュラーシーズン終了」とちょっと回りくどい言い方をするのは3月の特別開催、1開催6日間が区切り的には平成26年度に入るためで、そこまでが今シーズンの続き、来年度の新シーズンは4月からという事になるからです。 ただ、以前もここで書いたように、新シーズンからは騎手・調教師のリーディング等の算定期間が3月から翌年1月までと改められます。つまり今年からは3月の競馬再開から計算開始、来年の1月で確定という事になり、現実的な感覚に合うようになりますし、馬の方は以前から3月の特別開催をもって新年度格付けに移行していましたから、人馬の整合性も採れる形です。 公式な「新シーズン」は引き続き4月からですけれども、そんなわけで実質的な“開幕”になる3月21日を楽しみにしながらお待ちいただければと思います。★シーズン最終日の恒例になった餅まきならぬ「餅配り」。全ジョッキーが参加して行われました 「レギュラーシーズン」ラスト(しつこい)の12日は熱い戦いの連続でした。まず重賞・トウケイニセイ記念。数字上の結果で見れば、1番人気~3番人気の人気上位3頭が上位を占め、ワイドまで含めた全賭式が3番人気以内で収まるというガチガチの人気サイドでの決着。しかし舞台裏では、引退レースに全てを賭けるキモンレッド、不利な枠を跳ね返して勝利をもぎ取りたいライズライン、そして前走で掴んだ重賞獲りの手応えを本物のタイトルにしたいクロワッサン。それぞれの陣営が抱く闘志が激しくぶつかり合っていました。★トウケイニセイ記念優勝/キモンレッド 勝ったキモンレッドはこれが55戦目にしての待望の重賞制覇。キャリアを締めくくる戦いを任された陣営にとっても嬉しい勝利になりましたね。今後は当初の予定通り繁殖入りする事になるでしょうが、できれば一度、この馬にとってベストと思える1400mでの戦いを岩手で見てみたかった。そこがちょっと残念。★スタンド前を通過するキモンレッド★ライズライン ライズラインは、これでマイル戦線での地歩を確定させたと言っていいでしょう。ダートだけでなく芝もこなせるし、来季は芝・ダ両方での活躍を期待してみたいです。★クロワッサン クロワッサンは、恐らく絶好の状態で挑んできていて、陣営も相当な自信を持っていたと思います。それで3着は無念・・・ですが、見方を変えれば、これが二度目の重賞挑戦という馬がGI3着馬と岩手の3歳二冠馬をむこうに回して戦い、今期前半の重賞戦線で大活躍していたランドオウジに先着したのですから、この馬にとってもこれで完全にメドが立ったと言うべきでしょう。この馬も来季の活躍を期待していいはずです。 もうひとつ熱かったのが調教師リーディング争いでした。トップを争っていたのは板垣吉則調教師と佐藤雅彦調教師でしたが、なんと1月11日終了時点で1着・2着とも同数、残る1日でより良い成績を挙げた方がリーディング・・・という状態で12日に突入したのです。 1Rで板垣吉則厩舎の馬が勝って1勝リード。しかし2R、即座に佐藤雅彦厩舎の馬が勝って勝ち星同数に押し返します。 佐藤雅彦厩舎が神がかっていたのはここから。5Rで2着を確保して2着数でリードすると、7Rではまた1勝を挙げて勝ち星数でもリード。さらに8R、ここでも2着を獲ってダメ押し。★7Rで勝ったオーバートゥループ。競り合いの流れを決めた大きな勝利 その段階で板垣厩舎側の残る出走頭数は3頭。佐藤雅彦厩舎のリードは1勝2着2回分。つまり板垣厩舎は残る3頭が全て連対圏に入る必要がある。2勝できれば逆転、1勝2着2回なら3着数でリード。・・・ですが、馬的にそこまでは難しいか・・・というところで、8Rの結果をもってリーディングの趨勢はほぼ決したという状況になりました。 佐藤雅彦調教師は1月10日~12日の間、13頭出走させて4勝2着5回。着外は僅かに2頭という驚異的な好成績。佐藤雅彦調教師自身は「ここまで出来るものなんだねえ~!」と笑っておられましたが、そんな笑顔の裏に凄みを感じて仕方ない激走の連続でした。 調教師リーディングはこれで、佐藤雅彦調教師が2008年以来のリーディングを獲得し、板垣吉則調教師の2年連続リーディングは成らず。 騎手リーディングの方は208勝を挙げた村上忍騎手が4年連続の獲得でした。シーズン200勝越えは2005年の小林俊彦騎手以来の史上3人目、歴代では2位の成績。 村上忍騎手は2014年の年間勝ち星数で211勝となり、全国リーディングでも自身最高の7位に。そこでTOP3を争うのは岩手ではちょっと難しい感じですがTOP5圏内は手が届きそうになってきました。 2014シーズン・1月12日までの累計発売金額は243億円余り、対前年比114%となっています。ここに3月の特別開催6日分が乗りますので、ざっくり見て250億円に届くかどうか・・・という所まで行ってくれるのではないでしょうか。 JBC効果が非常に大きかったにせよひとまずは好成績。あとは、この流れを来季に繋げて“JBC後”の反動を最小限に留めたいですね。 最後はこの年始開催の中で撮った写真を何枚か。3月、春の競馬場に騎手や馬が帰ってくる日を今から心待ちにしつつ!
2015年01月15日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 昨日、NARグランプリの各部門賞を受賞する人馬が発表されました。(ホッカイドウ競馬もりあげ隊映像より) 私たちのホッカイドウ競馬からは、石川倭ジョッキーが優秀新人騎手賞を受賞。2年前の阿部龍ジョッキーに続いて、またも若手ホープから表彰者が出ました。 元々シーズンが半年しかなく、数字を競う表彰にはなかなか縁がないホッカイドウ競馬ですが、こうして活躍の内容が評価されての表彰者が出たことは、そういう人材が輩出されているホッカイドウ競馬自体の内容への評価としても大きな成果であると言えると思います。 半年間門別で取材にも当たってきた私としても、このニュースは本当に嬉しいものでした。(ホッカイドウ競馬もりあげ隊映像より) 先の写真が、シーズン終盤の10月にコールサインゼロで2つめの重賞「サッポロクラシックカップを勝ったときのもの。そしてあとの写真はシーズン序盤の6月に話を聞いたときのものです。 「前年(デビュー年)の勝ち鞍24を超えたい」 と語って始まった2014シーズン。その目標は夏の時点で早々とクリアしてしまい、そこから先は石川ジョッキーにとってはまだ経験したことのない新たなる道のりを行く挑戦でした。 その後は「具体的な数字はあまり意識しない」と話しながら前年の倍以上の57の勝ち鞍をマークし、コールサインゼロとの出会いにより重賞2勝。期待以上の成果をつかみ取っての堂々の受賞と言えるでしょう。 馬の仕上げ、とりわけまだ「相当」若い2歳馬の仕上げという、馬乗りとして大変難しい仕事に取り組みながら、実践でもその育てた馬で結果を出し続けると言うことの難しさは、シーズン期間こそ短くても他場に勝るとも劣らぬものがあります。その中での活躍の価値を、今回の受賞をきっかけに少しでも多くの皆さんに理解していただければと思っています。 上の2枚の写真、この表情だけ比較しても「人は半年間でこれだけ変わり、そして成長できるのか」という風に感じずにはいられません。 単に髪型の違い、という話もありますが(笑)。 実際にはそれだけではないと思いますよ。 それぞれの写真をクリックすると、当時のインタビューのYouTube映像に飛ぶことが出来ます。当時の語り振りを比較して聞いてみて下さい。 そのほか、昨シーズン門別で収録したインタビューなどの映像は全てYouTube上に残されています。もしよろしければ、新たな春を迎えるための準備としてお時間のあるときに改めてご覧頂ければと思います。 石川倭ジョッキーの映像は、検索してみたら4本ありました(^^) さて、この1週間の競馬活動のハイライトは、水沢最終週への訪問。 土曜日に、東京から日帰りで行ってきました。 雪の中での熱戦。 2年連続でこの時期、年明けイコールシーズン終了ギリギリの訪問となりました。 雪も降り、確かに寒いには寒いのですが…この時期この場所という雰囲気、レースは静かに、いつも通りに進んでいても、やはりシーズンラストという思いを持ってこの場所を訪れる心持ちが、いいんですよね、何となく。 レース関係の様子は、後に続く方々が詳しく紹介して下さるでしょうから、私はひとりの客らしく、レース場の食べ物で今日の稿を締めたいと思います。 水沢食堂名物・ホルモン定食 いもの子汁スペシャル メニューにはなかったのですが、特別にお願いしてこのようにセットしてもらいました。 いもの子汁って、東北地方では「定番」なんですか…申し訳ないことですが、全く知りませんでした。 里芋のようなお芋が豪快にごろごろと大振りに切られ、きのこと一緒に煮込まれたもの。汁はとろっとして口にするとホッと暖まる感じ。味はあっさりしてて、本当に食べやすいお椀でした。 馬に出会い、人とまた巡り会い、そして食事も含めて楽しいレースの時間。 また春になったら、この場所に来たい。 心からそんな風に思える、楽しい一日でした。
2015年01月14日
火曜日担当の太田です。 今年のお正月はかなり冷え込み-20℃近く下がった日もあったのですが、昨日までの3連休はとても暖かく、毎日プラス気温で競馬観戦日和だったのではないでしょうか?その為か、この3日間は非常に時計のかかる重たい馬場になっていました。ゴール前で止まる馬が続出!!まさに”ばんえい”らしい面白い競馬になっていました。 さて、現在楽天競馬では、ばんえい競馬十勝応援企画2014「楽天競馬で馬券を買ってばんえい十勝を応援しよう」というキャンペーンが行われております。第1弾は「厩舎へのプレゼント」。第2弾は「とかち帯広の花火大会を応援しよう!」ということで楽天競馬で購入されたばんえい十勝の馬券を対象に、購入金額の0.3%分をばんえい競馬応援資金として積み立てご支援頂きました。 現在は、第3弾「帯広競馬場のイルミネーションをみんなでリニューアルしよう!」ということで昨年9月から今年の3月までキャンペーを行っております。現在のイルミネーションは、帯広市のみで開催になった2007年、ナイター開始の時に設置され、薄暮開催でも冬は日が暮れるのが早いので大活躍しております。 そのイルミネーションをリニューアルするということで、12月末に「ばんえい十勝イルミネーションプロジェクト」と題し、第1回ワークショップが帯広コア専門学校で開かれました。 専門学校の生徒達がグループや、個人でイルミネーションのデザイン(原案)を発表し、色々なアイデアが出されました。例えば、200mのコースを一杯使ったイルミネーション。馬と騎手をテーマにしたもの。ファミリー層に向けたデザイン。ばんえいのキャラクター「リッキー」を活用したデザイン。十勝をイメージしたもの、メルヘンチックなデザインと本当に色々斬新なアイデアを発表されていました。その都度パネラーの方が色々と意見をお話し、これからどんなイルミネーションになるのかイメージが膨らむワークショップでした。 それにしても今のイルミネーションLEDはすごいですね。イルミネーション球の種類もたくさんあり、どれを選ぶかによっても違うのでしょうね。また毎年イルミネーション球には流行があるそうです。予算の中でどんなイルミネーションになるのか、どう帯広競馬場を色鮮やかに飾ってくれるのか楽しみです。 楽天競馬を利用して馬券購入するだけでこのイルミネーションリニューアルに参加したことになります。皆さんのご協力お願い申し上げます。
2015年01月13日
ミツオーです。今年もよろしくお願いいたします。さて、森泰斗騎手が、昨年の南関東4場総合リーディングジョッキーに輝きました。森騎手は、1998年に足利競馬場所属でデビューして、昨年が17年目。うつのみや競馬廃止後に船橋へ移籍、ちょうど10年目にして到達した栄光の座でした。再三書いてきたとおり、わたくしも北関東でこの仕事を始め、2005年3月のうつのみや競馬廃止を見届けたひとりです。北関東に縁のある人や馬を応援せずにはおられません。今回、森騎手が南関東の総合リーディングに輝いたことは、わたしにとっても本当にうれしく、元気をもらえる出来事でした。というわけで、森泰斗騎手に、昨年の南関東総合リーディングについて話を聞きました。「昨年は大変でした。ホントに疲れたなっていうのが素直な感想です」という森騎手。数年前から南関東のトップジョッキーの一人として、全ての開催日に騎乗するのはもちろんのこと、開催のない週末にも、JRAへ遠征に、馬主さんとの会食や牧場めぐりに、とにかく身体も気持ちも休まるヒマのない日々を送ってきました。昨年についても、「忙しくて疲れたのももちろんですが、精神的に。別に気にしなきゃいいんでしょうけど、やっぱり気にするじゃないですか。下との差がいくつとか。追ってるほうがラクですね。トップにたったのは…正確には覚えてないですけど、ボクが気づいたのは夏です」と言いますが、わたくしが個人的に作成している手元の資料(信頼度:低・汗)によりますと、3月26日に、それまでトップだった吉原寛人騎手を抜いて首位に立ち、その後、一度も首位を明け渡さずに大晦日を迎えています。ご存知のとおり、南関東での吉原騎手は、2ヶ月ほどの期間限定騎乗騎手ですから、実質、森騎手は年の初めからリーディングを独走したと言えます。「追われるのは、タイヘンでしたね。一時は差が一気に詰まってきたりしたんで、『ああ、こりゃダメだな』って思ったこともいっぱいありました。あせりもやっぱりあるから、競馬にいって『勝たなきゃ、勝たなきゃ』って思って乗ってると、勝てないしね、不思議と。でも、獲るとしたら今年しかない、っていう思いは強かったですから。今年獲れなかったら、もうずっと獲れないなっていう感じ。チャンスも、そういっぱいあるわけじゃないでしょうし」北関東から移籍して、ちょうど10年目の栄冠。「考えられないですよね。ボクが来たときの状況からしたら。何でなれたんですかね(笑)」しかし、数年前から上位に定着して、トップも狙えると思っていたのでは?「全くないですね。3位とかにいても、1位は絶対とれないと思ってました。その時その時で、死にものぐるいにやってきたし、それでそのポジションにいるのは、たぶんもう必死にやってそこまでなんだって思ってました、そのときは」昨年、リーディングをモノにできたことの大きな要因としては、「ケガをしても、長く休まなかった。2週間は休んでないですね。最長でも1週間くらいかな。鎖骨は折りましたし、足のツメをはがしました。アレは痛かったな。生爪はがれるってやつですからね、骨折より痛かった。でも、一昨年やった肩甲骨が割れるみたいな、長期離脱がなかった。あとは、去年に関しては、小久保(智)調教師が、『今年はリーディング、お前に獲らせるから』って言ってくれて、たくさんサポートしてくれたんです。それは力になったと思います。もちろん、小久保先生だけじゃないですけどね。応援してくれるひとは、いっぱいいます」リーディングを獲ったことについての、自分なりの評価をたずねると、「自分自身は、そんなに乗れてたなっていう実感はあんまりないですね。やった、とは思うけど、『ああ、なんかやっと逃げ切った』っていうホッとした感じが大きいです。『成し遂げました!!』みたいな感覚は全くないですね。だいたい、それで今年になればすぐ切り替わって、またゼロからじゃないですか。今となっては過去の栄光ですね。もうどうでもいいって感じ。もちろんうれしいですけどね、1回でも獲れたっていうのは」と言いつつ、いろいろ話を聞いていると、こんな話もしてくれました。北関東最終年度となった2004年。春先に、リーディングトップに立った森騎手は、その日の専門紙を記念に保存していたのだそうです。当時の栃木といえば、鈴木正・早川順一・平澤則雄・山口竜一、そして内田利雄という、2000勝ジョッキー5名が上位を固めていたところ。シーズン序盤とはいえ、彼らを抜いてトップに立ったことを、森騎手自身、偉業と感じ、記念にとっておいた専門紙。これを、「ほんの1ヶ月くらい前に、捨てました」えええ!?10年とっておいたモノを、捨てちゃったの?「懐かしいな~って見てたんですけど、コレをとっておいたらダメなような気がするって。これを見て満足してたらいけないと思って、捨てました」ふうむ。リーディング獲得の大きな要因は、その気持ちの変化・強さなんじゃないのかな。「でもね、いまだに、一気に干されて仕事がなくなる、乗る馬がいなくなるんじゃないかとか、そういう恐怖心はメチャメチャありますよ。だから、ホントは、ときどきちょっとの間休んだりするのがいいと思うんですけど、できないんです。夏休みとかとるひといますけど、ボクは性格的にできないんです。たまにね、そうして休んだほうが、競馬にいっていい効果があると思うんですけど…そんなことしたら、たぶんボクは今のポジションにいないと思うし、仕事がなくなるかもしれないじゃないですか」いやいやいや、リーディングジョッキーが何をおっしゃいますやら。…と、カンタンに笑い飛ばせない、本当にシビアな世界に生きているのだな、そしてそこを苦しい思いをしながら上り詰めたのだな、と、ただただ頭が下がるお話でした。正直、わたしのような立場の人間が、「とくにこのひと(たち)を応援しています!」と大っぴらに標榜するのはイカンことだと思うのです。実況するにあたって、誰かをひいきにするなんてのは、絶対にあってはならないことです(『ひいき』と『思い入れ』ってのはまた別だと思っておりますけども)。もちろん、ひとつひとつのレースを実況するにおいて、そういう思いを抱きながらということは、ありません。第一、そんなことを思ってやれるような仕事じゃないのです、実況は…と思います。ですが、それぞれの大きなシーンにおいて、また、継続した長い時間の中で、森泰斗騎手やその他の北関東ゆかりの方々を応援し続けていることは、まぎれもない事実で、だからこそ、今回の森騎手のリーディング獲得に、わたしは心底喜びました。本当によかった。うれしい。と同時に、どうも、わたし自身の中で、何かが変わったような気もしています。…もう、北関東ひいきばっかしでもないな、と。北関東から競馬がなくなって、ちょうど10年ということもありますし、森騎手が南関東のトップに君臨したことは、わたしにとって、非常に大きな区切りの出来事であったのだと思います。その区切りを、自分自身の中でより明確なものにしたいとは思っているのですが…。それはまた、いずれ。
2015年01月12日
日曜日担当の高橋華代子です。 先週書かせて頂きました高知のギンゲイのこと。皆様からのご好意のお蔭で、高知から埼玉までの輸送費を最低金額クリアできたので、ひとまず寄付の受け付けは終了するそうです。ご協力本当にありがとうございました。 ギンゲイが無事に乗馬クラブへ移動し、輸送費の精算が済んだ際には、詳細を報告するそうですよ。また、『ギンゲイをサポートする会』は立ち上げ準備に入っているそうなので、それもわかり次第お知らせ致します。 今日の高知10レースにギンゲイが走りますね。現役生活も残りわずかになりますが、何より無事に走って欲しいなぁと思います。 11レースには南関東のアイアンホースだったクレイアートビュンが走りますね。ビュンも頑張って(^o^)/ さて、笠松競馬場で行われた白銀争覇で、トウホクビジンが佐藤友則騎手を背に果敢に逃げて6着となり、無事に最後のレースを走り終えました。当日のツイッターなどでファンの皆さんの書き込みを見ていて、愛されていた馬だったんだなぁと改めて実感。。。 南関東からもたくさんのファンの方たちが応援に駆けつけていました。数えてみたら、南関東だけでも67戦(通算163戦)していますから……。南関東のベテランホースナンバー3の出走数は、13歳のマズルブラストが74戦、11歳のコアレスピューマは61戦、10歳のフォーティファイドが51戦。トウホクビジンがどれだけ多く走ってきたのか。 トウホクビジンの長い長い競走生活が終わりました。 トウホクビジンのそばにずっといた三谷厩務員にも、しばらくは会えなくなるのかなぁと思っていたから、妹分のタッチデュールがいるのでTCK女王盃には早速遠征に来るそうです。三谷厩務員の遠征はこれからも続きますね(^○^) 日曜日コラムでは3歳時、4歳時、5歳時までのトウホクビジンを振り返っていきましたが、今後も引き続き特集をさせて頂きますね。 トウホクビジン、本当に本当にお疲れ様でした。
2015年01月11日
土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。 2014年兵庫県競馬(園田競馬)のリーディングジョッキー争いは、そのまま全国リーディング争いでした。 兵庫の騎手が、上位3位までを独占することなど、誰が予想したでしょう。 昨年の川原騎手による全国リーディングが、そもそも兵庫県史上初めてのこと。 全国リーディングを2年連続で兵庫の騎手が獲得するのも至難の業。ただ、ぼく自身は田中騎手と木村騎手が全国1位を争って、ワン・ツーフィニッシュは予想していました。 さすがに3位は南関東の騎手が食い込むだろうと考えていましたが、最後の最後に川原騎手が単独3位となり、一地区の騎手が全国3位までを独占するという歴史的快挙となったのです(史上初かどうかはわかりませんが…)。 今回のリーディング争いは、何より結末が劇的でした。 開催最終日の12月31日で決着がつくという接戦。最後は田中学騎手(40歳)が木村健騎手(39歳)に2勝差をつけてリーディングジョッキーに輝きます。◆全国リーディングジョッキー最終結果1位 田中 学 (兵庫) 276勝2位 木村 健 (兵庫) 274勝3位 川原 正一(兵庫) 247勝4位 森 泰斗(船橋) 246勝5位 御神本訓史(大井) 219勝 12月に入って、8勝差。そこで田中騎手が騎乗停止になって2日間乗れない…。 この2日間でどれだけ差を詰めることができるかが、大きなカギとなりました。 木村騎手はこの2日で5勝を挙げ、3勝差に詰めます。 その後は一進一退の攻防が続いたが、17日には木村騎手3勝、田中騎手未勝利で遂に、1勝差まで詰めることに成功したのです。 ところが、ここからあとひとつが届かない木村騎手。 18日はともに2勝ずつ。23日は木村が3勝すれば、田中も3勝。 24日も2勝ずつでどちらも譲らず、そして最大の山場の25日を迎える。 2レース、4レースと勝った田中騎手が3勝差に。すかさず5レースで勝った木村騎手が2勝差に詰める。 ところがこの日の田中騎手は好調で、6レースでまた勝ち、続く7レースも楽勝して一日4勝! この大詰めのつばぜり合いの中で、一日4勝してしまうとはさすがの精神力です。 残り3日間の開催を残して、4勝差という決定的とも言える差をつけてしまうのです。 さらに、年末シリーズの初日、29日で田中が3勝して木村が1勝。 残り2日を残して、遂にその差が6勝まで広がってしまったのです。 誰がどう見ても「勝負あり」と思ってしまいますが、木村健という男は、一日5勝、6勝を平気で成し遂げる男。ひょっとして逆転があるのではないか―。 30日。田中騎手が2勝したが、木村騎手は3勝を挙げてその差はひとつ詰まって5勝。 そしていよいよ大晦日を迎えるのです。 ここでリーディングの規定。全国リーディングは勝ち鞍だけで決定されます。 勝ち鞍が最後に並んでいれば、二人同時リーディングジョッキーとなります。 一方、兵庫県のリーディング争いは、上位着順の数で決します。 つまり、勝ち鞍が並んだときは2着回数の多い方が1位。※この時点で2着回数は田中騎手212回、木村騎手198回。 最終日のこの日は、両者ともに8鞍フル騎乗。 第2レースに揃って騎乗した両者。木村騎手が1番人気で6着、田中騎手は2着という結果に。 もうあとがなくなった木村騎手でしたが第3レース、第4レースと執念の連勝で3勝差。 逆転ムードがにわかに活気づく園田競馬場。 次の第5レースは田中騎手が1番人気のミッキーナイトに騎乗。 ここを勝てば4勝差。そうなれば、残り5鞍を残している木村騎手は、すべてに勝たなければ勝ち鞍で上回ることができず、田中騎手の全国、兵庫リーディングが確定する。 田中騎手はまさに引導を渡すかのように、逃げ切って王手をかけます。 第6レース、木村騎手は2番人気サムソンズライトに騎乗して勝利を目指したが、1馬身半及ばず2着。 この時点で田中学騎手の初の全国リーディングと、2年ぶり4度目の兵庫リーディングジョッキーが確定したのです。 それでも、残り4鞍すべて勝てば、まだ木村騎手に全国リーディングに並ぶチャンスはある。 第7レース、木村騎手は1番人気アペルトゥーラで田中騎手のビバユニヴェールを退けて勝利。3勝差。 続く第8レース、自厩舎・西川厩舎のビナファイブに騎乗した木村騎手。しかも同馬は父・隆さんの担当馬。 息子は負けるわけにはいかないし、父だって負けさせるわけにはいかない。 正直、力関係からは勝つのは厳しいと思わざるを得ないメンバー構成。 それでも、親子の強力タッグが神がかり的な勝利をもたらすのです。いよいよ2勝差。 残る2鞍は、単勝1倍台の断然人気馬。 幼馴染の二人が、揃って全国リーディングとなる姿が目に浮かぶ。 第9レース、マルトクスパートに騎乗した木村騎手は、2番手から抜け出し先頭で直線を迎える。 オープンに昇級してから、1400m戦でわずかに粘れず2着に敗れていた同馬。しかし、今回は距離短縮の1230mで確勝を期しての出走。このまま押し切るか!? 迫ってくるのは全国リーディングの3位争いを接戦で演じている川原騎手。 ゴール前の接戦、川原騎手のインプレスシアトルがアタマ差で抜け出していました。 残念ながら、ここで木村騎手の全国リーディングが消えてしまったのでした。 メインの第10レースは重賞の『園田ジュニアカップ』。木村騎手の騎乗するトーコーヴィーナスは疑いようのない大本命馬。 4コーナーまで相手を待ち構える横綱相撲を見せるも、最後はまたしても川原騎手の餌食に…。 2勝差届かず、木村騎手は2014年の競馬を終えることになったのです。 1月2日に始まったリーディング争いは、最終日の12月31日までもつれ込む稀に見る大激戦。 364日間。開催日では165日間。それだけ長きにわたって繰り広げられ、わずか2勝差。 ひとつひとつのレースを振り返れば、ターニングポイントとなるレースがいくつもありました。 そのうちのひとつは、トピックスで…。〓Weeklyトピックス〓★ターニングポイント わずか2勝差で終えた全国リーディング争い。 あのとき、勝っていれば…。あのとき、もし負けていたら…。 12月30日。いよいよ押し迫る年の瀬。 残り二日で田中騎手がトップで、6勝差で追う木村騎手。 この日は木村騎手が快調で、第7レースまでに3勝を挙げ、3勝差に迫っていました。 迎えた第9レース、ここを勝てば2勝差となる木村騎手は、1番人気のチェリーベアハートに騎乗。 一方、田中騎手は2番人気のデンコウガイアで立ち向かう。 2番手につけた木村。田中は中団に控える。 3コーナーで一気に差を詰めて、木村にピタッと張り付く田中。 4コーナーで良い手応えで抜け出していく木村に、外から懸命に追う田中。 直線、内外離れての追い比べ。 内の木村か?外の田中か? 「わずかに木村」と思わず吉田勝彦アナウンサーが言ってしまうほど、木村が優勢に見えたゴール板前。 実はわずかに田中が先頭でゴールしていたのです。 吉田さんが間違うのも無理はなく、周りで見ている我々もそう思ったし、当の本人たちもそう思っていたらしく、責めることなどできません。 むしろ、実況歴60年を誇るアナウンサーですらそう思わせてしまうほどの、大逆転だったわけです。 何より、このわずかなハナ差が変わっていれば、全国リーディング争いは275勝で並び、二人同時リーディングだったということ。 その判定写真がコチラ↓↓ わずか数センチ。このような素晴らしいレースを間近で観られる幸せを、ひしひしと感じています。 年末だけではなく、全レースでアツい闘いが繰り広げられる園田競馬。 決してひとつひとつをおろそかにせず、“一日一番”大切に取り組まなければならないと、心に誓いうのです。★田中学騎手3000勝達成!! 1月3日、新春早々田中学騎手が地方通算3000勝の偉業を達成! レース後すぐにそのセレモニーが行われました。※手前が笹田騎手。奥の右手から鴨宮騎手、木村騎手。一番奥で隠れているけど、中田騎手もいます。あっ、ご存知かと思いますが、中央が田中騎手本人です。左はそのたんね♪ 田中騎手の勝負服を身にまとったライバルジョッキーたち。 「若手も育って、いま園田競馬はすっごく面白いんです。だからこれからも応援よろしくお願いします」と、自身の3000勝より、園田全体のアピールをするあたり、気持ちの余裕がありすぎてニクい! それでも父・道夫元騎手の持つ3164勝については「これまで何も勝ててないので、ひとつでも多く勝ちたい気持ちはあります」と目標には定めているようです。 3165勝目を挙げるということは、今年の170勝目。 昨年の実績で言うと、8月27日。 父を越える日、皆さま是非とも生でご覧ください!! 田中騎手の3000勝に関する記事は、後日『チャージアドバンス』で掲載します、ご期待ください。※ぼくは書き手ではなく、聞き手。★川原騎手もミラクル! リーディング争いの陰にはなりましたが、川原正一騎手(55歳)も準メイン、メインと大本命の木村騎手を破った余勢を駆って最終レースも勝ち、土俵際の3連勝で全国3位を獲得していたのです。 一体どんだけドラマを詰め込んだらええんねん!ってぐらい、園田競馬はアツいゼ!! 誇らしいゼ!!◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ 平成26年の優秀馬選考会が行われ、各部門の優秀馬、年代表馬が発表されました。 詳しくはコチラをご覧ください。 きょうは更新が遅くなり、すみませんでした…。
2015年01月10日
金曜日は古谷が担当します。 地方競馬は年末年始こそ忙しく、そしてそのまま休みなく1年があっという間に終わる…という繰り返し。中央競馬も4日からスタートし、先週末から本格的に2015年の競馬がスタートしました。 明日から水沢に3日間行く関係もあり、今日はその準備などもあって実家で落ち着いていました。12月30日から昨日まで続いていた競馬場への来場も途切れましたが、仕事はしながらも1日ゆっくり実家にいるのも久々だったので、時間を余して何をしていいかわからないものですね(^^; 昨日は、グリーンチャンネルで放送されている2014年シーズンの「iちゃんねる」の打ち上げを兼ねた新年会で、毎週通いで岩手から来るふじポンはもちろん、いつもはスカイプで盛岡競馬場から出演している松尾康司さんとよこてんさんも東京に来て、この打ち上げに参加されていました。 ふじポンの希望で屋形船での実施でしたが、昨年行った時とルートが違い、今回はグリーンチャンネルから見える景色で屋形船を楽しむ、という目的で、永代橋を通るルートでした。(永代橋)(屋形船の外から見るスカイツリー) 大人数で楽しむ上では、大変リーズナブルな価格で豪華な食事も楽しめ、さらに下町から台場までの景色を楽しめます。こうした機会でないと、なかなか屋形船で打ち上げ…とは想像できないことでしたので、「iちゃんねる」スタッフに感謝です。また、来シーズンの放送があることを心待ちにし、皆さんとともに岩手競馬を楽しみたいですね。 その岩手競馬は、トウケイニセイ記念が今シーズンのファイナルを飾ります。波乱が目立つレースで、前哨戦の白嶺賞の上位組が出走しますが、その白嶺賞も波乱だっただけに、本番のトウケイニセイ記念もどんな結果になりますか…?今から楽しみです。 トウケイニセイ記念を含むレース展望「WEB-iちゃんねる」もぜひ参考になさって下さい! 1週間の南関東では、報知オールスターCでドラゴンエアルが早めスパートから直線は後続を突き放し、ダービーグランプリに次いで重賞連勝。ハッピースプリント世代でなかなか重賞に手が届かなかった素質馬が、3歳秋から完全に本格化した印象を強く与えたレースでした。「まだ4歳になったばかりで、今の南関東のオープンを考えれば本当に楽しみです」と、森騎手もドラゴンエアルに高い評価を与えていました。 そして、3歳重賞「ニューイヤーC」は、ラッキープリンスが1番枠から逃げ切り、重賞初制覇を飾っています。「1番枠だったこともあり、スタートを決めて逃げることに集中していました。逃げる形なら渋太く、最後まで脚色も衰えることなく走ってくれましたし、何とかタイトルを獲得でき嬉しかったです」と吉原騎手。期間限定騎乗で早速、重賞制覇を飾っただけに、本人も非常に喜んでいました。 ニューイヤーCは、1着から4着まで山口ステーブルの育成馬で独占しました。山口ステーブル育成馬の代表格が、今のところジャジャウマナラシになるでしょうが、この4頭に加え、エンターザスフィアやマイカラーも加わってくることになるでしょうし、クラシックに何頭出走することができるかも大変興味が涌きます。エンターザスフィアは、週明けの船橋で叩き2走目を迎えますが、今度はきっちり巻き返してくると思います。その走りにも注目したいと思います。
2015年01月09日
木曜担当のよこてんです。 岩手競馬は今週末の3日間をもっていったん冬休みに入ります。次回は3月21日の土曜日、いわゆる“特別開催”からの再開となります。 今は雪だ氷だ寒い寒いとぼやいておりますが、特別開催の頃にもなればすっかり春。そろそろ桜も・・・という頃合いのはず。 また、前回のこのブログでも触れましたが、来シーズンから騎手・調教師等の成績算定期間が変わって、3月特別開催から翌年1月までの期間で計算されます。3月の開催から新シーズンの成績という事になりますから、いろいろな意味で心機一転の春競馬スタート。 約2ヶ月の“冬休み”はちょっと寂しいですけども、その分、春の訪れがより待ち遠しく、より楽しくなるのでしょう。ファンの皆様にも春の到来を心待ちにしていただければと思います。 とはいえ今週末も、11日・日曜にはゴールデンジョッキーズシリーズ第3戦が行われれ、大接戦となっている騎手達の戦いにいよいよ決着の時がきますし、12日・月曜にはマイルの重賞・トウケイニセイ記念が行われてレギュラーシーズンを締めくくります。 岩手競馬の年度代表馬争いにも少なからず影響を及ぼす位置にあるトウケイニセイ記念ですが、今年は有力視されているどの馬が勝っても、年度代表馬や各部門賞に大きな影響はなさそうです。そのかわり、明け4歳となったライズラインにとっては古馬一線級のマイル戦線の中でどれだけやれるか?の手応えを探る一戦になりますし、それはクロワッサンにとっても同様。キモンレッドは現役生活の有終の美を飾りたいところでしょう。 コミュニティやモズは回避濃厚と思われます。もし登場してくるなら、これらの馬もマイル路線での手掛かりを見いだす戦いになるのではないでしょうか。 さて、昔のトウケイニセイ記念は「人気どおりに決まる堅いレース」のイメージが強かったですが、ここのところは4年連続で3連単万馬券、うち2年は10万馬券になる波乱になっていて「荒れるレース」のイメージが強くなっています。 一昨年の勝馬ティムガッドは11頭立て8番人気。その前の年の勝馬ヒカルジョディーは12頭立て10番人気から勝利しました。予想外の思い切った戦い方に打って出る馬が出てくるかもしれません。人気薄でのノーチャンスと決めつけるのは早計・・・というべきでしょうね。★1月3日・初夢賞/優勝ヤマニンネレイス 鈴木麻優騎手 1月3日のメインレース、特別「初夢賞」を鈴木麻優騎手騎乗のヤマニンネレイス号が優勝。鈴木騎手はこれが特別初制覇で、岩手競馬での女性騎手による特別勝利はこれが5人目となりました。 自分のフェイスブックの方に先に書いてしまったのですが、過去の4名とその勝利レースは以下のようになっております。 高橋優子 ・・・ 日高賞典(1970) 吉田弥生 ・・・ 国内女性騎手招待(1982) 千田和江 ・・・ 五葉山賞(2004)。 皆川麻由美 ・・・ シルバーステッキ賞(2006) 高橋優子騎手は1970年に日高賞典と農林水産大臣賞典という二つの岩手の大レースを勝っています。この時はまだ重賞・特別制をしいていなかった(現在のような重特制が導入されたのは1973年)ので厳密に分ければ『特別制覇』ではないのでしょうが、現在の不来方賞や岩鷲賞は1969年スタートの「不来方賞典」「岩鷲賞典」の回数を引き継いでおり、アラブ重賞時代の旧日高賞も日高賞典からの回数をカウントしていましたから、日高賞典優勝は特別優勝相当としていいのでしょう。 農林水産大臣賞典は1着賞金50万円、当時の岩手競馬では最高賞金のレースでした。高橋優子騎手が勝ったのは年2回行われていた農林水産大臣賞典の後期の方。位置づけ的には現在の桐花賞に匹敵するレースではありますが、当時は「重賞」は設定されていなかったので、これも「現在でいえば重賞制覇と同等」という表現になるのでしょうか。 吉田弥生騎手は1982年の国際女性騎手招待レディスカップの前日に行われた「国内女性騎手招待」を制覇。他にも1984年の「ワールドレディスカップ」第2戦を上山で勝ったという記録が残っています。 千田和江騎手、皆川麻由美騎手はまだ記憶に新しいところですね。皆川騎手は他にも水沢・名古屋・高知のLJS戦で勝ち星を挙げており、「岩手の女性騎手の特別勝ち数」では「4」でトップです。★千田和江騎手 五葉山賞の表彰式の際に★皆川麻由美騎手 2007年のLJS第1戦 鈴木麻優騎手もここに加わったわけですが、なんといってもまだデビュー初年。特別勝ちの数とか重賞制覇とか数を増やしていくのに十分な時間を持っていますから、過去の騎手たちに肩を並べるだけでなく一歩リードする記録を作ってほしいですね。★鈴木麻優騎手
2015年01月08日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 皆さま、新年明けましておめでとうございます。 皆さま方の2015年に幸多いことを、とりわけ競馬における幸せが皆さま方に訪れますよう、心よりお祈り申し上げます。 私の新年は帯広であけ、3日まで帯広。馬のおかげ、関係者の皆さま方のおかげ、そして何よりもばんえい十勝を楽しんで下さった多くのお客様方のおかげで、例年になく楽しいお正月を過ごすことが出来ました。 競技の理解、レースの見方、お客様方への伝え方…あらゆることにおいて、ばんえい競馬というものを知るいい機会になりました。 客の一人としては馬券を買って楽しみ続けてきましたが、それとはまた別に仕事として携わることによって生まれる「興味」というものは、いずれそれがまたお客様方にとっての興味として伝わって行くことになるのだと思います。 本当にいい経験をさせて頂きました。 さて、昨日、JRAの年間表彰であるJRA賞の受賞馬が発表されました。 年度代表馬は、やはりこの馬。 ジェンティルドンナ。 有馬記念の優勝記者会見の中で管理していた石坂調教師は、秋2走の敗戦について「『こんな馬ではない』と思っていた」と繰り返し述べていました。 有馬記念のレース後の会見で語る石坂正調教師 最大目標だったジャパンカップの直後に、予定になかった秋3走目の有馬記念への出走を直ちに決め、そしてそこに向けての渾身の仕上げ。馬の頑張りを、周囲の人々の勝利への強烈な執念が後押ししたものでしょう。 馬は勝ち、馬も馬の周囲の人々も最大級の栄誉を手に入れました。 これこそ、心技体全てを注いで競う「スポーツ」の真骨頂を体現したものと言えるのではないでしょうか。ジェンティルドンナの勝利に際して広く共有された「感動」は、まさにこの点に由来するものだと私は思います。 年度代表馬争いは投票で決められますから、どうしてもシーズンのあとの方、とりわけ有馬記念で活躍した馬が印象として有利になる面は否めません。レーティングでは上位を守り、世界ナンバーワンの馬として2014年を終えるジャスタウェイも、年度代表馬としての資格は十分あったと思われますが、いかにせんシーズン後半の戦歴にはインパクトを欠きましたよね。 一昨年、天皇賞秋を勝ったときのジャスタウェイの姿 投票結果は231対51。私はこのジャスタウェイに入った51票にも敬意を表したいと思います。 これはよく言われていることですが、もしもジャスタウェイがこの秋、凱旋門賞ではなくヨーロッパの中距離戦線を戦っていたら……勝つか負けるかは相手もあることですし、いわゆる「時の運」にも左右されるところではあって何とも言えません。しかし、世界的な話題性としては勝っても負けてもプラスの影響の大きいものがあったのではないでしょうか。 このような馬が再び現れるまでに、どれだけの歳月が必要なのかと考えたとき、外野の立場からは少々勿体ないように思えてなりません。 ジャスタウェイも引退し、繁殖生活に入ります。恐らくそこでは、牝馬のジェンティルドンナよりも厳しい戦いが待っていることでしょう。ドバイでの勝利を上回る栄誉を追加することが出来ずに引退するジャスタウェイが、引退後どのような歩みを辿るのか。私は非常に強い興味を持っています。 さて、2015年。どんな競馬が待っているのか。 馬だけでなく、人々がどれだけの英知を結集してコトに当たることが出来るかと言うことにも注目しながら、ファンの一人として注目し、楽しんで行ければと思っています。 まず、ダビスタに凱旋門賞やアーリントンミリオン以外の海外レースを収録して挑戦できるようにしてもらうところからスタートじゃないですかね(笑)。 もう随分前のメルボルンカップの風景(フレミントン競馬場) 今年は、何とか時間を作ってあちこち見に出かけたいなと思っています。 そのときにはまた、ここでご紹介できるようなネタを仕入れてきますね。 皆さま、今年もどうぞよろしくお願い致します。
2015年01月07日
火曜日担当の太田です。 2015 Happy New Year!! 本年もどうぞよろしくお願い致します。 昨日まで元日から5日間のばんえいお正月開催、皆さんお楽しみ頂きましてありがとうございます。厳しい寒さではありましたが、天候にも恵まれ、十勝らしい青空が広がったお正月でした。終わってみるとあっという間でしたね。お正月開催恒例のイベント、帯広記念、天馬賞とBG1レースでとても盛り上がった帯広競馬場。元日から3日までは、坂田アナウンサーが競馬場に来場。お正月に花を添えてくださいました。この場をお借りし御礼申し上げます。元日はいつもどおり開門イベントが行われました。鏡開きが行われ、振る舞い酒、帯広市郷土芸能の平原太鼓の演奏でお客様をお迎えし、開門からレースまでの間、ファンの皆さんにお正月気分を味わって頂きました。 毎年調教師もファンサービスでお客様をお出迎えしております。甘酒を配っているのは小林調教師(左)です。さあ、いよいよ新春第1レース。その前に主催者を代表し、帯広市長からファンの皆様へ新年お祝いのご挨拶。(坂田アナが撮ってくださった写真) 新年最初のレースを制したのは『プリティチヨヒメ』。ばんえい若手NO1イケメンジョッキー島津新騎手。林豊調教師の管理馬でした。 2日は全国発売で注目が集まっていた『農林水産大臣賞典 第37回帯広記念(BG1)』でした。890kから920kと『ばんえい記念』に次ぐ高重量戦。馬場水分2.3%とパワー勝負となりました。昨年とそれほど馬場水分的には変わらなかったのですが、今年はかなりのスローペース。第2障害まで前半91秒かかっていました。(ちなみに昨年は馬場水分2.2%で前半62秒でした)道中何度も刻み、どの馬も十分息を入れる展開。それでも第2障害は苦労する馬が続出。いつの間にか障害を2番手で越えてきた「ホッカイヒカル」には正直びっくりしました。これまで高重量戦ではあまりいいレースをしていませんでしたので、まさか!!と思った方も多かったのでは・・・。一時は抜け出して先頭に立ちそのまま行ってしまうのではと思いましたが、残り20mでいったん止まってしまったのは残念でしたね。息が入り、時計のかかるレースとなり「フクドリ」の強さが光りました。最後はとても力強く感じました。2着に「ホッカイヒカル」が粘り、3着にはトップハンデ920kの「フジダイビクトリー」が入り波乱の結果に・・・何度もこのブログでお話いていますが、古馬重賞は難しいですね~~!?(主催者提供) 安部憲二騎手は、「 『北見記念』を優勝していただけあって、期待も大きく今は無事勝つことができてほっとしています。マークしていた馬が思っていたほどペースが速くなかったので自分のレースに徹しました。近走のレースでは障害を上手く上がっていたので、このレースも呼吸さえ合えばいいところまで登るのではないかと考えていましたし、実際天板近くまで上がることもできました。第2障害後は先に行っている馬が意外な馬だったので少し焦りましたが、止まることなくゴールできたので良かったです。 」とコメント。(主催者提供) 次回古馬重賞は3月1日(日)『チャンピオンカップ BG2』、そして、3月22日(日)『ばんえい記念』のみとなりました。「フクドリ」が一歩抜け出した感がありますが、古馬戦線はまだまだわかりません。年度末に向けて各陣営も狙ってくることでしょう。今年の「ばんえい記念」はどうなることか・・・・楽しみです!! 3日は明け5歳の頂点決戦『第8回天馬賞(BG1)』が行われました。世代最高峰のレースは、牡760k、牝740kの定量戦。ダービー、銀河賞などを制して古馬重賞の『ドリームエイジカップ』で3着と大健闘の「オレノココロ」が圧倒的に支持を集めていました。 道中は全馬ほとんど差がなく進み、勝負は第2障害へ。2歳王者「ショウチシマシタ」、上がり馬「イッキフジ」、2番人気、菊花賞馬「コウシュハウンカイ」が仕掛け、リーディング鈴木恵介騎手は落ち着いてワンテンポ遅らしてからの仕掛け。「オレノココロ」はすんなりと障害を越え、最後は突き放しての圧勝。世代の王者防衛を果たしました。2着には「コウシュハウンカイ」そして、3着「セイコークイン」4着「コウシュハクィーン」5着「クインフェスタ」と牝馬3強が入り、強さを見せてくれました。(主催者提供) 鈴木恵介騎手「ハンデのない定量戦でしたので、ファンの期待に応えられるよう頑張りました。隣に馬のいない10コースの端枠に入ったので、スタートが少し出遅れましたが、道中でカバーできましたので、思っていた内容のレースができました。力強い脚取りを見せてくれましたし、これからの古馬戦でも力を発揮させてくれる馬だと思います。」とコメント。(主催者提供) この明け5歳世代はレベルが高く、これからばんえい競馬を背負っていく世代になるだろうと思います。年齢ハンデがなくなる5歳は、これから古馬戦線で苦戦が強いられるとは思います。しかし、一歩一歩着実に力をつけて、これから活躍してくれることを期待しています。大舞台で暴れる日もそう遠くはないでしょう。ぜひご注目ください。 さて、次回は1月10(土)からの開催で、3月まで薄暮開催へと変わります。基本的に、第1レース発走は13:00です。最終レースは18:40へと変更になります。どうぞお間違いのないようお楽しみください。
2015年01月06日
今週月曜日は耳目社・山中が担当します。南関東地方競馬は、今年最初の川崎競馬開催中です。(開催は6日=火曜日まで)今年もよろしくお願いいたします。有馬記念の翌週が金杯でしたから、東京大賞典からの川崎お正月競馬は例年通りのスケジュールとはいえ、お正月気分を味わう期間がなんとなく短い気がしてしまうんですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?冒頭にも書いたように、川崎のお正月開催は明日まで。水曜日から3日間、浦和競馬の開催となります。お正月開催恒例、川崎ジョッキーズによるビデオ年賀状。毎日競馬場内ドリームビジョンで放映されているものが、ホームページにアップされています。(→こちら)個人的には郷間勇太騎手の熱演に大注目です。年末の東京大賞典ではサミットストーンが3着。ホッコータルマエとコパノリッキーの後、南関東最先着。そしてワンダーアキュートやローマンレジェンド、クリソライトといったジーワン馬に先着。明けて7歳になる今シーズンですが、昨年南関東移籍後、大事に走って結果を残してきた馬ですから、今年も続けての活躍を期待したいところです。そしてハッピースプリントが東京大賞典4着、今年最初の重賞・報知オールスターカップをドラゴンエアルが優勝。明け4歳世代には南関東に留まらない活躍を期待したいところですから、年末年始に昨年のクラシックを争った馬達がいいレースをしてくれて、今年の古馬戦線も非常に楽しみです。南関東は今年、大きなイベントが控えています。11月3日に大井競馬場でJBCが行われます。6月15日からは船橋競馬場でナイターレースが始まります。レースを大いに盛り上げてくれるスターホースの存在は競馬場に必要不可欠です。そして3月14日に北陸新幹線が開業し、おもてなしムード一色の石川県にある金沢競馬場も、飛躍の一年になることでしょう。石川県・谷本知事の念頭挨拶のニュース(→こちら)北陸新幹線開業PRマスコットキャラクターの「ひゃくまんさん」公式HPも、あります!(→こちら)一気に頂点に立ったケージーキンカメを中心に、ナムラダイキチの復帰も待ち遠しいところです。東海ダービーでは遠征競馬で結果を残したケージーキンカメですので、今年も全国各地のレースに挑戦して力を発揮して欲しいですね。新年を迎えて、気持ちも新たに実況に臨んでいきますので、今年も地方競馬を、そして実況アナウンサーをよろしくお願いします。
2015年01月05日
日曜日担当の高橋華代子です。 あけましておめでとうございます。今年も南関東のお馬さんたちが大舞台で頂点に立つことを夢見ながら日々過ごしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。 さて、皆さんは高知競馬場で走っているギンゲイ(高知・打越勇児厩舎)をご存じでしょうか?2007年6月に中央競馬からデビューし、朝日杯フューチュリティSにも出走。中央では通算4勝し、その後は北海道競馬で走り、2013年10月から高知競馬の一員となりました。 父はニューイングランド、母が佐賀と荒尾で走ったキョウワスピカ、母父はオグリキャップという血統です。 わたしはナマで会ったことはないのですが、真っ白で美しいお馬さんなんですねぇ。こちらは北海道にいた時の写真をTさんに送って頂きました。ありがとうございます。↓ こちらは今のギンゲイです。お写真を打越調教師ありがとうございました。↓ そんなギンゲイも今年10歳になり、1月末をメドに引退する予定ということです。埼玉県入間市にある乗馬クラブアイルで余生は過ごすそうで、ギンゲイを幼い頃から見守り続けてきた方のお話しでは、『ギンゲイ号サポート会』をもうすぐ立ち上げるそうです。 しかし、高知県から埼玉県までの輸送費は高額のために、取り急ぎ、輸送費のご協力を募っているそう。金額は設定していないとのことです。 ゆうちょ銀行店番 038 普通預金 6412806 米谷 朋子 または、 東和銀行 坂戸支店 普通預金 3037559 乗馬クラブアイル 米谷朋子 『ギンゲイ号サポート会』については、追って詳しい案内をして下さるそうなので、ここでも紹介させて頂きますね。
2015年01月04日
競馬ファンの皆さま、新年あけましておめでとうございます! 園田競馬実況の竹之上次男です。 本年も、園田競馬、地方競馬、楽天競馬をどうぞよろしくお願いします。 あすからJRAも新春競馬が開催! しかし地方競馬では、既に元日から各地で熱戦が繰り広げられています。 きょうも6つの競馬場で開催!もちろん園田競馬も開催しておりますので、どうぞお越しください! 昨年の1月3日、入場者数がちょうど10000名でした。 ホンマかいな!と疑ってみたのですが、担当部署が何度も確かめた結果が10000名ちょうどだったのです。 今年はそれを上回るほどのご来場をお待ちしております!!〓Weeklyトピックス〓★きょうは新春賞 新春恒例のハンデ重賞『新春賞』がきょう行われます!! 枠順はコチラ。 混戦のメンバー構成で、激戦必至!! 予想は頭を悩ませます…。 それでも、是非チャレンジして、的中させてください♪★インディウムが2歳王者に!! 2歳王者を決める『園田ジュニアカップ』が12月31日に行われ、2番人気に支持されたインディウムが、1番人気のトーコーヴィーナスを破って快勝! デビューから54日目、4戦4勝で重賞初制覇となりました。 詳しくははチャージアドバンスで書いていますので、どうぞご覧ください。 どちらも強い!ともに3歳になってからさらに活躍が見込める好素材。 今後が楽しみでなりません。★新春賞の結果※翌日更新 詳細は『チャージアドバンス』に書きましたので、どうぞこちらをご覧ください。★DASH和歌山でのイベントリポート 12月29日は、園田競馬開催中でしたが、競馬場を飛び出し『DASH和歌山』へ向かうのでした。車移動です 競馬キンキの北防さんと一緒に、まだ売り始めたばかりで、園田に馴染みの薄い方々に、少しでも興味を持ってもらうために園田をアピールするためです! 実際に我々も馬券を買って、そしてそれをプレゼント馬券にして、ファンの皆さんに楽しんでもらうイベントです。 こう買えば、こんな配当がもらえますよ!とお教えする、まさに実演販売といったところ。 と言いましても、そんなに簡単にいかないのは誰もが知るところ。 それでも、首尾よくぼくも北防さんも当り馬券をプレゼントでき、少しは和歌山のファンの皆さんに喜んでもらえたかなと思っています。 そして、仕事を終えて打ち上げ。 せっかく和歌山に来たのだから、地魚をいただかなければ! DASH和歌山の関係者の方にオススメされた地魚・和食キッチン「おぎん」さん。 ここの料理はめちゃめちゃ旨いです!! お造りの盛り合わせ!!残念ながらドアップにしたため、ぶりしか写ってませんけど、ものすごく豪勢!! 何があったか忘れたけど、全部旨かった♪ 最高なのはコレ↓↓ 太刀魚を一本まるごと料理する、太刀魚づくし!! お造り、握り、唐揚げと、骨もせんべいに! とくに握りが、甘くて最高!! 太刀魚って淡泊な味のイメージがあったのですが、こんなに甘かったっけ!?と思わせてくれます。 これは絶対食べてみるべきです!! そしてコチラ↓↓ まるで宝石のような輝きを見せるいくら♪ プリン体上等!! 日本酒が飲みたくなるがな!! 和歌山と言えば『黒牛(くろうし)』です♪ あぁ、ホンマに旨かった♪ また和歌山に行きたいわぁ(^^)★競馬史に残るリーディング争い◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ きょうはレースがあるので、とりあえずはここまで! このあと、記事は少しずつ増やしていきますので、ご了承ください(^^;) とにかく、きょうは園田競馬、或いはお近くの地方競馬にどうぞお越しください!! 待ってるでぇ~、ギャハハハハハハ!! あっ、きょうはちっちゃいおっさんは来ません(^^;)
2015年01月03日
金曜日は古谷が担当します。 新年明けましておめでとうございます。今年も地方競馬、楽天競馬ともどもよろしくお願いします。 地方競馬の仕事をしていると、年末年始の感覚がなく、大晦日まで大井にいて元旦から川崎という流れができてしまっています。元旦は、グリーンチャンネル「iちゃんねる」の収録がありましたが、その前に川崎競馬場へ行き、新年のご挨拶に。今野騎手には「休みないねぇ!」と言われましたが、本当にお互い様ですよ(^^;(元旦の川崎競馬場パドック) 今年は、中央競馬も途切れのない形で新年の競馬を迎えますから、年末年始を感じられない状況だったと思います。この仕事をしていると、季節感があまりなく、しかも1週間単位で物事が進みますから、1日1日があっという間に感じます。今年で40歳になりますが、「もうそんなに経つのか…」と本当に思います。体が思うように動かなくなっていることを常々感じつつ、体力をつけながら1年を乗り越えようと頑張っていきたいと思います。(スタジオが新春バージョンだったiちゃんねる) さて、28日(日)の大井競馬場で、馬主デビューを果たしましたが、ウィクトルマルテが2着、リゾートラインはシンガリ負けでした。ウィクトルマルテは、直前の併せ馬で遅れをとったリッカに突き放されたので、それはそれで納得できましたし、しかもあれだけぶっち切られたらより納得する内容でしたが、ロスなく立ち回りよく2着に頑張ってくれました。「脚元を気にしながらビシッとやっていない状況で2着に来たんだから大した馬です」と、森下師もビックリされていましたが、レース後に右前のソエが出たので放牧に出されました。復帰を楽しみにしたいと思います。 一方、リゾートラインは3コーナーまでは良い感じで進んでいましたが、一気にガス欠。吉原騎手も須田師も距離を原因にしていましたが、それに加えてゲートの中からレース後まで、精神的にもパニックになっていた様子だったとのことです。1月開催は短距離戦に挑むとのことで、改めてどんな走りを見せてくれるか注目したいと思います。 さて、ホッカイドウ競馬所属馬が年末の大井競馬に計4頭が参戦しました。東京大賞典に挑戦したシルクメビウスとキタノイットウセイはさすがに荷が重かった印象ですが、東京2歳優駿牝馬に挑んだユヅルノオンガエシとミラクルフラワーは、自分の競馬に徹し、勝ちにこだわるスタイルで見せ場は作ってくれました。その2頭に加え、ホッカイドウ競馬出身馬も含めたレース後のコメントを以下に記します。今後の南関東競馬に向け、参考にして頂けたらと思います。2着ティーズアライズ(矢野騎手)「追い切りの感じから一発あっても不思議ない能力を感じていました。勝負所で少しモタつく面はありましたが、終いのしっかりした馬で直線だけの競馬ながら凄い脚で追い込んでくれました。あとちょっとだけに勝ちたかったんですが…。でも、来年のクラシックでも楽しみです」5着ジュエルクイーン(岡部騎手)「掴みどころのないタイプで、何とも乗り難しい馬です。能力はあると思うんですが、なかなか本気を出してくれないというか…。ただ、出遅れて流れに乗り切れなかった面はある中でも掲示板には入ってくれましたし、今後の成長に期待したいと思います」(ジュエルクイーン)7着ユヅルノオンガエシ(吉原騎手)「前走の水沢で、2着がありそうな雰囲気で追い込みながら最後に脚が上がってしまったように、今回の内容も含め距離が少し長い印象を受けます。勝ちに行った分、より最後は止まってしまいましたが、この馬の能力は出せたと思います」(ユヅルノオンガエシ)9着ブライトギャル(森騎手)「馬体減だったように、まだカイ食いが本物ではないようです。乗り味は良く、これから変わってきそうな雰囲気はあり、馬体の回復と成長があれば、北海道での成績から巻き返しあって不思議ないと思います」10着ジュモット(達城騎手)「良い感じで行っていても、手応えが早々となくなってしまいます。前走も含め、マイルはやはり長いですね」12着ミラクルフラワー(松井騎手)「前走同様に先頭へ行く気持ちは見せ、ネガティヴが内から先手を主張したので控えて行きました。1コーナーまでのラップが速くなってしまったことで、最後まで息が持ちませんでしたし、これだけのメンバーが揃うとマイル戦はさすがに長い印象です」(ミラクルフラワー)13着ステファニーラン(左海騎手)「返し馬の雰囲気は良かったので期待はしていましたが、内枠が仇となって揉まれ込んで全然進んでいきませんでした。外枠の方が競馬はしやすいタイプで、これが能力ではないと思います。次走は桃花賞の予定だとのことなので、何とか巻き返したいと思います」15着ネガティヴ(御神本騎手)「ローレル賞で乗せて頂いた時から比較すると状態は上がってきていると思いましたが、他馬も力をつけてきた現状からも、なかなかマイペースでレースをさせてもらえません。今日は展開が厳しかったですね」 愛知のジュエルクイーンは、「グランダム・ジャパン2歳シーズン」に優勝しましたが、川西師は相当悔しそうでした。「浦和の桜花賞は小回りで向かなそうだし、それなら中央の芝に行ってみたい」と話し、集中して走ることができそうな忙しい距離を考え、フィリーズレビューを目標にローテーションを考えていく方針を話していました。キンシャサノキセキ産駒で芝向きにも感じるだけに、どんな走りを見せてくれるか楽しみです。 改めまして、今年の地方競馬、楽天競馬もよろしくお願いします。
2015年01月02日
木曜担当のよこてんです。 新年明けましておめでとうございます。今年もファンの皆様が心ゆくまで競馬を楽しんでいただけますよう、お祈りいたしております。 私もこの『楽天競馬日替わりライターブログ』に参加させていただいて1年になりました。皆様の反応を想像しながらああしようか、こうすればいいのか?と考えながらやってきて、未だ手探りな感じですが、この先もおつきあいいただければ幸いです。 さて、昨日の12月31日、岩手競馬の1年を締めくくる重賞「桐花賞」が行われました。圧倒的人気を集めたのはナムラタイタン。単勝オッズ1.1倍、支持率は約70%。文字通りに“圧倒的”な人気だったのですが、勝ったのはコミュニティ。4番人気、単勝18.6倍、支持率約5%のその馬でした。★第40回桐花賞/優勝コミュニティ 北上川大賞典の上位3頭が“3強”と見なされた状態でやってきた今回の桐花賞ですが、伏線はやはりその北上川大賞典にあったように感じます。 今改めて北上川大賞典のレースリプレイを見ると、2周目の3コーナーあたりではモズとナムラタイタンが前で並んでいてコミュニティは10馬身ほど離れた後ろにいます。それがゴールではナムラタイタン先着、2馬身差でモズ、コミュニティがその直後まで迫った所で終わっています。 実はこの構図、桐花賞でもそれほど大きく変わってはいません。北上川大賞典では3頭が他を大きく引き離して他に誰もいなくて、桐花賞では間に何頭か挟まっていて・・・という違いこそあれ、前のナムラタイタンとモズ、離れた所から追い上げるコミュニティの形は変わりない。ただ、それぞれの位置が微妙に変わっていた。それが結果を変えた。★最後の直線、コミュニティがナムラタイタンを捉える瞬間 ナムラタイタンとモズ、コミュニティとモズは北上川大賞典が初対戦でした。一度戦って相手の戦いぶりを計って、互いの利点や弱点を探してなんとかつけ込もうとする。それで二度目の対戦では結末が変わる。ナムラタイタンが、絶対王者と思われた馬が敗れた事で非難するむきもありますが、競馬としてはある意味“正しい”結果だったのではないかと私は思います。★1周目のスタンド前を通過するナムラタイタン★モズ 返し馬 これも今にして思い当たる事です。コミュニティの山本政聡騎手。ナムラタイタンには何度も跳ね返されていたけれど、彼の口から「ナムラタイタンには敵わない」というセリフを聞いた事がありません。 南部杯、JBC、北上川大賞典。一度も先着できなかったけれど、山本政聡騎手はいつでもレース後、「あの馬(ナムラタイタン)との差はどれくらいでしたか?俺の馬の走りはどうでしたか?あの馬とどれくらい違って見えましたか?」と聞いてきました。いつか必ず追いついてやる。そんな想いをむき出しにしてきました。 今回だって、自分の馬の射程圏に納めていれば届く、勝てると思ってパートナーを信じて乗って、それで実際に勝ったのですから、たいした肝の据わりようではないですか!★山本政聡騎手 強い馬が強いままでいてほしいと願う事は正しいですが、そんな強い馬をいつか負かしてやろうと思って挑み、挑み続け、そして破る。それも正しい競馬の姿。そう思うのです。★レース直後のコミュニティ★担当の溝口厩務員は38度の熱発のさなかの捷報に 自分は残念ながら、山本政聡騎手ほどにはコミュニティを信じる事ができなかった。これはもう猛省するしかありません。一途に信じる事が結果を変える。それを教えてもらった桐花賞でした。 今回書いておきたい事がもうひとつあります。12月の半ばにこんな題名の文書が届きました。『厩舎関係者等表彰要綱」の一部改正について』。内容は、騎手や調教師のリーディング等各種表彰の対象期間をこれまでの「4月から翌年3月」ではなく「3月から翌年1月」とする、というものです。 岩手競馬は冬季休催がある事もあって各種成績類は暦年単位ではなく年度単位で計算されてきました。 しかし近年は3月下旬に特別開催が組まれる事が恒常化していて特別開催が実質的な新シーズンスタートなのに、その部分の成績は前年度分・・・という微妙な位置づけになっておりました。 騎手のリーディング争いなんかは、冬休みを挟むとどうしても気持ちの流れを殺ぐというか盛り上がりを殺ぐという感じになりますし、馬のクラスなんかは特別開催から新年度対応の編成に変わっていますから厩舎の体制的にも3月は1月までとは違う“別年度”って感じですし。休みを挟む形から連続する形に変わる事で、気持ち面・感覚面の違和感が解消されるのではと思います。 この2014シーズン、平成26年度に関しては「昨年の4月から今年1月まで」の特例期間になっています。という事で騎手・調教師リーディングは1月12日をもってクライマックス、となります。 騎手リーディングはもう決まりですね。1位は189勝を挙げている村上忍騎手。2位は146勝で山本聡哉騎手ですがご存じの通り負傷欠場中。3位は齋藤雄一騎手の130勝。4位は高松亮騎手の115勝で5位は関本淳騎手の95勝。残るは6日・60レースですから、それぞれの差を考えると順位の変動もまずないでしょう。 一方の調教師リーディングは大激戦です。12月31日終了時点で1位は61勝の板垣吉則調教師。2位は同じく61勝、2着数の差で佐藤雅彦調教師。3位は60勝の佐々木由則調教師、4位58勝小西重征調教師、6位は58勝、ここも2着の差で順位が違う新田守調教師。ここまで3勝差。まれにみる大接戦です。 このあたりの厩舎ならだいたい一開催5~6勝という計算になるでしょう。この2~4日の3日間の勝ち星数で大勢が決しそうです。
2015年01月01日
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