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火曜日担当の太田です。週末雪予報も空振り。積もるという予報でもありましたので、タイヤ交換を急いだ方も多かったと思います。次の雪予報は木曜日。これも朝方の気温の低い時のようなので、すぐ解けそうですね。根雪はまだ先の様です。もともと雪の少ない十勝ですが、今年は北海道全体的にまだ平野部で雪が積もっているところはないようです。どっと降らなければいいなあ。11月から始まったばんえい甲子園も第3戦が終了。十勝産駒特別は、キョウエイプラス、ジェイヒーロー。キョウエイプラスジェイヒーロー北見産駒特別はコーワホープ、キタノミネ。コーワホープキタノミネ釧路産駒特別はタカラキングダム、ホクセイキムタクタカラキングダムホクセイキムタクが予選を通過。(写真はすべて主催者提供)残すは27日南北海道産駒特別。12月4日の北央産駒特別の2戦。今日発表になった登録馬です。ナナカマド賞1着タカラキングダム。2着キョウエイプラスは順当に勝ち上がり。現段階でこの世代はこの2強ムードという感じになっております。ただ、まだまだこれからの馬達。2歳時に活躍してもその後・・・という馬も稀ではありません。3歳から強くなってくる馬などもいますからね。今年は南北海道産駒と北央産駒の馬達はなかなか結果が出ていないだけに、ここまで行われた3戦が12月30日に行われるヤングチャンピオンシップの有力馬になりそうです。ばんえい競馬ではばんえい甲子園WEBキャンペーンを実施中次回第4弾はこちら期間中毎週金曜日から日曜日とそれぞれ応募は短い期間ので、お見逃しなく、ぜひご応募頂き賞品をゲットしてください。さて、次回からのばんえい競馬は、準ナイター開催となります。発走時刻が少し早まります。第1レースは14時頃スタートです。およそ1か月準ナイター開催となりますので、お間違いなく。引き続きどうぞお楽しみください。次回27日(日)は重賞レースが組まれております。各世代の上位馬が集まってのドリームレース!第13回ドリームエイジカップを予定しております。先日およそ2か月ぶりの実戦でトップハンデでも強さを見せたメムロボブサップ。2年前の覇者アオノブラックの6歳馬の争いは楽しみですね。今回もトップハンデとなるメムロボブサップは800キロ。10キロ差790キロのアオノブラック。この10キロがどう出るか。秋に入って本格をみせるキタノユウジロウは760キロ。ここの所の馬場状況をみると、若馬のスピードも侮れませんね。4歳マサタカラが最軽量の730キロ。近走のレースを見ているとチャンスがないとは言えないですね。実際4歳馬の勝利は2019年のアアモンドグンシン、2020年アオノブラックと実績があります。しかも730キロはトップと70キロ差。これは大きいですね。第13回ドリームエイジカップBG3 ぜひ皆さんご参加ください。令和4年度第2回調教師試験に合格した松田道明騎手が今週でラスト騎乗となります。1990年4月デビュー。33年の騎手生活に幕を閉じます。私が本格的にばんえい競馬に関わるようになったとき、カネサブラックの主戦として活躍。ばんえい記念を勝利したときのインタビューもとても印象的でした。2013年ばんえい記念その後、フジダイビクトリーが勝利したばんえい記念も、松田騎手騎手ならではの騎乗で勝利したレースだったと思います。2016年ばんえい記念今後は調教師として新たな道へ進みます。最後の雄姿ぜひとも目に焼き付けておきたいですね。皆さんもどうぞ応援ください。
2022年11月22日
こんにちは。隔週月曜日、今日の担当は㈱耳目社の百瀬です。今週の金沢競馬場は『ウマ娘 プリティーダービー×金沢けいば』コラボイベントウィーク!11月20日~22日の3日間、金沢競馬場内ではコラボグッズのプレゼントや物品販売、パネル展示等が行われます。そして昨日は、展示イベントの他にもウマ娘声優2名が登場するトークショーも行われ、朝から多くのお客様で賑わいました。(トークショー前のステージ付近の様子)まさに"ウマ娘一色"となった金沢競馬場でしたが、日頃から競馬場で働いてる方には、どんな影響があったのでしょうか。正門脇の専門紙販売店で伺うと、「売上はいつもとあまり変わらないかな」とのこと。どうやらイベントメインで来場される方は、販売店に寄ることなく、直接イベントブースへ向かうようでした。(専門紙販売店も"ウマ娘仕様"でした)また日頃から美味しい唐揚げでお世話になっている場内売店"馬笑屋さん"のご主人は、「唐揚げやお肉系は完売だけど、ご飯とカレーは残ってしまった」と、改めて特別な日の対応について難しさを感じていたようでした。そしてレースに騎乗する騎手の皆さんはどうでしょうか。金沢競馬のご意見番(?)、松戸政也騎手に伺いました。「レース中の歓声は、いつも以上に大きく聞こえてきますね。また本馬場入場も普段より見られている感じがしました」(松戸騎手。写真は以前撮影したもの)普段と異なる競馬場内の雰囲気、騎手の皆さんも感じていたようでした。11月20日の入場者数は5,114人。"ウマ娘"効果を実感する結果に。そして売上は1億1670万8900円。この日、本場のレース数が9レースと少なかったことや、同時間帯に競合するレースや競馬場が多かったことを考慮しても、平時の日曜開催は比べると、少し増えたかなといった印象でした。しかしイベントをきっかけに、この日初めて金沢競馬を見たという方も多かったのではないでしょうか。これを金沢競馬の売上アップ、イメージアップの"種まき"と捉え、私も金沢競馬を更にアピールできればと思いました。『ウマ娘 プリティーダービー×金沢けいば』明日22日まで開催!詳細は金沢競馬公式ホームページでご確認頂き、たくさんのご来場、ご参加お待ちしています!
2022年11月21日
日曜日担当の高橋華代子です。 皆さんは、大井競馬場の4号スタンドにあるダイアモンドターンに行かれましたか?コロナ禍によりお休みしていましたが、9月18日から再開しました。 開門から最終レースまでレースを見ながら、食べ続けて、人によっては飲み続けることもできるという場所です。 何て幸せな空間なのでしょう! なかなか仕事の関係でタイミングが合わず行けなかったのですが、先日、やっと行けました!プライベートでずっとずっと行きたいなって思っていたんですよ。 ダイアモンドターンは夢の国でした(^-^) 眺めもいいし、お料理も美味しいし、こんなに贅沢でいいのかなって思っちゃいました。 わたし自身は体質的に、密になる空間での食事やお酒はまだ控えているのですが、ここは感染対策もしっかりされているし、隣席との間隔もあって、安心して楽しめるなぁと思いました。重賞日ではなかったので、より余裕もあったし。 ここは2人席ですが、1人席もあって、女性1人で楽しまれている方も増えてきているそうです。1人席も感染対策により間隔がかなりあるので、隣の人に気兼ねなく過ごすことができます。今はソロ活女子という言葉もありますし、自分のご褒美に最高な場所かもしれません。1席6000円より。 食べ放題メニューも豊富ですが、時間帯によってはシェフがローストビーフを盛り付けしてくださって、とても柔らかくて美味しかったです。 ダイアモンドターン内でも馬券を購入できる場所もあるので近くて助かりますね。 わたしも1レースから最終レースまでいましたが、ひたすら食べ続け、お酒は飲まないのでソフトドリンクを飲み続け、あっという間の6時間半ほど。 とにかく食べ物の種類が豊富過ぎて、6時間半ほど食べ続けても、制覇するのは大変でした。 時間があまりにも足りない(^^; それだけ充実しまくりの場所。 ダイアモンドターンの詳細はこちら。 ちなみに、わたしの場合は直前まで予定がわからなかったので、当日券で入りました!
2022年11月20日
土曜日の担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。平成4年(1992年)4月1日に吉田勝彦アナウンサーがダート・プロダクションを立ち上げ、今年でちょうど30年のメモリアルイヤー!!今週の開催終わりに30周年記念の宴会に参加しました。吉田アナウンサーの貴重なお話を聴きながら美味しいお酒と食事を楽しみました。初めて投稿した2月の日替わりライターブログにも記載していますが、吉田アナウンサーに声を掛けて頂き、園田・姫路競馬の実況業務に携わる事が出来ました。師匠が築き上げてきた伝統を守っていけるようにこれからも頑張っていきます。業務で使用する競馬ブックの予想印が◎〜▲まで全員一致。私がダートプロに加入して2年半経過しましたが、その期間では初めて見ました。ー ー ー ー ー ー そ の だ け い ば ト ピ ッ ク ス ー ー ー ー ー ー☆ 井上幹太騎手 300V☆11月17日(木)、園田競馬6レースでマロンジェムが最後方から追い込みを決めて勝利。鞍上の井上幹太騎手が地方通算300勝のメモリアルを達成しました!!井上騎手は2013年4月24日の門別競馬でデビュー。第1レースで初騎乗初勝利。その後の4、5レースも勝ち騎乗初日に1日3勝をマークデビュー4年目にブリーダーズゴールドジュニアカップ(2016年)で重賞初制覇。同年のリリーカップ(門別)、鎌倉記念(川崎)も制し重賞は通算3勝。兵庫移籍3年目で節目の勝利に到達しました。 「リーチをかけてから足踏みが続きました。僕らしいですね(笑)。これからも1鞍1鞍を大事に乗って馬券に貢献し、兵庫でも重賞を獲りたいです。」今年は重賞で2度の2着(兵庫ウインターカップ、兵庫ダービー)。移籍後の初タイトルまであと一歩のところまで来ています。 ☆ 園田金盃 ファン投票結果発表 ☆12月1日(木)に行われる園田金盃ファン投票の結果が発表されました。園田金盃史上初の3連覇を目指す兵庫生え抜き馬のジンギ。道営3冠&9月の姫山菊花賞を制したラッキードリーム。ぎふ清流カップ(笠松)の勝ち馬、3歳のクリノメガミエース。園田金盃4年連続2着のエイシンニシパ。昨年ダービー2冠のスマイルサルファー。兵庫生え抜き馬のアワジノサクラの6頭がファン投票で選出。姫山菊花賞2着のタガノウィリアム。今年9連勝を記録したケンジーフェイスの2頭が記者選抜馬となりました。兵庫県競馬の総決算、第65回 園田金盃は12月1日(木)に行われます。☆ 若駒の出世レース 兵庫ジュニアグランプリ ☆11月24日(木)、園田競馬場で2歳馬のダートグレード競走。第24回兵庫ジュニアグランプリが行われます。 数々の名馬を輩出している一戦に、将来有望なメンバーが参戦を予定しています。 【JRA、地方他地区 登録馬】【兵庫登録馬】バウアーズジョウショートニー中央からはデビューから2戦2勝のトレド。デビュー戦をレコードV、ニ戦目のプラタナス賞は7馬身差の完勝でした。初の小回りコースですが、ヘニヒューズ産駒は同レースで2勝しています。芝の函館2歳Sで3着のオマツリオトコ。前走のヤマボウシ賞を勝ちダートは2戦2勝。門別のエーデルワイス賞を制したマルカラピッド。同レース2着馬のエコロアイ。地方コースで2勝しているラブミーモナコの5頭が選定されています。 重賞の鎌倉記念で好走したスペシャルエックス、デステージョの道営馬2頭に、大井のジンステージが登録しています。なお11月24日(木)は薄暮開催のため、レース番号と発走時刻にご注意ください。 第24回 兵庫ジュニアグランプリ (Jpn2)11月24日(木)第7レース 15時35分発走予定当日は楽天競馬Youtubeライブで「第24回兵庫ジュニアグランプリ レジェンド予想会」が配信されます。配信時間 12:00~18:45特別ゲストに元JRA調教師の中村均さん・守永真彩さん・増井辰之輔さんによる「兵庫ジュニアグランプリ レジェンド予想会」を配信します!番組は当日、こちらからご覧いただけます。https://www.youtube.com/watch?v=9wSU0jVrgBI およそ6時間45分の長丁場配信になります。« 出演者 »中村均(元JRA調教師)守永真彩(楽天競馬“ポッ”イントもらっちゃおう娘)増井辰之輔(競馬エイト トラックマン)西村寿一(OBCラジオ大阪ドラマティック競馬アナウンサー)SKNフラッシュ小田ゆりえ・海江田麻貴・豊田さやか・MANA ☆次回は3日間 薄暮レース ☆ 来週の園田競馬は11月22日(火)〜24日(木)迄の3日間開催。3日間とも薄暮開催となります。 開門時刻 11時45分。第1レース発走 12時20分前後。最終レース発走 18時30分予定。 無料送迎バスの発車時刻も変更となりますので、園田・姫路競馬の公式ホームページにてご確認をお願いします。
2022年11月19日
金曜日は、古谷が担当します。 ホッカイドウ競馬が終わり、YouTubeをやらなきゃ…という気持ちの縛りがなくなった感じがします。2020年にコロナ禍が始まり、移動がままならなかったことが、「ふるやっちチャンネル」を本格的に稼働させる大きな要因でしたが、3年間、1日も休まずレース展望をアップさせてきたのは、我ながらよくやってきたなぁと感じます。 スタッフがいる訳でもなく、すべて一人。編集作業が慣れない時は、寝る間を惜しんでやったりもしましたが、ライブ配信でBGMを入れるまでになり、ライブでやって編集するって流れが、今では非常に楽な感じでやれています。ホッカイドウ競馬のシーズンオフに入りましたが、以前ほどではないにせよ、週に最低でも2本は何らかの配信をやっていければと思っています。 少し落ち着いたこともあり、大分前から決めていた、秋の福島競馬に先週末は行ってきました。コロナ禍で福島もご無沙汰でしたが、3年振りの福島遠征。偶然、原山実子さんとおがわじゅりさんにお会いし、午後は3人で和気あいあいと競馬を楽しみました。 仕事で福島に行くことが多かったので、内馬場に行く機会がなかったんですが、ダート競馬の迫力に圧倒されました。内馬場からレースを観るのも、たまには良いなぁと感じました。そして、「福島記念」のパドックは、多くのファンで賑わい、レースも歓声が沸き起こっていました。1レース1レース、ファンファーレが鳴るたびに拍手が起こるのも、ローカル競馬らしい感じがしました。 そして、14日。関東軽種馬育成協会が主催する研修旅行の中で、講演の依頼がきて、人生で初めて講演というものをしてきました。 冒頭に、吉田照哉会長からご挨拶がありましたが、その中で「話題が豊富で、ディズニーが大好きでモノマネも上手い。後で、モチという馬が勝った時のレース実況のモノマネをしてくれると思います」とフラれ、場を和ませて頂き、話しやすい環境を作って頂いたことはありがたく思います。ちゃんとモノマネはしてきました😅 2024年から3歳ダート三冠の創設されることが発表されたのが6月。その1カ月後から「セレクトセール」と「セレクションセール」が開催される流れがあったので、馬主に対して購買意欲を沸き立たせる絶好のタイミングだったことが、ダート適性の高い種牡馬の産駒が、昨年以上に注目された効果で、どの市場も前年以上の盛り上がりを見せた話をしました。特に、地方競馬の補助馬購買が、例年以上に活発で、南関東以外の地区でも1000万円以上の高額落札が見られた状況は、3歳ダート三冠から派生する、地元重賞の整備などもあるので、発表の効果も1つにあったと思います。 講演をやり切った時は、1つの重荷が取れた感じがして、安堵感がすごかった…😅。でも、良い経験をさせて頂きました。 来週は、「浦和記念」と「兵庫ジュニアグランプリ」が行われます。週明けには、2つの「重賞予想ダービー」の収録がありますが、「兵庫ジュニアグランプリ」はJRA勢がものすごく強力ですが、ホッカイドウ競馬勢も状態の良い馬が出走しますので、その比較を話していければと思っています。
2022年11月18日
木曜担当のよこてんです。 ようやく後編までたどり着きました。前編はこちら・中編はこちら。今回は『JBC2022盛岡』まとめ編です。 8年ぶりに行われた盛岡競馬場でのJBC。過去の2回、2002年・2014年の数値等にも触れながら今回の盛岡JBCを振り返ってみようというお題です。■観客数/1万4287人→1万331人→1万730人 JBC当日の早朝、盛岡駅西口の優待バス乗り場には既にバス待ちの列ができていたというお話はあちこちに書いてしまいましたけども、あとでうかがったところでは前夜から待っていた方もいたとのこと。待っている人もいるだろうなと思いつつ行ったとはいえ朝の6時にもうバス一台分近いファンが待っているのまでは想像していなかったですね。 今回の2022盛岡JBCは指定席券は事前抽選発売のみ、一般入場券は当初事前発売のみの発表でのちに当日発売も追加されました。★JBC2022盛岡の記念入場券 また、指定席利用者・優待バスの直行便利用者は所定9時の入場開始時間から15分早い8時45分から、当日発売利用者は反対に10時から(※入場券の当日発売が10時から)の入場開始として開門時の混雑を緩和する方策も採られていました。 最終的な盛岡競馬場の入場人員は1万730人となり、これは実は前回・2014年のJBC当日を上回っています。 これは途中で退場された方も含む数であって場内にこれだけの人数が常にいたわけでは無いという点には注意が必要ですが、これまでの数字も同様なのですから、コロナ禍の影響がまだまだ残る中にあって、わずかとはいえ前回以上の入場者数という結果は、これもまた想像していなかった部分でした。 そのせいで・・・というべきか、当日の場内で携帯電話のつながりが非常に悪くなるという状況になってしまったのは誤算でしたが、“ポスト・コロナ”な競馬イベント・JBCイベントとしてひとつの区切りというかメドというか、昔のように本場で競馬を楽しもう、楽しんでいいんだ・・・という姿が見えた今回のJBCだったのではないでしょうか。■発売額/21億8千万円→29億3千万円→69億7千万円 2002年の盛岡JBCの際はスプリント・クラシックの2レースのみ。2014年はレディスクラシックが加わってJBCは3競走。今回も同様でした。 発売額は、しかし2014年を40億円ほど上回る69億6683万円余。これはもちろん岩手競馬の1日発売金額レコードとなりました。○2002年JBCスプリント/5億9941万5600円JBCクラシック/8億1833万3600円○2014年JBCレディスクラシック/5億8077万7800円JBCスプリント/5億9941万5600円JBCクラシック/11億8296万3400円○2022年JBCレディスクラシック/14億7485万5100円JBCスプリント/19億5177万1300円JBCクラシック/25億49万1500円 2002年JBC当日の「1日発売額」を今年のJBCクラシックが1レースだけで超えていたりするわけですが、2002年当時は一部ネット発売(というかその頃は“電話投票”)があったもののメインは広域場外発売でのあの額。3倍ほどにもなった発売額の違いがネット発売の威力ということになるでしょう。 ちなみに1日発売額の中での自場(盛岡競馬場や岩手競馬の発売施設)と広域(他場での場外発売とネット発売)の比率はおおむね3:97。広域場外の中での他場場外発売とインターネット発売の比率はおおむね6:94でした。 芝の重賞レースも貢献しましたね。○ジュニアグランプリ2021年/1億716万6700円2022年/1億9603万4600円○岩手県知事杯OROカップ2021年/1億2546万2800円2022年/2億9093万400円 2014年JBC当日に同時に行われた不来方賞・秋嶺賞(この年限り重賞として実施)の2レースで3億円ほどの発売額があったので、それと比較すると3億→5億という増加。それぞれの昨年の発売額と比較すると約2.5億→約4.8億と概ね倍増。 秋の芝重賞は発走時刻が早くなることもあって夏場ほどには売れない。それを思えば倍増近くまで増やしたのは良かったでしょうし、話題性も含めレースの移動は大成功と言って良いと思います。 ということで『2022盛岡JBCは』、「1レースあたり」「1日あたり」「1開催あたり」それぞれの発売金額レコードを達成。JBC競走でもレディスクラシックが発売金額レコードとなりました。■昼開催からはくぼ開催へ 発売額の増加はネット発売の増加の貢献が大ですが、ネット発売が増えたのはレースの発走時刻が変わった影響もあります。○2002年JBCスプリント/発走15:00JBCクラシック/発走15:45○2014年JBCレディスクラシック/発走14:15JBCスプリント/発走14:55JBCクラシック/発走15:40○2022年JBCレディスクラシック/発走16:40JBCスプリント/発走17:20JBCクラシック/発走18:40★上・2002年JBCスプリント、下・2014年JBCクラシック。いずれも明るい時間帯★2022年JBCクラシック。もう真っ暗です 2002年と2014年は普通の昼開催の時刻。2002年は10R編成でしたね。2014年は11R編成。 岩手競馬では2018年から照明設備の使用を開始して盛岡での開催ははくぼ主体に舵を切りました。これが今年と以前との大きな違いのまず一点。 そして今年からグレードレースの発走時刻が遅くなったことに気づかれた方も多かったと思います。JBCクラシックの18時40分という発走時刻は岩手でのグレードレースとしては今までで一番遅いものともなりました。■街に飛び出したレースPR 以前の2回とは規模が変わったと感じたもののひとつがPRの拡がり方でした。中でも印象に残ったのが盛岡市や周辺部を走る路線バスに施された“JBCラッピング”です。 前面エプロン式表示だけのものから側面にも大小のラッピングを施したものまで種類は複数。盛岡駅のバスターミナルではそんな各種ラッピングを施したバスがひっきりなしに発着する姿を見る事ができました。 また盛岡駅内、花巻空港内などにも大規模なPRバナーが掲示されましたし、盛岡市役所にも掲示があったとの事。 2002年は盛岡市内の一部にバナーが掲出された程度だった記憶です。2014年も、前回よりは規模が拡大されていたもののここまで面的ではありませんでした。2002年の頃などは“ギャンブルである競馬を街中で大々的にPRするのは憚られる・・・”な雰囲気だったのも覚えています。なんというか、当時はまだまだ肩身が狭かったんでしょうね。 今回は積極的に街に拡がる方向になりましたしTVでのCMも多かったように思います。20年の間にそれだけ競馬というものの社会的な認知が進んだという事でしょう。★2014年はJBC関連の広報ものは駅周辺にちょっとだけという感じ★駅前通りに桃太郎旗おいてあったんですが、植木の影とかにあって全然目立ってなかった 「11月3日に」「盛岡競馬場で」「大きなレースがある」という認知が競馬ファン層以外にも伝わってくれていたならばありがたいですし、JBCは開催する競馬場だけのものではなく「開催場が立地する都市全体を巻き込んだ祭典」という認識が広まり定着するきっかけになるならなお幸いだと思います。 前回から8年ぶりに行われた盛岡でのJBC。先にも少し触れたように「現地で楽しむ競馬ファン」がたくさんいた、いてくれたということは“ポスト・コロナ時代の競馬”にとって心強い材料になったと感じます。 課題や反省点も多々あるのかとは思いますが、それはいつかまた盛岡でJBCができる日に活かせばいいでしょう。 そう。“いつかまた盛岡でJBCができる日”。皆さんもご存じのようにJRA・NARが全面的に協力し合っての3歳ダート三冠路線が2年後の2024年からスタートします。それに伴いダートグレードレース全体も大きく変わる事が予想され、3歳馬だけでなく古馬にとってもJBCに向かうローテーションが大きく変わるはずです。 次回の盛岡JBCがいつあるのか、そもそもあるのかないのかも今は全く分かりませんけども、その時は、出走してくる馬達のローテーションも顔ぶれも、今回とは大きく異なったものになっているのは間違いないでしょう。
2022年11月17日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 今回は、先週の金曜日。 11月11日のポッキーの日……もとい。名古屋競馬場の東海菊花賞当日。 この日の朝に北海道から名古屋へ飛んできたのですが… 天気が良くて、暑かった! 上着は勿論いらないし、なんなら半袖で十分、みたいな陽気。 行ったり来たりしていると、まず着るものからして難しいです。 秋深まる、とは言っても、日差しはなかなかの強さでした。 取材に出かけた前日、11月10日 丹羽克輝騎手 63歳 通算1700勝を達成!(この写真は、名古屋競馬広報から頂戴しました) 11月10日 最終12レース ネオヴォイスで勝利!! 最近は、話を聞きに行くと……「老体にむち打ってやってます!!」……と言いながら、めっちゃ元気な彼。 左が丹羽克輝騎手 右は、先週の開催から怪我明け復帰した加藤誓二騎手 加藤誓二騎手も、この開催2勝の活躍!「負けたくないという気持ち。自分の場合はそれだけだね。勝負は下駄を履くまでわからない、っていうから…最後まで一生懸命乗らないと申し訳ない。それだけは、昔から今まで変わらないかな。」 取材に行った日も。2レース・ケントホープで勝って破顔一笑 最終レースも勝ちました。なかなか好調 この弥富の新競馬場に移ってきてから、しばらくはかなり苦労している様子でした。勝ち鞍も上がりませんでした。3~4ヶ月経ってからかな……本当に彼らしいプレーが戻ってきたのは。 きっと思うところもあったのだと思います。「1勝1勝の重みは、変わってきたね。やはり馬も、昔のようには回ってこなくなっているし。それでも出来ることをやるしかないし、気持ちの方は変わらないかな。」 続けていれば、流れも変わる。 彼自身の感じ方も、もしかしたら変化しているのかも知れません。やることは変わらなくても。「自分は、『青年』と思ってるから(笑)。もう少し頑張りますよ。」 「63歳・青年」の奮闘に、まだまだ期待しないといけませんね。 先週の開催から、この人が短期移籍でやってきました。 保園翔也騎手 26歳 浦和から短期移籍で、名古屋では川西毅厩舎所属です。「1年ぐらい前から、どこかよその競馬場で乗りたい、という気持ちを持っていました。今回、いい話を頂いて、すぐに名古屋に来ることを決めました。」 一昨年は34勝を挙げていましたが、昨年は21勝。 そして今年はここまで14勝に留まっていました。「存在感を出したい」……尋ねると、こんな答えが返ってきました。「南関東で成績が上がったときもあったけれど、正直勝ち鞍も騎乗数も減ってきているのはわかっていました。名古屋に来てまず思うのは、日々の調教に精を出すことにより、実戦に乗る機会にストレートにつながる。その意味では、すでに手応えを感じています。」 ひとつでも多く乗ること。そして勝つこと。 いまは、単に「勉強の機会」「武者修行」的な意識認識よりも、こうして「騎手としてレース乗りたい」という具体的なテーマを持って短期移籍する人が、少しずつ増えているように感じます。「違う環境の中で、メンタル面は鍛えられますね。(勝てていなかったり、1番人気の馬が競走中止になったり)ほろ苦デビューにはなっていますが……とにかく結果を出したいです。」 所属の川西毅調教師にも聞きました。「『保園なら』っていうことで、すぐに引き受けを決めました。すでに馴染んで、周囲の人々からも『いてほしい』となっている。素晴らしいことだと思います。」 短期移籍での人の行き来については、こんな話も出ました。「こういうことが、もっと自然に、頻繁に起きるようになっていいと思うんですよね。(今回の保園騎手のことも)名古屋の騎手や、周囲の人たちへのいい影響もあるんじゃないですか?まだ勝っていないけれど、すぐに勝ち始めると思うし、そうなったら年の近い騎手は刺激にもなるし、危機感も持つようにななりますよね。」 やはり、人がリアルに「動く」ことにより、物事は活性化する。エネルギーが生まれて、そこから新たな何かも生まれる。競馬自体も、きっとそれによりいい意味で変わっていくことになるのでしょう。 名古屋での騎乗は、年明け1月6日まで。 まずはその間に、どれだけのことが出来るか。何が起きるか。 こちらも目が離せません。 ここで、ちょっとブレイク。 特集「今週のキッチンカー」(仮題) エビスカレーワークス キッチンカー みんな大好き!! カレー専門店です。 品揃えも豊富。メニューを見ていると、本当に目移りします しかも、結構お値打ち。 もともとは、東京にある会員制の肉割烹のお店の系列店。 カツなどの肉の仕入れは、その系列関係で安くていいものを手に入れられるんだとか。 エビスカレーワークスのリアル店舗は東京の五反田にあって、このキッチンカーは愛知エリアで営業しているフランチャイズ店なんだそうです。 キッチンカーを運営している 高木さん「2年前ぐらいに転職して、仲間と一緒にはじめました。何かやろうってなったときに、知人の縁でこのフランチャイズを始められて。東海地区で、イベント会場とか、あとは病院や会社のランチの時間に合わせて出させてもらったりしていますね。」 やはり、コロナの期間に自身の先行きを考えて、こうしたキッチンカーを始める方は、本当に多いですね。 「昨年は…本当に苦しかったですね……五反田のリアルのお店は、閉めちゃったんですよ。」 とは言え、続けて行くにはこの道も平坦ではなさそうです。 季節の野菜カレーは、軽く揚げた野菜がこのようにたっぷり! あと、おすすめはやはりカツカレーだそうです。 エビスカレーワークスのカレーの特徴は、牛すじの出汁を使ったカレールー。 そのまま頂くと、とてもとてもマイルドで優しい、いかにも「出汁が利いてる」っていう感じの味なんです。 しかし、これに……写真右奥の赤い部分にある…… 自家製特製の「食べるラー油」 これを入れると、カレーらしいパンチの効いた辛さにします。 とてもスパイシー。 ルー自体の仕込みにも、野菜など様々な食材を惜しみなく使っています。「カレーって言うのは、バカ売れするものではないんですよね。ですから、こういう場所に出させてもらえるのは有り難いです。少しでも多くの人に味を知ってもらって、その味のファンになってもらうしかありませんから。」……とは、先ほどの高木さん。 いい食材を使って丁寧に作られたカレー。 是非一度食べてみて下さい。 きっとファンになること、間違いありません。 来週の名古屋競馬場のナイター開催にも、来られるとおっしゃっていました。 いつ来られるかわかると有り難いのですが…競馬場のHPにもまだ、キッチンカーの出店予定は書いてないな(汗)。 ナイター開催だけに、キッチンカーのラインナップも、連日楽しみですね。 さて、メインレース。 全国交流で行われる重賞・東海菊花賞は、競馬場移転で2100m戦に模様替えしました。この後行われるダートグレード競走の名古屋グランプリのトライアルレースに指定されています。 名古屋の新競馬場の2100m 向正面、2コーナーの出口からスタートして、コースを1周半します。 最初のゴール板前 昨年の東海地区三冠馬・トミケンシャイリは、このレースが休養からの復帰戦。 まずはこの馬が先手。 直後2番手に、大井から遠征のコバルトウィング 地元期待のブンブンマルは、3番手の内 今年の東海地区三冠馬タニノタビトは、中団の外目(橙帽、黄色と黒の勝負服10番) 向正面で、前が楽に行っていると見るや、岡部誠騎手のタニノタビトが前へと進出。これに合わせて番手から出て行ったコバルトウィングに襲いかかっていきますが…… コバルトウィング(写真左緑帽)が、タニノタビトの攻撃を退けて抜け出す。 一番外から、船橋のトーセンブルが猛然と追い上げる。 コバルトウィングが抜け出し、2馬身半差の完勝!! 首筋をポンポンと叩いて、馬の労をねぎらう吉原寛人騎手 これで、名古屋の新競馬場では、重賞ばかり5戦4勝 レース後のインタビューの模様は、名古屋競馬オフィシャルYoutube映像でご覧下さい。 コバルトウィングを管理する、藤田輝信調教師の話「覚醒しましたね。セン馬にして良くなりました。レースで安定して力を出せるようになりましたね。ゲート内の駐立が悪い馬なんですけれども、今日はなんとかこらえて、きちんとゲートを出てくれたのが勝因だと思います」 レース直後の時点では、次走は未定とのことでした。 ナイター照明設備のある弥富に移転し、冬が近づき日が短くなるこの時期でも、17時前後までレースが行われている名古屋競馬場。12月のデイ開催の日は、最後のレースは日が落ちた中で行われることになりそうです。 その前に……次の11月22日からの開催は、4日間オールナイター。 11月22日火曜日は、2歳馬の重賞・ゴールドウィング賞が夜の11レースに組まれています。 寒いよね…きっと。 防寒しっかりして、また出かけてきます。 来週は、その名古屋・ゴールドウィング賞の話と……あともう一カ所出かけてくる予定です。
2022年11月16日
火曜日担当の太田です。古谷さんのブログにもありましたが、今年度のホッカイドウ競馬が10日(木)に終了。昨年より日数が多かったということはありましたが、前年度を超えたのは、ファンの皆さんのおかげです。多くの皆さんに応援頂き本当にありがとうございました。最終日は私も門別で久しぶりに競馬を楽しみました。スーパーステーションの引退セレモニーには、最後の雄姿を一目見ようと多くのファンが詰めかけておりました。一時代が終わる瞬間でもあるなと感じた次第です。最後は大一番にふさわしい素晴らしいレースでした。そして、勝利したのはサンビュート。騎乗の五十嵐冬樹騎手が調教師試験を受けているということは聞いていたので、これがラストラン、そして最後の勝利になるかもと思って観戦しておりました。ウィニングランでファンの皆さんに頭を下げたあの瞬間、感慨深い気持ちになりました。娘さんもJRA騎手学校に合格。親子で同じ勝負服で娘さんが馬上。すごくいいシーンを見せてくださいました。そして、翌日晴れて調教師試験も合格した五十嵐騎手。色々なことを思い出されますが、改めて時代の流れを感じますね。この1週間はすごく過去を振り返り、想いに更けた日々でした。新たなステージに進む五十嵐冬樹騎手。皆さん引き続きどうぞ応援ください。同じく今回の令和4年第2回調教師・騎手試験では、ばんえい競馬から調教師1名、騎手3名が合格いたしました。何度も騎手試験を受けて、あきらめずに目指してきた、今井千尋さんの合格は、関係者も本当に喜び一入かと思います。また、ばんえい競馬にとっても女性騎手の誕生、活躍は、今後に楽しみな未来を感じるところでも有ると思っております。また、中村太陽さんは、厩舎の中でも注目のルーキー。所属の今井茂雅調教師もすごく期待している、将来有望の騎手になるだろうとお話しておりました。ばんえい史上2000年代生まれの騎手が初めて誕生したという所も、今後若返りも進みそうで、とても楽しみな未来を感じたところでもありますね。もう一人、小野木隆幸さんは、なんと39歳。林康文騎手のデビューを上回る最高齢の騎手誕生となります。夢ありますよね。「自分の事を見て少しでも競馬場で働きたい人や騎手を目指したい人のきっかけになれるように頑張ります。」とコメント。未来ある3名の騎手の活躍目が離せません。皆さん暖かく応援してくださればと思います。そして、調教師に合格した松田道明騎手。剛腕松田の騎乗も11月いっぱいとなります。一時代を気付いた騎手の引退は本当に淋しさ差を感じますが、こちらも新たな舞台での活躍を期待したいところです。すごく考えて騎乗する理論派ですので、今後厩舎運営でも新しい風を吹かせてくれるかもしれません。注目です何度もいってしまいますが、改めて、時代の流れを感じる1週間でした。13日(日)は4歳牝馬の重賞第47回クインカップBG3が行われました。今世代の牝馬はイオンが引退して、サクラヒメの1強ムードただ、もちろんハンデがかなり厳しい所ではありました。それでも1番人気に押されたサクラヒメ。2番人気に同斤ミソギホマレ。ここの所すごく上昇のサクラシュンカが3番人気勝利したのはトップハンデ1番人気のサクラヒメ。(主催者提供)文句なしの圧勝でしたね。渡来心路騎手も最後は手も動かず持ったまま。世代牝馬に敵なしというレースを見せてくれました。これぞサクラヒメという強さ。馬場が軽いという所もあったので、敵手たちは早め早めの競馬で、一か八かの勝負という感じでレースを進めていました。それでも渡来騎手は落ち着いていましたよね。他の馬障害で手こずったという所もあったでしょう。サクラヒメは余裕という感じで障害を登って行って、先頭でクリア。あとは引き離す一方。まさに横綱相撲という感じでしたね。世代牝馬戦は4歳のこのクインカップが最後。今後は年明け古馬牝馬ヒロインズカップということになりますが、サクラヒメは男馬達とも十分やっていけそうなそんな強さがあるようにも感じます。古馬一線級はかなり手ごわいですが、往年のアンローズ、サダエリコ、フクイズミのような、古馬一線級でも活躍する馬に成長してほしいと思っております。
2022年11月15日
今日は耳目社山中が担当します。金沢に出張中です。季節の美味しいものをいただきました(香箱蟹)昨日のメインレースは第70回北國王冠。ダート最長距離2600m、伝統の一戦。全国キャラバン中の東京トゥインクルファンファーレ(TTF)が金沢競馬場に登場し、後半3レースのファンファーレを生演奏してくれました。次回は11/30船橋競馬場です。(この先の予定は→こちら)途中から雨が振り始め、お天気が心配されましたが、ファンファーレ演奏時は奇跡的に雨が収まりました。しかし、メインレースは…!?馬場を約2周する北國王冠。実況中1周目1コーナーで「ん、怪しい雲が1コーナーの方から来てるな」と思っていたら、程なくして土砂降りに。ゴール前は、昨年の石川ダービーを思い出す、雨の中での攻防となりました。ゴール後。土砂降り。競馬場周辺は真っ暗でした。勝ったのは名古屋から遠征のアンタンスルフレ。外から迫る2着ウラノメトリアを凌ぎました。逃げたアイアムレジェンドが渋太く粘って3着。タイサイは伸びきれず4着。大きく離れてブレーヴユニコーンが5着でした。(テルペリオンは出走取消、マコトガラハッドは競走中止でした)結果は→こちらウィナーズサークルで撮影できないほどの大雨でした。1着アンタンスルフレ 丸野勝虎騎手コメント『(厳しい天候の中でしたが)頑張ってくれた印象です。もともと自分から掛かっていくような馬ではないので、リズムを崩さないように心掛けて乗りました。淡々と走る馬なので、手応えを感じるタイプではありませんが、直線も外から来ているのは分かっていて、ゴールの時も『勝った』という自信はありました。長い距離が合う馬で、これからも楽しみです。』3着アイアムレジェンド 吉原寛人騎手(丸野騎手取材中に乱入)『勝ち馬のいい誘導馬になっちゃったね(笑)(勝ち馬は)こんな動ける馬なんだってビックリしたし、南関の馬が勝つのかなって思ったけど、丸野さんじゃん!って。このメンバーで勝つんだから、いい馬ですね』(口取り写真と取材コメントは百瀬アナ提供)そして金沢競馬重賞実施日の朝に放送されている「金沢競馬モーニングジョッキープレミアム1」(MJP1)昨日のゲストは甲賀弘隆騎手と魚住謙心騎手でした。そして司会は百瀬アナ。甲賀騎手は来週のイベントが楽しみで仕方ないことを、魚住騎手はYJS予選敗退の悔しさを語ってくれました。左・甲賀騎手。右・魚住騎手ファンの皆さんご覧頂いているでしょうか?金沢競馬ジョッキーズの意外な一面が見られますよ。金沢競馬公式ユーチューブチャンネルにはいろいろな動画がありますので、ぜひ一度ご覧ください!!→こちら
2022年11月14日
日曜日担当の高橋華代子です。 皆さんは、大井競馬場で実施している東京メガイルミには行かれましたか? 競馬開催が行われていない時を中心に実施している大規模イルミネーション。 毎年思いますが、東京のど真ん中で、これほどの大規模イルミネーションが楽しめるってすごいことだと思うんですよ。 とある日の週末におじゃましてみましたが、ものすごい人の数でびっくりしてしまいました。今年で5回目になり、今ではすっかり定着したイベントなんだなぁと体感しました。 競馬場にいつも遊びに来ている方はもちろん、競馬に興味のないという方も、老若男女、日本人も外国の方も、たくさんの方たちが楽しめるイルミネーションだと思いますよ。 個人的には、競馬開催日は内馬場には入れないので、こうやって内馬場からスタンド側を眺められるのもうれしいです。 今年はウマ娘とのコラボということで、グッズやフード、アナウンスも?噴水ショーも?ウマ娘好きにはたまらん内容になっていると思いますよ。 先週からお馬グッズの話題ですが(^-^) 東京メガイルミでもグッズが販売されていて、例年以上にたくさんの物が紹介されています。 普段の競馬開催時に提供されているものと東京メガイルミだけのオリジナルのもの。その一部。↓ こういうの見るのも楽しくなります。 東京メガイルミについてはホームページをご覧くださいね。 週末には誘導馬たちが噴水ショーとコラボをしているそうです。 わたしが行った時はまだ実施をしていなかったので、またどこかで遊びに行きたいなと思います。誘導馬さんたちの雄姿も見たい(^-^) 東京メガイルミは、非日常も味わえるから新鮮で楽しいです。 ミニチュアホースたちとの触れ合いコーナーもあるので、癒されたい(^-^)
2022年11月13日
土曜日の担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。先週は渡瀬和幸騎手にお招きいただき、園田実況陣3人で芋掘りを体験してきました。朝は空気がひんやりしていて周囲が霜で真っ白。時間が経つにつれて青空がみえてきました。渡瀬騎手がご自宅で飼われているお馬さん。放牧場所でのびのび遊んでいる姿に癒されました。静かな環境で育てられた秋の味覚。帰りにはお土産も頂きました。渡瀬騎手ありがとうございました!!水曜日のメインレース宝塚特別でワンダーハートに騎乗した渡瀬騎手は逃げ切りで勝利。ゴールは接戦で写真判定になりましたが、ハナ差制しました。11月6日の日曜日に誕生日を迎えた渡瀬和幸騎手。43歳になって最初の勝利をメインレースで飾りました。 ー ー ー ー ー ー そ の だ け い ば ト ピ ッ ク ス ー ー ー ー ー ー11月2週目の開催はスカッとさわやかな秋空が広がりました。朝晩は冷え込みますが、日中は20度ぐらいまで気温が上がり絶好の競馬日和でした。火曜日メインは香美町松葉ガニ特別でした。11月6日に松葉ガニ漁が解禁。この時期恒例のタイトルレース。今年1月に本場の松葉ガニを堪能してきました。最高でした!!☆ 杉浦騎手&木本騎手復帰 ☆落馬負傷で離脱していた杉浦健太騎手、木本直騎手が11月8日(火)に復帰。杉浦騎手は約1ヶ月、木本騎手は約2ヶ月ぶりの実戦でした。レース中の落馬による負傷で離脱していましたが、驚異的な回復力で先週から調教に復帰。園田競馬のファンに元気な姿を見せました。木曜日の騎乗終わりに検量前で木本騎手と会いましたが、久々のレースで疲れ切った表情をしていました。直前の4Rは2番手からの競馬で渋とく粘り2着に入りました。「今年は怪我での離脱が多く悪い流れが続きました。来年は怪我無く乗れるように頑張りたいです。療養中は河村隆一さんの曲を聴いていました。河村さん本体になりたいです(笑)。」木本騎手は2000年生まれ。「Love is・・・」など生まれる前の懐メロを聴きながら復帰に向けての準備を進めていました。佐賀に移動する直前の日刊スポーツ松本記者と木本直騎手。杉浦騎手は検量に行くタイミングでお会い出来なかったので次週お話を伺ってきます。☆ 場内がどよめく高額配当出現!! ☆11月10日の第8レースは最低人気のエールソングスが勝利。2着が1番人気のクリオミニーズ。3着に9番人気のララパピヨンドメルが入り大波乱となりました。三連単の払戻金は152万240円。兵庫県競馬では10月26日の2レース(292万円)以来、今年7度目の100万超馬券となりました。☆ 4年連続 年間300勝 ☆兵庫リーディングトップ独走の吉村智洋騎手が11月10日の11Rで今年の300勝目を挙げました。吉村騎手の年間300勝は4年連続4度目。兵庫県競馬年間最多勝(357V)を記録した2020年は11月11日に到達。2年前とほぼ同じペースです。≪吉村騎手の年間300勝到達日≫2021年 → 12月9日2020年 → 11月11日2019年 → 12月4日「スタートも良かったし、ブリンカー効果で多少ピリッとしていましたがよく粘っていました。(一昨年よりも早い達成については)意外です。もっと早く到達していると思っていました。記録の更新は中々l難しいと思いますが、全国リーディングもワンチャンあるので頑張ります。」※三宅アナウンサー撮影近くにいた広瀬騎手が300勝のポーズ。吉村騎手は一人で写るのが恥ずかしいそうで広瀬騎手の背後に隠れてしましました。吉村騎手が年間300勝を決めたメインの加古川くつした特別。8番人気のムキズが逃げ切りで勝利。8人気 → 6人気→ 4人気の決着で三連単は22万馬券。加古川の靴下は非常に丈夫で長持ちする事で有名ですが、レース結果は「穴」決着となりました。※三宅きみひとアナウンサーが言っていました。 ☆ 園田競馬 推しうまキャンペーン ☆11月24日に園田競馬場で行われる「第25回兵庫ジュニアグランプリ」の開催を記念して、抽選でデジタルギフト券が当たる「園田競馬 推しうまキャンペーン」を実施します。大好きな競走馬、応援したい競走馬を選んで応援コメントと一緒に投稿をお願いします。ご投票いただいた方の中から抽選でデジタルギフト券をプレゼント致します。詳細につきましては、推しうまキャンペーン専用サイトをご覧ください。https://www.cp.buzzes.jp/special/sonodaoshiuma202211/☆ 速報! TTF 全国キャラバン ☆現在、全国キャラバンを実施中の東京トゥインクルファンファーレ(TTF)が、兵庫ゴールドトロフィー(Jpn3)が行われる12月21日(水)にが来場予定です!土曜日の朝に知り、急いでブログに掲載しました(汗)。詳細については地方競馬情報サイト(KEIBA.GO .JP)をご覧ください!https://www.keiba.go.jp/topics/2022/11/1116032426825.html☆ 薄暮開催のお知らせ ☆再来週の開催についてのお知らせです。11月22日〜24日の3日間シリーズは薄暮開催です。開門時刻 11時45分。第1レースのスタートは12時20分前後の予定。最終レースの発走は18時30分の予定。通常より2時間程時間を繰り下げて開催致します。詳しくは園田・姫路競馬の公式ホームページをご覧ください。来週の園田競馬は通常開催。火水木の3日間です。
2022年11月12日
金曜日は、古谷が担当します。 昨年より1週延びる形で、11月10日がホッカイドウ競馬のラストDAY。意外と日中は暖かく感じる日があった1週間でしたが、朝晩の冷え込みはさすがにきつく、日が落ちる頃にはジャンパーを着ていないと大変でした😅 2020年と2021年は、「道営スプリント」と「道営記念」が同じ日に行われましたが、今年は日をずらし、9日が「道営スプリント」、10日は「道営記念」というスケジュールでした。「道営スプリント」を創設した際、「北海道スプリントC」が終わると、ホッカイドウ競馬の古馬短距離戦は、重賞が1つもない時代が続いていました。その点で、短距離馬が他場へ移籍するケースもあったり、無理に長い距離を使わざるを得ない状況だったりと、体系整備が求められる背景がありました。「道営記念の短距離版になっていけば…」という思いの中、当初は初秋の開催でしたが、当初の思いを込めて「道営」というフレーズを使った意義のあるものへ、ようやくシーズン最後の大一番となりました。 今年は10頭立てで行われましたが、昨年のワンツースリーが、結果として1着と2着が入れ替わるのみという、勢力図があまり変わらない結果でした。その中で、今シーズンの短距離界でひと際存在感を発揮したのは、スティールペガサスでした。「北海道スプリントC」では、地方最先着の5着に健闘し、その後は4連勝でシーズンを締め括りました。前走の「ウポポイオータムスプリント」で重賞初制覇を飾り、今回が引退レースとなるアザワクを、徹底マークする形で直線は力強く抜けだしました。 個人的に採ったレースラップは、12秒0-11秒5-11秒8-11秒9-12秒3-12秒8=1分12秒3でした。「最近のアザワクは、ズブさが出てきたので、力の要る馬場での1200mにも対応できるようになってきた」と、角川調教師と桑村騎手が話していましたが、抜群のスタートから楽に先手を奪ったアザワクのラップは、2F目以降が絶妙に折り合っているのがお分かり頂けると思います。勝負所で前2頭とそれ以外が置かれる形になるのは、アザワクが無理なく4F目のラップを落とさずに進めるようになったことが要因ですが、その中で上がりもまとめ、押し切るかと思わせながらも、スティールペガサスがあっさり捕らえました。この後は、「笠松グランプリ」を視野に入れているそうですが、レース後の状態を見て…とのことでした。 そして、シーズン最後の大一番「道営記念」は、8年ぶりに16頭のフルゲートで争われました。昨年も期待したサンビュートが、シルトプレとルールソヴァールとの壮絶な叩き合いの末、見事に差し返し、五十嵐冬樹騎手とともに昨年の雪辱を果たしました。(サンビュート。写真提供:村野早祐氏) 上の写真から、感動の瞬間を感じ取って頂けるのではないかと思います。今日になって発表されましたが、五十嵐冬樹騎手は、調教師試験を受験していたので、発表前とはいえ最後のレースになるかも…という思いの中、精一杯の騎乗を見せました。コスモバルクが「弥生賞」を制した時のように、スタンド前にサンビュートを歩かせ、ファンの前で一礼したシーンは、来場したファンに感動を与えたと思います。 個人的に採ったレースラップは、11秒9-11秒6-12秒8-12秒6-12秒8-12秒7-12秒6-12秒7-12秒9-13秒7前半3F36秒3-5F61秒7、勝ち時計2分06秒3でした。サンビュートは中団にいましたが、3コーナーで内からスルスルと上がっていくサンビュートのコース取りが、まさに勝因の1つと言えるでしょう。ロングスパートを利かせる馬が優位となる「道営記念」で、勝ち方を知る五十嵐騎手の判断は、鳥肌が立つものでした。 これで、今年のホッカイドウ競馬は終了。何とか、最終日で前年の数字を上回り、歴代最高の売上を記録しました。とはいえ、昨年より開催日数が3日増えたことを考えると、他の競馬場に比べると伸び率は低く、厳しい結果と反省すべき点は多かった1年だと思います。 それでも、幾多の名勝負を見せてくれたホッカイドウ競馬、門別競馬場で、最後の「道営記念」がもの凄いレ―スだったことを考えると、すべてを忘れるような気持ちになりました。今年も、多くのファンの方々に感謝です。
2022年11月11日
木曜担当のよこてんです。 JBC編をどんどん書かねば。 今回は後編の予定でしたが書きたいことが多くなったので芝重賞とJBC競走のみで中編としてまとめを改めて後編にしたいと思います。 どんどん本題に行きましょう。まずは芝の二つの重賞から。 JBCの予定が発表された時に2歳のジュニアグランプリ・古馬の岩手県知事杯OROカップもJBCと同じ日に移されるとなって「どちらも重要なレースなのにJBCの前座のようにするのはもったいない」という声もありました。2歳の前哨戦になる芝戦がダート変更になってしまったりもして、当日もダート変更になったりしないよね?と心配された方もおられたのでは。といろいろ心配とか懸念とかもあったこの日の芝重賞ですが、終わってみれば大成功だったといえるのではないでしょうか。 2歳芝のジュニアグランプリは大きく見てホッカイドウ勢対岩手勢の形になりました。頭数では遠征勢6頭対岩手勢8頭。しかし結果は、その6頭の遠征勢が6着までを占める決着となりました。★ジュニアグランプリ/優勝ラビュリントス(門別・田中淳司厩舎/岩橋勇二騎手) ゴール写真はあちこちにあるのでここでは違う路線の写真を。 勝ったラビュリントスは知床賞に続いての盛岡での重賞制覇。その知床賞ではメンバー最速の末脚で差し切りましたが今回はひと足先に抜け出してメンバー中2番目タイの末脚でまとめ切る形。芝ダ兼用、距離が伸びるのも苦にしなかった点等、実りの多い勝利だったのでは。勝ち時計1分37秒9はレースレコードともなりました。 「田中淳司調教師にはチャンスを頂きながらなかなか勝てなかった。それに応えることができて本当に嬉しかったんです」とはレース後の岩橋勇二騎手。彼にしては珍しいくらいの大きなガッツポーズはその嬉しさの表れだったのですね。 地元勢は7着キタカラキタオペラが最高。盛岡の芝マイルに勝ち星がある馬も複数おり、中には1分40秒を切るタイムで勝っている馬もいて例年のような1分40秒台の決着になれば・・・でしたが、先にも触れたように1分37秒9、これまでのレースレコードを一気に0秒6も短縮するようなレースになってしまうと・・・。 地元勢にとっては前哨戦となるべき芝重賞がいずれもダート変更になったことが、高いレベルでの経験値の差になってしまったのかなと考えたりします。 続いて古馬の芝重賞・岩手県知事杯OROカップ。岩手でのJpn3よりも高い3000万円という1着賞金が話題になりました。それだけにメンバーもJRA重賞勝ち馬が複数登場する好メンバーに。★岩手県知事杯OROカップ/優勝アトミックフォース(船橋・山下貴之厩舎/矢野貴之騎手) 優勝したアトミックフォースはJRA時代には重賞勝ちこそ無いものの僅差の上位入着は複数回あり。今年7月のせきれい賞を制しているように盛岡での芝実績も十分。今回はそのせきれい賞以来の休み明けという点が懸念されましたが終わってみれば何の問題も無く、むしろより適距離の分せきれい賞よりも強い競馬を見せての勝利となりました。 2着は大井のコズミックフォースで鞍上の本田正重騎手にとってはジュニアグランプリと同じ悔しい結果に。3着のロードクエスト昨年盛岡で見せたような強気のマクリを打って場内を沸かせました。同馬はこれが引退レースになったということで、最後の戦いでJRA重賞勝ち馬の地力のなんたるかを見せてくれましたね。 地元勢はリッジマンが4着、ソロフレーズが5着に。この辺は2着争いとしては6着、7着あたりまで一線と言って良く、そんな馬達を6馬身ちぎった勝ち馬の強さが際立った直線の攻防でしたね。★1周目のスタンド前を2番手で進むリッジマン なお、3番人気に推されていた大井・トーセンスーリヤはレース中の3コーナーで左肩関節脱臼の故障を発症。競走中止、予後不良となりました。改めて同馬のご冥福をお祈りいたします。 雨が降ったりやんだりの天気になってきた盛岡競馬場でしたがJBCレディスクラシックの頃は降っていてもごくごく小雨という感じ。レース発走の頃はすっかり日が落ちましたね。★JBCレディスクラシック/優勝ヴァレーデラルナ(栗東・藤原英昭厩舎/岩田望来騎手) JBCレディスクラシックは前哨戦となるレースから転戦してくる馬が好結果を残していて、浦和1400mというスプリント的な設定になった2019年を除いて、過去の勝ち馬はいずれもがレディスプレリュード、あるいはブリーダーズゴールドカップを経ての参戦・勝利となっていました。 しかしヴァレーデラルナは前走がJRAの3勝クラスの特別戦。そしてそもそも今回が重賞初挑戦でもあって、このような臨戦過程からの優勝馬はレース史上初です。 初めての重賞挑戦かつ初めての重賞制覇がJpnIというシンデレラホースの誕生。それも3歳馬ですからね。この先の活躍が楽しみになる勝利になりました。 レースとしては思いのほか流れが落ち着いたように見えました。逃げたサルサディオーネが抑えた逃げに持ち込むのは想定内として、その他の有力馬もそれに合わせていった。自分は今回もテリオスベルあたりがレースを動かしに行くかと思っていたのですがそうはならず、落ち着いたままで直線まで流れ込んだ。グランブリッジにとっては前が止まらない展開になったし、ショウナンナデシコにとってはレースを動かすチャンスがないままになってしまった。それぞれ2着・3着を確保したのはむしろ立派だと思います。 このレースでの地方馬最先着は8着のサルサレイアでした。半姉のサルサディオーネは9着。ここまで何度か同じレースで戦ってきた姉妹なのですが、サルサレイアの方が先着したのはこれが初めてだったようです。★JBCスプリント/優勝ダンシングプリンス(栗東・宮田敬介厩舎/三浦皇成騎手) JBCスプリントも落ち着いた流れになりました。レッドルゼルが後方からの競馬になったことも一つの要因だったでしょうが、改めて考えると逃げたダンシングプリンスの後ろがほとんど動いていない。2番手に付けたヘリオス、内の3番手ラプタス、外の4番手リュウノユキナ。先行集団の4頭がほぼ同じ隊形が変わらなかった。 逃げている方とすれば、マイペースで走っていて後続が動かないどころか離れていったり、後ろから上がってくる馬もせいぜい同じような脚色・・・なら、時間が経過する毎に余裕はむしろ増していくくらいの気持ちだったのでは。 同馬はクラスターカップで1番人気に推されながらも出遅れが影響して4着。途中の前哨戦を挟まずに直行してきたのはそれだけ8月の借りを11月に返す意気込みの強いのだと思って見ていましたが、その通り、ダンシングプリンスの強さを見せつけることでその“借り”を返した結果でしたね。 しかし、クラスターカップでは1枠1番に入ったダンシングプリンスが出遅れて後方からになって4着。JBCスプリントでも1枠1番に入ったレッドルゼルがダッシュつかず後方からになって4着。なんとも・・・。 JBCスプリントでの地方最先着は5着のイグナイターでした。南部杯同様に直線で内を突く攻め。ただ、南部杯では一瞬先頭にも立ちそうな勢いを見せつつ最後まで食い下がりましたが今回はそこまでではなく、それは1200mの影響なのかと感じました。とはいえ長距離輸送が短い間隔で連続してなおしっかり力を発揮させる調整は見事という他はありません。★JBCクラシック/優勝テーオーケインズ(栗東・高柳大輔厩舎/松山弘平騎手) クラウンプライドがハナに立ってゆったりとしたペース。このレースもまた緩めのペースになりました。結果的にそのクラウンプライド、そして先行していたペイシャエスが上位を占めた事を思えば、中団やや前を追走し3角手前から捲っていったテーオーケインズが勝ち切ったのは、なかなかに凄い走りだったと思います。 例えばレディスクラシックのサルサディオーネ、例えばスプリントのダンシングプリンスのような“この馬が逃げる”という存在が、クラシックにはなかった。加えて直前で有力馬・実績馬が次々抜けていく混戦模様の力関係にもなりました。 クラウンプライドが逃げたのはそんな状況を見てでしょうし、フィールドセンスなんかも、その時は何で2番手に?と思ったんですが、あとで見直すと出して行っているように見えます。スタートが良かった時点で前に行く作戦だったんじゃないでしょうか。スローと踏んで前でレースを作る・粘るのは上位を狙いたい馬達の共通認識だったのではと思います。 テーオーケインズはそれを自力でひっくり返してしまった。時々“あれっ?”という負け方をするんですけども、今回は昨年の帝王賞やチャンピオンズカップに匹敵する、いやそれ以上の強い競馬だと感じました。 このレースでの地方馬最先着は8着のギガキングでした。優勝争いとは少し離れた所だったので目立っていませんが5着争いに加わっての8着ですからよく頑張っていたといえるでしょう。やはり盛岡は得意ですよね。 JBCの3競走はいずれも緩い流れの展開になりました。もう少しこう、レースを動かしに来る馬が出てくるのかとも想像していたのですが、思った以上に落ち着きましたね。しかしそんな中でも各馬自分の競馬を貫いていて、落ち着いた展開ではあったものの紛れはなかったのかなとも思います。 3歳馬の活躍が目に付いたJBCでもありました。レディスクラシックは3歳馬のワン・ツー。クラシックでも3歳馬が2着・3着を占めています。 各レースとも上位に若い馬が多かったですよね。例えばクラシックの掲示板5頭が全馬5歳以下というのは2020年以来の2度目。その時の上位馬の顔ぶれがクリソベリル・オメガパフューム・チュウワウィザード・ミューチャリー・ダノンファラオで、それらの馬達のその後の活躍ぶりを思えば(クリソベリルはその後勝てませんでしたが)、今回の上位馬の今後の期待も高まるというものでしょう。 これだけをもって世代交代が・・・と言うのは早いでしょうけども、そういう手応えのあるJBCだったのでは。 スプリントは、ここは3歳馬が出走しづらい。レースの配置的に東京盃を勝つしかないけどそこは古馬のレベルも高くて・・・なので出走権を獲るまでのハードルが高い。ただ3歳でJBCスプリントに出て勝てるような馬ならば、スーニのようにその後何年もダートスプリント界に君臨するような存在にもなれるでしょう。そんな強豪の登場を待ちたいですね。 次回は後編として、2022盛岡JBCを過去の盛岡JBCと比較しながらその違いをまとめてみたいと思います。もう少しお待ちを。
2022年11月10日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 ホッカイドウ競馬の今シーズンの開催も、いよいよ今日と明日の残り2日間。 ……という、門別競馬場に出かけてきました。 1レースのパドックに馬が登場する14時過ぎ 伸びる影の長さが、この後残された日中の時間の短さを物語っています。 これで、15時ですもの。 冬になると、北の大地の夜は本当に早い…… 今日は、私もご挨拶回り。 行き会う方々に「今シーズンありがとう」のお礼かたがた、時間があれば話を聞いていました。 岩橋勇二騎手 39歳 今日までの成績で71勝 リーディング7位 昨年はわずか33勝でした。 今年の8月24日には、全国通算1000勝も達成!「今年はシーズンの最初から、いいチャンスをたくさん頂きました。」 今季の成績について聞くと、すぐにこんな答えが返ってきました。「やっぱり、自分たちの仕事は『馬』じゃないですか~。馬に出会うことで助けられるという面は確かですね。今年はそう言う意味で、いい馬と多く出会えた、チャンスをもらえたということだと思います。」 そういえば、数字が上がらなかった昨シーズンではありましたが、スピーディキックとの出会いはその中でとても貴重なものでした。「そうですね。昨年最後にスピーディキックで結果が出て、シーズンが終わって、今年はシーズンの最初から気持ち的には違ったんだと思います。」 今年の活躍には、手応えを感じている様子。 今年は短期移籍には出ずに、門別競馬場に残るそうです。 新たに競走の世界に入ってくる馬たちとの、新たな出会いに満ちあふれるのが門別のシーズンオフ。来年、彼がどんな馬と出会い、そして更なる活躍を見せるのか、今から楽しみです。 明日の道営記念には、フローリンで挑戦。 石川倭騎手 27歳 今年は体調が整わずに欠場することも多く、リーディングの座を明け渡すことになりました。それでもあと開催1日残して92勝で3位。今日も3勝の活躍。「体調のこともありましたし、それも含めて色々なことがありました。改めて勉強した1年でしたね。それでも、要所要所で結果を残すことが出来たシーズンでした。」 シルトプレでは北海優駿とダービーグランプリを制覇し、先週はJRAの馬の依頼を受けて、JBC2歳優駿を勝利。勝利数はトップにはなりませんでしたが、その存在感は十二分に発揮しました。 3レース サードフォースでこの日2勝目 明日の道営記念では、そのシルトプレで初めて古馬にチャレンジします。 シーズンオフは、かつても出かけた佐賀に短期移籍。 冬場も彼の活躍を見ることが出来そうです。 そして…… 今季最後に、この人の活躍を見られた! 桑村真明騎手 35歳 9レースをタロマイスターで勝って、全国通算1500勝達成! 今年は今日までで113勝をあげて、リーディング2位 門別で99勝という昨年の数字を上回り、改めてその存在感を示しました。 実は、今日のレースが始まる前に、桑村騎手の話を聞きました。 今シーズンの、所感。 「厩舎や調教師・スタッフの皆さんのおかげで、結果を残すことが出来ました。」……と語る一方で、やはり「半年間、本当に色々なことがありましたけれども……」 5レース ムーランシャタンでの勝利も含め、メインレースの前までにこの日2勝 エーデルワイス賞でのことも、勿論彼にとっては途轍もなく大きな出来事。 私たち、外から見ているファンにとっても、そのことなしに彼のこの半年を振り返ることは難しいほど、衝撃的な出来事……。「普段からお世話になっているオーナー、調教師、この馬に携わってきた多くの人たち。大きな活躍ができる馬だという、みんなの期待感。それがあっただけに……残念……」 桑村騎手は、ひとつひとつ言葉を探すように、答えを返してくれました。 言葉が見つからない、と話してからしばらくして、一言。「課題、でしょうか。これからの……」 思い起こせば、反省、だったり、悔い、だったり、恐らく様々なことが思い浮かんでくるだろう中で、最後に出た言葉。それが「課題」。 騎手として、今シーズンのこともまた全て受け止めながら、これからを生きていく。このものすごくシンプルな言葉の中に。彼のそんな強い決意を感じさせられました。 明日の道営記念は、王冠賞を勝ちシルトプレの三冠を阻止したエンリルで挑戦。 シーズンが終わればまたすぐ、次の活躍に向けての「馬づくり」が待っています。 今日のメインレースは、シーズンの掉尾を飾る二大重賞のひとつ 道営スプリント(1200m)。 好発好ダッシュから先手を取ったアザワク(写真左)が軽快に逃げるところに、直線半ばでスティールペガサスが襲いかかる。 まさに「完勝」でした。 アザワクは、これが引退レースでした。 最後も、彼女らしいレース振りで、2着の成績は立派。 3連覇した1000m戦・グランシャリオ門別スプリントに加え、昨年は1200mの道営スプリントも制覇。とにかくその快速ぶりが際立った「名馬」と呼べる活躍に、ファンも多い馬でした。 2歳時に園田への遠征で、小回りコースに彼女の有り余るスピードがフィットせず、ぶっ飛んでいってしまった「あの頃」が、本当に懐かしく思い出されます。その後の活躍。やはり「並の馬」ではありませんでした。 産駒の登場を楽しみにしましょう。 一方、こちらはスティールペガサス 今季急成長で、シーズンラストにはもはや王者の風格。 桑村真明騎手 喜びもさることながら、安堵も深かったのではないでしょうか。 見ているこちらも、「馬が無事に帰ってくること」のかけがえのなさを、今日も改めて感じました。 管理する角川秀樹調教師のインタビュー収録の模様 インタビューの後に、角川調教師と懇談する機会に恵まれました。 こちらも第一声が…「2頭、無事に帰ってきてくれて、本当に良かった…」 ……ですよね、ほんとうに。「あの(エーデルワイス賞の)あと、かなりの間、心の中を『ストレス』がずっと覆って、なくなることがありませんでした。今日はこうして、無事に結果が出て良かったです。またこれから、ですね。」 長らく、次々と名馬を送り出している角川調教師の言葉だけに、こちらの胸にもしみるものがありました。 いよいよ、明日はシーズンファイナル。 道営記念、皆さんそれぞれの場所でお楽しみ下さいね。 私は、場外発売所・Aiba石狩で、場立ち予想トークイベント。 お客様方とともに、この半年に思いをはせつつ、レースを見守ります。 ではまた。 来週は、名古屋競馬場のお話かな。
2022年11月09日
火曜日担当の太田です。天体ショー。皆さんお楽しみいただきましたか?ここ帯広からも見ることができました。スマホで撮ったのでわかりにくいかもしれませんが、きれいな色の月でしたね。ただ、寒くてすぐに家の中に入りましたが(笑)11月6日(日)帯広競馬場では3歳2冠目第47回ばんえい菊花賞BG2が行われました。1冠目を制したクリスタルコルト。しかし、2歳時の王者キングフェスタは当時不在。キングフェスタ10月から始動し、2戦してここに駒を進めてきました。トップハンデの730キロ。有力どころが720キロですから、この10キロは大きいですよね。また、牝馬など最軽量とは50キロのハンデ差。かなり大きなハンデ差ですね。それでも勝利したのはキングフェスタでした。(主催者提供)菊花賞というとキングフェスタの母クインフェスタを思い出します。クインフェスタは、オレノココロやコウシュハウンカイと同じ最強世代。そんな粒ぞろいの中ゴール前の激戦を抜け出して、勝利を目前でまさかのビタ止まり。ばんえいの恐ろしさを感じたレースでしたね(汗)恐ろしさというのは実況している側の思いですが、馬券を握っている方にしたら、天と地の差。これぞばんえいというレースですよね。その息子が9年後に母の無念を晴らすように強さを見せつけてくれました。レースを見てもお分かりの通り強い一言。第2障害5番手で降りたキングフェスタでしたが、そこからアッという間に前を交わして先頭に立つと、そこからさらに突き放しての圧勝劇。当初目標はあくまでダービーだったようで、菊花賞も使うかどうかという所もあったようです。関係者一同この強さはびっくりだったと声をそろえて言っておりました。2着争い混戦の中からヤマノコーネルが入って、3着に1冠目を制したクリスタルコルト。1番人気ヤマカツエースは最後失速。6着という結果でした。この世代1強という感じになってきました。体調は悪くなかったとはいっても、目標はあくまで次。そんな中、ハンデもありながらこの強さ。先々楽しみな馬ですね。レースでは優秀な走りを見せますが、口取りなど見ていると、変わらずやんちゃな面を見せているキングフェスタ。これがこの馬の良い所なのかもしれません。少しずつ大人へと成長を見せている感じはしますが、気性面が今後どうなっていくかもこの馬を見ていくうえで重要ですね。しかしながら、3冠目ばんえいダービーは定量。その中で、他の馬達がどう挑むのか。正直、今回のレースであれを見せられると、ちょっと敵わないなあという感じがしました。ただ、レースは何があるかわかりません。過去もそういいながら、障害で失敗し大敗という馬も多く見てきました。能力的にはキングフェスタが抜けていても、レースは別物。(主催者提供)今回のレースをみて、2番手争いは大混戦。また同じレースをしたら着順は変わることでしょう。1強となる3歳世代。そして、大混戦の2番手グループ。そこから抜けてくる馬が今後出てくるのか。そして、どのような戦いを見せるのか注目していきたいと思います。この日久々に重賞でもばんスタ延長戦をお送りいたしました。2択クイズに多くの皆さんにご参加頂きました。本当にありがとうございます。延べ300通以上のメールの回答をお寄せいただき、本当に感謝申し上げます。競馬場がある十勝を題材にしたクイズでしたが、また今後も十勝帯広をより知って頂ける内容をお送りしていきたいと思っております。また、引き続きご参加頂ければと思います。そして、次回はすぐ、12日(土)にばんスタ延長戦をお送りする予定です。今回は「ばんば牧場便り!特別編」としてお送りいたします。この楽天競馬のブログ「ばんブロ」の中でご紹介している牧場をご紹介していこうという企画です。「ばんば牧場便り」は競馬ライターの小久保友香さんが記事を書いてくださっております。そして、ご主人のプロカメラマン小久保巌義さんが写真を撮って、写真も多くアップしております。ばんえいのカレンダーでも有名ですね。小久保由香さんにはスタジオにゲストとしてご出演頂く予定となっております。また、赤見千尋さんにもzoomゲストとしてお呼びしております。ばんえいの牧場についてはまだまだ知らないことが多く、どことなく敷居が高いと思っている方も多いことでしょう。ぜひご覧いただき、楽しんでいただければと思います。今月は、もう1回ばんスタ延長戦をお送りする予定です。11月28日(月)配信予定。昨年も行いましたこちらの企画現在出演者を募集中です。我こそはという方は、ぜひともチャレンジしてください。お待ちしております。
2022年11月08日
こんにちは。隔週月曜日、今日の担当は㈱耳目社の百瀬です。11月2日笠松競馬場では、ヤングジョッキーズTR笠松が行われました。この笠松戦は西日本地区で行われる最後のトライアルラウンド。更に2022年のYJSトライアルラウンドの最終戦でもありました。いよいよ今年のファイナリストが決まる戦い。まずは出場騎手を紹介します。JRA所属小沢 大仁騎手角田 大和騎手永島まなみ騎手鷲頭 虎太騎手地方競馬所属東川 慎 騎手(笠松)長江 慶悟騎手(笠松)深澤 杏花騎手(笠松)佐々木世麗騎手(兵庫)岡 遼太郎騎手(高知)金山 昇馬騎手(佐賀)(紹介式の様子・鈴木努アナ提供)ヤングジョッキーズTR笠松は2020年以来の開催。昨年は関係者の馬券購入や所得の申告漏れなどの不適切事案の影響により、笠松ラウンドが開催されず、さらに笠松所属騎手はシリーズ自体に参加することも認めらませんでした。一部の先輩の不祥事により、2年ぶりのシリーズ参戦となった笠松の若手騎手3名。(長江騎手は初参戦)その鬱憤を晴らすように、第1戦は長江慶悟騎手、そして第2戦は東川慎騎手が勝利し、地元・笠松でその存在感を発揮してくれました。(表彰式後の東川騎手と長江騎手)レース映像や各ジョッキーのコメントについては、YouTubeのNAR公式チャンネルのリポート動画をご覧頂ければと思います。ヤングジョッキーズシリーズ、全トライアルラウンドが終了し、16名のファイナリストが決定しました。(獲得ポイント右記載は、キャリアとファイナルR出場歴)地方競馬・東日本及川 烈 騎手(浦和)1年目・初出場野畑 凌 騎手(川崎)1年目・初出場木間塚龍馬騎手(船橋)2年目・2年連続2回目大木 天翔騎手(大井)4年目・初出場地方競馬・西日本大山龍太郎騎手(兵庫)2年目・初出場金山 昇馬騎手(佐賀)4年目・2年ぶり2回目浅野 皓大騎手(愛知)4年目・初出場加茂 飛翔騎手(佐賀)2年目・初出場JRA・東日本水沼 元輝騎手 1年目・初出場小林 凌大騎手 4年目・3年ぶり2回目永野 猛蔵騎手 2年目・初出場佐々木大輔騎手 1年目・初出場JRA・西日本永島まなみ騎手 2年目・2年連続2回目泉谷 楓真騎手 3年目・初出場角田 大河騎手 1年目・初出場川端 海翼騎手 1年目・初出場今年デビューのルーキーが6名。そして初出場が12名とフレッシュな印象ですね。今年のファイナルラウンドの舞台は尾張名古屋。JRA中京競馬場と新生・名古屋競馬場。若手騎手の競演、6代目のチャンピオンは誰か!?12月16日(金)は名古屋競馬場、そして17日(土)は中京競馬場で行われるYJSファイナルラウンド。是非お見逃しなく!ところでこのTR笠松。実況を担当したのは、地方競馬で現役最年少実況アナ・鈴木努アナ(26才)。鈴木アナは2019年デビュー、実況アナ歴4年目。今年の夏から笠松競馬場でも実況を担当するようになり、笠松競馬で行われるYJSトライアルラウンドを実況するのは今回が初めて。前日には自身初のSP1競走、ラブミーチャン記念の実況も担当し、先週は忙しい日々を過ごしたようです。実況の感想を鈴木アナに聞いてみました!「ヤングジョッキーズはこれまで何度も実況していますが、ジョッキーレースは何度やってもいつも以上に緊張しますね。前の日のラブミーチャン記念が思うように実況できなかったので、そのリベンジという気持ちで臨みました。自分は笠松に来るようになってまだ日が浅いですが、地元の騎手が勝つのは嬉しいですし、ファンの方の声援もいつも以上に実況席に聞こえてきました。特に表彰式では長江騎手のご家族も来ていて、とても嬉しそうにされているのが印象的でした。(4日間を振り返ると)いつも以上に慌ただしく緊張する場面も多かったですが、ファンの方にも声を掛けて頂いたりして、笠松での仕事も慣れてきた感じがします。これからもっとレースを重ねて、より良い実況ができるように頑張りたいです!」(レース直前の鈴木努アナ・川崎競馬場実況席にて撮影)私は今年、金沢と船橋のトライアルラウンドを実況しましたが、いつも読んでいる馬の名前に、騎手の名を加えるだけですが、鈴木アナと同様に、何度担当していても緊張しますね。特に笠松競馬場は、担当して日が浅い中での実況だったので、より緊張したと思いますが、そんな中でも自信を持って臨んでいた印象でした。若手騎手が切磋琢磨する舞台で、陰ながら奮闘していた若手実況アナ。会社の後輩という事で、手前味噌な感じもしますが、あまり紹介できる機会もないので、記事にさせて頂きました。秋競馬も天皇賞(秋)やダート競馬の祭典・JBC競走が終わり、後半戦に入ってきた印象ですが、11月も注目レース盛りだくさん!皆さんも一緒に、秋競馬を楽しみましょう!
2022年11月07日
日曜日担当の高橋華代子です。 久しぶりに小林牧場のスモモモモモモモモの所におじゃましました。 前は馬体重が400キロ台から410キロ台でしたが、今は420キロ台で競馬ができるようになりましたね。暑さが和らいで、カイバを食べて実になるようになってきたそうです。 ゆったりじっくり大切に使われているスモモちゃん。最近はふた桁着順が続いていますが、きっかけがつかめますように。これからも無事に元気に走り続けて欲しいですね。 今年4歳、来年には5歳。お顔が少し白くなったかな? 大井競馬場のLウイング1階には、グッズショップのChampionsTCKがあります。スモモちゃんの新しいぬいぐるみも発売されていました。 お座りスモモちゃん。 ゼッケンも新しくなりました。ピンク色のゼッケンで、名前がローマ字で入っています。外国からのお客様もまた戻ってきた昨今、楽しんでもらえるようにとのこと。 引き続きいろんなグッズが発売されていました。スモモちゃんグッズ、ほんとかわいいものばかりです。 さて、こんな素敵なエコバッグも新発売されました。 このエコバッグのデザイン、お馬さんが買い物カートを押しているんですよ。 めっちゃかわいくないですか? こういう袋は何個あってもうれしいので、わたしもベージュをひとつ購入しました。メインバッグの奥底に忍ばせておくのも楽しそうです。 お馬さんグッズって、元気をくれるし癒されますね。 ChampionsTCKは以前よりもグッズが増えているので、遊びに来た際には覗いてみてください。 さて、現在、楽天市場ではポイント最大44倍お買い物マラソンをやっていて、買い物次第でポイントが大量につくんですよ。 わたしも時間がある時は、「馬 グッズ」と検索して、いろんなお馬さんグッズを探しています。そんな時間も癒されますね(^-^)
2022年11月06日
土曜日担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。園田競馬11月の一週目は4日間の連続開催。久々の4日開催ということで、初日に一八(いちはち)の「まぐろカレー」を食べて気合を入れました。3日の祝日開催はJBC競走の発売もあり、3000人超のお客様が園田競馬場に来場。レース中は場内から熱い声援が飛んでいました。園田競馬場は14年前にJBC競走が行われ、2万人のファンが詰めかけたという話を吉田勝彦アナウンサーから聞いています。ファンエリアが端から端までお客さんで埋まった光景をもう一度観てみたいですね。最終日(金曜日)のランチもカレー。カレーで始まりカレーで終わる4日間シリーズでした。※ミュンヘンのハンバーグカレー ー ー ー ー ー ー そ の だ け い ば ト ピ ッ ク ス ー ー ー ー ー ー【YJSファイナル進出 & 通算100V 】11月4日(金)の6レースで大山龍太郎騎手が地方通算100勝のメモリアル勝利を達成!!6月からコンビを組むムーンコムレードで決めました。デビューから約1年7ヶ月での達成です。 「週初めに決めたかったのですが、100勝を意識しすぎて固くなっていました。達成できて嬉しいです。これからが勝負だと思うので頑張っていきます。」先月27日は柏原誠路厩舎に通算1000勝のメモリアル勝利をプレゼントした大山龍太郎騎手。今回は柏原厩舎のムーンコムレードで自身の節目Vを決めました。柏原厩舎の1000勝&バースデーVの時は緊張していなかったそうですが、自身のメモリアルはかなり意識していたそうです(笑)。↑記念撮影中に髪型を気にする大山龍太郎騎手(笑)。周囲から癖がついた髪型を指摘されていました。3時間後の最終レースはデルマアミダで勝利。所属する坂本和也厩舎の管理馬で減量騎手卒業を決めました。来週火曜日からは一般騎手となります。11月2日の笠松ラウンドでヤングジョッキーズシリーズ2022、西日本ラウンドが終了。笠松ラウンドに出場した佐々木世麗騎手は第一戦でハナを奪うなど、積極的な競走をしましたが、ポイントを伸ばせず16位でした。兵庫の大山龍太郎騎手は4戦合計72ポイントを獲得しトップ通過!!初出場で初のファイナルラウンド進出を決めました。トライアルラウンドは2着3回、4着1回でまとめ得点を加算し、昨年出場出来なかった悔しさを晴らしました。「子供の頃から憧れていた舞台に立てるので嬉しいです。尊敬している先輩方と戦えるので楽しみにしています。」※三宅アナウンサー作成の成績表です。JRAの永島まなみ騎手はJRA西日本地区トップ通過。2年連続ファイナル進出を決めました。ファイナルラウンドは12月16日(金)に名古屋競馬場。翌日17日(土)にJRA中京競馬場で行われます。パドック解説でお馴染みの競馬ブック・松原TMと大山龍太郎騎手によるメモリアル記念撮影。【 兵庫伝統の重賞 楠賞 】※斎藤寿一氏 撮影11月2日(水)、全国交流の3歳重賞、第56回楠賞が行われ、地元兵庫のエコロクラージュが勝利!!レースは兵庫ダービー馬のバウチェイサーがハナを奪います。2コーナー過ぎから後ろを離し単騎逃げに持ち込みます。エコロクラージュは道中2番手追走。勝負どころで逃げるバウチェイサーとの差を詰めると直線で捕え先頭。船橋のリヴィフェイスと兵庫のクリノメガミエースが外から襲いかかり3頭の争いに。遊ぶ面を見せながらも最後まで渋とく粘りました。※斎藤寿一氏 撮影2着は3番手追走から追い上げたリヴィフェイス。後方から追い込んだクリノメガミエースが3着に入り、人気上位3頭で決着しました。エコロクラージュは園田オータムトロフィーに続き重賞2勝目。通算8戦7勝。コパノリッキー産駒の3歳牡馬。吉村智洋騎手は重賞39勝目。先月の兵庫ゴールドカップに続き今年6勝目。保利良平厩舎は重賞4勝目です。9月の園田オータムトロフィーに続き今年2勝目。吉村騎手・保利良平厩舎ともに楠賞初制覇。昨年のイグナイタ―に続き2年連続地元馬の勝利。※斎藤寿一氏 撮影前走の名古屋遠征で初黒星を喫したエコロクラージュ。地元の大一番に向け、調教からブリンカーを着用し立て直しを図りました。陣営の努力が実を結ぶ勝利となりました。エコロクラージュは休養に入り、来年の春に復帰する予定です。吉村智洋騎手インタビューhttps://youtu.be/QkrDfZWe8eY保利良平調教師インタビューhttps://youtu.be/O10qUJXFK1U※三宅きみひとアナウンサー撮影【 イグナイター JBCスプリント挑戦!】11月3日、盛岡競馬場で交流G1、第22回JBCスプリントが行われ、兵庫からはイグナイターが参戦しました。イグナイターは単勝6番人気。スタートは若干出負け気味でしたがすぐに巻き返し6番手を確保。初の1200m戦でしたが道中は手応え良く追走。直線は内を突きじわじわ前に迫りましたが前には届きませんでした。地方馬最先着の5着でゴール。イグナイタ―はダートグレード競走の黒船賞(Jpn3:高知)、かきつばた記念(Jpn3:名古屋)を連勝し、兵庫所属馬初のダートグレード複数勝利をを挙げました。秋は2戦続けて交流G1(マイルチャンピオンシップ南部杯、JBCスプリント)に挑戦し善戦しました。来年は兵庫所属馬初のG1制覇を目指します。【岩田望来騎手 初G1!】JBCレディスクラシックはヴァレーデラルナ(JRA)が4連勝で制覇!岩田望来騎手は交流G1初制覇!!所属する藤原英昭厩舎の管理馬で頂点を掴みました。父・岩田康誠騎手はミラクルレジェンドで2011、2012年と連覇。2014年はサンビスタで勝ち同レース3勝を挙げています。JBCレディスクラシック親子制覇となりました。【 園田金盃ファン投票受付中! 】12月1日、園田競馬で行われる第65回園田金盃のファン投票が始まりました。投票対象馬は兵庫所属の3歳以上Aクラス及び、本年の3歳重賞勝ち馬です。投票上位6頭をファン投票選抜馬とします。投票いただいた方の中から、抽選により次の賞品を進呈いたします。A賞:第65回園田金盃 オリジナルフリースジャケット 20名B賞:第65回園田金盃オリジナルクオカード(500円分) 50名※抽選はファン投票終了後に行います。当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。応募期間は11月1日〜10日迄です。今回はインターネットのみで受付を行います。投票・詳細につきましては、園田競馬の公式ホームページをご覧下さい。http://www.sonoda-himeji.jp/news/detail.html?id=IpY8SS次週は火水木の3日間開催。3日間とも開門時刻10時です。
2022年11月05日
金曜日は、古谷が担当します。 今年も「JBC」が終了しました。ホッカイドウ競馬で2歳カテゴリーとして「JBC2歳優駿」が創設されてから、JpnI3レースが行われる本場へ行く機会はないものと考えていますが、門別競馬場もやはり、「JBC」当日は独特の緊張感を持つ競馬場になってきました。報道関係者は、本場に比べれば少ないとはいえ、普段の門別で考えればかなり多く、その中で迎える大一番は良いものです。依然として、コロナ禍で事前抽選による入場制限がある中での「JBC2歳優駿」だったとはいえ、パドックは多くのファンで賑わい、昼から夕方にかけてSTVラジオの公開生放送などもあったり、普段とは違う雰囲気だったことは、僕も気持ちが高まっていきました。 レース回顧などは、「ウェブハロン」の中で「JBC2歳優駿」を担当しましたので、そちらをご覧下さい。ゴライコウは、エコロアレスとナチュラルリバーとともに、先んじて門別競馬場に入厩し、30日に縦列で坂路で3頭が入り、14-14の調教を行い、31日はエコロアレスとナチュラルリバーが併せ、ゴライコウは石川倭騎手の空く時間を待って単走で追い切りを行いました。ホッカイドウ競馬勢が坂路で追い切りを行う時は、1本目を軽く登り、2本目で追い切るのが基本。しかし、JRA勢は、1本目でいきなり追い切りを行い、それで終了。それまでの運動に時間を掛けていることもあるでしょうが、調整パターンの違いは、非常に興味を持ちました。(この後、追い切りに向かったゴライコウと石川倭騎手。新谷調教師が指示を出していたシーン) 今年の2歳ダートグレードは、早めに門別競馬場に入厩した関西馬が優勝しました。「エーデルワイス賞」は、2着のエコロアイも早めの入厩でした。それまでも、早めに門別競馬場に入厩した馬の活躍は少なくありませんでしたが、今年は顕著に結果として出たことを考えると、来年以降もJRA勢の動向は注目しなければいけません。今シーズンのホッカイドウ競馬は、2歳中距離路線が少頭数の重賞ばかりで、ペースの遅いレ―スが続いていたこともあり、半信半疑で「JBC2歳優駿」を迎えましたが、ベルピットの2着は健闘したと言えると思います。レース後、桑村騎手は「集中して走らせることができず、僕が上手くエスコートできれば、もっとやれたと思います」と悔しそうに話していました。まだまだ、ベルピットの可能性を感じている上でのコメントで、先々、打倒JRAを叶えて欲しいと切に願いたいところです。 まだ1週、ホッカイドウ競馬は残されていますが、地方競馬で仕事をしている身からすると、「JBC」が終わって何かホッとする自分がいます。来年の「JBC」は、3年ぶりに大井×門別です!
2022年11月04日
木曜担当のよこてんです。 11月3日の所に載せていますが実はこれを書いているのは既にJBCが終わった後であります。 3日の朝とか夜とかの時間を見て書く気は満々だったのですが、やっぱりというか案の定というか時間など全くありませんでした。 今回は、3日の分と10日の分の2週分を使って『JBC2022盛岡』前・後編という形で振り返る事にしてみたいと思います。 ということで、11月3日の項目なのに時系列が変・・・という部分があるやも知れませんが、そういう事だということで前後編合わせて読んでいただければ幸いです。 11月3日、決戦の朝。6時に家を出て盛岡駅西口の優待バス乗り場に寄ってみると既にバス待ちのお客様が並んでいるのを見て驚きつつ7時頃に競馬場着。すると競馬場の正面ゲート前にも既に列ができつつあって・・・という状況でした。★朝6時の盛岡駅自由通路「さんさこみち」ここはまだ人通り少ないものの、バス乗り場には既に行列が 盛岡駅8時発からの優待バスが到着し始めると優待バス直行便利用者専用の臨時入り口(全体9時に対して15分前から入場できる)にも列が伸び、開門間近の雰囲気が高まってきます。 競馬組合調べでは9時の開門時点での入場者数が500人ということでしたので、そうするとそれほど凄い数ではなかったわけですが(見た感じも2014年のそれよりはずっと短かった)、久しぶりに見る“入場待ち列”、やっぱり期待感というか高揚感がありましたね。★臨時入口の従事員さんは前回のJBCも経験。「あの時の賑やかさは今でも覚えている。今日はどんなふうになるんでしょう」。※若い警備員さんはもちろん初めてであります★正面ゲート前でお出迎えのミスさんさ・さんさ踊りチーム。レンズを向けるとお願いしていないのにカメラ目線で笑顔。さすがです! さてJBCを迎えた朝の各所を眺めてみましょう。 こちらは臨時プレスルーム。昨年の金沢にならってプレハブのプレスルームが立ち上がりました。自分は結局ほとんどここに来なかった。使い勝手はどうだったのでしょう。 レース順に並べて準備されたJBC各競走の賞状・トロフィー類。JpnIともなるとそもそも多いうえに3レース、他に重賞2レース。並べておかないと分からなくなりますよねえ。 パドックの横断幕も時間と共に増えていきました。 屋台村の各店舗も“お祭りモード”。見たことがないくらいの商品が積み上がっておりました。 ジャンボ焼き鳥の「鳥喜」さんは開場とほぼ同時くらいに行列ができはじめ、遅くまで長い列が続いていました。のちに聞いたところでは通常時の5倍近くの売れ行きだったとのこと。「焼いて焼いて焼きまくりました!」と鳥喜さん。 場内広場にはケータリング屋台が多数出店していた他、広場内に臨時の休憩所も設けられていました。 これも結構早い段階から行列ができはじめていて、1レース前なら買いやすいのかなと思っていた自分は結局ゆっくり買う暇無し・・・。 激戦の舞台となるダートコース・芝コース。当日朝の段階ではいずれも「良」の発表。のちに雨が降りましたが馬場状態の変更は最後までありませんでした。 気になったのはやはり芝コースの状態。馬場管理担当の佐々木さんに直前の様子をうかがってみる。「時期的にどうしても痛みはありますが、ここまでできる限りのメンテナンスをしてきたおかげで、この時期としては良い状態を保ってくれていると思います(佐々木さん)」。 過去には11月下旬まで芝レースをやったこともあったとはいえその頃は芝のレース数自体が今より少なかったという面もあります。今季はここまでに何度か“芝休催期間”を設けて芝の維持を図ってきました。その努力の甲斐はあったと思える当日の芝コースだったのでは。★最後の馬場メンテを見守る佐々木さん 10時45分、いよいよ1レースの馬がパドックを周回し始めました。ここからは各レースの勝ち馬をプレイバック。★1レース『JBC盛岡・門別 いよいよ開幕』優勝はモーモーブラック・塚本涼人騎手★2レース『プロポンチスメモリアル』優勝はセイシークエンス・高橋悠里騎手厩務員さん達もJBCオリジナルマスクを着用して周回する姿が(※関係者には事前配布され、当日着用推奨の形。これもイメージ作り)。★3レース『フラストレートメモリアル』優勝はコウソクブラック・山本政聡騎手★4レース『アストニシメントメモリアル』優勝はトーセンマッシモ・山本聡哉騎手★5レース『フロリースカップメモリアル』優勝はボウトロイ・村上忍騎手この辺の時間から雨がちに。★6レース『ビューチフルドリーマーメモリアル』優勝はフィナルタ・関本淳騎手★7レース『東京トゥインクルファンファーレ賞』優勝はベストフィーチャー・村上忍騎手★東京トゥインクルファンファーレ隊による生ファンファーレ。14mmでも正面からは入らんかった・・・ 2レースから6レースまでいわゆる“小岩井牝馬”の祖というべき馬達の名が付けられていました。 4レースにはそのものズバリのアストニシメント直系のトーセンシュシュが出走していたのですが残念ながら10頭立て10着。しかし勝ったのはビューチフルドリーマー直系のトーセンマッシモなのでした。 2レースのプロポンチスメモリアルに出走していたコーラル(アストニシメント系)は4着。6レースのビューチフルドリーマーメモリアルに出走していたビューチフルドリーマー系オオサキフラワーは10着。スカイルーク(アストニシメント系)は7着。 こういうのを見ると“サインだ!”とか面白おかしく想像するのですが、なかなかうまくいかないものですな。 午後からは雨が降ったりやんだりの雨基調に。それでもケータリング各店舗の行列は縮まらず。雨が降ったもののあまり寒くなかったのが幸いしたんでしょうか。前回の2014年は寒かった。 結果的にはですけども「雨が降らないが寒い」「雨が降るが気温高め」の二択な感じだったような当日でした。雨が止めば止んだで霧が出てくる可能性がありましたしね。 当日の7レースまで来ました。8レース以降の重賞とJBC2022盛岡のまとめは次回・後編へ。
2022年11月03日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 まずは、先週木曜日の名古屋競馬場。 ヤングジョッキーズシリーズ トライアルラウンド名古屋が行われました。 世の中的なテーマはともかく…… 今年のファイナルラウンドが名古屋・中京で行われるにもかかわらず、名古屋所属の若手3人が現時点でランキング下位に低迷。【名古屋ラウンド前のポイント】 浅野皓大 2点 細川智史 21点 塚本征吾 3点 今回のラストチャンスで、誰かがファイナル行きの切符を掴んで欲しい! 率直なところ、これが願いでした。 まず第1戦 10レース 好位から一足先に抜け出したメルトが、押し切って1着 浅野皓大が、まず30ポイント獲得! でもまだ32ポイント(汗) 後方から追い上げた、JRA・古川奈穂のモズプラチナが2着 勝った浅野皓大騎手 勝負がけ、まず第Ⅰラウンドクリアでこの表情。 古川奈穂騎手にも、今回初めて行き会うことが出来ました。 人気のそれほどない馬を2着まで持って来たんですが…… 上がって来て、この表情。この一瞬の表情に凝縮されている心中の悔しさが、こちらにも突き刺さるように伝わってきました。 この人も「アスリートらしい」雰囲気を感じる人でした。 第2戦 11レース 先団を見る形でレースを進めたナオミニデレデレヤが抜け出して完勝 古川奈穂が第1戦の雪辱で、この日2着1着の活躍 その後ろ。 浅野皓大が際どい2番手争いを凌ぎきりました。 これで更に20ポイント獲得! 合計52ポイント!! 古川奈穂騎手は、その前とは一転してこの表情。 今度は、角田輝也厩舎のスタッフの皆さん共々、笑顔で上がって来ました。 浅野皓大騎手 こちらの2着で笑顔、は、いいんじゃないでしょうか。 恐らく、喜びよりも安堵の方が強かったのではないかと。 実は彼、前日からかなり気合いが入っていました。 2走ともチャンスのある馬が回ってきて、地元・名古屋の3人の中で最もファイナル出場のチャンスが大きいのが自分だということも、わかっていました。「まずは第1戦、これを取らないと」 前日から、そんなことを彼と話していました。 その第1戦を取って、本当に最後の勝負がかかった第2戦。 馬の力もさることながら、彼の「胆力」が試されたレースだったのではないでしょうか。 彼は、結果を出しました。 そのことひとつを取っても、この日のプレーは素晴らしかったと思うし 彼にとってもひとつの「手応え」につながったはず。 奇跡が起こらなかったふたり 細川智史騎手(左)と、塚本征吾騎手 塚本騎手はすでに100勝を超え、細川騎手も年度内に100勝到達が見込める状況。ヤングジョッキーズシリーズは今年で最後になるでしょう。 浅野騎手ほど騎乗馬に恵まれていなかった彼ら。地元のファイナルがかかったこの日一日を、どんな気持ちで過ごし、戦ったのだろうか……残念さは、察するにあまりあるもの。あとは、自分の中で何が出来たか。日々のレースとはまた異なるこういう特別な部隊で、感じることもきっとあるはず。 それもまた、経験、なんでしょうね。 浅野皓大騎手は、52ポイントとなり、地方競馬・西日本地区の2位で予選終了となりました。あとは、今日11月2日に行われる、笠松競馬場での結果待ち。 まさに、人事を尽くして天命を待つ、とはこのこと。 ファイナルラウンドの出場騎手は、今日全て決まります。 キッチンカーの話とかは、また次回にしましょうか。 昨日11月1日、笠松競馬場では、2歳牝馬の重賞・ラブミーチャン記念が行われました。 朝から雨……なんだか笠松に来ると、いつも天気悪い…… 気温も上がらず、肌寒い一日でした。 笠松競馬場は、開催中に検量室前で取材することが出来ません。 なので、レースまでの時間を場内で過ごしました。 ということで、とりあえず「食欲の秋」で、たこ焼き(笑) こちらも、食欲の秋……? わかりやすい「栗」のメンコ ラブミーチャン記念出走の、ハーピーモンブラン 肝心のレースは…… 大井から参戦のボヌールバローズが完勝! 赤岡修次騎手、お見事!! ボヌールバローズ 鞍を外してみると、丸みを帯びた馬体が実にグッドルッキングな馬でした。 福永敏調教師は「もの凄く期待している馬」と、破顔一笑。 5月の遅生まれなので、まだ攻め馬も馬なり中心で強くはやっていないそうです。 テンションが上がってしまったという前走の大井戦のことを思えば、今回は少し落ち着いてレースが出来ていた様子。そうしたことも、これからの成長なのでしょう。 その前に赤岡騎手が取材を受けて「小回りだとコーナーで少し不安定。広いコースの方が良さそう」と話していたのを聞いて、福永調教師は「年末(東京2歳優駿牝馬)とも思うのですが…今の赤岡騎手の話を聞くと……(苦笑)。大井の内回りで1600mですから。次走は、馬の様子を見ながら考えていきます。」とコメントしました。 明日11月3日は、いよいよJBC。 門別と盛岡でレースは盛り上がりますね。 私は……北海道・旭川にある場外発売所で、場立ち予想トークイベントに出演させて頂きます。 旭川にあるばんえい競馬の場外発売所 レラ・スポット北彩都 普段は、ホッカイドウ競馬(門別)の馬券は売っていない場所なんですが…この日はJBC2歳優駿を含めて全競走発売。先着のお客様方に、新聞の無料配布のサービスもあるようです。 私は、予想を頑張らないとね(汗)。 お昼から盛岡JBCも含めて、全部のレースを予想します。 旭川近隣の方は、是非レラ・スポット北彩都にもお越し下さい。 ご一緒に、楽しく盛り上がれたらうれしいです。 明日は、それぞれの場所で、それぞれのJBCの一日をお楽しみ下さい。
2022年11月02日
火曜日担当の太田です。JBCまであと2日。いよいよですね。第1回は我らホッカイドウ競馬のラッキードリームが勝利。(主催者提供)昨年はJRAのアイスジャイアントが優勝。(主催者提供)1勝1敗。さて、今年はどんな戦いが繰り広げられるのか・・・春からここに向けて、それぞれの戦いを見せて駒を進めてきた馬達。各々自身の力を出し切ってほしいというのが願いですね。それで結果がついてきたら尚良し。ここから全国へはばたくであろう若駒たちの活躍を期待せざるを得ません。11月3日は変則開催となっています。門別競馬第1レースは12:00の予定です。11時過ぎころからJBCの展望番組スタート。地元プレイヤーのインタビューもご紹介する予定です。JBCは盛岡のJBCレディースクラシック(16:40発走予定)から始まり、JBCスプリント(17:20発走予定)そして、JBC2歳優駿は(18:00発走)予定しております。大トリはJBCクラシック(18:40発走予定)です。ダート競馬の祭典!皆さんぜひご参加ください。週末はハロウィンイベントで盛り上がった帯広。寒い中でしたが、外でのイベント皆さんお集り頂きありがとうございます。アスリートのトークショーも貴重な話を聞くことができ、また、オリンピックのメダルを生で見ることできたのは、やっぱりすごいなと思う瞬間でしたね。キッチンカーも出店しており、秋の味覚も楽しめました。スタジオもハロウィン仕様。日曜日は我々も少しだけ仮装をしました。私的にはやらされた感満載ではありましたが、たまにはこんなおじさんもハロウィンを楽しめたと思います。(本当は若い子たちにやってもらいたかった(笑))重賞誘導場もハロウィンの仮想で、ファンの皆さんから注目の的でした。この日は古馬重賞、秋の高重量戦第43回北見記念BG2が行われました。ここまでの戦いは6歳馬メムロボブサップとアオノブラックが中心にレースが行われ、その中で波乱の結果などもありました。メムロボブサップが登録せず、ハンデ頭でもアオノブラックが1番人気に。メジロゴーリキが2番人気。ミノルシャープが3番人気。前日朝方まで雨が降って、やや軽めの馬場でスタートした今週。ロータリーハロー掛けをしていても、さすがに夜は水が浮いてきて軽い馬場になるパターンとなっている今の帯広。日曜日は水分量が下がってきてはいるものの、日が暮れるとスピード競馬になっておりました。しかし、さすがに850キロを超える高重量戦。第1障害から各馬やや苦戦。870キロのアオノブラックも第1障害天板でやや寄れて、一瞬ドキッとした瞬間がありましたが、そこからはしっかりとした競馬でしたね。第2障害も言うことなく上ってきて、ゴール前一度止まったものの、最後は力強くゴール。圧倒的な強さを見せて北見記念連覇となりました。2着争いは、最後キタノユウジロウがゴール微妙な所で詰まって、その間にゴールデンフウジンが入線。結果キタノユウジロウはそりが入っておらず3着。1番人気、6番人気、4番人気のやや波乱の結果となりました。メムロボブサップがいなかったとは言っても、今回この重量、ハンデの勝利は強いの一言。昨年より10キロ重い重量の中でしたが、さらにパワーアップしたアオノブラックという感じがしました。古馬の重賞は今月末にドリームエイジカップがありますが、次はやはり帯広記念ということになるでしょう。メムロボブサップは帯広記念に向けてという話も聞こえてきているので、この6歳馬のライバル対決は益々楽しみになってきました。さて、次回は11月6日(日)3歳2冠目ばんえい菊花賞BG2を予定しております。満を持してキングフェスタが登場。1冠目を回避して、ここに向けて調整してきました。1冠目を制したクリスタルコルド。重賞ウィナーのヤマカツエース。世代ではトップクラス、ヘッチャラ、トワイチロ。春からメキメキ力をつけているツガルノヒロイモノ。牝馬ではピュアリーナナセ、ニシキマリン。将来性豊かなメンバーが揃いそうです。11月6日(日)ばんえい菊花賞。ぜひご覧ください。また、次回からばんえい甲子園がスタート。今年は十勝産駒特別から始まります。12月30日2歳2冠目ヤングチャンピオンシップの予選。各地区の上位2頭までが本戦に進むことができます。例年のことながら十勝の予選をクリアすることが至難の業。事実上の結晶ともいわれる十勝産駒特別。そのほかの地域も賞金上位が本戦に進むとは限らず、下剋上もままあり、ガチンコの戦い必見です。5週にわたっての各地区の戦い。どうぞご注目ください。この日ニコ生、YouTubeLiveではばんスタ延長戦を配信昨年も行われて好評だった企画「第2回とかちはどっち!?まるごと十勝通」をやります。2択クイズです。レースごとにクイズを出してファンの皆さんにメールで回答を募集。正解者の中から抽選でプレゼント。今回も十勝の美味しいお肉をプレゼントする予定です。視聴者参加型企画クイズ。皆さんぜひともご参加ください。
2022年11月01日
今日は耳目社山中が担当します。いよいよ今週木曜日!!ダート競馬の祭典JBC!!今年は盛岡競馬場で3競走、門別競馬場でJBC2歳優駿が行われます。南関東から、そして金沢から遠征の各馬の活躍を願いつつ、今年は大井競馬場から声援を送りたいと思います。8年ぶりの盛岡開催。前回(2014年)は場外発売中の金沢競馬場で見てたっけ。吉原寛人騎手のサトノタイガーにはビックリした記憶が。華代子さんも南関東勢を写真付きで紹介してくれました。各競走の南関東&金沢の遠征馬を紹介しながら個人的注目点を。レディスクラシックサルサディオーネ 矢野貴之騎手ジュランビル 和田譲治騎手サルサレイア 山本政聡騎手(岩手)枠順は→こちらゴールデンヒーラー出走取消で、最内とその隣になった2ショウナンナデシコと3サルサディオーネ。サルサディオーネとの対決の際は行かせてマークする位置からレースをしているショウナンナデシコですが、レディスプレリュードでショウナンナデシコに先着しているプリティーチャンスやテリオスベル、関東オークス馬グランブリッジや3連勝中勢いのあるヴァレーデラルナといった3歳勢も虎視眈々とチャンスをうかがっていそうで、どの馬からでも狙えそうじゃないですか?スプリントコパノフィーリング山本聡哉騎手(岩手)プライルード 本田正重騎手ワールドリング 張田昂騎手キモンルビー 矢野貴之騎手ティーズダンク 和田譲治騎手枠順は→こちら前哨戦・東京盃を勝ったレッドルゼルが最内1番枠に入り、どういう隊列になるか頭を悩ませそうな一戦。南部杯2着のヘリオスと対戦成績では互角以上の(黒船賞とかきつばた記念で先着している)イグナイターでどうでしょうかね?サトノタイガーを思い出してましたが、2014年のスプリントを勝ったは岩田康誠騎手が騎乗したドリームバレンチノでした。岩田康誠騎手は今回、テイエムサウスダンに騎乗ですねぇ。クラシックセイカメテオポリス本田正重騎手ギガキング 和田譲治騎手フィールドセンス 本橋孝太騎手オンザロックス 矢野隆之騎手サンライズハイアー吉原寛人騎手ジェネラルエリア 松戸政也騎手枠順は→こちら今年は重賞を10勝している本橋孝太騎手が乗るフィールドセンス(この馬でも2勝)の爆発力に期待をしたいところですが、新旧帝王賞馬テーオーケインズ&メイショウハリオに3歳勢クラウンプライド・ペイシャエス・カフジオクタゴン、コンビで3勝を挙げている川田騎手騎乗のオーヴェルニュも怖い存在と感じます。JBC2歳優駿は差し追い込みタイプに注目して。昨年のアイスジャイアントのような豪快なレースが今年も見られるでしょうか??枠順は→こちらナイトオブバンド本田正重騎手が出走する盛岡8Rジュニアグランプリ、南関東+金沢勢が6頭参戦する9ROROカップも大注目です。ジュニアグランプリの枠順は→こちらOROカップの枠順は→こちら2022のJBCデー、開催が行われる門別と盛岡はもちろん、全国で皆さん楽しみましょうね!!8年前、金沢競馬場でもらったノベルティーグッズ
2022年10月31日
日曜日担当の高橋華代子です。 10月26日に船橋競馬場で行われた地方交流重賞の平和賞は、本橋孝太騎手が初騎乗した5番人気プルタオルネが差し切りで重賞初制覇を飾りました。 プルタオルネを管理するのは小国博行調教師、担当は小国巧厩務員と、親子での重賞制覇。 小国調教師は、上山競馬とホッカイドウ競馬に所属して2093勝をあげた名手としても知られています。 南関東では2011年に鎌倉記念(川崎)をホッカイドウ競馬のニシノファイターに騎乗し重賞勝ちを収めていて、調教師としては南関東での重賞は初制覇。 「船橋競馬場は上山にいた頃から冬期間に乗りに来ていたので縁があります。こうやって勝たせて頂けたことはとてもうれしいです」と小国調教師は言っていました。 プルタオルネの調教にも自ら乗っているそうで、次走は12月14日に川崎競馬場で行われるJpnⅠの全日本2歳優駿に向け調整をしていくそうです。 小国調教師 小国調教師と言えば、南関東でも重賞ウイナーになったジーナフォンテンやサンデーツヨシの上山時代の主戦としても知られています。 当時は、わたしも東北から上京したこともあり、南関東のお馬さんよりも東北のお馬さんの方を気持ち的には応援していました。メイセイオペラもそうなんですけど。 上山から巣立ったジーナフォンテンやサンデーツヨシが、南関東でも重賞を勝った時はめちゃめちゃうれしかったです。2頭とも大好きなお馬さんたちでした。 小国調教師には上山時代のジーナフォンテンやサンデーツヨシのお話しを伺ってみたいなぁと思いながらも、さすがに今回はレース時だったので、いずれ機会があったらうれしいなぁと思います。 あぁぁぁ、ジーナフォンテン、サンデーツヨシという言葉にテンションが上がる(^^; そんなジーナフォンテンの息子、JpnⅠ2勝馬カジノフォンテンが放牧休養から帰ってきました。 現在は11月4日に大井競馬場で行われる調教試験を受けてから次走については考えていくそうですよ。どこから始動するのか今から待ち遠しいです! さて、11月3日に盛岡競馬場と門別競馬場で行われるJBC4競走の枠順が発表されています。南関東勢は盛岡競馬場に遠征! JBCレディスクラシックには地方競馬の女王サルサディオーネ(矢野貴之騎手騎乗)JBCスプリントには、ダートグレード競走でも好走しているティーズダンク(和田譲治騎手騎乗)JBCクラシックは、前走・日本テレビ盃を勝って重賞2連勝中のフィールドセンス(本橋孝太騎手騎乗) 頼もしい馬たちが多く遠征します。 相手は強くなりますが、全人馬無事に後悔のない走りをして欲しいと思います。
2022年10月30日
土曜日の担当は「園田・姫路競馬」実況アナウンサーの鈴木セイヤです。先週末は鳥取県にいました。鳥取砂丘や浦富海岸などを巡りながらオフを楽しみました。菊花賞の馬券はJ-PLACE鳥取岩美(BAOO鳥取岩美)で購入しました。次回の旅資金になるように穴馬を軸に狙いましたが・・・見事に玉砕(笑)。頑張って働いて来年も行くぞ!!開催中のお昼はカツカレーで空腹を満たしました。競馬場内にある「園田カレー」のカツカレー(¥700)吉村智洋騎手の影響で私もカレーにハマりつつあります。鳥取でも昼食にグリーンカレーを注文。北海道での期間限定騎乗を終えた石堂響騎手は先週2勝。今週も火曜日7Rをヴィクトールドパリ号で勝利しています。楽天ブログ用に一枚撮らせて頂いたら・・・・おちゃめな石堂騎手(笑)。レースは落ち着いた立ち回りで結果を残しています。園田・姫路競馬のチャージアドバンスは来月石堂騎手を取り上げますのでご注目ください。 ー - - - - - そ の だ け い ば 今 週 の ト ピ ッ ク ス ー - - - - -☆ 高額配当出現! ☆10月26日(水)、第2Rは大波乱の結果になりました。8番人気のディアレストゥラヴが逃げ切り勝ちで初勝利。好位で進めたアユチャンプが2着、テンクウワールドが3着。8番人気→6番人気→10番人気で決着で3連単の払い戻し金は292万4250円。今年6度目の100万超馬券です。3連複の81万3680円は兵庫歴代3位の金額。キャリアの浅い2歳馬の一戦は人気馬総崩れとなりました。☆ 吉村騎手 月間41勝 ☆兵庫リーディングトップ吉村智洋騎手は今週3日間全てマルチ勝利を記録。10/25(火) 3勝10/26(水) 4勝10/27(木) 4勝10月開催12日間で41勝を挙げました。三宅きみひとアナウンサーのデータによると、これは2005年以降の兵庫月間最多勝利タイ記録。これまでの最高は2020年12月、吉村騎手自身が記録した月間41勝です。(開催18日間)2年前の記録に並びましたが、今回は12日間での達成です。驚異的な記録です。【騎手 月間勝利記録】(2005年以降)1. 吉村 41勝 (2022年10月/12日間) ←New!!2. 吉村 41勝 (2020年12月/18日間)3. 吉村 38勝 (2018年12月/15日間)4. 吉村 38勝 (2019年12月/16日間) 5. 木村 36勝 (2009年1月/16日間)☆ Wメモリアル 柏原厩舎☆ 10月27日(木)の5Rはラスルオブツリーズが勝利。管理する柏原誠路厩舎が兵庫県競馬史上11人目の地方通算1000勝を達成!!この日は柏原調教師58歳の誕生日。本日唯一の出走馬で大台に乗せました。≪初出走~1000勝達成の最速記録≫1.森澤憲一郎 18年6ヶ月19日2.福地達晃 18年8ヶ月26日3.柏原誠路 18年10ヶ月10日 ←New!!4.曾和直榮 19年1ヶ月24日5.田中道夫 19年5ヶ月0日6.田中範雄 23年2ヶ月23日7.橋本忠男 23年4ヶ月8日【1000勝達成時の年齢 】1.森澤憲一郎 49歳3ヶ月2日2.田中範雄 53歳3ヶ月14日3.曾和直榮 56歳7ヶ月23日 4.柏原誠路 58歳0ヶ月0日 ←New!!5.福地達晃 61年7ヶ月12日※三宅きみひとアナウンサーのデータより開業から18年10ヶ月10日での到達は、森澤憲一郎師、福地達晃師に次ぐ3番目の早さ。58歳での1000勝は史上4番目の若さでの達成。「『実況で58歳誕生日!』と何度も言われたので有名人になった気分です(笑)。でもちょっと恥ずかしい、いい年なんでね。特に次の目標というのはないけれど、2000勝している先輩もいるので。思い出のレースは重賞Vとか10連勝した馬とかですね。今後もほどほどに遊びながら(笑)、固くならずに頑張っていきたいです。」【重賞2勝】園田ウインターカップ(ドリームコンサート)摂津盃(ヒダルマ)兵庫リーディングの上位につける新子厩舎、森沢厩舎も大台の1000勝が見えてきています。新子厩舎は兵庫の最速記録、最年少記録の更新。森沢厩舎は親子での偉業達成なるか注目です。新子雅司厩舎 974勝森沢友貴厩舎 967勝※10月27日開催終了時点☆ 西日本No.1牝馬は? ☆西日本交流の重賞、第19回兵庫クイーンカップは、金沢のベニスビーチが勝利。人気が割れた一戦を制しました。ベニスビーチはスタートで出負けして最後方追走。、馬群で脚をためると勝負どころで進出開始。最後は大外から豪快に差し切りました。重賞は通算3勝目。2着は中団追走のアンティキティラ(高知)。前が詰まる場面がありましたが鋭く伸びました。遠征実績豊富で将来楽しみな3歳馬です。道中内々ロスなく立ち回ったナナカマドカが地元最先着の3着でした。ステラモナークは7着。スタート立ち遅れましたが、すぐに巻き返しハナを奪いました。序盤から脚を使い最後は力尽きました。吉原寛人騎手は兵庫の重賞は4勝目。2020年の兵庫ゴールドカップ(エイシンエンジョイ)以来の勝利。金沢の名手が落ち着いた手綱捌きでベニスビーチを勝利に導きました。吉原寛人騎手インタビューhttps://youtu.be/HQG8fuSocbk金沢の中川雅之厩舎は兵庫重賞2勝目。2019年兵庫クイーンカップ以来の勝利です。金沢勢は2012年ロッソトウショウ、2019年のヤマミダンスに続き兵庫クイーンカップ3勝目です。ハロウィン前の開催ということで、今日は誘導馬と誘導員さんは黒と赤のドレスで登場。☆ 重賞情報 & 二度目の交流G1挑戦 ☆◉ラブミーチャン記念11月1日(火)、笠松競馬場の第9回ラブミーチャン記念に兵庫のアドワンが出走予定。(鞍上・田野豊三騎手、土屋洋之厩舎)グランダムジャパン2022、2歳シーズンの開幕カードの園田プリンセスカップを勝利。人馬ともに初タイトルを手にしました。初の遠征競馬となりますが、鋭い決め手を武器に重賞連勝を目指します。◉楠賞11月2日(水)は第56回楠賞が行われます。アラブ時代は「楠賞全日本アラブ優駿」。アラブ版の日本ダービーとも言われていました。2018年に復活した伝統の重賞競走は3歳馬の全国交流戦。各地のスピード自慢が揃います。《兵庫所属馬登録 格付&総収得賞金順》バウチェイサーニネンビーグミクリノメガミエースコパノセントルイスアンサンローグネイションエコロクラージュピロコギガマックス など他地区からは実績豊富な好走馬が出馬登録しています。高知優駿の勝ち馬ガルボマンボ。昨年船橋の平和賞を制したライアン。浦和のニューイヤーカップの勝ち馬ミゲルなどが参戦を表明しています。地元からは兵庫ダービー馬のバウチェイサー。重賞勝ち馬のニネンビーグミ、クリノメガミエース、エコロクラージュなどが登録しています。※登録馬は10月26日時点、変更になる場合があります。◉JBCスプリント11月3日(木)、盛岡競馬場で第22回JBCスプリントが行われます。兵庫からイグナイターが出走予定です。 5月のかきつばた記念以来の実戦となったマイルチャンピオンシップ南部杯は4着。勝ち馬と差のないレースをしたイグナイター。2度目の盛岡遠征で初の交流G1制覇&親子制覇を目指します。※父・エスポワールシチーは2013年(金沢)に勝利。なお、JBCスプリントの兵庫所属馬最高着順はアルドラゴンの3着です。(2008年、第8回大会・園田競馬場)新子雅司調教師インタビュー ※追い切り前https://youtu.be/kgq7zer52bc☆ 次週は4日間連続開催 ☆次週は11月開催がスタート。1週目は4日間連続開催となります。11月1日(火)通常 2日(水)通常 3日(祝木)※11時45分開門。8R制。 4日(金)通常※なお、JBC競走がある11月3日(祝木)のみ8レース制です。開門時刻は11時45分です。第1レース発走は12時20分予定。最終8レース発走は16時25分予定。以降は盛岡・門別のJBC競走を場外発売いたします。詳細につきましては園田・姫路競馬の公式HPをご覧ください。↑そのたんSHOPにて☆ 来年の姫路競馬 ☆来年の姫路開催日程が発表されました。1月17日(火)〜3月23日(木)合計10週間(30日)行われます。
2022年10月29日
金曜日は、古谷が担当します。 私ごとで恐縮しますが、24日に「地方競馬完全攻略ガイド」という本を出しました。監修となっていますが、所々執筆も兼ねています。Dr.コパさんと田中淳司調教師のインタビュー、各地のクラスや地方競馬特有のルール、ダートグレードのデータなどが掲載されています。JRA1勝クラス交流を比較することで、レースレベルなども理解できたり、馬主の方々にとっては移籍する際の目安になるのでは…と思っています。ぜひ1冊、お手元に置いて頂ければ幸いです。 今週は重賞のない1週間でしたが、25日はレバンガ北海道、26日は北海道コンサドーレ札幌とタイアップし、ホッカイドウ競馬を盛り上げて頂きました。 レバンガ北海道の折茂武彦さんと写真を撮り忘れたのは痛恨だった…😢 折茂さんと御一緒するのは、4年ぶりぐらいだったかな…。初めてレバンガ北海道とタイアップした時、今回と同じくポラリスドームのビジョン下でトークさせて頂きましたが、バスケットをかじった人間として、久々に緊張しながら話していたのを思い出します。折茂さんは1日、競馬をお楽しみ頂き、調子も良かったそうで何より🏀 そして、北海道コンサドーレ札幌の河合竜二さんとは初めてご挨拶させて頂き、トークショーに参加しました。この日の馬券の調子は今ひとつだったそうですが、トークショーの対象レースだった「北海道コンサドーレ札幌特別」を的中すると、メインの「びらとりオープン」も的中されたようで、取り返したー!と話されていました。 北海道のプロスポーツが連携し、皆さんで盛り上げていく形というのは、地域を考えれば非常に大切なことです。門別競馬場は、とねっこ広場で子供が遊ぶスペースもありますし、スポーツを教える機会は結構あるそうです。折茂さんは29日にも、帯広競馬場で須田鷹雄さんとトークショーをされるそうですが、ばんえい競馬も含め、北海道の競馬とともに、レバンガ北海道や北海道コンサドーレ札幌、もちろんファイターズも盛り上がっていくことを期待したいと思います。 さて、週が明ければ、いよいよJBC!門別競馬場は、「JBC2歳優駿」が行われます。今年の2歳中距離重賞は、ベルピットとオーマイグッネスの2強で進んでいきました。直近の「サンライズカップ」で、二枚腰の渋太さを見せたオーマイグッネスが、それまで負けなしだったベルピットを退けた内容は高く評価できます。もちろん、ベルピットの雪辱も期待されます。そして、牝馬ながら「JBC2歳優駿」に挑戦するスギノプリンセスも充実振りも目が離せません。JRA勢は、1勝馬ばかりですが、先日の「エーデルワイス賞」でJRA勢がワンツースリーを決めたように、ダート戦のレベルの高さが窺えます。「エーデルワイス賞」同様、早めに門別に入厩する関西馬は要チェックでしょう。 楽天競馬、ふるやっちチャンネルでJBC展望をお届けすることになると思いますが、ぜひご覧頂ければと思います。
2022年10月28日
木曜担当のよこてんです。 『JBC2022盛岡・門別』、あと一週間に迫ってきました。という事で今回は当日行われる重賞競走5レースをざっとプレビューしてみようというお題。■11月3日第8レース/ジュニアグランプリ(2歳・地方競馬全国交流・芝1600m)-地の利の少ない今年は例年以上に遠征勢優勢か- ジュニアグランプリは過去10年でホッカイドウ勢7勝・岩手3勝。星の数を比べると“ホッカイドウ勢断然”なのですが、それぞれのレースを見ると上位の勢力的には割と拮抗していて、門別の馬が勝っても岩手の馬が大きな差無く2着になっていたりあるいはその逆という結果が少なくありません。 それはやはり“地の利”の差、小回り・洋芝でやや癖があるとされる盛岡の芝コースを先に経験して挑める、遠征勢を迎え撃てる地元馬のアドバンテージによるものだったはずです。 しかし今年は8月の若鮎賞、9月の若駒賞、芝で予定されていた前哨戦がいずれも馬場状態悪化によってダート変更に。それだけ地元のアドバンテージが薄まる事になってしまいました。 もちろん、地元の馬たちにはデビューから芝を何戦かしている、芝マイルも経験している馬たちがいますから全く地の利が無い訳ではないものの、小さからぬ影響があるのではと感じます。 となるとJRAすずらん賞を勝っているコスモイグローグ、同じくJRAクローバー賞を勝っているジョリダム。それぞれJRAでは人気薄の勝利でしたが門別での対戦成績からは決してフロックで勝ったものではないといえますし、過去のジュニアGPへの遠征馬に比べても上位の実績を持つこの二頭がやはり最有力となりそうです。★コスモイグローグ(8/11門別8Rパドック) 他の遠征勢は、知床賞1・2着のラビュリントス・メンコイボクチャン、南部駒賞1・2着のエイシンケプラー・ナイトオブバンドということで対地元馬の実績で上位になりますし、ラビュリントス以外の芝を経験していない馬達も芝に対応できていい血統背景を持っています。決して侮れないでしょう。 地元馬も、しかし全くという事はないと思います。芝マイルで勝ち星あるペルトランやレジーナは1分40秒を切るタイムを出しており、例年の地元代表からのジュニアGP上位馬に比べてそれほど大きなひけは取っていないと見る事は可能。 私の注目はイイヒニナルです。芝で2勝という戦績も立派ですが目を向けたいのは中身。デビュー戦が35秒2、二戦目が34秒8。いずれも上がり最速です。こういう馬はやはり芝向き、芝馬だというのが経験則。血統的にはスプリント色が強めですがマイルであの脚が使えれば、あるいは・・・と思いますね。★イイヒニナル(10/2盛岡5R優勝時)■11月3日第9レース/岩手県知事杯OROカップ(OP・地方競馬全国交流・芝1700m)-JRAグレードレース並みの顔ぶれで激戦ムード- OROカップのメンバーをざっと見渡した感じ、JRAの芝重賞並みと思うような顔ぶれになりました。 2020年の新潟大賞典2着アトミックフォース。2021年中山記念3着、今年の函館記念でも4着があるウインエクシード。2018年東京優駿3着コズミックフォース。2016年のファルコンSを制しているトウショウドラフタ。2021年函館記念優勝トーセンスーリヤ。そしてスワンSなどを勝っているロードクエスト。 地元代表馬にも2018年ステイヤーズS優勝のリッジマン、同じく2018年小倉記念優勝のマウントゴールド、2019年チャレンジC優勝ロードマイウェイがいます。 JRAから地方に転入してあまり間もない馬もいればすでにダートでも実績を積んでいる馬もおり・・・ですがいずれも直近の成績は悪くないですし、アトミックフォースやロードクエストのように遠征馬ながら盛岡の芝での優勝経験がある馬もいます。★アトミックフォース(7/31 せきれい賞優勝時) 今年の盛岡での古馬芝戦線はひとまず順調に進んできていてここに出てくる馬達も前哨戦をしっかりこなしてきています。アトミックフォースが勝ったせきれい賞での結果からも、少なくとも対戦経験がある馬の間では極端な力の差が無さそうにも感じます。ということになると、地方に移って初めての芝になる馬、初めての盛岡の芝になる馬がどんな力を発揮してくるか?という難しい想定に悩む事になるのでしょう。洋芝経験が無い馬を切る・・・というのもあまり意味が無さそうですしねえ・・・。 地元勢ではここまでOROカップ目標で進んできて結果も出しているソロフレーズを第一に挙げたいですけども、いしがきマイラーズ2着マウントゴールド・3着バスカヴィルらも力負けでは無く展開負け・枠順負けの印象があるだけに、そのレースの結果だけで力関係を決めるのは早計だろうと感じます。★いしがきマイラーズゴール前/優勝を争うソロフレーズ、マウントゴールド、バスカヴィル■11月3日第10レース/JBCレディスクラシック(OP牝・ダート1800m)-女王の座を巡る戦いは各馬横一線- 今年前半の牝馬グレードを勝ちまくり、牡馬を相手にかしわ記念まで制したショウナンナデシコ。JBCもこのまま同馬が獲って終わりだろう・・・という雰囲気で始まったRoad to JBC。しかしレディスプレリュードでの敗戦で状況一変、牝馬路線は一気に混沌としました。★レディスプレリュードゴール前/内で競り合うテリオスベル・ショウナンナデシコを一気に交わすプリティーチャンス ショウナンナデシコは敗れたとはいえ3着、休み明けの前哨戦と思えば本来気にする事ではないのですが、いつものこの馬の粘り腰を発揮できずに競り負けた点、マイナス2kgの馬体が休み明けにしては余裕なさげに感じた点が気になりました。 これまでも休み明け初戦はもうひとつ、ひと叩きで良くなる成績でしたし、やはり気にしすぎる事ではないのでしょうけども、上積みがどれくらいか?はちょっと意識しておきたい部分だと思います。 ここに来てライバルが勢いを付けてきたのも意識しておくべき点といえるでしょう。レディスプレリュードを制したプリティーチャンス、ブリーダーズGCを制したグランブリッジ。テリオスベルも直近の連続好走を見れば油断できない存在になりました。地方勢からも8歳にして衰えを見せないサルサディオーネが虎視眈々狙っています。★グランブリッジ(8/11ブリーダーズゴールドカップ優勝時) ショウナンナデシコにとっては、春先に戦ってきたのはどちらかといえば同タイプの先行型で終いの脚はちょっとジリでもあり、自分はサルサディオーネを捉まえる事に専念していい相手関係だった・・・という印象もありました。差し・マクリを武器にするライバルが増えたのは戦い方を難しくする要素になっているのでは。 一方で“徹底先行”サルサディオーネがいるのはショウナンナデシコにとっても戦いやすい展開になるはず。「サルサディオーネがいるかどうか」がレディスプレリュードと違う結果に持ち込むカギでしょうし、逆にサルサディオーネはショウナンナデシコの“徹底マーク”をいかに切り抜けるか?がカギになるでしょう。★サルサディオーネ(8/28ビューチフルドリーマーカップ優勝時)■11月3日第11レース/JBCスプリント(OP・ダート1200m)-連覇を狙うレッドルゼルは順調発進。ライバルはどこまで迫る事ができるか?- JBCスプリントの直接の前哨戦となる東京盃。頭数は少ないながらも今季前半戦の活躍馬とその後の活躍馬との激突の構図となりました。 軍配があがったのは前半戦の活躍馬。中でもレッドルゼルは58kgで楽勝と言って良い強い勝ち方を見せ、JBCスプリント連覇に向けて順調な滑り出しを見せましたね。★レッドルゼル(10/5東京盃優勝時) 3月以来の休み明け、それも海外遠征後の初戦。どこかに隙を見つけたかった自分でしたが、あの勝ち方を見せられてはそんな“隙”は無いと言う他はないでしょう。実際、フェブラリーS→ドバイ遠征→休み明けで東京盃からのJBCスプリントのローテーションは昨年と全く同じ。その東京盃は昨年は56kgで勝てず、今年は58kgで快勝。流れは昨年以上にも感じます。 ではレッドルゼルに立ちはだかる馬はいないのか?というと、それは決してそうでは無いとも思いますね。 例えば東京盃2着のテイエムサウスダン。こちら視点で見れば2kgの斤量差があって簡単に交わされているのは確かにその通りですが、こちらも5月以来の休み明け&+14kg。それで一度は先頭に立ってレッドルゼルと競り合ったのですから内容は悪くありません。いわゆる叩いた上積みはかなり大きく見込んでいいのでは。 クラスターカップは4着に終わったダンシングプリンスでしたが陣営が選んだのはJBC直行。不良馬場で持ち味を削がれたレースは力負けではないと、これでコース経験も積めたと判断してのこの臨戦過程でしょうから陣営の自信を感じます。北海道スプリントも結果は僅差でしたがこれも当日は内ラチ沿いが深い、不利と言われていた中での1番枠からの勝利ですから着差以上の評価が必要でしょう。 他にも今季の敗戦がいずれも展開負け、力負けには見えないリュウノユキナ、左回り巧者と判断していいヘリオスもコース経験をアドバンテージにできる今回ですし、イグナイターは1200mが初めてですが今季ここまでの勢いは侮れません。南部杯での走りもあと1ハロン2ハロン短ければ・・・と思わせるものでしたよね。地元戦で好タイムを連発してきたキラットダイヤも楽しみな一頭です。★ダンシングプリンス(6/2北海道スプリント優勝時) 昨年のJBCスプリントは1400mという条件ゆえに1400~マイルあたりの実績が厚い馬が中心でした。今年はよりスプリンター型が増え、そういう馬にとって戦いやすい条件にもなります。そこがレッドルゼルにとっては昨年と違う前提条件になるのではないでしょうか。■11月3日第12レース/JBCクラシック(OP・ダート2000m)-昨年のクラシック出走馬は1頭のみ。最後の大一番が最大の混戦か- 2019年のJBCクラシックを制し今年の川崎記念も制しているチュウワウィザードが直前になって繋靱帯炎のために引退、東京大賞典3連覇中のオメガパフュームは出走せず。結果的に昨年のJBCクラシック出走馬12頭中で今年も出走するのはテーオーケインズ1頭となりました。出走馬中の「古馬グレードレース勝ち馬」もそのテーオーケインズの他にメイショウハリオ、カフジオクタゴン、フィールドセンス、オーヴェルニュの計5頭。“G1馬三つ巴”の印象があった近年のJBCクラシックに比べると、横一線という感じが強いですね。 カギはやはりテーオーケインズの走りでしょう。帝王賞からJBCのローテーションは昨年と同様、左回りもサウジを除けば崩れておらず得意と言っていい。時々ぽろっと負けるのが悩むところですね。59kgでも圧倒的に強かった平安S、あっという間もなく突き抜けた昨年の帝王賞。そんな走りを見せてくれればここでも圧倒していいのですが。★テーオーケインズ(21年帝王賞優勝時) もうひとつはメイショウハリオの評価。帝王賞は、チュウワウィザード・オメガパフューム・テーオーケインズの“G1トリオ”を一団の僅差ながらも退けているのだから強い内容と言っていい。一方で帝王賞の1ヶ月前の平安Sでは59kgのテーオーケインズに57kgで5馬身差の敗戦。その力関係がわずか1ヶ月ほどで逆転しているとも言い難い。どこまで高く評価して良いのか?が悩むところです。 直近の中距離ダートG1での実績馬が力を出し切れないようだと、例えば日テレ盃上位組、あるいは3歳勢が台頭する可能性もある。左回り巧者に思えるオーヴェルニュやカフジオクタゴンも同様。これは“やってみないと分からないレース”と思えてなりません。★メイショウハリオ(6/29帝王賞優勝時) 注目したいのは、ひとつは3歳勢。レディスクラシックのグランブリッジもそうですが今年のJRAダート路線の3歳世代は素質馬揃いの印象があります。オーバルスプリント2着のリメイクも3歳馬でしたよね。この時期のダートグレードで3歳馬がこれだけ存在感を見せるのは近年にないですし、レース内容も斤量差があるにしてもそれぞれに目を惹くものがありました。もしかしたらこのレースが世代交代のきっかけになっていくのかも。 もう一頭、フィールドセンスにも注目してみたいです。スパーキングサマーカップ・日テレ盃を連続して人気薄で勝った同馬なのですが内容は強いの一言。大一番を前に勢いが上がる一方という馬は軽く見ない方がいい・・・とは何度も思わされてきた事ですし、この二戦の走りもフロック視するのはあまりにももったいないですよね。★フィールドセンス(8/25スパーキングサマーカップ優勝時) さて来週のJBCデー。レースだけでなくお天気は?気温は?と天気予報を見ながら一喜一憂。余計な事を書くと裏目に出そうなので書きませんが(苦笑)、一週間後がレース日和になってくれる事を強く願っております。
2022年10月27日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 先週の門別・エーデルワイス賞 競馬では、稀にあることとは言え……久しぶりに胸がつぶれる思いがしました。 それはそれとして…… マルカラピッド JRA勢どうしの比較でも、正直こんなに強いとは思いませんでした。 レースの余韻が残っている間は、小沢大仁騎手の若々しいさわやかさに、救われていました。 全ての人馬が、レースを終えてともに無事に帰ってくること。 どの公営競技でも同じなのですが…改めてそのかけがえのなさを思い知らされた夜でした。 中越琉世騎手が、門別での短期移籍の期間終了。 この10月20日を以てこの場所での騎乗は一区切りとなりました。「南関東にいるときとは違う、『濃い』修行期間を過ごすことが出来ました。南関東では、1頭の馬にレースで続けて騎乗する機会がなかなか持てないので、その意味では調教も含めて、1頭の馬への関わり方がものすごく勉強になったと思います。」「7年近く馬に乗っていて、初めて馬が『怖い』と感じましたね。」……そう衒いなく話す、彼。「やはり南関東では、それなりに整った馬に乗っていたのだなと。改めてわかりました。こちらで、難しい馬をしっかりと調教して、レースをさせるということの難しさも、本当に勉強になりました。」 川崎で、また会いましょう。 その時、どんな姿を見せてくれるのか。楽しみです。 続きましては……今日10月26日の名古屋競馬場の話。 見て下さい!この青空 どんなに探しても、雲がひとつも見当たりません。 朝晩はとっても寒いのですが… 日中は、こんな感じの晴天で日差しも強く、夏のような暑さに感じられました。 丸野勝虎騎手 48歳 一昨日24日に地方競馬通算2900勝達成 この写真は、今日3Rをマコトチガネマル(一番外)で勝った時のもの 地方競馬通算2901勝目。 今日はほかにももう1勝して、計2勝の活躍。 今日、丸野騎手に話を聞きに行ったですよね。 そしたら……「3000勝で騎手をやめる……」 えっ……???「……と、思っていたんだよね。以前は。これは本当に。」 で……ほんとにやめちゃうの?? 「どうかな……」 なんだ(笑)。びっくりして損した(笑笑) 少なくともあと100勝、丸野騎手の活躍にご期待下さい。 3000っていう区切りは、やはり大きなものですから。 その達成も待たれますね。 一方……一昨日1つ勝って、通算500勝まであと2勝としていた木之前葵騎手は、今日以降の騎乗が全てキャンセルとなりました。 残念ながら、昨日の調教中に落馬して、鎖骨を骨折したとのこと。 またしばらく、戦列を離れることになりそうです。 残念……。 昨年も、9月末に鎖骨骨折で戦歴を離れ、結局年内休養となっていました。 何とか今回は、早く復帰できますように…… 待ってます。 続きまして、今週のキッチンカー(仮題) 韓国料理が頂けるキッチンカー シーハウス26 名古屋競馬場には初登場です。 母ヒロミさんは韓国出身で、娘カンナさんはハーフ 親子でやっているお店です。「うちの韓国料理は、全て手作り。私がおばあちゃんから受け継いだ韓国の家庭料理の味を、提供しています。」……とヒロミさん。 韓国風おでん。 おでんを煮るだし汁には、ワタリガニを使っているとのこと。 だし汁を少し頂いたのですが…出しのうまみと、かにの甘みが絶妙の味を醸し出しています。 そんな出しがしみこんだ韓国風はんぺんのおでんは、韓国らしく辛いタレをつけて頂きます。100円。美味。 かつては韓国料理のお店をやっていたそうなのですが、今年の夏にこのようにキッチンカーの車を購入して営業。並行して敦賀で運営している海の家が秋になって閉まると、このように名古屋市内を中心にキッチンカーでの営業にこぎ出したんだとか。 さらにヒロミさんは、こんな風に話します。「キッチンカーでの飲食の仕事は、楽しいですね。こうして韓国料理を出せば、いろんな人たちが食べに来てくれる。キッチンカーが並ぶ現場は、このようにお祭りみたいで賑わいますものね。」「キムチは、難しいんです。私が作るのですが、娘のカンナはほかの食べ物は全部作れますが、キムチだけは作れません。私も、初めのうちは味にばらつきが出て、おばあちゃんが作ってくれた美味しいキムチの味をなかなか受け継ぐことが出来ませんでした。」 頂いてみると、ストレートな辛さの中に、漬物のうまみとシャキシャキ感がハンパない。 名古屋競馬場で味わえる、本格的で本物の韓国の家庭料理の味。 見かけたら、是非立ち寄ってみて下さい。 今日のメインレースは、2歳馬の準重賞・弥富記念(1500m)。 今年新設されて、記念すべき「第1回」 デビューから圧倒的な内容で2連勝と、今名古屋で最も注目を集めるセブンカラーズが登場し、そのレース振りが注目されました。 逃げるつもりはなかったというセブンカラーズですが、ご覧のような形で前に出て勝負する馬は現れず、そのままセブンカラーズが逃げる形に。2コーナーぐらいまでは、まだ馬が首を上げて遊ぶような感じで走っていたそうです。 エムエスドンが勝負所から2番手に上がって来ましたが、前を行くセブンカラーズには遠く及ばず。 1500mを1分35秒6で、完勝。 前回は病気による欠場で乗れなかった山田祥雄騎手が、しっかり結果を出しました。 川西毅調教師の話 「体がようやく定まって来て、今回は併せ馬でしっかりと攻めてみました。あとはメンタル面。この馬は、一戦一戦やっていくしかない馬。それだけの馬ですから。」 一戦一戦、という言葉に、重みがありました。その言葉通り、緒戦より前回、そして前回より今回と成長し、パフォーマンスを上げてきました。 次走は一応、11月22日(火)の重賞・ゴールドウイング賞。その先の進路は……未定、とのこと。 どこまでいくのか。行けるのか。 楽しみでなりません。 明日10月27日は、ヤングジョッキーズシリーズのトライアルラウンド名古屋が行われます。 ここまでのポイントがなんと一桁と低迷し、絶体絶命の窮地に立った地元の3人……浅野皓大・細川智史・塚本征吾による、反撃そして大逆転のシーンはあるのか!? どうか温かい目で見守って下さい(汗)。 明日も、名古屋競馬場でお目にかかりましょう。
2022年10月26日
火曜日担当の太田です。北海道は平地でも氷点下のという気温のところがちらほら。いよいよ冬ですね。タイヤ交換もばっちり。昨夜日勝峠は下の方でも雪が積もっておりました。今季最初のアイスバーンは、運転する方も慣れていないのでゆっくり。神経の使う運転でしたね。運転する上では嫌な時期になってきました。今週ばんスタにゲストが登場。南関東で実況を担当している(株)耳目社といえば、このブログでも月曜日に山中アナと百瀬アナが担当していらっしゃいますね。そして、その南関東で本場馬入場などのアナウンスも耳目社の女性アナが担当されていらっしゃいます。声を聞いたら皆さんすぐお分かりですね。その声の主は畠中聡美さんです。実は畠中さんは「ばんスタ」をいつもご覧いただいているようで、ファンとのこと。なんとまあ、ありがたいお話です。今年5月に耳目社の社長辻村さんとお会いしたときに、実は畠中さんがばんスタのファンで、一度帯広へというお話を頂き、今回ばんスタに出演することとなりました。普段見ているばんスタのスタジオに自分がいるということで、緊張しますとお話でしたが、スタジオではさすがという感じでお話しくださいました。畠中さんは今回初来場。初めて生でばんえいを観戦とのこと。テレビやネットとは違う生のばんえい競馬、楽しんでいただけましたかね。ツイッターでは、とても楽しんでいる様子を見ることができました。ゲスト出演の翌日は、帯広の銘菓六花亭の喫茶コーナーで、楽しんでいる様子も拝見いたしました。また機会がありましたらお越しいただければと思います。もっと帯広のディープなところご紹介いたします(笑)帯広競馬場はハロウィン一色。いろいろなところにかぼちゃが飾られております。タペストリーもハロウィン仕様日本でもハロウィンがこんなにも浸透するとは思っていませんでしたが、今はどこへ行ってもハロウィンという感じで、普通の感じなっていますよね。次回のばんえい競馬はハロウィンイベントが盛りだくさん。10月29日(土)、30日(日)はばんえいオータムフェスト2022題して元アスリートをお呼びしてトークショーなどが行われます。MCは競馬評論家の須田鷹雄さんです。また、ばんえい競馬の芸人といえばよしもとスキンヘッドカメラですよね。お笑いライブも開催しますよ。キッチンカーも来て秋最後のイベントになりそうですね。ぜひともお楽しみください。まあ、同じく29日、30日ハロウィンイベントとしてお子さんが楽しめるイベントもあります。仮装しての記念写真撮影などして楽しめます。何やら今年もばんスタでも・・・・蛯名アナが企んでいるようです(笑)イベントでも楽しめますが、もちろんレースも注目レースを予定しております。古馬重賞第43回北見記念BG2を予定しております。今日登録の発表がありましたアオノブラックインビクタカイセドクターキタノユウジロウキョウエイリュウコウシュハレガシーゴールデンフウジンマツカゼウンカイミノルシャープメジロゴーリキ以上が登録馬。ん??メムロボブサップの名前がないですね。今回は休養のようです。ここまで使い詰めでしたものね。恐らく近々の目標は帯広記念。ハンデも厳しいですからね。メムロボブサップはいなくても、メンバーは豪華ですね。連覇を狙うアオノブラックを筆頭に、岩見沢記念あっと言わせたインビクタなど侮れないですね。高重量戦に強いメジロゴーリキ。復活して息をひそめている感がするキタノユウジロウ。先行力のあるミノルシャープなどなど、現オープン馬は6歳馬2頭に注目が集まりがちですが、岩見沢記念のようなことも十分あるので、馬券的には迷いますね。シーズン後半の始まり、第43回北見記念BG2 ぜひ楽天競馬でご参加ください。さて、門別は今シーズンも残りわずか。今週はバスケットチームのレバンガ北海道、サッカーチームの北海道コンサドーレ札幌とコラボイベント「レバンガ北海道ティップオフナイター」「北海道コンサドーレ札幌DAY」として開催しております。来週はJBC2歳優駿。そして最後は道営スプリントと、道営記念ですね。大詰めの門別グランシャリオナイター。最後まで存分にお楽しみください。にしてもこの時季3コーナーに沈む夕日は綺麗ですなあ。実況泣かせですが・・・・・(笑)
2022年10月25日
こんにちは。隔週月曜日、今日の担当は㈱耳目社の百瀬です。10/19浦和競馬場では、ヤングジョッキーズTR浦和の2レースが行われました。2017年創設から、6年目を迎えた若手騎手の交流戦。そして今年のTR浦和は、東日本地区で行われる最後のトライアルラウンド。6代目ファイナリストが決まる注目の一戦に、地方競馬、JRAの若手騎手14名が出場しました。JRA美浦所属山田 敬士騎手小林 脩斗騎手佐々木大輔騎手土田 真翔騎手西塚 洸二騎手地方競馬所属中島 良美騎手(浦和)七夕裕次郎騎手(浦和)及川 烈 騎手(浦和)室 陽一朗騎手(浦和)関本 玲花騎手(岩手)*第2戦のみ騎乗大木 天翔騎手(大井)*第1戦のみ騎乗菅原 涼太騎手(大井)*第2戦のみ騎乗仲原 大生騎手(大井)池谷 匠翔騎手(川崎)*第1戦のみ騎乗(紹介式の様子。佐々木光カメラマン提供)第1戦はハイペースの展開に、勝負所で後続勢が殺到。直線も横に大きく広がる大激戦に。そしてこの混戦を制したのは、単勝11番人気アナハと七夕裕次郎騎手。ゴール前は1番人気、池谷匠翔騎手騎乗・トリテレイアとの競り合いを首差制して先着。3着には単勝最低人気、大木天翔騎手騎乗のドラグが入り、三連単60万越えの大波乱となりました。そして第2戦も、息つく暇もない厳しい展開に。そんな展開でも積極的にレースを進めた3番人気及川烈騎手・ナムラキティーが、内で食い下がる中島良美騎手ウインカーマインを競り落とし、最後は後方から追い込んだピオレドール・仲原大生騎手を振り切って勝利。及川騎手はTR盛岡に続き、シリーズ2勝目。現在は笠松競馬で期間限定騎乗中の為、この日は久々の地元・浦和の騎乗でした。浦和競馬場での勝利は自身が初勝利を挙げた4月28日1R以来、約半年ぶりの浦和2勝目がYJS TR浦和の第2戦。成長した姿を地元のファンにアピールすると共に、ファイナルラウンド進出を地元で決めました。レース後の表彰式での勝利騎手インタビューでは、2人とも少し緊張した様子でしたが、それぞれ地元・浦和での勝利を振り返りました。七夕裕次郎騎手のコメント(直線は)後ろからも来ていましたし、横からも並ばれていましたが、『来ないでくれ』と思いながら追っていました。イメージ的にはもう少し前目の方に付けようかなと思っていましたが、後ろの方でどっしり構えて、池谷さんの馬(トリテレイア)が強そうだなと思っていたので、それをマークしながらレースをしました。(ゴールの瞬間)勝った手応えはありましたし、勝ってホッとしました。やはりヤングジョッキーズは勝ちたかったので、嬉しかったです。及川烈騎手のコメント勝ってホッとしました。この馬(ナムラキティー)はあまりもまれると良くないと伺っていたので、なるべく砂のかからないような位置取りを意識しました。(直線は)肩ムチ打って反応してくれたので、そのまま伸びてくれればいいなと思いながら追っていました。(久しぶりの浦和競馬場は)楽しかったですね。(インタビュー後の記念撮影にて。同じく佐々木光カメラマン提供)この結果、第2戦の勝利で大きくポイントを加算した浦和・及川烈騎手が地方競馬・東日本所属騎手の1位にジャンプアップ!最終的な東日本の順位、そしてファイナルラウンド進出内定者は以下の通りです。(獲得ポイント右記載は、キャリアとファイナルR出場歴)地方競馬所属1位:及川 烈 騎手(78pt)1年目・初出場2位:野畑 凌 騎手(56pt)1年目・初出場3位:木間塚龍馬騎手(55pt)2年目・2年連続2回目4位:大木 天翔騎手(55pt)4年目・初出場5位の菅原涼太騎手、6位の池谷匠翔騎手も55ptで並んでいましたが、『第1着以下のそれぞれの着順回数のうち上位の着順を得た回数の多い順に順位を決定』というルールにより、木間塚騎手、大木騎手が上位にランクされました。もし第1戦、僅差で敗れた池谷騎手と勝った七夕騎手の順位が逆だったら、この順位も変わっていました。改めて今年の地方東日本ブロックは、最後の最後まで結果の分からない大激戦となりました。JRA所属1位:水沼 元輝騎手(72pt)1年目・初出場2位:小林 凌大騎手(71pt)4年目・3年ぶり2回目3位:永野 猛蔵騎手(63pt)2年目・初出場4位:佐々木大輔騎手(57pt)1年目・初出場こちらはランキング上位3名の騎手は浦和での騎乗はなく、変動もありませんでしたが、佐々木大輔騎手が2鞍騎乗しポイントを加え、4位に浮上しファイナル出場権を獲得しました。西日本地区は名古屋、笠松とトライアルラウンドを残していますので、最終戦の笠松ラウンド終了後、改めてファイナリストが発表される予定です。TR名古屋は10月27日、TR笠松は11月2日に行われます。今年は名古屋競馬場、中京競馬場で行われるヤングジョッキーズファイナルラウンド。引き続き、若きジョッキーの熱い戦いにご注目下さい!(各騎手の得点等は、keiba.go.jp内特設サイトをご確認下さい)
2022年10月24日
日曜日担当の高橋華代子です。 今日、阪神競馬場で行われたクラシック三冠目の菊花賞は、田辺裕信騎手が手綱を取った2番人気アスクビクターモアが2番手から早め先頭に立ってハナ差しのぎ切りました。勝ちタイムは3000m3分2秒4でレコード勝ち。おめでとうございました! 地方重賞5勝(盛岡芝重賞2勝)をあげた川崎のナターレの息子ガイアフォース(父キタサンブラック)は、1番人気の支持を集めましたが8着に終わりました。 今回は残念な結果に終わりましたが、キャリアが浅い中でも前走のセントライト記念を優勝したのは本当にすばらしいです。 川崎生え抜き馬ナターレがJRA芝の重賞ウイナーの母に!!!こうやって物語が続いていくことも競馬の醍醐味ですよね。 ナターレの東京ダービー前に撮影した写真が出てきました。今から11年前くらい。 ナターレと担当の小竹厩務員。 小竹さんと言えば、岩手競馬のトップジョッキーとしても知られていますよね。川崎では厩務員として馬を仕上げています。今も現役で頑張っていらっしゃいますよ! さて、10月31日はハロウィンということで、世の中はハロウィン一色ですね。というか、いつからここまで日本も定着したんでしょう(^^; でも、楽しいことがたくさんあるのはいいことです(*^^*) 南関東4競馬場の誘導馬さんたちもそれぞれにハロウィン仕様で楽しませてくれています。 先日までの浦和競馬場の誘導馬さんたちもかわいかったですよ。 ウラワールカボチャ最高( *´艸`) 誘導馬騎乗者さんが考えているんですよ。本当にすごい! 明日からの船橋開催の誘導馬さんたちもハロウィン仕様の予定ということなので、とっても楽しみです。 場内もハロウィン一色で、マスコットのキャロッタくんがハロウィンのコスプレをしたり、にぎやかになりそう!詳細は船橋ケイバのホームページで確認してくださいね。 さて、日本シリーズ真っただ中。楽天イーグルスファンとしてはもちろんパ・リーグ代表のオリックスさんに頑張ってもらいたいところですが、ヤクルトさんも強い(^^; ほんといい試合が続いていますね。 来年こそは我が楽天イーグルスがあの場に立っていますようにと、2014年からファンになり毎年思い続けて早9年(^^;
2022年10月23日
土曜日担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。ナイターシーズンが終了し、今週から火・水・木曜の開催に戻りました。ナイターからレギュラー開催に切り替わり時期は要警戒。展望収録が月曜日になるため、オフ日も自宅のカレンダーと「にらめっこ」。収録日を忘れないための行動です(笑)。今週3日間は薄暮開催だったので、いつもより1時間多く寝ることが出来ました。通勤もゆっくり……とはいかず、取材準備や実況準備で慌ただしい朝になりました。火曜日は曇が多い1日でしたが、水曜、木曜は秋晴れで最高のお天気。日なたはポカポカしていて絶好の競馬日和でした。ただ北風が強く、日没を過ぎると気温も下がり羽織るものが必要に。そろそろ冬物も準備しないと(汗)。隔週月曜日でブログを担当されている「からあげアナウンサー」こと、耳目社の百瀬和己アナウンサーには敵いませんが私も揚げ物が大好きです。木曜日は前半のパドック進行終わりに唐揚げ弁当を頂きました。園田競馬場内の西側にある「串勝や」の唐揚げ弁当600円。お弁当だけでなく、店内でも飲食できます。運が良ければ園田・姫路のアナウンサー陣と遭遇できるかもしれません。 - - - そ の だ け い ば ト ピ ッ ク ス - - -☆遠征馬情報☆ 10月18日、金沢競馬場で2歳牝馬の重賞競走、第7回金沢プリンセスカップが行われ、兵庫から遠征したカタラは3着でした。 勝ったのは2番手から抜け出した地元金沢のショウガタップリ。デビューから負けなしの6連勝で初重賞制覇となりました。逃げて粘った北海道のキモンアップルが2着でした。 兵庫のカタラは道中6番手追走。先行馬の背後で脚をタメます。内をロスなく立ち回ると勝負どころも手応え十分。先行した2頭には届きませんでしたが、上がり37秒台の脚を使い伸びてきました。初の輸送で馬体が減っていましたが、遠征競馬でも力を示しました。☆ 今週のメモリアル勝利 ☆◎川原騎手 兵庫2857勝目先週の金曜日に笠松時代に並ぶ2856勝を挙げた川原正一騎手。10月18日(火)の園田競馬、第1Rを勝ち、兵庫通算2857勝目。笠松時代に挙げた2856勝を超え、地方通算5713勝目となりました。デビューから39年、63歳の大ベテランは地道に勝ち鞍を伸ばしています。的場文男騎手が持つ最年長重賞勝利記録の更新も期待できます。◎長谷部騎手 200勝!10月19日、園田競馬4Rでハニーショコラが勝利。デビュー6年目の長谷部駿弥騎手が地方通算200勝を達成しました。 今年は10月20日現在で45勝を挙げ、兵庫リーディングは11位。2020年に記録したキャリアハイ49勝に迫っています。ナイターレースや820m戦での活躍が多い勢いのある若手騎手です。 「残り2勝で足踏みが続きましたが、決めることが出来て嬉しいです。デビュー前からお世話になっている石橋先生の管理馬で勝てて良かったです。」 ☆ 夕闇を切り裂く瞬撃戦 ☆10月20日(木)、夕闇の中で行われた全国交流の重賞第6回兵庫ゴールドカップは船橋のコパノフィーリングが逃げ切りで勝利。持ち前のスピードで他馬を圧倒し大会連覇となりました。人気が割れた一戦でしたが、馬券はコウエイアンカ、コパノフィーリングの2頭軸が人気上位でした。 単勝最終オッズ 1番人気 コウエイアンカ 3.2倍。 2番人気 コパノフィーリング 3.3倍。 3番人気 オヌシナニモノ 6.0倍。 4番人気 エイシンビッグボス 7.6倍。 5番人気 パールプレミア 8.0倍。スピード自慢が揃った一戦でしたが、コパノフィーリングがレベルの違いを見せつけます。発馬を決めると他馬を圧倒する加速力で、すんなり先手を奪います。同型の先行馬は背後につけますが、追走で一杯になります。得意な流れに持ち込んだコパノフィーリングが難なく逃げ切りました。中団追走から長く良い脚を使ったエイシンビックボスが2着。1番人気のコウエイアンカは後方から上がり最速の脚を使いますが3着迄でした。3番手にいたメイプルグレイトが渋とく粘り4着。勝ち馬に真っ向勝負を挑んだ7連勝中のパールプレミアは直線で力尽き5着でした。中央から転入初戦のオヌシナニモノ(金沢)は10着でした。2番人気→4番人気→1番人気の決着で3連単の払い戻しは10,050円でした。船橋のコパノフィーリングはヘニーヒューズ産駒の5歳牝馬。6月の川崎パーキングスプリントに続き重賞4勝目。昨年に続きスピードでライバル勢を圧倒し兵庫ゴールドカップ連覇。兵庫のナチュラリー(18、19)に続く連覇となりました。900~1200mを中心に活躍する南関東の快速牝馬が今年も園田で強さを見せつけました。◎吉村騎手 2900勝!◎コパノフィーリング初騎乗の吉村智洋騎手は兵庫ゴールドカップ初制覇。地方通算2900勝を重賞で決めました。重賞は通算38勝目。今年は先月の園田オータムトロフィーに続き4勝目。吉村騎手は10月(開催9日間)だけで30勝を挙げる活躍。全国リーディングトップの森泰斗騎手(船橋)を猛追。10月20日(木)終了時点で5勝差となりました。【地方競馬全国リーディング】 ※10月20日終了時点1位 森泰斗騎手 279勝2位 吉村智洋騎手 274勝3位 岡部誠騎手 250勝船橋の新井清重厩舎は兵庫ゴールドカップ連覇で兵庫重賞2勝目。6月の川崎スパーキングスプリント(コパノフィーリング)以来の勝利です。吉村智洋騎手インタビューhttps://youtu.be/ASPF396oI8U新井清重調教師インタビューhttps://youtu.be/glAXHTCziAM兵庫ゴールドカップで連覇を決めた船橋のコパノフィーリング。馬の体調次第にはなりますが、次走は11月3日のJBCスプリント(JpnⅠ・盛岡)を視野に入れています。☆ 西日本地区 秋の牝馬頂上決戦 ☆来週10月27日(木)、園田競馬場で牝馬の重賞が行われます。《兵庫所属 主な登録馬 》ステラモナーク (新子雅司厩舎)マハーラーニー (坂本和也厩舎)クレモナ (長倉功厩舎)クリノアリエル (橋本忠明厩舎)デンコウハピネス(尾林幸二厩舎)ナナカマドカ (田中範雄厩舎)など今年も遠征勢は実績馬が多数エントリー。昨年覇者のシーアフェアリー(名古屋)。重賞3勝のアンティキティラ(高知)。重賞2勝のドミニク(笠松)ベニスビーチ(金沢)。迎え撃つ地元勢は重賞5勝のステラモナーク。昨年ののじぎく賞勝ち馬クレモナ。中央から再転入2戦目のクリノアリエルなどが登録。※10月19日時点の情報ですので、出走馬等変更になる場合があります。ご了承ください。☆ 京都畜産物プレゼントキャンペーン ☆京都畜産特別の開催を記念し、園田競馬場では京都畜産物プレゼントキャンペーンが行われています。開催期間 10月19日(水)~27日(木)専用応募用紙に必要事項を記入のうえ、園田競馬場案内所に設置している専用応募ボックスにご応募ください。当選発表は発走をもって代えさせて頂きます。※なおインターネット等での応募受付は致しておりません。◎商品◎A賞 京都肉ロース(500g)5名様B賞 京都ポーク(500g)10名様C賞 京都こだわり卵セット 30名様↑こちらが案内所です。次回の園田競馬は火・水・木曜の3日間。3日間とも通常開催です。
2022年10月22日
金曜日は、古谷が担当します。 今週は17日と18日に、北海道市場で「オータムセール」が開催されました。この話題は、スポーツ報知「こちら日高支局です」に書いていますが、3年連続で11億円(税別)を超える活況のセールとなりました。1歳市場に初めて上場される、いわゆる新規の馬ばかりの初日は、岩手県馬主会が補助馬購買に加わり、他の買い切れていない各馬主会も含め、地方競馬の馬主がセールを賑わせたと言って過言ではないと思います。地方競馬の売上が伸びていることに比例し、生え抜きのスターホースを出したいという主催者の意向があります。その中で、補助馬購買を行うことによる、高額馬のデビューを促進し、2歳戦及び3歳戦の賞金をアップさせていることで、徐々に効果が出ている印象を受けます。(オータムセール最高価格となったスプリングサンダー2021、ドゥラメンテ産駒の牡馬) さて、20日は2歳牝馬による唯一のダートグレード「エーデルワイス賞」が行われました。この時期とすれば珍しく、乾いた力の要る馬場で行われましたが、JRA勢がワンツースリーを決め、パワーの要る馬場に難なく対応しました。勝ったマルカラピッドは、デビュー戦こそ芝でシンガリ負けを喫したが、2戦目でダートに切り替えると、先行して難なく抜け出して初勝利を挙げました。 JRA勢の中で、芝スタートのダート戦を勝った馬ばかりでしたが、マルカラピッドは唯一、オールダートのレースで勝利を挙げています。その経験は大きく、道中は11秒9-11秒2-12秒3=35秒4のハイラップで追走に苦労していた面はあったものの、後半3Fが12秒4-12秒8-13秒1という上がりの掛かる馬場で、長く良い脚が使える利点をフルに生かし、2着のエコロアイを突き放しました。新種牡馬であるマインドユアビスケッツ産駒にとって、価値のある重賞制覇だったと思います。改めてレースラップを以下に示すと、11秒9-11秒2-12秒3-12秒4-12秒8-13秒1=1分13秒7 過去10年で2番目に遅い勝ち時計で、最も遅かった2015年のタイニーダンサー以来の良馬場でしたから、門別の良馬場なら、このぐらいの時計になるのは納得です。JRA勢のワンツースリーは、レース史上初めてでしたが、JRA勢が上位独占をするダートグレードが多い中、「エーデルワイス賞」は地元勢がJRA勢に食い下がっていた唯一のレースだったことを、改めて知ることになりました。 2着のエコロアイは、躓き加減のスタートながら、キューティロメラが先手を主張するのを見て2番手で折り合い、4コーナーで少し外に張り加減なのを武豊騎手が上手くエスコートし、厳しい流れを先行しながら2着に頑張った内容は、勝ったマルカラピッドとの再戦で巻き返せる力を示したと思います。3着のトモジャミは、14キロ増が影響した形で、追い比べで劣った印象。津村騎手もレース後、「少し体が重かったかもしれません。その中で、長距離輸送やパワーの要る馬場を克服した好走に、素質の高さを改めて感じました」と話していました。 地元勢で最も期待されたスティールグレイスは、3コーナー過ぎで残念ながら競走中止…。非常に悲しい状況でしたが、これも競馬。何とか繁殖牝馬に…という思いを強く抱きます。無事であって欲しい…。
2022年10月21日
木曜担当のよこてんです。 11月3日の盛岡JBCも徐々に近づいてきました。あと2週間ですね。いろいろ書きたいネタ・書かなくてはいけないであろうネタもあるのですが、今回は「8年ぶりに迎えるJBCを前に、盛岡競馬場の変化したところ」というお題で行きましょう。 まずはこちらから。『馬像が綺麗になりました』★「そういえば昔はこんなだったな」と26年ぶりに思いました これは夏に綺麗になりましたね。前回の2014年JBCの時も特に手が入れられてなくて、開場からずっとそのままだったんじゃないでしょうか。まあ適度にウェザリング(汚れとは言わない)されているくらいが風格があって良いような気もしますが、ブロンズ像ですし黒光りしているのももちろんいいものです。 そして『彫刻群も綺麗になりました』★ゲートの外に置かれているものですけれど門内のも綺麗になっております OROの入場門前の通路や中に入った所の緑地帯の各所に置かれている彫刻群。これは岩手県競馬組合設立30周年記念事業として行われた『馬の彫刻コンクール』入選作品の10点で、OROパークの落成式の日に表彰式もあわせて行われていた事を覚えています。 これも長らくそのままで、屋外に置かれているので塗装が剥げたり錆びたり・・・という状態だったのですが、今回清掃修復されて26年前の美しさを取り戻しました。ここ10年くらいに競馬を始めた方は“こんなに綺麗だったのか”と思われるのでは。 『特別観覧席がリニューアルされました』 今季のORO開幕時から工事が進められていたスタンド3階特観席・F席・G席のリニューアル、10月2日から新装オープンとなっています。 これまでは“普通の指定席よりもちょっと広い席”と“テーブルがあるグループ席”でしたが今回グループ席主体に改装。4人グループ席・8人グループ席を広く取る形になりました。 なかには土足禁止のカーペット席もありまして、ごろごろと寝転がりながらレースを楽しむ事も不可能ではありません。★こちらが土禁席 また、二人がけのペア席もこれまでよりも幅広く、そしてベンチシートタイプのものになって要は仕切りがなくなりました。 どの席もこれまでよりゆったり楽しんでいただけるのではないでしょうか。 『パドック脇観覧スペースもそろそろ完成』 お客様の目に見える範囲でいうとこれ。気がつかれた方も多かったでしょう。 パドック脇で行われていた観覧スペースの工事が進み、先日囲いのネットが取り外されると共に植え込みの木が刈られて全体が見えるようになりました。★工事が始まって間もない頃 この辺はながらく植え込みでしたし、パドックの出口側から眺める事が多い自分にとっては景色もずいぶん変わる感じがします。 『新厩舎絶賛工事中!』 厩舎地区の奥の方に建てられていた新しい厩舎棟。まだ工事の途中なのですが、先日の土曜日ですね、実際に馬を歩かせたりして造作の確認が行われました。 既存の厩舎棟とは異なり“今風”の平屋建て、馬房の仕切りも引き戸に。全体に窓が多い・大きくて明るい感じがします。厩舎の建物の間も将来ウォーキングマシンを置く事を考慮して広めに。 現在建設中の新厩舎棟はとりあえずJBCの遠征馬用の馬房として使用を開始するとのこと。★モデル・小林凌騎手。 また、同タイプの厩舎棟は水沢競馬場でも建設が進んでいまして、来春には3棟かな、完成して引き渡される事になっているそうです。水沢では古い厩舎を順次建て直していく計画です。 細かいところですが『OROボードになにやらありそう!?』★塗ったのではなくパネルを貼っている模様。スクリーンにするのかな?? これはめっちゃ細かい所ですけども、ビジョンの隣にある旧OROボード。以前はオッズとか着順着差等が掲示されていた事を覚えておられる方も多いでしょう。 2016年まで使用されていましたが部品枯渇という事情で2017年からはシャッターが閉まったままの状態。それも長くなったのですっかり目になじんでいた・・・のですが、先週、シャッター部分にスクリーン様のものが貼られているのを発見。何かに使うんでしょうねえ・・・。 『街にも拡がっていますJBC装飾』 JR盛岡駅の改札と西口を結ぶ連絡通路・通称『さんさこみち』にJBCの広告が出たのは南部杯の前の週。 盛岡駅と競馬場を結ぶ優待バスはJBC当日には西口に発着します。遠方から新幹線で来られた方は自然とこの通路一杯のJBCイメージを見ながら・・・という事になりますね。 花巻空港にもタペストリ広告が出ているそうですがまだ見に行けてない。という事でお伝えするのはラッピングバス。 盛岡市内を走る岩手県交通の路線バスにJBCラッピングが施されております。 正面に幕を張ったもの、側面のバナータイプは大小があるようです。ラッピングが付いたバスが競馬場行きの優待バスに投入されるのかな?なので、もしかすると11月3日には市内ではあまり見かけない・・・という事になるのかもしれませんが、今のところは盛岡駅東口のバスターミナルで見ているとわりと頻繁にラッピングバスがやってきます。 盛岡の路線バスはですね、車両のバラエティが豊富ということでその筋(何の筋?)のファンの方には有名だったりします。JBCの前にでも、駅前でバスを眺めてみるのも面白いかもしれません。 ということで駆け足でしたが「JBCを前に変わったところのいろいろ」をお伝えしてみました。2週間後に迫った2022盛岡JBC、8年前とは違ったこれらのところにも目を向けていただけるとお楽しみが増えるのではないでしょうか。
2022年10月20日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 今週は、名古屋競馬場での話。(取材日:10月13日木曜日) 平日の朝一番から訪れる熱心なお客様方。 それぞれの場所に陣取って、馬の姿を視線で追っています。 先週の開催(10月11~14日)の間に、数多くの「区切りの勝利」が生まれました。10月11日榎屋充調教師 100勝10月12日今津博之調教師 1000勝岡部誠騎手 4600勝10月13日今井貴大騎手 1400勝10月14日宮下瞳騎手 1100勝坂口義幸調教師 1100勝(いずれも「地方競馬通算」の記録) その前の週に達成されたものも含めて、全部フォローしきれなくて申し訳ございません m(_ _)m 10月13日第4レース 今井貴大騎手 33歳 キタノフランクースで通算1400勝達成「あと600…かな」 今の気持ちをそう話した彼。 当面の目標は、通算2000勝。 こちらはその後、残念ながら僅差で2着の表情…… この日は、メインレースの重賞・ゴールド争覇で大井所属のメイショウワザシへの騎乗予定がありました。「笠松(3走前のくろゆり賞・優勝)で代打で乗せてもらった後、まさか佐賀(2走前の鳥栖大賞・2着)でも乗せてもらえるとは思いませんでした。そして今回も。難しさがある馬で、自分の中では決して完璧に乗れているとは思っていないのですが、こうして依頼してもらえるのは有り難いです。」 メインレース・ゴールド争覇でのメイショウワザシと今井貴大騎手「なので、こういう依頼があるように、リーディング上位に居続けないといけないですね。」 勝ち鞍の数字の、彼にとっての意味のひとつを、こんな風に話してくれました。 これまで、怪我で戦列を離れることが多かった彼。 昨年秋にまた骨折で乗れなくなって…それから丁度1年。いつも彼が言うのは「怪我なく無事に」。 「あと600」が、次「あと500」に……そしていずれ…… そんな歩みを、これからも追いかけていきたくなる。そんな魅力がある人です。 彼のお手馬である、昨年の東海ダービー馬・トミケンシャイリが、次の開催あたりから戻ってくるようです。今年の終盤の彼にとっての、そして私たち見る側の者にとっても、大きな楽しみになりそうです。 今井騎手1400勝のキタノフランクースは、榎屋充調教師(写真一番左)の管理馬でした。 この勝利が地方競馬通算102勝目。 勝った後も、馬の様子を入念にチェックする榎屋調教師 39歳 開業3年目での100勝達成。 今年は、昨年1年間の勝利数42を越える、48の勝利をあげています。 「100勝ですから。そりゃ行くでしょ(苦笑)。特別にこう、っていうことはないかな」 と、つれない返事(汗)。 それでもちょっと粘って話を聞いてみると…興味深い話が聞けました。「調教師になって、やりたいことはいまやれています。スタッフに給料も払えて、厩舎としてちゃんと経営できているっていう気持ちが大きいですね。あまり『数』を求めすぎると、名古屋の規模だと特に馬主の方が苦しくなってしまう。無理せず、十分競馬を楽しみながら、上を目指していきたいですね。」 どうしても私たち見る側は、単純な数字を追ってしまうのだけれど… プレイヤー側からしたら、日々の仕事であり、生業であり。 それが競馬というスポーツであるだけのこと。 その日々のこと、がきちんと「続いていける」ための心の持ちようとか、そこに根ざしたプレーとか、そういうことなのでしょう。 今年はリンクスターツで笠松の新緑賞、そしてペイシャシオンで名港盃を勝ち、重賞勝ちも2つ。「そうは言っても、重賞は、やっぱり嬉しかったですね。」 彼の活躍、やはり目が離せないところです。 こちらの方は、1000勝という大きな区切り。 今津博之調教師 52歳 開業20年目での1000勝達成 この日は、セレモニーが行われました。 「初めは預かる馬も少なく、1000も行くなんて全く思っていませんでした。頑張って7~800とか行けばいいかなというぐらいの感じ。この2~3年で勝ち鞍が伸びてきて、1000まで行くことが出来ました。」 この2~3年活躍できている要因は……? と尋ねたところ、それは秘密、と(汗)。 記念撮影 写真左後ろの方には、厩舎から駆けつけたスタッフの方々の姿。 喜びを分かち合っていました。 ここで少し休憩して、キッチンカーで腹ごしらえ(笑)。 以前もお知らせした、元力士の方々が運営しているキッチンカー 大ちゃん食堂 ちゃんこが食べられます 夏場は、珍しい冷たいちゃんこを提供していたのですが、秋に入って温かいものが恋しくなってくる季節、温かいちゃんこが用意されていました。「ちゃんこは、相撲部屋では毎日作るものですから、入れる肉を鳥と豚で変えたりという具材の工夫とか、あとは味付けを変えてみるとか、色々工夫しています。そう言う工夫を、キッチンカーの商品にどうやって生かしておいしいものを出して行くか。いま研究しているところです。」……と話すのは、元幕内・大喜鵬の山口さん(右) 話しているうちに、こちらも元力士・海猿の小川さん(左)がちゃんこを出してくれました。 そう、野菜がたくさん食べられるのが、ちゃんこのいいところです。 私も、おいしくヘルシーに頂きました。 毎開催1日は来ておられるようなので、温かいものが食べたくなったら是非。 B級グルメのご飯ものや麺ものと一緒に、っていうのもいいですよ。 傍らを見ると… ヤギのチップとポテトもおなかがすいているみたい。(草をあげているのは、競馬場の担当者の方です) ヤギにあげるエサ、スタンド内の売店でも売っています。 家族連れでお越しの方など、少しの間ヤギと戯れる時間を過ごしてもいいかもしれませんよ。 さて、この日のメインレースは、1500m戦の重賞・ゴールド争覇。 全国交流で、11月下旬に行われる笠松グランプリのトライアルとあって、強力な遠征馬5頭も参戦して、注目のレースとなりました。 最初のゴール板前 逃げたニシノステラの直後につけたのが… 吉原寛人騎手騎乗のベストマッチョ(川崎) 地元期待のコンビーノは中団の6番黄色帽黄色服 注目された高知のダノングッドは…2番枠を捌けず、内目の4~5番手 ダノングッドの多田羅誠也騎手「外に出したかったけれど、これは出せないなともう早い段階で腹をくくりました。」 直線、番手から早めに出ていったベストマッチョに対し、外からグイグイとダノングッドが迫る! とは言え…まだ余力もあったのかな…… ベストマッチョが追撃を凌ぎきって勝利。 引き上げてきたダノングッド タラちゃんの、この表情が全てを物語る。 序盤に外に出せれば違ったと思いますが… それでも、ワンチャンある乗り方はしましたよね。 順調に行けば、次は笠松グランプリではないでしょうか。 雪辱に期待したいです。 こちらは、地元期待のコンビーノ 3歳馬として初の古馬との対決、それも一線級に入っての競馬で3着と気を吐きました。 この2回、惜敗で苦い表情を見せていた塚本征吾騎手も、今日は「次につながる走りができたと思います」と、気持ちは次走予定の園田・楠賞へ。 こちらも、順調に次走に向かうことが出来れば、とても楽しみです。 吉原寛人騎手の勝利騎手インタビューの模様は、名古屋競馬オフィシャルYoutube映像でご覧下さい。 これで、弥富の新競馬場での騎乗成績は、重賞ばかり乗って4戦3勝。 ベストマッチョも、全くのテン乗り。「この馬の走りを見て、ピリッとした脚に乏しい印象を受けたので、少し早めに動かしていきました。」 過去のレースを見て、それを感じるところまでは、ああやっぱり一流のプロだなって感じます。 しかし…「少し早めに」ってコメントでさらっと出てくるんですけど…… これで差されてたら「早仕掛け」って言われてしまうところでもあります。 それを、自分の感じたままにプレーに反映させて、馬を勝たせてしまう。 今回も、着差を考えると、結果的にフカしていくタイミングはこれより早くても遅くてもアウトでした。アウトって言っても、2着なんですけどね。 レースはシンプルな「番手抜け出し」でしたが…… その中に、なんだか吉原寛人という存在の「凄み」みたいなものを、改めて目の当たりにしたような気がしました。 佐々木仁調教師(写真中央)の話「この馬は気持ちが表れていた方がいい馬なんです。この何戦かは少し大人しい感じがしていたのですが、今日は馬場にキャンターで出て行った。これならもしかしたら、と思っていました。距離はあと100mが長いと思ったけれど、騎手がうまく乗ってくれました。久しぶりの勝利(2020年7月の浦和・プラチナカップ以来)で、なかなか勝たせてあげられなくて馬に申し訳なく思っていましたが、今日は勝てて良かったです。JBCに選ばれたらJBC(スプリント)へ。そのあと笠松グランプリも視野に入れています。」 今日発表されたJBCスプリントの選定馬には、ベストマッチョの名前がありました。 これで大井・金沢、そして今年の盛岡と、3年連続のJBC出走。 健闘を期待したいです。 そして、また笠松でこの馬の姿を是非見たい! 楽しみな馬の復活劇でした。 明日は、門別のエーデルワイス賞へ行ってきます。 そして来週水曜日は、名古屋で2歳の準重賞・弥富記念が行われます。 デビューから2連勝中の、話題の「あの」馬が登場予定。こちらも楽しみです。
2022年10月19日
火曜日担当の太田です。秋深まってきましたが、昼間はまだまだ暖かいですね。先日は最高気温20℃。ただ、朝晩はめっきり寒くなりました。昨日は夜、風が出てきて、体感的には厳しい寒さでしたね。今季ばんスタでは毎週月曜日2歳馬特集をお送りしておりますが、今季デビューの2歳馬はじめての重賞、第45回ナナカマド賞が16日(日)に行われました。ここまでの戦いで、2強の様相。キョウエイプラスとタカラキングダム。しかしながらまだまだ若い馬たちの戦い。展開次第では軽量馬達の台頭も十分あると考えている人も多かったようです。中間キョウエイプラスの脚元不安という話も入ってきて、このあたりも馬券購入の上で悩みどころでもありましたね。勝利したのは2番人気。タカラキングダムでした。(主催者提供)重量加増もありながら、果敢に先行していったタカラキングダム。第2障害天板で一瞬危ない所がありましたが、先頭で障害をクリア。キョウエイプラスも2番手で障害をクリアするものの、少し差がありましたね。最後はその差をキープしたタカラキングダムの逃げ切り勝ちとなりました。(主催者提供)キョウエイプラスが2着。3着大混戦の中、マルホンリョウユウが最後差して3着。人気通りの結果となりました。デビューから4戦目でキョウエイプラスとの初対決。負けなし同士の戦いを制して一躍脚光を浴びたタカラキングダム。その後、初めて土がついたのは青雲賞。キョウエイプラスに敗れました。同じく、前走もキョウエイプラスに敗れはしたものの、1コースということ、第1障害後で躓きそうになっていたことを考えると、それでも2着はこの馬の成長を感じる場面でした。 能力検査のVTRを見てもらうとわかるかと思いますが、能力検査時全く集中して走っておらず、道中足を上げたり、座り込んでしまったりと・・・。この馬がこの4か月後に重賞ウィナーになっているとはこの時誰も思わなかったでしょうね。1戦目レースを見ると、レースごとに成長してきたのがわかるかと思います。関係者の話も相手ではなく、自身との戦い。やんちゃなところはあっても能力はあるとみていたようですね。まだまだ成長力がありそうな感じで、今後益々楽しみな馬です。今後はハンデとの戦いになってくることでしょう。それも己との戦い。シーズン終わりまで目が離せません。(主催者提供)負けはしましたが、キョウエイプラスも力を示すことはできました。中間順調さを欠いたことを考えれば、道中の運びなども大胆に進めることは難しかったかと思います。それでもあの競馬ですからね。この馬の能力はかなりのものです。キョウエイプラスとタカラキングダムの争いは、今後長く続きそうな気配ですね。マルホンリョウユウも、結果ここまで負けているのは上位2頭のみ。まだまだこれからの馬。楽しみであることは間違いありません。戦いの舞台は2冠目ということになりますが、次開催から早くもばんえい甲子園が始まります。11月6日の十勝産駒特別からスタート。十勝産駒は有力馬ぞろいですからね。上位2頭に入るのはかなり大変。今回ナナカマド賞出走メンバーのとかち出身は、ホクセイスーパー、ジェイヒーロー、マルホンリョウユウ、キョウエイプラスの4頭。ハンデなどもあるので、ここまでの戦いで上位だったキョウエイプラス、マルホンリョウユウが断然有利とはいえません。本戦に進めるのは、各地上位2頭まで。いやいや本当に予選をクリアするのが大変ですよね。過去ナナカマド賞を勝利しても、予選で敗退し、ヤングチャンピオンシップに進むことできなかった馬もいます。タカラキングダムの釧路地区も有力馬ぞろい。大注目のばんえい甲子園。ぜひご注目ください。さて、次回10月22日(土)の開催は、こちら楽天競馬システムメンテナンスのため、楽天競馬でばんえいの発売はありません。ご注意ください。発売について詳しくは、楽天競馬、オフィシャルHPでご確認頂きますようお願い致します。
2022年10月18日
今日は耳目社山中が担当します。2022ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンドも最終盤に入ってきました。東日本地区は、19日に浦和競馬場で行われる2戦を残すのみ。西日本地区は、10/27名古屋・11/2笠松の2場4戦を残しています。ポイント計算は上位の着順を得た4レース分の合計得点。東日本・西日本、中央・地方の各地区各部門から、それぞれポイント上位4名合計16人が12月のファイナルラウンドに進みます。地方競馬の出場権争いは東日本も西日本も熾烈になっています。まずは東日本。先週行われたトライアルラウンド川崎を終えて野畑 凌 (川崎)56ポイント・残り0木間塚龍馬(船橋)55ポイント・残り0新原周馬 (川崎)50ポイント・残り0菅原涼太 (大井)49ポイント・残り1(ここまで4戦)ーーーーー大木天翔 (大井)40ポイント・残り1(ここまで2戦)及川 烈 (浦和)38ポイント・残り2(ここまで2戦)︙池谷匠翔 (川崎)36ポイント・残り1(ここまで4戦)関本玲花 (岩手)33ポイント・残り1(ここまで4戦)仲原大生 (大井)32ポイント・残り2(ここまで3戦)︙室陽一朗 (浦和)16ポイント・残り2(ここまで2戦)︙中島良美 (浦和) 6ポイント・残り2(ここまで3戦)七夕裕次郎(浦和) 5ポイント・残り2(ここまで3戦)上位3人はすでに自身のTR騎乗を終えています。上位のポイント差がそれほどない中で、ここまで騎乗数が2戦、つまり今回の浦和ラウンドのポイントが加算される、5位大木騎手と6位及川騎手の結果と、4位の菅原騎手のポイントがあと1戦でどうなるか(7着=6点以下だと加点なし)が東日本地区の出場権争いに大いに関わってきそう。10/197R・トライアルラウンド浦和第1戦の枠順は→こちら10/199R・トライアルラウンド浦和第2戦の枠順は→こちら浦和競馬場の2号スタンドには今回のトライアルラウンド浦和に出場する騎手が紹介されていますまた、19日浦和競馬場のメインレースは重賞・第32回埼玉新聞栄冠賞です。4連勝中ランリョウオーvsこの競走3連覇がかかるタービランスという地元浦和の2頭の対決に割って入る馬がいるかという注目の一戦。3歳フレールフィーユから11歳リッカルドまで、多彩なメンバーが揃いました。枠順は→こちらYJSの話に戻ります。西日本地区のポイント上位は…大山龍太郎(兵庫)72ポイント・残り0魚住謙心 (金沢)51ポイント・残り0兼子千央 (金沢)42ポイント・残り1(ここまで4戦)山田義貴 (佐賀)42ポイント・残り0ーーーーー︙加茂飛翔 (佐賀)36ポイント・残り2(ここまで2戦)︙細川智史 (愛知)21ポイント・残り2(ここまで2戦)金山昇馬 (佐賀)20ポイント・残り3(ここまで2戦)東川 慎 (笠松)19ポイント・残り2(ここまで3戦)長江慶悟 (笠松)17ポイント・残り2(ここまで2戦)深澤杏花 (笠松)13ポイント・残り2(ここまで2戦)青海大樹 (兵庫)10ポイント・残り2(ここまで4戦)佐々木世麗(兵庫) 6ポイント・残り2(ここまで2戦)岡 遼太郎(高知) 3ポイント・残り2(ここまで2戦)塚本征吾 (愛知) 3ポイント・残り2(ここまで2戦)浅野皓大 (愛知) 2ポイント・残り2(ここまで2戦)1位の大山龍太郎騎手はファイナル進出ほぼ決定というポイントを積んでいます。3位兼子騎手はTR金沢第2戦11着のため、残る1戦で上位着順に入ればポイント加算という状況です。あと3戦残している金山騎手(木本騎手負傷のため1戦追加)のポイントアップは可能性が高く、また他の面々もまだ2戦しかしていない人が多く、名古屋or笠松のホームコースでポイントが大きく変化するかもしれません。ドキドキしながら自身のファイナルラウンド進出を願う人、自力でファイナルラウンド進出を目指して意気込む人。早くもファイナルラウンドでの活躍をワクワクウズウズしながら待つ人。東日本・西日本それぞれドキドキで最終戦までもつれるポイント争いを迎えています。JRA勢も同様に、ファイナルラウンド進出へ向けての戦いが続きます。詳しくはポイント表をご覧ください→こちら2019年、第1回のヤングジョッキーズシリーズが行われたときに、トライアルラウンド金沢に出場し、1着を取ったのは岩田望来騎手と坂井瑠星騎手。この二人にインタビューしたのが懐かしいですね。先日岩田望来騎手は大井競馬場でプリティーチャンスの手綱を取りレディースプレリュードで優勝。2019年の金沢でもしっかりと話してくれるなぁと思ったものですが、先日の勝利騎手インタビューで立派になったと感慨深いものがありました。そして坂井瑠星騎手は秋華賞でJRAのG1初制覇。素晴らしいレースでした。2019YJSトライアルラウンド金沢の紹介式(百瀬アナ撮影)下の写真の奥の方に坂井瑠星騎手と岩田望来騎手ヤングジョッキーズシリーズを戦う若手騎手たちの5年後10年後の未来を想像しながら、引き続き注目していきたいと思います。
2022年10月17日
日曜日担当の高橋華代子です。 プロ野球のクライマックスは、パ・リーグがオリックスさん、セ・リーグがヤクルトさんと、それぞれペナントレース1位のチームが日本シリーズへと駒を進めました。 我が楽天イーグルスは4位が決定したため、今は競馬場でもプロ野球ファンの皆さんに会うと、早々に今シーズンのご挨拶。 わたしが楽天イーグルスファンになった2014年から、3位が最高順位で一度もホームCS経験がありません。他球団を調べてみると、実は中日さんも2012年の2位を最後にホームCSをしていないのです。 この川崎開催中に、中日ファンの2人、耳目社の大川ミツオーアナウンサーとコスプレ誘導馬に騎乗しているちなみちゃんにお会いしたので、励まし合い、来年は日本シリーズで会いましょうとご挨拶しました(^^; 毎年いろんな球団の皆さんとシーズン終了時はこのご挨拶をしているのですが、我が楽天はいつになったら日本シリーズなんて夢の舞台に行けるのだろうか(^^; さて、その川崎開催中にめちゃめちゃかわいいメンコの仔に遭遇しましたぁ。 スパーキングデビュー新馬に登場したココナッツミルクという2歳の女の子。お父さんがコパノリッキー、お母さんがリファインド。おばあちゃんがセクシーココナッツというお名前。 ここなちゃんのメンコがめちゃめちゃかわいくて、釘付けでした。 小川智史オーナーからのデザインで、山田質調教師が知人を通して佐賀競馬場の方に手作りしてもらったものだそう。 手作り、すごい、すごい、すごい(≧▽≦) 今はウマ娘ファンから競馬場に足を運んでいらっしゃる方も増えているように思いますが、川崎競馬場でもとってもかわいい仔がデビューしましたよ! これから人気者になって欲しいですね! ココナッツミルクちゃん、デビューおめでとうございます!
2022年10月16日
土曜日の担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。今週は水曜からプロ野球のクライマックスシリーズのセカンドステージが始まり、神宮と大阪ドームで熱戦が繰り広げられています。木曜の開催終わりに大阪ドームで現地観戦してきました。初戦を取ったオリックスバファローズは「ラオウ」こと杉本裕太郎選手のホームランで勝ち越し接戦を制し連勝。日本シリーズ進出へ王手をかけました。金曜日はソフトバンクが勝ち、オリックス3勝(アドバンテージ含む)、ソフトバンク1勝で今夜も試合があります。神宮球場はヤクルトスワローズが3連勝で2年連続日本シリーズ進出を決めました。2年連続同じマッチメイクになるのか?パ・リーグCSに注目です!個人的に同学年のT-岡田選手(履正社→オリックス)を応援しています。2010年に本塁打王を獲得して以降苦しむシーズンもありましたが、生え抜きのベテランとしてチームを牽引しています。同学年で現役を続けている選手も少なくなってきたので、1年でも長く第一線で活躍してほしいですね。園田競馬場でもクライマックスシリーズに負けない熱い戦いが続いています!--- そ の だ け い ば ト ピ ッ ク ス ---☆イグナイター 交流G1挑戦!☆10/10(祝月)、盛岡競馬場で交流G1、第35回マイルチャンピオンシップ南部杯が行われ、JRAのカフェファラオが勝利。兵庫のイグナイターは地方馬最先着の4着でした。スタートを決めたイグナイターは5番手追走。J内ラチ沿いをロスなく立ち回り、JRAの実績馬をマークします。2連覇中のアルクトスやソリストサンダーなどの実績馬が道悪馬場に苦しむ中、イグナイターは抜群の手応えで勝負どころを迎えます。直線も内ラチ沿いを通り、JRAのカフェファラオ、ヘリオス、シャマルに食らいつきます。G1馬のカフェファラオが激しい追い比べを制しました。2着はヘリオス、3着がシャマル。イグナイターは勝ち馬と0.2秒差の4着でした。 今回は長距離輸送に悪天候と厳しい条件の中でのレースでしたが、持ち前の先行力と器用さを武器にJRA勢と互角に渡り合いました。次走は馬の状態を見ながら決めるとの事です。 ☆多数の名馬を輩出!出世レース☆10/13(木)、未来優駿2022・大阪スポーツ杯、第15回兵庫若駒賞が行われました。1999年~2007年までは「プリンスリートロフィー」というタイトルで行われ、2008年に重賞に昇格しました。兵庫若駒賞は名馬への登竜門。過去にはオオエライジン(2010)、トーコーヴィーナス(2014)、マイタイザン(2015)などの名馬が勝利しています。木曜日は9レースから馬場状態が「良」に回復し、最高のコンディションでレースを迎えます。1番人気はデビューから2戦2勝のべラジオソノダラブ。初出走、JRA認定戦ともに大差勝ちで、最終オッズは単勝元返しとなりました。2番人気はJRA認定戦、兵庫ジュベナイルカップを連勝しているアルザードで8.9倍。上位2頭が10倍を切りました。レースはオキザリスレディー、ライトヴィクトリー、クールビッグスターの3頭が競り合い序盤から先行争いが激しくなります。アルザードは好位の後ろ5番手。べラジオソノダラブはスタートで出負けしダッシュがつきません。道中は7番手追走。前を塞がれ、砂を被る厳しい展開になります。向正面ではアルザードの背後まで押し上げると、外に出して下がってくる先行馬を捌きます。3角過ぎでアルザードが仕掛けるとべラジオソノダラブも離されずに追走。加速がつくと並ぶ間もなく4角手前で先頭に立ちます。最後は差し馬が襲いかかりますが最後まで粘り切りました。べラジオソノダラブは3戦3勝。ロゴタイプ産駒はこれが嬉しい重賞初制覇となりました。母の母に重賞勝ち馬のビハインドザマスクがいる血統。単勝元返しの人気に応え無敗で重賞初制覇。想定外な展開になりながらも勝利。着差以上の強さでした。2着は後方から追い込んだ8番人気のジョイブラック。3着は早めに動いた2番人気のアルザードが粘りました。※三宅アナウンサー撮影田中学騎手は兵庫若駒賞2勝目。2012年にエーシンクリアーで勝って以来10年ぶりです。この時も単勝元返しでの勝利でした。田中騎手は今年だけで重賞9勝目。重賞通算75勝目です。坂本和也厩舎は兵庫若駒賞初勝利。昨年2月の兵庫ウインターカップ(ナリタミニスター)以来の重賞勝ちで通算6勝目です。馬名の由来は「冠名+園田競馬を愛する」。名前の通り園田競馬を愛する気持ちから名付けられました。沢山のファンに愛され、全国で活躍する兵庫の看板馬になってほしいという願いもあります。出世レースを制したベラジオソノダラブは、年末の2歳決戦を見据えて調整が進められます。 坂本和也調教師インタビュー(4) 第15回 兵庫若駒賞 勝利調教師インタビュー - YouTube今週から重賞競走の表彰式がウイナーズサークルで再開されました。およそ2年9か月振りとなります。西側のウイナーズサークルに場所は変わりましたが、多くのファンが詰めかけました。※三宅アナウンサー撮影そのたんも正装で表彰式に登場!!☆遠征情報☆10/18(火)、金沢競馬場でグランダムジャパン2022の2歳シーズン、第7回金沢プリンセスカップ(1500m)が行われます。 兵庫からはカタラ(広瀬航J・諏訪貴正厩舎)が出走予定です。前走の園田プリンセスカップは最後方から追い込む競馬で2着に入りました。初の遠征競馬で重賞初制覇を目指します。 ☆川原騎手 節目の勝利☆10/14(金)、園田5Rでエイシンアンヴァルが逃げ切り勝ち。鞍上の川原正一騎手が今年の51勝目、地方通算5712勝目を挙げました。1976年4月に笠松競馬場でデビュー。29年間で2856勝を挙げた後に兵庫へ移籍。兵庫の騎手になった2006年2月から16年8ヶ月。兵庫でも笠松時代に並ぶ2856勝を挙げました。☆来週は兵庫ゴールドカップ☆次週の10/20(木)は全国交流の重賞、第6回兵庫ゴールドカップが行われます。1230mで行われる唯一の重賞です。※薄暮開催のため17時55分発走の予定です。◎兵庫ゴールドカップ主な登録馬≪他地区遠征馬≫コパノフィーリング(船橋・新井清重厩舎)ダノンジャスティス(高知・別府真司厩舎)オヌシナニモノ(金沢・佐藤茂厩舎)ミラクルチューン(名古屋・榎屋充厩舎)スノールナ(名古屋・榎屋充厩舎)≪兵庫所属の有力馬≫コウエイアンカパールプレミアハナブサマリター※10/13(木)時点の情報出走馬が変更になる場合があります。昨年覇者のコパノフィーリングが参戦予定!今回は兵庫の吉村智洋騎手が騎乗予定です。地元勢も短距離の実績馬が揃いました。☆来場者プレゼントのお知らせ☆10/19(水)に先着600名様に「美山みるく珈琲」を配布いたします。※薄暮開催のため開門時刻は11時45分です。配布場所は園田競馬場 正入場門・東入場門。京都府馬事畜産振興協議会様のご提供です。無くなり次第終了となります。ご了承ください。☆ナイター終了 & 薄暮開催のお知らせ☆25週間の「その金ナイター」が終了しました。楽天競馬ユーチューブライブの第8、9レース予想会進行が今シーズンから始まりました。1時間近くの配信番組は初めてで、この半年間は貴重な経験をさせて頂きました。次のナイターシーズンまでにスキルアップ出来るように頑張ります。来週からは火水木の開催に戻ります。さらに次回の3日間は薄暮開催となりますので、開催日時・開門時刻・レースの発走時刻にお気を付けください。10 / 18(火)※薄暮 19(木)※薄暮 20(木)※薄暮開門時刻 11時45分。第1レース発走 12時20分前後の予定。※12レース想定最終レース発走 18時30分。通常より2時間ほど時間を繰り下げてレースを実施致します。
2022年10月15日
金曜日は、古谷が担当します。 「南部杯」は、「グリーンチャンネル地方競馬中継」で解説を担当しましたが、11Rが霧で発走時間が順延し、話を伸ばしに伸ばして話さなければならない状況がありました。霧と言えば…ということで、門別での仕事ぶりや、過去に霧で苦労した話などをして時間をつぶし、一緒に出演した辻三蔵さんも、美浦トレセンで霧が発生する時の逸話などもしてくれたことで、何とか発走時間まで持ち込みました まさか、盛岡の競馬で、門別の霧の話をすることが起きようとは…。何がネタになるかわからない、そんな1日を過ごしました しかし、「南部杯」の時間は、霧の心配を全く心配しない形でレースを迎え、「フェブラリーS」を連覇したカフェファラオが、内枠から上手に外へ持ち出し、逃げ粘るヘリオスをゴール直前で捉え、地方を舞台としたダートグレードを初めて優勝しました。「ジャパンダートダービー」と「かしわ記念」で、カフェファラオ本来の走りが全く見られなかったものの、ワンターンの盛岡で見事な優勝。ワンターンの申し子として、来年のダート界も楽しみになってきました。 さて、ホッカイドウ競馬は13日、「道営記念」の重要な前哨戦である「第55回瑞穂賞」が行われました。昨年の年度代表馬で、復帰戦を快勝したクインズサターンが、昨年4着からの巻き返しを違うべく出走してきましたが、今年の末脚不発で4着に敗れ、波乱の結果に。勝ったのはドテライヤツ。重賞初制覇を飾りました。個人的に採ったレースラップは、12秒8-11秒9-12秒5-12秒6-12秒1-12秒7-13秒0-12秒7-13秒0=1分53秒3 ノットイェットが大外枠から先手を主張し、2番手にバンカブルスター、リンノレジェンドが3番手という形であっさり隊列が作られましたが、向正面でバンカブルスターが突っつく展開になったことで、5F目が早く、ノットイェットは苦しくなるのが早くなりました。3コーナー過ぎでバンカブルスターが押し出される形で先頭に立ち、それをグリントビートなどが追い掛けて直線に向きましたが、後方からレースを進めたドテライヤツが、勝負所でエンジンが掛かり、スピードに乗り切った直線で後続をあっという間に突き放しました。今春に門別へ移籍し、開幕から順調に走っていたドテライヤツ。堅実なレースを見せていたものの、好メンバーが揃った「瑞穂賞」で、圧巻のパフォーマンスを見せたことには驚きました。 阿部龍騎手、角川秀樹調教師のインタビューは、ホッカイドウ競馬公式YouTubeチャンネルをご覧下さい。角川調教師はインタビュー後、「無事是名馬って、まさにドテライヤツのような馬だね。ここまで強くなっているのは、正直ビックリしました。道営記念が楽しみになってきましたね」と笑みを浮かべていました。(「瑞穂賞」を制したドテライヤツ) クインズサターンは4着。10キロ増の馬体は影響したかと思いましたが、レース後の落合騎手は「前走が久々なのに減っていましたし、このぐらいの馬体重で問題ないと感じていました。決して重めという感じはしませんでしたが、外に出すタイミングがなかったので、乗り方ひとつだったと思います」と話していました。「道営記念」3連覇に向け、この経験を生かしたいところでしょう。
2022年10月14日
木曜担当のよこてんです。 今回は盛岡競馬場で行われた南部杯の振り返りです。「Road to JBC」の最終戦、JBCを目指して出走してきた馬もいる中でどんな結末になりましたか・・・。 しかし今年の南部杯は、いや今年「も」と言うべきか。悪天候に脅かされました。当日の昼頃まで強い雨、それが上がったと思うと今度は霧。メインの南部杯の頃にはいずれも納まってくれたから良かったとはいえ一時はレース続行も危ぶまれるような状況でした。★雨のあとは・・・★霧で真っ白。気温が高かったのも霧を招いたですね 去年も一昨年も雨でしたねえ。照明レースですから晴れとか曇りとかは関係ないんですけども、雨はやっぱり。体育の日じゃなくなってから“晴れの特異日”でもなくなってしまったのか・・・。★南部杯も霧が完全に消えてはいなかった 今年の出走馬はJRA勢7頭、地方他地区5頭、岩手4頭のフルゲート16頭。JRA勢は昨年まで南部杯を連覇してきているアルクトス、フェブラリーSを連覇しているカフェファラオ、2019年のこのレースの覇者サンライズノヴァらのG1馬が参戦した他、JBCを目指すシャマルやヘリオスも登場。地方他地区勢はグレードレースで活躍するイグナイターが来てくれましたし2017年のホープフルSを勝って今は地方に移籍しているタイムフライヤーが参戦。地元勢もヴァケーション・ゴールデンヒーラーと牡牝のトップが出走して、JRA・地方のトップマイラーを競う舞台が整いました。 雨・霧がひとまず収まった中で行われたレースではカフェファラオが逃げたヘリオスをゴール寸前捉えてV。ゴール前伸びてきたシャマルが3着に食い込みイグナイターも直線半ばまで優勝争いに加わっているという近年に無い大接戦の決着でした。★第35回マイルチャンピオンシップ南部杯優勝 カフェファラオ カフェファラオはフェブラリーSを連覇している一方で大井ジャパンダートダービーは7着、船橋かしわ記念は5着と地方のコースでは結果が出ていませんでした。芝スタートだから東京が良いのかワンターンならイケるのか、今回そのどちらかが分かる・・・と思っていました。 自分は「芝スタートだから」派でした。芝スタートの東京ダートマイルとそれ以外のコースとで行き脚が違うんですよね。意外に遅い。だから芝スタートだから派でしたが、今回の結果からはそうではなくて「ワンターンならイケる」なようです。福永騎手も「スタートしてすぐコーナーがあるとスピードに乗れないタイプ」という意味のコメントを残しています。 かしわ記念の船橋マイルはスタンド前、直線半ばくらいからのスタート。中京の1800mもそんな感じですよね。今回の結果なら福永騎手の言うとおり「スタートからコーナーまで距離がある条件」なら力を出せる馬だと判断して良いのでしょう。 まだ良化途上という印象があった直前の調整具合、近年は意外にフェブラリーS勝ち馬の南部杯優勝が無い・・・というあたりも気になる点でしたが、そこは高い地力でカバーしたのだと考えます。 2着のヘリオスは惜しい競馬でした。意表を突いてポンと逃げる、逃げてレースを支配するのは鞍上武豊騎手が盛岡でもしばしば見せる作戦。マーキュリーカップのテリオスベル・江田照男騎手といいベテランの技はやはり素晴らしい。 もちろんそれだけでなく、マイルの経験こそ少なかったですがこの馬も東京コース巧者。戦績を見ても2020年の11月から今年1月まで8戦連続で東京しか使っていない(栗東所属なのに!)くらいですからね。右回りでのちょい負けは度外視して良い材料だったのでは。 3着のシャマルも惜しかったですね。十分勝ちはあった。あと少し何かがあれば・・・。とはいえマイルもこなせた点、このメンバーでもやれる力を付けている点は高く評価していい部分。 あとはJBCに出る事ができるかどうか。オーバルスプリントの際に松下調教師が「JBCに出るために、ローテーションは厳しいが南部杯に出る」と言われていました。今回の3着だとちょっと微妙なラインになってしまいましたが、出走が叶うなら本来の得意距離である1200mのJBCスプリント。面白い存在になるのでは。 4着のイグナイター。久しぶりの長距離遠征、久しぶりの左回り、久しぶりのマイル。厳しい条件が揃っていながらの4着、それも最後まで優勝争いに食い下がっての結果は見事でした。最後わずかに離されたのはそのいろいろの久しぶりの分か。盛岡コースが凄く合いそうな走りにも見えましたしこちらもJBCに出走するなら楽しみな一頭に。 地元ゴールデンヒーラーが5着に食い込みました。盛岡ダートではこれまで連を外した事がなく実はこれが自身初の“盛岡での馬券圏外”。しかしG1で掲示板確保なら馬券圏外になったとしても上々の結果ではないでしょうか。★5着の結果に笑顔の渡邉正彦厩務員 次戦はJBCレディスクラシックになる模様。1800mは少し長いかもですがこれまでも好走している距離ですから問題はないでしょう。1400mくらいの“JBCレディーススプリント”みたいなのがあるといいのになあ。 2番人気だったアルクトスは14着に終わりました。今回はフェブラリーSから8ヶ月ぶりの実戦となってしまい、これまでのように直前で一戦使ってからの臨戦過程ではありませんでした。馬体重も数字は整っていましたが身体はちょっと緩さを感じざるを得ない印象。それでも序盤先行していたのはさすがだと思いました。 同馬はレースの直後に引退・種牡馬入りが公表されました。オーナーさんのSNSからは南部杯で“よほどいいレースができなければ・・・”という雰囲気があって、自分もこのレースが最後になるかもと思いながら見ていました。南部杯連覇、一昨年は日本レコードで優勝。2019年も2着に入っており盛岡では3戦して2勝2着1回という好相性コースに望みをかけての参戦だったと思います。14着に終わったからといってその実績の輝きが薄れる事はありません。まずはこれまで見せてくれたレースぶりに感謝。そして種牡馬としての活躍を期待しています。 南部杯をもって「Road to JBC」も終了。各路線の状況も見えてきた感がありまが、しかしレディスクラシックとスプリントは良いとして、クラシックはチュウワウィザードの突然の引退をはじめ昨年くらいまでの中距離ダートG1で上位にいた馬が相当数引退していて読みづらいですねえ。牝馬でクラシックに回るような馬も出てきそうな・・・。出走予定馬の発表は来週、18日か19日になると思われます。乞うご期待!★今回はJBCの予行を兼ねて誘導馬が登場★陸上自衛隊第9師団第9音楽隊による生ファンファーレ演奏も。JBCでも生ファンファーレになりますよ
2022年10月13日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 先週お伝えした釧路と門別のあとも、引き続き北海道に滞在していました。 札幌・大通公園のテレビ塔の下から 色づく木々 それでもまぶしい光 札幌も、朝の最低気温は10度を割るようになって来ました。 日中は、日が出るとまだその日差しは暖かいんですけどね。 季節は進みます。 ホッカイドウ競馬の開催も、今週を入れて残り5週 本当に、季節の進みは速い! 残り僅かな開催日。 少しでも見聞きしたいと思い、昨日、本州に戻る前に門別競馬場にちょっと寄ってきました。(取材日:10月11日火曜日) 札幌では、昨日の雨が今日の昼前後まで残っていたのですが…… 午後に門別競馬場についた時には雨は止み、このように青空も出てきました。 先週の火曜日は、土砂降りの雨で取材どころではありませんでしたが…今日は多くの方々に行き会うことが出来ました。 小野楓馬騎手 22歳 現在60勝でリーディング8位 昨年は87勝で、目標としていた5位でシーズンを終えていました。 私が「数字的なものはともかく…」と話を切り出すと、こんな風に答えが返ってきました。 「気持ち的には大分落ち着いてレースが出来るようになって来ました。実際の騎乗でも、いい感じで乗れていると思います。もうシーズンも終わってしまうんですけれども…最後に向けて上向きで終われそうな感じがします。」 この日は2レース ティーズブライト(内の白帽)で勝利! シーズン前半に話を聞いた時に、「焦っていた」と話していたのを思い出しました。正直、昨年に比べると勝てていないな、と感じることもあるのですが… 「シーズンの終わり方で、その後次のシーズンまでの心の持ちようが違いますから」 確かにそう。わかる。 11月に最後のレースが終わってしまえば、そこで終わった雰囲気を変える機会は、もう半年後までやってこないわけですよね。とにかく「今シーズン半年、いい形で終わった」と思えることが、どれだけ重要なことか。長いシーズンオフがある競馬ならではのプレイヤーの感じ方なのでしょう。 この人に、ラストスパートはありそうな気がします。 シーズン最終版の「キーマン」になることができるでしょうか? 高野誠毅騎手 38歳 この日の6Rをサンドスピリットで勝ち、 南関東から門別に短期移籍でやってきて、この勝利で5勝目となりました。「こうして乗せてもらえて、勝たせてもらって、本当に有り難いです。」 繰り返しそう話す彼。「自分の場合は、『何かを感じて、身につける』とかいうために門別に来ているわけではなくて、数多くレースに騎乗することを求めてきているわけですから。とにかく乗せてもらって有り難いです。」 ひとには、それぞれの「現在位置」がある。 そこから、どちらに向き、何を見据えて進んでいくのか。 彼のいまのありようも、また迫力のようなものを感じさせられます。 レースを見ていても、いま、この人には「存在感」があるよね。 シーズンラストまで、彼からも目が離せません。 さて、今度の日曜日16日には、盛岡競馬場で重症の南部駒症が行われます。 例年、ホッカイドウ競馬からの遠征馬が大挙参戦するこのレース、ですが……今年参戦するのは、エイシンケプラー1頭だけとなりました。 少々古いですが…… 6月28日の栄冠賞に出走したときのエイシンケプラー 松本隆宏調教師の話「状態はいいです。気性的に少し集中力を欠く面が見られる馬なので、初めてのコースはいいのではないかと思います。右回りだと外に張るような面がありますから、左回りに変わるのもむしろプラスじゃないかと思っています。」 エイシンケプラーに騎乗予定の、山本咲希到騎手 南部駒賞を楽しみにしているようでした。「昨年(自身が乗って)南部駒賞を勝ったエイシンシュトルムよりも軽快さがありますし、しっかり走る気を出してくれさえすれば、もっとずっと上のパフォーマンスを出せる馬です。調子は本当に良さそうです。岩手の強い馬が出てくるみたいですが、破りたいですね。」 この日の5レース ニシケンボブで勝利 連戦圧勝のフジラプンツェル、出てくるんですよね?南部駒賞に。 これは楽しみな対決になりそうです。 最終レースまではいられませんでしたが…… 色んな「心持ち」に触れて、いい一日でした。 もう昨日の夜から、名古屋に移動しております。 明日13日には、名古屋競馬場で全国交流の重賞・ゴールド争覇(1500m)が行われます。来月行われる笠松グランプリにもつながる(1着馬には優先出走権)重要な一戦。こちらも楽しみです。 来週は名古屋から、そのゴールド争覇のリポート、かな。 昨日の夜に名古屋に着いたら、こちらも夜は随分肌寒くなりました。
2022年10月12日
火曜日担当の太田です。先週は寒かったですね。今日は20℃近く気温が上がりましたが、15℃満たない気温が続きました。最低気温も1℃。さすが10月という感じです。あっという間に冬になりそうですね。門別の帰り、峠の気温はご覧の通り。天気が良かったので大丈夫でしたが、悪ければこの気温雪になるのは間違いないですね。実際週末峠は雪が積もったようです。この中間タイヤ交換しなければなりませんね。秋も深まり、ホッカイドウ競馬はいよいよ大詰め。今週13日(木)には瑞穂賞を予定しております。道営記念に直結のレース。その道営記念のファン投票がすでに始まっております。締め切りは13日(木)です。ということで、瑞穂賞を見てからでも十分間に合います。投票専用フォームから簡単に投票することができますので、まだ投票されていない方はぜひご投票ください。抽選で馬産地7町の特産品などを合計65名様にプレゼントいたします。希望の賞品も選択できます。締め切り間近!お忘れなくご投票ください。3連休のばんえい競馬は、3日間とも銀の匙silverspoon展DAYとしての開催。特に9日(日)は1レースからメインレースまで、キャラクターなどの名前がレース名となって、1日盛り上がりを見せました。エキサイティングゾーンにも多くのファンで賑わっておりました。大人の事情でのせることができませんが、パネル展も盛況でした。場内銀の匙一色で楽しんでいただけたのではないでしょうか。クイズラリーも開催。ひと昔はスタンプラリーでしたが、今はQRコードをつかったものなんですよね。今更ですが、改めて時代を感じてしまいました(笑)野菜の詰め放題も盛況。今年はなんでもそうですが、野菜の値段も高いので、お得だったのではと思います。道立帯広美術館で行っている銀の匙silverspoon展のPRということで、ばんスタには十勝毎日新聞社から2名の方がゲスト出演。最初は十勝毎日新聞社 営業局事業部 三浦凱斗さんにご出演頂きました。帯広出身で、畜産大学を卒業。銀の匙の大ファンということで、社から代表してご出演くださいました。この漫画にすごく共感した部分が多く、自身と重なる部分も多くあったようです。漫画の魅力をたっぷりとお話しくださいました。続いて、十勝毎日新聞社 営業局事業部 副部長 杉岡麻理香さんにご出演頂き、今回の展示会について色々とお話しくださいました。杉岡さんは、あの勝毎花火大会の担当もされているとのことです。展示会は、東京、大阪、札幌、そして最後がこの漫画の舞台となった帯広ということで、想いもあることでしょう。展示についてもすごく細やかに、お越しになった人に楽しんでもらえるよう工夫して、展示している様子がうかがえました。お話を聞いていると、行ってみたくなりましたね。展示だけでなく、週末にはイベントなども行っているそうです。12月4日(日)まで銀の匙 Silver Spoon 展開催中です。ぜひ足をお運びください。さて、次回16日(日)はいよいよ2歳馬最初の大舞台、第45回ナナカマド賞BG3を予定しております。本日登録馬が出ました。アバシリモミジ キョウエイプラスコーワクイーン コーワホープジェイヒーロータイヨウタカラキングダムニシキエースホクセイスーパーマルホンリョウユウ以上の10頭。注目はキョウエイプラスとタカラキングダムですね。ここ数戦この2頭の争いはとても面白い戦いでした。先日日曜日のA1クラスでも最後はこの2頭の戦い。キョウエイプラスが力を見せて勝利。ハンデも5キロあってのキョウエイプラス勝利でしたので、一歩抜け出した感はありますね。ただ、勝負事ですから何が起こるかわかりません。また、天気、馬場次第では軽量馬も侮れません。馬場の大きな変化がレースに大きな影響を及ぼす可能性は十分あります。しかし、ここまでの戦いから、ナナカマド賞を経て、シーズン後半の戦いがどのようになっていくのか。2歳馬はこれから本当に楽しみです。ばんスタでは、前日の15日(土)ばんスタ延長戦を配信。ナナカマド賞に向けて2歳馬のこれまでの戦いを振り返ります。リモートゲストには浅野靖典さんをお迎えして、盛り上がっていきたいと思います。ぜひご覧ください。そして、翌16日のナナカマド賞ぜひご参加ください。
2022年10月11日
こんにちは。隔週月曜日、今日の担当は耳目社の百瀬です。以前、このブログでも紹介する機会がありましたが、6月に笠松競馬場で行われた場内イベントで、場内売店の「唐揚げ食べ比べ」を行いました。そのイベントの際、広報担当の方から"からあげアナウンサー"の肩書を頂き、以降自身でもからあげアナを名乗り、個人のツイッターで「今日のからあげ」と題し、唐揚げを紹介することを、最近はライフワークとしています。気が付くと私のスマホには唐揚げの写真がそこそこ溜まってきました。という訳で今回は、大好きな唐揚げを紹介する新シリーズ「からあげ百科」第1回目は競馬場内で販売されている唐揚げの一部をご紹介したいと思います。大井競馬場・印度のルーさん 鶏の唐揚げ500円G-FRONTの1階にあるカレー専門店、印度のルーさんの唐揚げ皿。1個がとても大きいので、何人かで分けて食べてもいいですね。カレーに添える揚げ物も充実しています。金沢競馬場・馬笑屋さん 唐揚げ丼500円場内食堂街に昨年オープンした新進気鋭のお店・馬笑屋さんの唐揚げ丼。私以外にも弊社内にリピーター多数。(+100円でタルタルソース)ちなみに唐揚げ以外にもジャンボチキンフライもおススメ。笠松競馬場・美津和家さん唐揚げ串120円(この日は、他にコロッケとおにぎりも購入)味はもちろんですが、コスパも最高!(3月まで1本100円でした)そして店頭に並ぶ揚げ物達の様子は爽快!揚げ物ファンには堪らないですね!ちなみに欲しい品を自分で取って、店員さんに本数を申告してお金を払うスタイルのようです。浦和競馬場・里見食堂さん唐揚げ串 (価格を失念してしまいました…汗)南関東を代表する揚げ物の雄・浦和競馬場。これは"黄色いカレー"でお馴染み、里見食堂さんの唐揚げ。浦和は場内の多くのお店で唐揚げを含む揚げ物を販売しているので、食べ比べしてみるのもおススメです。ここまで読み進めて頂いた方は、きっとお腹が空いてきたのではないでしょうか。唐揚げはご飯のおかずにも、ビールのお供にもなる素晴らしい食べ物です。ちなみに先週金曜日に個人のツイッターでアンケート機能を使い、「競馬場で食べたいグルメ」を伺ったところ…「煮込み系」が一位という結果に!確かに煮込み、美味しいですよね♪そして私は煮込みと聞くと、ついアルコールが欲しくなってしまいます…(^_^;)皆さんも競馬場にお越し頂いた際は、"競馬場グルメ"も一緒にお楽しみ下さい。
2022年10月10日
日曜日担当の高橋華代子です。 早いもので2022年も3か月を切りました。 こうなってくるとリーディング争いも気になるところ。 今日現在の南関東リーディングベスト10!(地方競馬全国協会のデータベースより) 騎手部門は、 1位 森泰斗(船橋) 267勝 全国リーディング! 2位 矢野貴之(大井) 211勝 3位 笹川翼(大井) 185勝 4位 和田譲治(大井) 179勝 5位 町田直希(川崎) 101勝 6位 本田正重(船橋) 94勝 7位 山崎誠士(川崎) 78勝 8位 張田昂(船橋) 75勝 9位 御神本訓史(大井) 70勝 10位 本橋孝太(船橋) 67勝 厩舎部門は、 1位 小久保智(浦和) 95勝 2位 新井清重(船橋) 80勝 3位 藤田輝信(大井) 63勝 4位 高月賢一(川崎) 56勝 5位 内田勝義(川崎) 52勝 6位 川島正一(船橋) 50勝 7位 佐藤裕太(船橋) 43勝 8位 宗形竹見(大井) 42勝 9位 的場直之(大井) 41勝 10位 荒山勝徳(大井) 40勝 これからさらにどんな風に変動していくのでしょう。この3か月、目が離せません! さて、山中寛アナウンサーもブログに書いていましたが、我が楽天イーグルスはパ・リーグ4位に終わり、球団史上初の2年連続Aクラス&貯金という夢も絶たれてしまいました。。。 毎年ホーム試合の最終日は、推しである楽天のマスコット・クラッチくんにご挨拶に行っています。 今年もチケット発売と同時に2か月前くらいに、クラッチくんのダンスタイムなどがしっかり撮影できるバックネット裏で目の前に人が立たないお席を予約するなど準備万端。 クラッチくんの帽子を取った時のつるつる頭も堪能。 まさか、オリックスさんの胴上げを目の当たりにすることになるとは予約した頃は思いませんでしたぁぁぁ(笑)。 パ・リーグの優勝争いは最後の143試合目までもつれて、楽天生命パークの楽天対オリックスさん、マリンスタジアムのロッテさん対ソフトバンクさんの試合で、ソフトバンクさんが負けてオリックスさんが勝ったことで、オリックスさんが連覇。 楽天生命パークでまずはオリックスさんが勝つと、その後すぐにマリンスタジアムの試合映像がビジョンに切り替わり、ロッテさんが勝ってソフトバンクさんが負けたと同時に、オリックスさんの優勝が決定。 オリックスさんの選手たちが楽天生命パークのマウンドに走ってきて胴上げをはじめ、記念写真や監督の優勝インタビューなどが繰り広げられました。 楽天がオリックスさんと優勝争いをして目の前で敗れたならめちゃめちゃ悔しくて見たくない光景だったかもしれませんが、我が楽天は4位に敗れているし、逆に目の前で優勝の胴上げというものを見られる機会はそう多くはないので、とても貴重なシーンに立ち会わせて頂きました。 オリックスさんが楽天ファンの多いレフスタに挨拶に行った際には、今シーズン楽天が勝った時のビクトリーセレモニー用のペンライトで、オリックスさんカラーの青というか紫っぽいカラーにして祝福している人も多かったです。 何より、試合の最後の方は、ここはオリックスさんの本拠地か?というくらいに、オリックスさんを応援する盛り上がりの方がすごかった。。。なぜだ?! そんなオリックスさん優勝行事が全て終わってから、我が楽天の最終日のセレモニー。 個人的に不思議なことがあって、こういう整列の時、向かって右側にクラッチくんが並び、その隣にいつも辛島投手と岸投手が並ぶのです。 個人的には、クラッチくんの次に辛島投手と岸投手も推しなので、いつも最高の3ショットが見られるのです(*^^*) 来シーズンこそは、優勝挨拶で並んで頂きたい(^^; 南関東競馬関係者のオリックスファンと言えば、中島良美騎手がいます。優勝が決まってからまだ会っていないので、お土産話しをたっぷり聞いてもらおうと思います(笑)。
2022年10月09日
土曜日の担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。レースの合間に双眼鏡を使って遠くの山を見ると、紅く染まる所もありました。10月末くらいが見頃かな?10月開催の始まりと同時に気温がぐ~んと急降下。最高気温は22℃前後で、ひんやり冷たい北風が入ってきます。今週からジャケットを着て勤務していますが、「中にもう1枚着ておけばよかった(汗)」と少し後悔しました。その金ナイターが行われた7日(金)は午前中を中心に雨が降り、気温以上に寒さを感じました。猛暑に苦しんだ夏開催が懐かしく感じます(笑)レース展望収録日の火曜日は猛暑の夏に大活躍してくれたスポットクーラーを片付けました。今夏は実況席が40度以上になる日が多く、開催日はフル稼働してくれました。来年の夏もまたお世話になります。 - - - - 今週のそのだけいば - - - -【 砂の入れ替え 】今週の開催前(10/1~4)に園田競馬場の馬場前面の砂の入れ替えが行われました。火曜日に競馬場へ行くと新しい真っ白い砂が馬場に入っていました。【 今週のメモリアルV 】10月6日、園田12Rでキクノメイストームが逃げ切りで勝利。この勝利で開業39年目の田中範雄厩舎が地方通算2100勝のメモリアル勝利を達成しました。兵庫リーディングを2度(04、14年)獲得し、バンバンバンクやホクセツサンデー、インディウムなど多くの名馬を育てました。2017年11月30日には森澤憲一郎師が持つ兵庫歴代最多勝利記録を更新。2020年3月18日に通算2000勝を達成しています。重賞通算58勝を挙げている名トレーナーは、勝つ度に記録を塗り替えていきます。【 3日間で13勝 ! 】吉村智洋騎手が3日間で13勝を挙げました。水曜日は兵庫県競馬タイ記録となる1日6勝をマーク。今年3度目、自身6度目の達成となりました。この日は8鞍に騎乗し6勝、2着2回のパーフェクト連対。前週の金曜日はメイン、最終を勝利しているため、日を跨いで10連続連対となりました。水曜日の最終レースは先頭から20馬身以上後方から怒涛の追い込みで勝利。園田競馬の1230m戦でファンも関係者も驚くレースをみせました。連対記録は10で止まりますが、吉村騎手の勢いは止まりません。翌日の木曜日は3勝、金曜日は4勝を挙げました。3日間で23鞍で13勝、2着3回、3着1回。今週に限ると連対率69.5%と脅威的な数字となりました。騎手の全国リーディングは現在2位。勝利数を大幅に伸ばし、トップの森泰斗騎手(船橋)とは11勝差となりました。※10月7日終了時点2018年以来、2度目の全国リーディング獲得を目指します。【 イグナイター 交流GⅠ 挑戦 】10月10日(祝月)、盛岡競馬場で行われる交流GⅠ、第35回マイルチャンピオンシップ南部杯が行われます。兵庫からイグナイター(田中学J・新子雅司厩舎)が出走を予定しています。出馬表/出走予定馬|マイルチャンピオンシップ南部杯 2022年|ダートグレード競走特設サイト (keiba.go.jp)高知の黒船賞、名古屋のかきつばた記念とダートグレード競走を連勝したイグナイターは、夏場は休養し秋に向けて調整が進められました。父、エスポワールシチーは同レースを3勝しています。親子制覇&兵庫所属馬初の交流GⅠ制覇を目指します。マイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)は10月10(祝月)、盛岡競馬場12R 18時15分発走予定です。※撮影 斎藤寿一氏 2021年楠賞【 未来のスター候補集結! 兵庫若駒賞 】10月13日(木)、園田競馬場で兵庫デビュー馬限定の重賞競走、第35回兵庫若駒賞が行われます。過去にはオオエライジン、メイレディ、トーコーヴィーナス、エーシンクリアー、マイタイザンなど兵庫を代表する名馬が勝っている出世レース。今年も将来楽しみな2歳馬が登録しています。≪ 主な登録馬 ≫べラジオソノダラブアルザードアズグレーターイケノシイチャンカタラクールビッグスターサインポールスマイルジョナスジョイブラック オキザリスレディー などデビューから2戦2勝。ともに大差勝ちのべラジオソノダラブ。認定戦、兵庫ジュベナイルカップを連勝しているアルザード。新馬V、兵庫ジュベナイルカップ2着のアズグレーター。園田プリンセスカップ2着馬のカタラ。同レースで見せ場を作った4着馬のイケノシイチャンなどが登録しています。※なお、出走予定馬は変更になる場合があります。ご了承ください。【薄暮開催のお知らせ】園田競馬はナイターシーズンが来週で終了。10月は開催日時、開門時刻にご注意ください。10 / 12(水)通常 13(木)通常 14(金)ナイター最終日10 / 18(火)※ 19(木)※ 20(木)※ ※薄暮開催日 再来週の園田競馬から火・水・木の開催に戻ります。その3日間は薄暮開催です。通常より2時間ほど時間を繰り下げてレースを実施致します。開門時刻は11時45分。第1レースは12時20分前後の発走予定。※12レース想定最終レースは18時30分発走予定。開門時刻、レースの発走時刻にお気を付けください。次週は水・木・金の3日間開催。「その金ナイター」は次週で終了となります。今年度ラストのナイター開催は是非本場でお楽しみください!!楽天競馬You Tubeライブは16時から配信!ラジオ大阪、そのだ金曜ナイター中継ゲストは野球解説者の江本孟紀さんです。番組の模様は楽天競馬You Tubeライブでご覧頂けます!
2022年10月08日
金曜日は、古谷が担当します。 峠の話ではありますが、6日朝に中山峠や石北峠などで雪が降ったというニュースが放送されました。急激に朝晩の冷え込みがきつくなり、「もう冬だね」という話を、会う方々とするようになりました。帯広に行くこともありますから、例年よりも早いタイヤ交換をしなきゃと感じてきました。 昨年の門別競馬場は、10月以降の開催は、良馬場で行われた日が一度もありませんでした。一旦、雨が降って馬場に滲みこむと、好天に恵まれたとしても気温が低いので馬場が乾きづらい状況となります。表面が乾いたとしても、ハロー掛けをしていく上で、時間が進むにつれて「水が浮いてくる」という表現をする関係者が多いんですが、徐々に砂が黒ずんで来ることからお分かり頂けると思いますが、締まったダートで時計が出やすい馬場となります。今後の門別競馬場は、発表の段階で「良」があったとしても、基本的にパワーを要す馬場は少ないものと考えた方が良いと思います。 今週は珍しく、火曜に重賞が組まれていましたが、2歳牝馬の中距離重賞「第10回ブロッサムカップ」が行われました。一昨年まで最終週に行われていた「ブロッサムカップ」ですが、牝馬でも中距離向きと思われる馬が、グランダム・ジャパン2歳シーズンに組まれている「ローレル賞」や、牡馬相手でも「JBC2歳優駿」を目指すような馬が出走しやすいような、10月初旬に移りました。牝馬の一線級は、20日に行われる「エーデルワイス賞」に出走しますが、遅れてきた大器と言いますか、連勝中の勢いある馬が揃い、好メンバーで覇を競いました。 ティーズアイランドが1番枠から先手を取って位置が定まったかと思いましたが、前走が逃げ切り圧勝だったインプローヴィングが外から迫り、ティーズアイランドが引くに引けない状況に。不良馬場にしても、2歳戦で1.5Fで18秒を切るラップがマークされるような、超ハイラップとなりました。僕が採ったレースラップは、17秒9(1.5F)-11秒9-12秒7-12秒8-13秒7-12秒9-12秒9-13秒4前半3F36秒0-5F62秒0、勝ち時計1分48秒2でした。後ろから4つ目(残り800mから3コーナー過ぎの残り3F標)が極端に遅いラップになっていますが、ティーズアイランドが苦しくなり、ステッキが入り出したところなので、すでにバテていたことがラップから明らかです。ハイペースに見えるラップですが、3番手以降の馬たちは折り合いがつきやすかったこともあり、不良馬場だったことも加わり、上がり3Fはまとまった感じに映ります。4コーナーでパワトゥザピープルが抜け出し、その内からスギノプリンセスが突き放しに掛かると、直線は独壇場。サルトアンヘルも詰め寄りましたが、連勝馬対決はスギノプリンセスに軍配が上がりました。(スギノプリンセス。写真提供:山中博喜氏) 五十嵐冬樹騎手、田中正二調教師のインタビューは、ホッカイドウ競馬公式YouTubeチャンネルをご覧下さい。どんどん強さに磨きが掛かっているスギノプリンセスですが、道中はハミを取らないそうで、まだ随所に若さを見せる状況のようです。その中で、圧倒的なパフォーマンスでの重賞制覇に、今後の展望が大いに開けてきました。田中正二調教師から、「JBC2歳優駿」へ向かうような話を伺いましたが、今年の中距離重賞が少頭数ばかりだったことを考えると、ベルピットやオーマイグッネスに続く存在となる可能性が強まりました。JRA勢は強力だと思いますが、目下の充実振りから、スギノプリンセスが牡馬相手に、どんな走りを見せてくれるか楽しみにしたいと思います。
2022年10月07日
木曜担当のよこてんです。 今回は『Road to JBC』の前哨戦二つの観戦記を書きたいと思います。 まず初めは10月5日に大井競馬場で行われたダートスプリントのグレードレース『東京盃JpnII』。この東京盃は距離1200m、JBCスプリントの直前にあるスプリント戦であり基本的に同じ距離で行われるということで、JBC設立当初から重要な前哨戦となっています。★両レースの日とも雨模様。特に東京盃の日は割としっかりした雨に。氷雨。 今回は8頭立てになってしまったのがちょっと残念でしたが、昨年の金沢JBCスプリントの覇者レッドルゼル、根岸ステークス優勝、フェブラリーステークス2着などの活躍を見せていたテイエムサウスダンらが秋初戦を迎えて、春以降の短距離路線で成績をあげてきた馬との対決、勢力図に変化があったかどうか?を探る一戦ともなりました。★東京盃優勝 レッドルゼル そんな東京盃を制したのは昨年のJBCスプリントの覇者レッドルゼルでした。3月のドバイ海外遠征以来の日本での一戦、馬体重は487キロでしたがこれは遠征前の日本でのレース時の体重とほぼ同じ。もっと言えば同様のローテーションで挑んでいた昨年の東京盃ともほぼ同じ馬体重でした。昨年と違うのは58kgの負担重量、そして3着だった昨年とは違う1着という結果。 最後の直線の攻防も余裕十分な手応えでの快勝。馬体重しかり、臨戦過程しかり。JBCスプリント連覇に向けて順調なスタートを切ったと言えるでしょう。★テイエムサウスダン(返し馬)+14kgでこの結果なら次戦での上積みは大きいのでは ただ、2着のテイエムサウスダンも5月のかしわ記念以来の休み明けでプラス14キロ、余裕を感じる体つきと身のこなしでありながら直線は一旦先頭に立つような走りを見せています。このひと叩きで挑むことになるだろうJBCでの“叩いた上積み”には期待できるのではないでしょうか。★オーロラテソーロ(パドック)真っ向勝負で僅差3着、好レースをやりきったが・・・ クラスターカップの覇者オーロラテソーロは3着。最後まで上位2頭に食い下がり、脅かす走りはお世辞抜きに好内容、今の勢いはしっかり活かしたと感じますが、できればここで連対以上の結果を残したかったところでしたね。クラスターカップの際に畠山調教師が「なんとかして出たい」と言われていたJBC、ちょっと難しくなったか・・・。★ギシギシ(返し馬)ハナに行く形でよく粘ったものの残り100mでつかまってしまいました 翌10月6日に行われた牝馬のグレードレース『レディスプレリュード』。こちらはJBCレディスクラシックの前哨戦となります。注目はやはりグレードレース4連勝中、かしわ記念も制したショウナンナデシコ。ファンの期待も高く、馬券発売開始から1倍台の単勝オッズをキープするような人気ぶり。牝馬のグレードレースだけでなく牡馬を相手にしてもJpnIを勝っているだけにこの人気も当然、結果もその通りになるかと思われたのですが・・・。 レースはショウナンナデシコ自身がハナ立つ形。そしてマーキュリーカップでも見たテリオスベルの強襲。 直線に向いて懸命に食い下がり巻き返そうとするショウナンナデシコ、テリオスベルを交わしてなんとか先頭に返り咲いたのですが、そんな2頭を外から一気に交わしていったのがプリティーチャンスでした。★レディスプレリュード優勝 プリティーチャンス 同馬は昨年12月のクイーンカップでは3着、今年3月のエンプレス杯ではショウナンナデシコから1.5秒差の5着。そのへんの感じだとちょっと差があるのかなという印象でしたが、その後の4月アンタレスステークスではオメガパフュームの0.5秒差4着、前走の門別・ブリーダーズゴールドカップでも今回同様に直線末脚を伸ばす形でグランブリッジとタイム差なしの2着とここに来て勢いに乗ってきている印象がありました。エンプレス杯での約8馬身差をひっくり返す強い走りでの初重賞制覇となりましたが、近走を眺める限り不思議な感じもフロック感も全くありません。★テリオスベル(返し馬)マーキュリーカップを彷彿とさせる意表を突く強襲。JBCに出てくるならトリックスター的な立ち位置にもなりそうですが・・・★一周目のスタンド前を先頭で通過するショウナンナデシコ。自らハナに行く形はイマイチかも? この2レースでJBCスプリント。JBCレディスクラシックの直前の勢力図が明らかになったのではないでしょうか。 スプリントは、レッドルゼルやテイエムサウスダンが不在の間に成績を伸ばしてきていた馬たちがどれぐらいやれるか?と思って見ていましたが、今回の感じだとやはり実績馬強し・・・の評価になりそうですね。 ただ、ここには出走しなかったダンシングプリンス(クラスターカップからJBCスプリント直行)や南部杯からJBCスプリントを目指すシャマルといった馬たちがいます。“レッドルゼル一強”と見るにはまだ早いように思いますね。 レディースクラシックの方は本番でも大本命になるとなるだろうと思われていたショウナンナデシコの思わぬ敗戦。これで勢力図が混沌としてきたのではないでしょうか。 ショウナンナデシコは7月のスパーキングレディーカップからの休み明けという形になったんですけども、それでいながら478キロ、ここ1年ほどでは一番少ない馬体重になったのがちょっと気になりましたね。一か月後の本番までどれくらいの上積みがあるか?そこが焦点になると思います。 あと、この馬は一番強いと言うか自在に動けるのはマイルで、1800mは少し長いような印象があります。 一方で、この馬にとってはサルサディオーネのような徹底先行タイプがいた方がレースを作りやすいという印象もあります。本番にはそのサルサディオーネが出てくるでしょうから、その点では今回よりは戦いやすくなるという見方もできそうです。 また、今回勝ったプリティーチャンスに本番の主役を期待してみたいところですが、レース後の野中調教師のコメントは「左回りは右回りほど良さがない」ということで次走をJBCと決めてはいないというニュアンス。JBCには向かわない可能性もありそうです。 とするとブリーダーズゴールドカップを勝ったグランブリッジか?斤量差があったとはいえプリティーチャンスを退けているのですから評価は高めで良いと思います。 そしてもちろんサルサディオーネ。ビューチフルドリーマーカップで盛岡を“試走”し足慣らしも終えています。気になるのは8歳終盤・連戦の疲れという点でしょうか。 さてまもなく南部杯が行われますね。Road to JBC の最終戦、本番にはないマイルという距離ですが、南部杯からは2000mのクラシック、1200mのスプリントいずれにも向かう事ができますし、実際2003年にはアドマイヤドンが南部杯→JBCクラシックと連勝しています。南部杯の結果ももちろんJBCに直結するはずです。 今年の顔ぶれは、スプリントに向かいたいという馬が多めのような気がしますね。そして初盛岡になるという馬が多い。既に何度も盛岡を経験しているベテラン勢とどれだけやれるか?は、本番で目指す距離とは違えども、一つのものさしになるのではないでしょうか。 気になるのはお天気です。天気予報では少しずつ雨のタイミングが前にずれて行って、もしかしたら南部杯のレースの頃には雨が降っていないかもしれませんが、少なくとも夜半から午前中にかけては強めの雨が降る時間帯がありそうです。 過去2年も雨に影響された南部杯。雨の高速馬場になるとJRA勢が強さを発揮すると思われますが、本来短距離指向の馬がマイルの高速な流れに巻き込まれると・・・という展開のアヤもあり得るでしょう。馬場傾向の変化にはレース発走まで悩まされることになりそうです。
2022年10月06日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 私も、北海道に滞在しております。 週末に釧路に行ったのですが… 釧路の観光名所・弊舞橋(ぬさまいばし) 案の定、この日も釧路の天候はくもり 釧路川の河口と太平洋の方向 名物の夕日が見える方向ですが…くもり 橋のたもとに、ナナカマドの真っ赤な実がなっているのをみつけました。 北海道で冬が迫ってきたことを告げる、風物詩のひとつ、ですよね。 先日、帯広競馬場で、ここ釧路のアイスホッケーチーム・ひがし北海道クレインズがプロモーションのためのイベントデーを開催しました。(リンクをクリックすると関連記事が出ます) それ以来、私もひがし北海道クレインズを応援。 この日は、チームのホームタウンであるここ釧路まで、観戦に来ました。 ひがし北海道クレインズの本拠地 釧路アイスアリーナ 席数およそ2500 いまはコロナ対策で半分の席しか使っていませんが… 大きいアリーナだわ。 戦前の王子製紙(いまの十条製紙)にアイスホッケー部が出来て以来とされる、もう100年近くにもなる長い歴史がある、釧路のアイスホッケー。それいらい、いくつかあるアイスホッケーが盛んに行われる街のひとつとして、多くの人々がこの競技に親しんできました。 まさに「アイスホッケーの街」釧路。 白熱の試合 アイスホッケーはプレーも、そして見ていてもとてもエキサイティングなスポーツ。スティックやパックの音、人と人とがぶつかり合う音、そしてアリーナに響く選手達の声。目の前で展開されるプレーのスピード感……。 このスポーツは、ライブ観戦すると印象がガラリ変わります。 本当に面白い。ルールも実はそんなに難しいものではないです。 あっ!ばんえい十勝だ!! ゴール裏には、このようなタイアップの広告が出ています。 ひっきりなしに選手が行き来するので、こうして映像画像には頻繁にキャッチされますね。 釧路駅のそばにあるハロンズ釧路などのばんえい競馬の場外発売所を運営する会社が、その縁とつながりでチームを応援するようになり、今シーズンはこのようにばんえい競馬とともにタイアップ。 スポーツは、それをプレーする「人と場所」があってのもの。 だから、その地域で行われているスポーツは、こうしてその地域や人々との繋がりを作ってくれます。 アイスホッケー側も、そしてばんえい競馬の側も、タイアップすることによって地域や人々に対する存在感を高めていき、それがとりもなおさず、その物事が長く続いていくことにつながる。 相手チームのホームタウン・苫小牧や道央方面からも、多くの人々が釧路まで観戦応援にきていました。また、子どもさんの姿が本当に多かったのが、印象的でした。 いまネットで馬券が売れていて、「競馬がなくなる」という不安感がすごく後退しているんですが…私たちは、いっとき時代を掴んで隆盛を誇っていた競馬や競馬場が、いとも簡単になくなってきたことも見てきて、そして知っています。今調子がいいときに、しっかりとリアルな人や土地との繋がりを作っておくことこそが、競馬に限らず物事が長く続いていくために必要なことなんだと思うんですよね。 この繋がり、かけがえのないものになっていくのではないでしょうか。 今後の発展が楽しみです。 さて…昨日は門別競馬場へ、ちょっと久しぶりに行ってきました。 1ヶ月ぶりぐらいかな。 しかし…… 前線の影響で、この日だけ雨 気温も下がって、寒い…… 騎手も少なくなってて、あんまり話も聞けなかったな… メインレースの時には、天気予報通り丁度雨が止みました。 この日のメインレースは、2歳牝馬の重賞・ブロッサムカップ(外1700m) スギノプリンセスが、内から突き抜けて圧勝! 五十嵐冬樹騎手 勝利騎手インタビューでは「最初に乗せてもらったときとは、別の馬のような感じ。一戦一戦しっかり競馬を覚えて行ってくれている。」と、成長の手応えを語っていました。 取材を受ける田中正二調教師 オーナーサイドではJBC2歳優駿への出走を希望しているとのこと。馬の状態次第では牝馬ですがそちらへの挑戦も考えられます。 某所に出している予想記事を書くために、自分で残している予想メモがあります。そのメモでスギノプリンセスを振り返ってみると……確かに、7月に4連勝の最初の未勝利勝ちをしたときに「一介の逃げ馬ではなさそう」と書いてありました。デビュー時には12頭立て10番人気と全く注目されていなかった馬が、徐々に成長して今の姿に。この門別の2歳馬戦を見ていくことの醍醐味が、スギノプリンセスという馬にはいっぱいに詰まっているように思えます。 もし良かったら、この馬のレースを通しで見てみてください。五十嵐冬樹騎手がインタビューで語ったことの意味が、きっとわかると思います。 2歳馬たちが、この場所で培ったものを表現する「集大成」の場は、もうすぐそこまで迫ってきました。エーデルワイス賞まであと2週間。JBC2歳優駿までは4週間。 そして……今シーズンの門別のファイナルまで、あと1ヶ月です。はやいよね。 次週は、もう一度門別に行ってこようかな。
2022年10月05日
火曜日担当の太田です。今週は寒暖差が激しい週末でした。1日(土)の最高気温は29.7℃。翌2日(日)の最高気温19.6℃。一日で10℃も違うと身体がついていかないですね。ただ、1日は湿度が30%台とカラッとした暑さでしたので、それほど暑いという感じはありませんでした。もう10月ですからね。週末にかけては一気に換気が入ってきて、今の予報では7日(金)の最低気温が1℃。いつ雪の便りが来てもおかしくない状況になってきました。この週末は3年ぶりのイベント「とかちばん馬まつり」が行われました。これまで本場馬を使用して行われていた、人間ばんばんワールドチャンピオンシップ世界大会は、規模を縮小して、ふれあい動物園で15mを引くタイムトライアルで実施。とはいっても優勝賞金32万円ですからね。参加者は気合入りまくりです。距離が短くなったとはいってもかなりの盛り上がりを見せておりました。見た目で楽しませてくれるチームも参加しておりました。小学生対象のばん馬かるた大会も楽しそうでしたね。秋の美味しいものもいっぱい!行楽の秋、とかちのおいしいグルメで満喫した方も多かったのではと思います。3年ぶりの開催となりました「とかちばん馬まつり」。今回は1日のみの開催でしたが、7000人以上の人が来場くださり、以前行っていたイベントと同様の人出となりました。人手が戻ってきてくれたことは、関係者もホッとしているところだったのではないでしょうか。名物の人間ばんばは今回規模縮小しての開催。それはそれで面白さもありました。ただ、来年は今まで通り、本場馬を使用して200mを争うレースになるといいですね。これぞ世界大会という戦いを見たいですね。さて、次週は8日(土)から3日間の開催。この3日間は地元の新聞、十勝毎日新聞社Presents銀の匙Silver Spoon展DAYとしてお送りいたします。現在北海道立帯広美術館で行われている銀の匙Silver Spoon展PRもかねて、帯広競馬場ではパネル展や、牛乳のプレゼント、ガラポン抽選会などが行われます。そのほかイベント盛りだくさん。9日(日)は、レースを銀の匙Silver Spoon関連のレース名となり、実況放送内では、銀の匙に合わせたオリジナルテロップにもなります。第1レース 駒場一郎賞第2レース 稲田多摩子賞第3レース 副ぶちょー賞第4レース マロン号賞第5レース 大蝦夷畜産杯第6レース 株式会社GINSAJI杯第7レース 大蝦夷神社杯第8レース 御影アキ賞第9レース 八軒勇吾賞第10レース 大蝦夷農業杯第11レース 銀の匙帯広展開催記念ぜひともご注目ください。そして、イベントに合わせて当初9日(日)行われる予定でしたばんスタ延長戦は、延期となりました。楽しみにしていた皆さんすみません。延期後の日程は決まり次第、お知らせいたします。ばんスタも銀の匙イベントで盛り上がっていきたいと思っております。ばんスタ延長戦は翌週にも配信を予定しており、15日(土)は「ナナカマド賞直前!2歳馬ランキング」と題してお送りいたします。リモートゲストには浅野靖典さんをお迎えいたします。翌16日(日)に行われる2歳最初の重賞ナナカマド賞に向けて、注目2歳馬をご紹介いたします。メールも募集いたします。メールテーマは「注目している2歳馬は?」です。どしどしお寄せください。配信をご覧いただき翌日のナナカマド賞の参考に、レースにもどうぞご参加ください。
2022年10月04日
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