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土曜日担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。今週は開催前の火曜日に台風7号が近畿地区を通過。公共交通機関が止まる可能性が高くなったため、そのだけいばレース展望は月曜日に収録しました。↑台風通過前の園田競馬場 月曜昼の風は強めでしたが雨は降っていませんでした。↑月曜日の阪急十三駅ホーム お盆休み期間中でしたが人出は少なく・・・朝~晩まで賑わう駅ですが、この日は静寂に包まれていました。予報通り火曜日の深夜から雨風ともに強まりJRは運休、私鉄も普通、準急のみの運行。帰省ラッシュに影響が出ました。新幹線は台風が通過した後も大変なことになっていましたね(汗)↑実況エリアに設置しているテレビや照明も実況室内に撤去。台風の影響で今週の開催前に馬場内側全周に砂の補充が行われました。水曜日、木曜日は前開催より2秒以上時計がかかり、差し馬の活躍が目立ちました。馬場が稍重に回復した金曜日は前残りもあれば、後方からの差し切り勝ちもあったりと傾向が掴みにくい難易度MAXの開催でした。次週はどうなるでしょう?★名前のインパクトが強い協賛レース今週は兵庫県加東市の協賛レースが2日間続けて行われました。水曜日に「どこやねん!加東市!特別」、木曜日は「加東で乾杯!山田錦デー」がメインに組まれました。水曜日のメインは川原正一騎手騎乗のウインドケーヴがV。3歳重賞で2度2着があった実力馬が連勝を「7」に伸ばしました。↑そのだメールひめじメールより木曜日のメインは吉村智洋騎手騎乗のナムラコマチが人気に応えてV。昨年10月以来の勝利て惜敗続きにピリオドを打ちました。↑表彰式には加東市のマスコットキャラクター「加東 伝の助」くんも登場しました。加東市は西脇トレーニングセンターがある西脇市の隣。「おもちゃ大好き!おもちゃ王国!」の東条湖おもちゃ王国がある市です。関西地区の方はCMで知っている方が多いかもしれません。加東市産山田錦は全国屈指の品質を誇ります。木曜日は場内で9月24日に加東市社中央公園ステラパークで行われる「加東市『山田錦』乾杯まつり2023」のCMが放映。「乾杯!乾杯!乾杯まつり!」のフレーズが連呼されて強烈なインパクトを残しました。↑木曜メインは似た馬名が同枠に。さらに3角で2頭が並走していて普段のレース以上に神経を使いました(笑)。★プレゼント応募受付中「どこやねん!加東市!特別」競走実施を記念して加東アート館入場券&滝野温泉ぽかぽ入浴券を抽選で10名様にプレゼント致します。応募は園田・姫路競馬の公式HPからご応募をお願いします。締め切りは8月25日(金)迄。https://www.sonoda-himeji.jp/news/detail/Mjc2OA★スマイルサルファー2年ぶり重賞V8月16日(水)、笠松競馬場で行われた第52回くろゆり賞(全国交流)は、兵庫のスマイルサルファーが勝利!!五分のスタートを切ったスマイルサルファーは道中7番手追走。内でじっくり脚をタメて上がり勝負に徹します。勝負どころもギリギリまで仕掛けを我慢すると、4コーナーでスパートを開始。トップスピードに乗ったスマイルサルファーは、直線で空いたスペースを突いて豪快に差し切りました。大山真吾騎手コメント「ゲートで出負けしましたが、集団後ろの良い所につけられました。道中は手応えが良くて進路を探してましたが、良い所が空いてくれましたね。」スマイルサルファーは重賞3勝目。2021年の西日本ダービー以来、2年ぶりの重賞勝ちです。8ヶ月ぶりの実戦も問題無し。一昨年の兵庫ダービー馬が復活の狼煙を上げました。インタビューの最後に「遠征の僕が勝ってすいません。」と表彰式に駆け付けたファンを笑わせました。先週はスマイルサルファーと同じ5歳のツムタイザンが摂津盃を勝ち、3年ぶりの重賞制覇を飾りました。2020年の2歳戦で2度対戦。2戦ともツムタイザンが先着しています。①2020年9月10日 JRA認定競走 ツムタイザン 1着 スマイルサルファー 3着②2020年10月15日 第12回兵庫若駒賞 ツムタイザン 1着 スマイルサルファー 2着今後、同世代のライバルと重賞の舞台で激突する可能性もあります。2頭の直接対決に注目です!鞍上の大山真吾騎手は重賞17勝目。2021年の園田チャレンジカップ以来、2年ぶりの重賞制覇です。渡瀬寛彰厩舎は重賞6勝目。今年はスマイルジョナスで勝利した5月の「ぎふ清流カップ(笠松)」に続き2勝目です。★杉浦健太騎手 1万回騎乗杉浦健太騎手が8月18日(金)の7レースで地方通算1万回騎乗を達成!デビュー14年目での到達です。直前(9999戦目)の5Rはウェブタイザンで勝利を挙げました。先週の金曜日はツムタイザンで摂津盃を勝利し、3年ぶりの重賞制覇を飾りました。★GDJ2023 3歳シーズン 総合優勝表彰8月18日(金)、GDJ2023、3歳シーズンを制覇したマルグリッドの総合優勝表彰式が行われました。表彰式には山本芳樹オーナー、新子雅司調教師、下原理騎手が参加。シリーズ制覇の喜びの声と今後への意気込みを語りました。山本オーナーからは「今後の競馬界を引っ張っていく!」と力強いコメントがありました。マルグリッドはGDJ古馬シーズンの秋桜賞(名古屋)を視野に入れています。表彰式の模様は園田・姫路競馬の公式Youtubeで公開されています。https://youtu.be/qBr4OTtftuE★田野豊三騎手 地方通算500勝!8月18日(金)、園田競馬11レースはゴールドマイヤーが勝利し、田野豊三騎手が地方通算500勝のメモリアルを達成!デビュー14年目の田野騎手は昨年の園田プリンセスカップで重賞初制覇を飾ると、2022年は年間68勝を挙げキャリアハイを記録。今年はここまで51勝で兵庫リーディングは7位。キャリアハイのペースで勝ち鞍を伸ばしています。「(500勝は)同期は先にクリアしている数字なので、やっと到達できたという感じです。一時期勝てない期間がありましたが、また勢いが戻ってきたので今年もキャリアハイを記録したいですね」★兵庫騎手遠征情報♦建依別賞(高知)8月20日(日)、兵庫の吉村智洋騎手、田中学騎手が高知競馬場に遠征。第46回建依別(たけよりわけ)賞に騎乗します。サノハニー(田中学騎手・目迫大輔厩舎)アメージングラン(吉村智洋騎手・打越勇児厩舎)※吉村騎手はエキストラ騎乗1鞍(第4R)あります。https://www.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/DebaTable?k_raceDate=2023%2f08%2f20&k_raceNo=6&k_babaCode=31第46回建依別賞は高知6R、18時15分発走予定です。ご声援宜しくお願いします。♦YJS2023 ~TR金沢~兵庫の山本屋太三騎手が8月22日(火)に金沢競馬場で行われるYJS2023、トライアルラウンド金沢に出場します。初の他地区遠征となった佐賀ラウンドは得点を伸ばすことが出来ませんでしたが、金沢、園田ラウンドでの巻き返しを狙います。今回の金沢ラウンドは1鞍騎乗予定です。その金ナイターメイン「競馬ブック杯」の表彰式に"そのたん"が登場!先週披露した新衣装を着用していました。ウイナーズサークルで競馬ブックを熟読。「次に乗る馬の成績はどうかな?」確か設定?ではそのたんは騎手でしたね。乗り馬の研究をしていたのかも……?5月から続いた「園田サマー競馬」は今週で終了。園田競馬は次週から通常、通常、ナイターの3日間に変わります。開門時刻、レースの発走時刻にご注意ください。8月23日(水)通常(開門10時)8月24日(木)通常(開門10時)8月25日(金)ナイター(開門13時45分)
2023年08月19日
金曜日は、古谷が担当します。 今日は大井競馬場のYouTube配信「ウマきゅん」に出演させて頂きました。個人的には1月の開催以来でしたが、BOOMER河田さんは以前、南関東の番組でご一緒し、1月の時も河田さんがプッシュしてくれていたとお聞きしました。そんなこんなで、半年後の今回もご一緒することができ、栗林さみさんともグリーンチャンネルつながりで長い付き合いですし、yuraraちゃん共々大変お世話になりました。 今週のホッカイドウ競馬は、重賞3本立て。3歳短距離重賞に生まれ変わった「第20回星雲賞」、牡馬が出走できる重賞で唯一の内回りマイル戦で行われる「旭岳賞」、そして牝馬のダートグレードである「ブリーダーズゴールドカップ」というスケジュールで施行されました。この3つのレースラップを、個人的に採ったものを記しておきます。○星雲賞12秒1-10秒9-11秒4-11秒8-13秒0-14秒2前半3F34秒4、後半3F39秒0。勝ち時計1分13秒4。○旭岳賞13秒1-11秒7-12秒7-12秒7-12秒8-12秒8-13秒8-14秒6前半3F37秒5-5F63秒0、後半3F41秒2。勝ち時計1分44秒2。○ブリーダーズゴールドカップ12秒9-11秒8-12秒6-12秒5-12秒8-12秒3-12秒6-13秒0-13秒7-14秒4前半3F37秒3-5F62秒5、後半3F41秒1。勝ち時計2分08秒5。 「星雲賞」と「旭岳賞」のレース回顧は、「ふるやっちチャンネル」のアーカイブで観ることができます。そのレースが行われた翌日のレース展望内の冒頭で話していますので、リンク先でご確認下さい。 「ブリーダーズゴールドカップ」ですが、JRA勢5頭の中で、芝から矛先を向けたグランスラムアスク以外の4頭は実績馬や上がり馬なので、その順位付けがポイントだったかと思います。また、逃げ馬が不在だったこともあり、テリオスベルは普段より早めに先頭に立つことができ、より早く溜めを作ってバテない強みを活かし、早くペースアップして押し切る手法が取れました。レースラップを見て頂いて分かる通り、向正面半ばの6F目が12秒3と一気にペースを上げ、3コーナー過ぎにある残り3Fまでのところでセーフティリードを作ったことが勝因と言えます。 3歳馬のパライバトルマリンも健闘しましたが、さすがに古馬との初対戦で勝負所を前にペースアップされては、戸惑いもあったと思います。カラフルキューブは、札幌で3勝クラスを差し切ったばかりで重賞挑戦となりましたが、自分のスタイルを崩さず終いに懸ける競馬で3着に追い込んできました。プリティーチャンスは、昨年2着の時より反応が悪く、57キロが酷だった印象を受けます。得意の大井コースで巻き返しを期待したいと思います。 ”夏のケイバまつり”と題し、様々なイベントが行われた3日間の盛り上がりは、コロナ禍の昨年までとは違い、ようやく普段の生活が戻ってきた印象を受けます。「ブリーダーズゴールドカップ」は、来年から9月上旬に施行時期が移りますが、その代わりに「北海道スプリントカップ」が3歳短距離重賞のダートグレードとなり、8月中旬に移行します。ホッカイドウ競馬のレース体系は来年、大きく変わります。白熱した戦いを期待しつつ、「ブリーダーズゴールドカップ」を制したテリオスベルが、「JBCレディスクラシック」で好勝負を演じてくれることを願いたいと思います。
2023年08月18日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 この1週間に出かけた競馬場の風景を、今日はお送りします。 まずは、もう先週のことになりましたが…… 8月10日木曜日、ブリーダーズゴールドジュニアカップ当日の門別競馬場。 3連休の直前 いつもより多くの来場客で賑わっていました。 夏休みらしい雰囲気になって来ました。 門別競馬場の検量室前の様子をご覧頂きましょう。 地方競馬の競馬場 馬たちが引き上げてくるところがお客さま方から見える競馬場が、少ないような気がします。 この写真は、取材者が入れる制限エリアから撮りましたが、この右後ろからお客さま方も、馬の「上がり」の様子を見たり、写真撮影することが出来ます。 左が検量室。 レースが終わると多くの騎手や調教師、厩務員の皆さん方や馬が行き交い、そこには様々な表情があります。 多田羅誠也騎手と山口竜一調教師 五十嵐冬樹調教師と小野楓馬騎手(馬主服) 時には、お客さま方から、勝って帰ってきた馬と騎手に声援が飛び、騎手がそれに応えるシーンなんかも見られます。JRAの競馬場なら混雑してプレイヤーが遠いのですが……門別競馬場は、本当に近い。そんなプレイヤーたちの表情や馬たちの姿も、是非とも楽しんで頂きたいです。 ブリーダーズゴールドジュニアカップは、出走8頭のうち田中淳司厩舎が4頭。この時期の2歳馬なので、これまで手綱を取った所属騎手がどの馬に乗るか、ということについても、単にレースでの期待度だけではない要素があったみたい。 結局、4頭中2頭は所属の服部茂史騎手と落合玄太騎手が乗り あとの2頭は……意外なことに2歳馬の重賞なのにライバルになるはずの角川秀樹厩舎の出走馬がおらず、桑村真明騎手と阿部龍騎手の角川厩舎のふたりが乗るという、珍しい布陣になりました。 で、結果は…… わずかキャリア1戦のブラックバトラーが勝利! 乗っていたのは阿部龍騎手 フレッシュチャレンジ(新馬戦)でも、直線入り口で仕掛けたらグンと反応し、後続をぶっちぎった馬でした。その後順調に使えず、今回はぶっつけでの重賞挑戦。そこで見事結果を出しました。 2着はカプセル 乗っていたのは桑村真明騎手 馬は田中淳司厩舎のワンツー、騎手は角川秀樹厩舎のワンツーという、実に珍しい結果になりました。 阿部龍騎手、この馬に乗ったのはレースの時だけ。 当日の昼に話を聞いたときには、彼なりに馬やレース振りのイメージをしていたみたい。とは言え、まだ完成していない2歳馬ですから。テン乗りで結果を出してしまうというのはすごいことです。 桑村騎手共々、これが角川厩舎で数多くの2歳馬を育て、そして乗ってきた「経験」なのではないでしょうか。 勝利騎手インタビューで、「この馬の可能性」的な話を司会者からふられ、さらりと当たり障りなく流していましたが……立場的に自分たちが育てレースに送り出していく馬にとっては、強力なライバルですから(笑)。 単に勝った嬉しさだけではなく、さりとてライバルに対する「脅威」だけでもなく。 また新たに強い馬の背中を知り、感じたこともあるのだと思います。 インタビューに答える、田中淳司調教師 ブラックバトラーの次走は、状態が整えばサンライズカップ(9月20日・1800m) 目標は勿論、JBC2歳優駿 ネクストスター(門別では1200m戦)が出来て、短距離はそちら。 長い距離は、これまで通りJBC2歳優駿(1800m)、 今まで以上に早い段階から、路線がふたつにハッキリと目に見える形で分かれているように感じます。 これから、門別でデビューした馬たちが、遠征や移籍によって他場のレースを目指していく季節になります。とりわけ、各場で行われるネクストスターは、その競馬場所属でないと出られない。どういう馬が門別から巣立って、全国の競馬場に広がっていくのか。その動向から目が離せません。 明日は、ブリーダーズゴールドカップ もう、今シーズンも折り返し地点です。 週末には、イベント出演の仕事を頂き、JRA小倉競馬場にお邪魔しました。 北の大地から、一転して西の九州へ。 暑さと言うより、蒸すような感じが、九州へ来たということを実感させます。 小倉競馬場はこのように山々に囲まれた景色の中にあるので、天気がいいととても気持ちがいい。 この季節いつも行く函館や札幌とは、また違う緑の色に感じられます。 いまは「夏コク」って言うらしいですね。夏の小倉開催。 小倉と言えば、冬の超寒い季節と、夏の超暑い季節のイメージ。 今年の「夏コク」は、わずか4週。 開幕週から、短い夏を楽しもうと多くの来場客が訪れていました。 障害レースも、久しぶりに間近で見ました。 直線の置障害、こんなに近い! 土曜日は「サンリオデー」ということで、サンリオキャラクターが子どもたちを楽しませていました。 グリーティングには、ターフィーだけでなく、ハローキティも登場しました。 っていうか、ターフィーもサンリオキャラだから。 揃い踏み、っていうところでしょうか。 ステージイベントにはマイメロ&クロミも登場! 子どもたち大興奮 この日はイベントデーでしたが、小倉競馬場には、子どもたちが楽しめる場所が結構たくさんありました。 わくわく子ども広場 広々してる。部屋に仕切られて囲まれていないので、すごく開放感があります。 わくわく子ども広場の利用には、競馬場イベントアプリでの事前の申込が必要です。 外に出てみると…… ポンポン噴水 子どもたちが、びしょ濡れになりながら楽しんでいました。 ほかにも、遊具が揃うキッズプラザなどの遊び場がたくさんあります。 くわしくは、こちらから 小倉競馬場は、水と緑にあふれた場所でした。 13日日曜日は、小倉記念当日。 開幕初っぱなの週から、開催のメインイベント。 8Rではフェニックス賞が行われ、佐賀競馬から4頭が遠征で出走しました。 トゥルーリーと、飛田愛斗騎手 フライトブルーと、倉富隆一郎騎手 フェノーウルフと山下裕貴騎手 ごめんなさい。もう一頭、グッドタイミングは、写真撮れてなかった……(汗) 結果は残念でしたけれど…… こういうのは、挑戦し続けないと、何も起きないから。 夏の小倉は、そういう場でもあるのでしょうね。 芝1800mのレースがあれば、スタートシーンがこんなに間近で見られます! スタンド1階の発売所は、こんな感じで締切0分前でもまだ長蛇の列で、馬券を買い切れない方が発生していました。まるで昭和の競馬場の雰囲気(汗)。 2階は広々としていて、発売機もたくさんあります。 小倉競馬場では、是非スタンド2階で馬券購入されることをお勧めします。 メインレースの小倉記念。 盛り上がりました! パドックを埋め尽くす人々 小倉記念の最後の直線の攻防 人の頭しか写ってなくて、申し訳ありません(笑) 久しぶりに、人の波の中でレース見ました。 やっぱり、みんなで集まって楽しむ競馬は、本当にいいもの。 「夏コク」は、9月3日まで。残り3週。 近隣の方、お出かけの方、是非とも小倉競馬場にお越し下さいね! あ、また今週も九州に行くんだった…… 次は佐賀でお目にかかりましょう!
2023年08月16日
火曜日担当の太田です。皆さんお盆はいかがお過ごしですか?北海道は東西で気温が全く違い、札幌方面は30℃を超える真夏日が続いているようですが、帯広を含む道東方面は25℃を下回る涼しい気温となっております。先日までかなり暑かったので、つかの間の涼しいひと時ですね。台風の影響もどこまであるかでしょうが、また来週からまた30℃ぐらいになるようですので、残暑が厳しそうです。お盆開催のばんえい競馬お楽しみいただけましたでしょうか?イベントも盛りだくさんでしたが、その話は次回。13日(日)は夏の大一番ということで、3つの特別レースが行われました。9Rは2歳初めての特別戦、牝馬限定による白菊賞。2歳A1で勝利しているスマイルカナが圧倒的一番人気に押されておりましたが、勝利したのはアアモンドミヤビでした。(主催者提供)果敢に先行して逃げ切ったアアモンドミヤビ。牝馬戦特有の流れが速くなる展開で見事な騎乗を見せた西将太騎手でしたね。スマイルカナは、他と5キロのハンデ。2着と届かずの結果でしたが、最後かなりいいところまで差を詰めていましたので、負けて強しの内容だったと思います。牡馬相手にはハンデをもらっていた立場も今回はハンデをあげる立場。そして、牝馬戦特有の早い展開。アアモンドミヤビと西将太騎手の好騎乗に阻まれたという感じですね。次回は9月17日に特別戦いちい賞が行われます。ナナカマド賞まではあと2か月。2歳馬戦もいよいよという感じになっていましたね。10Rは昨年新設された特別戦第2回 ばんえいスタートロフィーが行われました。ばんえいグランプリにあたって実施されたファン投票。ばんえいグランプリ出走馬を除いたファン投票上位馬が、第2回ばんえいスタートロフィーに選抜という競走です。勝ったのはギンジでした。(主催者提供)道中息を入れながら進み、第2障害手前は前から少し遅れて到達。第2障害前とワンテンポ送らせて仕掛けて、すんなりと力強くひと腰であがって3番手でクリア。そこからの末脚はお見事でした。最後はシンエイボブとの争いを制しての勝利。1番人気にこたえました。A1クラスではいいレースを見せているギンジ。重賞経験は5歳時天馬賞の1戦のみ。現在6歳。じわじわと力をつけている印象ですね。賞金的にはオープンまであと100万少々。今回のようなレースが常にできるようでしたら、まだまだ行けそうですね。今後は重賞戦線にも名を連ねてきそうな感じがします。楽しみな一頭です。そして、メイン11Rは第35回ばんえいグランプリBG2が行われました。1番人気は今季、オッズパーク杯以外はすべて1着。完璧な強さを誇るメムロボブサップ。2番人気はライバルのアオノブラック。3番人気はメジロゴーリキに集まっておりました。3連覇がかかるメムロボブサップ。これまでの2年はばんえい重量800キロ。今回はトップハンデ820キロでと厳しいハンデとなりました。しかし、そんなハンデ差も何のその、最後は他馬を寄せ付けない圧倒的な強さを見せて3連覇達成となりました。(主催者提供)今回のレースのポイントはアオノブラックのレース運びでしたね。今のメムロボブサップに勝つには、果敢に攻める競馬をするしかないという判断だったのでしょう。結果、第2障害で膝を付いてしまい大敗を喫してしまいましたが、これは勝負にいってのことですから仕方がないことことでしょう。これですんなり第2障害を越えられていたら、メムロボブサップも慌てていたことでしょうし、勝ち負けになっていたと思います。。現に、メムロボブサップの阿部騎手はもう少し第2障害手前でためたかった。ゴール前は苦しかったという話をしておりました。7番人気のゴールドハンターが2着。この馬は障害さえ越えられれば末のある馬。障害危ない所もありましたが、クリアしてからの末脚。重量が重量だけにゴール前は苦しさもありましたが、いい走りを見せてくれたと思います。メムロボブサップは、果敢に攻めるアオノブラックを意識しての競馬。第2障害の善し悪しが勝敗を分け合う格好になり、すんなり障害を越えたメムロボブサップの独壇場となり、見た目はもう敵なしと言わんばかりの圧勝劇でした。今年はこれで重賞3連勝。その受賞3つを含む5連勝となりました。今後はますますハンデが厳しくなります。ただ、昔からメムロボブサップはハンデがあろうが、馬場が変わろうが、あまり関係なし。重いレースも、軽いレースも結果を残してきました。条件に左右されない強さがありますね。35℃を超える猛暑が続いても体調を万全に整えている厩舎には脱帽です。今後も体調面の管理が肝になりそうですね。一年中万全な体制でいるのは至難だろうと思います。秋以降のメムロボブサップも目が離せません。(主催者提供)次回古馬重賞は9月17日岩見沢記念です。夏を越して、夏負けしていた馬の体調ももどってくることでしょう。シーズン後半に向けての戦い今後も注目です。この日13日は、十勝帯広で勝毎花火大会が行われる日。勝毎花火大会は全国的にも有名で、帯広にすごい人がやってきます。ちょうど競馬開催とぶつかり、競馬場でもきれいな花火の打ち上げを見ることができます。第10レースのばんえいスタートロフィーの時、馬たちが第1障害下ったところで花火が打ちあがり、大歓声が沸き上がりました。SNSでも馬と花火のコラボを写真に収めた方も多くいましたね。
2023年08月15日
こんにちは。隔週月曜日、今日の担当は耳目社の百瀬です。皆さん、『協賛レース』ってご存じですか?地方競馬のレースで時々目にする「〇〇ちゃん3歳お誕生おめでとう記念」「〇〇&〇〇結婚記念」など、これがいわゆる協賛レースです。これはいくつかの地方競馬主催者で実施されており、個人と企業単位で募集を行っています。特に個人協賛であれば、1万円程度から行うことができます。何と言っても一番の魅力は、レースタイトルを付けられることでしょうか。思い思いに付けられたレース名は、出走表や専門紙などの各媒体に掲載されるのはもちろんのこと、レースの時、本馬場入場の時にアナウンスされ、その様子は競馬場内に限らず、全世界にインターネットを通して配信されます。また勝馬投票券(馬券)にもレース名が印字されるので、出走全馬の単勝馬券を買って、思い出の品にする方も多いのではないでしょうか。馬券の一例。友人提供。本日、金沢競馬場で友人の親戚の結婚記念の協賛レースがありました。私も以前、友人の結婚記念に協賛レースを行った事がありますが、普段競馬を見ない友人も、記念にと馬券を買って楽しんでくれました。(実況も私がしました(^_^;))またレースタイトル命名以外にも、主催者ごとに特典があり、今回は個人協賛レースを行っている競馬場主催者ごとの募集要項ページのリンクと、特典をまとめてみました。この協賛レース、思った以上に簡単で手軽に申し込む事ができます。もし検討されている方には、本稿が参考になれば幸いです。また協賛レースの事を知らなかった方には、競馬観戦の楽しみに一つになればと思います。現在、個人協賛を受け付けている主催者は5つ。その一覧は下記の通りです!ばんえい帯広協賛金:1万円特典:勝利騎手のサイン色紙プレゼント表彰式プレゼンターとしての参加は、現在休止中。金沢競馬協賛金:1万円分の商品券特典:勝利騎手のサイン色紙、 レース映像(DVD/BR)プレゼント場内案内所でも募集要項を配布しています。笠松競馬レース映像及び記念ゼッケン(有料)名古屋競馬協賛金:2万5千円特典:優勝騎手サイン色紙、当日の専門紙、優勝馬、優勝騎手との記念撮影冠レース名入りゼッケンプレゼント(2枚目以降有料)高知競馬協賛金:1万円特典:当該レースのゴール写真に 優勝騎手のサインをプレゼント岩手競馬、船橋競馬、佐賀競馬では企業協賛を、佐賀競馬では企業協賛に加え、ファンクラブに入会することで、レースタイトルは付けられないものの優勝馬関係者への表彰ができるようです。協賛レースの申し込み方法など、詳細はリンクの各主催者の協賛レースページをご確認下さい!最後に今年金沢競馬場で行われた個人協賛の『冠レース』、どんな記念の協賛レースがあったのか。レースタイトルから分類・集計してみました!1位:誕生日 28レース(〇〇さん誕生日記念、〇〇生誕記念など)2位:結婚関連 19レース(〇〇&〇〇結婚記念、〇〇夫妻金婚式記念など)3位:ファンの方から"推し"への記念競走 18レース(〇〇さん配信2周年記念、結成20周年記念など)4位:卒業、就職など"門出・節目" 13レース(〇〇部長昇進記念、〇〇ちゃん高校卒業記念など)5位:周年記念 7レース(居酒屋〇〇20周年記念)6位:知人への感謝 6レース(〇〇さんいつもありがとう記念など)7位:来場記念 5レース(祝・金沢競馬初来場記念など)(その他は7レース)(レースタイトルのCGは場内大型ビジョン、ネット中継でも放映されます)皆さんはどんな時、記念の協賛レースをしたいと思いますか。是非お気軽にご参加頂ければと思います。
2023年08月14日
日曜日担当の高橋華代子です。 南関東競馬は連続開催やリレー開催が続いています。 暑い毎日が続きますが、この夏を無事に乗り切って頂きたいと思います。 先日までの船橋開催で、うれしい話題がありました。 南関東に非常にゆかり深いキタサンミカヅキのお子様が新馬勝ちを収めましたね。 キタサンミカヅキは南関東では船橋の佐藤賢二厩舎に所属。2017、2018年の東京盃連覇など通算7つのタイトルを獲得しました。2018年にNARグランプリ年度代表馬など3部門を受賞。 現役を引退した後は種牡馬入りし、今年から産駒がデビューしました。5月3日の門別3レースで行われた新種牡馬限定のフレッシュチャレンジで、キタサンヒコボシが6馬身差で逃げ切り、産駒初出走Vを飾ったことは話題になりました。 南関東には産駒が2頭いて、勝ち上がり率は100%です。 7月23日の船橋1レースでセザンブレイヴが2戦目で初勝利。 そして、8月8日の船橋3レースで行われた新馬戦で、キタサンミカヅキの主戦でもあった森泰斗騎手が騎乗したリノデスティーノが逃げ切り勝ちを収めました。母のラヴァンタージュも船橋に所属していたゆかり深い血統です。 森騎手は「ミカヅキの子供は数が少ないですけど、勝ち上がり率はすごいですよね。お父さんもポテンシャルは高かったですから。似ているところがあるとすれば、短距離向きのスピードがあるところかな。お父さんは気性の激しいところがありましたが、この仔は超穏やかですね。勝つことができて良かったです。すごくうれしいです」と笑顔で話していました。 8月9日の船橋11レースでは第1回のフリオーソレジェンドカップが行われました。和田譲治騎手が騎乗した1番人気ギガキングが外を回りながらも最後にしっかり差し切る着差以上の強さで勝利。通算6つ目のタイトルを獲得しました。 すばらしい勝ちっぷりでした!!! なお、現在、船橋競馬場は大規模改修工事中です。 パドックの外壁がある箇所もいずれは取り壊されると思われるので、今だけの楽しい撮り方もありますよ。 例えば、船橋競馬場のマスコット・キャロッタくんとキャロッペくんとお馬さんの2ショット。モデルはカジノフォンテン↓ お馬さんの影絵的な感じ。モデルは南関東最年長12歳のリッカルド↓ 次開催は9月25日から。間隔がかなり空くので、また場内の雰囲気もガラリと変わっているかもしれませんね。
2023年08月13日
土曜日担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。↑園田競馬ビギナーズガイドに出てくるキャラクターが登場する8月のポスター田村正一さんの漫画に登場するタミータウン号が馬道から覗いています。この勝負服はルーキーの山本屋太三騎手ですかね。マイペースのタミーに手を焼いているようです(笑)。今週の園田競馬はお盆開催。場内イベントは4年ぶりの実施でした。お子様向けのコーナーは、第4投票所の建物内(クールスポット)で行われました。祝日は開門して2時間も経たないうちにクジが終了。大盛況でした。仮面ライダーリバイが登場した木曜日。クイズ大会や写真撮影会でファンと交流。キッチンカーはステージ横に出店していました。祝日の金曜日はミルクボーイの内海さん&女と男の市川さんによる予想会が行われるなど場内は賑わいました。ステージではSKNフラッシュ8のお披露目会も実施。メンバーは開門時刻にコスプレ衣装でファンの皆様をお出迎えしていました。開門直前にメンバーの皆さんと撮らせて頂きました。偶然近くを通っただけですからね。偶然……(笑)。摂津盃が近づくとファンのボルテージも急上昇!!凄い歓声でした。誘導馬のアイスバーグは金曜ナイターに登場!10レースの誘導をしてファンに元気な姿をみせてくれました。慌ただしい3日間でしたが充実感がありますね。いろいろな出来事がありましたが全部取り上げると膨大な量になるので重賞レースに絞って振り返っていきます。★田中学騎手 金沢で重賞V8月8日(火)、金沢競馬場で行われた第41回読売レディス杯は、兵庫の田中学騎手が跨った北海道のクーファアチャラが勝利。内枠からスタートを決めたクーファアチャラはマイページの逃げに持ち込みます。後続馬の追い上げを完封して二度目の重賞制覇を飾りました。昨年5月のヒダカソウカップ以来の重賞Vです。「ハナに拘ってくれという指示があり、ゲートだけ気を付けて乗りました。もう少しゆったりとしたペースで行きたかったが、しんどい競馬でよく粘ってくれました。期待に応えられて嬉しいです」。田中学騎手は重賞通算78勝目。4月の菊水賞に続いて今年重賞3勝目です。読売レディス杯はキーポケットで勝利した2010年以来、13年ぶり2度目の制覇となりました。☆最年長重賞記録更新!兵庫ジュベナイルカップ 8月10日、園田競馬場で新設重賞、第1回兵庫ジュベナイルカップが行われ、4番人気のマミエミモモタローが勝利!好スタートを決めたマミエミモモタローは道中4番手追走。砂を被る競馬でも全く動じず、内々をロスなく立ち回ります。好感触のまま直線を迎えるとハバナビーチ、スタビライザー、ミナックシアターの4頭による叩き合い。内ラチ沿いから鋭く伸びたマミエミモモタローが差し切りました。「残り400mで外に出そうとしたら何頭か来ていたので、内でジッとしていました。」と”名手”川原正一騎手の好判断が光りました。2着は大外から追い込んだミナックシアター。未勝利ではありますが、これで3戦連続の2着。3着は先行して粘ったハバナビーチ。スタビライザーは4着でした。 川原正一騎手は重賞通算117勝目。重賞勝ちは2020年の「のじぎく賞」以来3年ぶりです。「良いポジションが取れましたね。控える競馬はプラン通りです。操縦性も良くて道中はリラックスしていました。」デビュー前から同馬の調教に跨っていた川原騎手。攻め馬の段階で馬を前に置いて砂を被る競馬を練習。実戦形式での調教が身を結び、初重賞の舞台で能力を発揮しました。「伸び代もありますし、これから大きい所を狙える馬ですね」と、控える競馬で結果を残した若馬の将来に期待しています。【64歳4ヶ月27日】での重賞制覇は、※大井の的場文男騎手が持つ国内最年長重賞勝利記録を2年以上の大幅更新。歴史的偉業を達成となりました。※的場文男騎手 62歳0ヶ月12日(2018年東京記念)「記録は長くやっていたらいずれはチャンスが来るかな?と思っていました。重賞も1勝の積み重ねですので勝てば嬉しいですよ。嬉しいよりも期待に応えられてホッとした気持ちの方が強いです」。勝利騎手インタビューhttps://www.youtube.com/watch?v=fgpru7rVuYM諏訪貴正厩舎は重賞2勝目。ブレイヴコールで勝利した2017年の兵庫ダービー以来、6年ぶりの重賞勝ちとなりました。名付け親の"ハイヒールモモコ"さんが見守る前で初重賞制覇を飾ったマミエミモモタロー。新設重賞の初代王者に輝きました。レース~表彰式撮影 斎藤寿一氏☆怪我を乗り越えて復活!ツムタイザン!摂津盃8月11日、高配当が連発していた祝日の金曜ナイター。メインレースは真夏のハンデ重賞、第55回摂津盃が行われました。重賞ファンファーレと同時に観客席からは手拍子と大歓声が響き、会場のボルテージは最高潮。波乱の流れを断ち切ったのは1番人気のツムタイザンでした。大外枠に入ったツムタイザンは道中中団を追走。2周目向正面から徐々に進出を開始すると、先に抜け出したタイガーインディを直線で差し切りました。 2着は7番人気のタイガーインディ。道中2番手追走から早めに動いて波乱を演出。中団追走から追い上げた2番人気のサンライズラポールが3着。JRA実績がある2頭が重賞で意地を見せました。 兵庫生え抜き馬のツムタイザンは重賞3勝目。2020年の園田ジュニアカップ以来、2年8ヶ月ぶりの重賞タイトル獲得です。◎獲得タイトル 兵庫若駒賞(2020) 園田ジュニアカップ(2020) 摂津盃(2023)←New!2歳重賞は逃げ切りと好位から抜け出しての勝利でしたが、今春に差す競馬を覚えてさらにパワーアップしました。テンションが上がらないようにソフトに仕上げた今回の摂津盃で結果を残しました。屈腱炎による長期休養を乗り越えての重賞制覇です。レース後はツムタイザンと共にウイニングラン。ファンに向かって何度もガッツポーズをしていました。 杉浦健太騎手は重賞15勝目。2020年の園田ジュニアカップ以来の重賞制覇となりました。摂津盃は2017年のマイタイザンで勝利して以来、6年ぶり2度目の勝利です。「内枠に先行したい馬が揃っていたので、大外枠でもいい展開なるのではと思っていました。いつも通り良い反応で動いてくれました。古馬になってから差し競馬を覚えてくれましたし、走りに幅が出てきました。本当に感謝しかないですね」。杉浦騎手インタビューhttps://youtu.be/gOwi7jgV0mk 木村健厩舎は重賞2勝目。マコトパパヴェロで勝利した2020年の兵庫クイーンカップ以来の重賞勝利です。木村調教師は騎手時代に5勝を挙げている相性の良いレース。調教師という立場でも同レースを勝利しました。レース~表彰式撮影 斎藤寿一氏 次週の園田競馬は水木金の3日間開催。※「そのだサマー競馬」は次週迄です。 8月16日(水) そのだサマー競馬(開門11時45分) 17日(木) そのだサマー競馬(開門11時45分) 18日(金) そのだ金曜ナイター(その金ナイター) 8月23日(水) 通常開催(開門10時) 24日(木) 通常開催(開門10時) 25日(金) そのだ金曜ナイター(その金ナイター)厳しい猛暑だけでなく日本列島に接近している台風にも要警戒です。皆様も気を付けて週末をお過ごしください。
2023年08月12日
金曜日は、古谷が担当します。 門別競馬場は海沿いにあるので、元々風は強い日が多い場所ですが、最近は開催中に強い風が吹いている日が目立ちます。特に、向正面が追い風=直線はアゲンストという時が目立ちますが、この風向きだと道中のラップは速くなりがちで、直線の攻防になると向かい風となりますから、上がりを要すレースばかり。かなりレースには影響を及ぼします。その辺りは、「ふるやっちチャンネル」の冒頭で前日の馬場傾向を話すように心掛けていますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。 さて、10日は2歳中距離重賞「第10回ブリーダーズゴールドジュニアカップ」が行われました。今年のホッカイドウ競馬は、10月5日に「ネクストスター門別」という短距離の目標ができたことで、「サッポロクラシックカップ」が1200mに戻り、昨年より1カ月早い7月27日の施行でした。「JBC2歳優駿」につながる体系で考えると、「ブリーダーズゴールドジュニアカップ」(8月10日、1700m) ↓「サンライズカップ」(9月20日、1800m) ↓「JBC2歳優駿」(11月3日、1800m)となります。この時期は、JRA札幌で「コスモス賞」と「クローバー賞」もありますから、中距離馬が分散し、重賞では少頭数になることは否めません。それでも、「JBC2歳優駿」を目指す8頭は、いずれもハイレベルの馬たち。少数精鋭で道中はひと固まりで進み、直線の攻防はどうなるか!? 非常にワクワクするレースでしたが、終わってみれば「フレッシュチャレンジ」を勝ったばかりのブラックバトラーが、逃げるカプセルをあっさり捕らえ、2戦目で重賞初制覇を飾りました。 個人的に採ったレースラップは、19秒0(1.5F)-12秒5-13秒1-12秒8-12秒5-12秒7-13秒5-14秒7前半3F38秒1-5F63秒6、後半3F40秒9。勝ち時計1分50秒8。 1コーナーに入ったところにある最初の1.5Fで19秒0は速いラップでしたが、1~2コーナーでカプセルはラップを落として向正面に入りました。向正面半ばからペースが上がっていますが、2番手が同厩のサントノーレで、こちらも折り合いに課題のある馬ですから、2頭とも折り合い重視の競馬をしながらもペースアップしてしまっているのは、向正面が強い追い風の影響があったと思います。勝ったブラックバトラーは、終始内を回る形で馬群の後ろを追走。4コーナーを迎えるまでに内を通って進出し、直線で外に持ち出すとタフなレースを見事に差し切りました。 勝ったブラックバトラーは、シニスターミニスター産駒で、昨年のオータムセール取引馬です。多くの購買者は、上場馬の質が高いという考えとともに、上場頭数も多いサマーまでに勝負を懸ける人が多い訳ですが、成長を考えた上で秋の上場が最も良いと思われるオータム初日にも素質馬はいることを証明しました。この後は、「サンライズカップ」から「JBC2歳優駿」というスケジュールになると思いますが、この勝利でホッカイドウ競馬の2歳中距離路線の主役に躍り出たと言えるでしょう。 阿部龍騎手、田中淳司調教師のインタビューは、ホッカイドウ競馬公式YouTubeチャンネルをご覧下さい。関係者の皆様、おめでとうございました!
2023年08月11日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 今週出かけた競馬場。 まずは週末のJRA札幌競馬場から。(取材日:8月6日日曜日) 予報通り、雨模様。 ではありますが……雨が降ったりやんだりという感じで、やんでいる時間の方が長かったかな。案外雨の影響を受けることなく楽しめました。 メインレースの重賞・エルムステークスに、ホッカイドウ競馬からシルトプレが挑戦しました。 鞍上には勿論、ホッカイドウ競馬の「隠れリーディングジョッキー」 石川倭騎手 14頭中13番人気だったシルトプレ パドックで「え~こんな人気ないの??」とか話しながら掲示板を見ていたのかな(笑)。 さて、レース。 後方追走になったシルトプレ。勝負所での反応も今ひとつ……と思われたのですが、直線に入っての脚はすごかった!! 直線半ばではまだここなのに…… 3着までありそうだったけど…… 惜しい……5着 石川倭の、この表情 レース内容について、思うところもあったのかな…… もっと、やれたのではないかと。 いい挑戦。夢を見させてもらいました。 この日の石川倭騎手は、人気のない馬ばかり全部で6頭に騎乗し、1勝。2着1回、3着も1回。全てが好配当でした。 ひとり「石川倭を買う会」を行ったところ、儲かりました! 1着を取った7レースは、仕事がある時間帯で馬券を買えなかったのが残念……。 さすが、勝率22% 2連対率44%(8月8日現在)の男。 この日一日、JRAの舞台で、その存在を十二分にアピールしました。 続きましては、名古屋競馬場から。(取材日:8月8日火曜日) 今週の名古屋 台風の影響で雨予報だったのですが…… 台風が少し西に逸れたことで、雨降りは免れました。 しかし……風が強くて。風が通る場所にいると、立っているのが大変なぐらい。 しかも、風向きがいつもと違って海からの風。向正面からスタンド側に吹いてくるので、馬が巻き上げた砂がこちらに向かってきてしまう(泣)。 体は、いいけど。カメラにかわいそうなことをしました……。 お客さん方も、平日でも早い時刻から集まり、大盛り上がり。 午前中発走のレースだけ、3連単の払戻率77.7%にアップ! 名古屋モーニングフィーバー、絶賛開催中!! こんな感じで、この日も1レースからフィーバーしてました(笑) この日の「勝ち頭」は、今井貴大騎手で3勝の活躍 4レースはセイウンフィーバーで勝利! 個人協賛競走でした。「飛華くん郁ちゃん結婚超記念」 共通の趣味が競馬で、意気投合したんですって。 結婚資金を競馬で稼ぐつもりが、もう小さな挙式が出来そうな額を「納めている」とのこと(汗)。この日も……残念ながら馬券は外れた、と郁ちゃん。大丈夫か?(笑) タイトルの「超」が気になったんですけれども…… 伺ったところ、「特別な感じを出したくて」ですって。 確かに、「超」は「スーパー」ですものね(笑)。 協賛主の方は、勝利騎手が目の前で書いた直筆サイン色紙がもらえます 笑顔が撮っても素敵なおふたりでした。 「超」楽しく幸せな人生を、これからも競馬とともにおふたりで! また競馬場で、お会いしましょう!! さて……この日のメインレースは、3歳の準重賞・くすのき杯(1700m) 8月30日に笠松競馬場で行われる岐阜金賞(SP1)に向けての、名古屋における前哨戦です。 クフィールが逃げて、各馬これを目標に勝負所から最後の直線 機先を制して仕掛けたイーヴンキール(中の橙帽桃服)が直線で一杯 替わって外からマロンアイス(外の橙帽白袖)が追い上げる。 展開と、勢い的にはマロンアイスが差すかとも思われましたが…… 内でクフィールがクビ差凌ぎきって勝利!! 昨年10月のデビュー戦を勝ったものの、ずっとソエ気味で攻めが詰めず、レースも順調に使えずに来たこの馬。5月の駿蹄賞で3着と気を吐きましたが、続くぎふ清流カップで逸機。馬の周りの人々は、この敗戦を本当に深く悔しがっていました。 今回は「なんとしても」の思い入れがあったレース。 見事に勝利して、次走予定の岐阜金賞に向けて弾みをつけました。 管理する今津博之調教師も、ホッとした表情「歩様はいまでも今ひとつで、状態面としたら6割という所でしょうか。状態を見ながら進めていって、本当に良くなって勝負するのは来年の春だと思っています。タイトルを取らせてやりたい馬だし、この馬はそれだけの馬だと思っています。」 一方、惜敗のマロンアイスも、「今回は攻め時計は出ていたけれど、そこまで仕上がってはいませんでした。今日のところは合格点。次は、負けん!(笑)」と、川西毅調教師。 東海ダービー2着のリストン、笠松における前哨戦・ブルームカップでこれを破ったペップセなど、メンバーも出そろってきました。 岐阜金賞は、8月30日水曜日。 目が離せませんよ!! 最終12レース B1クラスの特別戦に、JRAから転入後4連勝で来たセットリストが登場しました。 「逃げているとなかなか反応しないので、鞭を入れさせてもらった。後ろから馬が来たらまた走り出した。逃げると遊ぶような面があるのかも。とにかく無事に終わってホッとしました。」……5戦のうちラスト2戦で手綱をとった、加藤聡一騎手の、今回の最後の戦いを終えての言葉でした。 左が、川西毅調教師 ジョッキーと話しながら、上がりの状況をチェック。 「息づかいも問題ないな」と一言。 名古屋で取材していながら…… 恥ずかしながら、このレースで「きちんと」勝って帰ってきたら、JRAに戻ることになっている、っていうことを知らないで見てました。 転入前の蹄骨骨折はかなり重度のもので、そのほかにも様々な問題を抱えながら、名古屋にやってきたセットリスト。川西調教師は当時のことを「来た時には、まだどうなるか全くわからない、そのぐらいの状態でした。」と振り返りました。 気がついたのは……重賞を勝ってもそこまで嬉しそうな顔をすることない川西調教師が、レースのあと満面の笑顔で周囲と話をしていたこと。「自分の所でやれることは、全てやり尽くしました。ここからは、ちょっと違うことをやっていった方がいい。まだ緩いところがある馬なので、例えば中央の坂路とか。違う調教をやってみる、っていうことですね。この馬は、これからです。」 クラブ所有の馬 この日は応援団の皆さん方も大挙応援に駆けつけていました。 馬の左が川西調教師。こんな笑顔、滅多に見られませんよ!(笑) これで、この後無事ならば念願のJRA復帰となるわけですが…… 応援団の方からは「なんだか寂しいな……」っていう声も聞こえて来た。 そう……それが、競馬、だよね。 賞金も大切。でも、馬と人々の関わりがあっての、競馬だから。 笑顔の理由を、川西調教師自身に伺ってみました。「『充実感』と『達成感』ですよね。」 迷わず、そのように話す彼。「重賞を勝ったとしても、その両方が揃うとは限らない。今回この馬については、その両方を味わうことが出来ました。」 名古屋で、名古屋の人々の手によって蘇った、セットリスト。 こういうドラマがあるのもまた、地方競馬、なんですよね。 地方競馬では、JRAでは出来ない仕事を、みんなしてます。 それが、地方競馬なんです。 バトンは、また次の人々に託されました。 このあと、JRAの競馬シーンでセットリストの活躍の姿を見るのが、いまはとても楽しみです。 次の1週間は、どんなことがあるかな。 また色々見聞きしてきますね。
2023年08月09日
火曜日担当の太田です。連日35℃を超えていた日々から、今週は寒いぐらいに気温が下がって、寒暖差が激しい帯広。昨日月曜日の最高気温は21.1℃、今日は23.8℃。20℃を下回る時間も多く、寒いぐらいですね。これも雨の影響ですが、先日の猛暑でもう夏が終わりというのはないでしょう。暑すぎるよりは、このぐらいの方が過ごしやすいのは確か。馬にとっても夏バテをしていた馬が多かったようですので、次の暑さまで回復できたらいいですね。昨日月曜日は、YouTubeLive、ニコ生「ばんスタ延長戦」を配信。今回テーマは「夏休み直前 帯広旅プラン」題してお送りいたしました。帯広を中心に、近隣町の観光をご紹介いたしました。こう改めてみると、帯広十勝はかなり魅力的な街だなと思った次第。住んでいるとわからないことも多く、行ったことのない所は、必ず行こうと思った次第。配信をご覧になった方も、帯広十勝の魅力を存分に味わって頂けたのではないかなと思います。残念ながら見逃した方、アーカイブはこちら 第5レースの予想後からばんスタ延長戦を行っておりますので、旅の参考にしていただければ幸いです。今回プランに協力していただきました、赤見千尋さんをはじめ、ゲストの井上オークスさん他、多くの皆さんにご協力をいただきました。須田鷹雄さんにはスペシャルゲストとして生出演くださいました。この場を借りてお礼を申し上げます。これを機に多くの方が帯広へお越しくださり、競馬場で楽しんでいただければ嬉しいですね。さて、次回ばんえい競馬は、真夏の祭典第35回ばんえいグランプリBG2が行われます。3連覇かかり、ファン投票第1位メムロボブサップ。これまでの2年は、ばんえい重量800キロでしたが、今回はトップハンデの820キロ。ハンデ的には厳しさがありますね。(昨年のばんえいグランプリ メムロボブサップ)ライバルのアオノブラック。メジロゴーリキも影を潜めていますが、人気を落としているからといって侮れません。先行力があるインビクタ。コマサンエースとブラックも不気味。それから、ゴールドハンターは障害が上がれば一発ありますね。あとは、当日の天候ですね。今の所雨予報。台風の影響がどこまであるかという感じです。スピード競馬になれば、キョウエイリュウや、オーシャンウイナーにもチャンスがないとは言えないですね。真夏の大一番!第35回ばんえいグランプリぜひお楽しみください。そして、次回がお盆開催となるばんえい競馬。イベントも盛りだくさん。まず、ばんえいグランプリは生産者の祭典としても行われております。特設サイトがオープンしておりますので、ぜひご覧ください。当日生産者のセレモニーも行われる予定です。12日(土)、13日(日)は、ばんえい夏まつりと題してイベントが行われます。お笑いライブや抽選会などなど、とかちの美味しいものも召し上がることができます。お盆前半はぜひばんえい競馬でお楽しみください。
2023年08月08日
今日は耳目社山中が担当します。今週も金沢です。大井開催中には、競馬場到着直前にゲリラ豪雨に遭いずぶ濡れに。金沢でも到着までに汗でシャツがずぶ濡れになってしまうこともしばしば。真夏ならではの苦労が多いです。(金沢競馬場業務エリアより、夏の夕空をパチリ)先週〜今週にかけて、メモリアル∨に遭遇することが多くありました。川崎競馬場では、張田昂騎手が700勝(7/28・7R)、増田充宏騎手が300勝(7/29・9R)を達成。(300勝達成直後に、川崎ドリームビジョンに表示されるお祝いメッセージ)大井開催中には、昨日かよこさんも書いてましたが、何と言っても達城龍次騎手&坂井英光調教師重賞制覇(8/2・11R第44回サンタアニタトロフィー@シュアゲイト)(勝利調教師インタビューを受ける坂井英光調教師)他にも月岡健二調教師が通算500勝(8/4・5R)を達成。ライアン・クワトロ騎手、今回の期間限定騎乗での初勝利(8/4・1R)2017年12月以来、5年8ヶ月ぶりの勝利となりました。昨日の金沢競馬では、堀場裕充騎手が通算1000勝を見事達成!(8/6・11Rハクサンマックス)(ゼッケンを持ち、赤い花輪をかけているのが堀場裕充騎手)レースを終えたハクサンマックスと堀場騎手を出迎えたのは、堀場騎手の勝負服を来て待っていた吉原寛人騎手シャンパンファイトならぬ、炭酸水ファイト(炭酸水の出は今ひとつ…)1000勝おめでとうございます!(左から堀場騎手・池田敦騎手・吉原騎手・加藤翔馬騎手)8/6の最終12Rメインレースに行われた準重賞・石川門カップ優勝したのはダイヤモンドラインでしたサンタアニタトロフィーがこの時期に戻って来たことで、夏の一大イベントサンタアニタウィークも復活。夏らしい大井競馬場の様子。実況席にいても場内の盛り上がりを感じることが増えてきました。今年の夏は暑すぎて消耗することも多いですが、暑さ対策を万全に競馬を楽しんで下さいね。
2023年08月07日
日曜日担当の高橋華代子です。 8月2日に大井競馬場で行われたサンタアニタトロフィーは、達城龍次騎手が騎乗したシュアゲイトが逃げ切りV。高知時代も合わせると9連勝で重賞初制覇を飾りました。 稲場澄オーナーも、管理する坂井英光調教師も、達城騎手も、初タイトル。 なお、達城騎手は44歳。1996年4月に騎手デビューし、28年目での待望の重賞Vでした。 私の周りでも、達城騎手はすでに重賞を勝っていると思っている方たちもいて、初であることに驚いている方も多かったです。 それを受けて達城騎手も「若くはないので、どちらかというと恥ずかしいですよ。達城は初めてなんだって、みんなから言われるので、そういう部分では小っ恥ずかしいです。今までこのようなフィールドで勝つことができなかったことは自分の未熟さが表向きになってしまい、反省しています」と謙遜していました。 シュアゲイトのいいところについては「スタートセンスもダッシュ力も良くて、すごい筋肉をして道中うなって走っています。パワーもすごいですね。テンよし、中よし、終いよしの競馬ができるので、うまく先行力を生かして連勝を伸ばしていきたいですね」とのこと。 引き返してくると、達城騎手と坂井調教師がグータッチ! シュアゲイトは栃木県那須町の恵比寿興業株式会社那須野牧場さんの生産です。非常に珍しい栃木産馬。南関東競馬の重賞で栃木産馬が勝ったのはいつ以来になるのでしょうか?ご存知の方は教えてくださいm(__)m それにしてもうだなるような暑さが続きますね。 皆さん、無理はされませんように。 この暑さなので、あえて涼しい気分を味わえるお写真をアップしておきますね(*^^*) 数年前の大井競馬場の雪景色。
2023年08月06日
土曜日担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。近畿地方は相変わらず猛暑が続いてます。学生時代の頃よりも格段に今の方が暑い・・・。↑吉村智洋騎手がJRA交流に騎乗する今村聖奈騎手、田口貫太騎手、河原田菜々騎手に馬場のレクチャーをしていました。馬場付近に行ってみると実況エリア以上の暑さ。時折吹く風は熱風。厳しい暑さの中でレースに携わっている方々の体調が心配になります……。開催終わりにコンビニで冷凍されたペットボトルの飲料水を購入。外に出たら暑さですぐに溶け出しました。冷たい飲み物をガブ飲みしたくなりますが我慢我慢。お盆過ぎたら気温は落ち着くのか……落ち着いてほしいです。☆中田貴士騎手 復帰V怪我で離脱していた中田貴士騎手が8月2日(水)に復帰。およそ2カ月ぶりに戻ってきました。(水曜日3鞍、木曜日に1鞍、金曜日1鞍騎乗)5月の落馬による後遺症で休養。6月7日に復帰しますが、最終レースのゲート内にて小指を負傷。再び離脱することになりました。「怪我した箇所(小指)の治りが良く、8割ぐらいまで回復しました。固まりきっていませんがレースには影響ないです。(5月の)落馬した時の記憶がないので、レースに対する恐怖心はないですね。その時の落馬で痛めた肩や首を、2度目の休養中に治療が出来て良くなりました。」。復帰初戦となった水曜日の2Rはドーターオブナイルで逃げ切りで制し、5月3日以来の勝ち鞍を挙げました。検量前での一言目は「暑い!!」。大粒の汗を流しながら取材を受けてくれました。「(レースに戻ってきて)やっぱりいいですね。楽しいです!」と満面の笑み。「まだ本格的なトレーニングが出来ていないので、体力面がしんどいですね(笑)再び怪我しないように油断せず頑張ります!」。怪我前は好リズムだっただけに悔やまれる離脱でした。8月からの巻き返しに期待しましょう。☆ご家族向けクールスポットお子様連れのお客様向けに涼しいお部屋を8月限定で開放しています。※お手洗いあり※飲食可能※アルコール類禁止場所は4号投票所(東側のフードコート方面)座って休憩ができるようにマットも敷いています。混雑時は譲り合ってご利用をお願いします。☆次週の遠征予定来週の8月8日(火)に金沢競馬場で行われるグランダムジャパン2023の古馬シーズン、第41回読売レディス杯に兵庫のクリノメガミエース(石橋満厩舎)が出走予定です。同シリーズ対象レースの佐賀ヴィーナスカップ、兵庫サマークイーン賞で3着に入り、ポイントを積み重ねているクリノメガミエース。吉村智洋騎手とのコンビで昨年5月の「ぎふ清流カップ(笠松)」以来、2度目の重賞制覇を目指します。↑前走の兵庫サマークイーン賞 斎藤寿一氏撮影☆お盆シリーズのお知らせ次回の園田競馬はお盆シリーズ!!8月9日(水)〜11日(祝金)までの3日間。注目の重賞レースが2日連続で行われます。◎第1回 兵庫ジュベナイルカップ 1400m(2歳新設重賞)8月10日(木)去年は準重賞として行われましたが、今年重賞にランクアップした2歳戦です。【主な登録メンバー】スタビライザーマミエミモモタローハバナビーチクラウドノイズミナックシアター などキャリアの浅い馬が多く未知数な2歳戦。デビュー戦、2戦目で力を発揮した馬達に注目が集まりそうです。8月7日(月)のお昼過ぎにメンバーが確定します。◎第55回 摂津盃 1700m(3歳以上 古馬ハンデ重賞)8月11日(祝金)真夏のハンデ重賞がお盆シリーズ最終日のメインに行われます。過去にはケイエスヨシゼン、アルドラゴン、ホクセツサンデー、マイタイザン、ジンギなど兵庫を代表する名馬が勝利しています。【主な登録メンバー】エイシンアンヴァルタガノウィリアムツムタイザンモズファヴォリートベストオブラック など秋の重賞戦線に向けて弾みをつけたいメンバーが揃いました。出走メンバーは8月9日(水)のお昼過ぎに確定します。その他にも園田オータムトロフィートライアルの「クリスタル賞」が8月10日(木)に行われるなど、注目レースが目白押しです!★8月9日(水)来場者プレゼント園田競馬場に来場された先着800名様に「淡路島牛乳」が配布されます。詳細については園田・姫路競馬の公式ホームページをご覧ください。https://www.sonoda-himeji.jp/news/detail/Mjc2NAお盆シリーズの10日(木)、11(祝金)は場内イベントが盛り沢山!!子供限定のプレゼントに子供縁日コーナー、テレビでお馴染みのヒーローもやってきます!金曜ナイターはSKNフラッシュ8のお披露目ステージ&そのたん新衣装をお披露目会があります!SKNフラッシュ8が自身で選んだコスチュームでご来場のお客様をお迎えしてくれるそうですよ~。チアダンスチームのパフォーマンスにシルバニアファミリーのステージショー。ミルクボーイの内海さん&女と男の市川さんがガチで馬券を予想するトークショーも行われるなど内容盛り沢山です!!お盆シリーズは是非本場でお楽しみください!
2023年08月05日
木曜担当のよこてんです。 いやはや暑い日が続きますねえ。盛岡も冗談ではないくらいに暑いです。まともに雨が降らないから建物も地面もすっかり熱を持ってしまって。自分の部屋は2階、屋根があぶられて余計に暑い・・・。 北東北にあたる岩手県、盛岡あたりだと「暑いのはお盆まで」とか言っていたものですけども、そろそろお盆の頃が見えてきている天気予報では今と変わらず32度だの33度だのという気温の数字が並んでおります。最近は残暑も9月一杯続くかと思うくらい長いですし、毎年の事ながらこの時期は憂鬱ですなあ・・・。 そんな真夏の盛岡競馬場には脱鞍エリアわきに臨時の“水かけ場”が置かれています。これは暑さが本格化した先々週ごろから厩舎関係者の希望によって用意されたもの。 レースから引き上げてきたばかりの馬を少しでも冷やしてあげれば熱中症の予防にも効果があるのでは。しかし盛岡でもこれだけ暑い夏が常態化するようだと、西日本の競馬場にあるような常設のシャワーとかもっと強力なミスト装置とかが必要になってくるのかもしれませんね。 さて、暑い暑い8月1日の盛岡競馬場では『ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド盛岡』が行われました。終わってみれば“永野猛蔵騎手デー”とも言うべき永野騎手大活躍の盛岡ラウンドでしたね。 第1戦、7番人気の大井・大木天翔騎手フェスティヴメノコと1番人気に推されていた同じく大井・仲原大生騎手騎乗イキザマが併走の形で先行する展開。3番手以下のグループは少し離れた所でそれを追っていましたが、そこから真っ先に抜け出してきたのが2番人気・永野騎手騎乗タニマサベーカ。スリーワイドの位置から前の2頭をまくっていくと坂下で早くも先頭、そこからは差を広げるばかりでゴールでは7馬身差の圧勝となりました。■YJSトライアルラウンド盛岡第1戦/優勝タニマサベーカ・永野猛蔵騎手 2着は中団から迫ったポワンテュ(代打騎乗の塚本涼人騎手)、3着は出遅れたところから巻き返してきたJRA・小林美駒騎手のアースアワー。このアースアワーが10番人気と人気薄だった事で馬番3連単は4万7300円の好配当となりました。 1600mに距離を変えて行われた第2戦はスタート直後の先行争いを制してハナに立った永野騎手騎乗ガマンがマイペースの逃げに持ち込んだだけでなくこちらもまた最後は後続を引き離す一方の9馬身差圧勝に。逃げて上がり最速の脚を引き出されては後続もなすすべ無しの完勝でしたね。■YJSトライアルラウンド盛岡第2戦/優勝ガマン・永野猛蔵騎手 勝ち馬と雁行の形で進んでいた7番人気・大木騎手騎乗のボルドープラージュが、最後は前には引き離されつつ・後続に追い詰められつつも2着を死守。その後ろのグループから追い上げてきた大井・菅原良太騎手騎乗の5番人気ヤマショウリアンはわずかに及ばずの3着。こちらはふたケタ人気馬が絡まなかったものの2番人気→7番人気→5番人気の決着で3連単は7万1250円と第1戦よりも高い配当でした。 盛岡ラウンドを2連勝した永野猛蔵騎手。奇しくも2戦とも5枠8番、奇しくも2戦とも圧勝の形の勝利になったわけですが、第1戦の早めのマクリ、第2戦の逃げはいずれも馬場傾向も完全に味方に付けた好判断・好騎乗だったと感じました。 この8月1日の盛岡ダートは先行有利の傾向がそれ以前よりも強く、差しも伸びてこないわけではないですが勝ち負けまで迫るのはなかなか厳しいという状況。1戦目の早めに前を捉えに行ったところ、あるいは2戦目で主導権を握ったところ、この日の馬場の“傾向と対策”として完璧といえ、それをしっかりやってのけたところがさすがですよね。■ファンサービスをしてからの・・・■マスコミ向けにもしっかりポーズ 7月27日のTR川崎では11着・10着、ポイントは計2点に留まっていた永野騎手。今年が最後のYJS参戦になるかもしれない同騎手だけに、ファイナル出場の可能性を高める30ポイント×2獲得は大きな勝利にもなったことでしょう。 岩手から参戦した佐々木志音騎手は第1戦9着、第2戦8着で6ポイント獲得でした。既に複数回参加しているような若手の中でも場数を踏んだ騎手がいる中で、そんな経験を積んだ騎手たちと実質初対戦の形では不利なのも仕方が無い。次回のトライアル船橋で一矢報いるようなレースを期待しましょう。■佐々木志音騎手は地方競馬東日本地区で16位■当初出場予定だった大井・木澤奨騎手が不参加となったため、塚本涼人騎手・関本玲花騎手が代打騎乗。いずれもポイント順位に関係の無い騎乗 いわゆる“コロナ禍”明けの今年のYJSトライアルラウンド盛岡は、なんとなくですが参加騎手の間にもリラックスした空気というか雰囲気が感じられたように思います。 これまでは、特にJRAの遠征騎手がいるレースでは“厳戒態勢”な周りの雰囲気がありましたからね。少々“じゃれあって”いてもいい雰囲気、みたいなのが、そんなリラックス感につながっているのかなと想像してみたり。 参加騎手も、例えば永野騎手は今年が3回目・3年目のYJS参戦になるわけですが、複数回参加している騎手たちにはそろそろ中堅の風格も出てきていて。そういう“場数を踏んだ感”も、変な緊張感ではない、こなれた雰囲気を生んでいるのだろうと思います。 やっぱり若い騎手ですからね。気楽にのびのびと、レースの合間にはからかい合ったりふざけ合ったりしながら戦えるのが一番“らしい”ですよね。 ところで今年は佐々木志音騎手ひとりのみだった岩手からの参加騎手ですが、今、候補生が1名、競馬場実習に入っていまして、順調にいけば来春デビューになるはずです。来年の岩手からの参加騎手は2人になるかもしれません。候補生のお話もいずれ。
2023年08月03日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 今回は、門別競馬場から。(取材日:7月27日木曜日) 先週は、門別もとてつもなく暑かった…… 現地の方々が「これは異常」とおっしゃるぐらいなので。 この夏の北海道、ちっとも涼しくないです。 この日はまず、この人と話しました。 小野楓馬騎手 7月26日に、全国通算300勝を達成!「まあ……通算っていうのは積み重ねで、続けていればいつかは達成されることですから(苦笑)。」 確かに(汗)。 区切り、ってなると、ついそこから話を持ちかけてしまうのが、私たち伝える側のわるい癖。大切なのは、プレイヤーの心情、なんですよね。記録というものへの向き合い方。 現状についても、話を聞いてみました。 「今シーズン、まずまず『順調』なのかなと思っています。(短期移籍で自厩舎に同期の福原)杏が来ていたことを思えば、数字的には悪くないと思っています。」 昨日8月1日の開催までで、今季33勝。リーディング6位。 昨年がシーズン通じて68勝ですので、開催日数ベースで半分弱来たところでこれなら、確かに悪くない数字と言えそうです。「それに、自厩舎の馬で勝たなければならないのは当然として……他の厩舎の馬で今年は結構勝たせてもらっています。それも含めて『順調』なのかなと。」 先日は、田中淳司厩舎所属のレスペディーザで重賞のノースクイーンカップを勝ちました。 この取材日には、所属の小野望厩舎のルナエルフ(写真右の桃帽)で勝利「目標は、なんとしても5位!ですね」 リーディング5位以内。 これは、ずっと以前から彼が続けて話している目標。 いまここの場所で騎手としてやっていくための、彼としての「最低ノルマ」みたいな形で意識しているのでしょう。2019年 46勝 19位(デビュー年)2020年 67勝 7位2021年 87勝 5位2022年 68勝 8位「1日1勝が、ボーダーラインでしょう。それだけ勝たないと、5位にはならないと思っています。」 今シーズンの開催日数は、82日。 いまここから、その数字がクリアできたら… 新たな景色が、見えるんじゃないかな。 シーズン後半の活躍が、楽しみです。 一方、福原杏騎手は先々週までの門別への短期移籍期間が終了。 この取材日には、重賞への騎乗のためのスポット参戦、の位置づけで門別に来ていました。 この取材日にも、10Rのフレーシアで勝利! 門別での勝利数は19となりました。 競馬がある期間だけではなく、それに先立つ「乗り慣らし」の時期から、およそ半年近くの長い門別滞在となりました。「門別に来たことの成果には満足しています。」 この半年間の感想を尋ねたところ、ストレートにこういう答えが返ってきました。「2歳馬の扱い方をはじめとして、浦和とは異なるコースでのレースの乗り方など、自分が門別に来て知ろうとしていたことを知ることが出来ましたし、自分が事前には思っていなかった様々なことも学ぶことが出来ました。」 勝利のあと、引き上げてきて馬をねぎらう その事前には「思っていなかったこと」って何だったんだろう……「レースのこと、色々なことですけれども。例えば、ゲート、でしょうか。ゲートの出し方とか。」 話しているニュアンスには、他にも山ほどありそうな感じでした。 たぶん、細かいことまで含めば数え切れないぐらい、様々な学びや発見があったのでしょう。 思えば、私が見ているのはレース当日のレースが行われている時間帯だけでしたが……それだけでも、多くの人たちと様々な会話を交わしていました。 とりわけ、所属の小野望調教師とは、レースのあとにそのたびごとに、パトロールビデオを見ながら長くやりとりをしているところを、何度も見かけました。 たまたま、後ろに小野望調教師(白いシャツ)「それは、小野先生に限りません。他の調教師や騎手の人たち、あらゆる人たちと話して学びました。」 それまで所属場で接していた人たちとは、違う考えや技術を持った人たちから学べるのが、若い騎手にとっての短期移籍の価値。これは、取材をしていると本当によく聞こえてくる感想です。 早速、今週の大井から南関東での騎乗を再開した、彼。 恐らく、門別で得たことはすぐにプレーに現れてくるのではないでしょうか。 もう一人。この人の話も。 ルーキー・宮内勇樹騎手 アンダーウェアが黄色になっていました。「元々、黄色って好きなんですよね。勝負服はまた別の思い入れなのでこの色なんですけど。好きな色は黄色です。」 鞍は黄色仕立て。腹帯などの馬具には、黄色で「勇」の文字があしらわれたもので揃っていました。なかなかかっこいい。 最近のレースについても聞いてみました。「5月に怪我をして、1ヶ月外から競馬を見ていて、復帰してレースに乗って、『わかった』と思ったこともあったのですが……この2~3週はうまく出来ていないなとまた感じています。」「指示通りに出来ていないことも多いですし、想定外のことが起きたときにうまく対応出来ていないです。あとから(ビデオで)レースを見て、ああ、とわかるのですが、レースの中でうまく出来ていないなと感じることが多いです。」 ……と話したあとで、気持ちの面にも話は及びました。「一番良くないのは、そうして『出来なかった』という気持ちを、次に引きずることだと思うんですよね。いまはそうならぬよう、気をつけています。」 ルーキーですし、至らぬ点が多いということは自分でもわかっていながら、周囲に言われるとどうしてもそれを意識する。その影響が、気持ちの面にも及ぶ。 彼の話を聞いて、素晴らしいなと私が思ったことがあります。 それは、そのようにして現状を言葉で説明出来ていること、 それがわかっていれば、これから経験を積むことで、その経験がなんとかしてくれることもあるでしょう。 このレースでも、やや苦渋の表情を見せながら上がって来ました。 彼らしく、レースのあと猛反省したのかな…… シーズン最終盤で、どこまで成長しているか。 その姿にご注目ください。 この日のメインレースは、2歳馬の重賞・サッポロクラシックカップ(1200m) オスカーブレイン 映像で見る限り、やはり鞭に反応していた感じですね。 直線入り口では、内から叩いたら外へ 直線半ばで外から叩いたら、今度は内に とは言え、オスカーブレインにそのロスがあっても、他の馬たちはついて行くことができませんでした。 阿部龍騎手 さすがに笑顔はなかった…… ただ、馬の力量については、手応えを感じたのではないでしょうか。 今年から、短距離向きの牡馬にも「ネクストスター」という大きな目標が出来ました。 まずはこの馬が争覇圏筆頭に名乗りを上げた形。 これについてくる馬が、これから現れるのかどうか注目されます。 次回は、名古屋の話になるかな。 暑いけれど……みなさん体調には気をつけながら、お健やかにお過ごしくださいね。
2023年08月02日
火曜日担当の太田です。連日猛暑日の帯広。昨日は久々に35℃を下回りましたが、それでも最高気温30℃は超え。午後から雨が降った影響で一気に気温が24度ぐらいにまで下がって、久々に涼しい夜を迎えておりました。今日は日差しが戻って気温は30℃。来週末少し気温が下がるようですが、お盆ぐらいまでは暑さが続きそうです。いよいよばんえい三冠戦が始まりました。29日(日)は第48回ばんえい大賞典BG3 三冠ロードの第1弾が行われました。この世代2歳時の重賞はキョウエイプラスが2勝。タカラキングダム、アシュラダイマオーが1勝ずつと、抜けた存在が不在。その他にもマルホンリョウユウ、ジェイヒーローなど十分重賞を勝つだけの力のある馬がそろっており、さてさて、3歳になってからどういう勢力図に代わっていくか注目でした。また、2歳時強さを誇っていたキョウエイプラスが今季絶不調。昨年の超高速馬場から、今季は重い馬場に変化しており、重い馬場の経験が浅い3歳馬の対応が、ここまでの戦いで、大分変化していると感じています。1番人気は、前哨戦とかち皐月賞勝利、とかちダービー2着のマルホンリョウユウ。2番人気は、とかちダービーを制したタカラキングダム。3番人気はここの所めきめき力をつけてきたホクセイタイヨウに集まっておりました。勝利したのはマルホンリョウユウでした。(主催者提供)第2障害すんなりクリア後、突き放して先頭に立つと、最後ホクセイタイヨウに差を詰められましたが、最後まで粘っての勝利でした。昨シーズンは重賞で2着、3着と惜しい競馬が続いていましたが、ここで大輪の花を咲かせました。(主催者提供)鈴木恵介騎手、金田勇調教師の話を聞いていると、かなりやんちゃなところがあり、調教に苦労されていたようです。そのやんちゃんところがいい所でもあり、時にマイナスな面もあるようですが、ここまでのレースぶりを見ていると、勝つべくして勝ったようにも思います。3冠に向けては次回ハンデとの戦いも増えて、なかなか手ごわいかと思いますが、まだまだ成長余白がありそうなマルホンリョウユウ。精神面での成長も見込めるところがあるので、楽しみな存在ですね。(主催者提供)2着のホクセイタイヨウは第2障害5番出て降りてきたものの、末の足は力強かったですね。最後いい所まで差を詰めているだけに惜しかった。ただ、3歳になってかなり力をつけてきたと印象付けました。3着のジェイヒーローはゴール前苦しくなったものの、何とか粘っての3着。力はありますが、ひとつワンパンチが欲しい所ですね。人気のタカラキングダムは、障害で手間取ったという所、あとは端コースだったという所もあったのかもしれません。それから、キョウエイプラスですね。道中から全くついていくことができず、いいところなく終わってしまいました。2歳時の活躍から考えると全くどうしてしまったのかと思う所です。体調が万全ではないと話が聞こえては来ますが、今後どこまで立て直すことができるのか。万全に戻るまでにはしばらくかかりそうな気配ですね。次回2冠目は、9月24日銀河賞です。まだ期間がかなりあす。夏が終わって成長してくる秋。それぞれの戦いに注目していきたいと思います。次回8月9日(月)は、ばんスタ延長戦配信予定です。テーマは、「帯広を旅するなら」と題してお送りいたします。昨年も帯広を紹介するテーマで配信いたしましたが、今回はより具体的なプランを、いろいろとみんなで考えてご紹介いたします。まだ帯広にお越しになったことがない方は必見。また、帯広へ来たことあるけど、ばんえい以外行ったことないという人も、ばんえい競馬の観戦とともに楽しめる観光スポットをご紹介します。ぜひご覧ください。メールテーマは、帯広でおすすめの場所&行ってみたい場所をお教えください。皆さんのメールお待ちしております。
2023年08月01日
こんにちは。隔週月曜日、今日の担当は耳目社の百瀬です。冒頭から私事で大変恐縮ですが、先日グリーンチャンネルで放送された『アタック!地方競馬』の特集コーナー「全国実況アナウンサーファイル」に出演させて頂きました。慣れない収録で緊張もありましたが、日頃実況で意識している事や、ミックファイアの三冠レースを実況した時の事を、インタビュー形式で話しています。もし興味のある方は、YouTubeでもご覧頂けますので、「NAR公式チャンネル」をご覧頂ければと思います。話は変わりますが、昨日の金沢競馬は『ウマ娘 プリティーダービー×金沢けいばコラボイベント』が昨年11月以来に実施され、ファンの皆さんへのプレゼント配布やグッズ販売、またトークショーにパネル展示と様々なイベントが行われ、場内は大賑わい!場内の飲食店街も混雑していて、ある飲食店では、店内での飲食提供を止め、店頭での販売のみにしていました。(場内パネル展示)(コース脇に設置されたパネル)(著者も一緒に…苦笑)今朝の北國新聞によると、7月30日の入場者は4052人で、今季2番目に多い数字。1日の売得金は3億3238万5900円と重賞実施日並みの売上を記録したとの事。好天にも恵まれ、イベントは中々の盛況で終えられたのではないでしょうか。またトークショー時の暑さ対策については、出演者とお客様が一緒に乾杯して水分をとりましょうと、気遣うシーンもありました。他にも場内に暑さ対策に関する貼り紙を掲示したり、うちわを配布したりしていました。熱中症対策については、運営側も細心の注意を払っていたようでスタッフの方の努力と、お客様の気遣いもあり、無事にイベントを終えられたのではないでしょうか。そして何より、盛況で終えたこのイベントを一過性のものにせず、金沢競馬ファン獲得の為に、更に様々な取り組みをしていく必要があるように感じました。ここ数年"ウマ娘"をきっかけに競馬を始めたという、新興のファン層が増えているように思います。今回のイベントで初めて金沢競馬場にいらっしゃた方も多かったのではないでしょうか。イベントをきっかけに日常的に金沢競馬を見て頂けるファンの方が、一人でも多く増えることを願わずにはいられません。たくさんのファンの皆様のご来場、本当にありがとうございました!
2023年07月31日
日曜日担当の高橋華代子です。 早くも7月が終わろうとしています。 南関東競馬ジョッキーズのリーディング争いが白熱しておりまして、 1位 笹川翼騎手 164勝 2位 矢野貴之騎手 155勝 3位 森泰斗騎手 154勝 <地方競馬全国協会データ 1月1日から7月29日終了時点> 上位3名が10勝以内。2023年もまだ5か月あるとは言え、目の離せないレースが続いていきますね。 いつも熱い戦いをありがとうございます! なお、全国を見渡すと、兵庫の吉村智洋騎手が192勝でリーディングです!!! それにしても、この暑さはいつまで続くのでしょうか。外仕事の皆さん、本当に本当にお疲れ様です。 先日の川崎開催中、名物のコスプレ誘導馬さんたちもお仕事を頑張っていました。この夏から、待機している場所ににクーラーが―入ったそうですよ。本当に良かったです! それでもお外はすごく暑いので、開催中毎日の誘導お疲れ様です。 今開催の誘導馬さんたちは「浴衣」姿を披露してくれました。モデルはワットロンクンです。 浴衣を着て帯もつけているんですよ。すごく、かわいい。この時期なので、生地も涼し気な素材。 新馬戦を誘導する時はお馴染みの初心者マーク。 新馬戦に出る2歳っ仔たちの誘導ということもあり、目立たないことと初めてのレースという意味合いで、この初心者マークの装いが誕生したそうです。 2011年からスタートしているので、もう12年の月日が流れようとしています。個人的に、この装いも大好きです! 少しでも楽になるようにと、誘導と写真撮影が終わると、布の部分をめくってお帰りになりました。 お馬さんたちの平熱は37.5度から38度くらいと言われているので、人間の平熱より高いですよね。そのぶん、お馬さんたちにとってこの時期は本当に大変だと思いますが、今は早く涼しくな~れ!と祈っております。祈ることしかできないけれど(涙)。 南関東競馬は今週から大井開催です。サンタアニタウィークということもあり、4年ぶりのイベントなども行われるようですよ。詳細は大井競馬のホームページをご覧ください。
2023年07月30日
土曜日担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。7月27日(木)は大阪府の枚方市、園田競馬場に近い豊中市で最高気温が39℃を記録。肌に突き刺さるような厳しい日差し。サウナにいるような不快な湿気。身に危険を感じるような猛暑が続いています。最近、私は「HIGH PRESSURE (T.M.Revolution)」を聴いて暑さを紛らわしています。「カラダぐぅ(を) 夏にして カゲキぐぅ(に) さあ行こう!」5年前の園田競馬場イベントに出演された"モノマネタレント"「ほいけんた」さん風?に歌いたくなります(笑)。28日のその金ナイターは4R終わりに激しい雷雨。5Rは5分遅延で発走。猛暑と天気の急変に悩まされる月末の近畿地方でした。暑熱対策として出走馬のパドック入場を遅らせたり、周回時間の短縮を実施。パドック内ではミストがフル稼働しています。競馬ファンの皆様も熱中症に気をつけてレースをお楽しみください。暑さに弱い私は夏負け気味。美味しいものを食べて猛暑を乗り切りたいと思います。↑出張先で食べたハンバーグカレー★習志野きらっとスプリント7月25日、兵庫から2頭が遠征した第13回習志野きらっとスプリントは、地元船橋のキモンルビーが勝利。逃げ切りで重賞3勝目を挙げました。兵庫から遠征したメイプルシスターは、大外枠から抜群のスタートを決め道中2番手追走。勝ち馬のキモンルビーをマークします。持ち前のスピードで好位置をキープしたまま直線に入ります。残り100m付近で力尽きて7着に敗れたものの、強敵相手に見せ場を作りました。永井騎手コメント「スタートは早かったですね。終始外々をまわる形となりましたが、よく頑張ってくれました。あの発馬なら園田の1230mでも先手を奪えそうです。今後に繋がる良い走りでしたね」永井孝典騎手は初の南関東遠征。エキストラ騎乗を含めて合計2鞍騎乗。「まだまだ経験不足ですね……これからもっと頑張らないと」と気を引き締めていました。同じく兵庫から遠征したパーは中団につけますが、3コーナー付近で余力が無くなり後退。14着でゴールを通過しました。現地にいた原山実子さんから写真を提供して頂きました。ありがとうございました!★節目Vが続出!今週は節目となる勝利が多い3日間でした。~7月26日(水)~園田4Rをユアフィスカスで勝利したルーキーの山本屋太三騎手は、4月13日のデビューから約3ヶ月半で通算20勝に到達。兵庫県競馬の規定により重賞競走に騎乗することが可能となりました。次は31勝到達での減量変更「▲(-3kg)→△(-2kg)」を目指します。園田5Rはジュンキャノンが勝利。管理する溝橋利喜夫厩舎が地方通算500勝のメモリアル勝利を達成しました。1996年9月の開業から28年目での到達です。重賞は通算3勝。1998年の広峰賞、2008年の菊水賞とコウノトリ賞を制覇しています。園田9Rで田中学騎手が地方通算4700勝目のメモリアル勝利を達成!1番人気のディージェーサンに跨るとライバルを圧倒。大差勝ちで節目勝利に華を添えました。現在、地方競馬全体の通算勝利数は9位。今年は黒潮スプリンターズカップ、菊水賞と重賞を2勝しています。金曜日は腰痛で10〜12Rは乗り替わりとなりました。来週水曜日から騎乗出来るのか心配です。~7月27日(木)、28日(金)27日の園田11Rで勝利した吉村智洋が地方通算3164勝目を挙げ、”園田の帝王”田中道夫騎手の通算勝利数(3164勝)に並びます。28日の園田5Rで勝利を挙げて、田中道夫騎手越えの通算3165勝目。兵庫生え抜き騎手の歴代5位に浮上しました。さらに10、11Rでも勝利し、今年の勝ち星を「192」まで伸ばしました。7年連続の年間200勝も達成間近です。★引退調教師のお知らせ今週の開催で2名の調教師が引退されました。(左)大石省三調教師、 (右) 山口益巳調教師※そのだメールひめじメールTwitterより大石省三調教師 66歳 1988年4月開業(36年目)地方通算11,469戦 967勝(重賞1勝)アラブ時代から活躍された大石調教師は2005年の新春賞(タイキアヴェニュー)で初重賞制覇を挙げました。最終週は7/27(木)に2頭が出走しました。「まずは最後無事にレースを終えてくれてホッとしました。思い出に残っている馬は、初めて重賞を勝ったタイキアヴェニューです(2005年新春賞)。厩務員時代も含めて47年間ありがとうございました」山口益巳調教師 65歳地方通算8,617戦 779勝(重賞1勝) 1974年に兵庫県競馬で騎手デビュー。1996年10月開業(28年目)2006年たんぽぽ賞(荒尾・トウショウヒカリ)で初重賞制覇を挙げています。最終出走となった金曜日の4Rは管理馬のマラドーナがアタマ差で勝利。「いや~うまくいったね~。有終の美というやつだね(笑)」と満面の笑みでした。口取りの直後に激しい雷雨となり、コメントを聞く時間がほとんどありませんでした。山口益巳先生は笑顔で引き揚げていきました。三宅アナウンサー撮影7月27日の4レース終了後に記念撮影が行われました。長期にわたり兵庫県競馬に貢献してくださりありがとうございました。お疲れ様でした。★兵庫のJRA交流連勝!JRA交流の藻川特別はエナジーポコアポコ(JRA・高柳大輔厩舎)が勝利。序盤は空馬の影響で不利を受けましたが、徐々にポジションを押し上げ3角まで2番手に浮上。直線で逃げていたエティエンヌを捕らえました。着差以上に強い内容でした。今村聖奈騎手(JRA)が今月の甲山特別に続き兵庫のJRA交流連勝となりました。★スマイルミーシャ貫禄勝ち"兵庫ダービー馬"スマイルミーシャが古馬相手に圧勝!古馬に編入されたスマイルミーシャの格付けはB1クラス。単勝元返しの圧倒的な人気を集めました。道中2番手から楽々抜け出して圧勝!秋の3歳重賞戦線へ弾みをつけました。100ポイントを加算してもまだB1戦が使える状況。古馬重賞に挑むにはクラスを上げていかなければなりません。次走は9月の園田オータムトロフィーの予定。女王の走りに期待しましょう!※木村アナウンサー撮影★濱尚美騎手 期間限定終了 最終日にV金曜日で3ヶ月間の期間限定騎乗最終日を迎える濱尚美騎手が7Rのグレイトフルデイズで勝利。短期騎乗20勝目。今年高知での2勝と併せて年間22勝とし、2020年の21勝を超えてキャリアハイを更新しました。撮影 三宅アナウンサー「すごく勉強になった3ヶ月間でした。新子先生と奥さんには本当に感謝しかないです。最初、先生に『この3ヶ月で20勝しよう』と言われていて、最初の勝利が新子先生で、20勝目も新子先生で・・・感慨深いです。筋力も精神力も鍛えられました。どこに筋肉をつけたらいいかを学び、重心の位置、鐙の長さも全て高知の時からは変わりました。高知に戻っても学んだことを活かし、結果を残して恩返しをしたいです。」たくさんのファンがウイナーズサークルに詰めかけ、口取りのあとはファンからのサインや写真の要望に応えていました。★楽天競馬YouTubeライブ 8月の配信予定熱戦が続く「その金ナイター」は楽天競馬YouTubeライブで配信中。園田競馬場2階のSKNプレイスは観覧無料です。来週の園田競馬は水木金の3日間開催です。
2023年07月29日
金曜日は、古谷が担当します。 今週は北海道市場で「セレクションセール」が行われました。2日間開催+前日比較展示と、3日間すべて好天に恵まれたこともあり、かなり日焼けしました。1週前の段階では、天気が心配されたので、セール開催中の天気が良かったことは何より。それにしても蒸し暑い日が続き、「北海道に来た感じがしない」と話す人が多かったこと、多かったこと 2日間トータルの売上は56億4670万円(金額は税別)、売却率は91.86%といずれもレコードを樹立。2日間とも売却率9割超えと、「セレクトセール」の好況をそのまま受ける形となりました。最高価格は、初日に上場されたカリーニョミノル2022(牡、父シニスターミニスター)の9400万円で、今福洋介氏が落札しました。(最高価格となった、シニスターミニスター産駒のカリーニョミノル2022。写真提供:山中博喜氏) 「セレクションセール」は、大井競馬の東京都馬主会が補助対象の市場であり、毎年高額馬を落札していますが、今回のセールでも6頭を落札しました。それ以上に目立ったのは、兵庫県馬主協会が9頭も落札しています。その他、千葉県馬主会と神奈川県馬主協会、そして佐賀県馬主会が各3頭、埼玉県馬主会はセレクトに続き1頭を落札しています。ダート三冠2年目となる世代の仕入れとなりますが、地方競馬にとっても「セレクションセール」での落札を目指す購買関係者が増えてきたのは、凄い時代が来たなぁと感じます。 ミックファイアは「サマーセール」の取引馬ですが、北海道市場で取引された馬は、アランバローズも含めて活躍している昨今、地方競馬にとって「セレクトセール」が別世界だと感じるならば、ここでこそ!と思う人が増えてきたのでしょう。ミックファイアの南関東三冠達成は、地方競馬に元気を取り戻した象徴と言えます。早ければ来年デビューする取引馬たちの動向は、今から楽しみです。 ちなみに、モジアナフレイバーの半弟であるナスケンアイリス2022(牡、父サートゥルナーリア)は、3500万円で吉冨学氏が落札しました。比較展示の時で、あまり上手に撮れませんでしたが、写真を載せておきます。(モジアナフレイバーの半弟、サートゥルナーリア産駒のナスケンアイリス2022)
2023年07月28日
木曜担当のよこてんです。 今回は、7月24日に地方競馬通算1000勝を達成した板垣吉則調教師のお話を。 その7月24日、盛岡9Rを管理するキモンリッキー号が制して「999勝」とした同調教師でしたが、すぐ続く盛岡10Rをエスペルト号が優勝。連勝で一気に大台を達成しました。■板垣吉則調教師地方通算1000勝達成/2023年7月24日盛岡10R 今季の岩手競馬では調教師の通算勝利数の“大台ラッシュ”ともいうべき状況で、地方通算1000勝を達成した調教師は板垣師で今季4人目(他3名は佐藤雅彦調教師、三野宮通調教師、新田守調教師)。大きな区切り達成ということであれば1500勝を達成した村上昌幸調教師を含めて5人目。また昨季には伊藤和調教師が1500勝、千葉博次調教師が1000勝を達成しているので、この1年間ほどは本当に“記録ラッシュ”でしたね。 さて、板垣吉則調教師は2010年6月の厩舎開業。免許公布日の関係で「5月31日まで騎手・6月1日から調教師」という慌ただしい騎手引退・調教師開業となったのも今となれば懐かしい記憶。■2010年5月30日に行われた板垣吉則騎手の引退セレモニー。胴上げされる板垣吉則騎手■騎手としてのラスト騎乗は翌31日の岩手ダービーダイヤモンドカップでした■騎乗終了後にインタビューに答える板垣吉則騎手 調教師としての開業は開業準備や開催日程の関係もあって6月26日、初勝利は7月5日の水沢8R・スズノエイユウ号。調教師デビューから5戦目での勝利でしたが、その時の鞍上は吉田晃浩騎手、元上山競馬所属で後に金沢競馬に移籍、同じ日に行われた岩鷲賞に金沢から遠征に来ていた同騎手の手綱捌きによるもので、奇しくも元上山競馬所属コンビによる初勝利という形になりました。■調教師としての初勝利/2010年7月5日水沢8R。上山の後輩騎手だった吉田騎手が初勝利をプレゼント その後の活躍は実に見事という他はないもので、開業の2010年は22勝で30位、2011年は32勝で14位、2012年は49勝で11位と順位を上げていくと2013年は一気に76勝・調教師リーディング1位獲得とジャンプアップ。2015年には二度目のリーディング、それもシーズン127勝の年間最多勝利数まで達成。■2015シーズンの最優秀調教師として表彰 その後は2018年まで4年連続リーディング獲得、さらに2020年と2022年もで、厩舎開業から13シーズンで7回、調教師リーディングを獲得してきています。■調教師としての重賞初制覇は2011年のOROターフスプリント なかでも特筆すべきは2015年の年間127勝の記録。これは小西善一郎調教師が持っていた113勝の記録を45年ぶりに更新したというだけでなく、それまでの厩舎の臨戦パターンを根本から覆すくらいのインパクトがあるものでした。 開業後14シーズンで1000勝達成というのも恐らく岩手競馬史上最速でしょう(※小西善一郎調教師も早かったと思われるのですがはっきりした記録が見当たらず)。 この先順調であれば、1500勝はおろか2000勝も不可能な話ではないと感じます。調教師の様々な記録の“レコードブレイカー”になるのが板垣吉則調教師かもしれませんね。 ここでちょっと寄り道。以前にも載せた写真がありますが、騎手時代の板垣吉則調教師を少し振り返ってみましょう。 板垣吉則「騎手」は1990年10月に上山競馬でデビュー。2000年・2001年には騎手リーディングを獲得しています。 2002年にはセントメイストームとのコンビで岩手に度々遠征。クラスターCで4着に食い込んだ他、同年に行われた最初の盛岡JBC、スプリントにも出走しました。■2002年クラスターカップ、上山セントメイストームに騎乗する上山時代の板垣吉則騎手 余談ですがセントメイストームは同年の春にJRAから上山に移籍した馬ですが、地元では4戦だったのに対し岩手は盛岡水沢に5度遠征と結果的に岩手の方が出走数が多い珍しいパターンでした。当時の岩手・上山は重賞級だけでなく条件級の交流戦も多かったので起こりえたパターンだったと言えるでしょう。■上山競馬場での板垣吉則騎手 上山競馬が2003年度で廃止されたことに伴い岩手に移籍。2005年には岩手で地方通算1000勝を達成。2010年5月31日に引退するまでの通算勝利数は1328勝となっています。 あと328勝で騎手時代の勝ち星に並ぶ事になりますが、板垣吉則調教師はそういう数字よりは「騎手として20年乗ったから、調教師としても20年続けたいね」というのが今の目標だそうです。 騎手時代の末期は体調を崩すことが多くなり引退前年の2009年はシーズンで315騎乗、勝ち星も28に留まっていました。「ればたら」になりますが、板垣吉則騎手が完調の状態で騎手を続けていたならば、菅原勲騎手・小林俊彦騎手が引退した後の上位の構図も、もしかしたら違っていたかもしれません。 今となってみれば調教師としても歴史にその名を刻むような実績を残してきている板垣吉則調教師ですが、そうですね、そういうことであれば、調教師として末永く、末永くって言うのも変ですけども、無事に長く調教師として活躍し続けていただきたいと思うばかりです。
2023年07月27日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 開幕週の札幌競馬場 縁あって仕事を頂き、その初っぱなから出かけることが出来ました。 今日は、その札幌競馬場の風景から。 コロナ禍の制限なしに開催されるのは、4年ぶり。 開幕週から多くの人々が訪れて賑わいました。 実際、私が仕事をさせて頂いているビギナーズセミナーでも、そのコロナ禍以来の4年ぶりに来た、とおっしゃるお客さまも多くおられました。世の中全体そうなのかも知れませんが……まさに久しぶりにのびのびと過ごせる夏、と言うことなのかも知れませんね。 開門直後の場内の様子 みなさん、早速抽選会に参加したり、イベント案内などを見ながら今日一日競馬場で何を楽しもうかと思いを巡らせていました。 札幌競馬場は、本当に馬が近い! 札幌競馬場に来たら、是非とも「内馬場」エリアに行っていただきたいです。 その名も「ターフパーク」 地下道を抜けて内馬場エリアの地上に出ると、まず目にするのがターフビジョン&着順掲示板 「こんなに大きいの~~??」ってなります。 子どもの遊び場も、いっぱいあります。 こちらは、「親子バギー」とか「馬車」の乗り場。 開催中は結構混雑。 様々なイベントは、必要に応じて「競馬場イベント参加アプリ」を利用してお楽しみ下さい。 アンパンマンいた!! 大人のお楽しみは、こちら。 競馬場にお酒はつきもの。 東京競馬場などいくつかの競馬場ではおなじみの「BAR2400」 札幌競馬場にもありました!! 「枠色カクテル」の他に、ソフトなどのスイーツも売られています。 スペシャルドリンクは、その名も「札幌記念」 昨年の札幌記念を勝ち、その後今年の大阪杯で見事G1馬となったジャックドールをイメージしたという傑作です。色だけではなく、ベースとなるお酒は「ジャック」ダニエル。リアルゴールドまで入って、エナジーも充填!っていうところでしょうか。 枠色カクテルを買うともらえる枠色カード 札幌競馬場でもやってます 指定のレースの勝ち馬の枠と色が一致すると、なんとあまおうソフトが250円引き! そのほかにも、美味しいお店は内馬場ターフパークにも並んでいます。 内馬場からレースを見るのも良いでしょう。 この写真と次の写真は、2019年に撮影したものです いつもと違う角度から見る競馬も、なかなか興味深いですよ! 「セイテンスタンド」と呼ばれる、一段高いところからレースを見ることも出来ます。 ダート1700mの発走を、反対側から見るとこう いっつも外側からばかり見ているので、結構新鮮な風景です。 そのほかにも、内馬場ターフパークには、UMAJOスポットなどもあります。 是非行ってみてください。 23日日曜日の12レースには、ホッカイドウ競馬からジョルジュが遠征! 騎乗するのは、我らが服部茂史騎手。 残念ながら、この日は結果が出ませんでした。 馬主さんも、馬を連れて行くスタッフの皆さんも大変なのだと思います。 芝のレースを使って、そう簡単に結果が出るものでもないでしょうし。 でも、札幌まで来てくれれば、こうして姿が見られる。応援できる。 ホッカイドウ競馬の人馬にとって札幌競馬は、他の競馬場所属では得られないチャンスがあります。 今シーズンも、そんな挑戦の姿を数多く見られればと、期待します。 のびのびと、楽しみましょう 札幌の夏を。
2023年07月26日
火曜日担当の太田です。北海道もいよいよ夏本番。今週は軒並み30℃を超える予報が出ております。今日はなんと35℃を超える酷暑日となりました。ただ、北海道のいい所は夜涼しく過ごしやすいこと。夏の名物、札幌大通公園のビアガーデンがスタートしましたが、ビールがおいしい季節。短い夏を満喫したいですね。本格的な夏はおよそ1か月ぐらいでしょう。この間にアウトドアを楽しみたいと思っているところです。JRAは舞台を函館から札幌へ移して開催がスタート。札幌はやはり人口が多いので軒並み1万人を超える入場で盛り上がりを見せておりました。イベントも復活して、お昼休みにトークショーなど行われておりました。札幌記念を含む9月3日までの期間。次週クイーンステークスから重賞も目白押し。短い期間ですが、道都札幌満喫したいですね。先週旭川記念が終了して、いよいよ真夏の祭典ばんえいグランプリに向けての戦いになります。ファン投票の結果も先日発表となりました。投票総数は17,958票。本当に多くの皆さんのご投票誠にありがとうございます。上位10頭は第1位 メムロボブサップ 2747票第2位 アオノブラック 1464票第3位 メジロゴーリキ 1410票第4位 インビクタ 1181票第5位 キングフェスタ 991票第6位 サクラヒメ 971票第7位 ヘッチャラ 476票第8位 アアモンドグンシン 467票第9位 ゴールドハンター 453票第10位 ツガルノヒロイモノ 390票上位7頭とファン投票選出馬を除く通算賞金上位3頭を加えた10頭に出走権が与えられます。なお、回避馬が出た場合はファン投票次点の馬が繰り上げとなります。また、ばんえいグランプリ出走馬を除いたファン投票上位馬は、昨年新設された「第2回ばんえいスタートロフィー」に選抜。祭典らしい楽しみな戦いになりそうです。この日に合わせて、イベントも先日発表となりました。ばんえい夏まつりと題してスキンヘッドカメラを筆頭にさっぽろ吉本の芸人によるお笑いライブ。一瀬恵菜さんも来場し、予想イベントなども行われます。13日(日)は勝毎の花火大会も行われる予定ですので、競馬場から花火も見ることができるかもしれませんね。さて、次回のばんえい競馬は、3歳の3冠戦線がいよいよスタート。第48回ばんえい大賞典BG3を予定しております。2歳時の重賞はナナカマド賞 タカラキングダムヤングチャンピオンシップ、翔雲賞 キョウエイプラスイレネー記念 アシュラダイマオー が勝利前哨戦2本とかち皐月賞はマルホンリョウユウとかちダービーはタカラキングダムが勝利重賞勝利はないもののマルホンリョウユウは力をつけてきている感じですね。また、昨シーズン4強といわれていたジェイヒーローもここにきて上昇気配ですよね。昨年強さを見せつけていたキョウエイプラスが今季不調で、どんなレースになるのか、なかなか難解なレースになりそうです。また、3歳はがらりと変わってくる馬もいることでしょう。圧倒的な存在はいないので、どの馬にもチャンスがありそうです。3冠ロードの始まり第48回ばんえい大賞典BG3ぜひご参加ください。
2023年07月25日
今日は耳目社山中が担当します。今日の金沢は、猛烈な暑さ。パドックも屋根のないスタンド側は、さすがに人の姿がまばらでした。暑さに負けず、全国各地を飛び回る吉原寛人騎手。昨日の盛岡・ハヤテスプリントで重賞制覇。そして今日の金沢1Rにもビシッと騎乗していたので、少しお話を伺いました。―昨日は新幹線間に合ったんですか?盛岡駅着いたら新幹線発車のベルが聞こえてました(笑)そしてハクサンアマゾネスについて。前走、兵庫サマークイーン賞を優勝。この先のことが気になったので…6歳になって、走りが一段とパワーアップしてきたね。とここまでの走りを振り返って。そしてこの先の目標などは…?次は秋桜賞を予定しています。そこでポイントを加算したら、グランダムJの最終戦(レディスプレリュード)も使わないといけないかな?でもスピーディキックなど強敵がいるので、どんなもんですかね。そして、カツゲキキトキトの重賞20勝を目指して頑張っていきたいです。(ハクサンアマゾネスは兵庫サマークイーン賞を勝って現在18勝)グランダムジャパン古馬シーズンを戦う他の馬の動向も気にしつつ、ハクサンアマゾネスの次走を吉原騎手自身も楽しみにしてるようでした。ホシオー、ビッグドン、ジャングルスマイル、ナムラダイキチ。そして近年ではスーパーバンタムにショウガタップリと金沢競馬史上に残る名馬を多数見てきましたが、ハクサンアマゾネスももちろんその中の1頭に…金沢競馬史上最高の実績といってもいいかもしれません。素晴らしい6歳の春シーズンを過ごしたハクサンアマゾネス、この先の走りにも引き続き注目しつつ、その歴史的な走りをしっかりと記憶していきましょう!そして吉原騎手、明日は船橋競馬場の習志野きらっとスプリントでプリモパイソンに騎乗。明日も活躍楽しみにしています!!今週も様々な夏の競馬場の風景が撮影できました。プラチナカップで重賞初制覇となった浦和・工藤伸輔調教師すごく暑かった浦和競馬場で麦わら帽子は夏の必須アイテム!初重賞おめでとうございます!1レース前の船橋競馬場、青い空に白い砂。後半戦になると、日中よりヒンヤリした風が吹いてくるので実況席でも過ごしやすい感じではあります。ファンのみなさんも暑さとうまく付き合いながら、夏競馬を楽しみましょうね!
2023年07月24日
日曜日担当の高橋華代子です。 皆さん、体調は大丈夫ですか? うだるような暑さが続きますね。 東京はもちろん、先日、仙台に行った時にもすごく暑くてびっくりしました。子供の頃はもちろん学生時代も仙台は比較的涼しい印象でしたが、今は東京と変わらないような暑さですもの。多少、朝晩は東京よりも涼しくなるかな。 とは言っても全国的に年々暑くなっていて、温暖化を改めて実感します。 わたしも取材や撮影などで外にいる機会もありますが、ちょっといるだけでもクラクラしてしまい、ずっと外にいるお仕事の皆さんの体調は大丈夫かなとかなり心配です。 最近、ビオレさんから出ている-3度と謳っている 冷タオルを、お世話になっている人たちへのちょっとしたプレゼントに使っています。 外仕事をしている方に早速プレゼントしたところ、ちょっと熱中症気味だったそうで、このタオルを首に巻いたらシャキッとして復活したと言ってくれました。 もちろん個人差はあるでしょうけど、持ち歩きにも邪魔にならない大きさなので、わたしもバッグに入れています。 楽天市場でも売っていたので、大人買いをしようかな。あ、ビオレさんの回し者ではありません、念のため(^^; 皆さんそれぞれ熱中症対策をしっかりして乗り切ってくださいね。無理はしませんように。 さて、ここでは涼しい気持ちになる写真を(^O^) 浦和開催中、誘導馬さんたちも頑張ってお仕事していました。いつも本当にお疲れ様です。 ひまわりをいっぱつけていた姿がかわいい! 向かって左がアールルイス、向かって右はクララ。 浦和競馬場は75周年なので、誘導馬さんたちも75マーク。お写真はアールルイス。 クララには、 浦和競馬場のマスコット・ウラワールがスイカを持っている手作りマスコットがついていましたぁ。 暑い毎日ですが、こういうシーンに出くわすと頑張れます(*^^*)
2023年07月23日
土曜日担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。暑さのレベルがまた一段と上がった7月中旬の3連休。出張で訪れていた香川も最高気温は34度。肌を突き刺すような日差しで気温以上の暑さを感じました(汗)。香川のうどんを食べて何とか乗り切りました。その3連休の中日に嬉しいニュースが入ってきました。★吉村智洋騎手 JRA初勝利!7月16日(日)、兵庫の吉村智洋騎手がJRA初勝利を挙げました。JRAの福島競馬場に遠征した吉村騎手は、第1レースでオーキッドロマンスに騎乗。先手を奪うとマイペースの逃げに持ち込み押し切りました。JRA58戦目での嬉しい初勝利となった吉村騎手は、ウイナーズサークルで多くのファンから祝福されていました。2005年に20歳でJRA初騎乗を果たすと、2019年ワールドオールスタージョッキーズの地方代表として参戦しています。最終レースもフィンガークリックで勝利を収め、初参戦となった福島競馬場で1日2勝をマークしました。7月17日(祝月)は高知競馬場に行ってきました。前日ま滞在していた香川からバスで高知へ移動。高知競馬場までは路面電車と路線バスを利用を利用。待ち時間を含めて40分前後で競馬場に到着しました。今年の4月にリニューアルされた高知競馬場の遊具広場「バババパーク」。30℃を超える厳しい暑さでしたが子供達は元気に遊んでいました。スタンド1階にはコインロッカーがあります。荷物が多かったので利用させて頂きました。YJSの騎手紹介式、表彰式を担当されていた西田茂弘アナウンサーに実況室まで案内して頂き、高知競馬の橋口浩二アナウンサーにご挨拶させて頂きました。★ヤングジョッキーズシリーズ TR高知厳しい暑さの中で行われたYJS高知ラウンドは兵庫からは長尾翼玖騎手、期間限定騎乗で兵庫に遠征中の濱尚美騎手(高知)が出場しました。第1レース終了後には騎手紹介式がウイナーズサークルで行われました。第1戦は長尾騎手がクラールス号、濱騎手はスズカノアイドル号に騎乗。スタートを最内枠の濱騎手が先手を奪いマイペースの逃げに持ち込みます。発馬で出負けした長尾騎手は後方待機となりました。濱騎手のスズカノアイドルは勝負どころでも手応え良く直線でも渋とく粘りますが、JRA・松本大輝騎手騎乗のグランチェイサーにゴール直前で抜かされアタマ差の2着。長尾騎手のクラールスは4角8番手と苦しい位置にいましたが、直線鋭く追い込んで3着。スズカノアイドルとは首差でした。2レース後に検量前へ向かいました。長尾騎手コメント「(畑中騎手から)終いしか動かないと聞いていたので、後方でジッとしていました。思っていたより後ろになっちゃいましたね。手応えも良くなかったので外を回さず内々で立ち回りました。直線はよく伸びていたので勿体なかったです・・・」長尾騎手にカメラ撮影をお願いすると・・・「気分はTTです(笑)」と悔しい表情をしていました。高知ラウンドは1鞍騎乗でしたが15ポイントを獲得。7番人気馬で上位に食い込み幸先の良いスタートを切りました。長尾騎手は園田ラウンド、笠松ラウンドの合計4鞍が残っています。第2戦の濱騎手はノーブルフロスト号に騎乗。道中は中団を追走しますが徐々にポジションを押し上げます。直線では一杯になりながらも5着と粘りました。地元の高知ラウンドで得点を30ポイントまで伸ばした濱騎手は金沢ラウンド(1鞍)、笠松ラウンド(2鞍)を残しています。高知ラウンドは2戦ともJRAの松本大輝騎手が勝利。60ポイントを獲得しファイナルラウンド進出へ大きく前進しました。一発逆転ファイナルレースまでいようかな?・・・と思いましたが、翌日は園田で仕事があるのでYJS終了後すぐにバスで高知駅へ。乗車した岡山行きの南風がアンパンマン列車でした。今月から第105期騎手候補生の競馬場実習が始まりました。兵庫に4名の騎手候補生が来ています。研修の後は検量前で先輩から鞍磨きなどの業務を教わっていました。競馬場実習は12月までの予定。来春のデビューに向けて頑張ってください。左から新庄海誠(しんじょう かいせい)候補生、塩津璃菜(しおつ りな)候補生、高橋愛叶(たかはし まなと)候補生、土方颯太(ひじかた そうた)候補生★新米パパ 長谷部騎手メインV7月20日、メインはイズジョードリームが勝利。820m戦を得意としている長谷部駿弥騎手が勝ち、確定後に特別インタビューが行われました。「ウイナーズサークルでのインタビューは3年ぶり?くらいで緊張しますね」久々のお立ち台で緊張している様子でした。長谷部騎手の奥様が20日に第一子となる男の子を出産。小牧毅調教師(長谷部騎手所属)がメイン終わりに競馬場広報に掛け合い急遽、特別インタビューを実施する事になりました。「母子ともに健康そうで安心しました。メインを勝った日に生まれてきた子は、強運を持っているかもしれませんね。(奥様へ)これから二人でしんどい事も乗り切っていきたい。まだ重賞を取れていないので、チャンスをものにしたい」※木村アナウンサー撮影スカッとさわやかな青空が広がった7月20日。長谷部騎手にとって忘れられない記念日となりました。おめでとうございます!★習志野きらっとスプリント遠征予定7/25(火)、船橋競馬場で行われる第13回習志野きらっとスプリントが行われます。地方競馬スーパースプリントシリーズの最終戦に兵庫のメイプルシスター、パーの2頭が出走予定です。メイプルシスター(永井孝典騎手・大山寿文厩舎)パー(田中学騎手・松浦聡志厩舎)先月22日の園田FCスプリントを5連勝で初重賞制覇を飾ったメイプルシスター。鞍上の永井騎手は金曜ナイターで2勝をマーク。初の南関遠征前に弾みをつけました。園田FCスプリント2着馬のパーは田中学騎手の手綱で初重賞Vを目指します。★来場者プレゼントのお知らせ次週の園田競馬は7/26(水)、27(木)、28(金)の3日間開催。水曜、木曜日は来場者プレゼントがあります。◎26日(水)淡路島 のむヨーグルト 先着800名様https://www.sonoda-himeji.jp/news/detail/Mjc1NA◎27日(木)お米 新之助 先着400名様https://www.sonoda-himeji.jp/news/detail/Mjc1NQ8月の園田競馬お盆シリーズは場内イベントが約4年ぶりに復活とのリリースもありました。また詳しい情報が入りましたらお知らせ致します。
2023年07月22日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 高知競馬場に行ってきました。(取材日:7月16日日曜日) 入場門を入ってすぐの広場整備された、子どもの遊び場 バババパーク ようやく見に来ることが出来ました。 日中、滅茶苦茶暑かったんですけれども…… それでも、小さなお子さん連れで遊びに来るご家族、多し 大人はこうして、遊具の影で涼みながら、子どもたちの様子を見守っています。 子どもたちが身体を動かして遊べる場所、っていうのがいいですよね。 考えてみたら、競馬場って実は、もういまはめちゃ安全安心な場所。 警備の人手はちゃんとついてて、不審者の類いはまずいない。 勿論、子どもだけで遊びに来ることは出来ませんが…… 親子で来るなら、こんないい場所ない。入場無料だし。 頃合いで、動物(馬)も見たり、触れ合えたりするし。 1レースの前には、誘導馬へのえさやりタイムがありました。 これって、なかなかな経験ですよね。 前回、去年の3月に訪れたときにはまだ開いていなかったスタンド1階部分も、こんな風に綺麗になって賑わっていました。 スタンドの中では、大人たちが暑さを避けて、一部は熱心に、一部は少々ぐったりとしながら(負けた?)、進行中のJRAの競馬を楽しんでおりました。 JRAも1レースから売ってますから、それぞれ思い思いの時間に競馬場にやってきて、時を過ごしているのでしょうね。 1レースが始まる前の時間が、何だかとっても賑わっている高知競馬場でした。 高知競馬場に出かけたのは、まずこの人に会うのが目的でした。 村上弘樹騎手 名古屋から短期移籍で高知に滞在中「名古屋とは開催のパターンが違うから、それに慣れることからでした。」 名古屋は、基本的に週の中で4~5日連続開催で、次の開催は2週後。 高知は毎週末2日開催があります。「今週競馬を使っても、まだ来週の競馬に使う馬もいるから、攻め馬が全然減らない(苦笑)。レース自体は土古(旧名古屋競馬場)の感覚なんですけれども、行けばいいというものでもなく、後ろにいても勝負になることもあって、面白いですね。」 9R テキーラプリティで勝利 この日は11Rも勝って、2勝の活躍 高知に来てから73戦して9勝 勝率12% 2連対率27% 馬も回して貰えているのでしょうし、一定その期待にはこたえていると言っていい数字なのではないでしょうか。「(数字は)高知でどのぐらい勝つのがいいのかはわかりませんから。もっと勝っている人はいるのでしょうし。」 そう話しながらも……「来る前は、もっと勝てないかと思っていました。」 確かに、そう言っていたよね。名古屋で話を聞いたとき。「思ったより、レースで結果が出ています。」 新たな場所で、感じたことのない手応えを感じている様子でした。 左は、105期騎手候補生の城野慈尚(しろのちかなお)さん。 先週から工藤厩舎に実習に来ていて、いまは村上騎手が面倒を見ているそう。 外に出てみると、いろんなことがあるよね。 まずは怪我なく、更なる手応えを掴めれば、ですね。 秋になって、どれだけのものを名古屋に持って帰ってくるかな……楽しみです。 メインレースの重賞・トレノ賞は7R 吉原寛人騎手とアポロティアモ 好位から楽々と抜け出して快勝! 日曜日の夕方 1つおいて8R終了後に行われた表彰式には、こうして多くのお客さん方が集まりました。 インタビューは、Youtube映像のこのへんから 馬は4連勝。5月の福永洋一記念に続き重賞2勝目。 軌道に乗ったのかな。 これからが更に楽しみです。 調教師試験に合格し、この7月いっぱいで騎手を引退する倉兼育康騎手も、スペルマロンとのコンビで参戦。これでスペルマロンとのコンビも、そして恐らく重賞での騎乗も最後となりました。 返し馬での倉兼騎手とスペルマロン レースでは、残念ながら見せ場を作れず、6着 レースのあと、倉兼騎手のお話を伺いました。「これまでに、騎手を辞めようかと思ったことは、何度もありました。」……そんな言葉から、話は始まりました。 全然勝てずに、もういいかなと思ったタイミングで、それぞれにきっかけがあって、もっと頑張ってみようと思う。そんな「波」の連続だったと。 あの名馬・フリビオンで珊瑚冠賞を勝った時のこと話してくれました。 2017年の話です。「直線で……自分の足が震えたんですよね。感動して。」 当時、全く勝てていなかったと振り返る彼。フリビオンの依頼が来たときにも「自分が乗っていいような馬じゃないから」と辞退するようなことを言っていたのだそうです。しかし、フリビオン主戦の西川敏弘騎手(当時)には別の騎乗馬があり、結果的に彼に機会が回ってきたと。「勝つ、ということは、3コーナーで確信しました。でもその後、直線で足が震えて……重賞を勝つっていうのは、こういうことなんだと、改めて感じました。またこういう感触を味わいたいと。」 騎手として続けていくための「心持ち」としても、大きな転機になったそうです。「そこからは、騎手としてレースをすることが楽しくなりました。『勝たなきゃ』という気持ちがなくなっていましたね。」「それからしばらくして、今度はスペルマロンに出会いました。来たばかりの頃は、乗れないぐらい気性が難しい馬だったのですが……あの活躍でしょ?さすがに、騎手を辞めるわけにはいかなくなりました(苦笑)。」 2019年10月に高知で転入初戦を迎えたスペルマロン その後、高知での44戦、23の勝利全てが、倉兼騎手とのコンビによるものでした。 これからは、調教師として新たな仕事に挑む、彼。 あれこれとこれからのことを思い描きながら話をしている中で、繰り返し出た言葉があります。「自分だから、出来ることをやっていきたい」 具体的に、イメージしていることもいくつもある様子でした。「もうこれからは、『世界』を意識してやって行くべきですよね。実際に地方競馬から世界に挑戦する馬も現れているわけですし。高知から世界へ出て行く馬が現れてもいいと思っています。」 私は、彼がレースで乗る姿を見るのは、↑この日が最後。 しっかりと目に焼き付けてきました。 最終レース近くまで、本場も賑わってます! 続きましては、名古屋競馬場から。(取材日:7月17日海の日) 暑すぎる…… 最高気温、38度 日なたで測ったら、40度超えてるよね…… でも、こんな感じで熱心なお客さま方がレースのたびにコース際で声援を送ってくれていました。 突然ですが、ヒカルアヤノヒメ情報!! ↑この写真は、4月10日に出走したときのヒカルアヤノヒメ このとき以来、戦列を離れております。 主戦の尾崎章生騎手に聞いてみました。「元気にしていますよ。自分はいまは乗っていないんですけれども、一時控えていた乗り運動も再開しています。」 目標は、9月19日の敬老の日翌日 金沢競馬場で行われる敬馬賞(C級10歳以上1400m) 昨年、8歳以上の地元馬限定特別として行われ話題になったこのレース。 今年は東海・北陸交流の準重賞になりました。 ちょっと日程的に微妙になって来ましたが…… 8月終わり頃に復帰して1回走って、この金沢のレースに間に合う、ぐらいの流れになれば理想的。 いずれにしても、馬の様子を見ながらの復帰になりそうです。 この馬は、とにかく馬の状況優先。 復帰までは、もう少しお待ちください。 で、いまヒカルアヤノヒメに乗っている人も発見したので取材。 105期騎手候補生の望月洵輝(もちづきじゅんき)さん ギャラリーに見守られながらの撮影タイム(笑) ヒカルアヤノヒメについて聞いてみました。「学校で乗っている馬に比べると、すごく乗りやすいですよ。さすが大人の馬っていう感じですね。本当に軽くしか乗っていないのですが、馬はとっても元気です!」 彼もまた、ヒカルアヤノヒメの様子をしっかり見てくれることでしょう。 この日のメインは、重賞の名港盃(2000m) ナイターレースで行われました。 3コーナーからスパートしたナムラマホーホ(写真一番左) 反応と加速が凄まじかった…… 直線入り口からは、ライバルを引き離す一方でした 逃げたアンタンスルフレ(左から2頭目)が交わされた後も2番手で踏ん張り 1番人気のブリーザフレスカ(右の方赤帽)は、この馬のウィークポイントであるエンジンの掛かりの悪さが響いて、あとから追い上げる形。 今日は圧倒的に強かった…… ナムラマホーホと岡部誠騎手 引き上げてくるブリーザフレスカと塚本征吾騎手 実は、塚本騎手、レースの前の昼の段階から、その姿に緊張感がありました。 話も少ししました。今回は1番人気で臨むレース。あれこれ思いを巡らせているようでした。道中の行き振りと動き出しに難点があるというウィークポイントを克服して再度勝つために、必要なことはなんなのか。おそらくレースの時まで、そしてレース中も、ずっとそのテーマと戦っていたのだと推察します。「恥ずかしいレースをしてしまいました。」……レース後の取材の第一声は、こんな言葉でした。 レースなのだから、決して結果において恥ずかしいと言うことはない。しかし、その「恥ずかしい」という言葉に、「今日一日の彼」が凝縮されているとも感じました。「ゲートを出て中団になったときに、そのまま行くか、それとも一旦後ろまで下げて先に外に出すか、迷ってしまいました。後ろまで下げていれば、勝てたかどうかは微妙ですが、2着はあったのではないかと思っています。」 塚本征吾は、若いのに、ファンや周囲の期待にもとても誠実な男でした。 岡部誠騎手の勝利騎手インタビューの模様は、名古屋競馬オフィシャルYoutube映像でご覧下さい。 彼の名古屋での重賞勝利は、驚くなかれ、タニノタビトで勝った昨年の東海ダービー以来。笠松ではいくつも重賞を勝っていましたが、名古屋では本当に久しぶりの笑顔でした。 最近、折に触れて「自分のリズムが悪くて……」と口にしていた彼。 この勝利が、ひとつのきっかけになったらいいな。 物事の「流れ」って、きっとあるから。 そういえば、最近は他場の重賞にも呼ばれて、騎乗しているよね。 そういうこと一つひとつのことが、流れを引き寄せる力になるんだと、私は感じています。 競馬と競馬場が本当に楽しい3連休でした。
2023年07月19日
火曜日担当の太田です。6週間のJRA夏の北海道シリーズ、函館開催が終了。終わってみればあっという間でしたね。今年は本当あという間に感じました。最終日は1万4000千人を超える来場。盛り上がりました。函館記念もいいレースでしたし、ゲストの長澤まさみさん来場もかなり盛り上がっておりました。今年の函館リーリング騎手は2年目の佐々木大輔騎手でした。(モニターを撮影)2位の横山武史騎手の14勝に4勝差つけて18勝でリーディングに輝きました。2年目でリーディングはすごいですね。デビューイヤーは9勝でしたが、今年はすでに37勝挙げており、今年大ブレイク。すごく若手の活躍が目立つようになったと感じます。札幌でも騎乗するようですので、注目の騎手ですね。天候にはあまり恵まれなかったという印象の函館。次回からは舞台を札幌に移して、北海道シリーズ後半に入ります。私としては移動が少し楽になるのはよかった。ただ、今年はホテルがものすごく高い。今までで最高にホテル代がかかる年になりそうです。全国的にどこもホテルが高いようですね。コロナ禍が終わって、インバウンドも復活。多少なりとは仕方がないかなと思っておりますが、コロナ禍以前よりもはるかに高い。値段が上がった分のサービスが向上するわけでないのに、なんだかだなあと感じてしまいますね。16日(日)のばんえい競馬は、古馬四市重賞の始まり、第54回旭川記念BG2が行われました。1番人気は北斗賞を含む3連勝中。今季はまさかのオッズパーク杯敗退がありましたが、その後絶好調のメムロボブサップ。2番人気は取り消しの影響がどこまでかアオノブラック。3番人気はこちらも前回取り消しで、体調面がどうかというメジロゴーリキに集まっておりました。前日の雨の影響もあり、馬場水分は2.6%。前半54秒という流れで、メジロゴーリキが先頭で第2障害へ。差がなくメムロボブサップ、アオノブラックが並んで障害にやってきました。先行したメジロゴーリキは珍しく障害上がれず最下位。メムロボブサップとアオノブラックが並んで第2障害を越えてマッチレース。10キロメムロボブサップの方が、重量が重かったので、アオノブラックの方が有利かなと、障害を降りた時点で思いましたが、競り合いから徐々にメムロボブサップが突き放して、4連勝で旭川記念連覇としました。アオノブラックが2着。3着にコマサンエース。以下インビクタ、コマサンブラックと7歳馬が掲示板を独占。ばんえいでは6歳から8歳ぐらいがピークといわれておりますが、現7歳馬どの馬もここにきて力をつけてきていると感じますね。その中でも、メムロボブサップとアオノブラックが抜けていたのですが、今回はハンデがありながら、メムロボブサップの強さに感服でした。アオノブラックは取り消しの影響もあり、やはり本調子ではなかったのかもしれません。今回で力負けという見方は早々です。メムロボブサップ関係者の話を聞いても、メムロボブサップは絶好調だったということ。今のメムロボブサップに勝つには、その馬も絶好調でなければ難しいことでしょう。今回は本当に強さを見せつけた格好となったメムロボブサップ。今後ははやりハンデ、己との戦いになることでしょう。次回古馬重賞は、8月13日(日)ばんえいグランプリ。今度は3連覇がかかるレースとなります。暑さもピークですので、それぞれ陣営も体調管理が肝となることでしょう。3連覇となるのか、または、阻止する馬が現れるのか。十勝毎日新聞の花火大会もあり、帯広はお祭りムード。花火とのコラボも見られそうですね。来月ばんえいグランプリ楽しみです。
2023年07月18日
今日は耳目社山中が担当します。灼熱の浦和競馬場に出勤。青い空に、大きな白い雲。今週は高温の中での開催となりそうです。競馬場で観戦される方も、室内で楽しまれる方も、どうぞ暑さ対策を万全になさって下さいね。大きな記録が生まれた7/12。かよこさんと同じネタを実況席の視点から。まずは5R、ジャスティンダイヤで1着になった森泰斗騎手。この勝利で地方競馬通算4000勝達成となりました。地方競馬ホームページの記事は→こちら船橋競馬場からのリリースは→こちら実況席より口取りの様子をパチリ地方競馬通算4,000勝を達成した騎手は現役で8人目、地方競馬史上14人目、歴代南関東地方競馬では5人目という大記録。現役で頑張る的場文男騎手、佐々木竹見さん、石崎隆之さん、桑島孝春さんに続く大記録達成の瞬間を目撃(&実況担当)できました。記録達成おめでとうございます!そして、メインレースの第25回ジャパンダートダービー。皆さん御存知の通り、ミックファイアが勝って無敗の三冠馬誕生!!素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。直線、逃げたミトノオーがリードを広げたところで「もう厳しいか…」と思ったところから、頑張りを見せて、ミトノオーとの差を詰めていき、捕まえたときは鳥肌が立ちました。実況の百瀬アナに書き取ったゴール通過順を伝え、隣で実況を確認しながら、一緒に見ていた(表彰式に向かう前の)鈴木アナと握手。御神本コールも起きて場内の盛り上がりも最高潮でしたし、最後のJDDは、ホントに最高の結末になりました。来年からは、「全日本的なダート競走の体系整備」に伴い、現行の3歳ダート三冠ではなく、新たなレース体系になります。新体系のもとで戦う2歳馬たちが中央地方全国各地で続々とデビューし、来年の大きな舞台へ向けて熱戦を繰り広げています。その走りを目に焼き付けて、そして後々へ語り継いでいく。ファンの皆様も、新しい歴史の始まりを感じながら、この先のダート重賞を末永く楽しんでいただければと思います。(最後の4枚の写真は鈴木努アナ撮影)
2023年07月17日
日曜日担当の高橋華代子です。 先週のコラム・楽天スーパーナイターに行った時のお話しはこちらです。 さて、7月12日の大井競馬場は南関東競馬・地方競馬にとって歴史的な1日になりました。ダイジェストになりますが振り返ります。 5レースでは船橋の森泰斗騎手がジャスティンダイヤを勝利に導き、地方通算4000勝を達成しました。 インタビューを抜粋すると、「足踏みせずに決めることができました。大きな一区切りになり、今後どういう道に進んでいくかはゆっくり考えたいと思います。これまで自分に厳しくやってきましたが、今日だけは自分をほめてあげたいですね。4000回は勝たせて頂きましたが、20000回以上は負けているので、改めて難しい仕事だと思います。さらに勝てる騎手を目指し、まだまだ勝ちたいです」(森騎手)。 森騎手を囲んでいると、7415勝ジョッキーの的場文男騎手がやって来ました。「7000勝抜かれちゃうよぉ(笑)」と的場騎手。「的場さんと一緒にしないでください(笑)」と森騎手。 そう、いろんな関係者が的場騎手は人間じゃないと言いますから(^^; 南関東現役4000勝ジョッキーの豪華な2ショット。 この時から数時間後。 大井11レースで行われた南関東クラシック3冠目のジャパンダートダービーはミックファイアが完勝し、無敗の3冠馬が誕生!!! これまでの競馬は逃げ、または3~4コーナーで先頭に立って後続を引き離すスタイルでしたが、今回はこれまで経験のない外の5番手付近を追走。逃げたミトノオーの独走状態に思われましたが、最後の直線で一完歩ずつ迫り、残り100m過ぎに一気にかわすと2馬身半差をつけてのV。2着が追い込んできたキリンジで、3着がミトノオーでした。 JRA勢を相手に、外を回りながらも、最後の上がり3ハロンは最速38秒7というこの勝ちっぷりは圧巻でした。 いつもは勝った後もポーカーフェイスの御神本訓史騎手ですが、この時ばかりは喜びを爆発させていました。 「直線残り200mを切ったところでミトノオーが止まったのはわかったので、これはかわるなと思いましたが、あとは後ろから来なければいいなと。必死に追いました。ゴールした瞬間はうれしくて、何か叫んでいたかもしれません(笑)。 3冠は夢のまた夢だし、甘くないだろうと思っていましたが、達成できたことはすごいですね。夜も眠れなかったです。興奮していたのかな」(御神本騎手)。 『みかもと』コールについても「気持ちよかったです」と振り返っていました。 全日本的なダート競走の体系整備により、ジャパンダートダービーは来年からジャパンダートクラシックに改称することが発表されています。そんな締めくくりの年に怪物とも称される馬が出現したこともドラマですね。 気になる今後について管理する渡邉和雄調教師のお話しでは、JBCクラシック、その結果次第で、チャンピオンズカップまたは東京大賞典予定。チャンピオンズカップでの遠征競馬や左回りなどを考慮すると、使い出しはダービーグランプリも選択肢の中にあるそうです。(馬は生き物です。予定は変更する場合もありますのでご了承ください) 2023年7月12日、歴史的快挙に酔いしれた1日となりました。
2023年07月16日
土曜日の担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。先週末から私は全国高校球選手権記念鳥取大会で実況するため鳥取県の米子市にいました。2日間雨天順延でわずか1日のみの稼働でしたが、米子市民球場で球児達の熱戦をお伝えしました。曇り空でしたが気温は30℃超え。非常に蒸し暑かったです。久しぶりの野球実況だったので、慎重に喋ることを心掛けました。また機会があれば今回以上に良い喋りが出来るように頑張ります!7月12日の園田開催後は急いで帰宅。大井競馬場で行われたジャパンダートダービーをテレビ観戦。大井のミックファイアがJRA勢を蹴散らし見事無敗の3冠達成!ゴールの瞬間は鳥肌が立ちました。この先はどこに向かうのか楽しみですね。実況を担当した百瀬和巳アナウンサー。大役お疲れ様でした!今週の園田競馬は大気の状態が不安定でスッキリしない空模様でした。高温多湿で外にいるだけで体力を激しく消耗(汗)。現地でレースをお楽しみの皆様もこまめに休憩を取りながら競馬をお楽しみください。★「マミエミモモタロー」デビュー戦V今年6度目の新馬戦はマミエミモモタロー(川原正一騎手・諏訪貴正厩舎)が勝利!主導権を握ると道中は楽な手応え。直線でライバルを突き離す快勝でした。レース後の口取りには“名付け親”のハイヒールモモコさんも参加されました。来月から始まる兵庫2歳重賞戦線。今後楽しみな1頭が出てきました。≪今後の2歳重賞≫8/10(木)第1回兵庫ジュベナイルカップ8/31(木)第16回兵庫若駒賞9/21(木)第25回園田プリンセスカップ10/12(木)第1回ネクストスター園田★期間限定騎乗延長 濱尚美騎手★高知競馬所属の濱尚美騎手の期間限定騎乗延長が発表されました。≪延長期間≫令和5年8月1日(火)~10月31日(火)「第10回~第17回園田競馬 8開催 計40日間」濱騎手は今週木曜日の3Rを制し今年の21勝目を挙げました。(高知2勝、園田19勝目)デビュー2年目に記録した自身のキャリアハイ21勝に並びました。★メイショウゴルシ&今村聖奈騎手 甲山特別V★女性騎手4名が揃ったJRA交流の甲山(かぶとやま)特別は、JRAの今村聖奈騎手騎乗のメイショウゴルシ(高橋義忠厩舎)が初勝利!スタートで出負けしたメイショウゴルシは徐々にポジションを押し上げ、向正面では4番手に浮上。勝負どころでも手応え良くスピードに乗ります。直線で逃げていたシャトーボビーを捕らえました。「西村騎手の馬がハナに行くのは分かっていました。なるべく前でロスなく立ち回りたいと思っていましたが、スタート出てからの二の脚がまわりの方が速く、思った以上に後ろからになりました。逃げ馬が止まるのも想定していて、徐々に間隔を詰めていけば伸び脚はメイショウゴルシの方があると信じていました。馬が暑い中でもよく頑張ってくれました」※そのだメール・ひめじメールTwitterよりメイショウゴルシはゴールドシップ産駒。お父さんに顔が似ていて人気のある馬が園田競馬場で初勝利をマーク。今回は今村聖奈騎手と初コンビで注目が集まっていました。レース後のウイナーズサークル前は多くのファンが集まりました。「メイショウゴルシは1週前追い切りに騎乗させて頂き、乗り味が良く真面目な性格な馬だと思いました。一緒のレースに乗っていた事があるので、ある程度イメージは出来ていました。強い馬もいましたが自信を持って乗りました。昨夏に勝って以降も園田は何度も遠征していましたが結果を残す事が出来ていなかったので、1年ぶりに勝てて嬉しかったです」※そのだメール・ひめじメールTwitterより今村聖奈騎手は園田競馬場での勝利は1年ぶり。昨年7月の六甲山特別以来。園田・姫路での勝利騎手インタビューは初めてでした。今村聖奈騎手のインタビュー(4時間46秒50秒~)(311) そのだけいばライブ 2023/7/13 - YouTube★佐々木騎手 復帰後初勝利★先月復帰した佐々木世麗騎手が7月14日の園田6レースで勝利。前日は疾病で乗り替わりとなりましたが、体調が回復した金曜日は騎乗していました。「やっとですよ~。デビュー初勝利を挙げた時のような気分です。」※写真提供 日刊スポーツ松本記者今年の1月2日、第1レース以来の勝ち鞍です。怪我で約5カ月離脱。体力面の不安やレース勘を取り戻すのに時間が掛かりましたが、待望の復帰後最初の白星となりました。★真夏の牝馬重賞 第16回兵庫サマークイーン賞★7/14(金)にGRANDAMEーJAPAN 2023の4戦目、第16回兵庫サマークイーン賞(全国交流)が行われ、金沢のハクサンアマゾネスが勝利!単勝1番人気の支持を受けたハクサンアマゾネスは道中4番手追走。馬なりで楽に追走すると、勝負どころも抜群の手応え。2周目3コーナー手前で2番手に浮上すると、逃げたニネンビーグミをあっさり捕らえました。初の他地区遠征、初のナイター競馬という不安を一掃。重賞18勝目を挙げました。2着はジュランビル(大井)、3着はクリノメガミエースでした。※撮影 三宅きみひとアナウンサー金沢の吉原寛人騎手は兵庫の重賞5勝目。昨年の兵庫クイーンカップ(ベニスビーチ)以来の勝利。金沢の加藤和義厩舎は兵庫の重賞は初勝利です。撮影 三宅きみひとアナウンサー吉原寛人騎手インタビュー動画(311) 第16回兵庫サマークイーン賞 勝利騎手インタビュー - YouTube「いや~痺れましたね。(長距離輸送で)当日の馬体重を気にしていましたが増減なく来てくれました。バッチリの調整で挑めたので自信を持って乗りました。プレッシャーはかけられたくなかったので、3番手の外で自分の動きたい時に動けました。道中は反応良く、4コーナーの動きも良かったので凄い馬だなと思いました」金沢勢は昨年兵庫の重賞2勝。※西日本ダービー(スーパーバンタム)、兵庫クイーンカップ(ベニスビーチ)さらに金沢には無敗の石川ダービー馬「ショウガタップリ」もおり、実力のある牝馬が揃っています。「金沢代表としての恥じない走りが出来ました。(この馬の凄さは?)見ての通りの強さです。この一戦でさらに自信がつきましたし、他地区でも挑戦できるレースがあれば頑張っていきたいです」”金沢の総大将”ハクサンアマゾネスが園田で強さを見せつけました。全国での戦いに期待が集まります。次週の園田競馬は7/23(水)、24(木)、25(金)の3日間開催です。
2023年07月15日
金曜日は、古谷が担当します。 今週は「セレクトセール2023」が10日、11日に開催されました。「セレクトセール」は2010年以降、YouTubeやニコニコ生放送のライブ配信に出演させて頂くようになりました。それ以前から取材には来ていましたが、配信での解説を担当するようになり、競りの長い時間帯でも集中力を切らさないよう努めています。年を重ね、体力もそうだし、その緊張感から家路に着くとバタンキューとなってきました。今年もすごい市場でしたが、当歳セッションではコントレイル産駒の初年度、1歳セッションはドゥラメンテのラストクロップ、そのどちらもキタサンブラックやエピファネイア産駒の注目度が高かった訳ですが、キタサンブラックはどちらも平均価格で1億円を超え、コントレイルとドゥラメンテも楽々超えました。エピファネイアは、当歳セッションで超え、シルバーステートは1歳セッションで超える…。平均価格ですよ😅とにかく凄いセリでした。 さて、今週のホッカイドウ競馬は、2歳牝馬による短距離重賞「第20回リリーカップ」が13日に行われました。今年の2歳牝馬重賞は、リリーカップ(1000m、7月13日) ↓フルールカップ(1200m、8月24日) ↓フローラルカップ(1600m、9月6日) ↓ブロッサムカップ(1700m、10月11日) ↓エーデルワイス賞(1200m、11月1日)というスケジュールになっています。「エーデルワイス賞」の直前に、短距離重賞が設定されていないのは、「ネクストスター門別」(1200m、10月5日)があり、牡馬も合わせて地方馬のみの短距離重賞の集大成が創設されたことを受けたものです。「リリーカップ」は、昨年より2カ月早い施行となり、昨年までの「フルールカップ」が1000mだったこともあり、前倒しでの実施から距離を変更したものと推測されますが、大半の馬が強力な牡馬が出走する「栄冠賞」をスキップし、牝馬重賞に照準を合わせてきました。その中で、シャンハイボビー産駒のシシャモフレンドが、デビュー戦に続いて逃げ切り、2戦2勝で重賞初制覇となりました。 個人的に採ったレースラップは、12秒6-11秒5-11秒7-12秒2-12秒9前半3F35秒8、上がり3F36秒8と、案外楽に先手を取り、折り合いのつく逃げを打てたことで上がりをきっちりまとめました。センスある走りで、今後の2歳牝馬重賞路線で、堂々主役に躍り出ました。落合玄太騎手も、シシャモフレンドには相当な能力を感じており、「エーデルワイス賞」に向けて楽しみが広がるタイトル奪取です。 落合玄太騎手、田中淳司調教師のインタビューは、ホッカイドウ競馬公式YouTubeチャンネルをご覧下さい。 来週のホッカイドウ競馬は、重賞はひと休みとなりますが、19日に「ヤングジョッキーズシリーズTR門別」が行われます。「グリーンチャンネル地方競馬中継」で、現地から電話で解説を担当しますので、ぜひご視聴頂ければと思います。
2023年07月14日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 もう先週のことになりますが…… スパーキングレディカップ(Jpn3)当日の川崎競馬場に行って来ました。 取材日は7月5日水曜日です。 南関東の競馬場は、どうしても夕方からの大名出勤になってしまうのですが…(汗) 夕方の17時過ぎ頃に到着してみると、なかなかの盛況でした。 帝王賞が終わって、競馬への熱も一段落…なのかなと思いきや、もういまそういうことはあんまり関係ないのかも知れませんね。川崎も、若手のお客さま方が増えました。川崎は、大井よりもむしろ交通機関を使って来やすい競馬場ですしね。 競馬場のいいところは、出かけてみるとそこには様々な人々が集まっていて、互いに行き会えること。客として競馬場に行ってもそうだし、取材で出かけると余計にそう。 私としてはものすごく久しぶりに、この方にお目にかかることが出来ました。 JRAの根本康弘調教師 条件交流競走に2頭、馬を出しておられました。 久しぶりにお目にかかったので、かつてグリーンチャンネルで番組出演をご一緒していた頃のことなど昔話。お話が本当に上手で、興味深い人でもあるので、そのまま長く立ち話。 「あと残り2年半だからね。早いもんだよね。」 現在67歳。そうか…もう定年を意識する頃合いなんですね。 確かに、時の経つのは速い! 私なんぞは、根本調教師が騎手だった時代に、1ファンとして競馬を見ていましたから。大学入って競馬見始めて、最初のダービーが、メリーナイスで根本さんが勝ったダービー。 自分も、年を取りました(汗)。 世間ではいまや、「藤田菜七子騎手の師匠」っていう肩書きで呼ばれるぐらいですが……「来年、もう一人弟子を取るんですよ。これが最後の弟子ですね。」 藤田騎手の前にも、丸山元気騎手とか野中悠太郞騎手とか、残念ながらいまは騎手をしていない人も含めて、何人もの若者の面倒を見てきました。次の最後が6人目の弟子だと話していたな。 最後まで、若い人を育てて行くっていう意欲が、伝わってきます。 交流競走のパドック。 管理場に騎乗した藤田菜七子騎手に声をかける、根本調教師(写真右) 一言で言って、そうして人を育てて行くことに、熱心。 もしかしたら、そのこと自体が生きていく中で、とてもお好きなのかも知れません。「いまは、自分の頃(自分が教えられてた頃)とは、時代が違いますから。教え方も、本当に難しいですよ。昔みたいな厳しいことは出来ないし。自分はいきなり何も言われずに色んな馬乗せられて、落とされて(笑)、厩務員さんとかに怒られて、それでどうやって馬を御していくか憶えていったのだけれど、いまはいきなり危ないこともさせられないですから。」 こういうのって…… 時代の流れを身体で感じている、っていうことなんでしょうね。 それにしても話していてすごいと思うのは、根本さん自身が若いときに、当時の東京競馬場での調教で何々って言う馬がいて、その馬がこういう大変な馬で、載っけられてこうやって落とされた、っていうのを、すごーく細かく憶えておられる。それを話してくれるんですけれども、目の前で見ているかのように大変さが伝わってくるんですよね。 お話もお上手なんですけれども、そうやって一つひとつの経験の記憶がしっかりと頭の中に、もしかしたら身体の中に残っていて、それがいま、そうして若い人たちに伝える物事の「源泉」になっているのでしょう。 教える、育てる、って、結局そういうことなのかなと。 会話の最後にも改めて思いました。「来週、またグリーンチャンネル出るからさ(笑)。見てよ!!」 この来週っていうのは、もう今週です。 昨日初回放送があったグリーンチャンネルの番組・競馬ブロス 今日12日以降も再放送がありますので、是非ともご覧下さい。 私まだ、この稿執筆時点では見られていないのですが……必ず面白いお話が聞けると思います。 こちらは、小手川準調教師(写真右) 5月、名古屋の重賞・かきつばた記念を勝ったウィルソンテソーロ その後出走がなく、どうしているのかな……と案じていました。 今年5月2日 名古屋競馬場 かきつばた記念 ウィルソンテソーロ(右)が重賞初制覇「元気ですよ。帝王賞は元々、たぶん入らない(出走できない)だろうなと思っていたので、その予定で調整してきました。盛岡のマーキュリーC(7月17日)は入ったので、そこに出走させます。」 JRA所属馬にとっては、重賞1つ勝ったぐらいでは希望のレースにはなかなか出られないのが実情。どこに出走出来るか、周囲の様子も含めて睨みながらの調整は、なかなか骨の折れる仕事なのではないかと推察されます。 「馬の身体、かきつばた記念の時とは随分変わってきましたよ……」 そうそう、かきつばた記念の時には、まだダート馬らしくないコロンとした感じの体型でしたから。 5月 名古屋・かきつばた記念のパドックでのウィルソンテソーロ 私はその日、名古屋で重賞があるので、盛岡には行けないのですが… こうやって一度でも行き会った馬が、どんな風に成長していくのか。追いかけて行くのは本当に楽しみだし興味深いもの。その日のウィルソンテソーロがとても楽しみになりました。 しばらくして、メインレースが近づくと… いつもと違う場所で、いつもの人に遭遇 名古屋の丸山真一騎手 メインレースのスパーキングレディーカップで、笠松のサイファリスの騎乗依頼を受けて、川崎にやってきました。 「今日が全休日だったので、家族と一緒に来てこちらで過ごしました。丁度いいリフレッシュにもなりますし、こうやって他場で乗せてもらうことは、やはり刺激になります。普通にしていたら、自分の所属する競馬場でしからレースに参加出来ないですし。」 実績的には足りない馬ではあるのですが、それでもこうして出走する機会があれば、馬にとっても馬の周りの人にとっても、それはひとつの機会になります。「こういう状況のレースでも、緊張感ありますよ。まず最低限、きちんと完走させなければなりませんから。」 なるほど、そうですよね。 馬や馬主さんに競馬で「稼がせる」のが、調教師や厩務員や騎手の仕事。 細かいルールは承知していないのですが、まず完走してそれで賞金(手当)。そのために川崎まで、人も馬も苦労して来ているのですから。 この日のレースは9頭立て。 何とかチャンスがあれば8着を、という希望もあったみたい。 ただ回ってくればいい、っていうレースは、ないんですよね。競馬ですから。機会があるなら、少しでも稼いでなんぼ。 繰り返しになりますが、馬の周りの人々にとっては、それがこそが仕事。 残念ながら、テンに置かれすぎてしまったサイファリスは、9着でゴール それでも完走して、最低限のミッションはクリアしました。「名古屋に帰って攻め馬です(笑)。笠松の1レースから乗ってます。」 彼らしく、笑顔で帰っていきました。 多分、レースが終わった後6時間ぐらいすると、もう攻め馬の時間なんだよね。 丸山騎手も、厩舎のスタッフの方々も、お疲れ様でした。 さて、改めて、メインレースのスパーキングレディーカップ。 超久しぶりに、スピーディキックの姿を見ることが出来ました。 この日のスピーディキック 前回この馬に会ったのは、調べてみたら2011年10月14日 門別・エーデルワイス賞を勝ったときでした。 当時の写真があったよ! もう1年半以上昔 エーデルワイス賞の時のスピーディキック うわー 馬の形が全然違う! やっぱり、2歳の時には馬が全体にコロンとしていて、まだ「子どもの馬」っていう感じの馬体ですね。 身体にメリハリがついて、大人になったんだなって。 ちょっと心にじんわりと来ます。 レース 1番人気でした 勝ってくれないかなと、楽しみにしていたのですが…… 惜しい…… アタマ差2着…… 勝ったのは、レディバグ 御神本騎手、掲示板見てるのかな…… 残念そう 勝つのって、本当に難しい 応援していていも、勝つところ見るっていうのも、本当に難しい 競馬って、そういうもの。 今度は、彼女が勝つところに巡りあえたらいいなと、心から思いました。 最後に、お知らせ。 今日・7月12日水曜日 ジャパンダートダービー当日 このようなイベントを行わせていただくことになりました。(北海道の場外発売所・ハロンズ岩見沢のイベント情報です) 馬のまち、競馬のまち岩見沢で、イベントを行わせていただくことに、心からの喜びを感じております。岩見沢在住の方だけでなく、近隣の方も含めて、是非ハロンズ岩見沢にお集まりいただき、ご一緒に競馬を楽しみましょう! 次の週末は3連休。 また、馬や人を追いかけながら、お出かけしてきます。
2023年07月12日
火曜日担当の太田です。「♪竹に短冊七夕祭り 大いに祝おう ローソク一本ちょうだいな♪」7日金曜日の函館は、店先で歌っている姿があちらこちらで見られました。ただ、北海道人ですが、この風習よく知らないんですよね。それよりも一番の違いは7月7日が七夕ということ。北海道の一部の地域は7月7日が七夕のようですが、帯広を含むほとんどと地域は8月7日です。そして、子どもたちが竹ーに短冊~♪と歌ってお菓子をもらいに歩く風習は帯広にはなかった。今は店先や玄関先に七夕の飾りをしているところにはおやつが用意してあり、子どもたちが訪ねてもいいということになっているそうです。お店だけでなく、全く知らない一般住宅でも飾りさえあれば、お菓子をもらえる。世知辛い世の中、地域の風習としてはとてもいい試みですよね。心温まる、子どもたちが楽しみながら、この日はいっぱいお菓子をもらうことができるのですからうれしいですよね。JRA函館開催もいよいよラスト。6週間はあっという間ですね。出張に行くと地元の美味しいものも食べたくなりますよね。函館で必ず行くところといえば、湯川にある喫茶店きくち。ここのパフェは必ず食べます。安くておいしい。ソフトクリームベースのパフェで、ボリューム満点。お店の外からソフトクリームだけ頼むこともできます。味は、バニラ、モカ、ミックスの3種類。我々は喫茶店の中に入ってパフェを食べるわけですが、いつもおじさんだけでパフェをむさぼりついております(笑)。本当は果物もたくさん載っているのですが、私果物が苦手でほぼ食べません。なので全部なしのパフェ。ハセストの焼き鳥弁当が競馬場で売っていたので実食。これを食べると函館来たなという感じになりますよね。タレ味としお味があるのですが、今回は塩。焼き鳥といっても豚串ですのでお間違いなく。食べる前に写真をと思っていたのですが、食い意地が先に・・・串を抜いて写真を撮っていないことに気づいてしまった(汗)函館といえばイカですが、今年はまだあのパキパキしたイカにあたらず。最後ぐらいは食べたいなあと思っているところです。もちろん食べているだけでないですよ。競馬の話題も。白毛の馬が先日デビューして話題を集めておりました。ソダシの弟のカルパです。お姉さんのソダシも函館芝1800でデビューし勝利。その弟がどんなレースを見せるのか注目でした。結果は3着。勝利した馬レガレイラは今後かなりのパフォーマンスを見せてくれそうな走りでしたね。その3着ですので、次回以降期待が持てそうな感じでした。さて、次回最終週の函館は重賞レースが2レース。函館2歳ステークス。そして、函館記念です。函館記念といえば荒れるレースですからね。最後に馬券も取って笑って終われれば最高ですね。さて、前回のばんえい競馬は記録ラッシュでした。まず、8日(土)の第8競走でマツノタイガーが勝利。騎乗の長澤康太騎手が通算1000勝を達成しました。(主催者提供)長澤騎手といえばパフォーマンスも注目ですよね。第1レースの残り3分ぐらいの時、ゲート前で騎手が整列するときにテレビに映るのですが、その時ジャンプしたり、回転ジャンプしたりとパフォーマンスを見せてくれます。また、ゴール前の「長澤の舞」から「長澤スコーピオン」は見もの。ファンを楽しませてくくれます。詳しくは下記のばんスタアンサーでもお話しくださっていますので、改めてぜひご覧ください。長澤康太騎手の1000達成セレモニーは、16日(日) 第1R終了後(14:55頃~)に行う予定です。ぜひお集まりください。9日(日)の第8競走では、阿部武臣騎手騎乗のタイトルボスが勝利。阿部武臣騎手通算2,000勝を達成のゴールでした。通算2,000勝達成は、ばんえい競馬史上14人目、現役では4人目だそうです。阿部騎手はよくここまで勝利することができたと思うとお話ししておりました。現在は花形騎手でいらっしゃいますが、若いころはなかなか騎乗機会に恵まれず、苦労もあったことと思います。地道に一つ一つ騎乗、勝利を重ね、今はばんえいを代表する騎手の一人となりました。坂本東一きゅう舎の主戦騎手として多くの名馬に騎乗。中でもはやりホクショウマサルは、阿部騎手を語るうえで外せない馬ですよね。そして、現在はなんといっても昨年度ばんえい記念の勝ち馬王者メムロボブサップとのコンビで大活躍中です。阿部騎手の息子さんが厩舎に入り、騎手を目指しているとのこと。親子での騎乗も近い将来見れそうですね。ちなみに、阿部騎手にそっくりな息子さんはかなりイケメンです。阿部武臣騎手の通算2000勝達成セレモニーは17日(祝月)第4R終了後(16:25頃~)に実施予定です。一緒にお祝い頂ければ幸いです。そんな阿部騎手とのコンビ、メムロボブサップも参戦予定の旭川記念が、次回16日(日)に行われる予定です。今季はオッズパーク杯がインビクタ、北斗賞はメムロボブサップが勝利。この2頭が800キロのばんえい重量。あとは10キロ減の790キロから780キロの重量(登録段階)。このハンデ差がどうか。メムロボブサップのライバルアオノブラックが北斗賞取り消し。また、メジロゴーリキも前回取り消して、その後の影響がどうか気になるところですね。ミノルシャープは調子を上げてきていますし、アアモンドグンシンは前回勝利。今回重賞でどうか。4歳馬2頭キングフェスタと、ヤマカツエースの登録がありますが、これは出走するかどうか美病なところですね。あとは、連日の暑さで馬たちの体調面が気になるところですね。4市重賞の一つ第54回旭川記念BG2 ぜひご参加ください。ばんえいグランプリのファン投票皆さんお済ですか?まだの方お急ぎください。今度の月曜日17日締め切りです。投票くださった方の中から抽選で素敵のプレゼントも多くご用意しております。先日ファン投票の中間発表がありました。この段階で投票総数9,725票。すでに昨年の投票数を超えているそうです。皆さんご参加本当にありがとうございます。投票されていない方はお忘れなく、ぜひご参加ください。
2023年07月11日
こんにちは。今日の担当は耳目社・百瀬です。南関競馬は今日から大井開催。7月12日(水)には3歳唯一のJpnⅠ競走・第25回ジャパンダートダービーが行われます!出走馬枠順はこちら。無敗の2冠馬・ミックファイアは6枠6番。前走・兵庫チャンピオンシップを圧勝した、ミトノオーは同枠7番。そして3連勝中のユティタムは5枠5番。今年の出走は11頭。地方・JRA問わず、例年以上に層が厚いと言われる今年の3歳ダート戦線。今日は『JDD直前スペシャル!』と銘打って、過去10年の傾向を色々調べてみました。①1番人気は3勝!1番人気馬の成績は(3,2,2,3)と比較的堅実。続いて2番人気、3番人気は以下の通り。2番人気(2,2,1,5)3番人気(0,2,2,6)そして過去10年の、3連単の平均配当は140,791円!これは断然の1番人気だったカフェファラオが敗れた2020年(3連単:770,730円)と、単勝ブービー人気のキャッスルトップが激走した2021年(3連単:554,300円)の配当が大きく影響した結果。この2年を除く8年の平均配当は10,360円と比較的平穏。しかし、人気上位3頭で決着した年はここ10年間に一回もなく、過去25回遡っても3回しかありません。4番人気以下の馬、伏兵の台頭には要注意です。②前走鳳雛S組が善戦!過去10年の上位3頭馬が前走レース毎の成績は以下の通りです。鳳雛S:3勝、2着3着1回兵庫チャンピオンシップ:2勝、2着3着各3回ユニコーンS:2勝、2着3着各2回東京ダービー:1勝、2着1回、3着2回昇竜S:1勝ツイントップ特別:1勝過去10年で一番優勝馬を輩出していたのはJRA・鳳雛S。しかし今年は鳳雛Sからの直行組は0。④オーロイプラータが鳳雛S5着から鷹取特別を勝って参戦してきました。(鷹取特別組も過去2着1回あり)兵庫チャンピオンシップ組も2勝しており、⑦ミトノオー、⑪キリンジには心強いデータになりそうです。③JRA勢が優勢も、地方馬も2勝!過去10年でJRAが8勝と地方勢を圧倒していますが、地方馬も2勝し、計5頭が馬券圏内に入っています。これをどのように捉えるかは難しいところですが、帝王賞や東京大賞典など、過去10年地方所属馬が勝っていないレースもあり、個人的には地方競馬場実施のGⅠ(JpnⅠ)の中では、比較的地方馬が善戦しているレースかなと思っています。ここまで過去のデータを紹介してきました。もし馬券検討の参考になれば、幸いです。何と言っても注目は、無敗の3冠制覇がかかるミックファイア。3冠挑戦は2014年のハッピースプリント以来。『羽田盃、東京ダービー、JDD』で3冠レースを構成するようになった2002年以降で4頭目、勝てば21年間で初。また無敗での制覇となれば、上記三冠に加え、東京王冠賞も制している、トーシンブリザードに並ぶ快挙です。ダート競走の大改革により、この競走体系で実施される最後の南関トリプルクラウン。『ジャパンダートダービー』も『ジャパンダートクラシック』と改称し、来年からは10月に移行します。25回の歴史で、一区切りをつけるジャパンダートダービー。地元・大井所属馬が勝てば、記念すべき第1回のオリオンザサンクス以来の勝利。様々な記録と多くのファンの期待を集め、無敗の三冠奪取に挑むミックファイア。そしてそれに待ったを掛けようとするJRAの強豪たち。どんな結末が待っているのか。第25回ジャパンダートダービーは2023年7月12日(水)第11競走、発走時刻は20時10分。お見逃しなく!決戦の舞台・大井競馬場(実況席より撮影)暑さに負けない"熱い"レースに期待です!
2023年07月10日
日曜日担当の高橋華代子です。 7月上旬、東京ドームで行われた楽天スーパーナイターに行ってきました。東北楽天ゴールデンイーグルスの主催試合で、4年ぶりの開催。 本拠地の楽天モバイルパーク宮城で行われていることが東京ドームでも行われるという、関東の楽天ファンにとっても夢のような時間です。 とは言っても、ホーム試合でもビジターユニフォームを着用したり、いつもは3塁側がホームですが、この日は1塁側がホームとして行われるのは新鮮。 でも、マスコットのクラッチくん、クラッチーナちゃん、スイッチくん、エンジェルスさんたちが現地から来てくれたり、球場アナウンサーさんの進行や選手入場曲も流れたり、ものすごく楽しいです。 名前は忘れちゃいましたが、チームカラーでもあるクリムゾンレッドのノンアルコールドリンクも限定販売。さっぱりしていて美味しかったです♪ こういうイベントも↓ 楽天のマスコット・クラッチくん(茶色)、クラッチーナちゃん(ピンク)、スイッチくん(黄色)にも会えたぁぁぁ(涙)。 わたしはクラッチくんの熱烈ファンですが、クラッチーナちゃん、スイッチくんも、本当にすばらしいマスコットさんたちですよ。 楽天のマスコットさんたちは、現地で直接会ってこそ、お仕事のレベルの高さがすごく伝わってきます。ファンサ、ダンス、頭の良さ、気配り、それぞれの個性、全てにおいて、プロフェッショナルなマスコットさんたち。接した1人1人に、それぞれの思い出を作ってくれます。 試合前のめちゃめちゃ暑い時間帯に、お外でダンスステージや写真撮影会なども行われ、ファンの1人としても感謝しかありません。本当に本当にありがとうございました。 いつもはクラッチくんタオルを持参しているのですが、この日は宮城から来てくれたマスコットさん3人とお写真が撮れるとのことで、3人が写っている宮城の七夕まつりバージョンのタオルにしました。 いつもは遠く仙台にいるクラッチくんが東京で目の前にいるんだと思ったら感動で泣けてきました(涙)。 試合は負けちゃいましたが、楽天モバイルパーク宮城とはまた違う異様な盛り上がりで、その雰囲気に圧倒されました。4年ぶりの楽しい時間をありがとうございました。 さて、南関東ジョッキーズで楽天イーグルスファンと言えば、宮城県仙台市出身の田中洸多騎手です。 勝負服は、胴青・白玉あられ、そで白・赤一本輪ですが、正確に言えば、赤一本輪の部分は楽天イーグルスカラーでもあるクリムゾンレッドなんですよ。 田中騎手に以前伺った時は「腕の赤一本輪は出身地でもある宮城県の楽天イーグルスカラーのクリムゾンレッドをイメージして、いつでも故郷を忘れないように選びました」と教えてくださいました。 田中騎手は小学校2年生の時、東日本大震災にあったそうです。通っていた乗馬クラブが津波で流され、いつも乗っていた馬も亡くなり、あまりにもつらく悲しい出来事から、一時は馬から距離を置いた時期もあったそうです。 しかし、時間が経つにつれ、馬が恋しくなり、再び騎手を目指し、今に至ります。故郷の思いも強いからこその勝負服なんですよね。 階段をひとつずつ上がりながら頑張っている田中騎手。同郷としても応援していますよぉ!!!いつか、田中騎手が楽天モバイルパーク宮城で始球式をするシーンも見てみたいのですが(≧▽≦)
2023年07月09日
土曜日担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。姫路開催が終わったのが最近に感じる状態で今年の折り返し地点を通過してしまいました。年々1年の経過が早く感じます・・・。私の園田出勤は火~木曜の3日間のみ。高校野球の鳥取大会で実況をするため金曜日は移動日。その金ナイターはお休みさせていただきました。 その金ナイターは楽天競馬Youtubeライブを見ながら土曜日以降の資料作り。久々の野球実況で気合いが入りますが、土曜日は残念ながら雨天中止。日曜日から頑張ります。★山本屋騎手 初の遠征騎乗7月4日、佐賀競馬場でヤングジョッキーズシリーズが開幕!トライアルラウンド佐賀は兵庫の山本屋太三(やまもとや たいぞう)騎手が出場。大会初出場の山本屋騎手は初の遠征競馬。エキストラも含めて4鞍騎乗しました。第1戦は出遅れて後方追走の11着。第2戦は3番手を追走しましたが勝負どころで後退し8着でした。エキストラ騎乗は3着、6着という成績。シリーズはまだ始まったばかり。金沢ラウンド、園田ラウンドでの巻き返しに期待しましょう。次回は今月17日の高知ラウンド。兵庫の長尾翼玖(ながお たすく)騎手が出場する予定です。ジョッキーズチャンピオンシップ騎手紹介式https://www.youtube.com/watch?v=TqxQbEV1OS4★地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ 今年の王者は?7月6日(木)、園田競馬場で地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップのファイナルラウンドが行われました。残念ながら佐賀の山口勲騎手は負傷のため、11名のジョッキーで頂点を競いました。※第1戦は川原正一騎手、第2戦は広瀬航騎手が代打騎乗、ポイント対象外となります。◎「自分の庭」で吉村騎手初戦V※そのだメール☆ひめじメールTwitterより※園田競馬・姫路競馬chargedアドバンスより第1戦は地元兵庫の吉村智洋騎手騎乗のスターザサンライズが人気に応えて勝利。以下、山本聡哉騎手、渡邊竜也騎手、福原杏騎手、青柳正義騎手と入線。この時点で吉村騎手が福原騎手と46ポイントで並びトップとなりました。吉村智洋騎手インタビューhttps://www.youtube.com/watch?v=cJL9tqnwbQg◎絶妙なペース配分で逃げ切り!宮川騎手2200V※そのだメール☆ひめじメールTwitterより※園田競馬・姫路競馬chargedアドバンスより第2戦はアヴニールレーヴに騎乗した高知の宮川実騎手が逃げ切りで勝利。30ポイントを獲得し総合ポイントを「54」に伸ばし、逆転で総合優勝となりました。2位は浦和の福原杏騎手。地元兵庫の吉村智洋騎手は3位でした。 宮川騎手は同時に地方通算2200勝のメモリアルVを達成!!「スタート早いと聞いていたので、楽に逃げられたらと思っていました。リラックスして走ってくれて理想的な展開でした。トップ騎手と一緒にレースが出来るだけでも嬉しいのですが、そのレースで勝利が出来て感無量です。楽しむような気持ちでレースに乗っていたので結果がついてきて良かったです。」https://www.youtube.com/watch?v=H3OHV8q0sr8&t=4s昨年は年間136勝を挙げて高知リーディングを獲得。今年1月の佐々木竹見カップを初出場初制覇。シリーズレースで勝負強さを発揮しています。高知所属騎手のシリーズ制覇は4度目です。(赤岡修次騎手2回、永森大智騎手1回)※そのだメール☆ひめじメールTwitterよりhttps://www.youtube.com/watch?v=UQPNGvy0Ejg「7位だったので優勝は意識していなかったのでビックリしています。表彰の時に優勝おめでとうと言われて知りました。既に緊張していますが、地方競馬の代表になったので恥じないような騎乗をしたいです。今度は札幌で優勝してくるので応援を宜しくお願いします!」来月26日、27日にJRA札幌競馬場で行われる『2023 ワールドオールスタージョッキーズ』に向けて優勝宣言が飛び出しました。宮川騎手の活躍に期待しましょう!!★サマーカップで逃げ切りV 秋へ弾み7月6日(木)、笠松競馬場で第45回サマーカップが行われ、兵庫からはパールプレミア、イナズマテーラー、ビナサクセス、バーニングペスカの4頭が出走しました。スタートを決めたパールプレミアは得意の逃げに持ち込みます。序盤から早いラップを刻むと後続馬は追走で精一杯。スピード自慢のライバル達を完封する強い内容で重賞3勝目を挙げました。2着は兵庫のビナサクセスが入り、兵庫勢のワンツーフィニッシュとなりました。その他の兵庫勢はバーニングペスカが4着。イナズマテーラーは7着でした。笹田知宏騎手は重賞13勝目。今年は新春賞、兵庫ウインターカップ、ぎふ清流カップ(笠松)に続き重賞4勝目です。「前走後から暑さが気になっていましたけど、ギリギリ持ち堪えてくれました。いつもより発馬は速くありませんでしたが、行き脚がついたので終始自分のリズムで走る事が出来ました。笠松の軽い馬場も合っていますね。休養を挟んでから一気に馬が成長してくれているので、今後も強い相手に勝っていけるように頑張ります。」新子雅司厩舎は重賞59勝目。今年は5月の「さきたま杯 Jpn2」に続き重賞7勝目。新子厩舎はこの勝利で兵庫の歴代重賞勝利数単独2位に浮上しました。歴代トップは曾和直榮(そわ なおえ)氏の66勝です。★真夏の古馬牝馬頂上決戦! 次回の園田競馬は水木金の3日間開催です。7月14日(金)にはグランダムジャパン古馬シーズンの4戦目、第16回兵庫サマークイーン賞が行われます。全国交流の牝馬重賞です。【他地区遠征登録馬】※7月5日時点ハクサンアマゾネス(金沢)ジュランビル(大井)ティーズハクア(船橋)トップザビル(川崎)【兵庫 主な登録馬】※7月5日時点アキュートガールエイシンヌプリクリノアリエルクリノメガミエースニネンビーグミマルグリッドフローラルドレスセントクリーガーナムラコマチデンコウハピネス など※登録をしていても出走しない場合もあります。7月12日(水)の枠順発表でご確認をお願いします。注目は "金沢の女帝" 重賞17勝のハクサンアマゾネスが登録!!前走の百万石賞を大差で制し、同レース3連覇を飾りました。園田初見参です!さらに佐賀ヴィーナスカップで初重賞制覇を飾ったジュランビルなどが遠征予定。地元兵庫からは新春賞の勝ち馬アキュートガール、GDJ3歳シーズンの覇者マルグリッド。重賞ホースのクリノメガミエース、ニネンビーグミなどが登録しています。真夏の牝馬頂上決戦にご期待ください。ラジオ大阪ドラマティック競馬金曜版、【そのだ金曜ナイター中継】のゲストは元競馬エイトTMの鈴木由希子さんです!中継の模様は楽天競馬YouTubeライブでご覧頂けます。ウインズ神戸B館での地方競馬発売は次週も水曜日、木曜日の2日間。営業時間は午前10時〜午後8時30分です。他地区のナイターレースの発売も行う予定となっております。詳細につきましては、園田・姫路競馬の公式ホームページをご覧ください。
2023年07月08日
金曜日は、古谷が担当します。 4日は「八戸市場」が開催されたこともあり、この日は八戸家畜市場で取材していました。その模様は、スポーツ報知「こちら日高支局です」で書いていますので、ご覧頂ければと思います。最高価格となったショウリダバンザイの2022は、母がホッカイドウ競馬と南関東で活躍したショウリダバンザイで、初年度産駒となるタワーオブロンドンを父に持つという点から、今回も目玉だと思われていましたが、当然のように最高価格となりました。ショウリダバンザイの2022は川崎に入厩する予定で、今から楽しみです。(最高価格となったショウリダバンザイの2022。写真提供:山中博喜氏) さて、今週のホッカイドウ競馬は、2つの重賞が行われました。スーパースプリントシリーズ「第9回グランシャリオ門別スプリント」と、グランダム・ジャパン古馬シーズン「第22回ノースクイーンカップ」です。シリーズものですので、全国の注目を集めた2つのレースでしたが、このブログでは「グランシャリオ門別スプリント」にスポットを当てます。 とはいえ、「グランシャリオ門別スプリント」は、八戸市場と同じ日だったので、YouTube観戦でした😅 「北海道スプリントカップ」で惜しくも3着に敗れたスティールペガサスが、昨年の「北海道スプリントカップ」以降は地元馬には負けておらず、本質的に1000mは忙しい印象でも56キロで挑める点から、1番人気に支持されました。そして、「エトワール賞」と「北海道スプリントカップ」で果敢に逃げた3歳馬・スペシャルエックスは、53キロの軽量と距離短縮で雪辱を期す形で2番人気と続きました。 レースは、やはりスペシャルエックスがハナを譲りませんでしたが、それまでの2戦と違い、先頭に行き切るまで、意外と手こずった印象を受けました。個人的に採ったレースラップは、12秒4-11秒5-11秒8-12秒2-12秒4前半3F35秒7、上がり3F36秒4と、スペシャルエックスにしては最初の1Fは掛かりすぎ。無理に先手を取ったように見えたこともあり、直線での踏ん張りが利くかがポイント。しかも、スティールペガサスは好スタートから道中の位置取りも抜群で、直線でも手応え抜群。予想通りの一騎打ちでしたが、意外とスペシャルエックスが渋太く、ゴール直前でスティールペガサスが猛追して馬体を併せてフィニッシュ。スペシャルエックスに軍配が上がり、とうとうスティールペガサスの牙城を崩しました。 岩橋勇二騎手、田中淳司調教師のインタビューは、ホッカイドウ競馬公式YouTubeチャンネルをご覧下さい。 そして、「第22回ノースクイーンカップ」のことは、ウェブハロンに書いていますので、こちらをご覧下さい。ちなみに、個人的に採ったレースラップは、以下に記しておきます。12秒7-12秒7-13秒5-13秒2-12秒6-12秒8-12秒9-13秒3-13秒6前半3F38秒9-5F64秒7、上がり3F39秒8 また、「ノースクイーンカップ」を制した小野楓馬騎手、田中淳司調教師のインタビューは、ホッカイドウ競馬公式YouTubeチャンネルをご覧下さい。(「ノースクイーンカップ」を制したレスペディーザ。写真提供:山中博喜氏)
2023年07月07日
木曜担当のよこてんです。 今回は岩手でも進む2歳新馬戦のお話を。この稿を書いている時点で5頭の2歳新馬戦勝ち馬が誕生しています。それらの馬たちを紹介していこうというお題。 今年最初の2歳新馬戦は5月21日の盛岡競馬場で行われました。当日の3R、盛岡ダート1000m。勝ち馬は、今年の岩手競馬の最初の2歳の優勝馬はセイフェミニン号(佐々木由則厩舎・山本聡哉騎手)でした。■2023年5月21日盛岡3R/優勝セイフェミニン 2番手追走からきっちり前を捉え切り、最後は後続に差を詰められる形でのゴールにはなりましたが3/4馬身残しての勝利は余力を感じる内容。 同馬はその後6月20日の水沢で2勝目を挙げており、“一番最初の2歳新馬戦勝ち馬”の名にふさわしい成績を積み重ねつつあります。 セイフェミニン号は鹿毛の牝馬、父トビーズコーナー、母ヴァルール、母父ゴールドヘイローの血統で浦河・岡部雅樹さんの生産馬。半兄ダイチスマイルは笠松で1勝、全兄ダイチストリームは現笠松で未勝利。本馬の母ヴァルールの半兄ダイチヴュルデがJRA→金沢→名古屋→岩手と転戦して岩手で2勝を挙げています。■セイフェミニンの母の半兄ダイチヴュルデはJRAで2勝、岩手で2勝(19年8月24日水沢5R優勝時) そんな近親の成績から、また父トビーズコーナーというところからもダート・短距離の印象が強いわけですが、2歳戦は完成度の高さが武器になる部分もありますし、この先でどんな走りを見せてくれるか?はひとまず距離を問わず注目でしょう。 2頭目の新馬勝ち馬は6月4日の2R、水沢ダート850mを勝ったフジユージーン号(瀬戸幸一厩舎・村上忍騎手)。■2023年6月4日水沢2R/優勝フジユージーン ゲートを出た瞬間こそ他の馬が少し速い感じでしたがそこからの加速で楽に他を引き離すと3角手前で、850m戦の3角手前でもうクルージングに入るくらいの余裕。そこからはゴールまで持ったままの大差勝ちはなかなかに強烈なデビュー戦でしたね。 フジユージーン号は黒鹿毛の牡馬、父ゴールデンバローズ、母デザイナー、母父スウィフトカレントの血統で新冠・村上牧場の生産馬。昨年の北海道オータムセールでの購買馬でした。 母のデザイナーも岩手でデビューした馬でその新馬戦では1番人気に推された馬でしたが残念ながら勝ち星を挙げることなく2戦0勝で繁殖入り。フジユージーンの半兄にあたるロイヤルウィーブがJRA未勝利→岩手と移って岩手で4勝を挙げています。 また父のゴールデンバローズは今年が産駒デビューの新種牡馬。本馬が父の産駒の初勝利ともなりました。■フジユージーンの母デザイナーは岩手デビューの馬(15年8月16日盛岡4R2歳新馬戦出走時)■フジユージーンの半兄ロイヤルウィーブは岩手で4勝(22年6月26日盛岡3R優勝時) デビュー時526kgの馬格を持ち、それでいて初戦から高い完成度の走りを見せた本馬は陣営や手綱をとった村上忍騎手いずれからも「ちょっとモノが違う」という評価をうかがっております。このあとは順調であれば芝重賞路線に向かう模様。もちろん2歳戦線だけでなく来年の3歳戦線での期待も高い馬だと言えるはずです。 3頭目の新馬勝ち馬は同じ6月4日の3R、水沢ダート850mを勝ったリトルカリッジ号(菅原右吉厩舎・陶文峰騎手)でした。■2023年6月4日水沢3R/優勝リトルカリッジ ひとつ前のレースの印象が強烈だっただけにその影に隠れた感じもありますが、なかなかどうしてこちらも良い走りを見せています。2着馬と競り合いながら結果的には直線だけで4馬身差を付ける手堅い勝利。レースセンスの高さは十分に感じさせてくれましたね。 実際、2戦目は盛岡ダート1200mに転じて大差勝ち。デビュー戦は本来のデビューになるはずだった5月21日の新馬戦を競走除外(※発売開始後の当日出走取消)となって、その影響も懸念された中での勝利でした。余裕を持って挑んだ二戦目の走りの方がこの馬のより本来の力だ・・・と言えるのでは。 リトルカリッジ号は鹿毛の牝馬、父アジアエクスプレス、母ブレイヴフィート、母父はキングカメハメハ。日高・下河辺牧場の生産馬。祖母のグローバルフィートが2003年の三冠牝馬スティルインラブの半妹にあたります。 父がアジアエクスプレスですからあまり長めの距離は・・・でしょうが、マイルあたりまでの強さは証明済みの父でもあります。兵庫で走る全兄のエコロジェネラスが1400mから1700mまでの間で好走しているのが参考になりそうですね。 どんどん行きましょう。4頭目は6月18日の水沢3R、ダート850mの新馬戦。優勝したのはミヤギヴァリアント号(菅原勲厩舎・村上忍騎手)。■2023年6月18日水沢3R/優勝ミヤギヴァリアント スタートからのダッシュでハナに立ち直線はしっかり追って後続を完封。大差勝ちにこそならなかったものの10馬身差なら十分に圧倒的と言っていいものでしょう。 ミヤギヴァリアント号は栗毛の牡馬。父モーニン、母ナトゥーラ、母父フジキセキで日高・道見牧場の生産馬で2021年北海道サマーセールでの購買馬。母は2015年留守杯日高賞を制したホレミンサイヤの半姉、また母の半姉ウイニフレッドは今年の東海地区の“無敗のダービー馬”セブンカラーズの母です。さらには本馬の半姉ヤマショウデリーヌが現在岩手で走っていますね。■半姉ヤマショウデリーヌは門別→岩手と進んで岩手で1勝(22年10月23日盛岡1R優勝時) デビュー戦の勝ちタイムは稍重51秒4、先の2頭が同じ稍重で51秒7・52秒1。横並びでは上位、ただフジユージーンは追っていないタイムですからね・・・と、今の時点ではなるわけですが、まだ緩さの残るいかにも2歳馬らしい身体ながらこれだけ走るのですから素質は高いと判断したいもの。村上忍騎手も「まだ身体ができていない。成長してくればもっと走るようになる」と評価していた点は覚えておきたいところ。 5頭目の勝ち馬は今季最初の芝の新馬戦勝ち馬になりました。7月2日の盛岡3R、芝1000mを制したカリフィア号(櫻田康二厩舎・山本政聡騎手)でした。■2023年7月2日盛岡3R/優勝カリフィア ゲートが開いた瞬間、一瞬遅れたもののすぐに巻き返してハナに。その分か、最後は少し脚が止まったようにも見えましたが、それでも2着に2馬身差の危なげない勝利。稍重59秒1の勝ちタイムも優秀。 カリフィア号は鹿毛の牝馬で浦河・猿橋義昭さんの生産馬。父カリフォルニアクローム、母アンフレシェ、母父マンハッタンカフェの血統です。 曾祖母のセカンドチャンスがテイエムメガトン(97年ダービーGPなど)の全妹なんですけども、遡っていくとフロリースカップに行き当たるバリバリの小岩井牝系の出・・・というところが凄く良いですし、そういう馬が岩手で新馬勝ちというのも良いですよねえ。 本馬は北海道トレーニングセールで税込み1760万円、今年のセールでは3位タイの高額で購買されました。その金額との比較でどうしても見られてしまう部分があるのですけども、最初のひとつが勝てずに終わる馬もたくさんいる中でしっかり勝てたという点、それだけの力を備えていたという事は高く評価して良いものだと思います。 今年の2歳戦は例年より馬の質が高そうな印象を受けます。馬体がよくまとまっていてバランスの良い馬が多い気がしますね。これは自分だけでなく厩舎関係者の方も同じ印象を持たれている方が多いように思います。 現時点ではあくまでも相対的な印象ですけども、でも新馬戦を勝てなかった馬たちでもいずれひとつふたつは勝ちそう・・・と感じる馬は多いように感じます。 絶対的な評価という事になると今後門別からの移籍馬が増えてきてからどう変化していくか?になるわけですけども、来年からの全国的な路線改革に先立って今年から実質スタートする2歳路線、そこで地元生え抜き馬が覇を競い合ってくれればいいですよね。新馬戦を勝った馬たちを始め地元デビューの2歳馬たちがこの先順調に成長し、戦っていけることを楽しみにしています。
2023年07月06日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 先週から引き続き、北海道におります。 まず、私もこの週末、函館競馬場にお邪魔してきました。 前日土砂降りの雨が降ったあと、7月1日土曜日の朝 JR函館駅前の風景 函館の青空も、よそにはない独特の色があるよね 芝の緑と、空の青のコントラスト 向こうにはおなじみ、立待岬と函館山 今週は、ノーザンホースパークで余生を送っているというブラストワンピースが、函館競馬場に来てくれていました。 多くのお客さん方が、カメラを構えて写真に収めていました。 たたずむブラストワンピス なんか、かわいい 有馬記念を勝った彼。引退後、種牡馬になれないとなったときには、話題にもなりましたよね。いまは種牡馬になるのも競争が大変なのでしょうから。 こうして余生を過ごす場所が決まり、そして時に私たちに姿を見せてくれることは、競馬ファンにとっては色んな意味でうれしいこと。これまでに応援してきた全ての馬とこうして会えるわけではないのだけれども……そう思うと、こうした機会が一層有り難いものに感じられました。 いま、JRAでは「競馬法100周年」の様々な記念行事が行われています。 函館競馬場の一角で、大変興味深い展示が行われていました。 「勝馬投票100年の歩み」 私たちが当たり前のように楽しんでいる「馬券」というものが、どのような歴史を経て今のように楽しめるように形作られてきたのか。 実際に展示を見てみると、ワクワクするような記録や過去の写真がいっぱいでした。 馬券が売られているって、当たり前のことじゃないんですよね。 日本は、賭け事をしちゃいけないルールの国なんだから。 「黙許」 まあ簡単に言うと、ほんとうはダメなんだけど、当局がダメって言わずに見逃し目こぼししていた、ということですよね。 そんなところから始まって、今のようにきちんと法律で認められた賭事レジャーになるまでには、様々な人たちの努力があったようです。 さすがに、この買い目毎に窓口が決まっていて、その窓口に並んでいた、っていう時代は、私は知らない世界。私が参加し始めたときには、もう1枚の馬券に複数の買い目が並んでいる「ユニット式馬券」でした。 馬券の歴史年表 ずっと以前から馬券を楽しまれている方々には「そうそう、そうだったのよ」という記録。最近競馬を楽しみ始めた方々にとっては「昔はこんなだったのか……」という発見があります。 このあたりは、私も知らない世界。 「昭和の時代」のにおいがする記録写真ですね。 函館競馬場と言えば、「馬連」 馬番連勝式馬券発祥の地。 競馬場内には、その歴史を記録する碑が建てられています。 「馬番連勝発売記念」 スタンドを出て4コーナー方向 馬頭観音のそばにあります 以前は入場門脇にあったと記憶していますが……いつからか、ここに移設されました。 私が競馬を見始めたときには、馬券は単複と枠連しかなかったんですよね。 せっかく穴馬を見つけても、人気の馬と同じ枠に入ってしまうと、別々に分けては買えないので馬券の妙味はなくなってしまっていたんですよね。まあその代わりに、人気馬買ってその馬がダメでも、隣の同枠人気薄馬に助けられたことも何度もあるんですが(笑)。 馬連が出来たとき、多くの競馬ファンが狂喜乱舞したのです。 ようやく、枠のひとくくりではなく馬そのものを応援できるようになったと。 そういえば、馬券にまつわるこのキーワードも、もう大昔の歴史的遺物ですよね。 単枠指定(シード) すごく人気を集めそうな馬がいる場合に、主催者が予め指定してその馬は1頭だけの枠に組むというルールです。その人気馬がもしも競走除外になったような場合に、枠に他の馬が残っていると払戻がされないので、その理不尽さを生じさせないためのルールでした。 主催者が「この馬が人気になる」って宣言するということ自体が、主催者による予想行為じゃないか、という意見もあって、また予想の上での様々な思惑を呼び、そのたびに話題になりました。勿論指定される馬はかなりの有力馬なので、単枠指定馬を巡る様々なドラマもあったな。 私が単枠指定で思い出すのは、初めて競馬ファンとして注目して見た1988年のダービーで単枠指定になった、マティリアル。皐月賞を勝ったならともかく、3着だったのにダービーでは単枠指定され、24頭立ての単勝オッズ2.4倍。圧倒的な1番人気になりました。極端な追い込み馬で、その追い込み脚がもの凄く印象に残る馬で、確かに人気は集中しそうな感じではありましたが…… 結果は、18着。人気ってなんだろう、っていうことを考えながら競馬を見ることの、私にとってのひとつの出発点みたいなレースでした。 あとは、この写真の展示でも取り上げられている、オグリキャップ-バンブーメモリーの2頭が単枠指定され、その2頭が直線で相譲らぬ死闘を繰り広げた、1989年のマイルチャンピオンシップ。忘れもしない連勝式「1-3」で決まり、配当は180円でした。 みたいに……昔からのファンには、あのときあんな競馬があったな、という熱い気持ちを思い起こさせてくれる、なかなか良い展示です。来週の函館最終週まで開催されているようなので、是非訪れてみてください。 さて、レース場での話は、昨日の門別競馬場。 先週もご紹介した多田羅誠也騎手が、通算300勝を達成しました。 2R カンノンアーニモで勝利 300勝のプラカードを持っているふたり 福原杏騎手(浦和から短期移籍)と小野楓馬騎手は、2019年春デビューの同期 今シーズンは期せずしてこの同期3人、門別競馬場に揃いました。 そういえば、福原騎手は門別滞在が今月までだな…… 彼の話は、先週の稿でお伝えしました。 勝つ数よりも、滞在中に学びとる内容。同じようなことは、昨日のインタビュー収録でも話していました。 とは言え、レースでも明らかに目立ってきたよね。 もう少し乗って、このコースのこととか、この場所の馬のことがわかりだしたら、更なる活躍もあるのではないでしょうか。 期待しつつ注目していきたいですね。 さて、昨日のメインレース 重賞のグランシャリオ門別スプリント(1000m) 短距離の王者・スティールペガサスが登場して注目を集めました。 が……… 勝ったのは、行き切ったスペシャルエックス スティールペガサスの猛追をアタマ差だけしのぎました。 スティールペガサスも、力は示しました。 ビックリしたのは、そこまでスタートが速いという印象があるわけではないこの馬が、ゲートが開いて飛び出して、むしろスペシャルエックスが促して先頭に立つのを待つような形になったこと。しかしそこからスペシャルエックスが来ると、この馬ともう一頭ベストマジックを前にやってから外へ。戦況を考えたら当然の捌きでしたが、結果的に今日の負けは、この下がって切り返す分の差だったのかな。枠の内外が逆だったら、スティールペガサスが差し切っていたのでは?と思わせる、強い、そして迫力のあるレースぶりでした。 先週の栄冠賞に続いて、今週も岩橋勇二騎手の笑顔が見られた! 田中淳司調教師も、先週に続いて重賞制覇「今回は一線級の速い馬がいなかったので勝てましたが、この馬には1000mはちょっと忙しいかなと思っていました。ベストの距離は1400mぐらいかと。」 次走は、7月23日盛岡のハヤテスプリント(1200m) 今日は川崎に、スピーディキックに久しぶりに会いに行こうと思っています。
2023年07月05日
火曜日担当の太田です。先週我が社は大井競馬場の帝王賞観戦を目的に東京へ行ってきました。せっかくこの機会ですから、いろいろな公営競技も見てこようと思い全競技観戦。関東にいれば全競技にすぐ触れることができる。すごいなあと思った次第。車券、舟券、馬券とそれぞれ挑戦もして楽しんだわけですが、それぞれ予想やり方も異なるので、面白いと思った次第です。また、コロナでできなかったイベント等もすっかり復活しており、それぞれの競技ごとファンを楽しませる試みがおりました。大井は帝王賞開催ということもあり、人の数もすごかった。さすがJpnⅠという感じでしたね。田舎者には人酔いするぐらいでした。(お忙しい中放送室にお邪魔させていただきました。耳目社の皆さんありがとうございます。)それにしても、6月だというのに東京は真夏並みの暑さ。暑いだろうなと思ってはいましたが、想像以上に暑かった。黙っていてもジトーっと汗が噴き出して不快。この時期の本州は我々北海道人には厳しいなと感じました。2日(日)のばんえい競馬は4歳3冠の初戦、第17回柏林賞BG3が行われました。この世代はキングフェスタの1強。この馬を負かす馬が現れるのか。2番人気に近走絶好調のツガルノヒロイモノ。3番人気にはホクセイウンカイが推されておりました。道中、クリスタルコルドが果敢に先行して第2障害へ。キングフェスタは先行勢のすぐ後ろ。障害ではヘッチャラがすんなりクリアするところ、キングフェスタも勢いよく上がっていきますが、まさかの膝を付くアクシデント。ヘッチャラ、ホクセイウンカイ、ヤマカツエースが障害をクリアし、キングフェスタはすぐに立て直すものの4番手で第2障害を降りてきました。障害を降りてからのキングフェスタは次元が違いました。アッという間に先頭に立つと、そのまま力強い足取りで、他馬を引き離しての勝利。強さをまざまざ見せつけたレースとなりました。(主催者提供)レース後、鈴木恵介騎手のインタビューでは、レース前少し元気がなかったということで、やや心配していたとのこと。それもあり、道中の行きっぷりもいつもと違ったようです。そして、第2障害でもまさかの膝をつくアクシデント。ファンの皆さん、馬券を持っている皆さんも思わず声が出たのではと思います。ただ、すぐに立て直して、最後のあの脚。ミスがありながらもあの圧勝劇ですから、ライバルたちの出る幕はなかったという感じです。(主催者提供)ここの所の暑さもあったのかもしれませんが、完調でなくこのレースですから、3冠に向けてもう文句なしという感じ。ただ、一番の難関は2冠目。ハンデがどのくらい付くかという所でしょう。3冠目は同斤ですから、2冠目をクリアできれば3冠はほぼ確実になることでしょう。あとは、この結果を見て、他陣営がどう考えるか。最終的にはハンデ差(重量)、当日の天候で馬場状況という所はありますが、今のところキングフェスタの敵になるような感じの馬は見当たらない状況かと思います。4歳2冠目銀河賞は、9月24日(日)です。次回9日(日)の帯広競馬場は、ばんえい十勝×飯塚オートレースのコラボイベントを開催いたします。飯塚オートからは、有吉辰也選手が来場。飯塚オート勝利の女神RUKAさんも来場し、トークショーなどが行われます。我がばんえい競馬からは、騎手会長の阿部武臣騎手が登場します。楽しみ抽選会や、投票キャンペーンなども実施。もちろん、有吉選手、RUKAさんにはばんスタにもご出演いただく予定ですHPをチェックしてぜひお楽しみください。よく10日(月)は、ばんスタ延長戦を配信いたします。大好評「とかちは どっち!?」誰でも参加可能の2択クイズでお楽しみいただきます。配信内で出されるクイズにお答えいただくだけ。今回はメールフォームから答えを選んで、必要事項を記入するだけ。簡単に参加することができます。クイズに正解した方の中から抽選でお肉が当たります!!ぜひばんえい競馬と一緒のお楽しみいただき、十勝の情報通になりましょう!!
2023年07月04日
こんにちは。隔週月曜日、今日の担当は耳目社の百瀬です。先週の南関競馬は浦和×大井のリレー開催!『ファンタスティックリレー』と銘打って、帝王賞当日を除く、6月26日、27日、29日、30日の4日間の日程で実施。弊社実況陣も、掛け持ちで実況を担当するなど、いつもとは異なる体勢で業務に当たりました。私は金沢出張もあり、リレー開催の担当は、後半2日の大井だけ。日頃競馬場に到着し、まずチェックするのが、場内で配布されている"出走表"。リレー開催日には、大井競馬、浦和競馬と2場それぞれの出走表が、配布されていました。いつものように出走表を受け取り、実況席でぼんやり眺めていると、ある疑問が湧いてきます。今日の全24レース塗り終わるのに、どれくらいの時間が掛かるかな!?そんな事が分かって、何の役に立つんだ!?と至極真っ当なご指摘を頂きそうですが…まあ、思っちゃったんだから仕方ない。やってみましょう!という訳で、今回は今日は2022年2月28日更新以来、"競馬実況の舞台裏に迫る!"シリーズ『リレー開催、全24レースの塗り絵をしてみた』をお届けします。まず、塗り絵とは何か。競馬の実況アナは騎手の勝負服を見て、どれがどの馬かを判別しています。その時に使う資料を"塗り絵"と呼んでいます。パソコンで打ち出せるソフトもあるようですが、弊社の実況メンバーは全員、競馬場内で配られる"出走表"のわずかなスペースに、色鉛筆で勝負服のデザインを書き込んでいます。私の場合は、出走馬順に塗るのではなく、色ごとに塗り、色を塗り重ねて完成させていきます。その際の塗る順番は、【青⇒黒⇒緑⇒橙⇒紫⇒桃⇒赤⇒黄⇒その他】(南関東の場合。金沢、笠松はこの限りではない)濃いめの色から塗って、明るい色を重ねていくイメージですね。6月20日。浦和競馬4日目、大井競馬5日目。出走表に塗り絵する様子を自分自身でレポートします!(苦笑)13:15 塗り絵開始!(塗り絵前の出走表)(このスペースに色鉛筆で勝負服を書いていきます)(最初に"青"だけ一気に塗って、その後"黒""緑"の順番で塗ります)14:00橙まで4色塗り終わる。しかし、ゴールはまだまだ先。(橙を使う勝負服は菅原騎手、及川騎手、室騎手の3名!)14:15 桃まで終わり、あと少し!と思いきや、赤と黄は本当に多いので、ここからさらに時間を要します。(撮影後、浦和1Rの⑤内田利雄騎手を塗り忘れていたことに気づく。)(真剣に塗り絵に取り組む私)(私の向かいでも、真剣に塗り絵に取り組む、先輩・山中アナ)14:20 大井競馬1R発走。作業の手を止めて、実況のフォローに入ります。14:35ちょっと疲れてきたので、糖分補給。先日遊びに来て頂いた火曜日担当・太田裕士氏率いるOProject様より頂きました、北海道銘菓でブレイクタイム。太田さん、大滝さん、蛯名さん、ありがとうございました!14:55 大井競馬2R発走。再び作業中断。15:00 赤まで終わり、あと少し!(完成間近!!)15:15 黄を塗り、枠色を塗って完成!(6月30日、全24レース分の塗り絵完成!)(こちらは浦和競馬場)(こちらは大井競馬場)全24レース。総出走馬268頭の塗り絵が完成ました!でも実際に実況するのは、6レース68頭ですが…(^_^;)レース数や出走頭数にもよりますが、1日分の塗り絵を完成させるのに、集中して取り組んで約1時間。1Rの発走前までには完成させたいと思い、日々仕込みに励んでいます。2場分を完成させるのに約2時間。作業量も2倍でしたので、実況前に少し疲れましたね(苦笑)という事で、今日は久しぶりに、実況席の普段の様子をご紹介しました。「競馬実況アナにこんな事聞いてみたい!」「実況の現場をもっと見てみたい!」など、本文の感想と併せて、何かご要望がありましたら、是非ツイッター等でご意見頂ければと思います。
2023年07月03日
日曜日担当の高橋華代子です。 6月23日の船橋1レース・2歳戦の紅花特別(1200m)で、ニカとクラッチタイムが走りました。なぜこのお馬さんたちをクローズアップするかというと?! わたしの推しの名前が入っているんです(*^^*) ニカはキスマイの二階堂高嗣さんの愛称。 クラッチタイムは東北楽天ゴールデンイーグルスのマスコット・クラッチくんの名前が入っています。 もちろん、それぞれの馬名の意味合いは違いますが、推しの名前が入っているお馬さんはやっぱり気になるものです。 それぞれのメンコには名前の刺繡も入っていました。 ニカ↓ ニカの両親は、父ネロ、母ニシノクローバーという血統の女の子。 クラッチタイム↓ クラッチタイムの両親は、父フリオーソ、母マダムアグライアという血統の女の子。 メンコが2頭とも素敵ですね。 走るニカ↓走るクラッチ。まさかの鳥さんコラボ(*^^*)↓ 保存用の記念馬券も購入したいなと思って、発売開始前に並びました。気合も入ります(笑)。↓ このマーク、かわいい。 ニカちゃんとクラッチくんが一緒のレースで走るような妄想も膨らみ、楽しかったです♪ 南関東競馬はこういう感じで馬券の種類によっては馬名&騎手名が入るのもうれしいですね! 記念にお持ち帰りです。 こういう感じで、競馬は人それぞれいろんな楽しみ方ができるのも魅力ですね。
2023年07月02日
土曜日担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。前回のブログ冒頭で新装鞍所を紹介しましたが、今週水曜日から使用を開始。レース前に見学してきました。二階はまだ使用不可ですが、関係者の待機場所として活用されるようです。誘導馬(アイスバーグ、メイショウシャーク、ストラディヴァリオ)も建物内の新居にお引越し。馬体重を計測する体重計もリニューアル。頭上の電光掲示板で馬体重が表示されます。長年使われていた体重計も解体される予定です。中に入れないようにバリケードがされていました。★4年ぶり!競馬場プロレス園田競馬場で4年ぶりに競馬場プロレスが行われました。金曜日当日は雨予報。開門前に強い雨が降り、開催が心配されました。幸い試合時間には雨が止み、予定されていた三試合を消化する事が出来ました。第一試合はタッグマッチ。吉田和正&アブドーラ・小林 vs 谷口裕一&伊東竜二パドック進行の合間に第一試合を観戦。冒頭の5分しか観られませんでしたが凄い迫力ですね。第二試合は女子プロレスラーのシングルマッチ。安納サオリvs夏実もち※木村アナウンサー撮影第三試合は大迫力の6人タッグマッチ!!青木優也&菊田一美&石川勇希 vs 中之上靖文&神谷英慶&星野勘九郎※木村アナウンサー撮影第三試合は出場選手が全員場外へ。お決まり?の場外乱闘が発生しました(笑)。※木村アナウンサー撮影アブドーラ・小林選手と仲良くお座りしている「そのたん」。第三試合を現場で観戦していた木村アナウンサーが、ほのぼのとした光景を撮影しました。メインの大日本プロレスカップはエイシンアンヴァル(川原J・森沢厩舎)が勝利!表彰式にはリング上で熱い戦いを披露したレスラーが集結しました。↓表彰式後の定番?アナウンサーが餌食になります。私も覚悟しておかないと……。※表彰式画像は園田・姫路のメールマガジンより大盛況だった競馬場プロレス。次回開催もご期待ください!◎次週の注目レース!!◎★ヤングジョッキーズシリーズ開幕!7月4日、佐賀競馬場で行われるヤングジョッキーズシリーズのトライアルラウンドに兵庫の山本屋太三騎手出場。大会初出場の山本屋騎手は初の遠征競馬となります。金曜日に勝利を挙げて弾みをつけました。3度目の出場となる兵庫の長尾翼玖騎手は、7月17日の高知ラウンドから騎乗します。今年のファイナルステージは川崎競馬場、中山競馬場。7月から中央、地方の若手騎手によるサバイバルバトルが始まります。★2023地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ7月6日(木)に地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップのファイルラウンドが園田競馬場で行われます。地方競馬のトップジョッキー達が園田に集結します!【出場騎手】落合玄太(北海道)山本聡哉(岩手)福原杏(浦和)森泰斗(船橋)矢野貴之(大井)山崎誠士(川崎)青柳正義(金沢)岡部誠(名古屋)渡邊竜也(笠松)吉村智洋(兵庫)宮川実(高知)山口勲(佐賀)地元兵庫からは吉村智洋騎手が出場します。ファーストラウンド終了時点で総合6位につけた吉村騎手。ホームグラウンドで4年ぶりのシリーズ制覇を目指します。盛岡ラウンドを終えた時点で、トップは浦和の福原杏(ふくはら まい)騎手で34ポイント。2位は31ポイントで北海道の落合玄太(おちあい げんた)騎手が続いています。『2023 ワールドオールスタージョッキーズ』の出場権は誰が獲得するのか?名手の戦いにご期待ください。https://www.keiba.go.jp/raceseries/2023jcs/★兵庫勢遠征!サマーカップ(笠松)7月6日、笠松競馬場で第45回サマーカップが行われます。兵庫からは4頭が選定されています。【遠征予定馬】パールプレミア(新子雅司厩舎)ビナサクセス(柏原誠路厩舎)イナズマテーラー(藤川純厩舎)バーニングペスカ(橋本忠明厩舎)2月の兵庫ウインターカップを逃げ切りVの「パールプレミア」。兵庫で才能を開花。好調柏原厩舎が送り込む上がり馬「ビナサクセス」。中央から転入後、兵庫で6戦5勝。連勝の勢いで初重賞を狙う「イナズマテーラー」。JRA3勝の実力馬「バーニングペスカ」の4頭が出走予定です。なお、出走予定馬は変更になる場合があります。ご了承ください。2023年はあっという間に上半期が終了。来週からは下半期の開催がスタート。園田競馬の夏開催も本場でお楽しみください!
2023年07月01日
金曜日は、古谷が担当します。 2023年、今日で早くも半年が終わります。年を重ねるにつれ、月日が経つのが早くなるとよく聞きますが、最近はそのことを痛感します。ホッカイドウ競馬も2カ月半が経ち、全国で最も早い2歳重賞「第48回栄冠賞」が27日に行われました。 今年から、全日本的なダート競馬の体系整備により、ホッカイドウ競馬の2歳重賞は、色々と変わりました。「エーデルワイス賞」が11月1日に移りました。そして、牡馬にとって短距離戦の最大目標となる「ネクストスター門別」が10月5日に行われ、「栄冠賞」「イノセントカップ」の他に、「サッポロクラシックカップ」が7月27日に1200mで行われる形に変更しました。<短距離>(すべて1200m)6月27日「栄冠賞」7月27日「サッポロクラシックカップ」9月7日「イノセントカップ」10月5日「ネクストスター門別」<牝馬限定・短距離~マイル>7月13日「リリーカップ」(1000m)8月24日「フルールカップ」(1200m)9月6日「フローラルカップ」(1600m)11月1日「エーデルワイス賞」(1200m) 昨年から、「リリーカップ」が1カ月早まり、7月中旬の開催となり、今年から「フルールカップ」は8月10日に早まりました。「エーデルワイス賞」を目指す牝馬も、「ネクストスター門別」から向かうことができるローテーションとなっています。「リリーカップ」と「栄冠賞」の間隔は、昨年と全く同じではありますが、先を見据えた時に無理ができないこともあるでしょうし、今年の「栄冠賞」は8頭立てでした。2008年にネフェルメモリーが制した時以来、門別1200mで固定されてから初めてとなる、一桁頭数での出走でした。先週、1000mの「ウィナーズチャレンジ2」が12頭、しかも牝馬が8頭も出走していましたが、「リリーカップ」を考えた時のローテーションとして、ちょうど良い形になっていると言えます。これが、「栄冠賞」の出走が少なかった要因だと思います。 それでも、今年の出走馬は錚々たるメンバー。「ウィナーズチャレンジ1」を勝ち、唯一の2戦2勝から出走するストリーム、能検初日の1番時計をマークしたカプセル、1100mの「フレッシュチャレンジ」で1分06秒台という驚異の時計で勝利したスティールマジック、新種牡馬・キタサンミカヅキ産駒のキタサンヒコボシ、キャロットクラブの評判馬であるコールブランド…。少頭数でも、厳しいレースになることは想像に難くありません。 オスカーブレインが好スタートを切り、外枠のカプセルが2番手の外につき、3番手以下を少し離していきます。個人的に採ったレースラップは、11秒8-11秒0-11秒8-12秒2-13秒6-14秒2前半3F34秒6-後半3F40秒0=1分14秒6でしたから、良馬場を考えるとかなり速いラップ。実際、ポツンと最後方からレースを運んだダバイエスペランサが4着まで追い上げてきたことが、そのハイペースを物語っていると言えます。カプセルが早めに抜け出しましたが、離れた3番手の内にいたストリームが、直線で外に持ち出すと見事に交わし去り、3連勝で2021年生まれ最初のタイトルを獲得しました。(「栄冠賞」を制したストリーム。写真提供:山中博喜氏) 岩橋勇二騎手、田中淳司調教師のインタビューは、ホッカイドウ競馬公式YouTubeチャンネルをご覧下さい。岩橋騎手は以前から常々、「2歳戦をウリにしているホッカイドウ競馬で、全国最初の重賞という点で全国に認知されている『栄冠賞』は、何としても獲りたいレース」と話していました。その思いを知っている身として、今回の勝利は観ている側も嬉しい勝利でした。特に、ストリームは、岩橋騎手がデビュー前から期待を寄せ、「栄冠賞」を意識していた1頭ということで、岩橋騎手にとってより嬉しい優勝だったと感じます。 関係者の皆様、おめでとうございました! ストリームは、最大目標を「ネクストスター門別」に置く形で、少し間隔を取るようです。先週の「ウィナーズチャレンジ2」を勝ったライトヴェールは、「リリーカップ」に向かうそうで、今年も「函館2歳S」に向かうホッカイドウ競馬所属馬は0となりそうです。以前のように、「ラベンダー賞」で芝を試した上で「函館2歳S」に向かえるローテーションと違い、函館開催が短縮され、「ラベンダー賞」がなくなった状況が、遠征を厳しくさせています。こればかりは致し方ないところですが、勝てばJRAの重賞に挑める図式がありながら、2年連続出走0となると、今後の在り方が変わってしまう恐れがあるので、個人的には残念な気持ちになります。その分、ダートの体系が整備されているので、ダート=地方競馬の流れを重視し、ダートでJRA勢に負けない馬作りを目指す方向に舵を取っていく意味が強くなるのかもしれません。
2023年06月30日
木曜担当のよこてんです。 溜まってる分がありますがまず今回は帝王賞のお話。メイショウハリオが“帝王賞史上初の連覇達成”な話題から。★帝王賞優勝/メイショウハリオ 史上初と聞いて実は「あれ?そうなんだ」と思ったりしました。歴代成績を見てみるとフリオーソ(08年と10年)やホッコータルマエ(13年と15年)のように隔年で2勝している馬こそいるものの「2年連続の連覇」は確かに初めて。 同じコース・距離の東京大賞典の方は、オメガパフュームのように4連覇もした馬を筆頭にアジュディミツオー、スマートファルコン、ホッコータルマエと連覇を達成した馬がいます。東京大賞典→帝王賞→東京大賞典のような流れで連勝している馬も珍しくないんですけどね。 余談ですが、アブクマポーロって何もかも勝ちまくったような記憶しかないですが、意外にも帝王賞も東京大賞典も1勝ずつ、そもそもそれぞれ2回しか出走してないんですね。 そうかと思うとボンネビルレコードみたいに6回も出走している馬もいる。 閑話休題。帝王賞に連覇した馬がいなかったのはどうしてなのか?と考えてみました。結論らしき結論までは行き当たりませんでしたが、ここでは敢えて時期的なものを主張してみたい。 冬の東京大賞典は“冬の傾いた陽が当たる、乾いた馬場でのレース”の印象が強いように状態のいい馬場で行われることが多い。一方の帝王賞は梅雨時期で重・不良になることが多いですよね。表面が乾いて見えても下はじっとり・・・という馬場状態は、自分の経験からも多かったと感じます。そんな馬場状態の違いからの合う合わないの影響が、あるいはレース展開自体に与える影響が、結構あるんじゃないかなと思ってみたり。帝王賞はキレ、東京大賞典は息長いパワー、みたいな。 ローテーションの影響も確かにあるのでしょう。だから来年の川崎記念が4月に、名古屋グランプリが5月に移動してこの辺のラインを強化するんだと思います。 メイショウハリオについては、やっぱり馬が充実していると感じますね。かしわ記念の時もパドックを見ていて思いましたが去年の帝王賞どころか秋頃に比べてもだいぶ印象が変わった。★↑去年の帝王賞でのメイショウハリオ ↓今年。トモ周りのボリュームがひとまわり増した印象 今回のレース後、岡田調教師に“イメージに対してどれくらいの完成度ですか?”と訊ねてみたのですが答えは「ほぼほぼ完成形」。今が一番いい時期なのだろうと思って見ていて良いんだと思います。 コリアカップ参戦の話は今後の目標の話の中で出てきたもので、これも岡田師の話をひけば「JRAG1も勝ちたいが、海外にも遠征したい。韓国は近くて遠征しやすいから“海外慣れ”するにもいいんじゃないか」という意。そんな流れであれば来春の中東遠征組の中にこの馬の名前が入っている可能性は十分にあるという印象でしたし、何よりそうしていろいろな路線に行けると陣営が感じているくらいメイショウハリオが力を付けている・・・ということを覚えておきたいですね。 さてふたつ目の話題は“もうひとつの馬像”。 OROパークのゲートを入るとすぐ正面にある馬像。競馬場のシンボルとしても親しまれているアントワーヌ・ブールデル制作のこの馬像なのですが、日本にもうひとつあることをご存じでしょうか? ・・・というお話。 群馬県の高崎駅からバスで20分ほど。郊外の森の中にある『群馬県立近代美術館』にそれはあります。建物正面の広場に置かれた『巨きな馬』と題された馬像がそれ。★1990年寄贈とあるのでOROパークのよりは先に設置されていたのか こちらもやはりアントワーヌ・ブールデル制作。台座の有無の違いとそれによる見え方の違いはあるものの、そして周りの景色の違いもあるとはいえ、自分には親近感しかない姿。★木立に囲まれているのと台座が低いのでぱっと見の印象はずいぶん異なります 群馬県のWEBサイトによればこちらの馬像のサイズは高さ450cm・長さ400cm・幅185cm(※台座除く)とあります。OROのは正確なサイズを記載した資料が見つからなかったですが、見た感じ同じサイズだと思いました。 OROのは台座上にあって見上げる形になります。群馬のものは実質地上にある形なので非常に近い。そんな違いはあるものの、表情や馬装、身体の筋肉のうねりまで何もかも見慣れた感覚ですねえ。★↑群馬 ↓ORO★↑群馬 ↓ORO 種明かしをすると、この馬像は元々はアルゼンチンのカルロス.M.デ.アルヴェアル将軍の記念碑制作コンペに参加したアントワーヌ・ブールデルが、記念碑用の像を10年近くかけて構想する中で制作した“馬部分の習作”。同型の馬像は、やはり群馬県のWEBサイトによれば「この作品は他に、フランスに1点、アメリカに3点、韓国に1点の合計5点あります」(https://www.pref.gunma.jp/page/12103.html より)とされています。 ネットでざっと探してみたところ、フランス・パリにある『ブールデル博物館』の1点、アメリカ・ダラスの公園にある1点、そして韓国の『湖岩美術館』というところにある1点が見つかりました。アメリカのもうひとつのものの画像は見つかったものの場所がよく分からない。残念。 日本にも、盛岡にもあるよね~というところはさておき、ブロンズ作品には同型のものが複数あったりして、ブールデルの作品で有名な「弓を引くヘラクレス」などは計18点制作されたとのこと。鋳造なので同じ型から同じものを作ることができる。 ちなみに「本体」というべきカルロス.M.デ.アルヴェアル将軍記念碑はアルゼンチンはブエノスアイレス市のフリオ・デ・カロ広場にあるそうですが、それは馬だけでなく将軍本人も乗った状態でして、高い台座の上に立っていることもあって印象がだいぶ違います(参考/https://en.wikipedia.org/wiki/Monument_to_General_Carlos_M._de_Alvear )。 その記念碑の画像を見ると、OROや群馬の馬像にある首のところの線(?)は手綱が首に接している部分を作ってあったんだな・・・と分かったりしますね。★こちらは巨きな馬の近くに置かれているブロンズで、群馬県の彫刻家・分部順治作『飛翔』。日本の馬だな、という感じがする。巨きな馬はいかにもヨーロッパの馬 群馬県にある“兄弟”馬像。お時間があればぜひ一度ご覧になってみてください。群馬県立近代美術館のWEBサイトはこちら。★群馬県立近代美術館(群馬の森)に向かうバス『ぐるりん』は旧高崎競馬場跡地(現「Gメッセ群馬」)の近くも通ります。こちらもお時間があれば
2023年06月29日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 先週に続いて、今週も食べ物の話題(笑)。 しかも、先週と同じおにぎりの話題からまいります。 6月1日木曜日 東海ダービー当日の名古屋競馬場に、こんなキッチンカーが来ていました。 47市(ヨンナナイチ) HPはこちら インスタグラムはこちら 握りたてのおにぎりを出してくれるキッチンカーです。 注文すると、こんな感じでご飯と具材を手に取って、目の前で握ってくれます。 はい!アツアツのおにぎりのできあがり!! 競馬観戦に、手軽に食べられるおにぎりは本当に便利。 レース間隔の間に、馬見て、検討して、馬券買って、そしておにぎり、ですから(笑)。この「おにぎり」の部分にあんまり時間はかけられないだけに、なかなかほかに置き換えられないんですよね。 おまけに、おいしい。 お米もこだわりのお米を選び、炊飯や塩加減にも気を遣っているそうです。 右がお店のオーナーのまさゆきさん 28歳 ご夫婦で経営……ではなくて、左はお母様だそうです。 時々「ご夫婦で」とお客さんに言われることがあると、お母様は若く見られて喜ぶとか(笑)。「元々はIT関係の企業に勤めていたのですが、3年ぐらい前に行政書士の資格を取って、方向転換しました。行政書士って、大抵の場合は開業してやっていくので。その行政書士の仕事の中で、様々な補助金申請のお手伝いをする機会があって、世の中の様々なケースに出会って、自分のも何かやってみようと思って始めました。」 改めて、キッチンカーの事業を始める「動機」というのは、本当に千差万別、様々あるのだなと感じさせられます。まさゆきさんの場合は、人生の流れの中で出会う様々な物事に影響を受けながら、取り組んで行くものも変わっていく、というか発展していく。 このキッチンカーは、去年の夏頃に始めようと思い立ち、そこから準備。 1月に車が納車されて、2月に開業。 準備には十分に時間をかけて、しかし思い立ったら一気に始めてしまうというのが、まさゆきさんの「取り組み方」みたい。 メニューは日替わり。この日はおにぎり6種類 そのほかに、地域名産の食べ物も売られています。 「学生時代に日本一周をした経験があり、そこで見聞きしたものを生かしたいと思いました。」 日本中を回って出会った、それぞれの土地の食材や料理を積極的に取り入れているるとのこと。「47市」というお店の名前の「47」は都道府県の数が由来。いずれは、日本全国全ての都道府県の美味しいものをコンプリートさせたい!とのことでした。「素材は極力国産のもので揃えようというコンセプトでやっています。この4ヶ月ぐらい色んなところで出させてもらって、当たる当たらないも含めていい勉強をさせてもらっていますね。」 どういうところで出店させてもらうと収入に繋がるのか、繋がらないのか、など。気づきと発見の連続だそうです。 例えば、よくある「マルシェ」のイベントだと、ほかに食材がたくさんあるので、おにぎりという商材だとなかなか売り上げはハネないらしくて。 あれこれ場所を探しているうちに最近ヒットしているのは、名古屋市内の本屋さんの傍らにあるスペース。それも夕方に出すと、会社帰りの方々が「夕食作るの面倒だから」と買っていってくれるのだとか。キッチンカーってランチのイメージがありますけれども、試行錯誤している間に夕方の商機について発見があったそうです。 この商売も軌道に乗ってきて、2ヶ月経った最近、お店を手伝うお母様に給料を出せるようになったとのこと。 そのお母様にも話を聞いてみました。「自分も、こういう飲食みたいなことはやってみたい気持ちはありました。うちはもう……みんな事後報告ですから(苦笑)。上に兄もいて、兄も会社を興しているんですけれども、それも事後報告」 結局、何事をなすにも、そういう行動力なんでしょうね。 そういうご兄弟に育てられたお母様がすごい。 これからのことについても、まさゆきさんに聞いてみました。「この店に関しては、名前の通り47都道府県の食材コンプリートを目指したいですね。いまレパートリーも研究して増やしていくところなんですけれども、意外と新商品開発の時間がなくて。」 もうすこし広い意味での「これから」はどうなんだろう……「自分は色んなことをやってみたいタイプなんですよね(笑)。行政書士仲間から仕事の流れの関係で農業とか、障害者施設関係の話が来たりしていて、それも興味はありますね。いまはこのキッチンカーを始めたところで、いまはやめるっていうつもりもありませんが、先々は様々なことを手がけていきたいとは常に思っています。」 キッチンカー取材で、とってもエネルギーにあふれる方に出会うことが出来ました。 まずは、またこのキッチンカーでお目に掛かりたいですし、また何かの縁で別のシーンでも行き会うことがあったら面白いな、と、心から思いました。 47市(ヨンナナイチ)さん 今日はごちそうさまでした! もういっぺん HPはこちら インスタグラムはこちら さて、競馬の話題は、門別競馬場から。 昨日6月27日火曜日に出かけてきました。 会いたかった、この方に会ってきました。 高知の多田羅誠也騎手 今月から8月末まで、門別に短期移籍で来ております。 「2歳馬の調教を勉強したいと思って、門別に来ることにしました。来る時期が遅かったので、馬作りを一から、とはなりませんでしたけれども、それでも日々本当にいい勉強になっています。」 2歳馬について勉強したい。 そのように思うようになった経緯について、彼はこんな風に話しました。 「高知でも、高知デビューの2歳馬が活躍するようになって来ました。賞金が高くなって、馬主さんが値段の高い、質の高い2歳馬を入れてくれるようにもなっているなかで、預かるこちらが2歳馬の扱い方育て方をもっと知らなければいけないと思いました。」 いい馬に「巡り会う」だけでなく 自分で強い馬を作っていく必要があると感じた そんな風に話す彼。 門別滞在で早くも様々な気づきや発見があるようです。「高知にいるとき、門別から来る2歳馬は『しっかりしている』という印象を持っていました。実際にこちらに来てみると、集団調教とか、調教で乗る距離とか、ペースとか、一つひとつのことについて『そういう感じで乗るんだ』という感触がありますね。」 門別で所属するのは、これまで数々の名馬を育て上げ活躍させてきた「大御所」堂山芳則厩舎。知る人ぞ知る「堂山メソッド」をいまも貫き、坂路での調教が中心になった門別の中でも、コースでの調教を中心に据えた独特の調教方法を採っています。 「(堂山調教師とは)調教の前後、レースの前後でよくコミュニケーションを取りますよ。例えば、この馬でこの調教で、この感触では『負けるだろうな』と思ってレースに行っても、走ることがある、この調教方法と、馬の感触と、レースでの結果と、その『感覚』をもっと合わせて行きたいですね。」「例えば、馬場に入って、まず内馬場2周してそのあと本馬場1周とかで、トータル3000mとか4000mとか乗ったりするんですよね。これは高知で調教で乗る距離の倍です。こういう調教もあるんだなと思います。全部の馬に、そういう調教方法を当てはめるというわけではないけれど、自分の知らない調教方法をこうして得て、それを先々生かしていくことは出来ると思っています。」 最後に。今回の短期移籍での「目標」を聞いてみました。「目標、うーん……学ぶこと、ですよね。レースの結果も、高知の人たちも周囲の人たちも注目されているっていうのはわかっているのですが……本当は、レースでの結果に拘りたくないんですよね。結果に拘りすぎると、ここで本当にやらなければいけないことが疎かになる気がするんです。」 これまでの騎手人生の中で、結果に拘りすぎていたという気持ちもある、とも話した彼。 本当に、彼らしい答えが返ってきたなと感じました。 高知に帰ってからの仕事ぶりに注目してください、と話す、多田羅誠也騎手。 とは言え、門別でも「あの」ガッツポーズを見たい気もするな……。 通算300勝の区切りの勝利まで、昨日6月27日のレース終了時点で、あと2です。 この日のメインレースは、日本で最初の2歳重賞・栄冠賞(1200m) フレッシュチャレンジ(新馬)のあとウィナーズチャレンジも連勝していたこの馬が、実に強い勝ち方を見せました。 ストリーム いま時期の2歳馬とは思えぬ巧みなレース運びで、道中は脚を溜め、直線でしっかりと脚を伸ばして差し切りました。 岩橋勇二騎手 ゴールの瞬間には、小さく左手を握りしめたような…… 担当の厩務員さんと、喜びを分かち合う インタビューでの岩橋騎手「狙って勝てたのが嬉しかった」とまず話した彼。念願の栄冠賞初勝利。「乗り慣らし……馴致から乗せて頂いていた馬で、すごく思い入れがある馬。」と話したストリームとの勝利は、まさに馬と人の二人三脚で掴み取ったものでしょう。 これが、門別の競馬なんですよね。 田中淳司調教師 あれだけ多くの有力馬、活躍馬を出している彼も、栄冠賞はこれが3回目の優勝 門別で競馬に携わっていれば、誰もが勝ちたい栄冠賞 厩舎スタッフの皆さん方も含めて、とても大きな喜びなのでしょう。 ストリームの今後については、「ネクストスターを目指していきたい」という話が出ました。 そうか……ネクストスターっていうキーワードが、これから各地で出てくる流れになるんですね。 来週も、また門別の話かな。 もうしばらく、北海道に留まってみます。
2023年06月28日
火曜日担当の太田です。一気に暑くなってきましたね。日曜日29.9℃、月曜日29.6℃。30℃まではあと一息ですが、もうこのぐらいの気温だと暑いですよね。本州の方から比べたら序の口なのでしょうね。30℃越えは、今年1度ありますが、今年は何だか暑くなりそうな予感です。今週のばんえい競馬は、土曜、日曜とキャンピングカーフェスが行われました。天気も良く賑わいを見せていたようです。いつもこの時期の為、私は残念ながら一度も見たことがないのですが、キャンピングカーすごく興味あります。買えはしないのですが・・・(笑)今はそこに住むことができるぐらいのキャンピングカーもあるそうですから、見るぐらいはタダ。気分を味わってみたいなあと思っている次第。キャンピングカーで日本一周というのもいいですね。老後の楽しみという人も多いことでしょう。24日(土)からばんえいグランプリのファン投票がスタートしました。もうさっそく投票された方もいらっしゃるかなと思います。ありがとうございます。7月17日(月)とまだ期間はありますが、忘れないようにお早目のご投票をお願い致します。今年も投票くださった方の中から抽選で、豪華景品をご用意しております。その他にも色々とありますので、ぜひご参加ください。また、残念ながら抽選で外れた方にもWチャンス!!!推し馬賞として、推し、好きな馬の写真のキーホルダーをプレゼント。世界で一つだけのキーホルダーになる可能性もありますね。今年のばんえいグランプリは8月13日(日)。あー勝毎花火当日と一緒ですね。競馬と花火のコラボも見れるかもしれませんよ。真夏の祭典楽しみです。次回からのばんえい競馬は7月の開催となります。1日(土)はSTVラジオ朝の番組「あさミミ」でおなじみ、永井公彦アナウンサーが来場。今井千尋騎手とのトークショーなどが行われます。また永井アナウンサーばんスタにも登場予定です。私は永井アナウンサーには若いころから大変お世話になっておりまして、今は中央競馬実況中継の札幌開催中にお会いして、いつも気さくにお話下さいます。1日当日も楽しいお話を下さることでしょう。今井騎手のあれやこれ、楽しい話満載。ぜひ競馬場にお集まりいただき、お楽しみください。競馬場にお越しになれない方は、ばんスタの登場時に永井アナの予想も楽しみにして頂ければと思います。翌2日(日)は矢野吉彦アナウンサーが競馬場にお越しになります。前半レース場立ち予想会を行います。また、メイン競走にはばんスタにも出演。こちらもぜひお楽しみください。さて、2日(日)は4歳オープン3冠戦の第1弾、第17回柏林賞BG3が行われます。この世代はなんといってもキングフェスタ1強。この馬を負かす馬が現れるかどうか。軸が固く、相手が混戦ムードという感じでしょうね。あとは当日の天候。週中から週末にかけて雨予報が出ており、スピードレースになれば、一発逆転という可能性も・・・。あるのかな。それほどキングフェスタが抜けていますよね。3歳シーズンは春を回避して3冠とはなりませんでした。4歳シーズンは春から始動しており、3冠濃厚ムード。それを打ち崩す馬が現れるのかどうか。1月の天馬賞まで注目です。
2023年06月27日
今日は耳目社山中が担当します。今週は毎日、大井競馬場に出勤。南関東競馬は大井✕浦和のファンタスティックリレー開催中。明日は、浦和競馬場にも行く予定です。私事ではありますが、先日誕生日を迎え、46歳になりました。SNSにメッセージをくださった皆様、この場を借りて御礼を申し上げます。45歳最後の実況は、金沢競馬場での実況でした。日曜日(18日)は前半、火曜日(20日)は後半戦の実況担当。18日の金沢競馬メインレースに行われたのは、スーパースプリントシリーズの対象レース・第6回日本海スプリント。勝ったのはオヌシナニモノ。今年に入って5連勝、2つ目の重賞タイトルとなりました。一昨年のこのレースで記録されたレコードタイム(53.6=ニュータウンガール)の更新も期待されましたが、レコード更新はならなかったものの歴代2位タイの勝ち時計54.2をマークしました。日本海スプリントの口取り関係者の皆様、おめでとうございます!!金沢競馬上半期の古馬戦線は、オヌシナニモノとハクサンアマゾネスの2頭が盛り上げてくれました。そして明日は、今年のダービーシリーズの結びとなる、金沢競馬3歳頂上決戦・第7回石川ダービーが行われます。枠順は→こちらショウガタップリが10戦全勝でダービー制覇となるのか?それを止める馬はいるのか?発走は明日の18:00です!!45〜46歳をまたいで、東北旅行に。仙台駅近くにある、VIESTA(JRAのレース観戦施設)にも行ってきました。おがわじゅりさんがサイン会を行っていました。G1デ―ということもあり、結構混雑していました。今回行けなかった、楽天イーグルスの応援にも行きたいところですが、交流戦が終わってもなかなか調子が上がってこないのが今年の苦しいところ。投打ともにアベレージを上げて行ってCS出場を目指してほしいのですが…。46歳になっても、変わりなく、マイペースで実況&インタビューをやっていこうと思っていますので、引き続きよろしくお願いします。
2023年06月26日
日曜日担当の高橋華代子です。 地方所属馬初のJBCクラシックを制するなど通算重賞5勝をあげたミューチャリー。NARグランプリ2021の年度代表馬なども受賞しました。 そんなミューチャリーが現役を引退。船橋競馬場の誘導馬たちがお住まいの千葉県ちばシティ乗馬クラブさんで第二の馬生を過ごし始めました。 今年3月15日のダイオライト記念で競走中止。 その後、現役引退が発表され、5月5日には引退式。 現役を引退してから3か月しか経っていないのに、ベテラン誘導馬さんのようで驚きました。 練習は1レースから開始し、最初はテンションが高くてどうなるのかな?と思って見ていると、2レース、3レース、4レースと、回を重ねるごとにどんどん落ち着いてきた姿には驚きました。 練習を再開した9レース、10レース、そして本番。 誘導馬デビュー戦には思えないほどの堂々たる姿で、感動しました。 しかも、最初の誘導時に、お客様のほうを向いてのファンサまで! ミューチャリー(向かって左)とタカラスノーウェーブ先輩。お辞儀をしている感じもかわいかったです。 ミューチャリーは初心者マークをつけているのでわかりやすいですね。 さらに、翌日以降はファンの方たちとの写真撮影会。 3日後には1頭での誘導。 競走馬時代のミューチャリーは、この船橋競馬場で速く走るためのトレーニングを積んできました。今は真逆のことをしているにもかかわらず、しっかり歩いていました。 は後輩の競走馬たちに抜かされる場面もありましたが、ミューチャリーは自分の仕事にひたすら集中していて、その姿に感動しました。 いろんな人に「すごい」と言われていたミューチャリー。 ちばシティのスタッフ・小枝さんは「ミューチャリーの誘導馬適性があってこそだと思いますよ。頭も良くて学習能力も高いですし、本当に優秀ですね」と褒めていました。 これから船橋競馬場へ行く楽しみがより増えましたね!!!(ミューチャリーに会えるってうれしすぎます。お馬さんは生き物です。予定は変更する場合もありますのでご了承ください) なお、当日寄り添っていたチャラオ先輩とタカラスノーウェーブ先輩もお疲れ様でした。2頭の先輩たちはとても白いので、ミューチャリーは黒っぽく見えると思います。 でも、デビュー戦の時を比べると、白くなったと思いませんか?(*^^*) ミューチャリーの新馬戦時。
2023年06月25日
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