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土曜日担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。開催前日の火曜日。園田競馬レース展望の収録終わりに新築された装鞍所へ向かいました。非開催日は工事車両が出入りしていて近付けませんでしたが、今週訪れてみると建物が完成していました。↓馬体重を測る体重計も新しくなります。↓こちらがこれまで使用していた体重計。今後はしばらく予備体重計として維持されるようです。関係者から伺った話によりますと、来週の開催から使用を開始する予定との事です。誘導馬達も建物内の新馬房に移ります。競馬場内を移動していると・・・・「そのたん」が厩舎?自宅?に帰るところに遭遇。重賞日は雨天でなければ場内をお散歩していますので、そのたんの手のひらにある★にタッチしてくださいね。何か良いことがあるかも?。今週は寒暖差の激しい3日間でした。水曜日は真夏日。この時期特有の蒸しっとした暑さになりました。↑水曜日の2歳オープン。ダイジョバナイが逃げ切り勝ちで2戦2勝としました。木曜日は早朝から11時前まで纏まった雨が降りました。良馬場から一気に不良馬場まで悪化。馬場全面水が浮いた状態となりました。↑木曜開催前に4コーナー内側に砂補充。時間が経過するにつれて水も引いていきました。園田FCスプリントを喋り終えた帰りはラーメンを食べてプチ打ち上げをしてきました。★笹田騎手700勝!!6月22日、園田競馬の3Rはパラジウムリボンが勝利。鞍上の笹田知宏騎手が地方通算700勝を達成しました。王手を掛けてから足踏みが続きましたが、会心の勝利で鬱憤を晴らしました。去年は念願の兵庫ダービー初制覇を飾るなど年間重賞3勝。今年は上半期だけで重賞3勝を挙げています。撮影 木村寿伸アナウンサー★勢いそのままに!メイプルシスター初重賞V撮影 斎藤寿一氏6月22日、地方競馬スーパースプリントシリーズ、第13回 園田FCスプリントが行われ、3番人気のメイプルシスターが勝利!!スタートを決めたメイプルシスターが先手を主張。道中で息を入れる余裕をみせると直線でさらに加速。最後までスピードは衰えず、後続に5馬身差をつける完勝でした。撮影 斎藤寿一氏道中4番手追走のパーが2着に入り、地元馬2頭のワンツーフィニッシュとなりました。高知のダノンジャスティスは3着。中団から追い上げましたが3着が精一杯でした。3番人気→6番人気→4番人気の決着。波乱の結果となり3連単の払戻金は55,790円(166番人気)でした。好位につけていた高知のジョーロノはレース中の鼻出血を発症した影響で8着。今年も後方からとなった2番人気のメイプルグレイトは9着。三連覇を目指した1番人気のダノングッドは10着。脚部不安で5カ月ぶりの休み明けで見せ場なく終わりました。兵庫のメイプルシスターは5連勝で重賞初制覇。昨年末に再び兵庫へ復帰。今年2月の姫路戦からワンターン戦に矛先を向けると初戦は2着。以降条件戦で連勝を伸ばすと先月の前哨戦も快勝。得意の速攻劇で初タイトルを手に入れました。兵庫勢の園田FCスプリント勝利は2020年のエイシンエンジョイ以来3年ぶり。牝馬の勝利は2016年ランドクイーン、2019年のタガノカピートに続き3頭目です。撮影 三宅きみひとアナウンサー鞍上の永井孝典騎手はデビュー7年目で嬉しい重賞初制覇。重賞の舞台では何度も悔しい思いをしてきましたが、巡ってきた有力馬の騎乗でチャンスを掴みました。検量前では何度もガッツポーズ。大山調教師と握手を交わしました。人気馬の逃げ馬で挑んだ電撃戦を振り返って。「最終追い切りの感触が良かったのでゲートを決めたらチャンスがあるかな?と思っていました。スタート前は発馬を決めなきゃいけないプレッシャーがあって緊張していました。道中は3~4角で脚をためることができれば何とかなると思っていました。」良いスタートを切ると二の脚を利かせてハナを主張。思い描いた展開に持ち込むと直線で再加速。後続を寄せ付けない完勝だったが。「最後まで必死でしたね。『後ろから何も来ないでくれ』と思って追ってました。滅多にないチャンスを頂いて『やっと取れた』という気持ちです。今後も色んな重賞を勝てるように頑張ります。」永井騎手 勝利騎手インタビュー(293) 第13回 園田FCスプリント 勝利騎手インタビュー - YouTube大山寿文厩舎は重賞3勝目。2020年の園田ジュニアカップ以来、3年ぶりの重賞制覇となりました。「いつも調教に乗ってくれていることもあり、オーナーにお願いして依頼しました。プレッシャーを跳ねのけて結果を残したジョッキーが偉いですよ。」と永井騎手を賞賛していました。撮影 三宅きみひとアナウンサー撮影 斎藤寿一氏★特産品プレゼントのお知らせ半夏生「明石だこ」特別の開催を記念し、ご応募頂いた方の中から抽選で5名様に「あかしのたこせん 6枚入り」をプレゼント致します。https://www.sonoda-himeji.jp/news/detail/MjczMA園田・姫路競馬の公式ホームページ内の専用サイトからご応募をお願いします。締め切りは7月7日(金)です。次週の園田競馬も水木金の3日間。6月30日(金)、その金ナイターで競馬場プロレスを開催!2019年以来、4年ぶりの実施です。詳細については園田・姫路競馬公式HPをご確認ください。https://www.sonoda-himeji.jp/news/detail/MjcyNA※小雨決行、雨天の場合は7月28日(金)に順延予定場所 イベントステージ前広場 特設リング試合終了後には、出場選手がトークショーを交えた予想会を行います。大日本プロレスの神谷英慶選手が、19時から放送のラジオ大阪ドラマティック競馬金曜版、そのだ金曜ナイター中継に出演予定です。中継の模様は楽天競馬YouTubeライブでもご覧頂けます。
2023年06月24日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 今回は、ちょっと時間が経ってしまいましたが…… 先週の名古屋競馬の開催から。 6月14日水曜日 いつものように、まず最初に、名古屋競馬場スタンド内にあるコンビニに行きました。 ヤマザキショップ ここで専門紙・競馬エースを買い求めようとすると…… 店先の一角に、いつもは出ていない台が出てました。 よく見ると…… あー やっちゃったか(汗) 誤発注 「焦がしバターケーキ」など3品、 大量在庫を抱えてしまい、格安にて販売中 自分で図々しく(笑)「人助けです」と書いてあるポップから、担当者の必死さが伝わります。 あまりのことにさめざめと涙する担当者たち さて運命やいかに…… それはそれとして。 この日店先の品揃えをよく見てみると、このようなものが並べられていました。 競馬場のある弥富の町が誇る名店、おにぎり商店「きはち」のおにぎり 知る人ぞ知る、うまいおにぎりのお店 開催日の水曜日限定で、この作りたてのおにぎりが入荷するそうです。 近鉄弥富駅のそばにある、「きはち」のお店 ここのおにぎりの何がすごいかって…… 例えば、この「塩」のおにぎりなんですけれども。 裏側のシールを見ると 原材料名 米と塩 以上。(笑) こんなおにぎり、コンビニで見たことあります?? 妙な添加物の類い、一切なし 具材が入っているおにぎりも、調味料こそ入っていますが、こちらも怪しい保存料などの添加物は一切使われておりません。実際食べてみると、「ああ、ごはんってほんとはこういう味ですよね」っていう感じ。通常のコンビニで売られているおにぎりとの味の違いは、食べてみると容易にわかります。 このコンビニの店長・石井さんに話を聞きました。 「こういう商材を、探していたんですよね。」 こういう、の意味は結構色んなことが含まれていたみたいですが、例えば「その場ですぐ食べて美味しいもの」とか、あるいは「つくりたてで出せるもの」といったところでしょうか。 「競馬場の非開催日に行われる地域向けの祭りの時に、この『きはち』さんが出店されていたんですよね。それでこのおにぎりを見つけて、交渉して、入れてもらうことが出来ました。入荷するのは開催日の水曜日だけなんですけれども、是非買って食べてみてください。」 さすが、敏腕店長! 実は石井さん、お店に次々と目新しい商材を導入しています。「このチェーン店だと、ルール上、お店独自の商材を導入しやすいんですよね。地元の弥富のお菓子なども仕入れて売っています。これからも地域のものを発掘して取り上げていきたいです。」 これまでも地域にあった、でも「目新しいもの」ってありますよね。 そういう品揃えもこれから拡大していき、きっと「ここにしかないコンビニ」になっていくことでしょう。 ところで…… 冒頭の、誤発注してしまったケーキはというと…… 多くのお客さま方の協力のお陰で、夕方を待たずに誤発注分が全て完売! ありがとうございました!! 売り切れた喜びを全身で表す担当者たち コンビニ、頑張ってます。 次に皆さんが訪れたときには、また新しい商材がスタンバイしているかも知れませんよ。 名古屋競馬場を訪れた際には是非立ち寄って、賞品を見てみてください。 こういう部分も、「場所」を訪れることの「楽しみ」のひとつですよね。 さて、レースの話は、翌日6月15日木曜日の話。 先々週の開催で、今年初めての2歳新馬戦が2鞍行われ、そこでの着壽上位馬による「2歳1組」戦が行われました。 勝ったのは、2頭いた新馬勝ち馬の一方・リンクビーナス 黄色帽・木之前葵騎手が乗っている方が、リンクビーナス 小柄な馬なんですけれども、速度感が軽快ですし、反応もいい 榎屋充調教師の管理場で、同厩で重賞勝ち馬のリンクスターツの妹にあたります このあと、素質の高い馬たちがデビューしてきて、どこまでいけるかはわかりませんが……少なくともしばらくは、目が離せない馬になりそうです。 メインレースは、古馬の重賞・トリトン争覇(1700m) 格的には「SP2」なんですが、古馬のトップクラスが集まり、興味深い組み合わせになりました。 3コーナーのポケットからスタートして、最初のゴール板前 1番人気のコウイチが逃げて、番手で丸野騎手のアイメイドイットがマークする形。先行争いにはならずに、あっさりと折り合いました。 直後に、今日は渡邊竜也騎手に替わったコンビーノ ブリーザフレスカは、例によって前半になかなか気持ちが出ずに、中団やや後方(緑帽黄色服) ところが…… いつもだったらもっと追随に苦労するはずのブリーザフレスカが、この日は向正面で早々に進出。勝負所では、好位から抜け出したコンビーノに並びかけて行きました。 ブリーザフレスカの塚本征吾騎手(写真一番右)が、「ここは負けられないと思った」と振り返ったシーン。唯一内側から突っ張るように抵抗してきたコンビーノは、元々は塚本征吾騎手のお手馬…… しかし、終いは脚を使うブリーザフレスカですから…… 4コーナーで前に並びかけていれば、これはもう勝利確定!! ゴールの時の、この大きなアピールも驚きましたが… もっと驚いたのは走破時計。 いくら中間降雨があったとは言っても、1700mで1分46秒9は速い! コンビーノなど、重賞での惜敗を重ねてきた塚本征吾騎手 そのたびに、寂しそうに掲示板を振り返りながら帰ってくる表情がありました。 この日の表情は、こんな感じ。 同じように掲示板で自分のポジションを確認しながら帰ってきましたが、この日は「やったんだ!」という手応えが表情から溢れていました。 一方、こちらは当日急遽の騎手変更で重賞レース初めての騎乗となった、大畑慧悟騎手。騎乗したコウイチは、残念ながら7着でした。 急遽決まった話で、馬は1番人気。 普段はポーカーフェイスの慧悟ジョッキーも、あとで話を聞くと「レースの前は緊張しました」と苦笑いしながら話していました。 彼に騎乗依頼したのは、川西毅調教師。「彼は、名古屋の未来を背負って立つ騎手。だから彼に騎乗依頼しました。こうして負けたとしても、今後に向けての糧になることしかないのだから。」 周囲の理解と協力を得ながら、経験を積んでいく大畑慧悟騎手。 この日もまた、一歩前へ歩み出すことが出来たようです。 塚本征吾騎手の勝利騎手インタビューの模様は、名古屋競馬オフィシャルYoutube映像でご覧下さい。 管理する塚田隆男調教師の話 「強かったですね。普段から手の掛からない馬だが、暑くなって調子も良くなってきたのでしょう。次はこのまま、名港盃(7月17日・2000m)へ向かいます。」 次は、この日2着だったコンビーノも、もっと良くなってくるでしょう。 塚本騎手にとって、コンビーノがライバルになるのか? それとも?? 次の戦いが楽しみです。
2023年06月21日
火曜日担当の太田です。北海道はいい季節になってきました。気温も上がってきて、また湿度もそれほどないので、とても爽やか。天気がいい日は、ドライブ、外でバーベキューなどアウトドアも楽しみたいですね。週末の函館は、土曜日風が強かったものの、日曜日は青空もあり、競馬観戦日和でした。日の光もそれほど強いわけでないので、レジャーシートを敷いての観戦。北海道ならではの光景ですね。18日(日)ばんえい競馬は久々の重賞レースが行われました。第31回北斗賞BG3。残念ながら連覇を狙うアオノブラックが出走取り消し。そうなると圧倒的にメムロボブサップが1番人気。2番人気にメジロゴーリキ、オッズパーク杯を制したインビクタが3番人気に推されておりました。勝利したのはメムロボブサップでした。(主催者提供)道中一段で進み、前半55秒で流れ的にはやや早め。そんな中すんなり第2障害先頭で越えてきたメムロボブサップ。2番手にメジロゴーリキが降りて、後続が追う展開。しかし、全く脚色衰えず、束を寄せ付けずの圧勝劇。メムロボブサップがこれぞ王者という強さを見せつけました。2着もそのままメジロゴーリキ。3着争いはややもつれましたが、結果ミノルシャープが何とか粘っての3着。ミノルシャープが7番人気だったという所で、3連複、3連単は、思ったより配当がついたなと感じた次第です。(主催者提供)今季最初の重賞ばんえい十勝オッズパーク杯でまさかの大敗を喫したメムロボブサップ。しかし、翌レースからすぐに立て直しての今回。普通に力を見せれば、今はメムロボブサップの右に出る馬はなかなかいないという感じですね。ライバルのアオノブラックがいなかったというのも、メムロボブサップにとっては楽なレースになったという印象です。今後はハンデとの戦いになるでしょう。ただ、メムロボブサップの場合、重量が重かろうがいつも安定のレースを見せています。当日の天候など馬場状況などで時に負けることはあるでしょうが、大敗というのはまれでしょうね。馬券圏内でいえば絶対外せないでしょう。絶対的な存在になっているメムロボブサップ。今年はさらにこの馬中心で回っていきそうです。次回古馬重賞は、来月7月16日旭川記念BG2です。どうぞご期待ください。次週6月24日(土)からばんえいグランプリのファン投票が始まります。ばんえいグランプリは、ファン投票によって出走馬を選抜。また、ばんえいグランプリ出走馬を除いたファン投票上位馬はグランプリ当日行われる第2回ばんえいスタートロフィーのレースに選抜されます。ご投票いただいた方の中から抽選で十勝の畜産品や、株式会社柳月の銘菓などなどプレゼント。ぜひ皆さんご参加ください。
2023年06月20日
こんにちは。隔週月曜日、今日の担当は耳目社の百瀬です。少し前のことになりますが、6月7日に大井競馬場で行われた第69回東京ダービー(SⅠ)は、人気のミックファイアが勝利し、無敗の2冠馬誕生!この日も羽田盃と同様に、好スタートから好位で折り合い、早めスパートから後続を突き放す横綱相撲。自身が世代トップである事を再度表明する圧勝劇でした。(ゴールの瞬間、左手でガッツポーズを作る御神本騎手)鞍上の御神本訓史騎手は東京ダービー14回目の挑戦で初制覇。2002年、自身がデビューした故郷・益田競馬場で行われた益田優駿をデビュー3年目で勝利。(騎乗馬:サントゥールワン)各地方競馬場で実施されるダービー格の競走初制覇。2019年には、かつて期間限定騎乗を行った高知競馬場で行われた高知優駿にスポット参戦。ナンヨーオボロヅキに騎乗し勝利。そして今年、所属する大井競馬場でついに東京ダービーを勝利しました。(厩務員さんに迎えられ、安堵の表情を浮かべる御神本騎手)(ファンの声援に応える御神本騎手)管理する渡邊和雄調教師は管理馬5頭目の出走で初勝利。ちなみに前回の日記でも触れましたが、無敗での東京ダービー制覇は2004年のアジュディミツオー以来。無敗での二冠達成は2001年のトーシンブリザード以来。また『羽田盃⇒東京ダービー⇒JDD』の3競走で3歳三冠路線を構成するようになった2002年以降、二冠馬の誕生は、2003年:ナイキアディライト2011年:クラーベセクレタ2014年:ハッピースプリント以来4頭目で、無敗では初。これだけ読めば、ミックファイアの戦績がいかに素晴らしいことはよく分かって頂けると思います。(口取り写真)(握手を交わす御神本騎手と星加オーナー。管理する渡邊師も東京ダービーは初制覇)※ここまでの写真は全て、真鍋元カメラマン提供。いつも素敵な写真を提供して頂き、ありがとうございます!次走はジャパンダートダービー(JpnⅠ)!いよいよJRAの強豪は相まみえる事になります。名勝負を楽しみにしつつ、無敗の三冠馬誕生の瞬間が見られることを、一地方競馬ファンとしても願うばかりです!さてここからは、非常に個人的な話になりますが…2015年10月の実況アナウンサーデビュー以来8年。この度、初めて東京ダービーの実況を担当しました。"ダービー"で言えば、昨年の石川ダービーで初挑戦。さらにJpnⅠジャパンダートダービーも実況しましたが、やはり南関東の実況を担当する一人として、東京ダービーは特別なレース。弊社アカウント及び自身のアカウントで東京ダービーを実況するとツイートすると、瞬く間にイイねが付き、多くの方から励ましのコメントを頂きました。大変有難かったのですが、本心を言うと…SNSでの反響に比例し、私の緊張感もどんどん増していき…実況最初の7Rから普段以上に力んで実況してしまいました。できる限り平常心で本番を迎えたい。そう思えば思うほど、色々な事を考えてしまいます。そんな矢先、「これから同期と後輩連れて大井競馬場行くんだけど、少し時間があったら会えない?」と前職同期の知人から、割と能天気なラインが(笑)久しぶりの同期との再会。旧交を温めるうち、少しずつ肩の力も抜けていく感じがしました。そして東京ダービーの直前には地方競馬教養センターの騎手候補生の皆さんが実況席に!(その時の様子はこちらからご覧下さい)未来のジョッキーの卵たちと話していると、あっという間に各馬が本馬場に。そしてレース本番を迎えました。本当に多くの方に支えて頂き、助けて頂き、役目を果たせたと、実感しています。実況の内容については、反省しだしたらキリがありません。なのでここでは触れませんが、初・東京ダービー実況が、無敗の2冠馬誕生の快挙だった事、これはきっと忘れられません。そしてこの経験は必ず、今後の仕事の糧にしたいと思います。(東京ダービーで実際に使用した塗り絵)まだ、多くの事が公表されていませんが、来年の3歳ダート路線はどのような形態になるのか。そしてどんな歴史を描くのでしょうか。来年のダービーを夢見る2歳馬たちの戦いは全国の競馬場で既に始まっています。
2023年06月19日
日曜日担当の高橋華代子です。 本題に入る前に、 今日、高知競馬場で行われた高知優駿は、吉原寛人騎手が手綱を取ったユメノホノオ(高知・田中守厩舎)が8連勝を飾り、黒潮皐月賞に続いて2冠を達成。 スタートで遅れながらも、最後は2着のポリゴンウェイヴに2秒1差の大差勝ちというパフォーマンスに震えました。 高知生え抜き馬からも非常に楽しみな馬が出てきたんですね!この後はどんなローテーションを組む予定なのか楽しみにしています。 なお、南関東勢も長距離遠征をクリアして頑張りました。ポリゴンウェイヴは果敢に逃げて早めにかわされても2着に踏ん張り、タイガーチャージは4着に食らいつきました。お疲れ様でした! さて、2023年が始まったなぁと思ったら、もう半年が過ぎようとしていますよ。 1年が経つのって本当に早いですね。 南関東競馬リーディング表を何気なく見ていた時に、上位争いがかなり白熱しているなぁと! ここでも改めて見ていきたいと思います。<データ 地方競馬全国協会><騎手リーディング>1位 笹川翼(大井) 130勝2位 矢野貴之(大井) 126勝3位 森泰斗(船橋) 117勝4位 和田譲治(大井) 85勝5位 御神本訓史(大井) 71勝6位 山崎誠士(川崎) 60勝7位 野畑凌(川崎) 47勝8位 町田直希(川崎) 44勝9位 本田正重(船橋) 39勝10位 張田昂(船橋) 35勝<調教師リーディング>1位 小久保智(浦和) 55勝2位 高月賢一(川崎) 51勝3位 新井清重(船橋) 39勝4位 川島正一(船橋) 39勝5位 平山真希(浦和) 28勝6位 的場直之(大井) 27勝7位 内田勝義(川崎) 26勝8位 山崎裕也(川崎) 26勝9位 荒山勝徳(大井・小林) 25勝10位 佐藤裕太(船橋) 24勝 騎手リーディングではすでに100勝超えの笹川騎手、矢野騎手、森騎手。上位3人のリーディング争いが、これからどうなっていくのかも興味深いですね。 なお、森泰斗騎手は地方通算3980勝、4000勝のメモリアルまであと20勝です! 南関東では的場文男騎手が地方通算7411勝で別格だとして、その次に勝っているのが森騎手です。 42歳という若さでこの数字、森騎手が長きに渡ってトップで戦い続けている証でもありますね。 さぁ、いつどの競馬場で達成されるのか、見守りたいと思います。楽しみが増えました! 先週までの川崎開催の森騎手↓ 明日19日(月)から23日(金)まで森騎手の地元・船橋開催が行われます。 重賞はありませんが、準重賞が2つ。 船橋開催ちょっと間隔が空いたので満喫したいと思います!
2023年06月18日
土曜日担当は、園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。6月14日(水)は兵庫3歳馬の頂上決戦、第24回兵庫ダービーが行われました。朝から梅雨空ですっきりしないお天気。前半戦で強い雨が降る時間帯もありました。去年に続きパドックdeフォトも行われ、パドックで一眼レフを使って撮影をしてる方もいました。水曜日は日差しが無かったので光の調整もしやすく撮影しやすい環境だったかと思います。今年は兵庫ダービーのポエムコンテストが開催されました。実況アナウンサーが本馬場入場で読み上げるポエムを募集。兵庫実況陣の厳正な審査の結果、174作品から2作品を選出しました。【最優秀作品発表】(ラブラブラブ様)●ベラジオソノダラブ「名前に込められた園田愛、自身も愛され愛する園田で頂点に ベラジオソノダラブ」 (トメキティ様) ●ビキニボーイ「ダートのビーチをパトロール ビキニラインはVサイン 夏より熱いぞ ビキニボーイ」素晴らしい作品が多く選出に迷いました。また開催される際はTwitter等でお知らせさせていただきます。沢山のご応募ありがとうございました。細かい雨が降り始めた兵庫ダービーのパドック。精鋭12頭が晴れ舞台に挑みました。1番 グロリアドーロ2番 ヒメツルイチモンジ3番 カタラ4番グディカンワル5番 カレーパン6番 スマイルミーシャ7番 サインポール8番 ビキニボーイ9番 ムーンローバー10番 オオエアクティブ11番 オキザリスレディー12番 べラジオソノダラブ人気は2強に集まりました。単勝1番人気はスマイルミーシャで1.8倍。べラジオソノダラブは2番人気(2.4倍)。3番人気のビキニボーイまでが10倍以下となりました。★兵庫ダービーでリベンジ!スマイルミーシャ小雨の中で行われた3歳3冠クラシックの最終戦、第24回兵庫ダービーは1番人気のスマイルミーシャが勝利!!スタートを決めたスマイルミーシャは道中2番手追走。2番人気のベラジオソノダラブも3番手で続き、人気馬2頭が前につけます。レースが動いたのは2周目向正面。スマイルミーシャ騎乗の吉村騎手が強気に仕掛けると先頭に躍り出ます。ベラジオソノダラブもライバルの動きに乗って2番手に浮上。菊水賞に続き2頭のマッチレースが始まります。先に動いたスマイルミーシャが徐々にリードを広げるとベラジオソノダラブに3馬身差をつける快勝。ダービー馬の称号を手に入れました。2着はベラジオソノダラブ。3着は4番人気のグロリアドーロが入りました。三宅アナウンサー撮影スマイルミーシャは園田ジュニアカップ、のじぎく賞に続き重賞3勝目。菊水賞で敗れたベラジオソノダラブにリベンジを果たしました。吉村智洋騎手は重賞通算44勝目。兵庫ダービーは2019年にバンローズキングスで勝利して以来、4年ぶり2度目の制覇です。吉村騎手インタビュー動画https://www.youtube.com/watch?v=HOEleFo-DKk飯田良弘厩舎は重賞通算5勝目。開業12年目で兵庫ダービー初制覇です。牝馬の兵庫ダービー制覇は10年ぶり。2013年のユメノアトサキ以来、史上4頭目の兵庫ダービー制覇となりました。三宅アナウンサー撮影★関東オークスで善戦!マルグリッドGDJ制覇6月14日、川崎競馬場で行われた第59回関東オークスは、JRAのパライバトルマリンが勝利。兵庫から参戦したマルグリッドは5着でした。道中9番手追走のマルグリッドは、勝負どころから進出を開始。最後まで長く良い脚を使って掲示板を確保しました。関東オークスでグランダムジャパン3歳シーズンの全日程が終了。その結果、兵庫のマルグリッドが14代目の女王に輝きました。ル・プランタン賞(佐賀)で優勝、のじぎく賞2着。最終戦は5着で着順ポイントとボーナスポイントを加算し36ポイント。2位のメイドイットマム(船橋)をわずか1ポイントだけ上回り総合優勝を果たしました!https://www.keiba.go.jp/raceseries/gdj2023-3/pointranking.html兵庫所属馬の同シリーズ制覇は史上5頭目。2015年のトーコーヴィーナス以来、8年ぶりの優勝となりました。<兵庫勢の優勝記録>~3歳シーズン~2011 マンボビーン2012 メイレディ2014 トーコーニーケ2015 トーコーヴィーナス2023 マルグリッド ←New! ~古馬シーズン~2010 キーポケット2016 トーコーヴィーナス ~2歳シーズン~優勝なし★次週の重賞情報6月22日(木)、園田競馬場で820mの重賞、第13回園田FCスプリントが行われます。高知からは大会三連覇を目指すダノングッド。去年2着のダノンジャスティス。重賞実績があるジョーロノが登録。兵庫からはメイプルグレイト、メイプルシスターなどが出走を予定しています。なお、出走馬は変更になる場合があります。ご了承ください。来週の園田競馬も水木金の3日間開催です。
2023年06月17日
木曜担当のよこてんです。 先週は東京のダービーのお話でした。今週は、もちろん岩手のダービーのお話。 6月11日にに行われた岩手のダービー『東北優駿(岩手ダービー)』は2番人気のミニアチュールが優勝、牝馬にして岩手の3歳クラシック二冠を達成しました。★東北優駿(岩手ダービー)優勝 ミニアチュール “一冠目”のダイヤモンドカップが終わった時点では“二冠目”東北優駿は無風というか、ダイヤモンドカップの上位馬による再戦気配が濃厚と考えられていました。 ミニアチュール、リッキーナイト、スノーパトロール。ダイヤモンドカップは結果こそミニアチュールの勝利で幕を閉じたものの、勝負所から直線半ばまで馬体を併せる位置で食い下がり続けたスノーパトロール、そんな前の二頭の隙を突くかのように猛然と追い上げたリッキーナイトのレースぶりも目を惹くものがありました。 東北優駿は1600mから2000mに距離延長。そこでこの構図が、この着順着差がどう変わるのか?変わる可能性も十分にあるのではないか?と感じさせたのがダイヤモンドカップのレースであり、その直後の雰囲気でもあったと思います。 そこに飛び込んできたのが南関からの移籍馬・ロッソナブアの登場。そして鞍上に御神本訓史騎手を配するという情報。さらにはダイヤモンドカップでミニアチュールの手綱を取っていた山本聡哉騎手が負傷のためここでは騎乗できないという状況も発生。レース直前になって事態というかレースの前提条件のような部分も二転三転して、とても“無風”とはいえない戦前の状況になっていました。 一番の注目はロッソナブア・・・ということになりましたよね。門別でのデビューが8月後半と遅めだったこともあって現地での重賞戦線には間に合わなかったものの、デビュー戦・2戦目ともに高い評価を与えられていた素質馬。南関に移ってからも重賞への出走はありませんでしたが重賞級の相手と互角に渡り合っており、備えた性能はこの馬も“重賞級”という評価が妥当・・・になるのはごく自然。 ロッソコルサの半弟という点も注目度を高めたでしょう。そのロッソコルサは2012年の不来方賞・ダービーGPを制し、年末のグランプリ・桐花賞も3歳馬にして優勝。その年の年度代表馬にも選ばれた馬。古馬になってからは休養が多くなり、結局3歳時の輝きまでは取り戻せませんでしたが、しかし4歳秋の青藍賞を制しているのですから地力はやはり高い馬でした。★ロッソナブアの半兄・ロッソコルサは12年の年度代表馬に選ばれる活躍を見せた(写真は12年ダービーGP) そして鞍上がね。つい水曜日には東京ダービーを勝って勢いにのる御神本騎手。人気するなと言う方が無理がありますよねえ・・・。 反対側の、ライバルの方から見ると、それが闘争心をよりかき立てた面も確かにあっただろうと感じますね。それがミニアチュール・山本政聡騎手の真っ向勝負ぶりにも表れたのではないでしょうか。 ピラヴロスが逃げる、ロッソナブアが2番手あたりに付ける。この辺の位置取りは自分の想像の通りでした。少し違ったのは、自分は同じくらいの位置にスノーパトロールがいてミニアチュールはその一列後ろ、そこで前を見つつ後ろにいるだろうリッキーナイトを警戒するだろう・・・と思っていたのが、ミニアチュールが序盤からロッソナブアの直後・外に付けた点。 一周目のスタンド前を通過していく馬群、ミニアチュールの位置を見て“強気だ”と感心すると同時に“大丈夫なのか?”と思ったのが正直なところ。★一周目スタンド前を通過する馬群。ピラヴロスが逃げロッソナブアが2番手。ミニアチュールはその外3番手で真っ向勝負の位置に付ける しかし2周目の向こう正面半ばすぎ、ロッソナブアに外から被せていくミニアチュールは、ロッソナブアの手応えが怪しくなっているにしてもひたすら強気・強気。ねじ伏せにいったのかと、そこまで真っ向勝負で勝とうというのかと、何というか見ていて息を呑むというか息が詰まるというか、直線にいたる攻防を見ていた時の自分の胸の高鳴りは先日の東京ダービーの直線を見ていた時とかわりがなかったですね。 ここまで“徹底的に勝つ”競馬をするのかと。いやこれは本当に見事だった。★引き上げてきた山本政聡騎手のけれんのない笑顔。いかに嬉しい勝利だったかがわかる レース後のインタビューの際、山本政聡騎手も佐藤祐司調教師も感極まったのか言葉に詰まりかけるようなシーンがありました。 そういうところはあんまり無いお二人だと思っていたんですけどもね。それくらい力が入る一戦・想いのこもった勝利だったのだろうと思います。 ただ、勝ったミニアチュールから4着スノーパトロールまでがざっと5馬身。そのうちの4馬身はミニアチュールが抜群の競馬をしたから生まれた差であって、この辺の着差が各馬の力の差だと判断するのはまだ早いでしょう。 それぞれの馬に“勝てる世界線”があったはずで、今回はこのような結果になりましたが、これからのそれぞれの成長や変化によっては勢力図も変わってくる。そんなふうにも思います。 ただ。もう一度“ただ”を重ねますけども、ミニアチュールってセンスの良さで勝つタイプだと思っていましたが、今回のような力尽くでねじ伏せるような競馬をしてそれで2000mを乗り切れるような底力があるところを見せた。ミニアチュールがもっと強い馬だという可能性も十分にあるとも思いますね。 いずれにせよ秋が楽しみです。★2着リッキーナイト。「序盤からかかってしまって。あれだけかかっていながらあれくらい走っているからたいしたものです。距離が伸びたら逆転もできるかもと思って挑みましたがミニアチュールは勝負所で持ったままでしたからね。いろいろ含めて今回は完敗です(高橋悠里騎手)」★3着ロッソナブア。「先行して2番手に付けるのは理想の展開だったけど、2000mはちょっと長いのかもしれない。それでも最後までよく頑張って走ってくれたと思います(御神本訓史騎手)」 各地の“ダービー”が次々終わって、“無敗のダービー馬”や“連対を外していないダービー馬”が次々現れているのが凄いなと思うんですけども、“ダービー路線”が来年は違う形になるだろう、今の形は今年で最後だろうという年にこれだけドラマチックな戦いが各地で繰り広げられているのを見ると、なんかもったいないなあという気持ちにもなってしまいますね。 勝ってウイニングランとか、今年は多いじゃないですか。山本政聡騎手もそうでしたけども。 来年以降も各地の3歳三冠路線は残るかもしれません、残るでしょうが、そこに「ダービー」と付くレースは無いはずです。“実質的にダービー”というレースはあるでしょうが。 もしかすると最後の各地のダービー。各地の関係者も心中期するところをもって挑んだ・・・というとオーバーかもしれませんが、なんとしても勝ちたいという強い思いが生まれてしまう今年だったのかもしれません。 やっぱりダービーというレースは馬に関わる人々にとって特別な意味合いがあるんですよね。 ダービーって、やっぱり良いなあ。
2023年06月15日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 今回は、この1週間で出かけた場所の話をちょこちょこと。 まずは先週、6月8日水曜日 東京ダービーが行われた大井競馬場に行ってきました。 夕暮れ時 検量室前の風景 さすがにタービー当日 この日は夕方の時刻からお客さん方も多く集まっていました。 この日は、高知から赤岡修次騎手が、東京ダービーの騎乗依頼を受けて大井に参戦。9Rをガビーズスピリットで勝ちました。 勝利ジョッキーインタビュー 「3年ぶり」と話していた彼。 手元の資料で調べてみたところ、この日南関東で騎乗したのは、2020年3月・京浜盃の日に大井で乗って以来のことだったのではないでしょうか。 お客さん方からも、勝った赤岡選手におおくの声援が飛んでいました。 関東のお客さん方もみんな、彼の笑顔を待っていたのでしょう。 コロナ禍が過ぎて、様々な制限もなくなり…… それにともなって、競馬に「役者」も揃ってきた感じがあります。 質の高い馬と、技術の高い騎手が集って、レベルの高い競馬が行われること。 どんな形で馬券が売れて競馬が続いていくとしても、まずはそれしかないから。 ミックファイア 走りがまるっきりレベチでした。 2分4秒8って、なに?? また次のジャパンダートダービーまで、馬と、そして人の戦いがつづくね…… 6月11日日曜日 いつもお世話になっている北海道の場外発売所・サテライト石狩の「周年祭」のお手伝いに行って参りました。 準備風景 発売所の前の駐車場スペースにテントをたくさん置いてのイベント設営 先週の石狩地方は天気があまり良くなかったのですが… この日は素晴らしい晴天! サテライト石狩が、競輪の場外発売所としてスタートしてから19年経ったそうです。 この日は「19」と記された特製のパンが、先着来場者521名様にプレゼントされました。「521」は、サテライト石狩がオープンした2004年の「5月21日」にちなんでのもの。 イベントの事情で今年の「周年祭」はオープン日の5月21日ではなくこの日に行われました。ちなみに、今年の5月21日は丁度日曜日だったのですが……天候は雨。この周年祭当日がピーカンだったことを考えると、サテライト石狩さんには神様がついてます。たぶん(笑)。 それにしてもね……19年って、とっても長い時間。 競馬の場外発売所「Aiba石狩」がこの場所に併設されたのはその4年後ですから、そこからでも15年。その間には、世の中の情勢も変わっていったよね。公営競技の場外発売所を巡るさまざまなことも…… 朝一番 途轍もない大行列 場外発売所に訪れたお客さまと、周年祭にお越し下さったお客さま それぞれに朝から熱狂ムード 総合司会の私が、開会(場内もオープン)を高らかに宣言して、その後気がつかないうちにプレゼントのパンは全てなくなっていました(汗)。 周年祭のイベントを楽しむお客さま方の多くは、公営競技の券を買うお客さま方ではなく、このイベントのために来て下さった方々。家族連れ中心に、会場内ぎっしりという盛り上がりでした。 サテライト石狩のイベントでは名物となっている、「自転車かき氷」 自分で自転車をこいで作ったかき氷を食べることが出来ます。 この日は天気がよくて暑くて、かき氷もよく出ていたみたい。 子ども向けワークショップにも、希望者が次々と訪れていました。 サテライト石狩の、そもそものはじまりは競輪の発売所。 その後競馬の場外発売所が出来て、いまでは「北海道唯一のオートレースの発売所」としても知られています。 こちら、オートレース業界からは、子どもキッズバイクの試乗体験イベントが提供されたほか、このようにレースに使う「競走車」の実車に触ってみる体験イベントも行われました。 子ども達がハンドルレバーを恐る恐るさわると「グオオォォォン~」とうなるエンジン。みんな腰を抜かすほどビックリしていました。 函館競輪さんもわざわざ出張して、イベントブースを出してくれていました。 ブースでは、近々函館競輪で行われるビッグレースのプロモーションが行われていたほか、ひとりでも多くの人たちに自転車や自転車競技に興味を持ってもらおうと、脚力を測れる「ワットバイク」のコンクールも実施してくれました。 小学生対象の「子ども大会」の方は、多くの子ども達が列をなしてエントリー。 急遽行った「大人大会」の方も、その場で募集したらあっという間に参加者が揃って、大盛況になりました。 競輪もオートレースも、こうした場でのレースのプロモーションとか、競技自体の普及活動とかに、本当に熱心。最近携わっていないので様子があまりわかりませんが……元々ボートレース(競艇)もそう。 こういうときのために、場外発売所ってあると思うんですよね。 人が集まる機会があれば、そこで何かが起きる。起こすことが出来る。 人が集まるって生まれる「力」を、利用して、生かしていく。 そこで起きること、生まれるものは、ネット経由では絶対に実現しないもの。 いま世の中で一番「欲しい」と思っている顧客。それは「子ども」 将来のために、子どもにアクセスしていくことが、絶対的に重要。 子ども、集まってますよ。ちゃんとこうして。 競馬業界も……機会を生かしていかないと。 機会を生かしていく、という「発想」を持たないと。 ハッキリ言って、競馬業界はこういうことに淡泊すぎます。 ネットで浮かれていないで(汗) 「人が集まる」ということの価値に、もっと注目してみようよ。 そうすると、色んな「可能性」が見えてくるから。 この日最大盛り上がったのは、こちらのカラオケ大会 皆さん尻込みして、参加者がいなかったらどうしよう、と思われたのですが… 時間の都合で参加者をお断りしなければならないぐらいの大盛況! 建物の中で馬券や車券を楽しんでおられる方の中にも、外に出てきて参加してくださる常連さんが現れたりして、有り難い限り。 子どもたちも、一生懸命歌ってくれたよ。 かわいすぎる…… こちらは、やってきていたミニ動物園主催の、アヒルレース 黄色のスカーフを着けたアヒルさんが、「くちばし差」で見事勝利! 今度の日曜日、6月17日には…… 元SMAPのオートレーサー・森且行選手がこのサテライト石狩に来るんだぜ! 今度の日曜日も、お客さんいっぱい来るね、きっと。 競馬業界ももっと、人々に直接アクセスしていくように、頑張りましょう。 「ネットの時代」だとみんなが思い込んでいるいまだからこそ、「リアル」にチャンスがあるはずだから。 (資料映像です 今日は曇りないし雨だ……) 今日からまた、この場所に取材に行ってきます。 来週は、名古屋からのリポートをお送りしますね。
2023年06月14日
火曜日担当の太田です。夏のJRA函館開催が6月10日(土)からスタート。前日9日(金)から函館に入りました。この時期の函館はまだまだ寒い。特に9日(金)は雨降り。さらに風が強く傘が役に立たない状況でした。翌10日(土)の開幕は、午前中雨が降りましたが、午後からは天候回復。それでも、寒いですよね。我々北海道人が寒いと思っているのですから、本州からお越しの方はかなり寒かったと思います。NIKKEIの小林アナウンサーは、寒すぎると薄いダウンを着ていらっしゃいました。冬の装いですよね。毎年6月いっぱいぐらいまでは寒くて上着は必要という感じです。今年のJR北海道シリーズは、函館は7月16日(日)まで。札幌は7月24日(土)から9月3日(日)まで、例年と変わらない日程で開催する予定です。コロナ禍が終わって、イベントも通常通り、お客様も予約なし当日券購入で入場できるようにもなりました。(他場ではまだ日によっては予約が必要な時がありますので、ご注意ください)やっぱり生の競馬観戦に優るものはないです。チャンスがありましたら、函館、札幌で生観戦。イベントはグルメイベントも盛りだくさんです。お楽しみください。なかなか観戦できないよという方は、私が担当するラジオそうですが、色々な媒体で競馬を楽しむことができます。短い夏の北海道をぜひ満喫ください。12日(月)はばんスタ延長戦の配信が行われました。テーマは「「イベント案実現企画第2弾!ガチガチばんば」と題してお送りいたしました。昨年お送りした「やりたいイベント案大募集!」でお寄せいただいた中から企画が実現いたしました。皆さんから「ばんえい競馬への質問大募集」したところ、本当に多くのメールをいただきました。ありがとうございます。特にマニアックな質問もOKでしたので、演者が誰もわからない、かなりマニアックな質問も頂きました。これぞがガチガチという感じでしょうか(笑)この日はみんさんから権力者と言われている(笑)楽天競馬スペシャルアドバイザーの古谷剛彦さんがゲストとしてご出演くださいました。リモートではなく、実際にスタジオにお越しいただいての出演。コロナになってリモート出演というのは増えましたが、やはり直接話をしながらの方がいいですね。その場の空気というのも伝わりますしね。多くの質問を答える準備をしておりましたが、時間の都合上用意していた質問をすべてご紹介することができませんでした。メールも一部ご紹介できましたが、大方ご紹介できなかった・・。今回、皆さんがばんえいについてわからないことが多いということがわかりました。また、我々はまったく目にしていないところにも、気になっていることがわかりました。今回企画構成はグリーンチャンネルアタック地方競馬でMCを務めている赤見千尋さんが担当してくださいました。また時をそれほど置かずにこの企画やりましょうという話になっております。今回頂いた質問にお答えしたいと思っております。まだまだ、ばんえいへの質問も皆さんお持ちのことでしょう。ガチガチばんば企画実施の際は、また是非ご参加ください。次回ばんスタ延長戦は、7月10日(月)に配信予定です。大好評企画、みんなで十勝を知るクイズ「とかちは どっち!?」です。誰でも参加可能な2択のクイズ。視聴者参加可型企画です。ばんえい競馬のある帯広十勝をより知っていただくことにより、興味をも持ってもらえれば幸いです。そして、帯広にお越しの際の観光へのお役に立てればと思っております。コロナ禍もあけて、観光が復活してきています。この機会に十勝を満喫していただければと思います。また近くなりましたら、詳細ご紹介いたします。楽しみにお待ちください。さて、次回ばんえい競馬はおよそ1か月ぶりに重賞レースが組まれております。古馬重賞第31回北斗賞BG3です。今ばんえい競馬を引っ張る一流馬達が出走予定です。昨年の覇者アオノブラック。(昨年の覇者 アオノブラック)ライバルのメムロボブサップもオッズパーク杯の大敗を前回しっかりと巻き返して強さを見せつけておりました。この7歳2頭のほかにインビクタや、コマサンブラックも肉薄してきており、まさに最強世代となっております。6月18日(日)第31回北斗賞BG3 ぜひご参加ください。その前に今週はホッカイドウ競馬ダービーですね。北海優駿が6月15日(木)に行われます。Aiba札幌駅前では予想会を実施。我らMC蛯名彩が担当します。「彩ちゃんとのじゃんけん大会」も行われますので、お時間のある方はぜひお越しいだき、一緒に競馬楽しんでいただければ幸いです。
2023年06月13日
今日は耳目社山中が担当します。今週の南関東地方競馬は、川崎競馬が今日からスタート!!開催は16日金曜日までです。明日13日には川崎スパーキングスプリント(枠順は→こちら)明後日14日には関東オークス(枠順は→こちら)と、2つの重賞が行われるこの開催。ですが…。初日から雨模様の川崎競馬場。馬場にはかなり水が浮いています。明日はお天気回復するようですが、馬場には雨の影響が明日、明後日とどこまで残るでしょうか??先週は金沢競馬場で実況してきました。4日のメインレースは第66回百万石賞。例年はもう1週か2週くらい後に行われるのですが、今年は百万石まつりと同じ週に。調べた範囲では、最も早い開催日でした。パドックを周回するハクサンアマゾネス(7番)レースは、3連覇のかかったハクサンアマゾネスに人気が集中。どんなレースを見せるか注目が集まりましたが、今回も好スタートからあっさりハナを奪い逃げる形になり、最後の直線では大きくリードを広げて圧勝!!2着に2.9秒差をつけ、百万石賞3連覇を達成しました。結果は→こちら2着ガムラン、3着は後方から追い込んだサンレイファイト。ハクサンアマゾネスはこれで百万石賞3連覇!!そしてトライアルの利家盃も3連覇。今年は開幕戦こそオヌシナニモノに敗れたものの、金沢競馬移転50周年記念→利家盃→百万石賞と重賞3連勝。利家盃も圧巻の走りでしたが、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。この重賞3連戦はいずれも実況を担当していましたが、スタートが決まって逃げて後続を突き放す盤石の内容。実況していても「いやぁ強いなぁ!!」という印象を強くするレースぶり。充実の6歳シーズンを迎えています。これで通算成績は30戦20勝となり、重賞は17勝目。2着に2.9秒差をつけての勝利は「ハクサンアマゾネス史上」最も大きな着差となりました。これまで一番は2020年6月28日のタチアオイ賞でつけた1.9秒差、重賞での一番は2020年5月17日のノトキリシマ賞でつけた1.6秒差でした。吉原寛人騎手は百万石賞5勝目。(2010&11ジャングルスマイル、2021〜23ハクサンアマゾネス)加藤和義調教師は調教師として百万石賞3勝目。(2021〜23ハクサンアマゾネス)ちなみに加藤和義調教師は、騎手としても百万石賞を3勝しています。(2005テンリットル、06&07ビッグドン)そして、加藤和義調教師は、この百万石賞の勝利で通算700勝を達成。重賞勝利の記念撮影の後、通算700勝の記念撮影が引き続き行われました。百万石賞に騎乗したジョッキーが集まってパチリ。ハクサンアマゾネスのこの勢いはどこまで続くのか。夏から秋にかけても引き続き楽しみにしていきたいと思います。
2023年06月12日
日曜日担当の高橋華代子です。 6月7日に大井競馬場でダービーシリーズ2023の東京ダービーが行われました。レース詳細は岩手のよこてんさんが綴られているので、わたしは別の形でお伝えしますね。 ミックファイア(大井・渡邉和雄厩舎)が無傷の5連勝で、南関東2冠を達成。レースを走り終えて、渡邉厩舎の認定厩舎・ミッドウェイファームにお帰りになるまで、待機馬房でのんびり過ごしていました。 新馬戦から担当している高橋厩務員が引き続き付き添い、単身赴任でミッドウェイファームへ。 高橋厩務員にお話しを伺ってみましたが、レースであれほどの強さを見せながら、口取り写真時の肩掛けをするタイミングでは、もう息も整っていたそうです。「スタミナお化けなんです」と高橋厩務員は言っていました。ミックファイア、恐るべし。 休養中に裂蹄になったこともあり、そのコンディションは懸念されていた部分でもありましたが、「(レース後の)爪も大丈夫そうです」と高橋厩務員は言っていて、まずはホッと一安心。 翌日には、管理する渡邉調教師と鞍上の御神本訓史騎手にそれぞれお話しを伺ったので、南関東競馬のブログで詳細はご紹介したいなと思っています。 渡邉調教師は「(ミックファイアは)ケロッとしているそうです。内臓面もかなり強いですね。羽田盃の時は休み明けでまだ途上でしたが、今回はある程度はしっかり乗り込んだ状態で走れているので。まだもうひとつ上の状態はあると思っています」とのこと。 この後はもちろん7月12日に大井競馬場で実施する南関東クラシック3冠目のジャパンダートダービーに向かう予定です。 鞍上の御神本訓史騎手にとっては東京ダービー14度目の挑戦で悲願の勝利。翌日集まった報道陣に「本当にうれしいです」と笑顔で話しました。 「普段はあまり緊張しないほうですが緊張しました。断然の1番人気のダービーは心臓に良くないですね。これが南関東同士最後のダービーというのもあったし別格でした。よく、みんながもう一回ダービーを勝ちたいと言いますが、1番人気を背負ってあの雰囲気の中でもう一回挑むのは、きついです」と苦笑い。 その後に力強く「3冠を取りたい」とお話しをしていた姿はとても頼もしかったです! あと1か月、このまま何より無事に進んで欲しいですね!!!
2023年06月11日
土曜日担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。水曜日は好天でしたが、木曜日は徐々に天気が崩れ、6レースあたりから雨。その雨は金曜日の早朝まで降り続きました。ただ、先週のような豪雨にはならず、2週間ぶりに金曜ナイターが行われました。↑火曜日、園田競馬場での能力検査今週の園田開催から怪我で離脱していた佐々木世麗騎手が復帰。約5カ月ぶりに戻ってきました。開催前日、火曜の園田能力検査に騎乗していました。中田貴士騎手も水曜日に復帰しましたが、復帰日のレースにてゲート内で負傷(左足小指骨折)。木、金曜日は乗り替わりとなりました。先週は川原騎手、松本騎手が調教中の負傷で離脱。今週は田村直也騎手が体調不良で騎乗を見合わせました。離脱されている皆様の早期復帰を願っております。★コパノカサノバ デビュー勝ち!6月7日(水)に行われた今年2度目の新馬戦。シャンハイボビー産駒のコパノカサノバが人気に応えてデビュー勝ち。すんなり先手を奪うとそのまま押し切りました。シャンハイボビー産駒は2年連続で兵庫の新馬戦を勝利。※昨年10月に同産駒のピーチクパーチクが新馬勝ち。★兵庫11戦11勝 ホテルカリホルニア6月8日のメインレース、兵庫馬事畜産特別はホテルカリホルニアが人気に応えて快勝!道中は後方から3頭目を追走。前回同様に向正面から動き始めると、先に抜け出したニネンビーグミを直線で捕まえました。A2クラス昇級初戦の今回は去年のダービー馬バウチェイサー、重賞2勝馬のニネンビーグミなど実績馬が揃いました。試金石の一戦を難なく突破し、兵庫での連勝記録を「11」に伸ばしました。ポイント的にもう一度A2クラスを走れますが、次回は57キロを背負います。ここもすんなりクリアすると・・・秋以降楽しみな存在になります。なお下原理騎手、柏原誠路厩舎ともに2日連続で準メイン、メインを勝利。好調コンビが今週も勝ち鞍を伸ばしました。 ◎水曜日 10R ソニンクヴァース 11R ビナサクセス ◎木曜日 10R ウインドケーヴ 11R ホテルカリホルニア↑そのだメール・ひめじメールのTwitter画像より★次週は兵庫ダービー6月14日(水)に園田競馬場で3歳馬の頂上決戦、第24回兵庫ダービーが行われます。今年は水曜日の開催です。ご注意ください。主な登録馬べラジオソノダラブスマイルミーシャビキニボーイオオエアクティブグロリアドーロヒメツルイチモンジジョイブラックカレーパンカタラムーンローバーサインポールグディカンワル など他多数今年の注目はベラジオソノダラブ、スマイルミーシャの2強対決。ベラジオソノダラブは4月の菊水賞で鮮やかな逃げ切り勝ち。無敗のスマイルミーシャに土をつけました。兵庫チャンピオンシップでもJRA所属馬相手に善戦。兵庫クラシック2冠を狙います。撮影 斎藤寿一氏復帰戦の菊水賞で初黒星となったスマイルミーシャは前走の「のじぎく賞」を圧勝。弾みをつけて大一番へ向かいます。2013年のユメノアトサキ以来、10年ぶりの牝馬制覇を目指します。撮影 斎藤寿一氏ベラジオソノダラブ、スマイルミーシャの直接対決は3度目。これまでの対戦成績は1勝1敗の五分。一生に1度の晴れ舞台で再び激突します。兵庫ダービーと同じ舞台で行われた先月のオープン特別を圧勝したビキニボーイ。JRA交流戦で快勝したオオエアクティブ。長く良い脚が使えるグロリアドーロなどが登録しています。なお、兵庫ダービーは6月12日の午後に出走馬が確定します。兵庫ダービーの有力馬陣営インタビュー動画は園田・姫路競馬の公式Youtubeで配信される予定です。https://www.youtube.com/c/sonodahimejiweb◇第24回兵庫ダービー ポエムコンテスト実況アナウンサーに読んでもらおう!!第24回兵庫ダービーポエムコンテストが開催されます。本馬場入場で実況アナウンサーが読み上げる出走馬の紹介文(ポエム)をファンの皆様から募集致します。↓詳細について、ご応募は下記のフォームからお願いします。http://charge-ad.jp/closeup/1086/締め切り【6月13日(火)23時59分】兵庫ダービーの前日まで受け付けしています。沢山のご応募お待ちしております!!◇兵庫ダービーパドックdeフォト開催!去年に続き今年の兵庫ダービーもパドックdeフォトを開催する事になりました。詳細については下記の画像をご覧ください。★GDJ3歳シーズン最終戦6月14日(水)、川崎競馬場で行われる第59回関東オークスに兵庫からマルグリッド(新子雅司厩舎)が出走を予定しています。今回の鞍上は川崎の2000勝ジョッキー、今野忠成騎手です。佐賀のル・プランタン賞で重賞初制覇を飾ったマルグリッドは、先月の「のじぎく賞」は後方から追い込み2着でした。2戦合計で21ポイント。トップと3ポイント差の2位につけています。グランダムジャパンの3歳シーズンの最終戦で逆転優勝を目指します。兵庫所属馬の同シリーズ制覇は過去に4頭。前回の優勝は2015年のトーコーヴィーナス。兵庫所属馬8年ぶりのシリーズ制覇なるか?ご声援を宜しくお願いします。。撮影 斎藤寿一氏次回の園田競馬は水木金の3日間開催です。水、木曜日の開門予定時刻は11時45分。ナイター開催の金曜日は開門予定時刻13時45分です。ウインズ神戸B館での地方競馬発売は、6月14日、15日の2日間。営業時間は10時〜20時30分です。
2023年06月10日
木曜担当のよこてんです。 今回の話題はまず東京ダービーのお話から。 昨年発表された『全日本的なダート競走の体系整備について』で衝撃をもって受け止められたのが3歳ダート三冠体系の整備でした。 羽田盃→東京ダービー→ジャパンダートクラシック(現在のジャパンダートダービー)のJpnI三冠を中心に置いておのおのの前哨戦路線もグレードレース化で整備。例えば岩手ではダービーグランプリが無くなる一方で不来方賞がJpnIIになるという大きな変化が、来年度の2024年にやってきます。 それだけでなく古馬のグレードレースにも条件変更や日程移動、開催場の変更等が加えられるものが多くあって、“この実施条件としては・このレース名としては、今年で最後の・・・”というフレーズが、南関東に留まらず全国各地で耳に入ってくる2023年になってもいます。 来年度からはJpnI、JRA勢を交えた全国交流重賞になる東京ダービーも“この形としては最後の東京ダービー”。来年からの形が実際どんな構図になるのかはよく分からないですけれど、先々「地方馬だけの最後の2023年東京ダービー」という言われ方をするかもしれない一戦。どの馬がその冠を手にするか?は普段は岩手にいる自分にも気になるところでした。 いやしかしミックファイア強かったですね。道中2番手追走から4角で早々と先頭、パドックや返し馬でのうるささが一瞬目に浮かびましたが、それも鞍上の御神本騎手がちらっと後ろを確認するのが見えた瞬間まで。「あ、手応え十分なんだな」と、ファインダー越しにミックファイアを見ながら思いましたね。 そこからは自分はただ良い構図を探しながら撮るだけ。最後までまっすぐ、余力も十分。6馬身差というだけでも十分凄い圧勝といえますが、見ていた感じはまだまだ余裕が、余力がある走りだったように思います。★東京ダービー優勝ミックファイア/ガッツポーズ前のコマ。★パドックではえらくうるさいところを見せていたミックファイアでしたが、現地トラックマンたちによれば「羽田盃よりずっとマシ。羽田盃ではそれであの勝ち方だったのだから、今回も気にしなくていい」とのこと。うるさいながらもバネの良さは確かに感じました 勝ちタイム2分4秒8は2007年アンパサンドの2分5秒0を上回るレースレコード。2004年アジュディミツオー以来の「無敗の」東京ダービー馬。2014年ハッピースプリント以来の羽田盃・東京ダービー二冠馬。「デビューから無敗の二冠馬」となると2001年トーシンブリザード以来。そして「大井デビュー・大井所属馬の東京ダービー制覇」は1996年セントリック以来。さらに言えば名手・御神本騎手をして初めての東京ダービー制覇。・・・凄いなと、こうやって書き連ねてみるとそう思うばかりですね。 もちろん、レース体系が異なっていたり、あるいは近年は「門別でデビューして3歳は南関」というパターンが中心だったりもしましたから例えば「無敗の○○」のような言い方は単純な横並びで比べられないのでしょうけども、まあでもやっぱりロマンがありますよね「無敗のダービー馬」って二つ名は。将来種牡馬になった時にもそのフレーズだけで売りになるでしょうし。 終わってみればミックファイアが“勝つべくして勝った東京ダービー”。そういうと語弊があるかもしれないですけども、何年か経って東京ダービーを振り返った時、歴史の流れの中でこうなるべくしてこうなったレースだったと誰もが思うのだろうと、自分はそう思います。 そして。表彰式に立つ三野宮勇調教師補佐。おめでとう!ダービーに出るのなら晴れ姿を見ることができるかなと思って急遽向かうことにした東京ダービーでしたが、本当に見ることができるとはねえ・・・。いや良かった良かった。★渡邊調教師・馬主の星加さんもおめでとうございました。このチームはセイカメテオポリスも大活躍。渡邊調教師から「この一ヶ月くらいは渡邊厩舎が渡邊厩舎じゃないみたい!」と冗談が飛び出すほどの大活躍 さて。岩手にもダービーがやってきます。今週末の11日に行われる『東北優駿(岩手ダービー)』。この記事を皆さんが読む頃には枠順も決まっているでしょうからそれを見ていただきつつとして注目点はやはりここ“牡馬の逆転はなるか?”。 昨年の2歳重賞から今季ここまでの3歳重賞において地元馬の勝利は全て牝馬・・・という、今年の3歳戦線はこれまでにないような偏った構図になっています。それも勝ち馬だけでなく“牝馬が上位独占”という結果も多い。その方が多い。昨年のビギナーズカップなどは出走馬が全て牝馬だったりもしましたし、とにかく牡馬の強豪が出てきていない状況です。 ここまでのレースを眺める限り牝馬のミニアチュールが実績で勝ると言う他はない構図。同馬にとっては2000mをいかに乗り切るかが最大の焦点になるのかもしれませんね。 しかし、ここに来て“刺客”になるだろう牡馬が現れてきました。 まずピラヴロス。デビューは今年4月11日。まだまだ成長途上という馬体印象でありながらレースぶりはまさに地力が違うという圧勝。そこから3連勝を挙げてなおまだまだ成長中・良化中という伸び代の大きさを感じさせる存在です。 今回出走するとしてここはいくら牝馬が多いと言ってもそれは多数の激戦を経験してきた馬たち、下級条件からいきなり・・・というのはそうそう簡単な話ではないでしょうが、今回どうこうというのに留まらず先々の楽しみは大きい馬だと思います。 そしてロッソナブア。以前から岩手移籍の噂を耳にしていたのですがいよいよ菅原勲厩舎からの出走になる模様。 8月中旬の、門別では遅めのデビューでしたが、そのデビュー戦は専門紙の本命、1番人気に推されて4馬身差完勝と文句ない結果を残していました。 門別で2戦して南関に移籍。ここまで重賞には出走しておらず一線級と言われる馬たちとの比較がまだ難しいですが、例えば二走前の船橋・花見月特別では門別で重賞勝ち・東京ダービー7着にもなっているオーマイグッネスに先着しているように重賞級の相手と互角に戦えている手応えがあります。★3月15日・船橋の花見月賞出走時のロッソナブア 同馬は2012年ダービーGPなどを制したロッソコルサの半弟。母のベラミカントリーがベラミロードの半妹で、ロッソコルサもそうでしたが本来はマイルあたりの適性が高そうな血筋ですが、ロッソコルサは3歳時に不来方賞・ダービーGP・桐花賞と3連勝していますしね。ここはその兄が果たせなかった三冠の夢を弟が追う・・・というストーリーを描いてみたい気がします。鞍上にも注目。 ところで、ダービーグランプリが今年限りなわけですが、その他の“ダービー”はどうなんでしょうね。噂では「“ダービー”というワードを(三冠路線以外では)使ってはいけない」と聞きましたが、“岩手ダービー”とかもNGなのか、“優駿”と言えばOKなのか。はてさて・・・。★東京ダービー後の一コマ。見学に来ていた候補生達からの質問に答えたあとは一人一人と握手する御神本騎手。目の前であんな凄いレースを見せられた後でその鞍上とこうして会えるのは、一生記憶に残るだろうなあ
2023年06月08日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 今日の話題は、先週の名古屋競馬場と、門別競馬場からのリポートです。 まずは、名古屋競馬場から。 東海ダービーから、丁度1週間経ちました。 セブンカラーズが、土つかずの8連勝で東海ダービーまで勝てたことは、まさしく偉業と言っていいでしょう。 競馬は、負ける人馬の方が圧倒的に多いスポーツ。 人も馬も、負けながらわかっていくこと、憶えていくことも多いのが競馬。 その中で、負けることなく心身を成長させることの難しさ。 勝ち続ける中で、人々も、そしてもしかしたら馬も、ストレスに感じることは数多くあったのでしょう。そしてそれは勝ちを重ねる毎に増幅していく。 11月のゴールドウィング賞の時だったか……管理する川西毅調教師が、レースの後でこのように話したことがあります。「ようやく、この馬のことがわかりだしてきた。」 この言葉は、もの凄く印象に残っています。 素質のある馬を、キチンと勝たせ続けることの難しさは、この一言に凝縮されているように感じました。 山田祥雄騎手の勝利騎手インタビューの模様は、名古屋競馬オフィシャルYoutube映像でご覧下さい。 前日には、「精神的にやられる。とにかく無事に回ってくれば」と話していた、川西調教師。レースの後には、この喜びとも安堵ともつかぬ表情で「これでゆっくり眠れる」と話しました。 これが、ダービー、なのかな。 勝ち馬以上に注目すべきは、結果3着だったリストン。 「不動の対抗馬」と見られていたリストンと丸野勝虎騎手のレース振りは、特筆に値すべき内容のものだったと言えます。 この写真は、1周目最初のゴール板前の隊列 逃げたセブンカラーズに対して、番手ビタづけの形でプレッシャーを与え続けたのがリストン(橙帽)。結果的には、勝負所で離されてしまいました。 ただ、いったんは前に出られたマロンアイスを、最後の最後に差し返したシーンには、この馬の底力と根性、そしてこの馬の周りの人々の「意地」のようなものを感じました。 丸野勝虎騎手 レースを終えて上がって来て、この表情「惨敗ですね」 レースの後の第一声は、この言葉でした。 惨敗って、最近はスポーツニュースとかで結構安易に使われる言葉ですが…… 「惨」の字って「みじめ」っていう意味。だからこの言葉、周囲がそう簡単に使って良い言葉ではありません。 丸野騎手は、そう感じたということ。 「完敗」ではなく「惨敗」…… 「チャンスはあると思っていましたから。むこう(セブンカラーズ)も距離が長かったようですが、こちらにとってもこの距離は長かった。」 そう……プレイヤーは、チャンスがあると思ってやってる。 それがスポーツの本質。 僅かでもチャンスがあれば、それを掴むためのプレーをする。 結果的には「脇役」のまま終わったリストンですが、リストンが勝負に行ったために、見る側としては最高のレースを見ることが出来ました。 2月のスプリングカップでは、リストンが全く勝負に掛かることなく6馬身差 それから3ヶ月経ち、今回はリストンがガチンコの勝負に行って3馬身プラス1馬身差 内容を見れば、それまでのような圧勝ではなかったセブンカラーズのレース振りをがっかりする必要はないし、負けたリストンのレース振りを「やっぱり」と思ってはいけない。 勝ちにも負けにも、ものすごい価値のあるレースだったと、やはり「ダービー」だったなと。そんなふうに感じました。 名古屋から、話題をもうひとつ。 村上弘樹騎手が、6月から短期移籍で高知に滞在し騎乗することになりました。 彼は最近、「仕事の流れが良くない流れを変えたい」と、常々話していました。 今年で28歳。2014年4月にデビュー。 減量という厳しい課題を抱えながらも奮闘を続け活躍。 100を超える勝利を挙げてリーディング上位を賑わわせていたのは、2018年と2019年ですから……そんなに昔のことではありません。 しかし、この何年かは自身も認めるほどの「低迷」。 昨年2022年の勝利数は、43勝。 減量とか、怪我とかもありましたが、それにしても……という思いは、恐らく彼自身が最も強く抱いていたのではないでしょうか。「100勝とか勝って、調子に乗っていた頃の自分っていうのは、確かにいるんですよね。それが何だったのか。今回高知に行って確かめたい。」 彼はそう話します。 「その時の自分はいまも確かにいて、単に仕事の流れが良くないだけなんじゃないか、という思いと、あるいはやはり自分には足りないところがあるのではないか、という思いが、いまは交錯しています。いや、足りないものがあるって言うのは、薄々自分でも感じているんですよね。」 取材した5月30日、12レースをマレフィセントで快勝! 名古屋でも、彼は現状を素直に認め、そして色々取り組んできていたはず。 それでも今回、様々な向きの理解や協力を得て高知へ短期移籍する、という道を選びました。そのこと自体も、相当な労力を伴ったのではないかと察せられます。「名古屋でも、色々試すことは出来ると思うんです。でも、名古屋にいるとみんな知っている人たちばかり。『おまえはほんとは力量はあるんだ』って言ってくれるんですけれども……それはいつも一緒に仕事をしている、知っている人たちだからなのかな、っていう気持ちも実はあります。」 知らない人しかいない世界に行って、「自分の存在」というものを確かめたい。 今回の短期移籍の目的というか、意義を、彼はそんな風に話しました。 知っている人たちばかりの世界にずっといては、甘えてしまう。 そんな気持ちもあったのかも知れません。 この話は、聞いていて「迫力」を超えた「凄み」すら感じました。 この「騎手」という仕事に賭ける気持ちがあるからこその、すごみ。 「成果として一番わかりやすいのは、勝つこと、ですよね。でも、そんなに簡単に勝てるわけない。勝てないまでも、『また乗ってね。また高知に来てね』『村上来てくれて良かったよね』って。そういうふうになればいいかなと思っています。」 最後に彼は、こう付け加えました。 「終わった後に、特にリアクションが何もなかった、みたいな人間には、なりたくないですね。」 今週から、高知で騎乗する彼。 レースの中で彼の姿を見たら、そこにはこんな凄みのある「覚悟」が伴っているということを、高知競馬を応援しているファンの皆さんに是非知ってもらいたくて……文字にしてお伝えしてみました。 高知の皆さん、応援よろしくお願いします。 頑張れ、村上。 今年もやるよ! 名古屋モーニングフィーバー!! 詳しくはまた時期が近づいたら。 さて、東海ダービーの翌日。6月1日。 門別競馬場に赴きました。 門別競馬場の検量室前 いいお天気でした この日も「一走入魂」の騎乗を終えた、この方にお話を伺いました 宮崎光行騎手 56歳 足の骨折のため、昨年8月7日の騎乗を最後に戦列を離れました。 今季は、開幕当初は復帰できませんでしたが、5月17日の11レースでクルードラゴンに騎乗して勝利。見事な復活を果たしました。 「とにかく、減量がきつくて……冬に、さあ復帰できるかどうかという段階になって、『引退』という言葉が頭をよぎりましたね。」 復帰するまでには、10kgも体重を落とさなければならなかったとのこと。 足の方はまだ完全に治っているわけではなくて…… 「自転車なんかは乗れるけれど、走ることは出来なくて。なかなか体重も絞れません。」 まだ痛みもあって、薬を使って痛みを鎮めて調教に乗ったりしているとのこと。 「馬の息がもっても、押っつけ通しの馬だとこちらの息が持たなくて」 と話す宮崎騎手。 以前は、話を聞きに行っても「もう身体がえらい(辛い)、やめたい」とぼやいては、「やめないっしょ」と、騎手仲間の笑いを誘っていました。それでも騎手を続ける理由として、「下の子が大学出るまでは頑張らないとな」と、家族の事情を大きなモチベーションに掲げていた彼。 今回も、それとは別にまた、家族の関係でモチベーションに繋がる出来事があったんだとか。 詳しくは話せませんが……なるほど、それは、頑張らないとね!っていう話。 「自分みたいなおじさんでも、まだやれるっていうところを見せたいと思っています。」 「実は、北海優駿(6月15日)の騎乗を頼まれたんですよね。56kgで乗るのは本当はキツくて、もう少し先に少しずつ、と思っていたのだけれど……せっかく依頼があるのならばと、受けました。」 まだまだ、彼のテクニックは十分頼りにされています。 宮崎光行騎手 その復活の道はまだ半ばですが…… おっさんが、どこまで頑張れるか(笑) 是非温かく見守りつつ、ご声援ください。 となり町の平取町では、すずらんの群生地がちょうど旬でした
2023年06月07日
火曜日担当の太田です。週中の暖かさはどこへ。台風の影響はそれほどでも、雨が降ったこともあって寒い帯広でした。朝方6℃、7℃。ストーブをつけたという人もいたそうです。レース中、虹が綺麗にかかって、写真を撮っている人も多かったようですね。ばんえい競馬は時に独自のレースを行っております。過去にはビッグウェイとカップ(体重の重い馬がそろったレース)、白夜賞(芦毛限定)、赤兎馬賞(鹿毛馬選抜)、ゴールデンホース賞(栗毛馬選抜)などの毛色限定レースなど。現在ではばんえい甲子園といわれている2歳産地限定のレース、スピードスター賞(稲妻賞、疾風賞、地吹雪賞(現在は予選2レース))軽量のレースなどがありますが、先日4日(日)にはスタリオンカップというレースが行われました。スタリオンカップのレース条件は、令和4年度の3歳以上の部門リーディングサイヤーランキング上位5頭の産駒を各2頭ずつ、通算収得賞金順に選抜し編成したレース。令和4年度のリーディングサイヤーランキングばんえい記念を勝利したメムロボブサップが代表産駒のナリタボブサップが1位というのは納得ですね。勝利数的には3位のインフィニティーが他を離しているのが印象的です。ざっと見てもすでにこの世にいない種牡馬もいるので、今後順位が変わる可能性は大いにありそうです。圧倒的に1番人気に押されたメムロボブサップ。メンバーを見ても抜けた存在でした。ハンデ的にいっても解説者曰く、負けられない、負けてはいけないレースとお話でした。ただ、レースを振り返ると第2障害、末がしっかりしている2番人気ブラックサファイアが先頭でクリア。ボブサップと結構差があり厳しいかなと思いましたが、最後はきっちり差し切っての勝利。貫録を見せつけての勝利となりました。(主催者提供)ただただ強いという印象でしたね。メムロボブサップは次開催の北斗賞へということになることでしょう。前回は若い時に見られた障害での癖、ミスで大敗となりましたが、それもどうやらあまりにも調子が良くて、足がついていかなかったという感じだったそうです。今回も練習などで見たところ、かなり調子が良かったとのことでしたが、同じミスはしませんよね。あの末のあるブラックサファイアを差し切るのですから、これぞばんえいを代表するトップホースという力の違いを見せつけたレースでした。翌5日(月)は4歳オープンによるライラック賞が行われました。この世代は頭一つキングフェスタが抜け出して、あとは大混戦という勢力図。結果も文句なしキングフェスタの勝利でした。スタートを決めて、道中はやや抑え気味で進んだキングフェスタ。第2障害手前、他の馬が続々仕掛けるところ、じっくり溜めてひと腰。3番手で障害を越えると、あっという間に先頭に立って突き放しての勝利。2番手以下大混戦で、写真判定の結果ツガルノヒロイモノが2着。ヘッチャラが3着という結果でした。キングフェスタは王道の競馬でしたね。言うことなしのレースでした。小北栄一調教師は、状態はすごくいい。三冠戦に向かうと思うが、心配な点は今のところないと。鈴木恵介騎手は、レースは全く問題なし。今後はハンデとの戦いになるだろうとお話しくださいました。確かに今回はハンデ頭ではあったものの、ヘッチャラ、ヤマカツエースと同じ680キロ。牝馬のシンエイアロイとは40キロ差があったものの、あれだけの差で勝利ですから、全く問題なし。今後のハンデは気になる所ではありますが、よほどのことがない限り、三冠視界良好という感じです。ただ競馬は何が起こるかわからない。油断はできませんが、普通に競馬ができれば、世代ではキングフェスタにかなわないという印象です。1か月後の7月2日(日)の柏林賞で堂々と勝利できるのか。それとも他陣営が奇襲をかけて、キングフェスタを負かしに行けるのか。いずれにしても、キングフェスタ中心で話が回っていくのは間違いないですね。
2023年06月06日
こんにちは。隔週月曜日、今日の担当は耳目社の百瀬です。いよいよ今週水曜日、6月7日に迫ってきました第69回東京ダービー!この東京ダービーは2024年、第70回競走からは交流重賞・JpnⅠに格付けされる事が決定しています。南関東所属馬限定で行われる最後の東京ダービー。日本のダート戦線の過渡期に行われる、69回目を迎える東京ダービーについて、色々考察していきたいと思います。既に枠順が発表されています。第69回東京ダービー出走表はこちら。2冠のかかる無敗の羽田盃馬・ミックファイアは6枠12番。出世レース・雲取賞でマンダリンヒーローに土をつけたヒーローコールは2枠3番。京浜盃の覇者で羽田盃3着のサベージは1枠2番に入りました。ここからは、私・百瀬が調べた東京ダービーにまつわるデータから、気になるものをいくつか紹介します。(6月6日の大井競馬場。馬場は「重」発表)①1番人気は過去10年で2勝近年、波乱決着が続いていた印象はありましたが、改めて調べてみると…1番人気の成績は(2,2,1,5)2014年ハッピースプリント2021年アランバローズの2勝。そしてこれが驚き。三連単の平均配当は何と、284,052円!!過去10年で10万越えの6桁配当が6回!ここ3年も10万オーバーの配当が続いています。ちなみに2番人気、3番人気の成績は以下の通り。2番人気(2,1,3,4)3番人気(2,0,1,6)単勝上位人気3頭で決まった年は20年遡っても2回(2005年、2019年)だけでした。これは有力馬にはかなり不安なデータでは…。伏兵の大金星に、紐荒れ。そして人気上位総崩れ…まさに、"何でもあり"の東京ダービー。まずは"伏兵探し"をした方が良いかも!?②前走別では羽田盃組が断然上位!続いてローテーションについて。過去10年の3着以内馬の前走走った競走を集計しました。羽田盃:7勝、2着5回、3着8回東京湾カップ:1勝、2着3回、3着2回京浜盃:1勝、3着1回JRA1勝クラス(500万下):1勝東京ダービーTR:2着1回前走別では羽田盃組が別路線組を圧倒しています。特に、羽田盃凡走→東京ダービー巻き返しという馬も多いので、いわゆる"クラシック王道"を歩んできた馬は軽視できないでしょう。③所属別では船橋が圧倒!続いて所属別の成績。過去10年は以下の通りです。浦和所属(2,1,2,18)船橋所属(5,4,2,42)大井所属(2,4,6,43)川崎所属(1,1,0,17)過去20年まで遡っても船橋所属勢の活躍が非常に目立ちます。人気薄でも軽視は禁物!ちなみに過去10年で羽田盃と東京ダービーの2冠を制したのは、ハッピースプリントのみで同馬は大井の所属でした。2冠を狙う同じく大井のミックファイアは、少し心強く感じるかも知れません。さらに無敗での東京ダービー制覇となれば、2004年のアジュディミツオー以来20年ぶり。羽田盃と東京ダービーを無敗で制することになれば、2001年のトーシンブリザード以来の快挙になります。(トーシンブリザードは、当時2冠目として実施されていた東京王冠賞も制覇しています。)この他にも色々調べたのですが、上記3点に絞ってご紹介致しました。馬券検討等の参考になれば幸いです。南関東所属馬限定で実施される最後の東京ダービー。地方競馬に携わる身としては、東京ダービーがDG競走に変わる事に対し、正直に言えば、寂しい気持ちもあります。しかし、今年の南関東の3歳世代は本当に層が厚い!交流化を1年前倒してもいいくらいの、好メンバーが揃ったと思います。好勝負を期待しています。さあ、どんな結末が待っているでしょうか。第69回東京ダービー(S1)。発走は6月7日、20時10分です!*各データについては「地方競馬情報サイトkeiba.go.jp」などを参考に、著者が独自に作成しました。不備など気になる点がありましたら、SNS等でご質問・ご指摘頂ければと思います。
2023年06月05日
日曜日担当の高橋華代子です。 6月7日は大井競馬場で東京ダービーが行われます。 今年最後の南関東同士の戦いで、来年からはダートグレード競走として実施。 今日、枠順が発表されました。 フルゲート16頭の戦い。 最終追い切り時期がちょうど悪天候だったので、出走予定馬たちみんな無事に行われていればいいなぁと願っていました。 6月2日に浦和競馬場で行われた最終追い切り。 こちらは、外がヒーローコールと調教パートナーの橋本直哉騎手、内はトーセンレビューと元騎手の橋尚也厩務員。 ピノホホッアは山崎誠士騎手が川崎から駆けつけて騎乗。 詳細は大井競馬のホームページに書かせて頂こうと思いますが、2頭とも前走以上の仕上がりということで何よりです。 16頭それぞれ無事に元気に当日を迎えて欲しいです! 小久保智厩舎のカイル優勝からもうすぐ1年。本橋孝太騎手を背に2番手追走から最後の直線で抜け出しVを飾りました。 2019南関東牝馬2冠馬トーセンガーネット半弟です。 さぁ、今年はどんなドラマが生まれるのでしょうか? 全人馬無事に! 去年の様子↓
2023年06月04日
土曜日担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。6月2日(金)の園田競馬は悪天候による馬場状態悪化のため中止となりました。災害級の大雨になり近畿地方全域で警報が発令。安全を考慮しての判断となりました。↓金曜日12時頃の園田競馬場。激しい雨で馬場全面が水の浮いた状態でした。中止の知らせが入ったのは移動中の電車内。仕事道具の一部を実況室に置いてきてしまったので現地まで取りに行きました。道路は雨水が川のように流れている状態。競馬場までは長靴で行きました。雨も激しかったので正解でした(汗)。↓スカッとさわやかな空だった水曜日が嘘のようです。★Jpn2制覇!イグナイター5月31日、浦和競馬場で第27回さきたま杯(Jpn2)が行われ、兵庫のイグナイターが勝利!!3枠からスタートを切ったイグナイターは、最初のコーナーまでに内ラチ沿いを確保。道中4番手で脚をためます。理想通りの展開に持ち込むと、抜群の手応えで勝負どころを迎えます。3コーナー過ぎで逃げ馬のギシギシが後退。スマイルウィとバスラットレオンの2頭が抜け出すとイグナイターも追撃。ここから3頭の激しい叩き合いが始まります。直線でまずバスラットレオンを競り落とすと、粘るスマイルウィをゴール手前で捕らえました。イグナイターは重賞6勝目。昨年のかきつばた記念以来、通算3度目のダートグレード制覇です。今年は黒船賞、かしわ記念でJRA勢に敗れましたが、浦和の地でリベンジを果たしました。大井の笹川翼騎手はダートグレード競走2勝目。イグナイターとは2度目のタッグで勝利に導きました。新子雅司厩舎はダートグレード競走通算6勝目。昨年のかきつばた記念以来の勝利です。重賞58勝は田中範雄調教師に並び兵庫歴代2位タイ。※兵庫歴代1位は曾和直榮氏の66勝。兵庫所属馬のJpn2(グレードツー)制覇は史上初。兵庫歴代の名馬が成し得なかった快挙を達成しました。夏場は休養に充てるイグナイター。秋は兵庫勢初の交流G1制覇を目指します。★人気馬2頭の激闘 ~六甲盃~6月1日、園田競馬場で2400mの長距離重賞、第61回六甲盃が行われました。↑年に1度行われる2400m。ゲートが1400mより51m前に前進します。レースは兵庫のアキュートガールが先手。長丁場の一戦らしいゆったりとした流れになります。1番人気のラッキードリームは好スタートを切り道中4番手追走。グリードパルフェはライバルの背後につけます。レースが動いたのは残り1000m付近。高知のグリードパルフェが中団から上昇開始。ラッキードリームより先に仕掛けると先行勢に襲い掛かります。遅れてスパートを開始したラッキードリームが猛追。2周目3コーナー手前で2頭抜け出します。人気馬同士の激しい鍔迫り合い。お互い一歩も引きません。2頭のマッチレースはゴールまで続きます。手に汗握る攻防はグリードパルフェがアタマ差制しました。高知のグリードパルフェは重賞3勝目。六甲盃初制覇。今年は遠征競馬(姫路、佐賀、笠松、園田)が続きましたが4戦全て馬券に貢献。得意の長距離戦で兵庫の王者、ラッキードリームを撃破しました。赤岡修次騎手(高知)は兵庫の重賞7勝目。2020年の楠賞(サロルン)以来の勝利。田中守厩舎(高知)は兵庫の重賞2勝目。2015年の園田FCスプリント(サクラシャイニー)以来の勝利となりました。※六甲盃レース、表彰式撮影 斎藤寿一氏赤岡修次騎手インタビュー動画https://youtu.be/3DHiXtIJfiA「かなりペースが遅かったので、ラッキードリームが動かないようであれば先に動こうと思っていました。グリードパルフェは並んでから抜かせないのが良いところです。最後はよくしのいでくれました。」2022年は兵庫で重賞2勝を挙げた高知勢。・園田FCスプリント(ダノングッド)・園田チャレンジカップ(ダノンジャスティス)その勢いは今年も続くのでしょうか?次回の園田競馬は水木金の3日間開催。水曜日と木曜日はサマー競馬のため、開門時刻は11時45分です。金曜日のナイター開催は13時45分の開門予定です。次週のウインズ神戸B館での地方競馬発売は6月7日、8日の2日間です。皆様のご来場をお待ちしております。1月の落馬負傷で長期離脱していた佐々木世麗騎手と検量前でお話しましたが、先週から調教に跨っていて復帰も間近との事です。先月の落馬で休養していた中田騎手も復帰に向けて準備を進めています。今週は川原騎手、松本騎手が調教中の落馬負傷で乗り替わりとなりました。1日でも早い復帰願います。↑今後の楽天競馬You Tubeライブの配信予定です。スタンド二階のSKNプライスでご覧いただけます。
2023年06月03日
金曜日は、古谷が担当します。 「日本ダービー」が終わり、地方競馬では九州ダービー「栄城賞」から各地のダービーが始まります。「ダービーからダービー」という言葉は、国内のダービーのリレーにも掛かっているんですよ(こじつけ) 「日本ダービー」は、コロナ禍で競馬場に入れない時期もありましたので、久しぶりに現地観戦しました。1階の残り200m辺りの場所でファンの方々の中にまぎれていましたが、走る姿はほぼ見ることができず、結局ターフビジョン頼り💦それでも、大歓声に包まれ、「日本ダービー」の興奮を堪能できたことは良かったかなぁと思います。 さて、今週のホッカイドウ競馬は、2023年初の3日間開催でした。30日は高知競馬場にいたので、映像でレースを確認していましたが、3日間開催が当たり前になってくると、7月中旬までJRA北海道シリーズは函館開催ですし、競走馬市場も行われる時期でもあり、慌ただしくなります。ただ、短い夏を楽しみたいですね。 そのメインを飾るのは、2023年最初のダートグレード「第27回北海道スプリントカップ」でした。来年から、ダートグレードの整備に伴い、3歳限定で8月に移行することが決定されています。古馬が出走できる「北海道スプリントカップ」は、今年で最後ということもあり、ホッカイドウ競馬の関係者は是が非でも取りたいタイトルだったと思います。中でも、スティールペガサスを管理する角川調教師は、「勝ちたい!」という思いをメディアにも話されていましたし、パドックで観ていても素晴らしい状態で挑んだことは間違いありません。 良馬場で行われたものの、ダンシングプリンスが好スタートを切ると、その内にいるスペシャルエックスとジャスティンも抵抗し、3頭雁行で3コーナーまで進みました。僕が採ったレースラップは、11秒8-10秒5-11秒4=33秒7と、オールダートの短距離戦とは思えないハイラップに。そのラップを刻みながらも、ダンシングプリンスは絶好の手応えで4コーナーを迎え、連覇か!?と思われましたが、さすがに最後の攻防で力尽き、1番枠ながら縦長の展開になったことで難なく外へ持ち出せたケイアイドリーが、大外から迫るアイオライトを凌ぎ、重賞初制覇を飾りました。(「北海道スプリントカップ」を制したケイアイドリー。写真提供:村野早祐氏) 藤岡康太騎手、村山明調教師のインタビューは、ホッカイドウ競馬公式YouTubeチャンネルをご覧下さい。インタビューの中で、村山調教師は「東京スプリントで2着に健闘しましたし、今年は大井でJBCスプリントが行われることも含め、東京盃から向かうローテーションになると思います」と話されていました。厳しい流れを経験したケイアイドリーの今後に注目です。2着のアイオライトは、個人的に期待していましたが、想像以上のハイペースに戸惑いがあったようですが、終いしっかり伸びてきました。本質的に1400mからマイルに適性が高いという話を岩田望騎手がされていたことを、取材にあたった斎藤修さんから伺いました。そして、スティールペガサスは、昨年5着から着順を上げたものの3着。悔しさが伝わるレース後でしたが、勝負所のラップも12秒0と落ちず、そこで置かれてしまったことが大きかったかと思います。改めて、個人的に採ったレースラップを記すと、11秒8-10秒5-11秒4-12秒0-12秒4-13秒6=1分11秒7でした。ダンシングプリンスは5着でしたが、落合騎手は「昨年以上にスタートが速く、かえって昨年のように極端な内枠の方が良かったかもしれません。それなら行き切ろうと戦前から考えたでしょうし、主張して行けばハイペースを嫌って相手も控えるでしょうし…」と、悔しそうでした。59キロを背負い、ハイペースは体感でわかっていたので、内2頭に無理して追い掛けていっても…という状況。無理なく3番手外にいたとはいえ、やはり自分の形でレースをした方が良かったという反省だったのだと思いますが、4コーナーを手応え良く回ってきた時には、さすがJpnI馬という走りでした。今後の巻き返しに期待したいと思います。 繰り返しになりますが、「北海道スプリントカップ」は来年から、3歳限定の短距離重賞に生まれ変わります。「兵庫チャンピオンシップ」が1400mに距離短縮となり、3歳ダート三冠のみならず、各ブロックで争われる「ネクストスター」を合わせて短距離路線も整備されます。各地ではすでに始まっている2歳戦から、新たな時代を迎えるダート界のスター誕生を期待したいと思います。
2023年06月02日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 先週木曜日、門別競馬場に出かけてきました。 途中、競馬場近くの牧場の放牧地に、馬の姿が見えました。 草を食む馬たち 草の色の緑も、色鮮やかに感じられる季節になって来ました。 さて、門別競馬場。 ちょっといつもと違う角度からの風景を。 ほんと、広々としてるよね。門別の景色は。 5月25日 第7レース キタサンドライバーで勝った石川倭騎手が、(JRAでの1勝も含めた)全国通算900勝を達成! 外の2番が石川倭騎手 数だけ見ればすごいことですが… 今季は、体調不良による騎乗キャンセル(騎乗停止)から始まる、波乱のシーズンとなっている、彼。開幕2周目から復帰しましたが、結局負担重量が56kg以上の馬しか乗っていません。とりわけ、負担重量が軽い2歳馬戦(いまの季節は牡牝共54kg)には、ひと鞍も乗っていないのです。 昨年は、夏ぐらいまでは54kgの馬には乗っていて、結果も出していました。 今季の競馬に取り組む、彼の心中いかばかりか……。 これは、彼の姿を見るこちら側としても、今シーズン通じての「宿題」…… 今季、先週までの石川倭騎手の成績は、67戦して16勝2着15回。トップの落合玄太騎手が110戦しているのと比べると、6割の騎乗数ですが、勝率は24%、2連対率はなんと!驚きの46%。 限られた機会の中では、突出した成績を残していると言えます。 石川倭の、いまと、これから。 これまで以上に興味を持って注目しています。 ところで。 JRAでは昨年秋に発表された負担重量の変更策にのっとり、今年の2歳馬の負担重量は6月の2歳馬戦のスタートから55kgです。10月には牡は1kg増量され56kg。 地方競馬はどうやら全場、これに追随せずに、2歳馬戦は54kgスタートとなったようです。どうしてそうなったのかがわからないのですが…。JRAが負担重量の変更の理由として掲げた「騎手の健康と福祉」そして「騎手の人材確保」の観点は、地方競馬にとってはもっと切実に言えること。様々な意見もあるでしょうが、是非取り組んで欲しい問題です。 さて、この日5月25日には、重賞のヒダカソウカップが行われました。 勝ったのは、石川倭騎手騎乗のネーロルチェンテ 昨年一昨年と続けて6着だったこのレースを、今回は豪快な「イン捲り」で勝ちました。 文字通り、3度目の正直。 今季ここまで、門別で行われた重賞は4つ 桑村真明騎手がまずエトワール賞と北斗盃で2つ そして石川倭騎手がコスモバルク記念とヒダカソウカップであとの2つ いずれも、昨季もずっと手綱を取ってきた馬たちでの勝利というとこrに、印象深いものがあります。 ネーロルチェンテの次走は、予定通りノースクイーンカップ。 向かないと思われていた内回りコースでもこの強さですから… 得意な舞台でのレースとなる次走は、一層注目されますね。 今週の門別競馬場は、もう昨日からレースが始まっていますね。 今日と明日までで3日間開催。 明日6月1日には、ダートグレード競走の北海道スプリントカップ(Jpn3)が行われます。 かわりまして。 昨日、5月30日。名古屋競馬場に出かけてきました。 東海地区も、一昨日29日に梅雨入りが発表されました。 先週段階の天気予報では、今週はだいたい雨という残念な予報だったのですが……日が近づくにつれて天気予報が変わり、今日明日までは天気はもちそう。昨日も曇りの間に時々晴れる、ぐらいの天候でレースが行われていました。 名古屋からまず最初の話題は「今週のキッチンカー」 ひとつ残念なニュースが入ってきました。 この名古屋競馬場で、開催日連日のように出店してくれていた、あの横綱・白鵬のいた「宮城野部屋直伝」のちゃんこのお店「大ちゃん食堂」が、明日5月31日の東海ダービー当日の出店で、当面最後となります。 あの白鵬も食べていた? 宮城野部屋秘伝の味を、キッチンカー用にアレンジして提供。 この日の塩ちゃんこも美味しく頂きました! 運営していた、海猿さん。 いつもこの笑顔と一緒に、美味しいちゃんこを出してくれていました。 この笑顔に行き会えなくなるのも残念……。 実は宮城野親方(元横綱・白鵬)が観光大使を務める、相撲発祥の地とされる奈良県葛城市で、リアルのちゃんこのお店を出されるとのこと。6月からはそのために、現地に移ることになったそうです。 奈良のお店がうまく行くよう、かげながら応援していきたいです。 いつかまた、その場所に食べに行けるかな? 今日、東海ダービー当日 名古屋競馬場を訪れる方 是非こちらの「大ちゃん食堂」にもお立ち寄りください。 次の話題。 短期移籍で笠松にて騎乗していた保園翔也騎手が、今月いっぱいで所属先の浦和へ戻ります。 30日、東海地区所属としての最後の騎乗がありました。 昨年秋に名古屋へ短期移籍で来て、およそ4ヶ月。そして笠松にも行き、トータルで半年間。そう聞けば長い滞在ですが、 「半年、あっという間でしたね」 ……と、彼は振り返ります。「笠松では、数字を出すことに拘っていたのですが、思うようには勝てませんでした。」 と、残念そう。「競馬そのものについても、勿論得るものはありましたが、競馬以外の部分、仕事の流れとか人間関係とか、そういった面で得たものもすごく大きいものがありました。こちらでは温かく迎えてくれて、いい形で仕事もさせてもらえました。」 レースが終わって、泥も拭う前に話に来てくれました。 もう今日31日には浦和の調整ルームに入って、明日6月1日には浦和での騎乗が控えています。ここから、新たなストーリーを紡いでいけるかどうか。彼の姿に注目していきたいです。 続いての話題。 丸野勝虎騎手3000勝と、今井貴大騎手1500勝(いずれも地方競馬通算) 達成セレモニーが行われました。 今井貴大騎手 昨日30日には11Rマスクトライで勝利 この勝利が地方競馬1501勝目 1989年2月生まれで、34歳 彼と話すときには、とにかくいつも「怪我なく無事で」が合い言葉のようになっています。怪我が多く、長い休みも何度かありました。「古傷が痛むこともある」とも。 当面の目標は2000勝。 これは以前から、ずっと話していること。「身の回りの状況もあるから、とにかくまず2000勝に早く到達できるよう頑張って行きたいです。2000勝まで行ったときに、色んな選択肢が出てくるのではないでしょうか。」 生業として、競馬に携わっていく、その仕事のありようについての率直な思いを話してくれました。 丸野勝虎騎手は、セレモニーが行われた30日にも、7Rベリーナブルーなど2勝 これが地方競馬3003勝目 今年の8月で49歳になる丸野騎手。 常々、この3000勝を「大きな節目」のニュアンスで話していました。 ついに、迎えましたね。3000。 今日31日に行われる東海ダービーには「不動の対抗馬」リストンに騎乗します。 馬のデキもいいらしく、「楽しみだね」と話す丸野騎手。 どんなレースを?と尋ねたところ……「ダービーだからね。遠慮しても仕方がないから。」 ……この言葉には迫力がありました。 どんなレースになるんだろう。 一方、「不動の本命馬」の方も、調整は順調にいったみたい。 セブンカラーズの川西毅調教師 写真中央が川西毅調教師「一週前に速い時計が出ました、それでも馬はまだ全然楽でした。ずっとフケ気味だけど、それは前走も同じ。力は出せる状態です。」 ……と、状態面についてひとしきり話したあと…… 「無事に回ってくればね……『無事に』……」 この「無事に」を繰り返しつぶやくように話す川西調教師。 ダービーだけでなく、競馬に関して、これまで様々な出来事を経てきた彼だからこその、この「無事」言葉の「重み」のようなものが伝わってきました。我々が外から見て、「競馬は何が起きるかわからない」と決まり文句のように言うのとは、全然違う、重み……。 「ずっと追われる立場でここまで来たから。追われる立場って言うのはありますよね。これは本当にキツい。精神的にやられるような感覚です。」 セブンカラーズに携わる人々みんなが、そんなピリピリとした感覚を味わいながら、この大一番を迎えることになるのでしょう。それが「ダービー」。その感覚も、ダービーにその立場で臨む人々しか味わうことが出来ない、特別なもの。 さあ、今日の名古屋はダービーデイ。 ナイター開催ですよ!! 東海ダービーは11R 20時15分に、この場所にいる人々と馬たちが、3年がかりで織り成してきた壮大なドラマの、幕が開きます。
2023年05月31日
火曜日担当の太田です。先週は朝方氷点下になるなど寒かった北海道ですが、この週末は、気温も上昇してきて、この季節らしい過ごしやすい、少し暑いぐらいの気温でしたね。寒いよりは暖かい方がいいですよね。北海道はこれから6月が一番いい季節。晴れると青空もすごく広く感じて、まさにthe北海道ですね。28日(日)ニコ生&YouTubeLive「ばんスタ延長戦」を配信。今回新たな試み、新企画の「まるのり」と題してお送りいたしました。皆さんの楽しみ頂けましたでしょうか?日曜日の予想ということで、金曜日からの募集で短い期間に関わらず、多くの方にご参加いただきました。延べ300以上のメールをお寄せいただきました。皆さん本当にありがとうございます。この場を借りて御礼を申し上げます。(最後の抽選の様子)全ての予想をざっと拝見させて頂きましたが、皆さんそれぞれの色々な考えで予想をしており、とても勉強になりました。色々な考え方があるからこそオッズが成り立っているわけで、その予想について良い悪いはありません。楽しみ方は千差万別。面白いなぁとあらめて感じた次第です。計6レースの予想に「まるのり」させて頂きましたが、結果は、配信をご覧になった方はご存じの通り、当たりはひとレースのみ。惜しいレースもあったんですけどね。予想がいかに難しいか・・・・。当たりハズレの答え合わせはありますが、予想をしているときが楽しいというのもありますよね。予想通りのレース展開で馬券が当たったときのあのすっきり感は、何とも言えない爽快感、達成感、なんというべきなのでしょう。それも人それぞれかもしれませんが、当たったときの感じが忘れられないのかもしれませんね。ほぼ外れて悔しい思いしているのに(笑) 春のG1は一つもあたっていない・・・(汗)ただ、あくまで遊びですので、皆さんもほどほどに楽しんでいただければと思います。この企画またどこかで実施できればと思います。その際はぜひ皆さんご参加ください。さて、次回のばんスタ延長戦は、6月12日(月)に行います。次回は「イベント案実現企画 第2弾 ガチガチばんば」と題してお送りいたします。昨年延長戦でイベント案を募ったところ、多くのイベント案をお寄せいただきました。その中で楽天競馬が行っている配信の「ゆるゆるばんば」が初心者向けなら、ばんスタ解説者とガチガチなコアなファン向けのものがあってもいいのでは?というご提案を頂き、こんかい「ガチガチばんば」と題してお送りすることになりました。すでに皆様からのメールを募集しております。ばんえいに関わる質問でしたらなんでもOKです。ガチ勢の人はぜひマニアックな質問をお寄せください。また、長年ばんえい競馬をやっているが、今更聞けない疑問などもあるかなとおもいます。この際に質問をお寄せいただければ幸いです。お待ちしております。もちろんまだばんえい競馬は始めたばかりという方もいらっしゃると思いますので、わからないことがありましたらなんでも結構です。ぜひ質問をお寄せください。ゲストには古谷剛彦さんをお招きしてお送りいたします。古谷さんへの質問も待っておりまーす。6月12日(月)ばんスタ延長戦。ぜひご覧ください。
2023年05月30日
今日は耳目社山中が担当します。 浦和競馬場の、パドック改修工事が続いています。 以前のパドックより、角度が付いたというか、若干向きが変わりました。まだまだ工事が続いて、競馬場にご来場の方にはご不便をおかけすると思いますが、もう少しの辛抱です。 先週行われた地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ、ファーストステージ盛岡。 ポイント状況をおさらいすると、第1戦を勝った落合玄太騎手(ホッカイドウ競馬)が31ptで2位、第2戦を勝った福原杏騎手(浦和)が34ptで1位。 となりました。 1stステージ盛岡を終えて南関東勢のお話を伺いました。 (福原騎手は門別競馬場で期間限定騎乗中のため3人) 森泰斗騎手(12位・2pt)上手い人達とレースをすると、気持ちがフレッシュになるし、刺激になる。 園田には最近特にいいイメージ(重賞勝利・ゴールデンジョッキーC優勝など)があるので、ファイナルステージで2連勝したいですね!! 2015年の藤田弘治騎手の再現(園田競馬場で2連勝して大逆転でSJT本線出場)を狙っています。期待したいところです。 矢野貴之騎手(8位・16pt)僕らしい成績じゃないですか(笑) 良い滑り出し(第1戦=4着)だったので期待したんだけど、いろいろ悔やまれるレースになりました。まだ次に繋がる位置ではあると思うので、なんとか大井代表として爪痕を残したいです ちなみに、同点16ptで4人が6〜9位に固まっています。 山崎誠士騎手(10位・14pt)人気以上には持っていけたので、結果には納得している。順位は10位だけど、ポイント的に上位とはそんなに差がなく、特に3位以下とは全く差がないですよね。 このシリーズで南関勢はなかなか結果を残せてないので、ファイナルラウンドは頑張りたいですね!! 1着を獲った2名がポイント的には抜け出しましたが、3位宮川実騎手&4位渡邊竜也騎手は22pt。レース実況にもありましたが、第1戦と第2戦で上位の顔ぶれがガラッと入れ替わる結果となり、ポイント的には大混戦でファイナルステージを迎えることになりました。森泰斗騎手の大逆転もあるかもしれませんよ。 ファイナルステージは園田競馬場で7月6日(木) ファイナルステージ 第1戦1,400mファイナルステージ 第2戦1,700m で行われます。 そして、先週水曜日に行われた大井記念。3番人気セイカメテオポリスがカジノフォンテン以下を抑えて優勝。戸塚記念、オグリキャップ記念に続く3つ目のタイトル獲得となりました。 結果は→こちら大井記念優勝セイカメテオポリス吉原寛人騎手インタビュー(担当:百瀬アナ) ―優勝おめでとうございますありがとうございます! ―久々の南関東での重賞制覇のお気持ちは?最高に気持ちいいです! ―前走に続いてのコンビ。馬の感じは?オグリキャップ記念を勝って、その後ダメージがどうかなと思ったんですけど、回復も早くていい状態で迎えられるということで、返し馬の雰囲気もすごく良かったんで、自信を持って乗れました、ハイ。 ―道中は好位のインでじっと我慢、手応えは?レース前から作戦立ててて「あの位置が取れたら」と思ってたんで、しっかりと反応も良く、良いところを追走できて良かったです。 ―直線はカジノフォンテンが粘ってました。どんなことを考えてましたか?直線向いて結構距離があったんで、粘られたらマズイなと思ったんですけど、しっかりと反応して、メテオポリスも走ってくれたんで、交わしたときはホッとしました。 ―ここへ来ての重賞連勝でさらに強い相手との勝負も待っていると思いますが?馬も充実期に入って、状態の良さがレースにつながってると思うんで、良い時に乗せていただいて、感謝しています。 ―吉原騎手ご自身は、南関にも来られるようになって、明日は門別ですね?ハイ、頑張ります。全国飛び回って、重賞を勝ちまくりたいですね。 今日は応援ありがとうございました。メテオポリスもこれからまだタイトルたくさん取りたいと思うので、応援よろしくお願いします! 今後が楽しみになる鮮やかな勝ちっぷりを見せたセイカメテオポリス。2着カジノフォンテンと南関デビュー馬のワンツーで決着した大井記念となりました。
2023年05月29日
日曜日担当の高橋華代子です。 先週の1週間を振り返る記事は川崎編です。こちら。 ここでは、5月22日から26日までの大井開催を振り返りたいと思います。 5月24日の大井11レースで行われた大井記念はS1にふさわしく超豪華メンバーがそろいました。セイカメテオポリスが差し切りVを飾り、通算3つ目のタイトルを獲得。高みに向かって挑戦し続け、ついにつかんだ大井重賞&S1タイトルです。 鞍上は前走のオグリキャップ記念で勝利に導いた吉原寛人騎手。コロナ禍により騎手との交流も規制がありましたが、また解禁され、早々に勝利を飾りました。 この後のセイカメテオポリスは夏休みに入り、9月6日の大井記念から始動するそうです。 なお、王者カジノフォンテンは澤田龍哉騎手が騎乗し、逃げ粘り2着。久しぶりにカジノらしい走りが見られて本当に感動しました。カジノの特集は南関東競馬のブログで改めてお届けできればいいなと思います。 3歳馬の2重賞に向けたトライアルも行われました。 22日の大井11レースは東京ダービートライアルが行われました。1着馬は6月7日に実施する東京ダービーの優先出走権が与えられるトライアル。 笹川翼騎手エスコートのナンセイホワイトが直線抜け出しV。最後の1枠を獲得しました。半兄は2021年の東京ダービー馬アランバローズという血統。弟くんはお兄ちゃんとは違って、お顔にど派手マークがドーン! 25日には優駿スプリントトライアルが行われました。1着馬と2着馬には6月27日の優駿スプリントの優先出走権が与えられます。 1着馬はシロイトイキ。お名前とこのルックスが素敵な仔ですね。 2着馬がスタードラマー。この仔は濃いグレーの芦毛さん。4代母の父がシンザンという血統です。 この大井開催はほとんどお食事処に行けず。あ、写真は撮らなかったけど、かしわやさんのかつカレーは食べました。かしわやさんのカレー好き。 あと、大井競馬場の開催中にバーベキューが始まりますね。これ、ぜひ行きたいです。お知らせはこちら。 個人的には疾患持ちなので、まだお食事する環境はかなり神経質になってしまうのですが、外なら気にせず食べられそう!バーベキューが始まったら、場内ではお肉の匂いがプンプンするのかしら、たまらん(*^^*)
2023年05月28日
土曜日担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。馬道で誘導馬のアイスバーグと遭遇しました。水曜日7Rの誘導を終えて厩舎に戻るところでした。今年30歳のアイスバーグ。高齢のため現在は1日1レースのみ、中一日空けて誘導を行っています。兵庫といえば30歳まで誘導馬として活躍したマコーリーを思い出す方が多いかと思います。園田競馬のマスコットキャラクター『そのたん』のモデルになるなど、かわいい顔つきで多くのファンに愛されていました。偉大な先輩からバトンを引き継いだアイスバーグはメイショウシャーク、ストラディヴァリオと共に、戦いの舞台へ向かう戦士達を馬場へと導きます。★地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ5月23日、盛岡競馬場で「2023、地方競馬ジョッキーチャンピオンシップ」が行われ、兵庫からは吉村智洋(よしむら ともひろ)騎手が出場しました。第1戦は12着、第2戦は最後方から追い込んで3着を確保。2戦合計で16ポイントを獲得し総合6位につけました。トップは浦和の福原杏騎手(34ポイント)とは18ポイント差です。ファイナルステージは7月6日(木)に園田競馬場で行われます。『2023 ワールドオールスタージョッキーズ』の出場権は誰が獲得するのか?名手の戦いにご期待ください。★兵庫 新馬一番星は?今週水曜日に今年最初の2歳新馬戦が組まれ5頭がデビューを迎えました。先週のような暑さにはならず過ごしやすい気候。①フミタツビッグワン 下原理騎手・岡田利一厩舎 サトノアレス産駒(新種牡馬)②ダイジョバナイ 大山真吾騎手・飯田良弘厩舎ファインニードル産駒③ヤックル 山田雄大騎手・木村健厩舎ワールドエース産駒④セブリンブリーズ 杉浦健太騎手・山口益巳厩舎コパノリッキー産駒⑤エヌケージャパン 鴨宮祥行騎手・岡田利一厩舎エイシンフラッシュ産駒 レースは発馬を決めてダッシュがついたダイジョバナイが先手を奪うとフミタツビッグワンが2番手。以降はセブリンブリーズ、エヌケージャパン、ヤックルと追走。主導権を握ったダイジョバナイが危なげない走りで兵庫今年の一番星に輝きました。2着はフミタツビッグワン、3着はセブリンブリーズが入り人気サイドの決着。入厩当初から評価が高かった「ダイジョバナイ」。初めてのパドックは落ち着かない面を見せますが、本番レースは能力を発揮しデビュー戦を制しました。園田、西脇では2歳馬がデビューに向けて準備を進めています。2歳馬の発走検査・能力検査の模様は園田・姫路競馬の公式YouTubeでも配信されていますので、予想の参考にお役立てください。ダート競走体系の見直しで、今年は2歳重賞の新設や実施日変更があります。【兵庫2歳重賞予定】★8月10日 第1回兵庫ジュベナイルカップ※昨年は準重賞で実施8月31日第16回兵庫若駒賞(10月から移動)9月21日第25回園田プリンセスカップ※牝馬重賞★10月12日 第1回ネクストスター園田11月22日 第25回兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)第52回 園田ジュニアカップ★︰新設重賞ダート路線改革元年。全国各地で2歳戦がスタート。未来のスター候補生達が砂上で乱舞します。★笠松で笑顔の花が咲く〜スマイルジョナス初重賞V〜5月25日、笠松競馬場で行われた第6回ぎふ清流カップは、兵庫のスマイルジョナスが逃げ切りで勝利。スタートを決めて主導権を握ると気分良く逃げます。最後まで楽な手応えで後続に3馬身差をつける快勝でした。その他の兵庫勢はエイシンレゲンダが4着。カタラが6着。オキザリスレディーは7着でした。 兵庫生え抜きのスマイルジョナスは3連勝で重賞初制覇を飾りました。 鞍上の笹田知宏騎手は重賞12勝目。2月の兵庫ウインターカップに続き今年重賞3勝目。渡瀬寛彰厩舎は重賞5勝目。2021年の西日本ダービー以来の重賞勝ちです。兵庫勢はぎふ清流カップは兵庫勢3連覇。上2枚の画像は笠松競馬場で実況されていた西田茂弘アナウンサーから頂きました。ありがとうございました!★ルーキー山本屋騎手 初メイン勝利5月25日の丹波篠山茶特別はメイプルシスターが勝利。発馬は出負け気味も二の脚が早く先手を奪取。軽斤量49キロのアドバンテージを活かし逃げ切りました。最重量58キロのメイプルグレイトが後方から追い込み2着。大山寿文厩舎のワンツーフィニッシュでした。メイプルシスターに騎乗していたのはルーキー山本屋太三騎手。デビューから約1ヶ月でメインレース初勝利!「(人気馬騎乗で)プレッシャーは感じました。馬に緊張が伝わらないようにリラックスして乗りました。」スタートは若干劣勢だったが、二の脚が速くハナに立った。「今回は馬の力に助けられました。次は自分の力で勝利出来るように頑張りたいです。」減量を活かした積極的なレース運びが光る山本屋騎手。名手揃いの兵庫で5勝を挙げています。※5月26日終了時点※木村寿伸アナウンサー撮影★遠征馬情報5月31日、浦和競馬場でダートグレード競走、第27回さきたま杯が行われます。兵庫からはイグナイターが出走予定です。今回も大井の笹川翼騎手とのコンビで3度目のダートグレード制覇を目指します。なお、出走予定馬は変更になる場合があります。ご了承ください。次週の園田競馬も水〜金曜日の3日間。6月1日(木)は2400mの長距離重賞、第24回六甲盃が行われます。遠征予定馬(5月26日時点)https://www.sonoda-himeji.jp/sp/news/detail/MjcwOA兵庫勢は兵庫大賞典Vのラッキードリーム、2着馬のメイプルブラザー、3着馬のタガノキングロードがエントリー。新春賞勝ち馬のアキュートガールも登録しています。週間予報だと来週は傘マークが並んでいます……空模様もチェック必須の3日間になりそうです。1月の落馬負傷で長期離脱していた佐々木世麗騎手が今週から調教に復帰。次週は復帰に向けて準備を進める佐々木騎手にお話を伺ってきます。次週も熱戦にご期待ください。
2023年05月27日
金曜日は、古谷が担当します。 今週は23日、札幌競馬場で「トレーニングセール」が行われました。前日に調教供覧があり、この時の上場馬の走りから、今年のダートの砂厚を考察しますが、昨年同様、少し深い感じで時計を出し辛い印象を受けました。もちろん、昨年の1歳市場で相当馬が売れたこともあり、今年の上場馬の質が例年より薄く感じた面はありますが、その中でも外国産馬がいたり、昨年からの成長を見せる馬たちも速いタイムをマークしたり、楽しみな逸材がいました。 最高価格となったのは、ピサノプリヴェ2021(牡、父リオンディーズ)の2200万円(金額はすべて税別)で、安原浩司氏が落札しました。下河辺牧場の上場馬は、以前からトレーニングセールではブリーズアップのように馬なりでフットワーク重視のスタイルを貫いていますが、2F23秒2-1F11秒3の好時計をマークしました。(最高価格となった、リオンディーズ産駒のピサノプリヴェ2021) また、牝馬の最高価格はパラダイスコーブ2021(牝、父リアルスティール)の1950万円で、(有)ノルマンディーファームが落札しました。全体でも2番目の高額取引馬です。第5クルーは、徐々に馬場が回復していた状況で、速い時計を出しづらかったと思いますが、2F22秒8-1F10秒6をマーク。1Fは1番時計を記録しました。(2番目の高額馬となった、リアルスティール産駒のパラダイスコーブ2021) さて、今週のホッカイドウ競馬は、8月に行われる「ブリーダーズゴールドカップ」に向け、古馬牝馬重賞の第1弾として定着している「第9回ヒダカソウカップ」が25日に行われました。内回りマイル戦で、紛れが生じるレースでもあり、近2年は3連単が33万円、14万円を超える波乱を生んでいます。今年も激戦が予想されましたが、勝ったのはネーロルチェンテでした。個人的に採ったレースラップは、12秒6-12秒4-12秒8-12秒6-12秒7-12秒4-13秒4-13秒7=1分42秒6でした。2コーナーまでは割と落ち着き、向正面でペースが上がり、3コーナー過ぎからバテ比べの様相になるという、内回りの典型的なレースとなりました。過去2年、ネーロルチェンテは外を回る展開で苦労していましたが、今年はインにこだわるレース運びで、内回りでは初めての勝利が重賞となりました。 石川倭騎手、米川昇調教師のインタビューは、ホッカイドウ競馬公式YouTubeチャンネルをご覧下さい。当然、次なる目標は「ノースクイーンカップ」になると思いますが、一昨年は、霧によるレース順延で、調整が難しくなったものの2着惜敗。その雪辱を、昨年見事に果たしました。過去2年の「ノースクイーンカップ」の内容を考えても、外回りの方がレースはしやすい状況からも、連覇の期待が膨らみます。関係者の皆様、おめでとうございました!
2023年05月26日
木曜担当のよこてんです。 今回の話題はまず、5月23日の盛岡競馬場で行われた『地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ ファーストステージ』から。★『地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ ファーストステージ』出場騎手集合写真 かつてはSJT、スーパージョッキーズチャレンジと呼ばれ、2018年から地方競馬JCSとなりました。昨年は佐賀・浦和での開催、一昨年はコロナ禍により実施無し、その前の2020年はワールドオールスタージョッキーズとは切り離して盛岡での2戦のみの地方競馬騎手対抗戦として行われました。本来の形での地方競馬JCSが盛岡で行われるのは2019年以来4年ぶりという事になります。 そういえば、その2019年はチャレンジステージ、各地のリーディング2位騎手が本戦を目指して戦う前哨戦からの2名分の出場枠があってフルゲート14頭での実施でしたね。2020年からそれがなくなって各地区1名・フルゲート12頭になっているから、2019年ともまた少し違う・・・というべきかも。 さて、結果から行きますとファーストステージ第1戦はチベリウス号に騎乗したホッカイドウ・落合玄太騎手が、同第2戦はプリンスチャーム号に騎乗した浦和・福原杏騎手が優勝。今回は1戦目の上位と2戦目の上位がわりとざっくり入れ替わるような接戦となって、結果1戦目8着・2戦目1着の福原騎手が、1戦目1着・2戦目11着の落合騎手を僅差で凌いでファーストステージ優勝を果たしました。★第1戦優勝はチベリウス号に騎乗した落合玄太騎手(ホッカイドウ競馬)★第2戦優勝はプリンスチャーム号に騎乗した福原杏騎手(浦和) 福原杏(ふくはらまい)騎手は地方競馬JCSには2020年に次いで2度目の出場ですが、先も触れたようにその年はイレギュラーな開催だったのでワールドオールスタージョッキーズを目指す戦いに挑むのは今回が初。 現在は門別で期間限定騎乗中の同騎手は盛岡に来る前日、この23日も行われていた北海道トレーニングセールの会場・JRA札幌競馬場を訪れて、歴代優勝騎手の手形を見て「自分もこういう高みを目指したいという気持ちになりました」と語っていました。 2019年デビューの福原騎手、岩手では岩本怜騎手と同期になる若手騎手なのですが、佐々木竹見カップ、全国のリーディングジョッキーが腕を競うその戦いには既に2度出場しています。2020年の竹見カップ(山本聡哉騎手が総合優勝した年)には4位に入っていますね。もう若手というよりはトップクラスのジョッキーに迫っているようにも見えますねえ。★今年の佐々木竹見カップに出場した際の福原騎手★表彰式の前にポーズをとらされている(笑)福原騎手 まだ前半戦が終わったばかりで気が早い、早すぎる段階ですが、もし福原騎手が地方競馬JCSを優勝すればSJT時代を通じて最年少のチャンピオンとなります(現在2位の落合騎手が総合優勝しても同様。今回の出場騎手の中でシリーズ史上最年少優勝者になり得るのは笠松の渡邉騎手を含め3名)。気が早すぎますけどね、ただこういう若い騎手がベテラン騎手以上に躍動するのを楽しみにするのもこういうシリーズの醍醐味でしょう。★落合騎手が騎乗して優勝したチベリウス号の担当は村上朝陽厩務員。2人は競馬学校の同期で、この組み合わせが決まって朝陽厩務員は大喜び!、勝って大喜び!でした★笠松の渡邊騎手は「盛岡まで来て初めて“札幌に繋がるシリーズ”だと知りました」と告白。それくらいひょうひょうとしているのが逆にすがすがしい(笑) しかし今回は本当に接戦になりました。1戦目優勝の落合騎手は2戦目11着、1戦目2着の高知・宮川実騎手は2戦目9着だったり、あるいは2戦目2着の金沢・青柳正義騎手は1戦目が10着、同じく2戦目で3着だった兵庫・吉村智洋騎手は1戦目が12着。両方で掲示板を確保したのは笠松・渡邉竜也騎手のみという、綺麗に上下反転した形。 なのでポイントも、福原騎手が34P、落合騎手が31Pと1着30Pを取った両名が抜け出しているものの、3位以下は22Pが2名、16Pが4名もいる大接戦。次回・園田のファイナルステージで1+掲示板確保くらいのポイントを取れたなら・・・と考えれば、現時点でのほとんどの騎手に総合優勝のチャンスが残っているのでは。 例えば2015年のSJT覇者となった金沢の藤田弘治騎手なんか、前半戦で足切り敗退(SJT時代は前半戦の出場14名から2名が脱落するルールでした)だと思い込んでそれこそ“敗戦の弁”を話していたところに「ギリ通過したみたいですよ」→「後半戦連勝で札幌行き切符獲得」でしたものね。ここでは“まだまだ分からない”と言っておくのが正解なのかもしれません。★パートナーを愛撫する福原騎手。「外国の騎手みたいにキスするとかどう?」というと「・・・それはちょっと・・・」 もうひとつの話題は21日に行われた岩手での今季最初の2歳新馬戦・・・のゼッケンのお話。勝ったセイフェミニンとか出走馬たちのお話を急ぎ足でするのはもったいないので別の機会にするとして。さてゼッケン。レース名・馬名が入っていたのにお気づきだったでしょうか?★5月21日盛岡3R、今季最初の2歳新馬戦。馬名・レース名入りゼッケン登場★昨年までは条件戦と同じ白ゼッケン(写真は22年5月21日水沢3R新馬戦のケープライト) 2歳新馬のゼッケンに馬名等が入ったのは岩手競馬では史上初かと思われます。 どういういきさつで・・・というところが気になるのですが、岩手競馬独自ではなく、全国一斉にこういう方向になったようですね。 皆さんもご存じのように来年から3歳ダートの路線が大きく変わります。今年も、その前段階として2歳戦線が改革されて今年はまず「ネクストスター競走」が各地に生まれるとかという事も耳にされているかと。そんな大変革を控えて2歳馬の注目度を上げていこう・・・という目的からの名前入りゼッケンだった模様。 “2歳馬のメッカ”ホッカイドウ競馬でも、昨年まではスーパーフレッシュだけだったのかな?新馬戦の名前入りゼッケン、今年は拡大されていますよね。その他の地区でも同様です。 地方競馬で馬名入りのゼッケンが出てくると“スペシャル感”が増しますものね。2歳馬のレースの注目度を上げるというだけでなく馬主さんや関係者のモチベーションアップにもつながるのではないでしょうか。 自分はレースの写真を撮るので、“いつか将来ダービーを勝った馬”の2歳時のレースの写真が、しっかり馬名の入ったゼッケンと共に残るのは、非常に助かるし良いことだとも思いますね。
2023年05月25日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 今日はまず、これまで積み残していたこちらのコーナーから。 名古屋競馬場に来てくれたキッチンカーの食べ物と、運営されている方々の横顔をご紹介する、題して「今週のキッチンカー」(仮題) 今回ご紹介するキッチンカーは、こちら!(取材日は5月3日です) チキンケバブのお店「hesam's」 インスタグラム @hesamfood 薄皮で包んだケバブと、ケバブ丼の2つのメニューが売られていました。 ケバブといえば、やはりこの肉のかたまり、ですよね。 巷では業務用の冷凍ですぐに使えるものも売られているそうなんですが…… このお店ではそれは使わず、自らお肉を焼いて仕込んでいるとのこと。 「手間はすごく掛かるけど、冷凍のものとは味が全然違うよ」と。 頂いてみて、ビックリしたんですが… ケバブって、何だかお肉がパサパサな印象があったんです。それまで。 でも、ここのお肉はとってもジューシー。野菜もたっぷり入って、美味! あとは、ソース ケバブの味の決め手はこのソースで、どこのお店でも作り方は門外不出だとのこと。 ここのソースは、とても食べやすい優しい感じの味がしました。 ご夫婦で、キッチンカーを運営されています。 左がヘサム 右がミカ ミカもブラジル出身だとのこと。 二人とも、もうもの凄く以前から日本にいて、もはや自らのルーツを意識することがなく普通に日本で暮らしているそうです。 元々ふたりは、岐阜の坂祝にあった自動車工場で知り合い、パートナーになったとのこと。 とっても明るいご夫婦。楽しく様々なお話を聞かせてくれました。「去年の2月からこのキッチンカーを始めました。今年の1月からはもうこのキッチンカー一本でやっています。」 キッチンカーを始めた動機を聞いてみると、衝撃の事実が…… 「実は、コロナの間に勤めていた自動車工場の閉鎖が決まったんです。それも、コロナで工場が休業になっている間に、家でニュースを見てそのことを知りました。」 解雇にはならずに、愛知の岡崎の工場に移れるという話だったそうなのですが……「丁度そのタイミングで、工場の近くに家を建てていたんです。それで、岡崎の工場に移ることは出来なくて。岡崎は遠すぎますから。」 何という、人生の運命のいたずら。 コロナで、人生まるっきり変わってしまった、という方が、ここにもおられた。 どうしよう、となって…… 選んだのは、ミカが常々「やってみたかった」と思っていた、飲食の仕事。 一昨年の8月から準備を始めて、7ヶ月ぐらい準備にかけて開業にこぎ着けたそうです。 名古屋競馬場に来てくれたのは、この取材のときで3回目か4回目とのこと。「競馬場に来るようになったのも、昔の土古の競馬場に行ったときにたまたまキッチンカーが出ていて、『こういうところで見せ出したいな』と思ったのがきっかけです。そこから、人に知り合えて、こうしてここに来られるようになりました。」「この仕事をしていると、たまに自信なくなるときもあるけれど……でも、自分たちで考えてやっていける仕事。工場と違って『上のひと』っていうのはいないから。自分たちのせいじゃないのは天気だけですよ(笑)。」 工場勤めから転じて始めたこのキッチンカーの仕事に、大きなやりがいを感じているようでした。「いま、キッチンカー業界は、すごく質が上がってきていると感じます。自分たちも、メニュー1個ではやはり足りません。いま、キッチンカーにほら(中を指差して)調理用の鉄板もつけたんですよ!」 新たな商材、新たなメニューの開発に余念がないようです。 彼らと話していると…… 本当は大変なんだろうけど、それを感じさせない「明るさ」が素晴らしい。 このお店を訪れるだけで、何だか楽しい気持ちになります。 それもまた、キッチンカー、なんじゃないでしょうか。 もう一度 インスタグラム @hesamfood 巷で見つけたら、是非ケバブを試してみて下さい。 いままでの「ケバブ観」が変わるおいしさですよ! さて、競馬の話しも少し。 今夜、重賞の大井記念が行われた大井競馬場に行ってきました。 夕暮れ時から、こんな感じのお客さん方の入り 2週前の羽田盃の時よりも、大勢入って盛り上がっていたな… Lウイング「ロティサリーチキン」のバターチキンカレー カフェでケーキも 大井競馬場は「ご飯どころ」がいっぱいあるから。 ちょっと晩ご飯を食べに来るには最適の場所です(笑) メインレースの大井記念は、セイカメテオポリスが快勝! 吉原寛人騎手 コロナ禍中の制限が撤廃されて、またこうして南関東の重賞での騎乗依頼を受けて活躍出来るようになりました。こういう部分も、ポストコロナの世の中の流れのひとつと言えるでしょう。 明日は門別で乗るらしいので…私も、追いかけて門別に行こうかな(笑)。 明日の門別は、牝馬の重賞・ヒダカソウカップが行われます。 そしていよいよ、来週水曜日は東海ダービーだ…… はやいな。
2023年05月24日
火曜日担当の太田です。週中は暖かいのに、週末になると寒いですね。日曜日は雨ということもあり、最高気温10℃満たない気温でした。翌月曜日の昨日は午前中に20℃を超えていましたが、午後になって雲行きがやや怪しく、また風も出てきて気温が低下。それでも15℃ぐらいはありましたので、前日よりはましでしたね。5月は気温差があるので、体調を壊している方も多くいます。気を付けなければなりませんね。6月に入ると北海道は一番いい季節になります。もう少しです。ばんえい競馬も続々と2歳馬がデビューしております。今年2歳の能力検査は合格率が低く、なかなか苦戦ですね。ここまで3回行われいずれも30%前後。その年のレベルというのもありますが、今年の馬場はそれだけ重いということなのでしょう。開幕からおよそ1か月。ようやく少しずつですが馬場も落ち着いてきてはいますが、今後の能力検査でどれだけ合格する馬が増えるか。今のところ例年よりかなり合格頭数が少ないという感じです。ここまでの2歳新馬戦を振り返ります。今季最初の新馬戦は5月6日(土)第2レースでした。第1回能力検査の第1レースで合格してきたアヤノダイマオーが新馬勝ち一番乗りでした。父 マルニセンプー、母 コトブキダイヤ 母父 ウンカイ 大友栄人厩舎雨の中馬場水分は2.7%。第2障害2番手で降りて前を追いかける展開で見事差し切っての勝利。あそこまで先頭を離れていて、差し切りというのも、新馬ではなかなか珍しいなあという印象でした。翌5月7日第2レース アソワールドが勝利父 ワールドピサ 母 優姫 母父 ニシキロード 西弘美厩舎翌日は晴れて馬場水分は2.4%。第2障害最初に仕掛けて力強く上がっていき、最後まで止まることなく逃げ切り勝ち。同日3レースはホクセイポルシェが勝利父 フジダイビクトリー 母 ハルノイブキ 母父 カネサブラック 大友栄人厩舎馬場水分2・4%。ホクセイポルシェを含む先行集団5頭が差なく第2障害に到達。第2障害3番手でクリア。切れ味を見せて早々2番手、そして、ゴール前で先頭に並んでゴール。ギリギリ差し切っての新馬勝ち。8日(月)2レースの新馬戦は、いよいよ第1回能力検査で1番時計のカワノデッカー登場ということで注目されておりました。結果は圧勝のカワノデッカー父 フジダイビクトリー 母 ライデンハート 母父 カゲシュウホー 坂本東一厩舎馬場水分2.1%。第2障害2番。障害天板でやや危ない所もありましたが、すんなりと先頭で抜けると一人旅。2番手以降がかなり障害で手こずる中、ぐんぐんリードを広げる展開。いったん残り15mで止まるものの、後ろとの差は10m以上あり、すぐに立て直しての圧勝。20日(土)第2レースの新馬戦 ショータイムが勝利父 テンカゴメン 母 和花 母父 バンゼン 大河原和雄厩舎馬場水分0.6%。かなりパサパサの馬場。7枠2頭ショータイムとプレシ-ドが競り合いながら第2障害。お互い譲らす2障害も並んで下りて競り合いに。のこり30mでショータイムが突き放し、力強く歩き続けて圧勝。翌21日(日)は雨降り。第2レース新馬戦 スマイルカナが勝利父 インフィニティー 母 スマイルセンショー 母父 スミヨシセンショー 鈴木邦哉厩舎前日のパサパサ馬場とは違い、馬場水分1.8%で水を含んだ馬場へ。3番手で第2障害に到達。じっくり溜めて、障害をすんなり先頭でクリアすると一緒に下りたナカサンブライアンをぐんぐん突き放す展開。後方から各馬が追ってきますが、力強い足取りは衰えることなく勝利。同日第3レースの新馬戦はブラントンユウキが勝利。父 テンカムソウ 母 トロピカルロゼ 母父 エビスタイショウ 西邑春夫厩舎馬場水分1.9%。スタートダッシュから先行して、第2障害ではハヤブサと並んで到達。第2障害も先頭で越えるとあとは突き放す一方の圧勝劇。好時計で新馬勝ち。22日(月)第2レース新馬戦 ライジンサンが勝利父 テルシゲ 母 カツラデラックス 母父 コーネル 大河原和雄厩舎父テルシゲは新種牡馬で、今季新種牡馬初勝利となりました。馬場水分2.2%。ライジンサンとゼンが競り合いながら第2障害。じっくり溜めたライジンサンが2番で障害を仕掛けるも、ひと腰で障害をクリア。最初に仕掛けたゼンとほぼ差がなく障害を下って、そこからの切れ味抜群で突き放し、最後はそのリードを保ったまま快勝。同日第3レース新馬戦 トカチヒロが勝利父 ホクショウメジャーは新種牡馬 母 シマノアリス 母父ナリタボブサップ 谷あゆみ厩舎ホクセイマジェスタ、ゼニアライ、そしてトカチヒロと3頭が先行する展開。第2障害先にトカチヒロが仕掛けたが、まさかの膝つき。その間に2頭が障害をクリアし、トカチヒロは3番手で障害を降りました。ただ、そこから切れ味が違いましたね。あっという間に前の2頭に並んで先頭に立つと、あとは突き放しの勝利。障害で膝つきはやってしまったーという感じではありましたが、そこからのリカバリーは2歳馬と思えない、そして、降りてからの脚はすごかったですね。今週は2歳受賞ー1というレースも21日(日)の第4レースで行われました。新馬戦で1着から3着馬が集まったメンバー。例年ですと1着馬だけ、2着馬だけでメンバーが揃うのですが、能力検査の合格率を考えると1着馬だけ揃ったレースは難しかったようです。それでも能力を秘めた馬たちが揃いました。レースはゴール前4頭が並ぶ大混戦。これを制したのは、新馬第1号勝利のアヤノダイマオーでした。なかなか見応えのあるレースでしたね。(主催者提供)月曜に2歳馬を振り返るスタジオのコーナーin the featureでは、このレースをこのレースを振り返りました。この時解説者が話していたのですが、2戦目の受賞ー1のレースタイム1分38秒1という時計。同じ日前のレースの新馬戦ブラントンユウキの勝ち時計は1分31秒2。7秒近くブラントンユウキの早いタイムを出しました。もちろんレース展開などもあるので一概に言えないですが、ブラントンユウキの2戦目はとても楽しみですね。ざっと簡単に新馬戦を振り返りましたが、今年の新馬戦は、圧倒的に能力の違いを見せて勝利というレースがないですね。しいて言えば前出のブラントンユウキかなという印象もありますが、例年新馬戦は圧勝というレースが多いだけに、印象が薄い、それだけ能力が拮抗しているという感じなのでしょうか。まだまだ始まったばかりの2歳馬戦。新馬だけではわからないところばかりです。2戦目、3戦目で変わり身を見せる馬もいることでしょう。また、今度の金曜日5月26日は第4回の能力検査が行われます。何度も話しておりまsが、今年は合格率が低い。今度こそ多くの馬が合格すること願ってやみません。さて、次回5月28日(日)はばんスタ延長戦を配信いたします。今回は視聴者参加企画ばんスタ延長戦特別企画 『まるのり』と題してお送りいたします。今回は、ばんえい競馬のレースごとの予想買い目を、視聴者の方に投稿して頂き、その投稿された予想の中から1件を抽選。その予想に「まるのり」して馬券を買ってみようという企画です。この日は競馬界にとっては大注目の日本ダービーがありますが、配信はそのあとから。ダービーで楽しんだ後はぜひともばんえい競馬でもお楽しみ頂ければ幸いです。皆さんにはぜひ予想にご参加ください。予想の受付は、出走表が確定する金曜日から受付を行います。もちろんプレゼントも用意しております。参加プレゼントは、予想の結果次第。当たれば当たるほど豪華になるという仕組みまずは皆さんぜひ予想にご参加ください。お待ちしております。
2023年05月23日
こんにちは。隔週月曜日、今日の担当は百瀬です。昨日、東京競馬場では3歳牝馬クラシック2冠目優駿牝馬オークスが行われました。そして今週末はいよいよ、第90回日本ダービー(東京優駿)が行われます。春のGⅠシリーズたけなわ。日本の競馬シーンの中でこの時季が、一年を通して最も盛り上がりを見せる時ですね。ちなみに昨日のオークス、東京競馬場にプライベートで遊びに行きました。やはり大レースの現地観戦はいいものですね。(久しぶりの東京競馬場。今回は指定席で観戦)そして南関東も3歳重賞戦線真っ只中!今年の東京ダービーは、6月7日に行われます。ここで今年行われた3歳重賞の勝ち馬を確認します。(牝馬限定戦、短距離戦を除く)ニューイヤーカップ(S3):ポリゴンウェイヴ雲取賞(S3):ヒーローコール京浜盃(S2):サベージクラウンカップ(S3):ポリゴンウェイヴ東京湾カップ(S2):ライズゾーン羽田盃(S1):ミックファイヤ重賞2勝を挙げているのはポリゴンウェイヴ1頭のみ。レースが行われる度に勝ち馬が変わっている印象です。とりわけ1冠目の羽田盃、ミックファイアの強さには本当に驚かされました。東京ダービーでも同様のパフォーマンスを見せれば、とは思いますが、あのマンダリンヒーローに土をつけたヒーローコールの巻き返しや、別路線組の台頭など、本当に想像するだけでワクワクしますね。そして本日、東京ダービーへの最後の切符を掛けて、東京ダービートライアル競走に15頭が出走。(リアルガー出走取消)レースは一番人気・2連勝中のナンセイホワイトが、逃げて粘るキングオブザナイルを競り落とし先着。勝ちタイムは2分7秒6(稍重)。ナンセイホワイトが東京ダービー、最後の切符を手にしました。これで東京ダービーの全トライアル競走が終了。優先出走権を持っている馬は下記の9頭です。ミックファイア(羽田盃1着)ヒーローコール(羽田盃2着)サベージ(羽田盃3着)リベイクフルシティ(羽田盃4着)オピニオンリーダー(羽田盃5着)ライズゾーン(東京湾カップ1着)ルクバー(東京湾カップ2着)ブルマリンシェール(クラシックトライアル1着)ナンセイホワイト(東京ダービートライアル1着)(フルゲートは16頭)ダート競走の体系整備により、南関東所属馬限定で行われる最後の東京ダービー。来年からは3歳ダートNo.1を決めるJpn1競走に生まれ変わります。第69回東京ダービーは6月7日(水)です!
2023年05月22日
日曜日担当の高橋華代子です。 5月15日(月)から19日(金)までの川崎開催を振り返りたいと思います。 15日の川崎6レースで、話題のヘルシェイクが矢野貴之騎手を背に逃げ切りV、通算4勝目をあげました。重賞初挑戦だった前走の東京湾カップは10着に敗れてしまいましたが、その経験を生かし、強い競馬を披露。 大人気漫画のポプテピピックにはヘルシェイク矢野という登場人物がでてくるそうで、そこから矢野貴之騎乗することで、競馬界のヘルシェイク矢野が実現(^^) さすがは山口裕介オーナーですね! 現在は放牧休養中ということで、帰ってきたらまた楽しませて頂きたいと思います! 浦和の吉留孝司騎手が大怪我から復帰。1月上旬の追い切り後に馬がバランスを崩したことで転倒。吉留騎手は頭から突っ込むような形で落馬をしたため、意識が戻ったのは病院に運ばれてからだったそうです。 浦和競馬のTwitterによると、診断名は後頭骨・頚椎・腰椎・肩甲骨の骨折とのこと。これほどの大怪我をしながら、4か月ほどで復帰しているのはすごいんですけど。 「こんなに長く休む怪我は初めてなので、これがすごいことなのかもわからないんですよ(苦笑)」と吉留騎手。す、す、すごい(^^; 川崎9レースでラスティネイルとのコンビの手綱を取り、復帰後初勝利を飾りました。 17日の川崎11レース・川崎マイラーズは森泰斗騎手騎乗のアイウォールが逃げ切りで重賞初制覇。先代の泉俊二オーナーがお亡くなりになりちょうど1年(現在は吉木伸彦オーナー)。天国に捧げる1勝にもなりました。水野調教師は泉オーナーの勝負服カラーのネクタイを着用。 5月18日と19日は新馬戦が行われました。これで南関東競馬4場で今年の新馬戦が実施されたことになります。2歳っ仔たち、かわいいですね(*^^*) 川崎競馬場の新馬戦はコスプレ誘導馬さんが初心者マークを着けてエスコートしてくれます。この光景を見ると、新馬戦の季節がやって来たんだなぁと実感。個人的にもすごく好きな装いです(^^) さて、締めはグルメの話題をお届けしようと思います。 やっと、川崎競馬場名物のタンメンが食べられました。 少し前の開催から再開されたと思うのですが、なかなか仕事の関係で行けなかったので、ついに(涙)。 この日は麺を少なめにしてもらって、野菜を多めにして頂きました。こういう要望に応えて頂けるのも変わらずでありがたいです。 久しぶりに食べたタンメンは、スープがいいお味で麺との絡み具合も最高でした。また次開催も食べたいです。 どうして麺を少なめにしたかと言うと、他のグルメも堪能したいからでした(笑)。
2023年05月21日
土曜日の担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。週明けから気温が急激に上昇。水曜日は実況席の温度は30℃超(汗)。最終的には32℃まで上昇。園田競馬場の実況席はスタンドの西端にあるため、夕日が当たる影響で気温が上がり続けました。4週目のそのだ金曜ナイター(その金ナイター)は生憎の雨。馬場は「不良」。馬場全面に水が浮いた状態でのスタートになりました。悪天候で気温も急降下。水曜日と比べて10℃以上下がりました。服装の選択が難しい時期です……。園田競馬場のスタンド1階で営業している「そのたんSHOP」。園田・姫路競馬開催日に営業しています。そのたん&ひめたんグッズや兵庫所属騎手のグッズを発売しています。3月から兵庫で騎乗を開始した山本咲希到騎手、ルーキーの山本屋太三騎手のキーホルダーも新登場。吉田勝彦アナウンサーの名実況Tシャツも発売中です!そのたん&ひめたん人形のミニサイズもあります。兵庫県の畜産物も販売しています。「そのたんSHOP」は園田競馬場のスタンド1階。場所は第2投票所と映像ホールの間。お座敷投票所の向かい側で営業していますので、本場にお越しの際は是非ご利用ください!2020年3月から休止していたメイン、準メインレースの表彰式が先週から再開。※協賛競走、JRA交流競走が実施対象です。ファンが騎手を間近で見られる機会が増えました。今週は初めて表彰式の進行、勝利騎手インタビューを担当しました。JRA交流、広峰山特別はコンドリュール(JRA)が人気に応えて初勝利。コンドリュール号で勝利した鮫島克駿騎手にインタビューしました。※撮影 木村寿伸アナウンサーJRA・鮫島克駿騎手「馬の気分を害さないように乗る事を心掛けました。結果的に向正面から早めに進出する形になりましたね。中央でも良い競馬をしていましたし、小回りコースも対応出来ると自信を持って乗りました。久しぶりに園田競馬場で勝つことが出来て嬉しいです。」インタビュー後、鮫島騎手はウイナーズサークルに駆け付けたファンにサインをしていました。時間は掛かりましたが、ファンと騎手が交流する光景が園田競馬場に戻ってきました。翌日メインの日刊ゲンダイ賞はザプラウドワンズが後方から差し切りV。ザプラウドワンズ号で勝利した大柿一真騎手、永島太郎調教師。※撮影 木村寿伸アナウンサー大柿一真騎手「前残りの馬場でしたが、馬を信じて乗ろうと思いました。後ろから行く馬で展開次第にはなりますが、今の調子ならオープンでも良い勝負をしてくれると思います。久しぶりの表彰台で嬉しいです。これからもっと園田競馬が盛り上がり、お客様が沢山来てもらって良い競馬が出来るように頑張ります。」表彰式前は緊張が顔や声に出ないよう何度も深呼吸しました。2日間とも表情に余裕がありません(汗)。事前にどう進行して、何を質問しようか準備をしてきているのですが、いざ本番となると固くなってしまいました。思い描いた通りに進められず悔しさが残ります。今週の反省を今後に活かして精進していきます。★地方競馬ジョッキーチャンピオンシップ5月23日(火)、盛岡競馬場で行われる「2023 地方競馬ジョッキーチャンピオンシップ」に、兵庫の吉村智洋騎手が出場します。各地方競馬場のリーディングジョッキー12名が参戦。今年はファーストステージが盛岡、セカンドステージが7月6日(木)に園田競馬場で行われます。優勝騎手にJRA札幌競馬場で実施される『2023 ワールドオールスタージョッキーズ』の地方競馬代表候補騎手に選定されます。(準優勝者は地方競馬代表 補欠候補騎手に選定されます。)2019年大会で優勝している吉村騎手。4年ぶり2度目のシリーズ制覇を目指します。2023地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ - 地方競馬 (keiba.go.jp)★遠征馬情報次週は兵庫から4頭が笠松競馬場に遠征する予定です。5月25日(木)笠松競馬場第6回ぎふ清流カップ 1400m(3歳馬重賞)カタラ(広瀬航騎手・諏訪貴正厩舎)オキザリスレディー(杉浦健太騎手・諏訪貴正厩舎)エイシンレゲンダ(岡部誠騎手・橋本忠明厩舎)スマイルジョナス(笹田知宏騎手・渡瀬寛彰厩舎)初重賞制覇を目指す4頭へのご声援宜しくお願いします。※出走馬は変更になる場合があります。ご了承ください。なお、同レースは兵庫勢が2連覇中です。※2021年未実施(2020年 コスモピオニール、2022年 クリノメガミエース)次週も園田競馬は水曜日から開催スタート。水曜、木曜が園田サマー競馬。金曜がナイター競馬です。(その金ナイター)
2023年05月20日
金曜日は、古谷が担当します。 先週末は、4年振りに韓国・ソウル競馬場へ行ってきました。例年だと、「コリアンダービー」が行われる週でしたが、今年は6月11日に移行。この週は、JRA函館の開幕週なので断念せざるを得ず、ハナから空けていた14日に思い切って行こうと決めました。ただ、2つの重賞が組まれていた上に、大井競馬場との交歓競走「TCKトロフィー」が行われ、1日を通じて堪能しました。2つの重賞は、2015年にエスメラルディーナが優勝した「トゥクソム杯」と、「コリアスプリント」につながる短距離重賞「SBSスポーツスプリント」。特に、「SBSスポーツスプリント」には、昨年の「コリアスプリント」を制したオマオマと、「コリアカップ」でセキフウの2着争いを凌ぎ切ったラオンザファイターが対決。地元GIIIとはいえ、豪華なレースでした。 この日の6Rに組まれた「TCKトロフィー」は、メニフィー産駒のザクィーンジャスティスが、逃げるキトゥンズジョイ産駒のチョンマビサンをゴール前で捕らえました。 牝馬重賞「トゥクソム杯」は、好スタートを切ったラオンザスパートが直線でも後続を寄せ付けず、前半3F35秒0-上がり3F37秒8とどちらも最速をマークし、楽々逃げ切りました。昨年11月の「慶尚南道知事杯」は釜山2000mで逃げ切り、初のタイトルを飾りましたが、さらに力をつけた内容での圧勝でした。(本馬場入場)(ゴールシーン)(ウィニングランに向かうラオンザスパート) ラオンザスパートは、昨年の韓国リーディングサイアーに輝いたマスケットマン産駒。マスケットマンは、2009年のアメリカ三冠で「ケンタッキーダービー」はマインザットバード、パイオニアオブザナイルに次ぐ3着。「プリークネスS」はレイチェルアレキサンドラ、マインザットバードに次ぐ3着に健闘。2010年「メトロポリタンH」では、クオリティロードの2着など、GI勝ちはありませんが、この時代のアメリカビッグレースで上位争いを演じていたヨナグスカ産駒です。唯一の重賞タイトルが、2009年「イリノイダービー」(米GII)でしたが、後に「ドンH」などGI2勝のジャイアントオークを2馬身突き放しています。 そして、「コリアスプリント」につながる1戦「SBSスポーツスプリント」は、絶好の手応えで直線入口で先頭に立ったラオンザファイターが、内からジリジリ詰め寄るオマオマを退け、圧巻のパフォーマンスを見せました。これで、前走は釜山遠征で「釜山日報杯」に続き、短距離にシフトして重賞連勝となりました。(ラオンザファイター)(オマオマ)(ゴールシーン)(表彰式) ラオンザファイターは、2014年「BCクラシック」「ハスケル招待S」を制したバイエルン産駒で、母の父はエンパイアメーカー。バイエルンは、同世代にカリフォルニアクロームがいて、「プリークネスS」は大敗したものの、「BCクラシック」で雪辱を果たしました(カリフォルニアクロームは3着)。 コロナ禍でごぶさただった韓国でしたが、久しぶりに訪れることができ、あっという間の1日でした。昨年は、JRA札幌の最終週と被っていた「コリアカップ」と「コリアスプリント」でしたが、今年はその翌週に戻りました。今年こそ行きたい!と思っています。
2023年05月19日
木曜担当のよこてんです。 いやもう変な天気ですね。先週(8日とか)は盛岡に「雪」予報が出て競馬場では実際うっすら積もったりするわ、長袖+上着でいても寒く感じるわで冬に戻ったのかと思ったものですが、昨日・今日(17日18日)は30度超え!岩手県内各所では5月の観測史上最高気温更新なんていうニュースになりました。 3月下旬に半袖で良いくらい気温が上がって桜も史上最速で咲いたかと思ったら4月半ばからは一転してストーブを付ける事に。5月に入っても暑い-寒いの繰り返し。先週は盛岡競馬場にいて息が白くなったんですが・・・。 天気予報によればこの先は気温高めに推移するようですけど、梅雨になるとまた寒くなるんだよなあ。今年の夏とか冬とかどうなるんだろう・・・。 さて、今回は『三野宮通調教師地方通算1000勝達成』の話題です。5月15日の盛岡競馬第3レースでエイシングラール号が逃げ切りV、同馬を管理する三野宮通調教師はこの勝利で地方競馬通算1000勝達成となりました。★三野宮通調教師、地方通算1000勝達成! 今シーズン、3月は2開催で4勝、4月の水沢開催は同じく2開催で6勝だった三野宮通調教師。必ずしも“絶好のスタート”ではなかったかもの水沢開催でしたが、盛岡に移ってからは1回盛岡で7勝、2回盛岡では前半だけで6勝と“二の脚”のダッシュが猛烈。記録達成時点では盛岡に移ってから7日と1レースでの11勝目だったのですからその勢いは見事なものでした。 岩手の調教師さんの場合、一開催5勝いけばなかなかの活躍、それ以上いけば大活躍という感じですし、管理馬のクラスによって前半週・後半週のどちらかに勝ち星が偏る・・・という事も珍しくありません。三野宮通調教師の場合は4月の水沢開催最終週から好結果が続いていて、結構レアなパターンと言える活躍ぶりなのではないかとも思います。残りわずかで足踏みせず一気に突き抜けたところも見事です。 三野宮通調教師は2001年4月の調教師デビューですので今年が23年目になります。初出走は2001年4月21日の水沢2R・パーソロングリンでこの時は9着。しかし2戦目の同年4月28日水沢3R・ドリームチェイスで初勝利を挙げました。★2008年、ワタリシンセイキでビギナーズカップを制した際 重賞初制覇は2005年のジュニアグランプリ・マツリダアーティス。一番直近の重賞勝ちは2021年、ナイトオブナイツで制したいしがきマイラーズですね。★2021年のいしがきマイラーズをナイトオブナイツで優勝。同馬は同年の最優秀ターフホースにも選ばれました 三野宮通調教師と言えば騎手時代の事を覚えておられるファンの方もまだまだ多いのではないでしょうか。 三野宮通騎手は1977年4月デビュー、2000年の引退まで(正確には2001年1月7日が最終騎乗)24年間で1378勝を挙げています。キャリアの終盤はアラブで活躍した印象が強く、実際かつての古馬アラブの主要重賞(金蹄賞・アラブ王冠・アラブ大賞典・紫桐杯)は何度も優勝。しかしサラブレッドでも主な重賞はほぼ制しています。桐花賞だけ縁がなかったですね。★1995年11月、旧盛岡競馬場最終日。JBISによると8Rのイイデダッシュに騎乗する三野宮通騎手★2000年、騎手として挑んだ最後の桐花賞での三野宮通騎手。パートナーはミヤシロブルボンでした 騎手時代は「豪腕」と言えば三野宮通騎手か西康志騎手かと目された存在で、それは“サラよりズブい”と言われたアラブを上位に持ってきた腕っ節のイメージもあったでしょう。また菅原勲騎手や小林俊彦騎手ほどメディアに出てくる事もなかったので“寡黙な勝負師”というイメージもあったのではないでしょうか。 三野宮通騎手・三野宮通調教師の小ネタとしてはまず「ORO最初の芝レースを勝った騎手」。 1996年4月に開場したOROパーク盛岡競馬場ですが芝コースは当初は育成期間とされ、初の芝レースとなったのが同年6月16日に行われた3歳(旧4歳)芝1600mの特別「はまなす賞」。それを制したのが7番人気サンディゴボーイ、鞍上は三野宮通騎手でした。地方の競馬場で初めての芝コース、その最初のレースの勝者として歴史に名を残すのが三野宮通騎手なのです。 もうひとつは2009年2月の荒尾競馬にて。この頃、岩手競馬が冬休みの間、岩手の馬や騎手が荒尾競馬に長期滞在するという交流が行われていました。この年の三野宮通調教師は人馬と共に荒尾に長期滞在。岩手から運んできたという原付バイクを「来年も働いてもらうから~」と言っていたシーンだと思います。★2009年荒尾にて。左は瀬戸幸一調教師ですね★ご子息の三野宮勇調教師補佐と。岩手で騎手デビューしたご子息はその後大井競馬で調教師補佐に。地元と遠征とで“調教師親子対決”もそれほど遠い話ではないかも 先にも触れたように騎手としては24年で1378勝。調教師としては23年で1000勝(先日の開催終了時点で1002勝)。現在のペースならあと5年くらいで騎手としての勝利数に並ぶ計算です。と、そんな話を通先生にしたら「俺もけっこういい年だぞ?」と笑っておられましたが、「でもまだ調教で馬に乗ってるからな!」と言われるあたり、まだまだイケそうな手応えがあるってことでしょうか?期待していいでしょうか!?★2018年4月30日、岩本怜騎手初勝利。ニッコニコでプラカードを持つ三野宮通調教師なのでした それはさておくとしても、まだまだ頑張っていただきたいし、次は名実ともに文句なしの調教師リーディングを獲っていただきたいとも思います。親子対決もぜひ。1000勝、おめでとうございました!
2023年05月18日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 コロナの感染症法上の位置づけ変更に伴い、世の中の様子も随分変わってきました。様々な制限が撤廃されたり、置かれていた検温とか消毒の機材がなくなったり。 競馬場の出入りも、随分オープンになっていました。 例えば、5月10日水曜日の羽田盃当日に訪れた、大井競馬場。 こちらは、モノレールの駅に近い方の出入り口。 そしてこちらは、バス停のロータリーがある、正門。 入場登録を確かめたり検温をしたりするための「関所」がなくなり、スッキリ。というより、むしろがらーんとした感じになりました。 お客さんの入りは、こんな感じだったな…… メインレースの時にも、コロナ禍の前の賑わいにはまだ及ばぬ感じでした。 これから、なのか それとも、こんなもの、なのか…… 誘導馬となったトロヴァオに行き会えたのは、嬉しいことでした。 現役時代、2歳の時に門別でデビューしたときは、私も競馬場で実況喋っていましたから…この馬のレースも実況したな。当時から気性的にかなり難しいところのある馬で、実際レースでも凄く走ったり全然走らなかったり、ムラなところがありましたよね。 私が実況喋ったレースでは、直線で右に左に大立ち回りだった(汗)。 あの気難しいトロヴァオが、誘導馬になるとは…… とても感慨深いものがあります。 傍らにいらした担当者の方にも、少しお話を聞いてみました。 「はじめのうちは、他の馬がそばにいるとわーっと立ち上がったりしてましたね(苦笑)。でも並んで歩かせる訓練をしたりして、少しずつ慣れてきましたよ。いまのところは誘導馬としては『荒削り』ですね」 この写真を撮ったときには、大人しくお客さんに向かってサービスしていたトロヴァオ。末永く誘導馬として活躍して欲しいです。 羽田盃は、5ヶ月ぶりの実戦だったミックファイアが、圧倒的な勝利を収めました。 御神本訓史騎手 1本指を立てたのは、「まず一冠」の喜びの表れかな 伝えられているように、結構重度の裂蹄に見舞われているこの馬。 馬の周りの人々の熱意と、工夫でつかんだ、羽田盃優勝。 レース後の渡邉和雄調教師の話を聞くと、次が云々、と口にすることがはばかられるぐらい、人々の子ここに至るまで苦労がしのばれました。 東京ダービーは……まず出ることから、ということなのでしょう。 まずはそのスターティングゲートに入れるかどうか。 今後の動向が注目されます。 また、大井にも行こうかな。 久しぶりに、南関東のプレイヤーの方々にもお目にかかれて、いい時間を過ごすことが出来ました。 翌日、11日木曜日には、私としては今シーズン初めて門別競馬場に取材に出かけてきました。 門別の新しい白い砂のコース 1コーナー奥の高台から見ると、こんな感じです。 「白い」で終わってちゃダメですよね(汗) 大切なのは、砂の質感。そして馬場の様子。 「クッションがあって、乗っている感触はよい。」 「脚のカカリがこれまでと違うので、乗っていて馬の走りに違和感があることがある」 「砂を被っても、身体に砂がこびりつかないのが良い(笑)」 騎手に色々と話を聞いてみると、こんな感じの答えが返ってきました。 あとは……レースでのそれぞれの馬のパフォーマンスを見て、私たちも掴んでいく必要がありそうですね。 開幕日、開幕レースからいきなり2連勝 新人騎手のこの人に話を聞くことが出来ました。 阿岸潤一朗騎手 先週の開催までで、早くも4勝をマークしました。 「周りの騎手とか馬とかと『事故』を起こさないようにすること。」 今一番心がけていること、と尋ねると、こんな答えが返ってきました。 自分が新人であるという現状を、冷静に見られる人なんだなと感じます。 開幕日、開幕レースでデビュー初勝利を得たロザシアニン この日もコンビを組んで、連勝となりました。「馬によって、追い方を変えられるようになりたいと思うんですよね。例えば、ズブい馬とスピードがあって行ける馬とだったら、乗り方は変えなければいけないと思うし、先生(所属の佐々木国明調教師)にも追い方については色々と言われていることがあります。そのあたりは、トレーニングなんかもして身につけていきたいです。」 出てきたのは、馬の乗り方の話。デビュー間もない新人らしからぬ感じ。 所属の佐々木国明調教師が、馬に乗るのが大変上手な騎手だったから…… 考え方も、自然とそれを受け継ぐようになって来ているのかも知れません。 デビューして早々から、勝てるかどうか、だけじゃないところが、門別の新人らしいところなのかた。馬にどう乗るのか。他の競馬場以上にそういうことと向き合っていかなければ、この競馬場で馬を仕上げて、レースに乗って結果を出していくことは出来ません。 これからの半年。どんな風に成長していくのか。 また折に触れて話を聞いていきたいです。 そしてシーズンが終わったらすぐに、彼の地元・石狩市にある場外発売所「Aiba石狩」で必ずトークイベントをやりたい。 「ご当地騎手」がどんな活躍をするのか。石狩のお客さま方も熱い視線を送っています。 宮内勇樹騎手とも話をしたんですけれども…… 彼、その後のレースで落馬して怪我をしてしまって。 今週のレースには、乗っていませんね。様子が心配です。 また次回競馬場で行き会えたら、彼の様子もお伝えしますね。 この日のメインレースは、古馬の重賞・コスモバルク記念 シルトプレ もう圧倒的な強さ 全国的な活躍を、見せてくれるのではないだろうか。 半年先の道営記念まで、まずは順調に そしてどんなふうに歩んでいくのか。注目されます 門別にも、また来てみよう、うん。
2023年05月17日
火曜日担当の太田です。もう5月なのに、この週中めっちゃ寒かったですね。北海道は朝、氷点下となっている地域もありました。帯広はほぼ氷点下。9日+0.1℃、13日は+0.6℃。そのほかの日でも最低気温が5℃を下回っている日が続いております。最高気温が20℃越えている日もあるのに、気温差が激しいです。結構体調悪くしている方も・・・。た3月、4月が暖かかっただけに、5月のこの寒さは身体に堪えますね。しっかり体調管理していかなければ。14日(日)ばんスタ延長戦の配信がありました。今回テーマは「ばんえいアワード2022」。昨年活躍した馬、プレイヤー、関係者をたたえ表彰する企画。楽天競馬のばんえい応援企画の一つです。ベストホース、ベストジョッキーはファン投票によって選ばれます。先日の延長戦では各賞に選ばれた馬を中心にご紹介いたしました。最初はゲストが思うベストホースという言うことで、今回ゲスト出演くださった荘司典子さんが選んだアオノブララックをご紹介。またベストジョッキーには中村太陽騎手を選出。メムロボブサップの永遠のライバルアオノブラックは、今年は金田利貴騎手とのコンビで戦いに挑んでいます。今年もにぎわせてくれること間違いないですね。中村太陽騎手も12月のデビューからすぐに重賞騎乗などもあり、ルーキーイヤーとは思えない活躍をしています。アマイマスクもファンを魅了していますよね。次にご紹介したのが、最優秀生産者賞等ことで、冠名がジェイでおなじみ、ばんえい牧場十勝の小森唯永さんです。帯広空港すぐ近くに牧場があり、観光牧場としても賑わいをみせています。近年生産頭数もすごく多くなり、ジェイの馬の活躍は目が離せませんね、続いてベストジョッキーはファン投票第1位鈴木恵介騎手が選ばれました。昨年の成績は2位以下に70勝差をつけてのリーディングを獲得。3年ぶりの1位となりましたが、ここぞというときの鈴木騎手の騎乗は群を抜いてますよね。最優秀2歳馬はキョウエイプラスが選出。イレネー記念を勝利したアシュラダイマオーという声もあったようですが、年間を通しての活躍などを考えればキョウエイプラスで満場一致という選定委員の判断だったようです。最優秀3歳馬はもちろんキングフェスタ。ばんえい菊花賞では、復帰後本調子でもなく、あのハンデで圧勝劇。世代では敵なしという状況ですね。最優秀4歳馬、最優秀牝馬に選ばれたのはサクラヒメ。牡馬相手の天馬賞は圧巻の走りでした。ただ、時に脆い所がありますね。勝つときは本当に強い圧勝劇となるのですが、今季のカーネーションカップはペースが速すぎたという感じでした。続いて特別賞をご紹介しました。今井千尋騎手です。騎手試験が受からず、何度も挑戦して昨年ようやく合格。我々関係者も合格を願っていただけに嬉しかったですね。そして、デビューからの活躍。誰もがここまで活躍するとは思っていなかったでしょう。本人も思っていなかった感じです。デビューシーズンの44勝は、帯広単独開催になってから最高の成績だそうです。連対率1位(32.4%)でファン投票も2位。素晴らしい成績でしたね。今季は早々に通算50勝を達成して、ハンデが10キロだけになりましたが、ここからが今井騎手の正念場。馬愛を感じる騎乗を見せてくれることでしょう。それから、例年、ばんえいアワードとは別に、NPOとかち馬文化を支える会・ばんえいサポート推進会議杯の2022年度フェアプレ賞も同時に表彰式が行われます。ばんえいフェアプレー賞には島津新騎手が選ばれました。騎乗数1000回を超えながら、戒告、騎乗停止の処分が皆無ということで選出されました。そして、ばんえいフェアプレー賞特別奨励賞に今井千尋騎手、今季からばんえいグランドフェアプレイヤー賞という賞が新たにでき、鈴木恵介騎手が選ばれました。ばんえいグランドフェアプレイヤー賞とは、過去にフェアプレー賞を2度以上受賞し、後進の模範となって活躍されるであろう円熟の騎手が受賞対象ということで、鈴木恵介騎手が選出されました。続いてベストホース賞の紹介。昨年に続いてメムロボブサップが選出。昨年度17戦して馬券圏内を外したのは岩見沢記念4着の1度だけ。安定感抜群でしたね。メムロボブサップのすごい所は、重量が重かろうが軽かろうが関係ない所。かつての名馬スーパーペガサスがそうだったようです。今季オッズパーク杯はまさかの8着。解説者曰く、昨年一度もなかった障害失敗する癖が出てしまったとのこと。時に失敗することはありますよね。今季もメムロボブサップを中心に戦いが繰り広げられていくことでしょう。最後に紹介したのは最優秀厩舎でした。リーディングを獲得した坂本東一厩舎が選ばれております。メムロボブサップはもちろん、昨年は、ミソギホマレ、アーティウィングが重賞制覇。そのほかにも注目馬が揃っている厩舎です。阿部武臣騎手が主戦で今季も有力馬の活躍に期待大です。今季もすでに戦いが始まっています。勢力図も少し変わってきている感じもします。それぞれの活躍に注目です。ばんスタ延長戦次回は5月28日(日)に行います。題して「まるのり」視聴者参加型企画です。皆さんの予想に丸乗りして楽しみたいと思っております。詳細については後程お知らせします。皆さんぜひご参加ください。
2023年05月16日
今日は耳目社山中が担当します。今週の南関東地方競馬は…川崎競馬の開催!時々雨が降る初日の川崎競馬場大型連休が明けてから、スッキリしない天気の日が多い関東地方。気温が低めの日も多く、そろそろスカッと晴れて欲しい所。今日=初日の馬場状態は不良。3日目には川崎マイラーズが行われます。枠順は→こちら5月8日から、南関東4競馬場での騎乗制限が緩和され、他地区所属騎手の重賞スポット参戦が再開され、先週の大井競馬の羽田盃と東京プリンセス賞には吉原寛人騎手の姿がありました(吉原騎手は明後日の川崎マイラーズにも参戦)。今週も、火曜日に金沢で騎乗して、水曜日は南関東へ。そのタフさにはホントに驚かされます。その吉原寛人騎手ですが、5月2日から9日にかけて、10レース連続で連対(2着以内)という結果を残しました。成績を振り返ってみると、5/ 2(金沢) 1Rサンシンシア 9着 3Rメイショウカジヤ 2着! 6Rアロマフォルテ 1着! 7Rナゴミチャン 3着 8Rハクサンチェイス 2着! 9Rアナザーヴィータ 2着! 11Rスカイピース 2着!5/ 7(金沢) 9Rマイネルリリーフ 1着! 11Rハクサンアマゾネス 1着!ハクサンアマゾネスは利家盃3連覇となりました5/ 9(金沢) 1Rフリッピ 2着! 2Rキングレガリア 1着! 7Rタマモカラボス 2着! 8Rウラカワノオト 1着! 9Rゲンショウ 1着! 10Rスターオブケリー 5着 11Rダンスインザスノー 2着!5/10(大井) 1Rノーブルフューチャ 1着! 4Rクライトゥナイト 1着! 6Rガビーズスピリット 3着 7Rパルガン 4着 8Rアベルバローズ 11着 9Rプロスペロ 5着 11Rタイガーチャージ 10着 12Rコスモファルネーゼ 10着(「!」が2着以内) 5月1〜2日と7・9日は金沢で実況を担当していて、また前回のこのブログで吉原騎手の連対率が高いという話を書いたので、ちょっと注目していたところでした。9日のパドック解説の中で「吉原騎手がずっと連対している」と金沢競馬専門紙協会の竹田さんがコメントして、そのあとも8R9Rと記録が続いたのでいろいろ調べながらドキドキしていたのですが、10レース(騎乗機会)連続連対で残念ながら記録はストップしてしまいました(5/2・8R〜5/9・9R)。たらればですが、この10レースが2着以内なら、そのあと3レースで連対が続いたので、14レース連続連対となっていました。その辺りを吉原騎手に伺うと「残念だったね〜。まぁ次は15くらいを目指して頑張ります!!」と。吉原騎手ならやってくれそうな気がします。吉原騎手のタフさに驚かされながらも、スッキリしない天気が続く中では、自分の体調にもしっかり気をつけなくてはいけません。スカッと晴れて、気持ちも晴れ晴れ、万全の体調で競馬を楽しみたいですね!!
2023年05月15日
日曜日担当の高橋華代子です。 現在、神田明神の神田祭が行われています。13日には神幸祭があり、秋葉原や日本橋などを山車やお神輿などの行列が練り歩きました。 京都の祇園祭、大阪の天神祭とともに日本三大祭とも称されている神田祭。通常は2年に1度のお祭りとのことですが、コロナ禍により4年ぶりの開催となり、とてもエネルギッシュな時間になりました。 神田明神に行ったのは2度目で、混んでいない時間帯に中に入ってみました。神馬としても有名な「あかりちゃん」がいらっしゃいました。 お仕事の合間に休憩中のようで、のんびりムード。お尻を拝ませて頂きました(^-^) 神幸祭には、福島県から相馬野馬追の騎馬武者さんたちもも参加していました。ちょうど万世橋付近から撮影しましたが、中央線をバックにしているというのも、とても新鮮な光景。 相馬野馬追は7月29日から31日まで地元で行われるそうです。 動画も撮ってみたのでどうぞ覗いてみてください。→こちら。 立ち止まっているシーンもありますが、これは信号待ちです。 相馬野馬追のお馬さんたち以外にも、いろんなお馬さんたちが大活躍。街中を30キロほど歩き、お馬さんたちもみんな一生懸命に頑張りました。 個人的なことを言えば、最近はお馬さんと言えばほとんどが競馬場で会っていたので、競馬場以外で会うお馬さんというのも、すごく新鮮でした。 そして、各地区の江戸っ子の皆さんがお神輿を担いている姿も拝見。静かに我慢してきた日々を一気に爆発させているかのような様子も目の当たりにし、熱い思いを垣間見ることができました。 落ち着いたら、いろんなお馬さんたちに会いにいきたいなと思います。
2023年05月14日
土曜日担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。今週から「その金ナイター」が終了する10月末まで【水・木・金曜日】の3日間開催が続きます。なお、園田サマー競馬期間中は水曜、木曜が【11時45分】開門となっています。8月3週目まで続きますのでご注意ください。☆若き乙女の競演!のじぎく賞今週は3歳牝馬の重賞競走「第61回のじぎく賞」が行われました。雲一つない快晴で気温もぐんぐん上昇。最高のコンディションでレース当日を迎えました。多くの名牝が挑んだ伝統の牝馬重賞。同レース勝ち馬のエレーヌ、マンボビーン、トーコーニーケ、トーコーヴィーナスはグランダムジャパン3歳シーズンを制覇しています。今年は重賞勝ち馬5頭がエントリー。重賞好走馬も揃い豪華な顔触れになりました。 スタートは人気馬が好スタートを決める。サラキャサリンが飛び出すと、スマイルミーシャとワイズゴールドは控えます。サラキャサリンが序盤から飛ばして逃げる展開。以下、アドワン、ワイズゴールド、キャッツライズ、スマイルミーシャと続く。5番人気のマルグリッドは9番手追走。単騎逃げに持ち込んだサラキャサリンに対し、スマイルミーシャは2コーナーから発進。吉村騎手のゴーサインと同時に急加速。3コーナー手前で2番手に浮上すると、スピードが鈍り始めたサラキャサリンとの差が一気に詰まります。4コーナー手前でサラキャサリンを抜き去ると独走状態。ゴール前で吉村騎手が後ろを振り返る余裕がありました。後続に5馬身差をつける快勝で昨年の園田ジュニアカップ以来、2度目の重賞制覇を飾りました。 2着は中団から追い上げたマルグリッド、3着に大井のワイズゴールドが入りました。2番人気のサラキャサリンは7着。自分の競馬に徹しましたが距離の壁に泣きました。 ※撮影 三宅アナウンサー 鞍上の吉村智洋騎手は重賞43勝目。のじぎく賞は5年ぶり二度目の勝利となりました。前日には地方通算3100勝を達成。今年も全国リーディングトップを快走中です。「いつもと変わらず感じはよかったです。上積みしかないと思っていたので自信を持っていきました。サラキャサリンの逃げは想定内。良い目標だなと思ってじっくり構えました。馬が強いのは分かっていたので、押し切れると確信してスパートしました。操縦性はかなり良いので兵庫ダービーも楽しみです。」吉村智洋騎手インタビュー https://youtu.be/4OFxL0U91isスマイルミーシャを管理する飯田良弘厩舎は重賞4勝目。のじぎく賞は初制覇です。※撮影 三宅アナウンサー 4月の菊水賞で初黒星を喫しましたがベラジオソノダラブに続く2着。休み明けで大幅馬体減(−20kg)と不安要素はありましたが力は示しました。叩き2走目の今回は入念に乗り込みながらも馬体増(+4kg)。2歳女王が本領発揮。兵庫の名牝達が勝利している伝統の重賞を制しました。 スマイルミーシャの次走は来月14日の兵庫ダービー。菊水賞馬のベラジオソノダラブと再び激突する予定です。♦レース・表彰式撮影 斎藤寿一氏☆節目のメモリアル5月10日の8レースで吉村智洋騎手が地方通算3100勝のメモリアル!今年1月17日の姫路競馬で兵庫生え抜き騎手史上6人目の3000勝を達成。およそ4ヶ月で3100勝到達となりました。5月12日の3レースで下原理騎手が地方通算3500勝を達成しました。「水曜日にメモリアル間近の事を聞いていたので、少しプレッシャーを感じていました。ゴールした時は2着かな?と思いました(笑)。検量に戻ったときに1着だと分かりました。」先週の兵庫大賞典をラッキードリームで勝利した下原騎手は、兵庫県競馬の重賞最多勝利記録を「81」まで伸ばしています。ここ1番の勝負強さが光ります。同レースでアタマ差の2着だった大山龍太郎騎手は「超くやしいです〜。」と悔しい表情をしていましたが……。カメラを向けると龍ちゃんスマイルになりました。騎乗停止明けの金曜日は初戦の1レースで勝利。最終レースも勝ち3戦オール連対の活躍でした。同日7レースで松平幸秀厩舎が通算200勝。8レースで長南和宏厩舎が通算700勝を達成!金曜日は3つのメモリアルVがありました。☆広瀬航騎手 JRA遠征5月13日(土)は兵庫のムーンローバーがJRA京都競馬場に遠征。広瀬航騎手はJRA初騎乗となります。広瀬騎手騎乗予定(2鞍)4R 3歳未勝利 クワイエットドーン(矢作芳人厩舎)9R あずさ賞 ムーンローバー(田中一巧厩舎)ご声援宜しくお願い致します。
2023年05月13日
金曜日は、古谷が担当します。 12日、船橋競馬場で「千葉サラブレッドセール」が行われました。コロナ禍では2020年は公設市場としては中止、2021年と2022年はJBIS特設サイトを活用したオークション方式として公設市場で開催していました。220年は、上場馬を楽天オークションの「サラブレッドオークション」内で取引が行われるなど、色々な取り組みをしてきましたが、4年振りに船橋競馬場での開催となりました。首都圏で行われる「千葉サラブレッドセール」は、社台ファームや千代田牧場、岡田スタッドの馬たちが上場されるハイクラスのトレーニングセールで、オメガパフュームやベラジオオペラ、アスクワイルドモアなど重賞活躍馬を多数送り出しています。地方競馬でも、昨年の取引馬からベラジオソノダラブが「菊水賞」を制し、「兵庫ダービー」でも最有力馬としてクローズアップされています。 最高価格は、ダンサーデスティネイションの21(牡、父ロードカナロア)の1億円(金額は税別)で、ベラジオの冠でお馴染みの林田祥来氏が落札しました。 社台ファームの上場馬は、セール前にYouTubeなどで配信された牧場での事前調教で速い時計をマークしたことから、船橋競馬場ではブリーズアップスタイルで馬なりでの公開調教でした。この日のダンサーデスティネイションの21は2F26秒8-1F12秒3でしたが、4月15日の社台ファームでの調教は2F21秒9-1F11秒1と、非凡な瞬発力を見せていました。母がイタリア1000ギニーを制し、イタリアオークス2着という実績馬。半姉のダンサークロスは、イタリアGIII3着の実績を誇ります。優れた牝系とロードカナロアとの配合で、千葉セリ3頭目となる1億円超えの逸材の活躍が楽しみです。 12日に「千葉サラブレッドセール」が開催されたこともあり、久しぶりに1週間を関東で過ごしました。11日に門別競馬場で行われた「第13回コスモバルク記念」は、YouTubeで観ていましたが、シルトプレの強さに圧倒されました。(「コスモバルク記念」を制したシルトプレ。写真提供:山中博喜氏) 石川倭騎手、米川昇調教師のインタビューは、ホッカイドウ競馬公式YouTubeチャンネルをご覧下さい。シルトプレは、函館競馬場で7月2日に行われる「巴賞」を意識しているそうで、昨年の二冠馬+ダービーグランプリの覇者が、JRA勢を相手にどんな走りを見せるか注目したいと思います!
2023年05月12日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 今回は、先週の名古屋競馬から。 ゴールデンウィークの開催の風景を。お伝えします。 まずは、開催初日・5月2日火曜日。 連休の谷間とは言え、一応平日でした。 何が良かったって…… 素晴らしい晴天に恵まれたこと。 空は、このブログでは毎度おなじみの、ナゴヤブルー 1レースが始まる前の場内。 この後更に、お客さま方が続々と詰めかけてみえます。 パドックも、大賑わいでした。 この写真は、3レースのパドック。 残念ながら……このレースに出走を予定していた、現役最高齢競走馬ヒカルアヤノヒメ(牝19歳)の姿がありませんでした。 この写真は、前走 4月10日に出走したときのヒカルアヤノヒメ 出走登録には名前があったので、この日会えるのを楽しみにしていたのですが…会えずに残念。 管理する井上哲調教師によると……「ちょっと歩様がカタくなって、調子が良くないと判断して、今開催の出走は見送りました。馬は毎日運動はしていて元気です。次の機会に向けて、調子を整えていきます。」 ……とのこと。 番組を見ると、次に出走の可能性があるのは、5月30日火曜日の920m戦ではないかと思われます。次の機会には、元気な姿を見せてくれることを願いましょう。 メインレースが近づくにつれてお客さま方が増え レースの時にはスタンド前はもうぎっしり やってきたJRAの騎手と歓談する、細川智史騎手 彼なりにコミュニケーションを取り、何かを学ぶ機会にしようとしていました。 右手前が岩田康成騎手、その隣が戸崎圭太騎手 いよいよ、この日のメインレース。 ダートグレード競走のかきつばた記念(Jpn3)。 最後の直線、2頭の競り合いは力が入りました 場内も地鳴りのような歓声が上がりました 右の緑帽がウィルソンテソーロ その隣の桃帽がドライスタウト 左に少し離れたピンクの勝負服がヘリオスで、これはもう3番手 どちらが前に出ている瞬間もあったと思いますが…… ゴールの瞬間に前にいたのは、ウィルソンテソーロ 勝負所3コーナーあたりから、ルーチェドーロが前に攻め寄せていったシーンでも、場内はもの凄く沸いていました。東海桜花賞を勝って出走権利を掴んだかきつばた記念。もしかして?と思わせるプレーで見せ場を作りました。 櫻井光輔騎手の話「早めに動いて行きました。前回の東海桜花賞の時と比べて、馬場的にもガラッと変わって内が使えない馬場になっていたので、タメてひと脚と言うよりは長くいい脚を使わせたかったので、強気に並びに行くイメージでした。凄く反応が良くて、一瞬3コーナーで夢を見ましたけれども、そこからは離される形になりましたね。よく頑張ってくれたと思います。完全燃焼できたと思います。前走(東海桜花賞で重賞初制覇)が自信になっている部分はありますし、より落ち着いて競馬に臨めるようにはなっていると思います。」 とても満足そうな表情で振り返っていました。 ドライスタウト 本当に惜しかった…… 戸崎圭太騎手の話 「イメージ通りには乗れました。馬もいい感じで走ってくれましたが、マークされるレースで、斤量差(勝ち馬と2.5kg)もあって、このような結果になりましたね。」 川田将雅騎手の勝利騎手インタビューの模様は、名古屋競馬オフィシャルYoutube映像でご覧下さい。 小手川準調教師の話 「ダートグレード競走の一線級の馬の中に入ると、まだ体型的にも芝馬のような身体で、成長の余地もあるのかなと思っています。いまパトロールビデオ見ながら川田騎手と話をしていましたが、さすがトップジョッキー、戦略があってのハナ差だということだったので、調教師としても本当に良かったです。まだ繊細なところがあり、表情を見ても優しい牝馬みたいなので、もっとたくましくなってくれればと思います。」 その、馬体のこと。 パドックで初めてこの馬を見て、とても気になっていました。 パドックでのウィルソンテソーロ ご覧のように……コロンとした体型。 私、パドックでの馬見とか、全然わからないのですが、それでもさすがにこれはね。ダートグレード競走に出てくるような感じの馬には全然見えません。例えて言えば、サウスヴィグラスのようなダート馬感バリバリの馬の体型と比べると、対極にあるような感じ。動きを見ていると余計にそのように感じます。「歩き方なんかも柔らかいし、芝を使いたくなるのはよくわかります。だから(前走まで管理していた)田中博康調教師も、よく最後『あの』新潟の未勝利戦でよくダートを使ったなと。その選択もすごいなと。そこで芝を使っていたら、今のウィルソンテソーロはなかったかも知れません。」 ウィルソンテソーロの4戦目。それまで田中博康調教師のもとで3戦芝を使われて結果が出ていなかったこの馬が、昨年8月に下旬にJRAの未勝利戦出走の文字通りの「ラストチャンス」で、初めてダート戦に登場しました。結果は……持ったまま大差ぶっちぎりの勝利。それまでの苦戦が何だったのだという、ダートでの強さでした。 そこから4連勝でオープンまで上り詰め、今回からは小手川調教師のもとへ移っての挑戦。見事一発回答で結果を出しました。「(転厩してきて初日に)乗って、田中博康調教師のところで本当によく仕上げてくれたんだな、調教できている馬だなと感じました。」 とも。 このような形で、様々な人々がバトンを持ち、そして受け継いでいって、一頭の馬が活躍していくものなのだと言うことを改めて感じさせた、ウィルソンテソーロの勝利でした。 今後は、帝王賞目標。そのためにもパワーアップが必要、とも話していた小手川調教師。 馬も、そして人々も、次の大きな活躍へ向かって行きます。 翌日、5月3日(水祝) 東海地区の3歳重賞路線の第1関門。東海ダービーのトライアルにも指定されている重賞・駿蹄賞(2000m)が行われました。 大型連休期間中、連日3000人以上のお客さま方が訪れました。 キッチンカーも、いつもより台数が多く集結し、盛況 この開催でもキッチンカーを運営されている方にお話を伺いましたが… それはまた、次の機会にお伝えしますね。 この日は、一日かけて徐々にお客さまの数が増えていった感じ メインレースの頃には、ダートグレード競走開催日だった前日と同じように、多くの方々が馬たちに熱い視線を送りました。 さて、駿蹄賞 この世代断然の存在と目されるセブンカラーズが、東海ダービーに向けて当初の予定通りこのレースをパス。この駿蹄賞のタイトルの行方と共に、東海ダービーで彼女を脅かす馬が現れるのかどうかと言う点でも、注目されました。 レースは、主張して行こうとする馬もおらず、自然体で1番人気のリストンがハナに立ち、そのまま淡々と進みました。 最後の直線 リストンの脚色は衰えず 丸野勝虎騎手も、早々に勝利を確信 今日に関しては、堂々のレース振りでした。 こちらは、敗れたライバルたち。 手前の水色のメンコの馬が、2着のマロンアイス。「今日は展開もあった。次走はダービーへ」とは、管理する川西毅調教師。 その億の桃帽で紫の勝負服の馬が、3着のクフィール。 まだキャリアも浅く、加藤聡一騎手も「本格化は秋以降」と一言。 入れば東海ダービーに出てくる可能性もありますが、賞金的に厳しいかも知れません。 勝った丸野勝虎騎手の勝利騎手インタビューの模様は、名古屋競馬オフィシャルYoutube映像でご覧下さい。 荒巻透調教師の話 「今日は先行馬に厳しい馬場状態で、ハナに行ったのでドキドキしましたけれども、今日の馬場で行って勝ったので強い競馬だったなと。悪い時計ではないですしね。胴が詰まっているから、その分2000mの距離はどうかなと思っていました。でも、馬も成長しました。来てから一度もアクシデントがない馬で、今回も順調に来ました、手が掛からない馬です。オーナーにも感謝感謝です。」 次走は勿論、東海ダービー。「次(東海ダービーは)は、鬼(セブンカラーズ)がいるから(苦笑)。レベルが違う。チャレンジするつもりで。: 2月のスプリングカップでは歯が立たなかった相手ですが… 改めての挑戦で、リベンジなるかどうか。 注目の東海ダービーは、5月31日。 ナイター開催で行われます。 そろそろ……門別にも、出かけましょうかね。
2023年05月10日
火曜日担当の太田です。ゴールデンウィーク各地の競馬とても盛り上がって、いいレースが多かったですね。ばんえい競馬も今週は古馬牝馬の重賞第16回カーネーションカップBG3が行われ、いいレースを見せてくれました。勝利したのは4歳馬ダイヤカツヒメでした。(主催者提供)オープン格のサクラヒメ、シンエイボブの人気所が先行。これについていったダイヤカツヒメ。第2障害で先に仕掛けたダイヤカツヒメが、天板で少し手もたつきながらも先頭で越えて逃げる格好になりました。オープン馬にとっては流れが速い中、さらにダイヤカツヒメに障害を上げられ、障害で苦しむ展開になったことがすべてでしたね。障害で膝をついたサクラヒメが、すぐに立て直すして追いかけるものの届かず2着という結果。ダイヤカツヒメがハンデを生かして見事な勝利となりました。(主催者提供)これで昨年のばんえいオークスに続いて重賞2勝目。これからばんえい界を引っ張る牝馬になることは間違いないですね。今後はハンデが厳しくなる所がポイントになるでしょう。世代牝馬戦でもハンデとの戦いになるかと思いますが、世代牝馬では頭一つ抜けた存在。また、4歳牡馬との戦いでも先行できる魅力があるので、いい戦いを見せてくれるかと思います。(主催者提供)人気のサクラヒメ、シンエイボブは勝つために速い流れを作らざるを得なった。サクラヒメは障害でのミスがなければ、おそらく勝利していたことでしょう。もう少し流れを抑えてももしかしたらよかったかもしれませんね。ただ、これも勝負。決して力負けでない。今後も牝馬同士ではハンデの厳しさはあるかと思いますが、冬のヒロインズカップは重量的にオープンの方が有利と言えるでしょう。サクラヒメ、シンエイボブ、そしてダイヤカツヒメ。また今回除外となったナカゼンガキタと牝馬の戦いを注視していきたいと思います。6日(土)通算1000勝を達成した菊池一樹騎手のセレモニーが行われました。雨の中のセレモニーとなりましたが、レース前の早い時間からファンも集まり、また、菊池騎手のご家族もお祝いに駆けつけてくださいました。可愛いお子さんと一緒に写真を撮っている姿は、いつもの勝負師とは違って、優しい顔になった菊池騎手がとても印象的でしたね。昨年度はリーディング2位。メキメキと力をつけて、今ではばんえいを代表する騎手となった菊池騎手。通算1000勝を超えてベテランの域に入ってきますね。今後の活躍大いに期待です。さて、次回14日(日)は、YouTube、ニコ生LIVE 配信「ばんスタ延長戦」お送りいたします。リモートゲストには荘司典子さんをお迎えします。今回のテーマは「ばんえいアワード2022」です。昨年活躍した馬、関係者をご紹介していきます。メールも受け付けております。メールテーマは「あなたのばんえいアワード2022は?」昨年度一番輝いたと思う馬や騎手を教えてください。抽選でアワードにかけて、ワールドチーズアワード2010で金賞に輝いた羊乳チーズをプレゼントいたします。羊乳チーズって初めて聞きました。とても美味しそうなチーズですね。今シーズンからメールフォームでお送りいただくことになりました。ぜひお寄せください。そして、当日は配信ご覧ください。先週の中は25℃以上になり暖かかった帯広。ただ週末は寒かったですね。昨日は最高でも8.8℃しか気温が上がりませんでした。今朝最低気温が0.1℃まで下がってもう冬ですよね。天気次第では雪ということもありますよね。昨日さすがに暖房を入れたました。北海道の夏はまだまだですね。
2023年05月09日
こんにちは。隔週月曜日、今日の担当は耳目社の百瀬です。5月5日船橋競馬場で、ミューチャリー号の引退式が行われました。開始は1R発走の1時間以上前の13時。開門と同時に多くのファンがパドックに集まり、競走馬・ミューチャリーの最後の姿を見届けました。引退式では、管理する矢野義幸調教師、森久保仁志調教師補佐、そして主戦の御神本訓史騎手が挨拶しました。矢野義幸調教師初めて会ったのは1歳になったばかりの頃でした。その頃は「小さい馬だな」という印象でした。競走馬は1歳から2歳、そしてデビューまで成長しますが、この馬は全然成長がありませんでした。なので、ここまで走るとは(デビューの頃は)思いませんでしたね。ただこの馬は、根性というのか、負けん気がすごい強かったですね。若い頃からヤンチャなところがありました。(無事に引退を迎えたことについては)最後の方は力尽きたような感じでしたから、ゆっくりさせてあげたいですね。ホッとしました。今日多くのファンにお集まり頂いた事、ミューチャリーも喜んでいると思います。森久保仁志調教師補佐とにかくヤンチャな馬でした。特に洗い場ではじっとしていられなくて、たまに蹴られたりもしました、元気な馬でした。なので手入れには苦労しましたが、走る事は素直だったので、調教は問題ありませんでした。大きな怪我をすることなく、無事に引退することができたので、本当にホッとしています。御神本訓史騎手色々なレースに一緒に挑みましたが、一番印象に残っているには羽田盃ですね。鎌倉記念を勝った頃から走りが本格化してきた印象でしたが、レースまでは半信半疑でした。羽田盃の勝ち方と走りっぷりで、「この馬は本物になったな」と確信に変わったレースでした。(乗り味については)身体が大きい馬ではなかったので、パワーをそこまで感じる馬はなかったですが、乗ってて印象に残っているのは、負けん気と気持ちの強さですね。さらにJBCクラシックでコンビを組んだ金沢・吉原寛人騎手からもビデオメッセージが届きました!吉原寛人騎手ミューチャリー様!競走馬生活お疲れさまでした。ここ金沢でJBCクラシックを制覇した事、今でも思い出すと胸が熱くなります。あの日の激走、偉業を成し遂げたミューチャリー様は僕の永遠のヒーローです。夢を叶えて頂き、ありがとうございました。JBC当日の朝に厩舎で見た、飼い葉を食べながらペロッと舌を出す様子は、とても可愛らしく印象に残っています。そんな可愛いミューチャリーも(レースでは)すごい走りをする、熱い馬でした。また船橋競馬場で会える日を楽しみにしています!本当にお疲れ様でした!引退式でもアナウンスされましたが、今後は船橋競馬場で誘導馬として、新たな日々をスタートさせるミューチャリー。史上初・JBCクラシック地方所属馬制覇。あの激走は多くのファンの記憶に刻まれ、これからも語り継がれることでしょう。お疲れ様、ミューチャリー。ミューチャリー牡・2016/03/31生まれ父:パイロ母:ゴッドビラブドミー馬主:石瀬丈太郎調教師:矢野義幸生産:芳住鉄兵通算成績:29戦8勝(うち重賞5勝)重賞勝ち鞍2018:鎌倉記念(S2)2019:羽田盃(S1)2020:マイルグランプリ(S2)2021:大井記念(S1)、JBCクラシック(Jpn1)総賞金:2億7908万円
2023年05月08日
日曜日担当の高橋華代子です。 先週までの船橋開催を振り返ってみたいと思います。 この船橋開催は3日連続で重賞開催が行われました。 5月3日には南関東3歳馬による若潮スプリントが行われ、澤田龍哉騎手が騎乗した7番人気メンコイボクチャンが2番手から力強く抜け出し重賞初制覇。管理する渡邊貴光調教師、担当の古谷厩務員も初タイトルを獲得しました。 普段から「メンコイ」と渡邊調教師。 5月3日は南関東3歳馬による東京湾カップが行われました。今野忠成騎手が騎乗したライズゾーンが大外から後方一気の差し切りV。2着のルクバーも脚を伸ばしました。この2頭が東京ダービーの優先出走権も獲得。 5月4日は全国から強豪馬たちが集ったかしわ記念が行われ、JRAのメイショウハリオが濱中俊騎手にエスコートされ差し切り勝ち。 メイショウハリオは昨年の帝王賞以来となるJpnⅠ2勝目で、通算タイトルは4勝としました。 地方所属馬の最先着は6着のスピーディキック。 こちらはメイショウハリオ↓ 66歳の最年長騎手でもある的場文男騎手が、久しぶりに船橋競馬場で騎乗したことでも話題になりました。5月3日の最終レースで7番人気デュアルレインボーの手綱を取り逃げ切り勝ち。これが地方通算7409勝としました。 一方、5月5日の最終レースでは、船橋のルーキー・所蛍騎手が騎乗した9番人気ジョエルが2年前の黒潮盃以来となる勝利を飾りました。初のオープン勝ちを収めた所騎手は現在17歳で、的場騎手との年齢差は約50歳差です。それもすごい! 5月5日の13時からは船橋が生んだ名馬ミューチャリーの引退式が行われました。 ミューチャリーは前日に乗馬クラブから移動してきて、最初はおどおどしていたようですが、本番ではドッシリと構えていたのはさすがでした。 主戦の御神本訓史騎手がミューチャリーのお顔をたくさんなでていた姿も印象的でした。JBCクラシックを共に制した吉原寛人騎手からのビデオメッセージも上映されました。 次に会う時は誘導馬になっているのかな?! 濃い1週間があっという間に終わり、 5月8日からは大井開催が始ます。 クラシックウィーク!!! 羽田盃にはヒーローコール。 東京プリンセス賞にはメイドイットマムが参戦。 船橋開催は終わりましたが、今度は大井開催が始まります!
2023年05月07日
土曜日は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。今週の園田競馬は4日間のゴールデンウィークシリーズが行われました。今開催から園田サマー競馬がスタート。通常より2時間程時間を繰り下げての開催。天気にも恵まれ気温も上昇。日中は25℃を超え・・・ジャケット不要の暑さでした。入場制限なく行われたシリーズは、連日多くの競馬ファンが詰めかけました。5月2日(2749名)5月3日(6925名)5月4日(5394名)5月5日(4481名)※主催者発表より場内の飲食店は大混雑。自動販売機も売り切れ続出でした。火曜日は濱尚美騎手(高知)の紹介セレモニーが行われました。(220) 期間限定騎乗 濱 尚美 騎手インタビュー - YouTube濱騎手は5月4日(祝木)から期間限定騎乗を開始。初日は5鞍に騎乗すると、5R(4鞍目)で勝利。所属する新子雅司厩舎の管理馬(スタングレネード)で決めました。騎乗フォーム改造中の濱騎手。どこまで勝ち星を伸ばすのかご期待ください。同日の9Rで森沢友貴厩舎1000勝の節目勝利!兵庫県競馬史上13人目。開業から17年8ヶ月19日での到達は新子雅司調教師に次ぐ兵庫2番目の記録。49歳8ヶ月5日での達成は兵庫歴代3番目の記録です。濱尚美騎手、森沢友貴調教師のコメント動画は園田・姫路競馬チャージアドバンスのTwitterで公開しています。レース情報や兵庫の記録など情報盛り沢山。是非ご覧ください!@chargeadvanced※木村アナウンサー撮影大観衆の前で行われたGW開催恒例の重賞競走を振り返ります。★第24回兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)5月3日、園田競馬場で行われた第24回兵庫チャンピオンシップは、JRAのミトノオーが逃げ切りで重賞初制覇!二の脚が速いミトノオーが飛び出し先手を奪うと、メイショウオーロラ、マルカラピッド、ベラジオソノダラブが続き、キリンジは中団追走の展開。単騎逃げに持ち込み、自分のリズムで駆け抜けるミトノオー。ライバル勢は早めにスパートを開始しますが差が詰まりません。逆に差が広がっていきます。ゴール前で流す余裕をみせたミトノオーが1番人気の期待に応えました。2着はキリンジ、3着にメイショウオーロラが入り人気サイドでの決着。兵庫のベラジオソノダラブは地方最先着の5着。好位で運び強敵相手に健闘しました。ミトノオーは地方の小回りコースでも気分良く逃走。出世レースで圧巻のパフォーマンスを披露し3連勝で初タイトルを掴みました。鞍上の武豊騎手は兵庫の重賞勝利は6年ぶり。2017年の兵庫ゴールドトロフィー以来、通算11勝目です。JRAの牧光ニ厩舎は兵庫の重賞初制覇です。レース後は武豊騎手を見ようと西側のウイナーズサークルに多くのファン集結。表彰式は大いに盛り上がりました。武豊騎手インタビュー(220) 第24回 兵庫チャンピオンシップJpnII 勝利騎手インタビュー - YouTubeダート競走のレース体系変更により、兵庫チャンピオンシップは来年から3歳馬短距離の王者決定戦に生まれ変わります。中距離で行われる最後の兵庫チャンピオンシップは、『競馬界のレジェンド』武豊騎手の勝利で幕を閉じました。★第58回兵庫大賞典5月4日、兵庫県競馬春のグランプリレース。第58回兵庫大賞典が行われ1番人気のラッキードリームが勝利!道中4番手追走のラッキードリームは、2周目向正面からスパートを開始。逃げたツムタイザンを4角で捕まえます。直線でソラを使いメイプルブラザーに迫られますが1/2馬身差で勝利。ジンギ不在で圧倒的な支持を集めた負けられないレースを勝利。下原騎手はホッとした表情で検量に引き揚げてきました。2着は8番人気のメイプルブラザー、3着に4番人気のタガノキングロードが入りました。2番人気のツムタイザンは4着でした。ラッキードリームは重賞8勝目。ゲートの扉に尻尾が挟まるアクシデントを乗り越えての勝利でした。※重賞競走レース撮影、表彰式撮影 斎藤寿一氏下原理騎手は重賞81勝目。今年重賞3勝目。兵庫大賞典は3年ぶり6度目の勝利です。新子雅司厩舎は重賞57勝目。4月のル・プランタン賞(佐賀)に続き今年重賞5勝目。兵庫大賞典は3度目の制覇です。下原理騎手インタビュー(220) 第59回 兵庫大賞典 勝利騎手インタビュー - YouTube★兵庫勢遠征結果5月2日(火)、名古屋競馬場 第25回かきつばた記念(Jpn3)兵庫・コウエイアンカ 7着道中は後方追走。先行するJRA勢とは離されましたが、徐々にポジションを押し上げました。 5月4日(祝木)船橋競馬場第35回かしわ記念(JpnⅠ)兵庫・イグナイタ― 7着 道中5番手追走。3角付近から良い手応えで浮上しJRA勢に食らい付きます。直線で力尽きましたが見せ場を作りました。 次週は5月11日(木)~13(金)の開催。11(水)園田サマー競馬 (開門11時45分)12(木) 〃13(金)その金ナイター (開門13時45分)5月12日(木)に第61回のじぎく賞(3歳牝馬重賞)が行われます。グランダムジャパン2023、3歳シーズンの7戦目。波乱決着の多い一戦。留守杯日高賞の1,2着馬(ワイズゴールド、キャッツライズ)。地元はスマイルミーシャ、サラキャサリン、マルグリッドなど豪華な顔触れが揃いますので是非本場で激闘をお楽しみください!!↓園田競馬ビギナーズガイドに登場するキャラクターが勢揃い!!田村正一氏のポスターが場内にありますので探してみてください。
2023年05月06日
金曜日は、古谷が担当します。 早くも5月、ゴールデンウィークも終わろうとしています。札幌は、ほぼ葉桜になってしまいましたが、門別競馬場はちょうど見頃になったかなぁという印象です。(向正面)(1コーナー)(厩舎地区) 「5月で桜…」と思われるかもしれませんが、これでも例年より早い開花で、暖冬を感じさせます。実際、例年ですと、ゴールデンウィーク開催に「ばんえいアワード」の表彰がありますが、道東道が峠付近を通る高さもあるので、5月でも雪や路面凍結の恐れがあることから、帯広競馬場の行き来をした後にタイヤ交換をします。ただ、あまりにも暖かい日が続いたので、ばんえい競馬の能検初日を終えた段階でタイヤ交換を済ませてしまいました。この感じだと、夏の訪れも早いかもしれませんね。 さて、今週のホッカイドウ競馬は、3歳三冠の第1弾「第47回北斗盃」が4日に行われました。昨年の2歳重賞を2勝し、「JBC2歳優駿」でも2着に健闘するなど、ホッカイドウ競馬の2歳戦を牽引していたベルピットが、今季初戦を圧勝し、断然人気に支持されました。内回りのマイル戦で施行される「北斗盃」は、前年の実績馬たちでも三冠の中で難関と言われます。しかし、終わってみれば2着のニシケンボブに7馬身差の圧勝した。(「北斗盃」を制したベルピット。写真提供:山中博喜氏) 個人的に採ったレースラップは、12秒7-12秒2-13秒0-13秒1-12秒1-12秒4-12秒7-13秒0=1分41秒2前半3F37秒9-5F63秒1、上がり3F38秒1という内訳。レース後、角川師も話していましたが、「内回りにしては序盤が遅くなり、内にいて少し心配しました」という通り、2コーナーから向正面のラップが2つ、13秒台が刻まれました。痺れを切らした桑村騎手が、一瞬空いた内を狙い、3コーナーに入る前から一気に先頭に躍り出たところが、12秒1と一気にペースアップ。そこからスピードに乗ったベルピットは、エンジンの違いで後続を突き放す一方でした。スタミナには自信を持った乗り方ですから、外回りでゆったり走ることができるベルピットにとって、「北海優駿」と「王冠賞」はよりパフォーマンスが上がる可能性が高まります。ラッキードリーム以来の三冠馬誕生なるか…。今から楽しみです。 桑村真明騎手、角川秀樹調教師のインタビューは、ホッカイドウ競馬公式YouTubeチャンネルをご覧下さい。 そして、3日には、馬産地に立脚するホッカイドウ競馬らしい新たな試みとして、新種牡馬の産駒限定の「フレッシュチャレンジ」が5Rに組まれました。1.ハイプボーイ …サトノアレス2.キタサンヒコボシ …キタサンミカヅキ3.コンチオーサム …ユアーズトゥルーリ4.バラライカ(出走取消)…モーニン5.ティーズハンター …シュヴァルグラン6.アトニモサキニモ …アルアイン7.ベストカリフ …カリフォルニアクローム8.パレスレガシー …モーニン9.レディースデイ …ロジャーバローズ JRAでデビュー予定の馬たちの動向はもちろん、全国で最も早く2歳戦が行われるホッカイドウ競馬は、3月の能力検査の段階から馬産地では注目されています。その中で、新種牡馬の産駒を集めた「フレッシュチャレンジ」は、面白い企画だと好評でした。新種牡馬は、今後の市場に向けてアピールしたい気持ちが生産者やコンサイナーに強くあり、オーナーブリーダーが多いホッカイドウ競馬にとっては、このような取り組みは歓迎です。アピールしたい=勝ちたい=強い馬を送り出す、という方程式が成り立ちますから、どんなレースになるか個人的にも楽しみにしていました。 この日は3Rにも同じ1000mで行われた「フレッシュチャレンジ」がありましたが、3Rより0秒9速い勝ち時計で、キタサンミカヅキ産駒のキタサンヒコボシが逃げ切りました。もちろん、今年の新種牡馬の産駒で、最初の勝ち上がりとなりました。(新種牡馬の産駒限定「フレッシュch」を制したキタサンヒコボシ。写真提供:山中博喜氏) この日に組まれた3Rと5Rの、個人的に採ったレースラップを記すと、3R…12秒3-11秒3-11秒8-12秒9-14秒0=1分02秒35R…12秒3-11秒8-12秒0-12秒2-13秒1=1分01秒4でした。3Rは、人気2頭が競り合う展開で、前半が速過ぎて離れた3番手からコンバットココが差し切ったというレース。一方、キタサンヒコボシは、2番枠でしたが好スタートから深い内を避けてすぐさま外に持ち出し、マイペースの逃げを打って後続を寄せ付けませんでした。2つの「フレッシュチャレンジ」は、「ふるやっちチャンネル」の中で振り返っています。ぜひご覧頂ければと思います。 来週は、古馬中距離重賞「第13回コスモバルク記念」が11日に組まれています。昨年のホッカイドウ競馬年度代表馬に輝いたシルトプレの今季初戦は大いに注目され、サンロックランドには高知の宮川実騎手が騎乗する予定になっています。こちらも楽しみです!
2023年05月05日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 今週は、大型連休前半に私が巡ってきた競馬場の様子を、少しずつ。 まずは、先週の木曜日・4月27日 重賞のオグリキャップ記念が行われた笠松競馬場にお邪魔してきました。 名鉄笠松駅から歩いて競馬場へ。 花の季節にはその色に染まるこの堤防を降りる階段も、もういまはすでに緑の色彩が深まっています。 大型連休直前の平日日中、ではありましたが、ご覧のように多くのお客さま方が競馬場を訪れていました。笠松競馬場での、年に2回のビッグレース。春の最大のハイライトは、やはりこのオグリキャップ記念。それらしい賑わいが、今年は戻ってきました。 良くも悪くも、「客層の変化」の波にまだ完全に飲み込まれていないのがこの競馬場。旧来からの競馬ファンの皆様方の「居場所」が、まだこの競馬場には残されていると言うことでしょう。 春と秋の2回、高齢だった元騎手・安藤勝己さんのトークイベントも、コロナ禍の間はリモート開催でした。今回はかつてのように特設ステージで実施。お客さま方が周囲を十重二十重に囲み、大変盛り上がりました。 安藤勝己さん(右) 左は、名古屋笠松でパドック解説の進行も務める、満ちゃん(長谷川満さん) さて、オグリキャップ記念。 今年は1着賞金2000万円と、地方全国交流のレースとしては破格の高額賞金レースとなりました。2500mという距離も、いまはもう珍しい設定のレース。全国からの遠征馬も意欲満々でこのレースに挑んできました。 残念ながら、出てくれば勝ち負けと思われた佐賀のヒストリーメイカーが、出走取消。 手島勝利調教師に話を聞いたところ、蹄球部(足の裏)を少し痛めたとのこと。大事にしていて直前までは問題なさそうだったのですが、前々日の歩様が良くなく、遠征を断念したそうです。 「(3月に人気で大敗した)はがくれ大賞典が、調子が良かったのに全く動けず不本意な結果でした。その分もと思っていたのですが、残念です。幸いいまはもう回復したので、地元のスプリングカップ(5月14日)に出走させようと思っています。」 まずは、流れを変えること。そこからなのかな。 スプリングカップには、リュウノシンゲンも登場すると聞きました。両馬の対決が注目されます。 さて、話を笠松に戻して。オグリキャップ記念。 ゴール前3頭の大激戦となりました。 コースを2周回ってきて、最後の直線。 番手から抜け出しを図った浦和のカイル(左から2頭目)に対し これを内々でずっとマークしていた高知のグリードパルフェが内をすくって襲いかかる。 そこに…… 後方で脚を溜めていたセイカメテオポリス(大外)が、外を回して捲り追い込み。 最後の直線で追いついてきました。 一番外のセイカメテオポリスが、アタマ差だけ抜けたところがゴール 内のグリードパルフェ、惜しくも2着 真ん中のカイルが3着 なかなか1着が来なかった馬だけに…… 関係の皆さん方、とても嬉しそうでしたね。 一昨年9月の戸塚記念以来、およそ1年半ぶりの勝利でした。 渡邉和雄調教師の話 「白山大賞典とか名古屋グランプリとか、小さなコースでも強い相手と戦ってきたのが、今日のような小回り2周2500mというレースにも生きましたね。次走は多い記念を使って、帝王賞と言いたいところなのですが……夏には弱い馬なので、そこはどうかと。ただ、秋のJBCは大井なので、そこは目指して行きたいです。」 吉原寛人騎手の勝利騎手インタビューの模様は、笠松競馬のYoutubeライブの映像に残っているので、そちらでご覧下さい。 ゴール付近で写真を撮っていて、帰って来なかったことにすぐに気づきました。 名古屋のウインユニファイド……本当に残念でした。 ここまでは、チャンス十分の雰囲気だったが…… この件、馬主さんと沖田明子調教師のTwitterで、詳しく発信されています。 ファンの多かったウインユニファイド。そのファンの気持ちに報いるための情報発信、と言うことだと思います。 状態の急変がなければ、手術を受けるために今日の早朝に北海道に向かって出発しているはず。 手術は今週中にも行われる予定と聞きました。 次の笠松の重賞開催は、5月25日木曜日のぎふ清流カップ(3歳・1400m)です。 続きまして、4月30日日曜日の佐賀競馬場 3歳重賞戦線の佐賀皐月賞(1800m)が行われました。 1ヶ月後に迫った九州ダービー・栄城賞に向けての、最重要ステップレースですね。 昨年度、佐賀競馬移転開設50周年のキャンペーンとして行っていた「うまてなし」 今年度はどうやら「デラックスにパワーアップ」しているようだ。 前日にはかなりの雨が降ったそうですが、この日はご覧のような晴天。 JRAでは天皇賞春が行われるとあり、その馬券を買い求めようという来場客も含めて、競馬場は賑わっていました。 佐賀競馬場に、この人が来ていました。 笹川翼騎手 メインの佐賀皐月賞でブラックサンサンに騎乗 この写真は、それに先立つ4レースでシントーハナノランに騎乗し勝った時のもの 今週は、4日船橋のかしわ記念で、兵庫のイグナイターに騎乗予定 ひとつの大きな話題となっています。 それについて話を聞いてみました。 「何となく話は聞いていましたが、正式に依頼となったのは最近の話です。これだけの馬ですから……躊躇、とまではいきませんが、ふたつ返事でハイ!OKです!!とは、気持ち的にならなかったですね。」 「兵庫の人たちが育ててきて、年度代表馬にまでなった馬ですから。兵庫の人たちの『気持ち』というのがあると思うんです。勿論、騎手としてこういう馬に乗ってみたいという気持ちはありますし、乗せて頂けるのは名誉なこと。でも(自分が乗ることに)賛否両論あるのも、すごくわかります。」 彼が、競馬っていうものをどういう風に捉えているのかが、凄く強く伝わる話です。 「なので、昨日(29日土曜日)追いきりにも乗ってきました。本番レースでは、そういうこの馬に携わってきた人たちの気持ちを背負って走るつもりです。」「『縁』っていうこともあると思うんですよね。たまたま(イグナイター主戦の)田中学さんが乗れなくて、自分に声が掛かってチャンスが巡ってきて…それも含めて、結果が出せるよう頑張りたいです。」 様々な思いが募る馬の周りの人々と、そして馬にとっての、念願のビッグ制覇なるのか。 かしわ記念への、イグナイターと笹川翼の挑戦、本当に楽しみになりました。 さて、メインレースの佐賀皐月賞。 ナイター開催の6レースで行われました。 いつものように、モーモーレッドが先手を主張 1番人気のネオシエルは、行きたい馬を行かせて絶好位4番手 前の3頭が競り合いながら行けば…… ネオシエルにとっては、展開も絶好 直線入り口 ネオシエルが抜け出す 一番内を突くテクノゴールドも、見せ場止まり 抜け出した後、山口勲騎手が後ろを振り向いて確認する余裕があるぐらい。今回はネオシエルの圧勝でした。 惜しかったのは、テクノゴールド 外枠だった分、位置取りが勝ち馬よりもふた呼吸ぐらい後ろに。その分が最後まで挽回できませんでした。依頼されて佐賀まで乗りに来た和田譲治騎手は「折り合いはついていた。よく頑張ってくれましたが……」と残念そうに振り返っていました。 返し馬でのテクノゴールド 園田に遠征した後、外厩で鍛えられて来て、2ヶ月ぶりの実戦となった今回の馬体重がプラス21キロと戻っていたあたり、まだ良くなる余地がありそう。次走も和田譲治騎手で栄城賞に向かうそうです。 もう一頭。大外から追い込んで3着のミヤノウッドリー 佐賀デビューの生え抜き馬で、そのデビューから3連勝。2歳時から活躍して来たのですが……どうにも道中で集中して走れず、肝心なところで重賞制覇を逃して来ました。 この日は、これまで手綱を取ってきた山口勲騎手がネオシエルに乗るため、若手の山田義貴騎手に鞍上スイッチ。東眞市調教師は「手替わりで、少し馬の走りが変わってこないかと期待しているんです」と話していました。 ちょっと写真被ってますが…返し馬でのミヤノウッドリー 果たして……やっぱり今回も、レース中盤までは遊び遊びで追走位置も後方。直線に入ってようやくエンジンが掛かった感じで、もの凄い脚を使って追い上げてきましたが、さすがにそれでは間に合いませんでした。「やっぱり、1コーナーとか全然集中走っていませんでしたね。最後の追い上げを見れば、力は絶対にあるはずなのですが……残念です。最初から手がけてきた馬で、他の馬とは違う雰囲気を初めから持っていた馬。特別に思い入れのある馬ですし、勝たせてやりたいです。」 東調教師も、栄城賞での逆転に向けて、静かに闘志を燃やしていました。 山口勲騎手の勝利騎手インタビューの模様は、佐賀競馬オフィシャルのYoutubeの動画でご覧下さい。 九州ダービー栄城賞は、5月28日日曜日。今年も日本ダービーが終わった後の夕方に、佐賀競馬場で「もうひとつのダービー」で、九州3歳チャンピオンを決める戦いが繰り広げられます。 ネオシエルの二冠達成なるのか。 それとも、ライバルの逆転劇があるのか?? いまから楽しみでなりません。 名古屋競馬場の開催が、昨日から始まっています。 昨日、ダートグレード競走のかきつばた記念が行われました。 そして今日は、3歳戦線の重賞・駿蹄賞が行われます。 名古屋の話は……来週まとめてお伝えしますね。
2023年05月03日
火曜日担当の太田です。ゴールデンウィークも中盤。前半戦は皆さんお楽しみ頂けましたか?29日(土)の夜から30日(日)の午前中にかけて雨が降りましたが、概ね良好の天気だったこともあり、帯広競馬場はイベントで盛り上がりました。全国各地そうだとは思いますが、ようやくという感じで、人出でにぎわいを見せるゴールデンウィークになっていると思います。30日(日)帯広競馬場はお笑い芸人のステージなどもあり、6000人近い大勢のお客様が競馬場に詰めかけ、競馬観戦と共にお楽しみいただきました。コロナがなくなったわけではありませんが、コロナ前の日常にもどってきたなと久しぶりにウキウキな感じがしました。29日(土)にはばんえいアワードの表彰式が行われました。久々にファンの皆さんの前での表彰。リーディング表彰から、ベストホース(メムロボブサップが受賞)を含む各賞が関係者に授与されました。(各写真主催者提供)関係者のモチベーションにもつながるばんえいアワード。今年の戦いはすでに始まっております。30日(日)は今季最初の重賞第17回ばんえい十勝オッズパーク杯BG2が行われました。先週今季初戦を快勝し、ばんえい記念を制した王者メムロボブサップが1番人気。ライバルアオノブラックが2番人気。前回青葉特別を制したインビクタが3番人気に押されておりました。前日は乾いた馬場で、砂塵が舞っていた馬場でしたが、未明から午前中までの雨の影響で、馬場は少し軽め。また砂塵も抑えられ走りやすくなっておりました。さらに、砂の入れ替え、そりのズリ金を替えた影響がもろにあった先週でしたが、一開催使われて少し落ち着いてきたところもありました。勝利したのは3番人気のインビクタでした。(主催者提供)第2障害をすんなり越えて、最後まで衰えることなくしっかり歩ききったインビクタ。岩見沢記念はフロックではなかった。ばんえい記念の疲れもなく、昨シーズン後半からメキメキ力をつけてきた印象。春先は走るというデータもありますが、この一線級のメンバーであの走りは、今後の古馬重賞がとても楽しみになってきました。島津新騎手の好騎乗も光ったレースでしたね。(主催者提供)王者メムロボブサップは障害の失敗が響いて8着という結果。昨年は岩見沢記念の4着以外はすべて掲示板内のメムロボブサップがこれほどまでに大敗するとは考えもしなかったですね。解説者曰く、たまに障害でミスをしてこういう敗退することはあるが、昨年は一度もなかったとのこと。午前中までの雨はこの馬にとっては不利に働いたようですし、これで見限る必要は全くなく、また巻き返してくれることでしょう。昨年の競馬を見るとどんな条件でも安定して勝ち負けしていただけに、今回は久々にメムロボブサップの悪い所が出てしまったということでしょう。ばんえいは障害があるだけに、そこで大きくミスをすると大敗につながるということですね。次回古馬重賞は、6月18日北斗賞BG3です。また新たな戦いに注目です。春2週続けて重賞レースが組まれております。7日(日)は第16回カーネーションカップBG3です。牝馬重賞は春のカーネーションカップと冬のヒロインズカップの2レースのみ。今回メンバーもそろって、牝馬の戦いは楽しみしかないですね。サクラヒメ中心の戦いになることでしょう。あとはハンデがどうか。今のところ当日の天気は概ね良好。ただ、前日に雨予報が出ており、そのあたりがどうかですね。5月7日第16回ヒロインズカップぜひご参加ください。。先日4月30日(日)第10レースアサゾラで通算1000勝を達成しました菊池一樹騎手。そのセレモニーが次回5月6日(土)13時30分頃表彰台で行われることになりました。詳しくはこちらお近くの方はぜひ一緒にお祝いしていただければと思います。ゴールデンウィーク後半もばんえい競馬でお楽しみください。
2023年05月02日
今日は耳目社山中が担当します。3週連続で金沢競馬の実況を担当しています。今日は2週目の1日目。今週は大型連休の谷間の平日、5/1&2(月曜&火曜)に開催が行われます。明日2日目のメインレースは、3歳牝馬の重賞・第4回ノトキリシマ賞(1500m)(出走表は→こちら)ここまで無傷の8戦8勝・ショウガタップリが登場。3/19以来の出走、間隔を取って今季2戦目になります。今回はどんなレースを見せてくれるのか、走りに注目です!!3/12に開幕した金沢競馬。年度をまたいで4開催が経過しました。ここまでを振り返ります。重賞は2つ4/ 9金沢競馬移転50周年記念ハクサンアマゾネス(吉原寛人騎手・加藤和義厩舎)4/23HAB杯第33回金沢スプリングカップオヌシナニモノ(吉田晃浩騎手・佐藤茂厩舎)<騎手リーディング>(4/30時点)1青柳正義19勝2米倉 知17勝3栗原大河15勝4吉原寛人14勝(開幕当初は高知期間限定)5柴田勇真13勝ちなみに吉原騎手の連対率は驚異の64.7%!!今日5/1も3クラ騎乗して5着・1着・2着の成績でした。3/31まで高知競馬で期間限定騎乗を行っていた中島龍也騎手も徐々にペースアップしています!!<調教師リーディング>(4/30時点)1加藤和宏32勝2金田一昌21勝3中川雅之20勝4佐藤 茂17勝2着16回5高橋俊之17勝2着13回加藤和宏調教師が開幕から勝ち星を伸ばしています。今日5/1も3勝。その他リーディング上位の厩舎も今日はそれぞれ勝ち星をあげてました。リーディング争いは始まったばかりですが、引き続きこのブログでもお伝えして行きたいと思います。5月は4つの重賞が行われる金沢競馬→2日:ノトキリシマ賞 7日:利家盃 14日:北日本新聞杯 21日:お松の方賞まずは明日のノトキリシマ賞。ご注目下さい!!
2023年05月01日
日曜日担当の高橋華代子です。 4月24日から28日まで南関東競馬は浦和開催が行われました。 1週間を振り返りたいと思います! 24日は南関東最初の2歳新馬戦、ドリームチャレンジ2歳新馬が行われました。 今年から浦和競馬場の新馬戦も馬名入りゼッケンになりましたよ。 森泰斗騎手が騎乗したライゾマティクスが逃げ切り圧勝。 南関東新馬勝ち1号に輝きました!!! ライゾマティクスは父Constitution、母レポゼッション、母の父War Frontという血統の2歳牡馬。 所属は小久保智厩舎。今後の活躍が楽しみですね! 浦和競馬場は新パドック建設の工事中です。 もう来月から新パドックでの観戦、周辺の工事は8月に完成するそうです。 すでにパドックの形は見えているのでワクワクします。 26日に行われた地方交流牝馬重賞のしらさぎ賞は、張田昂騎手が騎乗したスティールルージュ(船橋・張田厩舎)が逃げ切りV。 1年ぶりの勝利で、5つ目のタイトルを獲得しました。 27日のC2クラスで、ロッテ監督の吉井理人オーナーが所有されているリジン(浦和・水野厩舎)が2秒1差をつける逃げ切り圧勝。 これでデビューから無傷の3連勝です!!! ロッテもパ・リーグ同率首位で絶好調ですよね。 いいなと、楽天ファンは思う(^^; 今開催から新商品が発売されていました。 こちらはその中のひとつ。 マスコット・ウラワールつきのボールペン。 早速お仕事で使っていますが、気持ちが明るくなりますよ(*^^*) 浦和競馬場の産品ショップを覗いてみてくださいね。 最後にグルメの話題。 開催中はあまり場内グルメを堪能できないのですが、 今開催は久しぶりに黄色いカレーを食べました。 ミニサイズなどもありますが、めちゃめちゃお腹が空いていたので普通サイズです。 辛いのが苦手な人も、このカレーは甘めで食べやすい。 美味しかった(*^^*) 南関東競馬は5月1日から船橋開催が始まります!
2023年04月30日
土曜日担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。今週から園田競馬はナイターシーズンに突入。開催が水、木、金曜日の3日間に変わります。毎年この時期は生活リズムが変わるので、間違えないように注意しています。※次週のGWのみ火〜金曜日の4日間開催ファンの皆様もお気をつけ下さい。今年の「その金ナイター」も楽天競馬YouTubeライブ配信、ラジオ大阪の生放送があります。私は開幕日の第8、9レース予想会の進行を担当。SKNフラッシュ8の豊田さやかさん、競馬ブックの宮垣優TMと共に番組を盛り上げました。配信中にも話題が出ましたが、おとよさん(豊田さん)と私がコスプレした姿での配信またはイベントが実現するのか?。乞うご期待!!馬券はおとよさんが8レース的中!ワイド1点勝負で仕留めました。直前の第5レース予想会に続き連勝。男性陣は的中なし……。私の本命馬は良いところなく惨敗でした(笑)。配信前にはベルトが切れるアクシデントもあり悪い流れが続きました。↓テープで補強して乗り切りました。昨年のナイター開幕日は雨に打たれながらの実況。2年連続で不運に見舞われました。お祓いしてきた方が良さそうですね(笑)。↓↑1年前 三宅アナウンサー撮影大いに賑わった初日のナイター。GWシリーズはもっと盛り上がるでしょう。★ダートグレード遠征情報 5月2日(火)、名古屋競馬場で行われる第25回かきつばた記念(Jpn3)に兵庫のコウエイアンカが出走予定です。ハンデキャップは53kg。昨夏のサマーチャンピオン(佐賀)は2着。大山真吾騎手とのコンビで初のダートグレード制覇を目指します。 https://www.keiba.go.jp/dirtgraderace/2023/0502_kakitsubatakinen/racecard.html コウエイアンカを管理する保利良平厩舎がYou Tubeチャンネルを開設!コウエイアンカの最終追い切りの動画がアップされています。 https://youtube.com/@ryoh3337 追い切りに跨った大山真吾騎手のヘルメットにカメラを取り付けて撮影されたようです。騎手目線の映像は迫力がありますね。 5月4日(祝木)に船橋競馬場で行われる第35回かしわ記念(JpnⅠ)に兵庫のイグナイタ―が出走予定です。今回は笹川翼騎手(大井)と初コンビになります。 https://www.keiba.go.jp/dirtgraderace/2023/0504_kashiwakinen/racecard.html 土曜日の早朝に最終追い切りが行われました。笹川翼騎手が園田競馬場まで駆けつけて追い切りに騎乗。イグナイターの感触を確かめました。 ↑到着する前に最終追い切りが終わっていたようで馬場には足跡が……(涙)。場内を散歩していた中塚猛調教師に「あー、遅かったね」と言われてしまいました。 初の交流G1制覇期待しています!! ★園田競馬 ゴールデンウイーク開催次回の園田競馬はGWシリーズ!5月2日(火)~5日(祝金)迄の4日間。「園田サマー競馬」がスタート。◎2日(火)、3日(祝水)、4日(祝木) 開門時刻 11時45分 最終レース発走予定 18時30分◎5日(金) 開門時刻 13時45分 最終レース発走予定 20時30分高知競馬の濱 尚美騎手が5月4日(木)から期間限定騎乗を開始!2日(火)に騎手紹介式が行われます。入場制限はなく自由にご入場頂けます!ただし、「指定席券」の発売方法については従来と異なります。詳細は園田・姫路競馬の公式ホームページをご覧ください。http://www.sonoda-himeji.jp/news/img/2023/20230419_0.pdfGWシリーズの指定席券発売方法についてはこちらでご確認をお願いします。http://www.sonoda-himeji.jp/news/img/2023/20230419_0.pdf♦重賞情報 ◎5月3日(祝水) 第24回兵庫チャンピオンシップ(Jpn2・1870m) 3歳馬によるダートグレード競走。翌年からは1400mに距離変更となるため、1870mでのレースは最後になります。過去にコパノリッキー、ケイティブレイブ、クリソベリルなどの名馬を輩出した出世レース。現在、JRA勢が21年連続勝利中。地方勢は2001年のロードバクシン(兵庫)以来の勝利を目指します。 主な出走予定馬(騎乗予定騎手)【JRA】 キリンジ(下原理) サンライズジーク(М・デムーロ) マルカラピッド(小沢大仁) ミトノオー(武豊) メイショウオーロラ(横山典弘) 【他地区】笠松・ミコフランシスカ(松本剛志) 【兵庫】べラジオソノダラブビキニボーイ など ◎5月4日(祝木) 第58回兵庫大賞典 兵庫県競馬「春のグランプリレース」。古馬の中距離頂上決戦が行われます。3連覇を目指していたジンギが怪我で離脱となりましたが、兵庫の中距離戦線を賑わす有力馬達がエントリーしています。 主な出走予定馬ラッキードリームツムタイザンタガノウィリアムエイシンダンシャクアワジノサクラエイシンナセルなど 昨年の姫山菊花賞&園田金盃の勝ち馬ラッキードリームに、復活の2歳王者ツムタイザンも参戦。※4月28日までの情報ですので、出走馬は変更になる場合があります。★楽天競馬YouTubeライブ配信予定◎5月3日(祝水)レジェンド予想会 12時~18時45分https://www.youtube.com/watch?v=m8AmEeZWmaY◎5月4日(祝木)~目指せ万馬券への道~ うまカツ!◎5月5日(祝金)そのだ金曜ナイター中継今年は入場制限がないGWシリーズ。是非本場でレースをお楽しみください!
2023年04月29日
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