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2005年11月21日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
『リチャードを探して』 (1996) LOOKING FOR RICHARD

淀川長治の銀幕旅行
リチャードを探して(初回生産限定) ◆20%OFF! アル・パチーノがシェイクスピアの「リチャード三世」を映画化するにあたって、ストーリィを研究しつつ役者たちの様子を追うというドキュメンタリー・タッチの作品。アメリカ人のシェイクスピアへのアプローチの苦心が興味深い。アメリカ人はシェイクスピアに対してどうしても「気負って」「構えて」しまう傾向にあるという。街頭のアメリカ市民への意識調査も面白いし、役をつかむためにロンドンのGlobe Theatreや、ストラッドフォード・アポン・エイヴォンにあるシェイクスピアの生家にまで足を伸ばしたりしている。名だたる英国シェイクスピア役者や演出家、学者へのインタビューが見もの。:Kenneth Branagh、演出家のPeter Brook、Derek Jacobi、John Gielgud、Vanessa Redgrave、Rosemary Harrisなど。

A・パチーノの念願の初監督作品。全米監督組合でドキュメンタリー部門の監督賞を受賞。 
リチャード三世

ヴェニスの商人
現在公開の『 ヴェニスの商人
異国情緒あふれる美しいルネッサンス期のヴェニスを舞台に描かれた、
シャイクスピアの名戯曲「ヴェニスの商人」をマイケル・ラドフォードがアル・パチーノをシャイロック役に迎え完全映画化。アントーニオにジェレミー・アイアンズを、バッサーニオにジョセフ・ファインズという当代最高の演技派が集結し、ヴェニスでロケを敢行した贅沢な作品。




リチャードを探してアル・パチーノがシェイクスピア作品を演じる?確かに素晴らしい俳優だけど、少し現代的すぎないかなと感じました。 アメリカ人の闇の世界、マフィア役の方のイメージがとても強いです。。いえいえ、先入観を持つべきでないですね。 アル・パチーノはシェイクスピアに強い愛着があり、初監督作品にリチャード王を撮ってるんですから。 『リチャードを探して』では、野心や憎しみに食い荒らされているリチャード王を見事に演じてます。

けれど、一つだけ注意しなければいけないのは『リチャードを探して』 はです。『リチャード3世』の完全映画化版を見たい方はローレンス・オリヴィエの映画がいいようです。『リチャードを探して』では大事なシーンを見ながらシェークスピアの歴史や俳優という職業について楽しく学べます。アル・パチーノは実に楽しそう。彼のシェイクスピアに対する情熱が伝わってきます。 「リチャード三世」をちゃんと読んでみたくなりました。 彼の狙いどおりだな~(笑)どうせなら、彼の演じる仕上がった完成品を見たいトコです。ウィノナ・ライダーのアンや、ケヴィン・スぺーシー、アレック・ボールドウィンと配役も豪華なのですから。 ここまで詳細に劇の解説をされたら、どんなに素晴らしい劇になることやら。 アメリカ人はイギリス人のシェイクスピア俳優には、劣等感があるようなんですね。 ケネス・ブラナーがインタビューコメントで演じ方やら、シェイクスピアについて助言?しています。街頭インタビュー、「華氏911」「スーパー・サイズミー」なんかと同じで、おかしいです。政治問題も健康問題も文芸も、皆で活発にワイワイ巻き込んでやるオープンな風潮がアメリカっぽいです。でも、おかげで、とてもとっつきやすい、シェイクスピア入門作みたいに仕上がってます。



飛躍したアイデアの、<皆で親しもうシェイクスピア>というテーマの年だったんでしょうかね。 

時の娘
リチャード三世題材の小説「時の娘」


監督: アル・パチーノ Al Pacino
製作: アル・パチーノ Al Pacino
マイケル・ハッジ Michael Hadge
製作総指揮: ウィリアム・ティートラー William Teitler
原作: ウィリアム・シェイクスピア William Shakespeare
脚本: アル・パチーノ Al Pacino
フレデリック・キンボール Frederick Kimball
撮影: ロバート・リーコック Robert Leacock
音楽: ハワード・ショア Howard Shore

出演: アル・パチーノ Al Pacino  
アレック・ボールドウィン Alec Baldwin
エステル・パーソンズ Estelle Parsons
エイダン・クイン Aidan Quinn
ウィノナ・ライダー Winona Ryder
ケヴィン・スペイシー Kevin Spacey
ペネロープ・アレン Penelope Allen
ケヴィン・コンウェイ Kevin Conway
ハリス・ユーリン Harris Yulin

【インタビュー出演】
ジョン・ギールグッド
ケネス・ブラナー
ヴァネッサ・レッドグレーブ
ケビン・クライン

【K・ブラナー関連】
ヘンリー5世
から騒ぎ
オセロ
世にも憂鬱なハムレットたち
恋の骨折り損
ハムレット

【K・クライン関連】
真夏の夜の夢  

俳優はディスカッションやリハーサル、衣装をつけての演技をする。街頭インタヴューやシェイクスピアの生家の探訪、シェイクスピア作品ゆかりの俳優のインタヴューが挿入される。『リチャード三世』のストーリーに沿って展開、配役や作品の解釈、シェイクスピアやその作品の解釈、それに取り組む様を浮き彫りにしていく。様々な角度からのアプローチで親しみのある作品に仕上がっている。  



「リチャード三世」あらすじ

内乱の日々が終るが、王弟グロスター公リチャードは平和な時世に疎外感を感じ、密かに謀略を巡らしていた。
手始めにと王が次兄クラレンス公に疑いを持つよう仕向け、ロンドン塔に送り込ませる。さらに、ウォリック伯の娘、殺された前の皇太子の妃だったアンをその憎しみをものともせず口説き落として妻にし、経済的な地盤をも固めようとしていた。

病の床に伏した王が心配するのは、王妃と他の貴族らとの不和だった。和解の誓いを立てさせ、空々しさにも気付かずに安堵する王。しかし恩赦も届かずクラレンスが処刑されたとの知らせにそれも崩れ去る。
不安に右往左往する王妃らを、前王の王妃マーガレットが嘲笑い、自分と同じ悲しみを味わえと呪いを吐きつける。
「血で奪った物は血で失くさせて下さいまし!」

王の死を契機に、リチャードは表立って動き始める。それはマーガレットの呪いが成就する様のようでもあった。
王妃の弟らを投獄して処刑。即位のためロンドン入りした皇太子・ヨーク公の幼き兄弟をロンドン塔へ幽閉。皇太子を擁しようとするヘースティングズ卿も邪魔にならないうちにと処刑させる。
邪魔物らを退けたリチャードは、側近バッキンガム公にロンドン市民らを扇動させ、懇願に押されてという見せかけを取って遂に王位に就いた。

しかし王位は安泰なものではありえない。
周りの誰をも信頼できないリチャードに、周りの心もますます離れていく。皇太子暗殺を躊躇ったことで、右腕だったバッキンガム公とすら決別する。
がむしゃらに地盤を固めようと役目の終わったアンをも殺させ、エドワードの王女エリザベスを娶ろうとするリチャード。しかしかつてのアンのように口説き落とされたかに見えた前王妃は、既に敵対者リッチモンド伯に味方する心を固めていた。

王位を手にしようと兵を率いて上陸したリッチモンド伯。決戦前夜、戦場にリチャードの殺した者達の亡霊が現れ、リチャードに呪い、リッチモンドに祝福の言葉を残して行く。
「絶望して死んでしまへ!」「長く生きて栄えなさい」

運に見放され、配下に離反され、それでも迎え撃つリチャードは死にもの狂いで戦った末に倒れる。

王女エリザベスを妃に、リッチモンドはヘンリー7世王として即位。ここに薔薇戦争は完全に終結を遂げた。

その後もリチャードはロンドン塔にいた先王の息子エドワードと弟ヨークを暗殺、王子達を殺すのをためらったバッキンガム公をも邪魔者扱いする。そんなリチャードに対し挙兵するバッキンガム公。国のあちこちでリチャードを倒すべく兵が挙がり、それに対抗するためリチャードも挙兵。しかしリチャードのもとには彼が殺した人々が亡霊となって現れ「絶望して死ね!」と呪いの言葉をはき、その呪いどおり彼は戦闘中に殺されてしまう。彼の死により長い間続いた薔薇戦争が終結する。






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最終更新日  2005年11月21日 16時10分24秒


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