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2006年07月06日
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カテゴリ: 日本文学
ぬしさまへ
日本橋大店の若だんな・一太郎は、めっぽう身体が弱く、くしゃみひとつとしただけで布団にくるみ込まれてしまう始末で、放蕩なんてことは、夢のまた夢。そんな若だんなを守っているのは、犬神・白沢・屏風のぞきといった摩訶不思議な連中たち。でも、店の手代に殺しの疑いをかけられたとなったら黙っちゃいられない。若だんなの音頭のもと、さっそく妖怪たち総出で調べに乗り出すのだが…。若だんなと妖怪たちが、難事件を次々解決!史上最弱だけど、最強の味方が憑いてる若だんなの名推理。

ぬしさまへ/栄吉の菓子/空のビードロ/四布の布団/仁吉の思い人/虹を見し事
しゃばけ倶楽部







最新刊でないので、なかなか、本屋でも置いておらず、図書館でなんとか借りられました。
「しゃばけ」シリーズ第二巻。『しゃばけ』と『ぬしさまへ』まで、文庫本になってるんですね。
『しゃばけ』は古本屋で、よく見かけました。

第一巻『しゃばけ』は長編でしたが、こちらは短編集。さくさく~っと、読めました。
収録の6編内で特にあげると、「空のビードロ」と「仁吉の思い人」が、特に気に入りました♪

「空色のビードロ」
主人公は、第一巻『しゃばけ』で若旦那が会いたいと願っていた腹違いのにいさん。あまりにも生い立ちの違うふたりですが、どちらも気持ちの優しい人柄で、お家騒動や骨肉の争い、といった展開とは、程遠い作風が、いいな~っと思いました。
さきに語られた、若旦那がにいさんを訪ねて行ったけれど、会えずに終わったいきさつが、今度は、にいさんの視点からの語りとなるので、二人が微妙に近づいていた様子が腑におちます。 

「仁吉の思い人」
主人公は、当然仁吉。仁吉ファンは必読なおはなしのようですね♪
そこで語られる<妖>ならではの千年もの片思いは、なかなかに辛い切ないものでした。ジ~ンとさせておいて、また、もうひとつの種明かしも。

その他のお話も、事件モノでおもしろかったです。
ますます、”小鬼”や”屏風のぞき”といったお馴染みの<妖>たちとのやりとりが楽しいですね♪













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最終更新日  2007年11月28日 10時32分00秒
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