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2009年08月17日
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このミステリーがすごい

山本周五郎賞受賞作

【内容】

休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して―なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?いったい彼女は何者なのか?謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。

【感想】

宮部さんの本に出会って、著作を一気読みしていた頃にはまった本。
だいぶ以前になりますが、最近、また無性に読み返したくなりました。
宮部さんの現代ミステリ、『楽園』『名も無き毒』『誰か』と、最近たてつづけに読みまして、タッチは一緒ですね。面白いです。ルポライター形式なところが読みやすいですね。
『模倣犯』『理由』もまた読み返したくなりました。

『火車』は、バブル真っ盛りか、そろそろ下火になった時期の設定みたいです。

ちょうど、自分も社会人になった頃そうしたカードを利用していたことを思い出しました。
やはり一人暮らしのOLで、お給料のやりくりだけでは、なかなかおしゃれも大変でしたから、カードはありがたく利用していましたね。
最近は、カードはめったに使いません。あとになって、以前の買い物の請求がくるのはとても嫌なものです。

主人公の刑事の目線で、ひとりの女性の軌跡を追います。
謎の女性ということで、東野圭吾さんの『白夜行』の雪乃を連想しちゃいます。
問題の女性が、直接的には全然言葉を発しないし、内面もわからないということが、謎めいていて共通してます。
人物像は、ほとんど彼女の周囲の人々や周辺の出来事からの印象から。
女性のひととなりが、ぼんやりだったのがだんだんと見えて来る。
いつ、何処で、何を、どうして、行ったか。
ひとつひとつの事実の積み重ね。
警察小説での、聞き込みや事件の解明と同等の内容なんでしょうが、そのタッチとも違う、宮部さん独特な語りなんですよね。

そうした証言が、日常的な会話文だからか、すごく引き込まれます。

宮部さん本 感想





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最終更新日  2009年08月20日 19時18分05秒


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