イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

2005/09/27
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バタバタしていて更新滞っておりますが、

食回想録としてお送りします。


どんな風に強烈だったかというと
そこは、フランスではなくコテコテのモロッコだったのでございます。

私達が訪ねたのは義兄のお家。
こちらのフランス在住義兄夫婦とは
ヴァカンス時期が重なることは皆無でモロッコで会ったこともなくDelizia初対面。


奥様はフランスで生まれ、彼女の御両親は渡仏40年のモロッコ人と聞いていたので

勝手な想像をしていたのですが、そのイメージは到着直後からガタガタと崩れ落ちていくのであります。


まず、お家に入って通されたお部屋は...
これは明らかにモロッコであつらえた代物であろうカーテンで飾られた広めのサロン。

そしてその奥の小さめのサロンは、これまたモロッコであつらえたであろう
カバーに包まれた完璧なモロッコ仕様のソファに囲まれておりました~。


ミントティーとクッキーでホッとひと息ついた後
かなり遅い夕食をいただきました。


モロッコの食卓は、みんなで一つの大皿からいただくので
フォークや手からポロリとお料理を落としたり
オリーブの種やお肉の骨をお皿の脇に置いたりで
食後にかなりテーブルの上が汚れます。


それがこちらのお家では柄付き黄緑色だったので写真が見えにくいかもしれませんが...


insalata marocchina


モロッコ風盛り付けのサラダでぇす。
いつも出てくるとハァ~と見惚れてしまいます。
その後、激しく野菜を摂取することに集中します。

でないと、脇から「食べな、食べな!」とひっきりなしに言われます。



あまり食べたくない時、メインを美味しく頂くために前菜は軽く済ませたい時でも
ちょこちょこ皿をつついて連続的に食べているフリをすること。


近年「食べな」攻撃から回避することを学んだDelizia。



お次は

tajine

レモンとオリーブとチキンのタジン。
小さな鶏2羽をまるごと調理してあります。
レシピをご覧になりたい方は→ こちら

日本では鶏1羽まるごと買うことなんて殆どないですが
こちらに来てからは私も当たり前になってしまいました。


そして何故かお皿がいつも、この中国製の藍色の皿なんですよねぇ...。
我が家にも数枚この大皿があるのですが。
モロッコでもいつもお皿は中国製の似通った柄のもの。

彼ら独自の陶磁器文化が発達する以前から
アラブ人と中国との貿易が盛んだったからでしょうか。



しかし、ココはフランスでございます。
私の夫のお兄さん、義兄はモロッコからフランスに来てまだ5年ほど。

つまり、このコテコテモロッコ文化を継承する彼の奥様、義姉の原点は
渡仏40年が経過しているとはいえ、
フランスに一切かぶれずコテコテモロッコ式教育を施したと思われる
彼女の両親なのでございます。

両親は家族とのリラックスタイムはいつもジュラバ(モロッコの日常着)着用。

家族みんなご近所にお住まいの様子。


つまり、これからも家族をひっくるめて激しくモロッコ文化を披露されることになるのです。
フランス休暇記録なのに私の好きなチーズ以外は
フランス的話題につながらない運命なのでした。


つづく。



























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Last updated  2005/09/27 09:52:44 PM
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Comments

Delizia @ Re[1]:モロッコの掟~産後編~(07/25) くんみさん はじめまして。ご訪問あり…
くんみ@ Re:モロッコの掟~産後編~(07/25) レモンの塩漬けのレシピを探していた通り…
Delizia @ Re:おひさしぶりです(07/18) bunさん >しばらく覗いてない間に、お二…
bun@ おひさしぶりです しばらく覗いてない間に、お二人目を産ま…
Delizia @ Re[1]:私の大好物。(07/18) 夏の大空さん >だんなさまの作で暮れる…

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