そゆぶろ

そゆぶろ

2026.08.08
XML
ビット・トレード・ワン(Bit Trade One)から発売されているUSB Cable Checker Liteを購入したのでレビューしてみます。

もともとUSB Cable Checker(無印・2・3)があり、今回は2の仕様を見直して廉価&小型化を実現。これの発売開始をもってUSB Cable Checker 2は市場在庫を残して終売し、このLiteとUSB Cable Checker 3が継続販売となるようです。



​外観







外装は表裏のアクリルプレートがあるくらいで、基板デザインが丸分かりです。ゴム脚付きなのが親切ですね。組み立ては必要なく開封時点でこの状態。電池交換はプレートを外す必要がありますが、マルチツールでも回せるプラスネジなので手軽に交換できます。


接続できるコネクタ形状は、USB-typeA,microB,typeCと少なめ。しかしすべてのポートが同じ側に配置されているので、短いケーブルでも接続しやすいのがメリットになっています。




主なチェック項目は、Wire connectionのLEDになると思います。USB3以上で使われるTX/RXの差動ペアと呼ばれるピンなどは、
Type-Cに存在する 全24ピンから個別に判定表示するのではなく、+-の両方が導通している場合に点灯するようになっています(例:TX1(+線:導通)(-線:断線)の場合、TX1のLEDは点灯しない。どちらが断線しているかをLED点灯パターンから判別することはできない)。

​

​仕様

項目 内容
 電源  コイン電池(CR2032)
 本体重量   約40g
 対応規格   USB Type‑A / Micro‑B / Type-C 
 USB PD   60 / 100 / 240Wを識別
 測定項目   ワイヤ結線
 電源線抵抗値
 CC/Vconn 抵抗
 給電能力
 結果表示   LED点灯

電源を入れるとケーブル抵抗用のLEDが順に点灯する演出があり。画像のように11個のLED全て点灯する瞬間があります(ほんの一瞬です)。


使い方の詳細はGitHub上で公開されていました。LEDの点灯パターンは少々知識が求められますが、基本的には電源を入れ、チェックしたいUSBケーブルの両端を基板上のA側、B側に挿すだけです。

注意点は、結線状態(Wire connection)のようにこのガジェットが実測する項目と、給電能力(USB PD)のようにケーブル側の申告値をそのまま示す項目が混在している点でしょうか。
「実際に測定して、こうだった」と、「読み取ってみたら、そう記録されていた」は似ているようで違います。

​使い勝手と判定例


手持ちのUSB4対応ケーブルの場合、上の写真のように結線は全て点灯。240Wの給電能力にeMarkerの検出など、ケーブルのスペック通り表示されました。
しかしUSB4というLEDはありませんし、最大通信速度を示すLEDもありません。給電能力が60W未満だった場合、具体的にどのくらいあるのかといった疑問にも直接回答はしてくれません。

更に言えば、USB PD 240Wというのはコイン電池と回路から240Wを発生させて確認したわけではなく、eMarkerという内蔵チップが申告する情報を読み取った結果です。



オーディオ用の短いケーブル。このようなタイプでも測定しやすいポート配置になっているのが嬉しいですね。
同じType-Cでも、実際はUSB2.0であろうことが推定できる結線状態であったり、ケーブルによって給電能力の申告内容が違ったりするなどが可視化されます。




長めのケーブルになるとVBUS-GND間の抵抗値が増えるようですね。



Type-A to Cケーブルの場合、CC Pull-up resistor 56kΩが検出されます。



Type-A to microBは、この製品でチェックできるもっとも古い規格です。



↓価格などはこちらから確認できます↓

チェック機能が拡充され、ディスプレイ表示されるUSB Cable Checker 3というのもあります。



さて、内容は上のようなもので、これは決してUSB/Thunderbolt規格を正確に分類したり、特定のピンに発生した不具合を可視化するタイプの製品ではなく、手持ちの主なUSBケーブルを手軽に、大まかに分類・整理するのに役立つガジェットという感じですね。

USB規格について知識があれば、端子の形状でType-何だとか、そこから規格を推定したり、端子内のピン数やケーブルの太さを確認してデータと充電の規格を絞り込めたりする場合もありますが、それは万人にできることではありません。

誰しも自分が普段使う、信頼のおける定番ケーブルというのはあると思いますが、それ例外の普段使わないケーブル(スマホやモバイルバッテリーに付属していたものとか)で代用することもありますよね。
そういうケーブルってどんな素性のケーブルなんだろう?データ通信できるのか、充電だけだとしてもそれはどの程度の給電能力があるのだろうか、などの疑問にある程度答えてくれるのがこのガジェットを持つメリットです。

こうした製品は他にもTreedix製を持っています。使い分けは機能チェックをUSB Cable Checker Lite、不具合特定はテスター用パッドも用意されているTreedix製品という使い分けになるかな?
いや・・・USB4とかThunderboltといった規格情報に関しては、やっぱりTreedixのディスプレイ搭載機(TRX5-0816)を頼らないといけません。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2026.09.26 07:34:53
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: