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2007.11.21

いざいさはや。諫早

(14)

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（昨日までのあらすじ・・・雲仙普賢岳のお勉強を十分にし、元神戸震災被災民の一員として、大変シンパシーを感じたのであった。以上）

南島原市道の駅「みずなし本陣ふかえ」を出る際に、ナビで空港到着時間を見ると、もはや10分程度の猶予しかないことが判明し、私は、有明海沿いをぶっ飛ばしたのであった。しかしながら、コンパクトカーレンタカーである。時速１２０キロ以上はリミッターがついているのか？私の超高級車であれば、時速１６０キロも余裕の安定度で出るというのに、車とはこうも違うものなのか？と、かつて、昭和天皇が酔っ払いをみて「人間は、酔うとああいうふうになるのか」と仕えの者に尋ねた気分になったのであった。そして私は、「あ、そそっ」と言った。

島原市にすぐ入り、国見を通った。国見港から熊本にフェリーで渡った修学旅行を思い出した。何故、国見を覚えているかと言うと、サッカーが強いからではなく、中学校の中の良かったＭが家庭の事情で、国見の親戚の家に一時期預けられることになったからである。修学旅行で国見を通ると彼に伝えると、平日なので、港の一番端に自転車を置いておくので、船から見てくれという手紙を貰った。
　出港したのだが、結局、私は、自転車を発見することは出来なかったが、Ｍには、帰ってから手紙で、「ありがとう」といっておいた。

彼は、小学校６年のとき、唾液の中のアミラーゼを調べるという理科の実験が1時間目にあるということで、用意周到に、朝の朝礼をサボって、唾液を溜めた。ために溜めた唾液は、止まることなく、大量にビーカーから漏れ、クラスメイト全員が逃げた。

彼は、小学校の６年のときの４階の校舎４階から、下を歩く低学年に向かって懸命に唾を吐いていて、喜んでいたのだが、勢い余って、ゲロを吐いた。そこに、偶然、雑巾みたいな顔をした先生が通りがかり、頭から被ったのであった。クラスメイト全員が、窓から顔を引っ込め、ついでに、Ｍから離れた。

そうしながら、諫早市に入った。諫早と言えば、長崎と佐世保の分岐点というイメージが昔からあった。海岸沿いを走っていると、堤防を見た。もしかして、あれは、あの有名な顰蹙の防波堤ではないかと。ケリーさんの兄貴が作ったのだが、ケリーサンの兄貴には恨みはないが、それより、下調べが悪かった。もう一刻の寄り道の猶予もなかったのである。そうか、あの堤防が出来てから１０年か。走り出したら止まらない～ヤクショ。

　長崎県の諫早湾の奥を堤防で閉め切った国営干拓事業が完成し、完工式が２０日、諫早市内で開かれる。着工から２１年、来春からは干拓地での営農が開始されるが、県が目指す環境保全型農業が定着するかは不透明だ。養殖のカキやアサリの大量死など漁業被害も相次いでおり、漁業者らの不信はぬぐい去られていない。
　総事業費約２５００億円。大型公共工事が造成した約６８０ヘクタールの農地は、県が約５１億円で取得。営農希望者に１０アール当たり最初の５年は約１万５０００円、その後は約２万円でリースする。個人や法人から６２件、作付面積で総枠の１・５倍の申し込みがあり、年内には入植者が決まる予定だ。
　県はこれまで約４０種類の作物を干拓地で試験栽培。そのデータを生かすため営農指導センターの設置を検討中で、営農者には有機栽培など環境に優しい農業を義務付ける考え。（共同））
（諫早湾干拓事業で完工式典、漁業者の海上抗議デモも
　２１年を経て工事が完了した国営諫早湾干拓事業の完工記念式典が２０日、長
崎県諫早市の中央干拓地で開かれた。

１９８６年に事業計画が決定し、目的変更や事業縮小、一時中断などの曲折を経た巨大公共事業は、来春から干拓地での営農が始まる。午前１０時から行われた記念式典には、国や長崎県、地元関係者ら約７０人が出席。干拓地での農耕の始まりを記念し、トラクター５台がパレードした。
　一方、潮受け堤防付近の有明海では、福岡、佐賀、熊本、長崎４県の漁業者が漁船約５０隻に乗り込み、「有明海ＳＯＳ！！」の横断幕を広げて海上デモを行った。中央干拓地ゲート前でも、事業見直しを求める約３０人がプラカードなどを掲げて抗議した。福岡、佐賀、熊本、長崎県の漁連や漁協代表も記念式典に招かれたが、特産の二枚貝など不漁が続く漁業者に配慮するなどとして欠席した。
　干拓事業は５２年、長崎県が食糧増産を目的に諫早湾全体を閉め切る「長崎大干拓構想」を発表したのが始まり。漁業者の反対や農業政策の転換を受け、７０年には水源確保などを目的にした「長崎南部地域総合開発事業」に衣替えした。その後さらに規模を縮小し、防災を重視した事業に転換した。
　事業着工後、有明海全体で二枚貝タイラギなど魚介類の減少や養殖ノリの色落ちが発生。漁業者らは「干拓事業が原因」と訴え、工事差し止めの仮処分を申し立てた。佐賀地裁は２００４年、事業と漁業被害の因果関係を認める決定をし、工事が９か月間中断。完工は当初予定の０６年度から１年遅れた。
　佐賀地裁では、潮受け堤防撤去などを求める裁判が係争中。長崎地裁でも同事業への公金支出差し止めを求め、漁業者らが長崎県を相手に裁判を争っている。
　干拓農地は、同県農業振興公社が国から一括購入し、入植者を公募してリースする。６２の個人や法人から公募面積の１・５倍にあたる計９９６ヘクタールの申し込みがあり、年内に入植者が決まる。
（2007年11月20日12時14分??読売新聞））

　諫早も、市内を抜け、佐賀県との県境に、小長井町というのがある。そこの名物は何か分からないが、あるのは、国道（県道か？）沿いの道にある、果物バス停留所である。

いちごは好きですか？スイカは好きですか？メロンは好きですか？トマトは果物ですか？それとも、熟してないトマトではなく、柿ですか？柿は果物、ですよね。

兎に角、空港に着いたのは出発１５分前であった。