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トイモイ

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2008.03.01

１年半かけてきた仕事がようやく終わり、家に帰り、テレビをつけると、サブプライムローンによる、ドルの暴落それに付随する暴落というニュースをやっていた。テレビは半分壊れているので、よく見えないので、どちらかというと、テレビを聴いているというイメージなのだが、まあ、そんなことは、ここでは不問とする。
　よくよく考えたら、サブプライムろーんとは、英語に直すと、低所得者向けローンのことであるが、英語を分解すると、サブ＝副、プライム＝主、第一の・・・意味が不明だ。

これが無茶苦茶なローンということを聞いているが、具体的に調べてみると、審査ほとんどなしで、貧困ラインギリギリ程度の人間に、５０００万円を貸し出し、月々の返済が３０万円といったものである。最初の2，3年は元本据え置きだが、その後金利は、１０～１５パーセントに上がるといったものだ。払えない場合は当面、金利は後送りされ、借金が雪達磨式に増えていくという仕組みだ。少し考えれば、破綻することは、分かるし、頭のいい支配層はわかってやってたのであろうが、不動産ブームでかつての日本バブルのときのように、大半の人々の目が曇っていたのであろう。

サブプライムの対象者は、1年以内に1ヶ月以上の滞納をしたことのあるもの、破産宣告を５年以内に受けたことのある者、２年以内に抵当権実行された者（例；家のローンが支払えずに、担保の家を取られた）、返済負担率が５０パーセントを超える者（例；月収が３０万円で返済が１５万円以上）である。無茶苦茶である。まさに、貧困層をクイモノにしたろーんであり、ヒスパニックや黒人の住宅ローンを借りている半分がサブプライムローンだ。

　初めてアメリカに行った時に、一番びっくりしたことは、少し差別的にいうと、黒人が働いていたということもあるが、それよりも、太った人がかなり多いということであった。この前もその前も、やっぱりそう感じた。太っていることは豊かさの象徴ではないということも、すぐに分かった。貧困そうな人が、太っているのである。

ハルジ氏によると、一番太った人が多い都市はヒューストンだということを聞いたが、州でいえば、ルイジアナ、ミシシッピ、ウエストバージニアが肥満率が高いという。これは、栄養価の高すぎるジャンクフードのせいで、貧困がゆえに、フードスタンプでジャンクフードの支給をされているからのようである。

貧困がらみでついでにいうと、この前、サンディエゴに行ったことは、もう２回ぐらい書き込んだが、そこには、海兵隊や軍隊が多いことも２回ぐらい書いたが、近年は、ベトナム戦争のときのように、最前線には黒人が行かされるということでもなくなってきているそうなのである。アメリカは現在も、イラクなど戦時国家である。

規制緩和により、戦争も自由化であり、商売であり、愛国心もへったくれもない。貧困でもう戦争にいくしかしかたないぐらいである。もっと酷いのは、トラックの運転手とかで、海外勤務とかいって雇われた人々である。（正月にはロサンゼルスのサンタモニカビーチに眠るイラク戦争戦死者を祭っていたが、戦死した兵士より、行ったことにより精神に異常をきたし、死んだ人の方が多いとＣＢＳは報じている）