野山系の行政書士が書く楽天日記

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2004年02月28日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 家系図作成の看板は代書業とともに行政書士になる前から続けています。郷土史を研究する私にとってはいわばライフワークなんです。
 一時期、行政書士MLなどでも職務上請求書を使っての家系図作成の賛否が話題になっていたことがある。意見の多くは否定的であった。じゃあ、あんたはどうなの? と問われると、いくらなんでも職権請求はまずいでしょうね、と答えることにしている。
 江戸時代の身分が記載されていた壬申戸籍が封印されたので(昭和40年代)役所の戸籍で遡れるのはせいぜい幕末、嘉永年間あたり限度。その先を辿ろうと思えば各自の家にある過去帳に庄屋や寺院に保管されている人別明細書や寺請け寺送りなどの公文書、蔵屋敷に潜む古文書ということになる。探そうと思えばまだまだほかにもある。たとえば神社の奉納品や絵馬に玉垣、また名前や家紋や墓なども重要だ。
 依頼者にはいつもこう言います。
「私はメンデルの法則のような家系図には何ら興味はありません。そんなことは重要でもなんでもないからです。大事なのはそうした図式ができた過程なんです。人は出会いを繰り返しながら生きています。出会いの中で夫婦になって、出会いの中で子が生まれ、親子の縁ができるくるわけです。そうした出会いを探りたい、その出会いの面白さといいますかそうしたものに関心があるのです。
 また家系図を辿ることで人の生き様が垣間見えてもきます。たとえば、あなたの三代前、つまりは曾祖父が岡山から大阪に出てきた。なぜでてきたのか? 知りたいと思いませんか? なぜなら大阪に出てきたからあなたの祖父と祖母が夫婦になってあなたのお父さんが生まれたんですから。岡山にいたらあなたはいなかったわけだ」

「ご先祖が改名をしているんですが、どうしてでしょう?」
 よくある質問です。当時の制度がわかれば簡単にわかることです。答えを言いましょうか?
 明治になって徴兵制度(平安京に遷都した桓武天皇が廃止したんですね)が復活しましたよね。国民皆兵を標榜していますが、長男は兵役を免除されたんです。つまり次男であっても改名すればよかった(ただしそのためには多額のお金がいった)。多額のお金、そうですよね、もしご先祖が改名されているなら、かなりのお金持ちだったということが事実としてわかるんですね。


 ではどうやって取得するのか? もちろんご本人に取って頂きます。傍系はご本人が理由を言って傍系に取って頂くようお願いしてもらってます。よほど偏屈な方でない限り、たいていは引き受けて下さいます。元はといえば親族ですからね。その際傍系の墓前や霊前に手を合わすことをわすれないようにご注意します。
 普段は交流のない傍系宅で思わぬ発見をすることがあります。ご先祖の写真や書いたものを見つけることがあるのです。これは大いにあり得ますのでみなさんも試してみて下さい。どうしてここにこんなものがあるの? なんて驚きの発見をすることもあります。でも考えてみれば不思議でもなんでもないことなのです。だってそうでしょ、今は親族つき合いはしていないが、ご先祖の時代は切っても切れない血縁の仲だったわけですから。
 家系図を作っただけでは私の仕事は半分も終わっていません。私の仕事はむしろこれからなのです。集めた資料に基づいて歴史考証をし、足らないところは肉付けし「ご先祖物語」を作成することなのです。ご希望があれば一冊の本にもいたします。
 有史以来絶えることなく流れてきた血脈、ご先祖の歩んだ足跡を一冊の書物にして後世に残してゆく、とても意義ある大事なことだと私は思うのです。





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最終更新日  2004年02月28日 10時06分56秒
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