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2004年06月06日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 今日は七人制ラグビーの試合がある。娘は早朝から出て行った。私もまもなく試合会場となっている花園へ向かうつもりだ。
 花園と言っても「お姉ちゃん」がいる花園ではない。こちらは高校ラグビー球児の聖地「花園ラグビー場」のことである。
 その昔、ラグビー狂の秩父宮殿下が大阪から奈良へ移動するのに大機鉄道(近畿日本鉄道)に乗車、東花園あたりを通過中、車窓に広がる田園風景を眺めながら側者に、「このあたりにラグビー場をこしらえてはどうか」とつぶやかれたのがその始まりとか。
 地名の由来だが、花がたくさん植わっていたから花園ではないらしい。このあたり(中河内地方)から八尾にかけては「河内木綿」が盛んな土地だった。花が満開になり、収穫時期を迎えるころに、風でも吹けばそれこそ「綿帽子」が宙で乱舞し、あたり一面、まるで濃霧のような白い霧で覆われた。私も幼少ではあったが、白い綿帽子が乱舞しているところをかすかにだが覚えている。
 住んでいる人にとっては洗濯物が汚れるのでたいそう困っただろうが、車窓から眺める人にとって、それはそれは蛍の乱舞にも匹敵するようなきれいな情景だったに違いない。
 蛍の乱舞といえば、なんといっても宮本 輝の「螢川」だろう。小説の舞台は富山。竜夫(主人公)は中学生。事業に失敗した父親の代理に父親の友人にお金を借りに行ったりする。英子という同級生にほのかな恋情を抱いている。巨大鯉を捕まえようとして同級生が死んだリする。そして老人との約束「蛍の乱舞を見せてやる」と英子と老人と三人で夜道を山深く入っていく。

 おびただしい光の粒が一斉にまとわりついて、それが胸元やスカートの裾から中に押し寄せてくるのだった。白い肌が光りながらぼっと浮かび上がった。竜夫は息を詰めてそんな英子を見ていた。蛍の大群はざあざあと音を立てて波打った。それが蛍なのかせせらぎの音なのか竜夫にはもう区別がつかなかった。このどこから雲集してきたのか見当もつかない何万何千万もの蛍たちは、じつはいま英子の身体の奥深くからたえまなく生み出されているもののように竜夫には思われてくるのだった。「螢川」宮本輝より抜粋


 おそらくは、
「ミスをしてはいけない」
「念には念を入れて」
「ちゃんと六法で調べてから」
 というように、自らが「責任」という言葉に呪縛されているからだと思う。





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最終更新日  2004年06月06日 09時14分42秒
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